Presented by B.B.C./Biwako Bass Communications

Editorial
Vol.84(08/07/07)

asahi.com全国アクセスランニング

 asahi.comのマイタウン長野に7月5日付で掲載された「今だ! ブラックバスやっつけ隊」というタイトルの記事が翌6日の全国アクセスランキングで1位になった。記事の内容は諏訪湖の漁業者がバスの稚魚を手網ですくって駆除しているというもので、衝撃的な新事実を伝えているわけではない。


 それがなぜ全国のローカル記事の中でアクセストップになったのか。ひとえに「ブラックバスやっつけ隊」という詐欺まがいのコピーが好奇の目を集めたのではなかろうか。なぜ詐欺まがいかと言うと、記事の内容は漁協組合員がバスを駆除しているというだけで、そのための特別部隊を編成したとか、そんなことは何も書いてないからね。こういうのを誇大タイトルという。これがコマーシャルだったら、公共広告機構が問題にするところだ。


 そんな記事の中に面白いことが書いてあった。「同漁協によると、ブラックバスやブルーギルなどの『害魚』は00年に急増した。原因は(1)釣り人による密放流説(2)ワカサギの稚魚移入に伴う混入説(3)大水による上流湖からの侵入説など諸説ある」(同記事からの引用)


 大朝日がたとえわずか15文字ではあるにせよ「ワカサギの稚魚移入に伴う混入説」なんてことを書いた記事を通して掲載するなんて、ちょっと前までは考えられなかったよね。この部分がたくさんの人の目に触れたことが、誇大タイトルの最大の成果ではなかろうか。混入説はほかにもいろいろあるので、朝日の今後の健闘に期待したい。

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