Presented by B.B.C./Biwako Bass Communications

Editorial
Vol.52(06/02/01)

口コミのパワー

 今年のフィッシングショーでは面白い実験をやってみようと思う。FLWツアーに向けてアメリカへ出発した下野正希プロが突然帰国した件については、いろんなところで噂や伝聞、憶測が流れているが、その本当のところをショー会場で口コミで伝える実験をする。本当のことを伝えようとする善意のパワーが、根も葉もないデマや悪意による誤情報を打ち消すことができるかどうかの実験だ。

 間違った噂話や憶測が流布される原因の一つとして、本当の情報がなかなか出てこないことが上げられる。情報が出てこない理由としては、情報伝達システムの欠陥、メディアの能力不足、隠蔽体質、受け手の無関心などがある。今ほしい情報が出てこないから、推測や憶測がまことしやかに伝えられ、ここをチャンスと自称情報通や業界筋が暗躍し、根も葉もない噂を拡げて回り、情報の混乱が疑心暗鬼を熟成する。その結果、どういうことになるか。もうどうでもいいやという無関心が蔓延し、ジャーナリズムのかけらもない営利一筋のメディアが増殖し、隠蔽体質がさらにはびこる。無知と無関心の無限連鎖の完成である。

 一般のバスアングラーにそれを押し返す力はあるのだろうか。口コミ、ネット、一般メディアへの投書、有力組織への働きかけなど、利用できるツールはいろいろある。フィッシングショーOSAKAではこれらの中から口コミとネットが現在どのような関係にあるか、パワーバランスはどのようなものか、最初に口コミで伝わった情報がネットにどのように伝播していくかを観察する実験をしてみたいと思う。

 情報の起動スイッチとしては、毎年のフィッシングショーでお約束の合い言葉を利用させていただく。今年の合い言葉プレゼントは、物ではなく情報。合い言葉を正確に言っていただいた方には、突然帰国した下野プロのその後の消息をお知らせする。その情報をどう扱うかは、皆さんにおまかせ。手段は問わない。携帯電話、メール、ブログ、ホームページ、何を使ってもいいから、できるだけ正確な情報を広めていただきたい。

 こういった噂話は、フィッシングショーの裏情報としては非常に好まれるから、物知り顔でまったく違うことを言う人がたくさんいるかもしれない。このページをごらんになった皆さんは、できることなら最初に正確な情報を確認してから、噂話にアクセスされることをお勧めする。知り合いに情報通や業界人がいるのであれば、まず本当の情報を確保してから、その人に「下野プロのこと聞いてますか?」とカマをかけてみるのが面白いかもしれない。そうすれば、相手が本当に信頼するに足る人物であるかどうかを見抜くことができるだろう。

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