Presented by B.B.C./Biwako Bass Communications

Editorial
Vol.59(06/04/24)

先週のかわら版から

 先週は某BBSで話題になったおかげで当バシングかわら版Editorialへのアクセスが上がるわ上がるわ……なんてことはまったくなく、いたって平常通り。週前半は2カ月ぶりに更新した格言、名言、箴言が僅差で上回る珍現象まで見られた。これとて両ページの内容とはあまり関係なく、鋼錬効果としか言いようがない。Editorialは4月20日からの連続更新でなんとか落ち着く所へ落ち着いた。この調子でがんばったら、そこそこ人気ページになるかもしれないが、なにせ気分とノリと天気が悪い日の暇つぶしでやってるだけだから、あまり期待しない方がいい。おまけに人気ページと言ったところで、当サイト内に限ってのたかがしれた話だからね。それを勘違いして、どこかの大臣みたいにがんばり過ぎて急性肺炎で入院して釣りに行けなくなっては困るから、ほどほどにしたいと思っている。

 先週は、杉戸繁伸の琵琶湖ガイド情報、ケンタのブログのようなもの、両ページのアクセス争いが熾烈を極めた。99年秋から連載を続けてきた杉戸プロに対し、関根健太プロの連載は3月にスタートしたばかり。いわば老舗メディア関連会社と新進IT企業の対決のようなものだが、2人はご存じの通り年齢、キャリアともに近く、琵琶湖のフィッシングガイドとしては枢要な存在でありながら、バスフィッシングメディアにはこれまであまり登場しなかった点でも共通している。つまり、バスフィッシングバブル以前からバブル中、バブル後を通じて世の浮き名にとらわれることなく、一貫して地道にガイドを続けてきたわけだ。また、バスフィッシング以外の釣りも大好きで、寝る間を惜しんで釣りに行き続けているという共通点もある。ここ数年のうちにガイド業を始めた有名バスアングラー達とは一線を画する異質な存在と言ってよかろう。

 そんな2人のアクセス争いのきっかけは、ケンタのブログに釣りデータのページを設けたことだ。ほとんど毎日のように釣りに行ってる関根プロの釣りデータを頻繁にアップすればアクセス数は伸びる。これはきわめて当然のことだが、毎日釣りに行ってるアングラーにしかできないことでもある。もちろん釣りレポートをアップしたときほどのアクセスは期待できないが、9日以降、釣りデータをアップするたびにアクセスが伸びて琵琶湖ガイド情報を急追。別に仕事があって休みにしか釣りに行けない杉戸プロにとって、これは関根プロがサイト管理者と共謀して最大の弱点を突いてきた追い落とし策と取れなくもない。琵琶湖のガイド仲間で大の仲好しの2人は、実は最大のライバル同士でもあるから、こうなるとただではおさまるわけがない。毎週のガイドの結果くらべと並んで気になっていたアクセス争いの種火にガソリンをぶちまける結果になったとしても不思議はないわけだ。実はサイト管理者は最初からそれを狙ってたんじゃないかとの噂もあるが、その件に関してはノーコメントとさせていただく。

 そこで策を練った杉戸プロは、シマノ3兄弟の塚本謙太郎さんを起用するという奇襲攻撃に出た。普通なら週1回の更新が、これで週2回になる。対抗する関根プロも週2回更新。こちらは7日分の釣りレポートを2回に分けて更新するという真っ向勝負。うち琵琶湖ガイドは6日、ソルトが1日。その更新の仕方がすごい。12日から19日までの8日間に7日釣りに行ったレポートを貴重な釣りの合間の18日と20日に書いて送ってきた。杉戸プロのレポートも同じ18日と20日の夜遅く届いた。これが偶然の一致なのか、2人が相手の様子を探り合った結果なのかはわからないが、2人がそこまでするんだったらこちらも受けて立ってやろうじゃないのと両ページを同時更新。その経緯はVol.56で詳しくご報告させていただいた通りである。

 関根プロはレポート更新の合間にも釣りデータを毎日送ってきた。17日から23日までの1週間、更新がなかった日はない。釣りデータはコンパクトな情報であるが、それを釣れた日も釣れなかった日も毎日発信し続けるのは、ガイドとしてのリスクを考えると、なかなかできることではない。そんなことができるのは、釣りが本当に大好きだから、その情報を皆さんが釣りを楽しむために可能な限り活用していただきたいと思えばこそである。でなかったら、釣れたときの情報だけ出したり、掲載を遅らせたりする方が安全で楽だもんね。

 だったら釣れた場所も教えろよという人がいるかもしれないが、場所をそのまま出すと、そこへ行けば釣れると思ったアングラーが集中して釣れるものも釣れなくなってしまう。その影響は情報の発信者本人に留まらない。そのあたりのことも考慮して、場所については漠然とどのあたりか、水深は何mぐらいか、ウィードかストラクチャーか、ウィードならどんなウィードかというレベルに留めている。これだけでも自分で考えてバスを釣ることができるアングラーにとってはとても貴重な情報だし、本当に面白くバスを釣ろうと思ったらこれで必要十分条件は満たしているはずだ。

 場所の情報については、およそこんなところが10年近くホームページで情報を発信し続けてきた経験から得た扱いの基準である。もちろん岸釣りについては別の基準があるし、他のいろんな情報についてもそれぞれの基準がある。また、その基準は一つではないし、がちがちに固まったものでもない。時と場合でかわることがあるし、状況によってはそれをあえて踏み越えることもあり得る。そういう性質のものだということをご理解いただきたい。

 そのような慎重な判断をしつつ、釣りデータの更新を重ねた結果、先週はついにケンタのブログへのアクセスが琵琶湖ガイド情報をわずかに上回った。時間ごとのユニークユーザー数の週間集計の話である。それだけでなく、両ページは琵琶湖の湖底からをも上回る結果となった。ライバル同士ががんばって、お互いによい結果が出た好例と言うべきであろう。

 なお、両ページの21日の更新については、トップページへの掲載の仕方による影響をできるだけ排除するため、更新と同時に琵琶湖情報に同じように写真付きで掲載し、23日午前11時頃、同時に琵琶湖情報から外した。19日の同時更新のときは、いろいろ操作しながらデータをチェックしたが、21日の更新についてはできるだけ公平を期したわけだ。同じ理由から、トップページには2人とも同じようにバスを持ってる写真を掲載した。バスの大きさが違うのは、たまたま関根プロが釣ったバスの方が1cmだけ大きかったものは仕方ないということでご容赦を……。まあ、データを云々するなら最低でもこれぐらいの気は使わないといけないということだ。

 というようなことで、波乱の1週間は終わった。塚本さんとタッグチームを組んだ杉戸プロは、次はどんな作戦を考えてくるのか。もしかしたら桐山孝太郎プロまで巻き込んだ3人タッグチームを編成するか。それを迎え撃つ関根プロは、今以上に釣りに行く日数を増やすことはできないはず。だったら次は1日にバス&ソルトを強行して自滅覚悟の凶器攻撃に出るか。あいかわらずマイペースで1位をキープし続ける店長つり日記のてんちょは、さらなる安定1位を目指して最も得意とする場外乱闘に持ち込むか。今後の展開が大いに楽しみである。

Bassingかわら版Editorialのバックナンバーへ