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■06/12/15

アニメ攻殻機動隊Stand Alone Comprexシリーズ第3弾Solid State Societyのエンディングに近いシーンで、公安9課のリーダー、トグサの「我々のできることっていったい何なんですかね」という質問に対する荒巻課長の回答。正確には「一つだけ言えることは、我々はみずからの律するルールの中で不条理に立ち向かっていくしかないとうことだ」と言う荒巻に対して、トグサは独り言のように「願わくば成長した彼らが将来、個のポテンシャルを上げて我々が出せない答を見付け出してくれることを祈るばかりだ」と返している。

■06/11/16

「I STAND ALONE」というのは攻殻機動隊ではなく、それよりもはるか昔に喜劇王チャーリー・チャプリンが自分の姿を描いたイラストに添えた言葉。このイラストを紹介したNHKの番組「プレミアム10・チャプリン世紀を越える」では「我が道を行く」と訳されていたが、英語の意味をじかに受け取る方がはるかに含蓄が深い。攻殻機動隊Stand Alone Comprexの「Stand Alone」とは、まるで正反対に位置する言葉のようだ。

■06/09/09

「魚の楽しみを知る」というと、いかにも風流なようだが、実はそれどころではない。以下は月洞譲著「老荘思想入門」(PHP文庫)による解説。「荘子の親友に恵子という論理学者がいた。この二人の間にもいろいろな逸話がある。《荘子と恵子が濠水の橋の上を散歩した。荘子「白魚が悠々と泳いでいる。楽しそうだなあ」 恵子「君は魚ではない。どうして魚の楽しいことがわかるか」 荘子「君は私ではない。どうして私に魚の楽しさが、わからないということがわかるか」 恵子「なるほど私は魚ではない。もちろん君のことはわからない。しかし君も魚ではない。魚の楽しみがわからぬことは、決定的だ」 荘子「では、初めに帰って考えよう。君が、『君には魚の楽しみがわかるはずがない』と言ったときは、私が魚の楽しみを知っているかどうかをわかっているつもりで問うたのだ。それだから私は、橋の上で魚の楽しみがわかったのだよ」》この一章は、いわゆる『濠上問答』として有名である」 荘子は紀元前3〜4世紀の宋の思想家。今から約2300年も前の思想が文書で伝わってるというのもすごいが、「魚の楽しみを知る」人に、そんなことわかるはずがないなどと論争をふっかけたがる輩の新たな居場所が2300年後のデジタルの時代になって創出されたのは、実に興味深い現象と言える。2300年の間に人はどれほど賢くなったのか。今から2300年後の人達は、これをどのように評価するだろうか。

■06/06/22

J.D.サリンジャー「ライ麦畑でつかまえて」からの引用で、原文は「I thought what I'd do was. I'd pretend I was one of those deaf-mutes.」(白水社文庫の和訳は「僕は唖でつんぼの人間のふりをしようと考えたんだ」)。アニメでは「or shoud ! ?」の部分が付け加えられ、「僕は耳と目を閉じ口をつぐんだ人間になろうと考えた、か、ならざるべきか」と訳されている。

■06/05/08

WBSホームページに5月8日付で掲載された吉田幸二さんの人気連載「霞オヤジの罵洲雑言その660 三ケ月連続の釣り教室」で釣り教室への希少意見について。「それにしても、世間の連中は口さがねぇな。人の行為をあれこれ言いたがる連中ばっかりだ。オレの耳にも入ってきたよ。『釣りを教えるなら餌釣りからだよ』ってぇ講釈が。講釈師見てきたような嘘をつき。そう言われる前にその口を噤みなせぇ。今どき『釣りは餌釣りからだよ』てぇー考え自体が老化現象だ」「だったら、お前さんが企画して餌釣り大会でもやりなされよ。それに対して『餌釣りかっ!』なんてことをいう人は、絶対におらんよ。オレは自信を持って言えるね。でも、ルアー教室とか、バス釣り教室になると、訳のわからんアンポンタンから非難轟々なのはどういうわけだ?」「ルアーじゃ駄目だとか、海釣りの方がいいとか、餌釣りを教えなくちゃいかん・・・・・・などの能書きを垂れたり、文句を言いなさるお前さん、アンタが良いと思う釣り教室を責任を持って自分で開催すればいいってだけのことだよ。オレたちに負けずに釣り教室を開きなせぇ。思いを込めて! あれこれ言えるのは、それからだぜッ旦那」引用が長くなったが、もっと引きたい部分がたくさんある文章なので、ぜひ原文にあたっていただきたい。53PickUP!や常陸川水門魚道設置署名運動はいまさら言うに及ばず、実践派の自信にあふれた胸のすく文章である。

■06/04/15

人気アニメ映画「劇場版鋼の錬金術師シャンバラを征く者」の冒頭に出てくる主人公エドワード・エルリックの台詞。この少し前には主人公の弟アルフォンス・エルリックの「人を幸せにしない科学なんか科学じゃない」という台詞も出てくる。アルフォンスはちょうど1カ月前に死んだ下野さんちの飼いネコあるぽんの本当の名前。だから鋼錬を観るたびにあるぽんのことを思い出す。これは関係ないか!? まあ、やっちゃったことは仕方ないとして、問題はどう責任を取るか、どう始末するかなんだけど、これが難しいんだよねー。おまけに責任を取るどころか、自分達がやったことを他人のせいにして、なかったことにしようとしてる人達が世の中のあちこちにいる。そのお先棒かついで人を幸せにしないどころか不幸にしてる科学者なんか科学者じゃないよ。

■06/02/15

この言葉をキーワードにGoogleで検索したら、出てくる出てくる。「OUT of ORDER〜嘘つきは政治家の始まり〜」というタイトルのコメディーのお芝居まであるそうな。つまり、一般市民にとって政治家が嘘つきだっていうのは、ごくあたりまえの認識なんですな。バスアングラーの代表者を見事に裏切ってくれた、どこかの県の人のよさそうな知事を俎上に、この人は正直者と思うか嘘つきと思うかなんてアンケート調査したら、それでもやっぱりその県では、正直者と思うって答える人が多いんだろうか。

■06/01/26

司馬遼太郎の「街道をゆく9信州佐久平みちほか(朝日文庫)」中、「潟のみち」から引用。文庫の表記では「蒼」はサンズイに倉で、「蒼海変ジテ桑田トナル」との記述もある。信濃川河口の広大な湿地を一大穀倉地帯に変貌させた開拓農民の血のにじむような努力。その田地を農協の不動産部が宅地として売りさばく時代状況を作者は、「このことは、潟が陸地になった以上に蒼桑の変であるといえる」と見事に表現した。滋賀県が琵琶湖の環境をたった30年前に戻すとしか言えない理由も、この4文字が言い尽くしている。それにくらべれば堅田内湖の工事なんて、爪楊枝の先のささくれにも足りない。

■06/01/18

ライブドアの株価不正操作疑惑により、05年9月の総選挙で無所属の堀江貴文社長を支援した小泉政権に悪影響があるかもしれないというasahi.comの1月18日付記事。同選挙前の民主党代表との会談で「堀江氏は郵政民営化法案に賛意を示し『強い者をより強くしていく政策が必要だ』。同席者によると、堀江氏はその場で『国民は馬鹿だから』という言葉を5回言ったという。この会談を最後に、民主党は堀江氏と距離を置いた経緯がある」選挙のはるか後でこういうことを書かれてもねえ。釣りの世界にも「釣り人はバカだから」なんて言いながら利益誘導してる人達や組織、それと組んでるメディアがありはしないか!?

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