琵琶湖の湖底に流れ着いたバスフィッシング関係のいろんな情報をお届けします。中にはヘド
ロの底からすくい上げた情報もあります。このコーナーの情報はすべて信頼の置けるニュース
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琵琶湖の湖底から
(2009/03)

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09/03/31

■サクラ見ごろ 新宮市の丹鶴城公園(南紀州新聞ネット版)
 新宮市の丹鶴城公園(新宮城跡)のサクラが見ごろを迎えている。連日、家族連れなどが訪れ、満開のサクラの下で弁当を広げて春を満喫している。
 公園にはソメイヨシノ180本、シダレザクラ42本、ボタンザクラ5本、ヤマザクラ5本、カンヒザクラ3本の計235本のサクラが植栽されている。
 午後6時から11時までちょうちんが点灯されており、夜ザクラも楽しめる。

■琵琶湖再生法案概要に合意 自公のPT 今国会提出へ(京都新聞電子版)
 自民、公明両党の琵琶湖再生に関するプロジェクトチームは31日、国会内で会合を開き、琵琶湖の水質改善や生態系の回復に国と自治体が一体で取り組む「琵琶湖再生法案」の概要に合意した。各党内での手続き後、今国会に法案を提出する。
 プロジェクトチームは滋賀県選出の国会議員を中心に9人で構成。これまでの会合で出た意見を踏まえて修正された内容を全員で了承した。議員からは「近畿圏全体の問題という大きな視点でとらえることができた」との好意的な意見が出された。
 法案は環境悪化が進む琵琶湖を豊かな湖によみがえらせる狙い。国の財政支援を受けて県は新たに琵琶湖再生計画を策定、内湖の保全やカワウの防除を進める。

■ぼてじゃこ 琵琶湖に復活を 市民団体が放流計画(京都新聞電子版)
 外来魚の食害などで壊滅状態にある琵琶湖のぼてじゃこ(タナゴ)を取り戻そうと、市民団体が人工的に増やしたタナゴの放流を計画している。漁業対象以外の魚の計画的な放流は琵琶湖ではほとんど前例がない。課題も多いが、市民の手で湖のにぎわいを戻そうと意気込んでいる。
 市民や研究者でつくる「ぼてじゃこトラスト」が昨年から進めている。これまでに、琵琶湖でほぼ絶滅状態にあるイチモンジタナゴの人工増殖に着手。琵琶湖博物館(草津市)から親魚を借り受け、人工の池で増殖に成功した。次のステップとして自然界への放流を目指すことにした。
 現在、タナゴを増やすための池を新たに掘ったり、協力者から借り受けるなどして、増殖拠点を整備しつつある。
 しかし、安易な放流はえさや住みかの競合、交配による遺伝子のかく乱で、既存のタナゴを脅かす恐れがあるとされる。日本魚類学会は、善意といえども放流は極めて慎重にすべきとしてガイドラインを設けており、同トラストはこれに沿って放流を検討する。
 放流の是非を市民ぐるみで考えようと、2月にはシンポジウムを開いた。会場の50人に「琵琶湖に戻ってきてほしい魚」を尋ねたところ、モロコ、フナを引き離してタナゴが1位に。放流はほぼ全員が支持したが、「復元より前に保全のあり方を話し合うべき」「生態系への影響が心配」などの意見もあった。
 遠藤真樹顧問は「かつてたくさんいた魚たちの復活に向けて道筋をつけたい。最終的に琵琶湖に放したいが、まずはため池などで数を増やしていく」と話し、増殖に協力してもらえそうな池を探している。

09/03/30

■09年度には本線着工 高速道路・田辺−すさみ間(紀伊民報AGARA)
 和歌山県上富田町朝来の上富田文化会館で28日、高速道路田辺―すさみ間の早期開通を目指した決起集会があった。二階俊博経済産業相は「用地買収の進ちょくはほぼ3割に達した」と述べ、2009年度には本線の工事に着手できる見通しを明らかにした。
 田辺西牟婁地方の首長や議会議長らでつくる高速道路田辺・西牟婁整備促進協議会(会長=真砂充敏田辺市長)が主催。仁坂吉伸知事や周辺市町の首長、県選出の国会議員らが出席し、高速道路の重要性を訴え、15年までの早期開通を呼び掛けた。
 真砂市長は用地買収について「09年度でほぼ完了したい。田辺市内は予定どおり用地買収が進むのではないか」と話した。
 仁坂知事は、県内の高速道路の整備の遅れを指摘し「自由に動けない状況では他府県と競争できない」と説明。「この機会に協力を得て一気に造らないと永久に機会が失われ、取り残される恐れがある。全力を挙げて紀伊半島一周の高速道路を完成させたい」と訴えた。
 二階俊博経産相は「用地は3月で約3割確保でき09年度は本線に着工できる。15年の国体までの開通に向け、いよいよ現実味を帯びてきた」と話した。高速道路南伸による観光客の増加や産業立地などによる地域振興の効果を説明し「いまこそ県民の力を結集して、紀伊半島一周道路をみんなの力で切り開いていきたい」と力を込めた。

■高速値下げ、利用肩すかし 東名、中央道など想定以下(asahi.com滋賀)
 高速道路3社は30日、「一律1千円」の高速道路料金値下げスタートだった28、29両日の交通量を発表した。2日間の平均交通量が前年より6割近く増えた路線もあったが、東名高速や中央道の増え幅は1割未満。渋滞も想定以下で、ゴールデンウイーク(GW)並みの態勢で臨んだ各社は肩すかしを食った。
 東日本、中日本、西日本の3社が東名高速(厚木―秦野中井)など交通量の多い33路線を集計した。値引きを受けられるETC設置車以外も含む。最も増えたのは岡山道(岡山総社―賀陽)の57%。米子道(溝口―米子)52%、東海北陸道(美並―郡上八幡)49%、高松道(善通寺―三豊鳥坂)49%と続いた。
 一方、増加率が低かったのは東名高速(名古屋―春日井)の5%、中央道(八王子JCT―相模湖東)の6%など。国土交通省が想定していた1割増に届かず、低調だった。
 最長の渋滞は東名高速の大和トンネル付近で30キロ。5キロ以上の渋滞は東日本18回(前年37回)で、3社とも前年を下回った。
 同日の記者会見で、春田謙国土交通事務次官は「まだ始まったばかり。具体的な経済効果や評価というのは、長い目で見て欲しい」と話した。

■上限千円で交通量57%増も 週末の主要高速道路まとめ(Chunichi Web滋賀)
 東日本、中日本、西日本の高速道路3社は30日、地方圏の路線で乗用車と2輪車の通行料が上限1000円となった28、29両日の高速道路の交通量を発表した。1日当たりの平均通行台数は調査した3社の主要33区間すべてで前年同期を上回り、増加率は57−5%だった。
 交通量は上限1000円の対象外のトラックなども含めた全車種が対象。増加率は岡山県内の岡山道が57%(1万7600台)と最も高く、次いで鳥取県内の米子道が52%、岐阜県内の東海北陸道と香川県内の高松道が49%などだった。
 一方、3社の営業エリアで2日間に発生した5キロ以上の渋滞は89回と、前年の130回から32%減少した。(共同)

■伊藤園が売上金一部寄付 滋賀県に1085万円 琵琶湖環境キャンペーン(Yomiuri On Line関西発)
 大手飲料メーカー「伊藤園」(東京都渋谷区)は、同社が販売している「お〜いお茶」の売上金の一部1085万円を滋賀県に寄付した。
 同社は昨年11月1日から今年1月31日まで、琵琶湖の環境保全キャンペーン「お茶で琵琶湖を美しく。」を近畿2府4県で実施。
 「お〜いお茶」ブランドの「緑茶」「ほうじ茶」「濃い味」のペットボトルに、琵琶湖が描かれた県のシンボルマーク「Mother Lake」を張って販売したほか、琵琶湖の水質保全の必要性などを訴えたテレビコマーシャルを放映した。同社によると、期間中、近畿で「お〜いお茶」が前年同期比3%増の217万ケース売れたという。
 同社の江島祥仁副社長が県庁を訪れ、嘉田知事に目録を手渡した。江島副社長は「(消費者から)『いいことをしている』という声をたくさんもらった」と、今後も同様のキャンペーン実施に前向きな姿勢を見せ、知事は「とてもありがたい。ぜひ今後も(キャンペーンを)続けてほしい」と応じた。

■外来魚駆除 釣りで…家族連れら460人参加 滋賀・大津(Yomiuri On Line関西発)
 琵琶湖の生態系を脅かす外来魚の繁殖をくい止めようと、「春の外来魚駆除釣り大会」(滋賀県琵琶湖再生課琵琶湖レジャー対策室主催)が29日、大津市の雄琴港で行われ、参加した家族連れらは、釣りを楽しみながら、外来魚の問題についての認識を深めていた。
 参加者約460人は、琵琶湖の固有種を守るために実施されている「外来魚のリリース禁止」など琵琶湖の環境について記したガイドブックを受け取った後、さっそく釣りに挑戦。釣り糸を垂らし、糸が引っ張られると、歓声を上げながら釣りざおを上げていた。
 同市雄琴北、仰木の里東小1年の大江祐煕君(7)は、「外来魚を釣って減らし、増えたアユをつくだ煮にして食べたい」と大喜びだった。釣れた外来魚は、ブラックバスやブルーギルなど約20匹。回収した魚は、事業型作業所「大中アグリの里」(安土町下豊浦)で、肥料にし、にんじんなどの野菜作りに活用するという。

■ブラックバス、冬は温水がお好き? 県、効率的駆除へ集まる場所調査(京都新聞電子版)
 琵琶湖での冬期間の生態がよく分かっていないブラックバスが、温排水が流れる彦根旧港湾(彦根市)に集まっていることから、滋賀県は冬に集まる場所や条件を探し出して駆除に役立てようと調査を始めた。県は「集まる条件が分かれば、効果的に駆除ができる」と期待を込めている。
 ブラックバスは、春先から夏にかけて産卵のため湖岸に集まるが、冬の生態はよく分かっていない。水温低下で活動量が落ち、琵琶湖で主流のえりなど設置型の漁具では捕りにくくなる。県の外来魚駆除事業では、冬の駆除量は例年ピークの2−1割に激減する。
 ところが、彦根旧港湾では、県東北部浄化センターから流れ込む温排水で冬でも水温が通常より8度程度も高く、冬期間に大量に集まることが確認されている。県琵琶湖レジャー対策室が1月に初めて開催した釣り大会でも、産卵期に南湖で行った2倍以上の駆除量だった。
 このため、県水産試験場(彦根市)は昨年11月から今年1月にかけて初の調査を実施。漁業者の指摘から、稚魚などは漁港などに集まっているとみて、北湖の漁港3カ所で投網などで採取し、ブラックバスがどのくらい密集しているかや地形などの条件を調べた。今後は、水温や地形、風向きなど想定される条件が当てはまるかを実測値をもとに確認するとともに、冬期間の調査も継続し、データを積み重ねていく。
 県水産課は「集まる条件が分かれば、彦根旧港湾のように冬期間に集まる場所を探して集中的に駆除することや、または人為的に寄せ集められる可能性がある」と話している。

09/03/29

■豊かな自然環境を後世に ネイチャーアカデミーもがみ設立(山形新聞電子版)
 最上地方で自然保全活動に取り組む個人や団体のネットワークをつくろうと、特定非営利活動法人(NPO法人)ネイチャーアカデミーもがみ(矢口末吉代表理事)の設立総会が28日、鮭川村エコパークで開かれた。最上地方全域に生息する希少な動植物を調査、保全することで、豊かな自然環境を後世に残したいとしている。
 自然と共存する里山の生活が変わってしまったことによって、動植物の生息地域がなくなるなど絶滅が危ぶまれている。同NPO法人は里山の荒廃を食い止めて豊かな自然を守ろうと、自然環境の現状の調査と保全、環境保全意識の高揚を目的とした自然案内、自然観察会の開催などを行う。行政やほかの民間団体と連携し、活動を拡充する考えだ。
 設立総会には会員約40人が参加し、2009年度の事業計画などを決めた。村内全域に広がるギフチョウの生息地の分布を調査するほか、アオハダトンボ、ゲンゴロウなどの生息調査も実施。ブラックバスの駆除もする。引き続き、山形大の林田光祐教授が「地域でむすぶ生物多様性の保全」と題して記念講演した。

■桜:春風と共に 開花宣言−−彦根(毎日jp滋賀)
 彦根地方気象台は28日、彦根地方の桜の開花宣言をした。平年より7日、昨年より2日早い開花宣言となった。気象台は「開花の1週間後ぐらいが満開の目安」としている。
 4月1日から「彦根城桜まつり」が行われる彦根城内では、表門橋付近の内堀沿いの桜並木のつぼみがふくらみ、観光客らが桜目当てで訪れ始めた。
 城内には、約1200本の桜が植えられている。20日までの桜まつり期間中は、内堀沿いに大小22本のぼんぼりなどが午後9時まで点灯され、ライトアップされた夜桜が楽しめる。開花状況で点灯期間は変わる。また、桜まつりの期間中、周辺は交通規制される。【松井圀夫】

■彦根でソメイヨシノ開花 1週間ほどで満開に(Chunichi Web滋賀)
 彦根市の彦根地方気象台は28日、市内でソメイヨシノが開花したと発表した。平年より7日、昨年より2日早い開花となった。1週間ほどで満開を迎える見込み。
 彦根地方で最も早かった開花は1990年の3月23日で、今年は過去3番目に早い。彦根城堀周辺では約1200本のソメイヨシノの一部に花が咲き始めた。
 4月1日から20日までは「彦根城桜まつり」が開かれ、期間中午後6時−9時には城内内堀沿いがライトアップされる。(大橋聡美)

09/03/28

■初ガツオ、市場に活気 尾鷲で水揚げ始まる(Chunichi Web三重)
 春本番を告げる初ガツオの水揚げが尾鷲市の尾鷲魚市場で始まった。27日には約2000匹が水揚げされ、浜が活気づいた。
 カツオ一本釣り漁船の「23長久丸」(同市)と「18松丸」(紀北町)の2隻が入港。高知県の南方520キロの海域で釣り上げた計13トンを水揚げした。1匹5−7キロと大ぶりで、浜値はキロ当たり高値が1400円と、良い値がついた。大半は東京、名古屋、大阪などの都市部に出荷された。
 「初ガツオは刺し身で食べると最高。鮮度が良いからおいしい」と声を弾ませるのは長久丸の三鬼長紀船長(50)。「今から7月までは漁盛期が続く。休む暇はない」と笑顔を見せた。(福田大展)

■湖国に早くも桜 開花、史上3番目 彦根地方気象台(京都新聞電子版)
 滋賀県の彦根地方気象台は28日、桜(ソメイヨシノ)が開花した、と発表した。平年より7日、昨年より2日早かった。記録が残る1953年以降、90年の3月23日、2002年の同26日に次ぐ3番目の早さで、04年と並んだ。同気象台は「冬の冷え込みが限定的で、2月から3月にかけて暖かな天候が続き、開花がかなり早まった」としている。満開は約1週間後という。
 この日の彦根市内の最低気温は2・7度、最高気温は9・8度と平年より2、3度ほど低かった。午前中から晴れ間が広がり、職員が昼ごろ、気象台敷地内の桜の標本木に、「開花」の目安となる六輪の花が開いているのを確認した。

■「安く来られた」1000円乗り放題に笑顔 高速道値下げ(紀伊民報AGARA)
 地方圏の高速道路で28日、土日祝日の上限1000円での乗り放題がスタートした。対象はETC(自動料金収受システム)搭載車。阪和自動車道を通って紀南の観光地を訪れた行楽客は「こんなに安く来られるなんて」と喜んだ。
 日本道路交通情報センターによると、同日午前11時半現在、阪和自動車道の南行きは下津トンネル(和歌山県海南市)を先頭に6キロの渋滞。紀南では、田辺市新庄町の田鶴交差点で、白浜方面と和歌山方面がそれぞれ500メートルほどの渋滞でいつもの週末と状況は変わらないという。
 白浜町のサファリパーク「アドベンチャーワールド」は28日に来園者が殺到すると予想し、開園時間を30分早め午前9時からにして、臨時駐車場も設けた。
 家族10人でアドベンチャーワールドに来ていた愛知県小牧市の無職男性(64)は「普通約9000円掛かるところを3400円ぐらいで来られた。この前は東京湾アクアラインにも行ってきた。大型連休にもどこかに遊びに行きたいと思う」と話した。
 家族4人で白浜エネルギーランドに来ていた鳥取市の会社員男性(37)は「白浜には初めて来た。通行料がこんなに安くなってラッキーだった。浮いたお金は食事などほかに使えるのでうれしい」と喜んだ。
 白浜町のホテルでは、28、29の両日と4月初旬の土日曜はすでに満室になっている。「ETC効果の影響が多少あるのでは」といい、今後、京阪神方面からを中心に客が増えるとみている。
 前日から家族4人で白浜に宿泊していた福井県の会社員男性(39)は「帰り道は3000〜4000円ほど安くなる。魅力的だが、渋滞が心配なので早めに帰る予定」と話した。
 前例のない大幅割引に西日本高速など高速道路3社は、駐車場で車を誘導するため整理員を増やすなどして大型連休以上の態勢で臨んだ。西日本高速は、サービスエリアなどで配布する料金体系などを説明したガイドブックを34万部作製した。
 印南町の印南サービスエリア(上り線)では、この日の混雑を予想して商品の入荷量を増やして対応しているという。
 高速道路料金の値下げ 麻生太郎首相が昨年10月、追加経済対策として定額給付金とともに実施を表明した。地方の活性化や物流コストの引き下げが狙い。値下げによる高速道路会社の減収分を補うため、国が税金で5000億円を補てんする。今月20日に本州四国連絡橋と東京湾アクアラインの休日の通行料を上限1000円としたのを皮切りにスタート。30日からは平日の地方圏の路線が時間帯によって3〜5割引きとなる。

■交通量、倍増の区間も 高速値下げ初日、トラブルなし(asahi.com)
写真:サービスエリア内にできた千円均一のお土産売り場=28日午前、栃木県佐野市の佐野サービスエリア、遠藤真梨撮影サービスエリア内にできた千円均一のお土産売り場=28日午前、栃木県佐野市の佐野サービスエリア、遠藤真梨撮影
写真:激しく渋滞する関越道の新座料金所。上が東京方面=28日午後6時6分、埼玉県新座市、本社ヘリから、小宮路勝撮影激しく渋滞する関越道の新座料金所。上が東京方面=28日午後6時6分、埼玉県新座市、本社ヘリから、小宮路勝撮影
 高速道路値下げ初日の28日、各地の交通量は昨年同時期に比べ10〜50%前後増えた。一方、懸念された料金システムのトラブルや極端な渋滞はなく、静かなスタートとなった。
 高速道路各社がまとめた同日午前0時〜午後3時の交通量速報によると、前年に比べ増加が目立ったのは東海環状道・土岐南多治見―土岐ジャンクション(JCT)と高松道・善通寺―三豊鳥坂の152%、岡山道・岡山総社―賀陽の149%、磐越道・猪苗代磐梯高原―磐梯河東の148%など。少ないところでも東名・名古屋―春日井の109%など10%前後増えた。
 景気低迷の影響で各地の交通量は昨年末ごろから落ち込みが続いていた。このため前々週との比較だと、東北道・那須―白河の204%、磐越道・猪苗代磐梯高原―磐梯河東の186%など2倍前後増えたところもあった。
 日本道路交通情報センターによると、午前中は都市部から地方へ向かう車が多く、いずれも下りの東名・豊田JCTで午前10時40分に19キロ、中国道・宝塚で同7時半に17キロなど、10キロ以上の渋滞が6カ所で起きた。夕方以降は上り線の車が増え、いずれも午後6時半ごろに中央道・三鷹で18キロ、東名・厚木で13キロなどの渋滞があったが、「渋滞の規模はふだんの土日とさほど変わらない」(同センター)という。東日本高速は「渋滞を予測して通行時間をずらす利用者が多かったためではないか」と推測している。
 この日始まった値下げはETCを搭載した普通車限定で、東京と大阪の大都市近郊を除く地方部を土日・祝日にどれだけ走っても原則、上限1千円となる。30日からは平日についても全車種で地方部が3割引きなどの値下げが始まる。

■高速道路、各地で交通量伸びる 「上限1000円」初日(Chunichi Web)
 地方圏の路線を土日祝日に上限1000円で乗り放題とする大幅割引初日となった28日の高速道路は、岐阜県内の東海環状道と香川県内の高松道の交通量が前年同時期に比べて52%伸びるなど、全国的に利用者が増加した。懸念された自動料金収受システム(ETC)のトラブルや大型連休中のような大きな渋滞はなかった。
 東日本高速など高速道路3社が調査した全国の主要32区間で、28日午前0時から午後3時までの全車種の交通量が前年同時期に比べて大きく伸びたのは、このほか岡山県内の岡山道が49%増、福島県内の磐越道が48%増、鳥取県内の米子道が47%増など。伸びが少ないところでも10%前後の増加があった。
 各社は「有名な観光地などを抱える路線の交通量が伸びたようだ。早い時間帯に出発する人が増えるなど、利用が分散したことで大きな渋滞が起きなかったのではないか」などとしている。
 渋滞は同日午前に一時、中国道下り宝塚東トンネル(兵庫)付近で18キロ、関越道下り高坂サービスエリア(埼玉)付近で15キロ、東名高速上り岡崎インターチェンジ(愛知)付近で10キロなどとなったが、3社とも「通常の土曜日でも発生するレベルの渋滞」としている。(共同)

■琵琶湖のカワウ、全国へ 被害拡大の恐れも(Chunichi Web)
 湖や川の魚を食べて漁業に被害を与える水鳥のカワウが、全国最大級の営巣地になっている琵琶湖から、500キロ以上離れた九州まで飛んでいることが28日、環境省と滋賀県の調査で分かった。
 中部と近畿、四国の15府県でカワウ対策の広域協議会が発足しているが、滋賀県自然環境保全課は「調査で想像以上に遠くに飛んでいることが分かった。これ以上被害を拡大させないためにも、全国的な対策が必要だ」と訴えている。
 カワウは琵琶湖では3月ごろに飛来し繁殖後、9月に飛び去る。県などは詳しい生態を探るため、2002年から脚に識別票を装着し、飛んだ先を調査してきた。
 08年9月に琵琶湖から約580キロ離れた熊本県相良村で1羽、10月には約510キロ離れた宮崎県延岡市でも見つかった。これまで関東以西の23都府県で計41羽を確認し、うち23羽は200キロ以上離れた場所だった。(共同)

■高速乗り放題「ここまで込んでいるとは」 SAトイレに行列(msn産経ニュース)
 「子供がトイレに行きたいと言い出してから、なかなかサービスエリアまでたどり着けなかった。まさかここまで込んでいるとは」。家族で広島旅行に行くという三重県松阪市の主婦(40)は、うんざりとした様子で西宮名塩サービスエリア(SA、兵庫県宝塚市)のトイレの行列に並んでいた。
 この日、中国自動車道は朝から混雑。取材に向かった記者も、午前9時すぎに阪神高速に入り、中国自動車道の同SAへ向かったが、渋滞に巻き込まれた。
 通常であれば、50分もかからずに到着できるはず。しかし、道路は横浜や名古屋、滋賀や京都など東方面からの乗用車があふれ、次第に渋滞が発生。西宮山口ジャンクション手前では事故の情報が表示されたため、高速道路のルートを断念し、一般道を選択。結局、約1時間半かけて同SAに到着した。
 同SAのインフォメーションカウンターには問い合わせが殺到。この日午前11時ごろまでに、平日の倍以上となり約80件の問い合わせがあったといい、「目的地まで何分かかるのか」「1000円でどこまで周遊できるのか」などと尋ねるドライバーがいたという。
 この日の高速道路は、上り下りを問わず、行楽地などへ向かう乗用車で込み合った。「すでに駐車場の約8割が埋まっており、通常の倍以上、ゴールデンウイーク並みの混雑になっている」と話すのは、名神高速上り大津SA(大津市)の警備員の男性。
 警備員によると、同SAではこの日午前9時までには、大型約50台、普通乗用約100台を収容できる駐車場が混雑し始めた。この日のために8人増員された交通整理員は、慌ただしく無線で連絡を取りながら、車の誘導に追われた。
 同SAは北陸方面や伊勢・志摩といった行楽地へのルート上にあり、神戸や岡山ナンバーの乗用車が多数訪れた。家族4人で伊勢旅行に向かうという兵庫県宝塚市の会社員、三好忠晴さん(37)は「予定していた旅行を急遽(きゆうきよ)早めた。今後も家族旅行の回数を増やしてみようかと思っている」。
 観光客の増加を見込んだ売店やレストランも、地元の特産品や弁当などを中心に、1・5〜2倍の量を仕入れ。「品切れなど利用者に不便がないようにしたい」と売り上げアップに意気込む。

■東名、関越渋滞そこそこ…1000円高速そろりスタート(Yomiuri On Line滋賀)
 ETC(ノンストップ自動料金収受システム)を取り付けた普通車やオートバイを対象に、地方の高速道路で土日・祝日の料金を上限1000円とするなどの新料金割引が28日から始まり、一部の道路は早朝から行楽地に向かう家族連れの車などで混雑した。
 ただ高速道路会社が予想した「大型連休並み」とはならず、比較的静かな出だしとなった。
 日本道路交通情報センターによると、東京から各地へ向かう下り線は午前6時頃から込み始め、関越道は埼玉県の高坂サービスエリア(SA)付近で13キロ、東名高速も神奈川県の大和トンネルを先頭に13キロの渋滞だが、午前10時現在、込み具合は「通常の休日程度」という。東名・海老名SA(神奈川県)でも、人出はいつもの休日より2割ほど多めだが、大型連休の8割程度という。
 東日本、中日本、西日本の高速道路会社では28、29日について、大型連休並みの通行量を想定。全国のSAなど約140か所で、車を空きスペースに誘導するスタッフを約520人配置したり、約60か所に約220基の仮設トイレを設置したりして、混雑に備えた。

■1000円高速:本格スタート 東名で2割増(毎日jp)
 「1000円で走り放題」の高速道路料金大幅引き下げが28日、本格スタートした。全国各地の高速道路には行楽地などに向かう車が次々と乗り入れ、サービスエリア(SA)は一休みする家族連れたちでにぎわった。渋滞や複雑な料金体系によるシステムトラブルが懸念される一方で、「消費が伸び、景気回復の一助になれば」との期待の声も聞かれた。【川崎桂吾、阿部周一、高橋昌紀】
 神奈川県海老名市の東名高速道路下り線の海老名SAはこの日、駐車場に整理員を配置するなどゴールデンウイーク並みの態勢で臨んだ。朝から名古屋方面に向かう車で満車状態が続き、混雑のピークを迎えた午前11時ごろには飲食店に長い列ができた。中日本高速道路会社によると、普段の土曜日の2割増の人出となったという。
 子供のスポーツ合宿で静岡県御殿場市へ向かう埼玉県草加市のパート従業員、青柳恭子さん(34)は「3000円くらいは浮くので、子供たちにお菓子でも買ってあげます」と笑顔を見せた。東京都中央区の男性会社員(34)は「一時的に安くなっても、後で増税のしわ寄せが来るのでは」と疑心暗鬼の様子。イギリス人でさいたま市のバイク販売業、ハーディ・アントニーさん(39)は「イギリスの高速は無料。もう少し安くなってもいいんじゃないかな」と話した。
 ただ、SA関係者は大幅な人出増を見込んでいただけに、「拍子抜け」との声も。SA内にあるラーメン店の男性従業員(32)は「ゴールデンウイーク並みの客足を予想したが、今のところ普段の週末と変わらない」と首をかしげた。
 福岡県筑紫野市の九州自動車道下り線基山パーキングエリアにも乗用車などが立ち寄った。熊本県の南阿蘇の温泉に行くという北九州市門司区の会社員、川田光延さん(33)が「片道2000円ほど安くなりありがたい。普段高速を走り慣れない人が増えて事故や渋滞が心配」と話した。
 東日本高速道路会社などによると、正午現在、トラブルの報告はないという。

■大きな混乱なく、高速「1000円」スタート(asahi.com)
 「休日の地方は1千円で走り放題」を柱とする高速道路料金の値下げが28日、始まった。高速道路各社では大型連休並みの交通量を想定しているが、28日午前中は各地の高速道路で、ふだんに比べて特に目立つ混雑はないという。
 日本道路交通情報センターによると、各地の高速の渋滞は午前10時現在、東名高速下りの大和トンネル(神奈川)で13キロ、上りの三ケ日インターチェンジ(静岡)で10キロ、豊田ジャンクション(愛知)で9キロなどとなっている。
 各地のサービスエリアは昼に近づくにつれて徐々に込み合い始めた。東北自動車道の佐野サービスエリア(栃木県佐野市)は午前9時ごろから満車に近い状態。ただ、本線は順調に流れており、東日本高速の職員は「午後に入ると交通量が増えてくるのでは」と話している。
 高速道路各社は、各地のサービスエリア、パーキングエリアに交通整理員を配置。「この先渋滞中」の標識が出る車を渋滞の最後尾に走らせて注意を呼びかけるなどの対策を取っている。
 値下げは、普通車は土日・祝日が東京と大阪の大都市近郊を除く全国の地方部で上限1千円。大都市近郊も6〜22時が3割引き、それ以外の時間帯が5割引きとなる。首都高は29日から日曜・祝日割引として東京線500円、神奈川線400円、埼玉線300円に。いずれもETC搭載車が対象だ。

■高速道「1000円」スタート、各地で渋滞(Chunichi Web)
 全国の高速道路で土日や祝日の料金が、1回上限1000円で“乗り放題”となる大幅割引が28日、スタートした。自動料金収受システム(ETC)を利用する車に適用され、大都市圏は対象外。東海地方も午前中から各地で渋滞が発生し、一部パーキングエリア(PA)で混雑が始まった。
 日本道路交通情報センターによると、午前9時ごろには、東名上りで岡崎インターチェンジ(IC)を先頭に約15キロ、東名阪下りでも四日市ICから約11キロの渋滞が起きた。名神下りでも同10時ごろ、一宮ICを先頭に約10キロ発生した。
 同センターの担当者は「交通量は普段の土曜日よりかなり多い」と話す。一部PAでは家族連れらで午前中からにぎわっている。
 中日本高速道路会社は、利用台数が通常より5−15%増える可能性があるとみて、PAなどに昨年のゴールデンウイークの3倍にあたる計約170基の仮設トイレを設置。パトロール車を巡回させるなど対応している。

■滋賀から1000円、どこまで? 高速ETC値下げ(京都新聞電子版)
 政府の景気対策で、自動料金収受システム(ETC)の利用車を対象にした高速道路料金の値下げが28日に本格スタートした。滋賀県内からは、大津インターチェンジ(IC)―青森東IC間(1158キロ)など全国有数の長距離区間を1000円で走ることが可能となる。
 県内では、大半で休日(土日祝)の料金が上限1000円で終日半額となり、名神、新名神などのインターを利用すると適用される。ただし、首都圏と京阪神圏は対象外で、名神の場合、大津IC以西は適用されない。
 このため、首都圏を避けて東や北に向かうと片道1000円の範囲は広く、名古屋圏や北陸、東北地方にまで及ぶ。西日本高速道路会社によると、北陸経由で青森東ICまで行く場合では、紀勢自動車道の紀勢大内山IC(三重県)からの1238キロが最長で、大津ICはこれに匹敵する。
 県内から東名高速で東京に向かう場合も、大津IC―厚木IC間の1000円に、厚木IC―東京IC間の料金を加えれば、普通車で計1750円(午前6時―午後10時)と、通常料金9750円の約6分の1で済む。
 一方、県内から西に向かい、阪神高速道路や近畿自動車道などを通ると別料金が必要となる。ただ、これらも景気対策などで一定割引される。名神と中国自動車道、山陽自動車道などを経由すれば、鹿児島まで片道2500円で行ける計算だ。
 30日からは、平日でも地方部の昼間(午前9時―午後5時)は、当面100キロまでは3割引きとなる。
 同社は「値下げスタート当初は渋滞が予想される。出発前に交通情報を確認してほしい」と話す。値下げ後の各IC間の料金確認は、同社のお客さまセンターのフリーダイヤル(0120)924863で。各高速道路会社のホームページでも28日から検索できる。

■まもなく本番、小アユいらっしゃい 彦根市・芹川(中日スポーツネット版)
 滋賀県の琵琶湖に注ぐ彦根市の芹川で小アユが出始めた。早速、24日に現地を訪れてみたが、急激な冷え込みで釣れ具合はいまひとつ。それでも170匹を上げる常連さんもいて、本番近しのムードだった。名手から基本を伺ってきたので、春休みは家族でゴー。 (柳沢研二)

■ブラックバス 雌を標的に駆除 雄のフェロモン利用(河北新報社Kolnet)
 宮城県伊豆沼・内沼環境保全財団(栗原市)などの研究グループが、湖沼の生態系を荒らすブラックバスの駆除で、雄のフェロモンを利用して雌をおびき寄せ、捕獲する方法を開発した。雌をターゲットにした捕獲方法は例がないという。財団は「人工産卵床や刺し網と組み合わせれば、効果的にバスを駆除できる」と説明。数年後の実用化を目指す。
 繁殖期のバスは、巣を作っている雄を雌が探し、産卵する。伊豆沼は濁りが激しく、視覚で雄に近づくことは難しいことから、グループは「雌がフェロモンに反応している可能性が高い」と考察。他の魚がフェロモンとして体外に出す胆汁に着目した。
 繁殖期のバスの雄の胆汁を水に溶かしてペットボトルに入れ、小さな穴から水中に少しずつ流れ出る装置を作製。昨年春、NPO法人シナイモツゴ郷の会(大崎市)と共同で、伊豆沼に刺し網とともに仕掛けた。
 約20日間の実験の結果、刺し網で約60匹の雌を捕獲した。繁殖期ではない雄の胆汁を溶かした水や脱イオン水が入ったペットボトルを仕掛けた網の約2倍の数で、財団の藤本泰文研究員は「雄がフェロモンを含む胆汁を放出しているのはほぼ間違いない」と言う。
 伊豆沼・内沼ではこれまで、人工産卵床や刺し網などでバスを捕獲していた。バスは、雌が産卵した場所に雄がとどまる習性があるため、人工産卵床で雄と卵を駆除できるが、雌は産卵後に離れてしまい、駆除が難しかった。
 藤本研究員は「人工産卵床や刺し網で雄の数を減らせば、雌が雄ではなくペットボトルに向かう確率が高まり効率的だ。産卵も防げる」と指摘。今後は、分子構造を特定し、人工フェロモンをつくる研究にも取り組むという。
 研究成果は、29日に東京で開かれる日本水産学会で発表する。

■高速道路料金:「1000円」本格スタート(毎日jp)
 「1000円で走り放題」を掲げた高速道路料金引き下げが28日午前0時、本格スタートした。自動料金収受システム(ETC)を搭載した乗用車などが次々に料金所を通過した。
 群馬県館林市の東北道館林インターチェンジでは、午前0時3分ごろに最初の1台がETC専用レーンを通過すると、料金表示機に「割引1000円」と表示された。東日本高速の現場担当者は「料金引き下げが始まる午前0時を待っていたのでしょう」。その後も利用者が続くと、「普段より、利用台数は多いようです」と話した。
 栃木県佐野市の東北道佐野サービスエリア(SA)では、横浜市青葉区の会社員、結城肇さん(35)と妻のゆかりさん(32)、長男、長女の4人が福島県内の実家に向かう途中。肇さんは「先週ETCを付けました。いつも1万円以上かかっていたので助かります」と話し、ゆかりさんは「浮いたお金は親孝行に使います」とほほ笑んだ。
 高速道路各社は渋滞や事故対策を実施した。SAなどには仮設トイレを増設し、整理員などを配置。東日本高速は「初めての経験。この週末の状況を見て、有効策を検討したい」としている。【高橋昌紀】

■高速1000円、不安な出発 複雑な料金、渋滞多発?(asahi.com)
 高速道路の値下げが28日、ETC搭載車限定で全国で始まった。民主党が掲げる「高速無料化」に対抗し、政府が経済対策を表看板に打ち出した2年間だけの割引だ。観光地や利用者にとってはありがたい話だが、料金システムはいたって複雑。渋滞多発の可能性もはらんでいる。
 今回の値下げでは、首都高速と阪神高速▽大都市近郊▽地方部に分け、それぞれ休日と平日で異なる割引にしている。売り文句の「どこまで行っても最高千円」は土日・祝日に地方だけを通った場合だけで、首都高や大都市近郊を通れば別料金が加算される。
 高速会社幹部は「全国一律の分かりやすい料金体系が望ましいが、今回の値下げで投じられる国費は2年で5千億円。最大限の効果を狙った結果、複雑になった」という。
 料金体系が分かりにくいことから、高速各社には照会や問い合わせが相次ぐ。中日本高速(愛知)のホームページは、アクセスが殺到してつながりにくい状況だ。東日本高速(東京)は3月に入り、値下げに関する電話の問い合わせが急増し、1日約900件と通常の3〜4倍に上る。
 政府が急いで値下げに踏み切ったため、料金徴収システムの対応も追いついていない。地方→大都市近郊→地方と乗り継ぐケースは地方分を1度しか徴収しないはずだったが、4月下旬までは2度徴収することになる。
 渋滞も懸念材料。各高速の渋滞の「名所」は、土日の夕方を中心に拍車がかかるとみられている。
 高速各社は、大型連休並みの渋滞を想定して駐車場の整理員を増やすなどの対策を打つが、「始まってみないとわからない」(東日本高速)と戸惑い気味だ。
 観光地はキャンペーンが本格化する。長崎県内の約70の宿泊施設では、特別プランに申し込んでおけば、ETCカードを見せると車1台につき2千円が還元される。福島県では、高速のサービスエリアなどでもらえるチラシを旅館や観光施設で提示すれば割引特典などを受けられる。似たような取り組みは各地に広がっている。
 警戒感を強めるのが利用客を奪われかねないJR各社やフェリー業界。中国・四国地方の旅客船の船員組合は26日、財政支援を愛媛県に要望した。組合幹部は「燃料高騰や不況で苦しい中、高速の値下げは致命傷」と訴えた。(松川敦志、宮地ゆう)

■上限1000円乗り放題スタート 休日、地方圏の高速道路(Chunichi Web)
 地方圏の高速道路で、休日(土日祝日)は上限1000円で乗り放題となる料金の大幅割引が、28日午前0時から始まった。対象は自動料金収受システム(ETC)を利用する乗用車と2輪車で、高速道路出入り口の通過時刻が休日であれば適用される。2011年3月末まで約2年間実施の予定だ。
 先行して20日に上限1000円となった本州四国連絡橋では交通量が約2倍になっただけに、東日本高速など高速道路各社は、サービスエリアに仮設トイレを設置し駐車場整理の係員を増やすなど大型連休以上の態勢を組んでいる。
 乗り放題は、大都市圏(首都、阪神高速と周辺の一部区間)などは対象外で、通過すると上限1000円が前後で二重徴収される。例えば、東名高速の浜松から東京の大都市圏経由で東北道の福島西に向かうと、大都市圏の別料金1950円(日祝日)に加えて前後で1000円ずつ徴収され、通常1万1850円が計3950円となる計算だ。(共同)

09/03/27

■米イージス艦艦長を不起訴、船長は起訴猶予/衝突事故で横浜地検(神奈川新聞カナロコ)
 米海軍横須賀基地のイージス艦ラッセンが横須賀港内で停泊中のプレジャーボートと接触した事故で、横浜地検は二十七日までに、業務上過失往来妨害の疑いで書類送検されていたラッセンの艦長(42)を不起訴処分に、ボートの船長(43)=東京都江戸川区=を起訴猶予処分とした。処分は二十四日付。
 横浜地検は、米軍の公務中の事故は米側に優先的な裁判権があると日米地位協定で定めていることから、艦長を不起訴処分としたと説明。船長については「軽微な事故で、相手側にも落ち度があった」などとして、起訴猶予処分としたとしている。
 横須賀海保によると、二月十五日昼、釣りのためいかりを下ろして停泊していたボート(四人乗り組み)の船首に、横須賀基地に向け航行中のラッセンの左舷側が接触。ボートは船首に亀裂ができたが、けが人はなかった。

■琵琶湖大橋が円盤状に? 大津で蜃気楼(京都新聞電子版)
 琵琶湖大橋が変形して見える蜃気楼(しんきろう)が26、27日の両日、大津市浜大津付近の湖岸から確認できた。寒気の影響で湖上の空気に温度差が生じたためで、両端が消えた橋が、円盤状の形をなして湖上にゆらめいた。
 発生したのは実像の下に逆転した像が見える「下位蜃気楼」。水面付近の暖かい空気層の上に冷たい空気が流れ込むことで現れる。琵琶湖では寒暖差のある日に観測される。
 橋上の車が空中を走るように見えたり、同市堅田や守山市のビル群や松林が浮かんで見える「浮島現象」も確認できた。
 琵琶湖の蜃気楼を10年以上観測している琵琶湖蜃気楼研究会の伴禎さん(43)は「これからの時期は湖岸の風景や橋が面白いように形を変えて見られます」と話していた。

■路面排水浄化施設が草津に完成 淡海財団 太陽光発電パネルも(京都新聞電子版)
 ヨシの栽培や利用促進に取り組む「淡海環境保全財団」(大津市)が整備してきた路面排水浄化施設と太陽光発電パネルの完成式が26日、草津市下物町の同財団ヨシ苗ほ場で行われ、関係者約30人が完成を祝った。
 路面排水浄化施設(縦5・5メートル、横6・5メートル、高さ70センチ)は路面の汚れを含んだ降り始めの雨を浄化する。隣接する湖岸道路(約120メートル分)に降った雨を、側溝からヨシと土砂が入った30のろ過層(1メートル四方、高さ50センチ)に浸透させて浄化する仕組み。こうした浄化施設は全国初という。
 浄化した水はビオトープに利用するため、ポンプなどの電力をまかなう太陽光発電パネルの付いた屋外体験学習施設も新設した。日本財団の資金援助を受け約4300万円で整備した。

■「ブログ炎上」で6人を書類送検 お笑いタレント中傷容疑(Chunichi Web)
 お笑いタレント、スマイリーキクチさん(37)のブログに、殺人事件の犯人であるかのような誹謗中傷や脅し文句を書き込んだとして、警視庁捜査1課と中野署は27日、名誉棄損や脅迫の疑いで23歳から46歳の男女6人を書類送検した。
 スマイリーキクチさんのブログには大量の中傷が書き込まれ「炎上」と呼ばれる状況になっていた。捜査1課は、書き込みを特定できた人物のうち執拗で悪質だった6人を書類送検した。既に別の1人を書類送検しており、立件されたのは計7人となった。
 横浜市の左官業の男(41)ら4人の送検容疑は昨年4月から8月にかけ、ブログに「あんた殺人犯」などと書き込み、名誉を傷付けた疑い。埼玉県入間市の工員の男(36)ら2人の送検容疑は同年5月から6月にかけ、「生きる資格はねえんだよ。パンチくらわす」などと書き込んで、脅した疑い。
 捜査1課などによると、いずれの書き込みも東京都足立区で起きた女子高生コンクリート詰め殺人事件にスマイリーキクチさんが関与したかのような事実無根の内容だった。(共同)

09/03/26

■化女沼:保全でNPO設立 30日に地元説明会−−大崎(毎日jp宮城)
 大崎市古川の「北部丘陵開発期成同盟会」と「化女沼観光協会」は30日午後1時半から同市古川長岡の長岡公民館で、ラムサール条約湿地に昨秋登録された地元・化女沼の保全と活用を図るNPO法人の設立に関する地域説明会を開く。
 地元4地区振興会長や植物、渡り鳥の研究者ら7人が準備委員として検討したNPO設立理念や活動内容を紹介する。
 化女沼を干し上げてブラックバス退治と生き物調査をする大掛かりな「かい掘り」の復活▽農産品の化女沼ブランド確立の試みなど、09年度いっぱいかけて地域が関心を持てる活動を行う方針を説明する。法人格の取得は09年度末を見越している。【小原博人】

09/03/25

■琵琶湖外来魚駆除大会(本年度初回)(EICネット)
こんにちは、いつもお世話になっております。琵琶湖を戻す会です。
本年度駆除大会開始のお知らせです。
目的:琵琶湖にてブラックバス・ブルーギルなど外来魚の駆除を行う
開催日:2009年4月26日(日) ・・・ 雨天決行
時間: 10:00〜15:00
※随時参加・随時解散といたします
参加費:大人200円,子供100円(保険料等の実費)
受付:草津市志那中湖岸緑地
交通:JR琵琶湖線草津駅西口から琵琶湖博物館行きバスで22分、
終点「琵琶湖博物館前」停留所から琵琶湖沿いに徒歩約20分。
駆除方法 : エサ釣り
持 ち 物 : 釣り道具(特に釣り竿・魚を入れる容器)は出来るだけ各自でご準備下さい。
希望者には餌・仕掛けのみ無料でお分けいたします。
また若干数ではありますが、竿を無料レンタルいたします。
仕掛けを準備出来る方はサンプル図を参考にして下さい。
昼食は各自ご持参下さい。(最寄りのコンビニまで徒歩約15分)
お願い : 会場にゴミ箱はありませんので、必ずゴミは各自でお持ち帰り下さい。
主催 : 琵琶湖を戻す会
協力
(順不同) : 守山漁業協同組合
滋賀県漁業協同組合連合青年会
当イベントは、参加資格や事前申し込みの必要など一切ありません。
個人での参加や飛び入り参加も大歓迎いたします。
会場は足場もよくトイレもありますので、
ご家族・ご友人をお誘い合わせの上、大勢でのご参加をお待ちしております。
※なお団体でご参加いただける場合は事前にご一報いただきますようお願い致します。

09/03/24

■映画興行成績:「ヤッターマン」がV3達成 アカデミー滝田監督の「釣りキチ三平」は苦戦(毎日jp)
 3月21、22日の映画観客動員数(興行通信社調べ)は、人気アニメが原作の「ヤッターマン」が3週連続の首位を達成。公開16日間で動員140万人、興行収入16億円を記録した。トム・クルーズさん主演の「ワルキューレ」が初登場2位で、「おくりびと」でアカデミー賞を受賞した滝田洋二郎監督の最新作「釣りキチ三平」はトップ10圏外だった。
 「ワルキューレ」は、第2次世界大戦中に企図されたヒトラー暗殺計画「ワルキューレ作戦」を描いたもので、クルーズさんは計画の首謀者で実在の人物、シュタウフェンベルク大佐を演じた。
 その他の新作では、お笑いコンビ「品川庄司」の品川祐さんが「品川ヒロシ」名義で原作・監督・脚本を担当、成宮寛貴さん、水嶋ヒロさんダブル主演の映画「ドロップ」が4位、人気アニメシリーズの劇場版最新作で、歴代ヒロイン総勢14人が登場する「映画プリキュアオールスターズDX みんなともだちっ☆ 奇跡の全員大集合!」が5位、寝る時に聞いたおとぎ話が現実になるディズニーの最新作「ベッドタイム・ストーリー」は9位だった。【立山夏行】
◇3月21、22日の映画観客動員数(興行通信社調べ)
1位 ヤッターマン
2位 ワルキューレ
3位 ドラえもん 新・のび太の宇宙開拓史
4位 ドロップ
5位 映画プリキュアオールスターズDX みんなともだちっ☆奇跡の全員大集合!
6位 マダガスカル2
7位 おくりびと
8位 DRAGONBALL EVOLUTION
9位 ベッドタイム・ストーリー
10位 ジェネラル・ルージュの凱旋

■シダレザクラ満開迎える 熊野那智大社(南紀州新聞ネット版)
 那智勝浦町那智山、熊野那智大社(朝日芳英宮司)の内庭にある県天然記念物のシダレザクラが23日、満開を迎えた。例年より1週間ほど早い。今週末まで楽しめそうだ。樹高約8b、幹回り約1・4b、枝の張りは約8bにも及ぶが、花はきわめて小さく、あいらしい姿を見せる。
 中世の熊野詣で歴代上皇のうち最も多く34回も御幸した後白河上皇(1073―1086)が植えたと伝わり、同大社に保存されている室町時代の『なちのみやまんだら』にも描かれ、その優雅さ、上品さは比類のないものとたたえられている。
 一般の参拝者でも社務所に届けて、お払いを受ければ見学することができる。

■ビワマス:放流し「帰ってきてね」−−東近江・山上小4年生児童(毎日jp滋賀)
◇環境学習の一環
 東近江市立山上小(谷弥一郎校長)の4年生児童38人が23日、環境学習の一環として体長約6センチのビワマスの稚魚4000尾を学校近くの愛知川の支流、和南川に放流した。
 ビワマスは、成長後生まれ育った川に遡上(そじょう)するという習性を持つ琵琶湖の固有種。この習性を知ってもらい、子どもたちに自然の営みや水辺環境の大切さを学んでもらおうと同市生活環境課や愛知川漁協、愛知川塾などが企画した。
 児童はビワマスの特性などを教えてもらった後、米原市の醒井養鱒場で育てた生後半年ほどの稚魚をバケツに入れてもらい「必ず帰ってきてね」と次々と放流。ビワマスは3、4年すると体長40〜50センチになるという。【斎藤和夫】

■あかく膨らむ清水のサクラ(asahi.com滋賀)
 高島市マキノ町海津にあるアズマヒガンザクラで、県自然記念物に指定されている「清水(しょうず)の桜」が、つぼみを赤く膨らませ始めた=写真。びわ湖高島観光協会が23日に出した開花予想では、昨年より10日早く、月末から4月初旬に満開になりそうだという。
 一方、湖岸道路沿いの約4キロに、約600本が並ぶ海津大崎のソメイヨシノは「つぼみ固し」で、満開は例年より1週間早い4月10日前後となる見込み。問い合わせは、同観光協会(0740・25・6010)へ。火曜日定休。

■琵琶湖で舞う恋のダンス カンムリカイツブリの求愛行動(Chunichi Web)
 春を迎えた滋賀県湖北町の琵琶湖岸周辺で、カンムリカイツブリの求愛行動が始まった。
 体長60センチほどで、カイツブリ科の中では最大。頭の黒い冠のような羽根と、首の襟巻き状の赤褐色の飾り羽を立て、首を大きく振ったり水中から水草をくわえて立ち上がったりと、踊るように求愛している。
 同町の湖北野鳥センターによると、6月ごろに産卵する。7月ごろには親鳥がヒナを背に乗せて子育てする光景が観察できる。(中日新聞)

■琵琶湖にニゴロブナ放流 滋賀銀のエコローン拠出(Chunichi Web滋賀)
 滋賀銀行の大道良夫頭取らは23日、温室効果ガス削減と食文化保全を組み合わせたローン「未来よし」の拠出金で養殖したニゴロブナ1000匹を、琵琶湖に放流した。
 大道頭取、高田紘一会長らが草津市の志那漁港を訪問。1年間養殖し、長さ10センチ程度になったニゴロブナを船上から湖に流した。大道頭取は「元気に育ち、おいしいふなずしとなって食卓に戻ってほしい。環境保全と水産振興を祈っています」とあいさつ。今後、行員が県内各地の琵琶湖で計3万匹放流する予定。
 未来よしは、住宅ローンや事業者ローンの利用者が太陽光発電システムを導入した場合、金利の優遇を受けられる仕組み。ローン利用により削減できた二酸化炭素(CO2)排出量を滋賀銀行が金額換算し、ふなずしの原料となるニゴロブナの養殖資金として拠出する。
 昨年は一昨年のローン利用で削減されたCO2の351トン分にあたる120万円を県水産振興協会に寄贈。協会がニゴロブナの養殖、放流事業に使っている。(小西数紀)

09/03/22

■サクラ、早くも見ごろ 白浜町玉伝(紀伊民報AGARA)
 和歌山県南部のサクラの名所で早くもソメイヨシノが咲き始めた。平年より約1週間早く、見ごろを迎えた名所もあり、花見客やドライバーらを楽しませている。
 白浜町玉伝の卒塔婆(そとば)トンネル近くの県道沿い約1キロにわたって植えられているサクラの並木は、早くも満開になっている。近くの高垣己代子さん(73)によると19日に咲き始め、一気に咲いたという。高垣さんは「こんなに早いのは珍しい。ちょうど退院した日だったので祝ってくれているようでうれしかった」と喜んでいた。
 サクラは100本以上あり、1975年のトンネル開通を祝い、地元の老人会が78年に植えた。植樹した井上ユワエさん(89)は23日、庭先でひなたぼっこをしながら花見を楽しんだ。「毎年、咲くのを楽しみにしている。今年もきれいに咲いて良かった」と話した。
 サクラの主な名所では開花期間中、ライトアップや多彩なイベントが予定されている。田辺市稲成町動鳴気では23日からライトアップする。点灯時間は午後6時〜10時。花が散るまで毎日続ける。約500本のソメイヨシノとヤマザクラがある。

■景気後退が深刻化する米国、釣りの人気が高まる(REUTERS日本版)
[メレディス(米ニューハンプシャー州) 19日 ロイター] 景気の落ち込みが深刻化する米国では、ぜいたくな休暇や高級ディナー、浪費を控える傾向が強まる一方、比較的安価で簡単にできる釣りの人気が高まっている。
 氷の張ったニューハンプシャー州の湖で釣りを楽しむマイク・マクドナルドさんは「バケツ1杯のえさが6ドル(約580円)で買え、それで残りの1日を過ごせる。スキーならリフト代だけで1日80ドルかかる」と述べた。
 釣りは家族にとっては手ごろなアウトドア・アクティビティーであり、腕さえあれば食費を浮かすこともでき、職を失った人には暇つぶしにもなる。
 ニューヨーク州で釣具店を経営するジョン・ミラーさんは「釣り人がかなり増えている。景気がこういう状況で、仕事を解雇される人たちは家でじっとしていたくないのだろう。釣りに行くことは割安な選択肢だ」と述べた。
 不景気と釣り人気の関係は過去にも見られた。全米スポーツ用品協会(NSGA)によると、米国で前回に景気後退(リセッション)があった2001─2002年には、釣りざおやリールの売上高が3億4300万ドルと、それ以前に比べて12%増えた実例がある。
 同協会の統計によれば、米国内の釣り関連産業は、道具入れやルアーなども含めると22億ドル規模。この数字には、釣り関係の旅行や洋服、釣りのレッスンなどは含まれていないという。
 スポーツ専門放送局ESPNは先に、釣り雑誌「バスマスター・マガジン」の広告需要拡大を受け、同雑誌の折り込み広告ページを44%増やしたことを明らかにしている。
 テキサス州では過去数カ月、釣りのライセンスの売り上げが大幅に増加。同州公園野生生物局のトム・ハーベイ氏は「ガソリン価格が大きく下落し、車やボートでの行動を後押ししているのではないかと思う」と述べた。
<簡単で安価な選択肢>
 米経済に関する暗いニュースが相次いだ2月、ニューハンプシャー州ウィニペソーキ湖で毎年行われる氷上釣り大会には、前年比約7%増の5500人近くが参加。過去最高の人出となった。
 今シーズンは釣りえさの売上高が25%増えたと話すのは、同湖の近くで釣具店を営むアラン・ジェームズ・ニューテさん。「1月と2月は過去最高ともいえる2カ月だった。釣りが本当に安上がりな点が大きな理由だと思う」と述べた。
 テキサス州で排水処理プラントに勤めるジョン・コンツさん(65)も同様の意見。「1日5ドルで出来ることが他にあるだろうか」と語りながら、マスの群れが泳ぐ川岸の近くで釣ざおを立てた。

■米イージス艦長ら23日書類送検 横須賀港内の接触事故、海保(Chunichi Web)
 米海軍横須賀基地配備のイージス艦「ラッセン」が神奈川県・横須賀港内で2月、停泊中のプレジャーボートと接触した事故で、横須賀海上保安部は22日、双方の見張り不十分が原因だとして、業務上過失往来危険容疑で事故時のラッセンの艦長と操艦責任者、ボートの船長の計3人を23日に書類送検することを決めた。
 在日米軍人の公務中の犯罪は、日米地位協定で米側に第1次裁判権があるため、艦長ら米海軍側は最終的に不起訴処分となる見込み。
 横須賀海保は当初、艦長らの事情聴取を米海軍に求めたが、米海軍は拒否。米海軍側が艦長や操艦責任者から事情を聴き、内容を海保に提供した。
 事故は2月15日昼、横須賀港の入り口付近で発生。釣りのため停泊していた4人乗りのプレジャーボートに、訓練を終えて基地に帰港する直前だったラッセンが接触した。けが人はなかった。(共同)

■長岡京の男性と判明 琵琶湖の発見遺体(京都新聞電子版)
 21日午後11時50分ごろ、大津市和邇今宿の琵琶湖で男性の遺体がうつぶせで浮いているのを、夜釣りに来ていた大阪府高槻市の会社員男性(38)ら2人が見つけ、110番通報した。
 大津北署の調べで、1カ月前から行方が分からなくなっていた長岡京市の会社員浜洲隆司さん(42)とわかった。死因は水死で、釣りの途中で湖に転落したとみられる。
 2月15日、近くの湖岸に浜洲さんが貸しボート店から借りたボートが漂着し、家族が行方を捜していた。

■琵琶湖岸に男性遺体、不明だった京都の会社員と判明(Yomiuri On Line滋賀)
 21日午後11時50分頃、大津市和邇今宿の琵琶湖岸で、釣りに来ていた会社員らが男性の遺体を発見し、大津北署に届けた。
 所持品から、先月15日から行方不明になっていた京都府長岡京市、会社員浜洲隆司さん(42)と確認された。
 発表では、浜洲さんは2月15日朝、近くの貸しボート店でエンジン付きボートを借りて1人で琵琶湖に出ていた。同署はボートから転落したとみている。

■琵琶湖一週235キロ認定します 県、新年度から3年間試行(京都新聞電子版)
 琵琶湖を富士山のようなウオーキングの「聖地」にしようと、滋賀県は湖周を歩いて一周した人に認定証を贈る新事業を始める。失業者の雇用対策も兼ねて職員1人を雇い、新年度から3年間で試験的に実施する。県は「琵琶湖の大自然に触れながら、健康づくりにもつながるモデルコースを提案したい」と、地域の自然に触れあうエコツーリズムで日本一を目指す。
 「びわ湖一周ウオーキング」事業で、琵琶湖岸(約235キロ)と周辺市町の観光地を組み込んだコースや認定証発行の仕組みづくりを進める。
 コースは、琵琶湖博物館(草津市)や雄琴温泉(大津市)、各地域の道の駅などを組み込んでいる。湖岸沿いに約20カ所のチェックポイントを設置し、全地点のスタンプ押印や写真撮影などで琵琶湖一周を証明できれば認定証を発行する。先行して同様の旅行企画に取り組む会社もあり、連携も模索する。
 目標とする富士山は、年間約30万人の登山客があり、ウオーキングやエコツーリズム人気もあって増加傾向にあるという。
 富士山は近江の土でつくられ、琵琶湖はその土を掘った跡との伝説もある。県観光産業振興室は「琵琶湖は魚類の固有種をはじめとした自然の宝庫。日本一の富士山に1度は登りたいと思う人が多いように、認定事業を行うことで、琵琶湖を周遊する機会を増やしたい」としている。

09/03/21

■客船「飛鳥U」 24、26日、新宮港へ(南紀州新聞ネット版)
 客船「飛鳥U」(全長241b、5万142d)=写真=が24日(火)と26日(木)、新宮市の新宮港佐野第3号岸壁に入港する。
 24日は午前9時着岸、午後5時出港予定。平安衣装での出迎えと歓迎セレモニー(午前9時10分から)、観光物産販売(午後1時30分〜4時30分)、熊野水軍太鼓による見送り(午後4時45分から)を予定。乗客は765人。
 26日は午前8時着岸、午後5時出港の予定。平安衣装による出迎え歓迎セレモニー(午前8時10分から)、観光物産販売(午後1時30分〜4時30分)、太鼓演奏「紀宝楽」による見送り(午後4時45分から)を予定。乗客は650人。
 両日とも天候などの影響で入港時間の変更、イベント中止の場合あり。

■高校生、ヨット技術磨く 大津 びわこウィーク始まる(京都新聞電子版)
 高校生がヨットセーリング技術の向上を図る「びわこウィーク」が20日、大津市の県立柳が崎ヨットハーバー沖の琵琶湖で、3日間の日程で始まった。強風に悪戦苦闘しながらも、水しぶきを上げ湖上を駆け抜けた。
 京都府セーリング連盟が毎年行っており、今年で7回目。2人乗りFJ級ヨットで約5キロあるコースの着順を競う。今年は膳所高や宮津高など5府県の8校から72人が参加した。
 強風と波のため一時中断したが、穏やかになるとレースを再開。高校生は帆の向きや船艇の重心などを調節しながら、春風をマストいっぱいに受け、練習の成果を試していた。
 21、22日もレースを行う。

■新名神道:甲南IC開通 観光客増へ忍者の里PR、市民ら膨らむ期待−−甲賀(毎日jp滋賀)
◇新名神の新たな玄関口
 新名神高速道路に20日開通した「甲南インターチェンジ(IC)」(甲賀市甲南町)。地域の新たな玄関口の誕生に地元は沸き立っている。企業立地や物流の促進、一般道の渋滞緩和などを目的に地方自治体が主体的にICを整備できる「地域活性化IC制度」を活用した関西初のICで、観光促進や移動時間短縮など多くのメリットが見込まれる。【金志尚】
 同ICは旧甲南町の要望を受けた県が03年に国に建設を申請。翌年認可され、05年に着工した。総事業費49億円のうち34億円を県が負担(約半分を国が補助)し、残りを西日本高速道路会社が負担する。
 甲賀市内の新名神ICとしては3カ所目で、信楽IC−甲賀土山IC(16・9キロ)間にあり、県道柑子塩野線に接続する。
 甲南町は新ICによる観光客増を期待し、町商工会が昨年9月から、「きとくれ甲南 忍者の里」をキャッチフレーズに忍者関連の土産物を数多く売り出している。今月には、「にんじゃえもん」というキャラクターも発表し、PRに力を入れる。杉田利正事務局長は「IC設置を生かすには、今後、地元がどれだけのサービスを提供できるかがかぎ」と意気込む。
 ICからは、忍者屋敷のからくりを体験できる「甲賀流忍術屋敷」や「成田ふれあい牧場」などの観光施設や温泉施設、ゴルフ場などに便利で、アクセス向上を利用客増に結びつけたい。町観光協会もボランティアガイド10人を養成済みで、観光客の受け入れ態勢を整えている。
 また、これまで信楽ICから21分(12キロ)要した市役所水口庁舎までの時間も、甲南ICからは12分(7キロ)に短縮される。新名神へのアクセスがスムーズになることで、市内にはない第3次救急医療施設にも時間的に近くなる。例えば、市役所甲南庁舎から大津市の大津赤十字病院まで一般道のみで従来約1時間を要したが、ICから新名神利用で約30分に短縮できる。
 ただ、逆走防止など安全問題に配慮し、付近の甲南パーキングエリア(PA)の利用者はICには出られない。また、ICからPAにも入れず、西日本高速道路会社はドライバーに注意を呼びかけている。

■甲南IC開通(asahi.com滋賀)
【関西初地元が整備】
 新名神高速道路の甲南インターチェンジ(IC)=甲賀市甲南町=が20日午後3時に開通する。高速道路会社ではなく、地元自治体が独自に整備した関西初の「地域活性化IC」だ。県内では名神高速道路の2カ所で自動料金収受システム(ETC)専用の「スマートIC」を新設する計画も進む。関西、中部の両経済圏をにらむ好立地をいかそうと、県は高速道路の整備を積極的に後押ししている。(大高敦、井上潜)
【観光PRへ忍者作戦】
20日午前の開通式で甲南町のご当地キャラクター「にんじゃえもん」がデビューする。狙いは観光客だ。
 「甲賀忍者は有名でも、その発祥地を知る人は少ない」と町観光協会の森嶋克巳会長(65)は嘆く。町内には甲賀流忍術屋敷などがあるが、合併前の旧5町ごとに観光客数をみると、総数約280万人(07年)の半数が信楽町に流れ、約12万人の甲南町は最下位に甘んじている。
 昨年2月に開通した新名神は、休日利用(1日平均3万3千台)が平日(同2万8千台)を大きく上回り、行楽利用に人気だ。開通式では協会のメンバーら約20人が忍者に扮し、新ICで降りてもらえるようにアピールする。
 新ICの開通で市中心部(水口町)方面へのアクセスも向上する。信楽ICから市役所(水口庁舎)まで21分(12キロ)かかったが、甲南ICなら9分短い12分(7キロ)。西日本高速道路会社は1日約3千台が甲南ICを利用すると見込み、新たな道路利用者の掘り起こしに期待する。
 これまで順調だった甲賀市内への企業誘致には陰りが見える。
1千平方メートル以上の工場の進出数は06年の18件をピークに、07年13件、08年6件と下がり続ける。進出用地が少ないのも背景だが、市の誘致担当者は「市の財政は厳しく、自ら工業団地をつくる訳にはいかない。新ICの利便性を訴え、民間開発会社の進出に期待したい」と話す。
【県、2カ所新設計画】
県は甲南ICに加え、名神高速道路に湖東三山スマートIC(愛荘町)と蒲生スマートIC(東近江市)を新設する計画だ。19日には事業の許可申請書を国交省に提出。新年度予算案に設計費を盛り込み、両ICとも13年度までの完成を目指す。地域活性化ICと同じく関西初の動きだ。
湖東三山スマートICは、彦根―八日市IC間(21.3キロ)のほぼ中間点にあたる秦荘パーキングエリアに出入り口をつくる。約19億円の事業費のうち、県負担は約5億円。蒲生スマートICは、八日市―竜王IC間(12.7キロ)の中間に計画。約22億円の事業費のうち、約2億円を県が負担する。
 新幹線新駅を中止した嘉田由紀子知事だが、高速道路の整備には積極的で、06年の知事選時のマニフェストにスマートICの建設を掲げている。「県は交通の要衝で製造業、流通業が強い」としたうえで「企業進出と、雇用の安定化を進める」ためと位置づける。新名神は、京滋バイパスと平行する大津市以西の区間で着工が見送られているが、これらについても建設を求めてきた。
 県道路課は「60年代に名神が開通し、栗東ICが起爆剤となって周辺に工業団地ができた。関西にも中部にも近い立地をさらに生かすため、きめ細かい道路網の整備は欠かせない」と話す。

■PRに“忍者”出没 甲南IC開通でイベント(Chunichi Web滋賀)
 新名神高速道路では甲賀市内で3番目となる甲南インターチェンジ(IC)が開通した20日、市内で観光を呼び掛けたり、お祝いのイベントがあった。
 式典には、忍者姿の若者男女20人も登場。「甲賀流忍者発祥の地」にちなんで、甲南町商工会が昨年、現代感覚の衣装デザインを依頼した京都市の専門学校生ら。コンテストの優秀作を着用、嘉田知事も思わず「かっこいいですね」とにっこり。“忍者”たちは、物産市が開かれている土山サービスエリア(SA)や甲南パーキングエリア(PA)にも出没。インター開通を知らせるチラシを配りPRした。
 開通前には、数十台の車両が料金所の前に集結。先着3台のドライバーに町商工会のキャラクター「にんじゃえもん」の置物(信楽焼製、高さ15センチ)が贈られた。
 甲賀市のJR甲南駅前には「祝☆甲南インター開通」のイルミネーションがお目見えした。住民有志でつくる深川まちづくり委員会が設置。縦1メートル、横12メートルで、4月20日まで、毎日午後5−10時に点灯される。
 新名神土山SAでは、市内の観光と特産品をPRする「甲賀物産市」が始まった。市観光協会が主催し、旧町の観光協会などが特産品を販売。甲南町はソバ粉にコウライニンジンなどを入れて丸く粒状にした忍者の携帯食「飢渇丸」も再現し、販売した。22日まで。(宮川弘)

09/03/20

■強風で一時運休 JR湖西線(京都新聞電子版)
 20日早朝から大津市南小松のJR湖西線近江舞子駅で、規制値を超える風速25メートルが記録され、JR西日本は午前6時40分ごろから同10時15分ごろまで、断続的に運行を見合わせた。
 この影響で、特急4本を含む上下10本が運休。快速電車など在来線8本が最大43分遅れたほか、特急はJR東海道線経由に迂回(うかい)して運行した。

■(新名神・甲南IC開通 滋賀 嘉田知事らテープカット(京都新聞電子版)
 新名神高速道路の甲南インターチェンジ(IC、滋賀県甲賀市甲南町)が20日開通し、関係者が同IC料金所近くで開通式を開いて祝った。午後3時の利用開始からさっそく多くの車が通行した。
 自治体主体で整備する関西初の地域活性化ICで、滋賀県と西日本高速道路が2005年に着工。昨年2月の新名神開通から約1年後の開設となり、同市内のICは3カ所目。
 開通式では嘉田由紀子知事、中嶋武嗣市長らがテープカットし、「忍者の里」にちなんだ新忍者衣装を手がけた京都の専門学校生らが衣装を着て盛り上げた。利用開始に1番乗りした近くの会社員中谷勉さん(51)は「開通が待ち遠しかった。仕事が便利になります」と話していた。

■復元した蒸気船「一番丸」、5年目の運行開始−瀬田川リバークルーズ(びわ湖大津経済新聞)
 レークウエスト観光(大津市今堅田1)は4月1日より、明治時代にびわ湖を航行していた蒸気船を復元した「一番丸」に乗船する「瀬田川リバークルーズ」の運航を開始する。
 同クルーズで乗船する「一番丸」は、1869(明治2)年〜1889(明治22)年にびわ湖を航行していた蒸気船を外輪汽船として1997年に復元したもの。全長18.7メートル、幅4.6メートルで、定員は100人。外観は黒を基調としたレトロなデザインで、2階にはオープンデッキを備える。2004 年に定期運航を開始し今年で5年目となる。
 同クルーズは、瀬田川湖畔を航行し「石山寺」「南郷洗堰(あらいぜき)」「瀬田の唐橋」などを巡るコースで1周約70分。石山寺港、瀬田川新港、南郷アクア琵琶港の3港から乗船でき、各港で一度下船し、観光をしたあとも再乗船できるのが特徴。同社担当の柴原さんは「昨年は石山寺で源氏物語のイベントを行っていたこともあって活気づいていた」と話し、「関西方面から日帰りで観光される方が多い」とも。
 柴原さんは「4月の桜のシーズン、11月の紅葉のシーズンがやはり人気。手軽に瀬田川周辺を散策してほしい」と話す。
 料金は、大人=1,300円、小学生=700円。問い合せは大津市石山寺観光協会(TEL077-537-1105)まで。11月29日まで。

■ETC助成「売り切れ」続出 希望者殺到に国交省平謝り(asahi.com)
 高速道路の大幅値下げを前に、各地でETC車載器が売り切れる事態が続出している。混乱の原因は、売れ行きの見込みを分析せずに、国が購入費の助成制度を始めたことにある。国土交通省は「迷惑をかけ申し訳ない」と平謝りで、希望者に車載器が行き渡るよう、4月以降も助成を続ける計画だ。
 購入費助成は国交省所管の財団法人・高速道路交流推進財団が実施。3月12〜31日の間、四輪車95万台、二輪車5万台の計100万台を上限に、1台あたり四輪車5250円、二輪車1万5750円を助成する。車載器は四輪車で数千円から2万円程度で、店頭での購入・取り付け時に料金から助成分が引かれる。
 全国で500店舗を展開するオートバックスセブンは助成開始から4日間で、ふだんの2カ月半相当を売り上げた。各店舗では通常の2〜3倍の在庫を準備していたが、現在、ほぼ半数の店で売り切れ状態。入荷を待っているが、メーカーの生産が追いついていない状況という。
 イエローハットでも売り切れが相次ぐ。在庫があっても購入者が取り付けまでに長時間待たされるケースがあるなど、店舗が混乱しているという。オートバックスは「助成期間が限られているため希望者が殺到している」と話す。
 同推進財団は旧日本道路公団から独占的にサービスエリアなどの業務を受注していた団体が前身。ため込んでいた資産の使いみちの一つとして、国交省からETC助成への拠出を求められた。約340億円の資産のうち最大約60億円を出す。
 同財団の水谷陽一常務は「申請は期間中に10万台程度と思っていた。在庫がどれだけあるかも調べてはおらず、認識が不十分だった」と、読みの甘さを認める。金子国交相は19日の閣議後会見で「せっかく国民が関心を持ってくれているので助成を4月も続けたい」との意向を示した。
 値下げは28日から始まり、地方部が土日・祝日上限1千円で乗り放題となるのが柱で、政府の経済対策の一環。(座小田英史、松川敦志)

09/03/19

■売り切れ相次ぐ ETC車載器(紀伊民報AGARA)
 ETC(自動料金収受システム)車載器購入の助成が12日に始まり、全国的に車載器が品薄になっている。和歌山県南部ではすでに完売している販売店がほとんどで、商品入荷も未定となっている。
 助成額は四輪車で5250円、二輪車で1万5750円。28日から始まる高速道路の休日料金が上限1000円に引き下げられることもあって駆け込み需要が発生した。
 田辺市新庄町の自動車用品店では、14、15日に客が殺到して品薄となり、18日午前で完売。購入できた人も取り付けは4月上旬まで予約待ち状態という。問い合わせは日に20〜30件あり「商品入荷のめどが立たず、販売予約を受けられない状態」という。
 同市鮎川の自動車販売店では、受け付けが始まった12日から注文が殺到。最近は1日に約10台も注文が入る日があったという。いまは在庫がなく、入荷待ちの状態。高速料金の引き下げまでに取り付けを確約できない状態になっている。
 県自動車整備振興会は、会員の自動車整備工場から車載器の発注を受けているが、全県的に品薄という。「車載器メーカーも増産体制に入っているが、出荷のめどは明確にしてこない状況」と話している。

■ETC購入費助成、100万台を突破(msn産経ニュース)
 高速道路のETC(ノンストップ料金収受システム)車載器の購入費助成の窓口となっている高速道路交流推進財団と国土交通省は19日、当初は四輪車と二輪車合計で3月末までに10万台と見込んでいたETC車載器の助成台数を100万台に拡大すると発表した。
 内訳は四輪車が95万台、二輪車が5万台で、3月末までに100万台に達しなければ4月以降も助成期間を継続する。
 助成額は四輪車が5250円、二輪車が1万5750円。助成への申し込みが殺到し、ETC車載器の品切れ店が続出。助成を受けられない購入希望者が増加していることに対応する。
 助成制度は、今月20日からETC利用車を対象に始まる高速道路料金の値下げに伴い、12日から31日末の期間限定で始まった。高速道路の値引きに加えて、助成額も大きいことから制度開始以降、大勢の購入希望者がカー用品店に詰めかけた。同財団によると、制度開始後にETC車載器を取り付けた車両は18日までに32万1237台に達した。
 金子一義国土交通相は19日の閣議後の記者会見で、「その後も(ETC車載器の)需要がある場合、別途検討したい」と述べ、助成台数をさらに増やす可能性を示した。

■伊藤園:県のヨシ保全活動に寄付金1000万円(毎日jp滋賀)
◇飲料の売り上げ一部、キャンペーンで
 日本茶飲料の売り上げの一部を県の環境保全活動に寄付するキャンペーンを実施していた飲料メーカー「伊藤園」(本社・東京都)がこのほど、寄付金約1000万円を贈呈した。
 同社の日本茶飲料「お〜いお茶」製品の近畿2府4県での売り上げの一部を、県の推進するヨシの生育や管理などの保全活動に寄付するキャンペーンで、昨年11月〜今年1月末に実施。このほど、同社の江島祥仁副社長らが県庁を訪れ、社員も参加した西の湖周辺のヨシ刈り体験などキャンペーンの活動を報告。寄付金1085万円の目録を嘉田由紀子知事に手渡した。
 知事はヨシ紙でできた感謝状を贈り、キャンペーンで「琵琶湖への社会的関心を深めてもらえた。社員のみなさんにぜひヨシ刈りを毎年続けてほしい」と話していた。【近藤希実】

■カミツキガメ2匹捕獲大津(Yomiuri On Line関西発)
 大津市下阪本の太間川で18日、特定外来生物で北米原産のカミツキガメ2匹が見つかり、県職員が捕獲した。県内でカミツキガメが確認されるのは1991年以降、14、15匹目。
 県自然環境保全課によると、甲羅の長さは20センチと31センチ、体重は1・5キロと7・2キロ。浚渫(しゅんせつ)工事をしていた男性作業員らが正午から午後2時頃にかけて、琵琶湖から20〜30メートル離れた川底で発見した。
 複数の個体が同時に確認されるのは初めてといい、同課は「攻撃性が強く、生態系にも悪影響を及ぼす。見つけたら、近寄らずに連絡してほしい」と呼びかけている。

■大津でカミツキガメ2匹捕獲 生態系・人にも脅威(Chunichi Web滋賀)
 県は18日、大津市下阪本の太間川で、北中米原産の特定外来生物カミツキガメが2匹捕獲されたと発表した。県内では1991年に初めて発見されて以来、これまで15匹が見つかっているが、2匹同時は初めて。
 同日昼ごろ、太間川の琵琶湖近くで浚渫(しゅんせつ)工事の関係者が発見、市を通じて県に届け出た。カメのうち1匹は長さ31センチ、重さ7・2キロにもなる。
 カミツキガメは特定外来生物指定。法律で現在は許可なく飼育することは禁じられているが、かつてはペットショップで売買されていた。飼育していた人が困って捨てたとみられる。
 どう猛な性格で、あごの力が強い。生態系に及ぼす影響は大きく、かみつかれてけがをする危険も高い。
 県自然環境保全課は「外来生物法は罰金も大きい。自然に放すことは絶対にしないで」と注意している。(小西数紀)

■桜開花予想:さらに1日早く−−3回目の予想(毎日jp和歌山)
 和歌山地方気象台は18日、3回目の「桜の開花予想」を発表し、ソメイヨシノの開花は和歌山が23日、潮岬は24日とした。2回目の開花予想より共に1日早まった。平年より和歌山は5日、潮岬は4日、それぞれ早い。【福沢光一】

■足湯:三輪崎漁港に交流施設が完成−−新宮(毎日jp和歌山)
 新宮市三輪崎の三輪崎漁港に、市内で初の足湯=写真・同市提供=などを備えた交流施設が完成し、20日に式典がある。
 交流施設は、市が国の農村漁村活性化プロジェクト交付金などを活用し、約3200万円をかけ建設した。木造平屋建て73.11平方メートル。
 足湯は三輪崎温泉の源泉を利用する。神経痛、関節痛などに効果がある冷鉱泉で、湧出(ゆうしゅつ)量は毎分34リットル、泉温は23.4度。夏季を除き沸かして使う。湯槽は幅0.7メートル、長さ3.3メートル、深さ0.3メートル。木製ベンチを設け、一度に大人5、6人が座れる。当分の間、利用時間は午前10時〜午後5時で、無料。
 施設は三輪崎海水浴場に近く、屋外と屋内に計5基のシャワー設備、トイレもある。三輪崎漁協が管理・運営に当たる。【神門稔】

■361人が熊野巡り 新宮港へ客船「ふじ丸」が入港(南紀州新聞ネット版)
 客船「ふじ丸」(2万3235d、全長167b)が18日、新宮市の新宮港第4号岸壁に入港した。乗客361人が熊野巡りなどを満喫した。
 今回のクルーズ名は「春の屋久島・熊野と瀬戸内海クルーズ」(4泊5日チャータークルーズ)。前港は茨城県の大洗、次港は鹿児島県の屋久島。
 着岸後に歓迎セレモニーがあり、江川忠雄・市収入役が畠村外志行船長に花束を贈呈。観光客たちは出迎えた平安衣装の女性たちと記念写真を撮り、バスやタクシーで「熊野古道・熊野那智大社・青岸渡寺・那智の滝」「熊野本宮大社・熊野速玉大社」などのオプショナルツアーへ向かった。岸壁では新宮市と那智勝浦町の両観光協会などによる地元物産販売もあった。

09/03/18

■潮の香り漂う足湯 三輪崎漁港に完成(紀伊民報AGARA)
 和歌山県新宮市三輪崎の三輪崎漁港内で20日、潮の香りを感じながら足湯が楽しめる「三輪崎漁港交流施設」の完成式がある。市内で初めての足湯施設。
 交流施設は木造平屋(73・11平方メートル)で、一度に5、6人が利用できる足湯(無料)とトイレ、近くにある三輪崎海水浴場の利用者のための更衣室、シャワーを備える。昨年9月に市が着工した。
 交流施設は、三輪崎漁業協同組合が管理委託を受け、三輪崎温泉を活用した足湯も同漁協が運営する。
 20日は午前10時から式典を開き、その後、三輪崎漁協と新宮漁協の共催で魚、海藻類、干物など地元産の海産物を販売する。

■「カミツキガメ」2匹いた! 大津・太間川 県内複数発見は初(京都新聞電子版)
 大津市下阪本5丁目の太間川で18日、北米から中米に生息する特定外来生物の「カミツキガメ」2匹が見つかった。同時に複数が発見されるのは滋賀県内では初めてという。
 1匹は甲羅が全長31センチで体重7・2キロ、もう1匹は20センチで1・5キロ。ともに性別は不明。河川改修で、川底などを掘り返した土の中にいたのを工事業者が見つけた。
 凶暴で鋭い口を持ち、人に危害を加える恐れがある。2匹の発見場所は10メートルほどしか離れておらず、県は「カメは長生きするので、複数が近くにいると将来的に繁殖する可能性がある」と警戒している。

■桜前線、さらに駆け足 九州−東北の開花予想(Chunichi Web)
 気象庁は18日、九州から関東、北陸にかけての桜(ソメイヨシノ)の開花予想第3弾と、東北の第1回予想を発表した。3月のこれまでの気温が平年より高く、今後も平年並みの暖かさが予想されることから、桜前線の北上は駆け足と見込んでいる。
 今春、これまでに開花した8地点のうち、福岡(3月13日)、宮崎(同16日)、松山(同17日)、山口県の下関(同18日)は1953年の統計開始以降、最も早い開花を記録している。
 予想によると、東北は福島で4月4日、仙台で同5日とそれぞれ平年より7日早いなど、全予想対象地点の7カ所で平年より2日以上早い。
 東北以外の地域では、ほとんどの地点で先週発表の前回予想より開花日を前倒しした。平年より7日早い3月21日の東京、8日早い同22日の高松、9日早い同23日の津など、12地点で前回予想より3日以上早めた。
 気象庁の関東、北陸以南の開花予想は今回で終了。東北と北海道の予想を来月にかけて発表する。(共同)

■4月の陽気 春ひょっこり(asahi.com滋賀)
【大津19.3度、彦根17.2度】
 17日の県内は、高気圧に覆われて気温が上昇。彦根地方気象台によると、大津市で19.3度の最高気温を記録、平年に比べて7.8度高い4月下旬並みの陽気になった。彦根市でも4月中旬並みの17.2度まで上がった。
 近江八幡市中村町の県道沿いの歩道では、この陽気に誘われて、街路樹の根元から数十本のツクシが一気に成長=写真。見つけた下校中の小学生たちが「かわいい」と声をあげていた。
 同気象台の予報では、18日も気温が上がるという。

■大津「道の駅」内の米プラザ閉店 委託先が申し出 県、再開探る(京都新聞電子版)
 大津市今堅田3丁目の「道の駅」にあり、年間来場者が30万人を超える滋賀県の人気施設「米プラザ」が、3月12日から閉店していることが17日、分かった。県が運営を委託した民間会社が営業停止を申し出たためだが、県内有数の農産物直売所として人気を高めていただけに、県は「想定外の出来事」と困惑している。
 県などによると、委託した会社は東近江市の小杉農園。2006年4月から09年3月までの指定管理者として米プラザを運営し、100人を超える県内農家のコメや野菜などを販売してきた。
 ところが、今月12日、米プラザで働く小杉農園の従業員が「営業を停止したい」と県に連絡。県は小杉農園の社長らに意向を確認しようとしたが連絡がつかない状態のため、営業が難しいと判断し、施設を閉めた。
 県や県道路公社によると、米プラザは、道の駅を所有する同公社に指定管理期間の終わる4月から譲渡する。農産物直売施設は継続する方針で、当初1年程度を小杉農園に任せた後、入札などで運営先を決める予定だった。
 県農産ブランド推進室は「右肩上がりで来場者が伸びていた施設なので、突然のことに驚いている。取引していた農家も多いので、早期の再開を目指したい」としている。
 同プラザは延べ床面積約710平方メートル、07年度の利用者は30万4800人、売上高1億7800万円。

09/03/17

■暖かな彼岸入り 滋賀県内、家族連れらが墓参り(京都新聞電子版)
 彼岸の入りの17日は好天に恵まれ、滋賀県内各地の寺院や墓地では、故人や祖先をしのぶ人たちが墓参に訪れた。
 彦根地方気象台によると、大津市の最高気温は4月下旬並みの19・3度を記録。今季一番の暖かさで彦根市では黄砂を観測した。
 約300基の墓石が並ぶ正興寺(大津市南志賀2丁目)では、朝から家族連れらが訪れ、汗ばむほどの陽気に上着を脱いで墓の周辺を掃除。春の花や線香を供えて、静かに手を合わせる姿が見られた。
 眼下の琵琶湖は黄砂の影響でかすんで見えなかったが、墓参した柳田喜代子さん(61)は「ご先祖様もこの景色を眺めているのかな」と思いをはせていた。

■伊豆沼・内沼:再生協議会、生物・水質調査結果を公表 生態系復元に手応え(毎日jp宮城)
◇生命はぐくむクロモ、増殖は「可能」
 伊豆沼・内沼らしさの回復に取り組む「伊豆沼・内沼自然再生協議会」は、今年度行った両沼の生物や水質にかかる基礎調査の結果を公表した。ブラックバス退治の進行と合わせた生態系の復元に向け、手応えを感じさせる内容が多かった。
 協議会は両沼に関係するさまざまな組織・団体が自然再生推進法に基づき、昨秋発足させた公的機関。基礎調査の結果は、今月8日の2回目の会合で、協議会に加わる県伊豆沼・内沼環境保全財団の研究者らが報告した。
 両沼らしさの象徴として復元を目指す5種類の「目標生物」の一つクロモ(沈水植物)の調査では、人工的な増殖は比較的容易との結果が示された。クロモなどの沈水植物は小魚の繁殖・生活の場として重要。両沼では、水の強い濁りなどで日光をさえぎられ急激に姿を消しつつあるが、日光が水底に届く所では生き残っている。室内で栽培実験したところ、蛍光灯程度の光量でも生育すると判明。挿し木でも増えると分かった。09年度は沼に植栽し生育を観察する。
 沼水の水質改善の一つの方法として行った一迫川から農水路経由で川水を入れる導水実験では、川水が沼に入る付近で濁りの緩やかな低下(透明度の上昇)が見られた。沼の光環境の回復につながると期待される。
 その他、沼面を埋めるハスの刈り取り面積の拡大▽群落が減ったマコモの根株を越冬ハクチョウに全部食べられないような植え方の導入−−などの必要性が指摘された。
 調査結果は次回以後決定される両沼の自然再生の全体構想と、それに引き続く実施計画の作成の基礎データとなる。【小原博人】

09/03/16

■水郷めぐり、気分は船頭 近江八幡、手こぎ体験イベント(京都新聞電子版)
 滋賀県近江八幡市の水郷めぐり船頭体験イベントが14、15日、同市円山町などで行われ、観光客が和船の手こぎに挑戦した。
 水郷めぐり業者「まるやま水郷めぐり観光」が毎年実施しており、今年は両日で約20人が参加した。
 15日は、体験イベントをきっかけに5年前に船頭になった太田豊司さん(66)が指導に当たり、「ろを押すときと引くときの力が均等になるように」とアドバイスした。観光客は慣れない手つきで、最初は同じ場所を回ったりしていたが、少しずつ前進すると歓声を上げた。
 妻と2人で体験した東近江市沖野町の藤川弘さん(70)は「なかなか思うように水をかけず、難しかった」と話していた。

■漁港内に1.5メートルのマグロ 春の珍事にびっくり(紀伊民報AGARA)
 和歌山県すさみ町周参見のすさみ漁港内で15日、メバチマグロ(サバ科)1匹が捕獲された。マグロの仲間ではクロマグロに次いで大きく、全長1・5メートル、重さ55キロもあった。捕獲した地元漁師は「沖の魚が港内で捕れるなんて」と春の珍事に驚いた。
 和歌山南漁協すさみ支所によると、午後2時ごろ、港内で釣りをしていた人がマグロが泳いでいるのを見つけた。話を聞いた数人が駆け付け大捕物となった。約2時間かけて船着き場の上からもりで突いて捕獲した。この後すぐに解体され、居合わせた人で分けた。
 県水産試験場によると「いま黒潮が近づいていて、その潮に乗って迷い込んできたのだろう。これまでに聞いたことがない珍しい現象」と話している。
 メバチは、目が大きいのが特徴で、和名の由来になっている。最大で2メートルほどになる。

■ケンケンかつお楽しく学んで 駅舎内に博物館(紀伊民報AGARA)
 和歌山県すさみ町周参見、JR周参見駅舎内に「かつお博物館」がオープン。5月末まで展示を続け、ケンケンかつおに関する知識を楽しみながら学び、最盛期を迎えるケンケン漁をアピールする。
 町観光協会が主催し、エビとカニの水族館(森拓也館長)が協力。駅舎に取り付けられたゲートをくぐると、漁で使う疑似餌や釣り針などの品がずらりと並んでいる。このほか、「ケンケン」という言葉の由来や泳ぐ速さ、正しいさばき方を知ることができる。
 森館長は「博物館を見てもらえれば、ケンケンかつおがどういうものかが分かってもらえるはず。楽しみながら学んでもらえれば」と話している。

■【横浜ボートショー09】トレンド…20代が1億円以上のボートを購入(Response.)
「ジャパンインターナショナルボートショー2009イン横浜」(3月12 - 15日、パシフィコ横浜)には、定年を迎えたシニア層や、自営業を営む40-50代に加え、20代と見られる若い人たちの姿も見られた。
日本舟艇工業会の関係者は、最近のユーザーの動向についてサイズ別に話した。
「大型の船は、企業などの法人所有と富裕層などの個人所有に分けられる。割合は法人が90%、個人が10%程度だ。その10%の個人の中でも、最近は20代で購入するというケースが珍しくない。若年層が1-3億する船を買っていく」
「中型艇は買いやすい値段ということもあり、ファミリー層に受けている。高級輸入車程度の額で収まるので、ファミリーで釣りに行ったりマリーナ巡りをしたりと多目的な用途に対応した船が人気のようだ」
「また、免許不要・船舶検査不要の2馬力以下のミニボートは、手漕ぎボートに小さなエンジンが付いたという感じで、船の楽しみを味わってみたいという初心者の関心が高まっている」
同会の「プレジャーボート保有隻数の推移」グラフでは、2000年の約44万隻ピークを境とし、保有隻数は下降をたどっている。同会の別の関係者は、「所有者の高齢化も理由のひとつ。団塊ジュニア世代などへ向けた、大型中型ボートのPRなどで需要を掘り起こし、底辺の拡大に努めていきたい」と話す。《大野雅人》

■淀川の天然記念物の魚ピンチ、3年連続で稚魚確認できず(asahi.com関西)
 国の天然記念物イタセンパラが卵を産み付ける貝が、ブラックバスなど外来魚の影響で成長できていないことが、大阪市立自然史博物館の調査で分かった。この貝は魚に寄生して育つが、外来魚につくと成長が止まり死んでいた。イタセンパラは外来魚により、稚魚の捕食に加え、ダブルパンチを受けている形だ。
 イタセンパラは体長約10センチのタナゴの仲間で、淀川と富山平野や濃尾平野のごく限られた河川にしかいない。二枚貝のイシガイに産卵する。一方、イシガイは生後約10日間、魚の表面に寄生しないと成長できない性質がある。
 同博物館の石田惣学芸員らは07年に淀川で、イシガイの子ども約4500匹がどんな魚に付いて育っているか調べた。すると、4〜6割は淀川でも増加中のブラックバスとブルーギルに寄生していた。しかし、外来魚にくっついた貝の大半が途中で成長が止まり、魚の表面で死んでいた。外来魚の防御反応が働いている可能性があるという。
 イシガイを外来魚に寄生させて実験しても、約9割の貝が魚の表面から落ちて死んだ。稚貝まで成長できたのは1%に満たなかった。一方、淀川にもともとすむ在来魚トウヨシノボリにつけると、6割以上が成長できた。
 この結果は18日に日本生態学会で発表する。
 国土交通省近畿地方整備局によると、淀川では06年から3年連続でイタセンパラの稚魚が確認できていない。同局は08年夏から、イタセンパラが産卵できるよう、イシガイの放流も始めた。
 石田さんは「近い将来、淀川でイシガイが壊滅しかねない。イシガイの放流だけでなく、外来魚の駆除の徹底も必要だ」と話している。(長崎緑子)

09/03/15

■メロディーロード:車で走ると、われ〜は湖の〜子 琵琶湖大橋に完成(毎日jp滋賀)
◇ノイズが楽しい音階に
 大津市と守山市を結ぶ琵琶湖大橋に車で走行するとメロディーが聞こえる「メロディーロード」が完成し、記念式典が14日、大津市今堅田3のびわ湖大橋米プラザで行われた。式では開発者の土木工事会社を経営する篠田静男さん=北海道標津町=が開発のエピソードを披露した。
 県道路公社が、凍結や雨によるスリップの対策と地域の観光PRにと篠田さんに施工を依頼した。路面に溝を切り、溝の幅を調整し発生したロードノイズで音階を生み出す仕組み。曲は「琵琶湖周航の歌」で、大津から守山へ向かう追い越し車線の610メートルの区間で聞ける。
 篠田さんは、「ブルドーザーのキャタピラで傷ついた道路を車で走ったとき、ロードノイズが速度の変化で低い音から高い音まで変化するのに気付いた」と開発のきっかけを紹介。地元の標津町の道路で04年に最初に作った「知床旅情」が聞こえる道路は、今は観光バスのコースになっているという。【後藤由耶】

■春の風物詩:“春の扉”開く びわ湖開き/左義長まつり(毎日jp滋賀)
 湖国の春の風物詩の「びわ湖開き」(大津市沖など)と「左義長まつり」(近江八幡市)が14日行われ、訪れた観光客らが本格的な春の到来を告げる催しや伝統行事を楽しんだ。
◆びわ湖開き
◇「黄金の鍵」投入
 「第54回びわ湖開き」には、NHK連続テレビ小説「だんだん」の主人公役の三倉茉奈さん、佳奈さんが大型観光船「ミシガン」の「一日船長」として参加しイベントを盛り上げた。ライブや三倉さん姉妹のトークショーも行われ親子連れなどが楽しんだ。
 大津港で行われた開会式では嘉田由紀子知事が「県は自然だけでなく、歴史文化も豊か。これからの春、夏と、季節季節の琵琶湖を楽しんでほしい」とあいさつ。続いて、船長の帽子を受け取った三倉さん姉妹が出航合図の鐘を鳴らし、参加者らと「ミシガン」に乗り1時間半ほどの琵琶湖クルーズに出た。
 “春の扉”を開ける「黄金の鍵」を湖に投げ入れた三倉さん姉妹は、操舵(そうだ)室で舵(かじ)の操作も体験。「琵琶湖は広いですね」と口をそろえ、茉奈さんは「琵琶湖は子どものころによく遊びに来たなじみ深い場所。琵琶湖の水を大切にしたい」と話した。

 この日午後7時には、「ヨシたいまつ一斉点火」が、同市内の7カ所の琵琶湖岸であった。びわ湖開きの一環で「ミシガン」がたいまつ鑑賞船として運航され、湖岸でも多くの市民らが炎がつくる幻想的な光景に見とれていた。【後藤由耶】
◆左義長まつり
◇豪華、練る13基 勇壮に始まる
 近江八幡市の左義長まつり(国選択無形民俗文化財)が同市宮内町の日牟礼八幡宮で始まり、豪華な山車(だし)飾りで彩った13基の左義長山車が旧市街地を練った。織田信長が安土城下で始め、廃城後、八幡に移り住んだ町衆により再開したとされる400年以上の歴史を誇る祭り。
 左義長は、わらや竹で組んだ高さ7メートルの松明(たいまつ)の正面に今年の干支(えと)のウシを題材にした山車が飾られている。各奉納町の若衆が3カ月余りかけて製作。雨も上がった午後1時に13基が同宮に勢ぞろい。山車飾りの出来栄えを競うコンクールに臨んだ後、花火を合図に街に繰り出した。
 派手な衣装で女装した若衆が「チョウヤレ、マッセマッセ」と左義長を持ち上げたり引き回したりすると、沿道に詰めかけた観衆からは歓声が上がり、勇壮な姿をカメラに納めていた。15日も若衆が一日、左義長を担いで町内を練り、時には左義長をぶっつけ合う「山車合わせ」も行われ、午後8時から境内で奉火される。
  ×  ×
 第58回左義長ダシコンクール(近江八幡左義長保存会主催、毎日新聞大津支局後援)は審査の結果▽優勝 第11区の有田焼糸重鉢▽準優勝 参和会の華燭之典▽3位 宮内町の大自然−−と決まった。優勝、準優勝の両町に毎日新聞社から優勝旗、準優勝旗と賞状などが贈られた。【斎藤和夫】

■さぁ観光の季節へ びわ湖開き(Chunichi Web滋賀)
 14日に大津市の大津港一帯で開かれた「第54回びわ湖開き」には、「マナカナ」で知られる双子のタレント三倉茉奈さん(23)、佳奈さん(23)が登場。観光船「ミシガン」の一日船長となりイベントに花を添えた。
 大津港で開かれた開会式では、嘉田由紀子知事が「これから観光シーズンの幕開け。春、夏、秋、それぞれの季節の琵琶湖を楽しんでほしい」と呼び掛けた。
 一日船長の帽子を贈られた茉奈さん、佳奈さんが船の出港を告げるベルを鳴らし、パレードが出発。2人は、船上から春の訪れを告げる「黄金の鍵」を琵琶湖に投下。操舵(そうだ)室に入り、かじを取って一日船長の役目を務めた。
 大阪生まれの茉奈さん、佳奈さんは子どものころから何度も琵琶湖を訪れ、親しみを感じているという。「普段飲んでいるのも琵琶湖の水。大切にしたい」と茉奈さん。佳奈さんも「大きな鍵を落とすのが気持ち良かった。自分たちもぜひ家族で観光に来たい」と春の到来を心待ちにしていた。(小西数紀)

09/03/14

■ドライブで奏でる「周航の歌」 琵琶湖大橋に♪メロディーロード(京都新聞電子版)
 法定速度を守って走ると「琵琶湖周航の歌」の旋律が聞こえる「メロディーロード」がこのほど、琵琶湖大橋(大津市−守山市)に完成した。速度抑制と路面の滑り止めが狙いで、車と道路が奏でる音がドライバーへ安全運転を呼びかける。14日にオープニングセレモニーが開かれた。
 メロディーロードは路面に設けた切削溝の間隔で音階を調整し、通過時に発生する走行音で車内や車外に音楽が聞こえる仕組み。
 琵琶湖大橋は傾斜があり、速度を上げて走行する人も多いことから、守山方面に向かう追い越し車線約610メートルに渡って設置した。
 琵琶湖周航の歌は、橋が架かる両市などが「最もふさわしい曲」として選んだ。制限速度の60キロで走行すると、適切にフルコーラスが聞けるという。
 メロディーロードは県内で初めて。全国には10カ所あるが、橋への設置は初めてで、距離は最長になる。
 観光促進にも期待しており、県道路公社は「耳で楽しみながら安全運転を心がけてもらいたい」としている。
 14日午後4時半から、琵琶湖大橋西側にある「びわ湖大橋米プラザ」(大津市)でオープンセレモニーが開かれた。メロディーロードの施工業者の所在地にちなんだ北海道標津町の観光紹介と物産展は15日も開催する。

■水辺彩る、ヨシの炎 大津の湖岸 たいまつ500本点火(京都新聞電子版)
 琵琶湖の恵みに感謝し、春を呼ぶ「ヨシたいまつ」の一斉点火が14日夜、大津市内7カ所の湖岸と瀬田川沿いであり、燃え上がる計500本のたいまつが水面にゆらめく炎を映し出した。
 「びわ湖開き」に合わせて毎年開かれる冬の風物詩。市民が冬に刈り取ったヨシを使い、延べ約3キロにわたって高さ4メートルほどのたいまつを並べた。
 瀬田南学区では午後7時、唐橋公園(同市瀬田1丁目)で約70本のヨシたいまつに火がつき、約15分間、対岸の晴嵐学区とともに炎の帯をつくった。肌寒い空気の中、家族連れで眺めていた近くの会社員村田孝二さん(41)は「自分たちで刈って作ったヨシたいまつが燃えて幻想的ですね」と話していた。

■県内に春の嵐 西川で162ミリの雨(紀伊民報AGARA)
 低気圧と前線の影響で、和歌山県内では13日から14日にかけてまとまった雨が降った。強風が吹いて海上は大しけになるなど、荒れた天気になった。
 和歌山地方気象台によると、県南部で降り始めの13日午後6時から14日午前10時までの積算雨量は、西川(古座川町)が162・5ミリと最も多く、時間雨量も27・5ミリを記録した。次いで色川(那智勝浦町)が105・5ミリ、新宮103ミリ。栗栖川(田辺市)は79・5ミリ、白浜は51・5ミリだった。
 潮岬沖では波の高さが6メートルを超え、南南西の風が強く最大瞬間風速26・3メートルを観測した。県内全域に一時、暴風波浪警報が出された。
 15日は晴天になり、以降は高気圧に覆われて気温が平年より高くなるという。

■観光地、増客に期待 高速料金引き下げ(紀伊民報AGARA)
 高速道路料金が28日から大幅に引き下げられる。政府による景気対策の目玉の一つ。和歌山県南部でも観光地や自動車関連業者は、観光客数の増加や需要拡大を期待する。その一方で、地元商店街や大型量販店は消費が都市部に流出するのではと危機感を募らせる。
 首都圏と京阪神圏の大都市圏を除き、土日祝日は普通車以下はどこまで走っても上限1000円で、平日は全車種3割引きとなる。期間は2年間。いずれも自動料金収受システム(ETC)の利用が対象。ただし料金徴収システムの改修が遅れているため、大都市圏を経由しての複数の利用は当面、それぞれ通行料金を支払う「二重払い」になる。完全実施は4月29日。
 レジャー需要の掘り起こしが最大の目的で、白浜町や田辺市などの紀南の観光地は、春休みを迎えることもあり「誘客のチャンス」と期待する。
 サファリパーク「アドベンチャーワールド」のパンダ、高級魚のクエが話題となっている白浜町。観光関係者は「高速道路は田辺までつながっているし、マイカーの観光客が増えるだろう。新規獲得ができればと思う」。田辺市本宮町の熊野本宮観光協会は「今年は世界遺産登録5周年でイベントが多い。ビジターセンターも完成するし、高速料金引き下げを生かしたい」と意気込む。
 自動車関連業者も期待を高める。ETC車載器を販売する市内の店舗は「1月下旬から購買が増えてきた。購入者への助成制度が始まり忙しくなっている」。ガソリンの需要も見込まれ、市内のガソリンスタンドは「いまは以前よりガソリン価格は安いし、マイカー利用が増えるのではないか」と話す。
 一方、商店街や大型量販店は厳しい表情をみせる。田辺市商店街振興組合連合会の串明洋副理事長(55)は「高速道路がみなべや田辺まで延びた時にも影響があった。ただでさえ、休日は客が少ないのに、今まで以上に都市部に流出するのではないか」と不安がる。田辺市商業協同組合が定額給付金の支給に合わせてプレミアム(割増金)付き商品券の発行を決めており、連合会はそれをPRする計画で「消費者の購買意欲を盛り上げ、都市部への流出を少しでも防げればと思う」と話す。
 市内の大型量販店も「京阪神なら近いし、買い物客も足を伸ばすかもしれない」と影響を心配する。週末には売り出しや催しをして、誘客したいという。
 JR西日本和歌山支社や、白浜―大阪間で高速バスを運行するバス会社は、高速料金引き下げの影響はないとみている。

■盗難:係留中のプレジャーボート、釣り具盗難相次ぐ−−田辺の漁港(毎日jp和歌山)
 田辺市新庄町の内の浦漁港で、係留中のプレジャーボートから高価な釣りざお、電動リールの盗難が連続発生している。港を管理する同市、新庄漁協は、係留者に手紙で注意喚起を呼びかけている。
 被害が確認されたのは2月19日と今月12日。田辺署、同市などが調べたところ、19日は同漁港北側突堤で3隻、12日は南詰めで7隻が物色された。いずれも全長10メートル前後の小型船で、操舵(そうだ)室の鍵が壊され、中にあった釣り具が被害に遭った。電動リール4、5台、さお4、5本を盗まれた船もあった。
 同漁港には遊漁船、プレジャーボート計140隻が市に料金を払って係留しており、大阪、奈良、京都など遠方の所有者が3分の1を占める。地元の所有者も自宅とは離れていて、目配りが難しいのが実情という。
 長年、船釣りをしている男性は「電動リールなど高価なものは下船する際、その都度持ち帰るようにしている」と話していた。【吉野茂毅】

■大阪・舞洲の一部を釣り場に開放、4月から3か月試行(Yomiuri On Line関西発)
 大阪港の防波堤や護岸に立ち入り禁止区域を指定することを検討している大阪市は13日の市議会建設港湾委員会で、此花区の人工島・舞洲の一部を4〜6月の3か月間、魚釣り場として開放する実験を行うことを明らかにした。舞洲緑地南側の遊歩道300メートル。同緑地は指定の対象外だが、現在は釣り行為を認めておらず、実験で釣り愛好家の受け入れが可能かどうか検証する。
 市は2007年度以降、同緑地などで半日間の魚釣り大会を計4回開いたが、終日開放する試みは初めて。常駐する監視員がいない中、釣り人が周囲に迷惑をかけず、駐車場の適正利用やごみ処理のマナーを守れるかなどを調べ、釣り愛好家らと定期的に巡回し、ライフジャケット着用なども呼びかける。結果は、規制のあり方を協議している有識者の検討会に報告する。

■ETC:人気過熱 助成開始後初の週末(毎日jp)
 ETC(自動料金収受システム)機器購入への助成が始まって最初の週末の14日、自動車用品店では購入を申し込む人たちでにぎわった。ETCの搭載車限定で地方の高速道路料金が「休日1000円」になる割引を今月下旬に控え、ETC人気が過熱ぎみだ。
 自動車用品最大手のオートバックスセブンでは、助成初日の12日にETC関連の売り上げが前年の約30倍に急増。東京都江東区の「スーパーオートバックス東京ベイ東雲店」では、臨時の受け付けテーブルを設けたが、店内は順番待ちの人であふれた。同店は「まさにETC特需」とほくほく顔。
 国土交通省所管の財団法人による助成金は、四輪車用で5250円、二輪車用で1万5750円。カー用品店や自動車販売店など全国約1万2000カ所の取扱店で購入・取り付けすれば、利用者負担は1万〜2万円程度になる。助成を受けるには、カー用品店など助成取扱店で3月末までに購入する必要がある。【小倉祥徳】

■佐賀城公園お堀のハス再生へ 実行委が発足(佐賀新聞ひびのニュース)
 佐賀城公園(佐賀市城内)の堀で新年度、全滅したハスの再生事業が本格化する。地元や自治体、動植物の有識者らが事業を展開する実行委員会を12日に発足。食害をもたらしたとみられる外来種のカメや魚を駆除するため、捕獲・卵回収のほか、都市公園では禁じられている釣りをライセンス制で実施する方針を確認した。ハスの試験移植も目指しており、市民運動につなげるため、事務局の佐賀土木事務所は近くボランティアの募集を始める。
 新年度の活動の中心はミシシッピアカミミガメの駆除。計画では、カニかごを設置して捕獲する一方、浮島に産卵床となる砂場をつくり、卵を回収・処分して増殖を防ぐ。
 県都市公園条例では、鳥獣魚類を捕獲・殺傷することは禁止されており、外来種駆除を例外的に認める態勢づくりも進める。ブルーギルやブラックバスも駆除対象で、講習会の履修者に釣りの免許証を発行し、指定の日時に解禁する方針。講習会では外来種と固有種の知識を修得、転落防止の安全教育を受け、通行者へのマナーも学ぶ。
 ハスの群生再生に向けては、地ハスの種を別のクリークで既に確保。時機をみて、柵で囲った保護区に根茎を試験的に移植する。赤松小でも子どもたちがハスを栽培し、環境教育に取り組む。
 将来的には利水関係者と調整し、現地では戦前・戦中以来といわれる「堀干し」を環境保護イベントとして開催する構想も温めており、実行委は「ハス復活の機運が市民の間で盛り上がれば」と期待を込めている。
 実行委員会は赤松校区自治会や赤松小、佐賀トンボ研究会、佐賀植物友の会、佐賀大、県、佐賀市など13団体・個人で構成。「外来種駆除」「地ハス(在来種)栽培」「底質土調査」「ホタル再生」の四部会で活動する。

■桜開花予想:彦根地方は29日(毎日jp滋賀)
 彦根地方気象台は11日、彦根地方の桜(ソメイヨシノ)の開花を今月29日とする2回目の開花予想日を発表した。今月4日に出した第1回予想より1日早まった。平年より6日、昨年より1日早い予想だ。満開は開花の約1週間後という。【松井圀夫】

■県:新年度、振興局廃止など組織機構を整備(毎日jp滋賀)
 県は13日、新年度の組織機構整備と人事異動の方針を発表した。振興局などを廃止して出先機関のスリム化を図るほか、医療福祉・防災▽子育て・教育▽琵琶湖保全・脱温暖化▽産業育成−−の4分野に人員を重点配置する。異動規模は1700人程度の見込み。
 振興局と県事務所の計6カ所の地方機関を廃し、総務課と環境課を設けた「環境・総合事務所」を6地域に設置。各所長は「地域防災監」を兼務して災害対策も強化する。地方機関で担ってきた森林整備や農村振興などの業務は専門事務所として再編。職員定数は85人減る。
 新年度の重点分野では、「消費生活調整監」の設置▽精神障害者の緊急医療に対応する「精神科救急情報センター」の新設▽成人病センターの医師を2名増員▽草津と米原の職業訓練校を「県立高等技術専門校」に統合−−などを実施する。【近藤希実】

■茉奈・佳奈、びわ湖開きで一日船長(asahi.com滋賀)
 湖国に春の訪れを告げる「第54回びわ湖開き」(びわ湖大津観光協会など主催)が14日、大津市の大津港一帯であった。大型観光船やモーターボート、クルーザーなど約50隻が湖上をパレードし、今シーズンの琵琶湖観光幕開けを祝った。
 大型観光船ミシガンには、NHK朝の連続テレビ小説「だんだん」でヒロインを演じる双子の姉妹、三倉茉奈(まな)さん、佳奈(かな)さんが一日船長として乗り込み、嘉田由紀子・滋賀県知事らとともに観光客の安全を祈る「黄金の鍵」を湖に投げ入れた。

■「びわ湖開き」大津港一帯で 湖国観光の幕開け告げる(京都新聞電子版)
 琵琶湖観光の幕開けを告げる「第54回びわ湖開き」(びわ湖大津観光協会など主催)が14日、大津市の大津港一帯で行われた。激しい風雨に見舞われ、あいにくの天候だったが、遊覧船など約50隻がパレードを繰り広げた。
 遊覧船「ミシガン」の恒例の1日船長には、NHK朝の連続テレビ小説「だんだん」でヒロイン役を演じる三倉茉奈さん、佳奈さん=ともに(23)=が就任。2人は、開会式で出港を知らせる鐘を鳴らした後、船上から春の扉を開けるとされる「黄金の鍵」(長さ1・7メートル)を湖に投げ入れ、観光客らの安全を祈った。
 ミシガンなどには保育園児や招待客ら約1200人が乗船。「雨の恵み」も感じながらクルーズを満喫し、湖上観光に期待を膨らませていた。

09/03/13

■大阪港釣り禁止問題で「社会実験」(msn産経ニュース)
 大阪港の防波堤や護岸施設を大阪市が立ち入り禁止にする方針を示し、釣り団体などが反発している問題を受け、市は13日、4月1日から6月30日まで、同市此花区北港緑地の舞洲の水辺(300メートル)を終日開放し、監視員が常駐しない状況で釣り人がマナーを守れるか、他の利用客らとトラブルが起こらないかなどを確認する社会実験を行うことを明らかにした。
 この問題については、学識経験者や弁護士、釣り団体代表などで構成する外部委が7月中に答申する予定。市は社会実験の結果を、同委に議論の材料として提供する方針。社会実験には、釣り団体も協力し釣りマナー向上に向けた啓発活動なども行うとしている。

■名神にETC専用IC 「秦荘」と「蒲生」滋賀県が計画書(京都新聞電子版)
 滋賀県は13日、名神高速道路で、ETC(自動料金収受システム)専用のスマートインターチェンジ(IC)となる「秦荘スマートIC」(愛荘町)と「蒲生スマートIC」(東近江市)の実施計画書を中日本、西日本の両高速道路に提出した。認められれば関西6府県で初めてのスマートICとなる。2009年度内に着工、13年度末までの使用開始を予定している。
 名神でも初めてのスマートICで、秦荘スマートICは名神で最長区間の彦根−八日市IC間の秦荘パーキングエリアに併設し、蒲生スマートICは八日市−竜王IC間の中間地点に新設する。上り・下り線の各線にETC専用の料金所を1レーンずつ設ける。事業費は合わせて41億2000万円。うち7億円を滋賀県が負担する。
 将来の1日当たり利用数の見込みは、観光客や工場のトラック利用などで、2030年に秦荘スマートICで1800台、蒲生スマートICで2000台を見込む。

■「一律1000円」4月29日から 高速値下げ詳細発表(asahi.com)
 国土交通省と高速道路各社は13日、景気対策の一環として一部で20日から始まる高速道路料金値下げの詳細を発表した。目玉の「地方、土日・祝日、一律1千円」は、システム対応の遅れから完全実施が4月29日にずれ込む。値下げ適用の例外が多いなど制度は複雑で、混乱が生じそうだ。
 値下げはETC車だけが対象。「一律1千円」は東京、大阪の大都市圏を除く地方部で土日祝日、普通車に適用する。今月28日から実施するが、一部でシステム対応が間に合わない。地方部―大都市圏―地方部と乗り継ぐと地方部での料金が2回徴収されて2千円となり、「一律1千円」でなくなる。
 4月29日からこの問題は解消される。ただ、大都市圏をはさんで地方部を2回走った場合、ETC車載器では1千円を2回徴収されたかのように表示されるという。実際には利用料金を再集計して支払額を計算するため、請求額は1千円だが、表示の「不具合」に戸惑うドライバーも出てきそうだ。
 近畿、中京、北九州圏では、阪神高速や名古屋高速、福岡北九州高速などを使うと、地方部走行に伴う1千円の支払いが2回になる。これらの高速を使わずに済むルートがあるため、「使わなくてよい道路を使った」(国交省)と見なされる。
 今回の値下げは政治主導で決まり、分かりやすさを意識して「一律1千円」が打ち出された。ただ、大都市圏と地方部の区分けをはじめ、料金体系は複雑だ。13日に記者会見した金子国交相は「ユーザーにわかりやすく広報、周知する」と述べた。
 値下げの詳細はホームページ(http://www.jehdra.go.jp/goannai.html)で見ることができる。今月28日までに、出発地と目的地を入力して調べる料金検索システムも稼働する予定。

■防災ベンチ:普段はベンチ、災害時かまど 大津・なぎさ公園に「おくどさん」(毎日jp滋賀)
◇都市公園の機能強化−−臨時職員雇い設置
 大津市公園緑地協会が緊急不況対策として臨時職員を雇って実施した防災ベンチが完成し、このほど同市島の関の「なぎさ公園」に設置された。【稲生陽】
 完成したのは、約30キロの板部分を外せば、かまどになる防災ベンチ「おくどさんベンチ」。災害時に炊きだしができる。来年度以降、なぎさ公園のように災害時の避難場所となる市内の公園に順次配備していく予定だ。
 製作は来年度の予定だったが、協会が不況対策として前倒しで2月に実施。ただ、募集枠5人に対し、応募8人、採用3人にとどまった。雇用期間が2カ月間と短かったことが原因とみられる。「協会には感謝しているが、見つかる仕事は短期ばかり。もっと安定した生活をしたい」と携わった臨時職員は浮かない表情を見せた。
 臨時職員は週5日間、毎日8時間勤務で、日給6560円。1月末まで京都の自動車部品工場で働いていた足立潤子さん(33)=大津市大石=はハローワークで応募。昨年秋から会社の経営が急激に悪化し、派遣やパート社員は全員解雇された。今回は、経験のない力仕事に苦労したが、「土曜や夜もハローワークに通っていても、安定した仕事は競争率数十倍で、まず無理。仕事を選んではいられない」と話した。

■びわ湖開き:湖上パレードなど多彩に−−あす大津(毎日jp滋賀)
 春の琵琶湖観光の幕開けを告げる「びわ湖開き」(びわ湖大津観光協会など主催)が14日、大津市沖の琵琶湖で行われる。観光船やクルーザーなど約50隻が湖上をパレードし、大型観光船「ミシガン」の一日船長を務めるNHK連続テレビ小説「だんだん」の主人公、三倉茉奈(まな)さん(23)、佳奈さん(23)が、“春の扉”を開ける「黄金の鍵」(長さ約1・7メートル)を湖に投げ入れる。
 当日の日程は、午前9時半=開会式(大津港旅客ターミナル)▽同10時=湖上パレード(琵琶湖上)▽同10時15分=湖上安全祈願、黄金の鍵投下(ミシガン)▽午前11時半=湖上パレード終了。
 関連イベントとして、正午=「近江唱人」ミニライブ(浜大津アーカス)▽午後1時=一日船長トークショー(同)▽午後7時=ヨシたいまつの一斉点火(大津市琵琶湖岸一帯)。ヨシたいまつ観賞船は午後6時大津港出港、午後8時同港帰港で要予約(琵琶湖汽船077・524・5000、大人2500円、小学生1250円)。全体の問い合わせは、びわ湖大津観光協会(077・528・2772)。

■高速28日から休日千円乗り放題 4月下旬までは二重徴収(Chunichi Web)
 東日本高速など高速道路各社と国土交通省は13日、自動料金収受システム(ETC)の利用を条件にした高速道路料金値下げの詳細な内容を正式発表した。乗用車と2輪車を対象にした休日(土日祝日)の地方圏での上限1000円乗り放題は28日開始。4月26日までは大都市圏(首都、阪神高速と周辺の一部区間)を通過すると、原則1000円が二重徴収される。
 高速道路会社の減収を穴埋めする5000億円の国費を投じて2011年3月末までの約2年間実施されるが、複雑な料金体系となっており、利用者の混乱も起きそうだ。
 ほかの主な割引と実施日は、東京湾アクアラインと本州四国連絡橋の休日上限1000円が3連休初日の今月20日から。28日からは地方圏の上限1000円乗り放題に加え、大都市圏で休日(首都高速は土曜日を除く)の3割引きが導入される。
 30日からは平日でも地方圏の路線で、全車種が時間帯に応じ3−5割引き。ただし、このうち午前9時−午後5時は、走行距離が100キロ以内の場合に限り3割引きが適用されるが、7月からは100キロを超えても100キロ分は3割引きとなる。観光目的の貸し切りバスなどを対象にした休日3割引きも7月から始まる。(共同)

■足湯20日オープン 三輪崎漁港交流施設が完成 新宮市(南紀州新聞ネット版)
 新宮市の三輪崎漁港内の三輪崎漁港交流施設が20日(金)オープンする。同所から湧き出ている温泉を使った市内初の足湯施設で、午前10時から開かれる完成式典後、無料で利用できる。
 工事は昨年9月着工。木造平屋建てで敷地面は73・11平方b。事業費は約3200万円(国補助2分の1、県補助100万円)。施設には5〜6人が座れるいすが設置された足湯のほか、男女トイレ、海水浴客用の男女更衣室、シャワー5基(うち1基は温水)が設置されている。
 温泉は地下約500bからくみ上げていて、ゆう出は1968(昭和43)年。当時の調べでゆう出量は毎分約30gで1日約43d。源泉温度26度。無色透明で塩分を含んでいる。効用はリウマチ性疾患、運動器障害、慢性しっしんなど。
 施設の場所は吉野熊野国立公園内で、近くに国立公園特別地域に指定されている鈴島・孔島や、市内唯一の海水浴場があり、年間を通じて多くの人たちが訪れている。
 完成式では佐藤春陽市長、奥田勲市議会議長があいさつし、施設を運営する三輪崎漁業協同組合の海野益生組合長が祝辞を述べる予定。式典後には地元漁協によるウニ、ナマコ、シラス、干物などの海産物直売がある。

■三輪崎漁港に足湯できました 20日交流施設オープン 海産物の直売も(紀南新聞ネット版)
 新宮市が三輪崎漁港内に建設していた交流施設がこのほど、完成。20日午前10時からしゅん工式が行われる。式後は、交流施設のオープンを記念して地元で捕れた魚や加工品の海産物直売もある。【本紙記事要約】

■福岡でソメイヨシノ開花 統計開始後最も早い(Chunichi Web)
 福岡管区気象台は13日、福岡市でソメイヨシノが開花したと発表した。1953年に統計を取り始めてから、最も早い開花という。(共同)

09/03/12

■春へ道開く 除雪始まる 伊吹山ドライブウェイ(京都新聞電子版)
 京滋の最高峰伊吹山(1、377メートル)の有料道路、伊吹山ドライブウェイの除雪作業が12日、本格的に始まった。営業が再開する予定の4月11日に向け、ショベルカーなどの重機が雪を取り除き、山頂までの道を開いている。
 同ドライブウェイは岐阜県関ケ原町から山頂(米原市)までを結ぶ全長17キロ。冬季は休業しており、例年3月中、下旬ごろに除雪を始めている。今冬は雪が少なかったうえ、1月末には降雨もあり、例年5メートル近く積もる地点でも2メートル程度の積雪しかないという。
 12日は、作業員3人が重機2台を操り、路上に積もった雪を崩しては路外に運んでいった。運営、管理する日本自動車道(東京都)は、来週には片側一車線を終わらせたいとしている。

■ヤマハ発、スズキなど出展 横浜で国際ボートショー(静岡新聞電子版)
 国内最大のマリンレジャー博覧会「ジャパンインターナショナルボートショー2009in横浜」(日本舟艇工業会主催)が12日、横浜市のパシフィコ横浜で開幕した。世界的経済危機で市場が冷え込む中、ヤマハ発動機、スズキなど国内外のメーカーが最新のボート、船外機、水上オートバイなどを出展し、海の面白さをアピールしている。15日まで。
 ヤマハ発動機はプレジャーボート12艇、船外機9台、水上オートバイ7艇などを展示した。ブースのテーマは「海、とびきりの週末」。新モデルのファミリークルーザー「FR−23 アクティブセダン」などで、海で過ごすレジャースタイルを提案した。
 スズキは、革新的な技術で環境に優しい船外機「DFシリーズ」など船外機13台、本格的な釣り用ボート「アグレッサー」3艇などを並べた。GPS(衛星利用測位システム)や魚群探知機を実際に触って確かめるコーナーも設けた。
 期間中は各種マリンレジャー体験やセミナー、「海の駅」PRなど多彩なイベントなどが行われる。開場は午前10時−午後6時(最終日は5時まで)。

■ETC購入助成がスタート 4輪車5250円引き(Chunichi Web)
 休日の1000円乗り放題など自動料金収受システム(ETC)利用車限定で高速道路料金が大幅に値下げされるのを前にETC車載器の購入費用を助成する制度が12日、始まった。31日まで。助成額は4輪車5250円、2輪車1万5750円。
 実施主体の財団法人高速道路交流推進財団が指定するカー用品店など全国約1万の助成取扱店で新規に車載器を購入すれば、その場で割り引く。車載器を短期間で手放すのを防ぐため支払期間2年以上の分割払いで買うことなどが条件。
 道路料金値下げは3連休初日の20日から東京湾アクアラインと本州四国連絡橋が土日祝日に上限1000円となるのを皮切りにスタート。28日からは休日の地方圏の路線が上限1000円で乗り放題に。値下げは2年間の予定。(共同)

■信夫ダムで外来魚確認 ナマズの一種 爆発的増殖懸念(Yomiuri On Line滋賀)
 規制対象の特定外来生物に指定されている北米原産のナマズの一種チャネルキャットフィシュが昨年、信夫ダムとその下流域で計13匹確認されたことが国土交通省福島河川国道事務所(福島市)などの調査でわかった。県内でチャネルキャットフィッシュの生息が確認されたのは2005年8月の調査(1匹)以来。信夫ダムでの繁殖の可能性は高く、阿武隈川下流域への分布拡大が懸念されている。
 官民で組織する外来魚対応連絡会の11日の会合で報告された。福島河川国道事務所が昨年から今年にかけ、阿武隈川流域の11地点でブラックバスなど外来魚の生息実態調査をしたところ、5〜9月、チャネルキャットフィッシュが信夫ダム内で計11匹、ダムから数百メートル下流の阿武隈川で1匹見つかった。県内水面水産試験場の11月の調査でも信夫ダムで1匹捕獲された。
 チャネルキャットフィッシュは1971年に食用目的で国内に持ち込まれた。大きいものでは体長1メートルを超えるまでに成長、魚やエビ類を捕食し、生態系への影響が懸念される。茨城県の霞ヶ浦では2000年ごろから急増、深刻な漁業被害を与えているという。
 福島河川国道事務所の二瓶昭弘調査第1課長は「05年に初めて見つかったときは1匹だけで、放流された可能性もあったが、すでに定着したことが分かった。ブラックバスのように爆発的に増殖することが懸念される」としている。

09/03/11

■プランクトン140種に減少 環境科研 琵琶湖問題を報告(京都新聞電子版)
 琵琶湖環境科学研究センターの研究員らによる「琵琶湖の水質変動に関する研究会」が10日、大津市の同センターで開かれた。研究の最前線の報告を受け、参加者が水質問題について活発に意見交換した。
 早川和秀専門研究員は現状の課題として▽水質基準が未達成▽水質データの解釈に誤解やばらつきがある▽水質項目と実感にずれがある−と指摘した。
 一瀬諭主任専門員は、かつて200種ほど見られた琵琶湖のプランクトンが近年は140種に減っていると報告。水質が改善されたのに伴い、プランクトンの多様性が失われている問題を明らかにした。
 討論では、水質基準が改善されるほど、餌不足から魚類などの生態系が貧弱になる矛盾が話題となった。「県の教育では湖がきれいになれば魚が増えるなどというが、うそを教えるべきではない」「琵琶湖の富栄養化とは何だったのか、考え直す必要がある」などと意見が出された。

■紀南は記録的暖冬 平均気温が過去最高(紀伊民報AGARA)
 全国的に暖冬だった今年、和歌山県南部でも記録的な暖かさだった。潮岬(串本町)では、過去97年間の2月の気温のうち、最も高い23・4度(14日)を観測。栗栖川(田辺市)では2月の平均気温が、1979年に観測を始めて以降最高の8・2度を記録した。
 2月の平均気温は、白浜(白浜町)では9・8度、西川(古座川)でも7・7度といずれも78年に観測開始以降、90年(白浜10・1度、西川7・9度)に次ぐ2番目の暖かさだった。
 白浜では2月中の最高気温も21・4度を記録し、78年以降最も高かった。
 すさみ町観光協会は2月中、午前7時のJR周参見駅の気温が1度以下になれば宿泊料金を返還する企画「寒さ料お返しします」を実施しているが、今年も該当なし。逆に、14日には、企画開始の85年以降最高の18度になった。最も低い日でも3・5度だった。
 和歌山地方気象台は「今季は寒気の南下が弱く、冬型の気圧配置が長続きしなかった。低気圧が南の海上を多く通過し、暖かい空気を連れてきた」という。3月上旬はほぼ平年並みだった。

■法定速度で「琵琶湖周航の歌」−琵琶湖大橋にメロディーロード開通(びわ湖大津経済新聞)
 琵琶湖大橋(守山市今浜)の一部区間を走行すると「琵琶湖周航の歌」の旋律が流れる「メロディーロード」が設置され、3月14日にセレモニーが行われる。
 メロディーロードは路面に深さや間隔の異なる溝を刻み、その溝と車両のタイヤが接触したときに生じる走行音がメロディーになって聞こえる仕組みで、篠田興業(北海道根津町)が開発したもの。制限速度内での走行でメロディーが聞こえる設計が車両速度の抑制につながり、また路面の溝が雨天時の排水効果を高め、すべり止めの効果を生むなど交通安全対策の効果があるとされる。現在までに北海道、群馬、和歌山、愛知、大分、長野、新潟の7県10カ所に設置されているが、橋の上での導入は全国初の試みとなる。
 今回「メロディーロード」が導入されるのは大津市から守山市へ向かう琵琶湖大橋追い越し車線の610メートル区間で、法定速度の60キロ以下で走ると車内や外部で「琵琶湖周航の歌」の旋律を聞くことができる。滋賀県道路公社の担当者は「交通安全対策を図りながら、琵琶湖大橋の観光資源化や利用促進につながれば」と効果を期待する。
 セレモニーは琵琶湖大橋のたもとにある道の駅「びわ湖大橋米プラザ」(大津市今堅田)で行い、今月14日・15日には完成を記念して開発業者の地元でもある北海道根津町の物産展も開催する。

09/03/09

■竹生島カワウ 熊本で確認 滋賀県など調査 異常繁殖に警鐘(京都新聞電子版)
 全国最大規模のカワウ繁殖地の竹生島(長浜市)で巣立ちしたカワウが、九州地方にまで飛来していたことが滋賀県などの調査で分かった。移動距離は約584キロで、これまでに確認した約380キロ(直線距離)を大きく上回る。県は、全国各地で異常繁殖する恐れがあるとして、広域での抑制対策を訴えている。
最長584キロ移動
 竹生島で巣立ち前後の幼鳥に足環(あしわ)を付ける県と環境省の標識調査で昨年9月、2003年に巣立ったカワウが約584キロ離れた熊本県相良村で確認された。続けて同10月に約512キロ離れた宮崎県延岡市で見つかったカワウは、4カ月前に標識を取り付けたばかりだった。
 これまでの標識調査で、確認地点の西端は広島県の372キロ、東端は千葉県の380キロだった。昨年11月末までの集計で、竹生島で02年から標識を付けた523羽のうち51羽の足環を回収。半数近い23羽が200キロ以上移動しており、北海道と東北地方を除く24都府県に飛来したことを確認している。
 竹生島を飛び立ったカワウは、各地で定着し、繁殖しているとみられる。県自然環境保全課は「滋賀県で生息数が倍増したので、飛び立つカワウも増える。今後、全国規模で異常繁殖が広がる恐れがある」と指摘。「県の対策だけでは効果が薄い。全国で一斉に追い払いや捕獲などの対策を取るべきだ」として、国主導の抑制対策を訴えている。

■淡水魚弱らす寄生虫、被害拡大 中国原産の貝が持ち込む(asahi.com)
 中国から日本に持ち込まれた二枚貝、カワヒバリガイが、淡水魚を衰弱させる寄生虫を広げていることが、滋賀県立大の調査で分かった。淀川、宇治川水系を皮切りに、淡水魚の宝庫である琵琶湖にまで侵入していた。この貝は旺盛な繁殖力で、水力発電や農業用の水路をふさぐ被害も出している。3月17日から盛岡市で開催される日本生態学会で発表される。
 カワヒバリガイは90年以降、輸入シジミに紛れて日本に持ち込まれた。琵琶湖では92年に見つかり、利根川や霞ケ浦などにも広がった。環境省は06年、特定外来生物に指定して、駆除を進めている。
 貝から見つかった寄生虫は、中国のナマズ腹口吸虫(ふっこうきゅうちゅう)。貝の中で分裂して増えると、冬に水中を漂い、コイ科の魚に寄生する。この魚を食べたビワコオオナマズなどの体内で産卵する。寄生された魚は目やひれから出血し衰弱する。えさをとれずに死んだり、天敵に食べられやすくなったりする。
 国内では00年1月に宇治川で初めて、衰弱したオイカワという魚から見つかった。滋賀県立大の浦部美佐子准教授(陸水生物学)が調べると、宇治川と下流の淀川の貝の2〜4割から見つかった。体長約10センチの魚1匹に1万も寄生する例もあった。
 07年11月には、琵琶湖に直結する堰(せき)にいた貝247匹のうち2匹から見つかり、琵琶湖にも侵入していた。
 琵琶湖には、オイカワなどコイ科の魚が約30種いる。このうち、ワタカ、ホンモロコ、ニゴロブナなど七つの魚は、琵琶湖にしかいない固有種だ。
 浦部さんは、固有種への影響を調べるため、寄生虫を持つ貝がいる水路にワタカ20匹を放し、25日間、観察すると、5匹に244〜620も寄生していた。
 特産品のふなずしに使うフナの仲間にも寄生するが、人が寄生された魚を食べても問題はない。アユには寄生しない。
 浦部さんは「寄生虫の数が増えなければ、魚への影響は少ないので、カワヒバリガイを減らす対策が重要だ」と話している。(長崎緑子)

■「アユモドキ守れ」亀岡でシンポ 地道な外来魚駆除活動を強調(京都新聞電子版)
 亀岡市内の桂川支流に住む国の天然記念物・アユモドキの保護のため、外来魚の防除について考えるシンポジウム「水域生態系保全情報交換会」が8日、同市内で開かれた。捕食による生息数の減少など、外来魚が日本固有の在来種に及ぼす影響への対策を考えた。
 アユモドキ保護に取り組むNPO法人(特定非営利活動法人)「亀岡人と自然のネットワーク」が初めて主催。同じく国の天然記念物・イタセンパラの保護活動に大阪府内で取り組む市民グループや研究者ら計8人が事例発表や講演を行った。
 県立琵琶湖博物館(草津市)の中井克樹主任学芸員は基調講演で、1980年代後半から外来魚の急増で在来魚が減少した琵琶湖で、漁業者らと協力しながら外来魚の駆除に取り組んだ結果、在来種が増え始めた例を紹介。「生息環境の改善が無くとも、外来魚の生息数を抑えることで在来魚は増える」として地道な駆除活動の意義を強調した。
 また亀岡市内でのアユモドキの個体数の減少について岩田明久・京都大大学院准教授が報告。「生息域へのオオクチバスなど外来魚の侵入を阻止するためには、各関係機関の連携が重要」として協力を訴えていた。
 参加した70人の市民は「市民レベルでも駆除に協力しなければいけない」など環境への理解を深めていた。

■見上げれば…早足の春(asahi.com滋賀)
【皇子が丘公園 3分咲き】
 久しぶりの晴天となった7日、大津市皇子が丘1丁目の皇子が丘公園で、早咲きの桜がピンク色の花をつけ始めた=写真、全日写連吉川宏暉さん撮影。現在、3〜4分咲き。花の下では、弁当を食べたり、携帯電話で写真を撮ったりと一足早い花見を楽しむ家族連れもいた。
 彦根地方気象台によると、この日の同市の最高気温は、11.4度と3月中旬並みの陽気だった。県内は、8日も高気圧に覆われ、同市や彦根市で13度ぐらいまで気温が上がる見込みという。

09/03/08

■「キャッフィー」県のイメージキャラクターに(Chunichi Web滋賀)
 昨年の全国スポーツ・レクリエーション祭「スポレク滋賀2008」のPRで活躍したマスコット「キャッフィー」が、県のイメージキャラクターに任命された。
 既に県のイメージアップのために活動している「うぉーたん」の後輩として、嘉田由紀子知事が任命書を交付した。
 琵琶湖に生息するビワコオオナマズがモチーフで、ずんぐりむっくりの体形ながら意外に動きは俊敏。持ち前の行動力で、県のスポーツ振興などの仕事に向けてやる気満々だ。(林勝)

■貯水池に白ヘルメットをかぶった白骨死体 奈良(中國新聞ネット版)
 七日午前十時半ごろ、奈良県下北山村下池原の池原ダム貯水池で、白ヘルメットをかぶった白骨死体が浮いているのをボートに乗った釣り客が見つけ一一〇番した。
 県警吉野署の調べでは、死後数カ月とみられ、紺のジャンパー、黒のセーター、ポロシャツにズボン姿。服装から男性とみられる。身長は一五〇〜一六〇センチで、骨折のあとなどはない。同署が身元を調べている。

09/03/07

■ETC器の需要高まる 28日から高速道路の休日料金引き下げ(紀伊民報AGARA)
 都市圏を除き、高速道路の休日料金が28日から上限1000円に引き下げられることが決まった。適用されるのは自動料金収受システム(ETC)搭載車となっており、和歌山県の紀南地方でもETC車載器を購入するドライバーが増えている。12日からは購入者への助成制度も始まることから、需要はさらに高まりそうだ。
 政府は総合経済対策として昨年9月から、土日曜・祝日の休日昼間割引として普通車以下の料金を半額にしているが、今回はさらに普通車以下は休日、都市圏以外の高速道路でどれだけ乗っても1000円となる。対象外の都市圏を経由した場合も1000円は二重徴収されない。
 田辺市内の自動車用品店では料金引き下げ案報道を受け、1月下旬からETC器の売り上げが顕著に伸び始めたという。1日に何十台もの取り付け作業を受ける日があり、費用についての問い合わせも2、3倍に増えている。店長は「南紀田辺IC開通から売り上げが徐々に伸びていたが、さらに特需といえる状態」と話している。
 別の自動車用品店でも、客の関心は高いという。「現状はそれほど購入者は多くないが、購入費用の助成を待っている声を聞く。実際に引き下げが始まれば増えそうだ」と予想する。
 ETC器導入に掛かる費用は4輪車の場合、取り付けも含めて1万〜2万円程度。市内の自動車用品店でETC器を購入に来た串本町の会社員男性(25)は「転居して遠出する機会が増えたので購入しようと思っている。料金引き下げのニュースに後押しされた」と話した。
 西日本高速道路のETC利用率(2009年1月現在)は71・3%、県内では77・1%。上限料金1000円化は、28日から2年間の限定措置。購入費用の助成は高速道路交流推進財団が12〜31日に行う。助成額は4輪車が5250円、2輪車が1万5750円。

■早咲き桜、咲き始め「春きたね」 大津の「ハツミヨ」1週間早く(京都新聞電子版)
 大津市の皇子が丘公園にある交通公園のハツミヨザクラが、今月初めから咲き始めた。例年より約1週間早い開花で、公園内を華やかに彩っている。
 ハツミヨザクラは早咲き種。同公園内を巡る道路に沿って180本植えてあり、花見の時期は家族連れやカップルでにぎわうという。
 濃いピンクが青空に映え、駆け回っていた子どもたちが「春がきたね」と見上げていた。公園を管理する市公園緑地協会は「暖かな日が続けば、来週末から見ごろを迎えるのでは」としている。

■バーベキュー地域、なぎさ公園に 大津市、GW前後に試験的(京都新聞電子版)
 大津市は今年5月のゴールデンウイーク(GW)前後に、湖岸一帯のなぎさ公園にバーベキューを楽しめるエリアを試験的に設ける。現在は全域で禁止されているが、利用者ニーズを無視できなくなり、方針転換することにした。市は「一般の公園利用者と共存できるかどうか、データを集めたい」としている。
 計画では、GW前後の一定期間、同公園のサンシャインビーチ(同市由美浜)周辺にバーベキューのできるエリアを設置。利用者にアンケートを取り、ニーズの有無や、ごみの持ち帰りなどのマナーが守られているかなどを確認する。秋にも同様の取り組みをする予定で、結果をもとに次年度以降の施策に反映させる。
 市は、市内の都市公園でのたき火行為を条例で禁止している。しかし、なぎさ公園では春秋の行楽シーズンを中心に、バーベキューを行う家族やグループが後を絶たず、市が昨年のGWに調査した結果、最も多い場所で一日約50組の利用があった。
 市は「現状では、一般の利用者と火を使うバーベキュー客が混在し、危険な面もあった。きちんと区域を分けた上で、公園利用の一つのかたちとして、きちんと実態を把握したい」としている。

■琵琶湖:北湖の酸素濃度回復 「引き続き注意必要」の指摘も−−調査(毎日jp滋賀)
◇環境科学研究センター調査
 琵琶湖北湖(琵琶湖大橋以北、最大水深104メートル)の水深約90メートルの湖底付近で、2月23日までに、水に溶けている酸素(溶存酸素)の濃度が回復したことが琵琶湖環境科学研究センター(大津市)の調査で分かった。冬に酸素を多く含んだ表層の水が沈み込むなどして、湖水が混ざり合う「全循環」によって回復したと推定される。回復時期としては平年並みだが、昨年秋に湖底付近の溶存濃度が観測史上最低値を計測するなど、近年の低酸素化傾向が懸念されていた。専門家は「引き続き注意が必要」と指摘している。【服部正法】
 昨年11月に水1リットル中0・5ミリグラムという最低濃度を計測した定期観測点で、2月2日の調査で同10ミリグラム以上を計測。また、07年10月に史上最低水準の同0・3ミリグラムだった観測点でも、2月17日に同10ミリグラムを超えた。2月23日の調査では、観測全7点で同9・0〜同11・1ミリグラムを計測した。
 07年に回復時期が大幅に遅れて同年10月に史上最低水準を観測。08年は平年並みの回復時期だったが、同年11月には、定期観測点としては最低の濃度を記録していた。
 今回の観測を受け、同センターの石川俊之研究員は「循環せず酸素が回復しないという最も恐れる段階はクリアしたが、溶存酸素減少には、湖底の泥中の酸素の減少や湖水の成層(表層と深層が分離すること)の弱まる時期が遅くなることなど、さまざまな影響が考えられる」とし、注意の必要性を指摘している。

09/03/06

■高速1000円、28日スタート 2年間の限定措置(Chunichi Web)
 金子一義国土交通相は6日の閣議後の記者会見で、東京と大阪近郊区間を除く地方の高速道路料金の大幅値下げを、28日から実施することを明らかにした。普通車の場合、土日や祝日は1度の利用でどこまで乗っても、上限料金が1000円となる。本州四国連絡道路と東京湾アクアラインは20日から。
 地方の高速道路は、30日から平日昼間も全車種が3割引きになる。いずれも自動料金収受システム(ETC)搭載車が対象。このため新たに車載器を購入するドライバーに助成する制度も創設し、12日から受け付けを始める。
 この“乗り放題”制度で、例えば東名・名古屋インターチェンジ(IC)から東北道・仙台宮城ICへは、北陸道などを経由すれば通常約1万4000円だが、1000円で済む。2年間の限定措置。第2次補正予算に盛り込まれ、今月4日の関連法成立で実施可能となった。

■キャッフィー:スポレクマスコット、県キャラに昇格(毎日jp滋賀)
◇「ひこにゃん」に負けず頑張って
 県は、昨年10月に行われた第21回全国スポーツレクリエーション祭「スポレク滋賀2008」のマスコットキャラクター「キャッフィー」を県のイメージキャラクターとすることに決め、県庁で4日、任命式を行った。【服部正法】
 キャッフィーは、新潟県の山崎一彰さんが琵琶湖の固有種「ビワコオオナマズ」をモチーフにデザイン。全国からの492件の応募から選ばれた。名前は英語でナマズを表す「キャットフィッシュ」から付けた。県民へのアンケートや県に寄せられた意見の中に「(スポレク後も)引き続き活躍してほしい」などの声もあり、県のイメージキャラクターにすることになった。
 この日の任命式でキャッフィーは「愛らしさと軽いフットワークで県のイメージアップ、スポーツ振興に努めてください」との内容の任命書を嘉田由紀子知事から手渡され、県のイメージキャラクターの“先輩”の「うぉーたん」とペアで取材陣の撮影に応じるなどした。

■サクラ開花は25日 和歌山地方気象台予想(紀伊民報AGARA)
 和歌山地方気象台は4日、県内のサクラ(ソメイヨシノ)の開花予想を25日と発表した。「標本木」がある串本町潮岬と和歌山市の予想で、昨年より1日遅いが、平年より3日早い。
 同気象台によると、2月の平均気温は潮岬では10・6度で、平年より2・5度高かった。3月も高い見込みで、開花が早まると予想したという。
 大阪管区気象台によると、30日ごろまでには山間部を除き、管内のほぼ全域で開花する見込み。

■外来魚ふりかけデビュー 福井で「食と観光」サミット(Chunichi Web福井)
 北陸3県を中心とした食品、観光関連の企業が集う「食と観光」のサミットが5日、福井市西木田2丁目の福井商工会議所であった。中部縦貫自動車道の一部開通により身近になった岐阜県のほか、福井県の自治体や福井大なども出展した。
 北陸銀行の主催。同銀行の前身である福井第九十一国立銀行と武生第五十七国立銀行の開業130周年を記念し、県内で初めて開かれた。商談スペースもあり、多くの来場者でにぎわった。
 福井大は商品化に向けて試作した低塩化へしこ、ブラックバスやブルーギルなどの外来魚を使ったハンバーガーやふりかけをPRした。外来魚のふりかけは、同大教育地域科学部の保科英人准教授と食品加工会社スターフーズ(坂井市)の共同製作で、今回初めてのお披露目となった。
 保科准教授は「県内にある三方五湖や北潟湖の外来魚はまだ比較的少数だが、琵琶湖のように増殖する前に数を減らし、活用への有効な手段となれば」と話した。ふりかけは外来魚のほかに、地産の甘エビも入っており「ご飯によく合う」という。
 ほかにも県内の観光名所のコンテストや講演会もあった。(増田紗苗)

■琵琶湖岸の美しさを色分け 景観保護にと地図化(Chunichi Web)
 高層マンション建設や護岸整備の影響で悪化が懸念されている琵琶湖周辺の景観保護対策に役立てようと、滋賀県琵琶湖環境科学研究センターが、湖岸の美しさをランク付けして色分けした地図を作成した。
 住民への調査を基に数値化した試み。センターの佐藤祐一研究員は「行政が景観政策を作るたたき台になる。全国の湖や海岸でも応用が利く方法ではないか」と話している。
 調査は2007年に実施。琵琶湖岸から4キロの範囲に住む320人が琵琶湖周辺の写真24枚を5段階評価で採点した。大きな岩や砂浜、森林など自然が多く含まれる写真は高得点だったが、高層マンションやコンクリートの護岸、柵など人工的な建造物の評価は低かった。
 センターは「岩石の湖岸なら23点」「マンションが含まれればマイナス7点」などと点数化し、湖岸線を500メートルずつ計405カ所に区切り、各地点に何があるかを分析。点数が高い「自然豊か」は緑色、「比較的自然が残る」は青、「自然と人工物が調和」している場合は黄色、最も点数の低い「人工物がほとんど」は赤に分け、4色の地図にした。
 ただ自然のヨシの群生地が「雑草に見える」と低評価だったり、マンションを「雄大できれい」としたり、人によって価値観の違いもあった。佐藤研究員は「少数意見も取り入れた政策を立てる必要がある」と指摘している。(共同)

09/03/05

■COP10:名古屋で来年開催、「知っている」県民32% 関心低く(毎日jp愛知)
◇COP10会議って?−−「生物多様性」理解は25%
 来年、名古屋市で開かれる国連生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)に関する県の調査で、開催を「知っている」と答えた県民は32%にとどまった。「生物多様性」という言葉を知っていた人は25%だけで、COP10への県民の関心の低さが示された。【月足寛樹】
 県広報広聴課が08年12月に県民497人を対象に調査した。COP10の開催について「知っている」のほか「聞いたことがある」と答えた人は16%、「知らなかった」は52%だった。男女別では女性で「知っていた」と回答した人は23%にとどまった。地域別では「知っていた」は三河が最も低く24%だった。
 「生物多様性」という言葉については、「知っている」のほかに「聞いたことがある」は33%、「知らなかった」は42%。08年7月の調査では「かなり知っている」と「ある程度知っている」の合計は12%で浸透がやや進んだ。年代別で「知っている」が最も多かったのは60代以上の36%、最も低かったのは30代の15%だった。
 COP10にふさわしい地域づくりのために重点的に取り組むべき政策を複数回答で聞いたところ、最も多かったのが「絶滅のおそれのある野生動植物の保護」の54%。続いて「ブラックバスなどの外来種による生態系への影響の防止」(46%)、「産業活動や開発事業における野生生物や自然環境への配慮」(39%)などだった。

■キャッフィーが県キャラクター(asahi.com滋賀)
【うぉーたんも応援】
 「ぼく、今度は県のイメージアップのために頑張るよ」――。昨年10月に県内であった第21回全国スポーツ・レクリエーション祭「スポレク滋賀2008」のPRに活躍した「キャッフィー」が4日、新たに県のイメージキャラクターに任命された。
 嘉田由紀子知事から任命書を受け取ったキャッフィーは、応援に駆けつけた県の先輩キャラクター「うぉーたん」と一緒に、愛らしい笑顔を振りまいていた。
 キャッフィーは琵琶湖の固有種・ビワコオオナマズがモチーフ。今後は県と県のスポーツ振興のPRなどの仕事を担当するという。

09/03/04

■桜開花予想:今年は早め 東京25日 大阪28日(毎日jp滋賀)
 気象庁は4日、関東から九州にかけての桜(ソメイヨシノ)の開花予想日を発表した。今冬の記録的な暖冬に加え、3月の気温も高い見込みで、観測47地点の8割以上に当たる40地点で平年より早く開花すると予想している。
 気象庁によると、1953年の統計開始以来、予想開花日が最も早かったのは、熊本の3月15日と福江(長崎県五島市)の同19日。特に熊本の場合、予想通り開花すれば、全国でも史上3位タイの早い開花となる。
 今冬は暖冬で、2月の月平均気温が、全国845観測地点中57地点で2月としての最高記録を更新。気象庁は「九州は気温が平年より高く推移したため、各地で平年より7日以上も予想開花日が早くなった」と分析する。
 次の発表は11日で、東北を含めた予想は18日、北海道は4月8日に1回目を発表する。【樋岡徹也】

■アリゲーターガー:琵琶湖で越冬? 放流禁止の世界最大級淡水魚、内湖で捕獲(毎日jp滋賀)
 県水産試験場はこのほど、高島市今津町の内湖で、県条例で放流を禁じている北米原産のアリゲーターガー1匹を捕獲したと発表した。県内での捕獲は97年以降4例目で、越冬した可能性も高いという。
 アリゲーターガーは北米のミシシッピー川流域に生息する世界最大級の淡水魚で、全長3メートルに達するものも。小魚やエビなどの小動物を食べ、鋭い歯を持つ。日本では観賞魚として流通しており、飼われていたものが捨てられたとみられる。
 湖西漁協組合が2月19日に貫(ぬけ)川内湖で外来魚駆除中に捕獲し、全長約79センチ、体重3・6キロ。本来は水温22〜28度が適温だが、10度程度でも生息でき、冬の低水温期に捕獲されたことから、琵琶湖で越冬した可能性もある。【近藤希実】

■巨大、どっコイしょ 琵琶湖で最大114センチ、23キロ(京都新聞電子版)
 滋賀県草津市下寺町の琵琶湖岸でこのほど、京都府宇治市の会社員辻芳弘さん(50)が全長114センチ、重さ23キロのコイを釣り上げた。コイ釣り記録を管理する全国鯉釣り協会西日本ブロックによると琵琶湖でさお釣りで上がった最大記録になる。辻さんは「とにかく重たかった」と満足そうに話した。
 辻さんは2月28日正午ごろから吸い込み針に団子状の餌を付けて投げ入れ待っていると、約1時間20分後に当たりが来た。約10分の格闘の末に湖岸までコイを寄せ、仲間が網ですくい上げた。全国鯉釣り協会西日本ブロックの木村元一会長(47)=近江八幡市=によると、琵琶湖での従来の最大記録は昨秋、長浜市で釣れた113・5センチ。全国では秋田県八郎潟での118センチが最大という。辻さんは「コイが見えた瞬間は、逃がしたらあかんと必死だった」と話し、採寸した後、琵琶湖に返した。

■高島のヨシ群落で「火入れ」 環境グループなど参加(京都新聞電子版)
 高島市新旭町針江のヨシ群落で3日、ボランティアら約30人が、火を付けて燃やすことでヨシの新芽育成を促す「火入れ」を行った。
 市と針江生水(しょうず)の郷(さと)委員会の共催。火入れは雑草種子や病害虫を除去し、新芽育成を助長するのを目的としている。昨年12月に刈った、琵琶湖岸の約2ヘクタールのヨシ群落で行った。この日は、針江区民や環境グループなど11団体が参加。安全を考慮しながら、風上の南側から数カ所ごとにバーナーで火を付けると炎が見る見る間に広がった。待ちかねたアマチュアカメラマンも盛んにシャッターを切っていた。
 同地域には、ヨシ群落が約4ヘクタールあり、県内3カ所の保護地区の1つになっている。

■春 はやそこに(asahi.com滋賀)
【マンサク1カ月早咲き】
 高島市朽木麻生の高島森林体験学校の玄関先にあるマンサクが例年より1カ月早く咲きだした=写真。同体験学校は「例年は3月末から咲きだし、4月中旬まで見られる。今年は、今月末には散りそう」と話している。
 開花したマンサクは約20輪で、高さ約5メートルの木の枝から、直径約4センチほどの黄色の細い花弁が開いている。マンサクの語源は、早春に花が枝いっぱいにつく状態を豊作に見立てて「満作」と名付けられたという説や、早春に東北地方で「まず咲く」ことから、「まんずさく」と呼ばれてきたとの説もある。
 周囲には残雪があるが、訪れた人たちは「朽木でも暖冬異変の兆候か」と不思議がっている。
【ヨシ焼き】
 高島市新旭町針江の琵琶湖岸にあるヨシ群落で3日、ヨシ焼きがあり、刈り取り後のヨシ原が炎に包まれた=写真。堤防で見守っていた市民らは「ヨシ焼きがすむと春の訪れですね」と話していた。
 針江地域のヨシ群落は約4ヘクタールあり、琵琶湖の三大ヨシ原の一つ。新芽育成と雑草の種子や病原菌を焼くため、毎年この時期にしている。
 この日は市から委託を受けた市民団体の代表ら十数人が、バーナーを使って乾いたヨシに次々と点火。南からの風にあおられ、約2ヘクタール分が約1時間で燃え尽きた。

09/03/03

■おくりびと、次は釣りびと 滝田監督「釣りキチ三平」(Chunichi Web滋賀)
 映画「おくりびと」で米アカデミー賞外国語映画賞を受賞した滝田洋二郎監督の最新作、実写版の「釣りキチ三平」(20日公開)の完成披露試写会が東京都内で開かれ、滝田監督は終了後、報道陣に「『世界の(タキタ)』とか、そういうのは勘弁してください。今まで通りでお願いします」と照れながら語った。
 試写会の舞台あいさつでは、三平役で主演の須賀健太と一緒に、体長5メートルの巨大魚のバルーンを客席から釣り上げた滝田監督。これから試写を見る満員の観客を前に「まさに、まな板の上のコイであります」と笑わせた後、「アメリカで夢のような賞を頂き、今日はこうして完成披露できて、監督冥利に尽きます。日本映画を応援してください」と呼び掛けた。(共同)

■外来植物繁茂に対策を 大津 湖岸の生態系保全へ研究発表(京都新聞電子版)
 琵琶湖岸の生態系の保全・修復に向けた研究成果報告が2日、大津市の琵琶湖環境科学研究センターであった。在来の希少植物が数や繁殖場所を減らしている一方、繁殖力の強い外来植物が各地で繁茂を始めていることなどが報告された。
 センターの金子有子専門研究員によると、2007−08年に湖岸で確認された植物は約460種。アサザが姿を消すなど14%が県レッドデータブックに掲載される一方、外来種が29%を占めた。
 埼玉大の佐々木寧教授は過去20年の変化として▽ヤナギの成長など湖岸の樹林化▽砂地が泥地に置き換わる沼化の進行▽熱帯の外来種の繁茂−などを指摘した。同様の経過をたどった霞ヶ浦で生態系が崩壊した例を紹介し、特に南湖の管理を検討すべきとした。
 繁殖力が非常に強い外来種ミズヒマワリの駆除を続けている人間環境大(愛知県)の藤井伸二准教授は、8割を抜き取ったとしても翌年には駆除前の1・2倍に増えてしまうとし、早期の徹底した対策が不可欠と訴えた。

■外来魚防ぐ事業継続 薩摩川内市の藺牟田池 環境省 協議会で態勢整備へ(西日本新聞ネット版)
 ラムサール条約に登録されている薩摩川内市祁答院町の藺牟田池で外来魚防除モデル事業を行っている環境省は2日、同市内で事業の検討会を開催。防除活動継続のため、地元の関係団体と連携した協議会を秋までに設置し、態勢整備を図ることを決めた。
 同事業では2005年度からの4年間、防除手法の調査や研究などを実施。09年度以降も2年間継続される見通しで、検討会は昨年に続いて2回目。県や市、専門家、地元住民ら約30人が出席した。
 同省は昨年1年間で、ブルーギルやオオクチバス約1万2000匹を捕獲した実績を報告。人工産卵床ではブルーギルが昨年7月に1回だけ、約200個産卵したことなどを説明し、釣りやかご網漁での防除など09年度の防除計画を示した。
 同省は昨年度、自治体主体の協議会設置を要請。実現しなかったため、今回、同省が中心になって協議会を発足させることにした。事業終了後は防除手法などを協議会に引き継ぐという。

■東海、暖かすぎる冬 気象庁まとめで戦後2番目の高温(Chunichi Web)
 気象庁は2日、今冬(昨年12月−2月)の天候まとめを発表。全国的に暖冬で、特に東日本(北陸、関東甲信、東海)は1946年に統計を取り始めてから2番目、北日本(北海道、東北)は3番目の高温だった。
 気温以外でも、東日本の日本海側の日照時間は戦後最長。日本海側の降雪量は北日本で統計を開始した61年以降で2番目、東日本は3番目の少なさとなった。
 記録的暖冬の原因について気象庁は「偏西風の蛇行で低気圧が弱まり、西高東低の冬型の気圧配置になりにくかった」としている。東日本で最も高温の冬は2006−07年。
 今冬期間中の平均気温は北日本で平年より1・6度、東日本は1・5度高かった。
◆高山の降雪量は平年の4割
 名古屋地方気象台によると、東海地方でも特に2月の気温が高く、全体的に暖かい冬となった。
 昨年12月−2月の平均気温は、名古屋で6・9度となり平年より1・7度高かったのをはじめ、津は平年比1・5度高い7・3度、岐阜は1・4度高い6・6度、高山は1・9度高い1・2度だった。
 名古屋と津は、いずれも統計を取り始めてから2007年に次いで2番目の高温に。岐阜と高山は3番目だった。
 降雪量も各地とも少なかった。特に高山は166センチで、平年の422センチを大幅に下回った。

■国道168号「越路道路」開通式 仁坂知事や二階経産大臣ら出席(紀南新聞ネット版)
 新宮市五新―南桧杖間の国道168号「越路(こしじ)道路」が完成し、2月28日、南桧杖の新越路トンネル本宮坑口側で開通式(県と市主催)が行われた。供用は同日午後6時から開始された。
 越路道路は、新宮市と奈良県五條市を南北に結ぶ延長約130キロメートルの地域高規格道路(五條新宮道路)の一部。平成10年度に新宮市五新―南桧杖間の延長1.9キロメートルで事業着手し、平成20年11月に0.9キロメートルが完成・供用した。

09/03/02

■「越路道路」供用開始 地域住民ら200人で完成祝う(南紀州新聞ネット版)
 新宮市五新―同市南桧杖間で工事が進められていた「新越路トンネル」(461b)と「南桧杖橋」(272b)を含む国道168号「越路道路」(1・9`)が2月28日から全面供用開始となった。県と市主催の開通式には関係者や地域住民約200人が出席し、テープカットやもちまきで完成を盛大に祝った。
 式典でははじめに仁坂吉伸県知事が紀伊半島一周高速道路を含め県内の道路整備を早く進めたいとし「大動脈に血が流れる明日が早くくればいいなあと思います。本日はその一歩」と式辞。佐藤春陽市長は「越路道路は産業、観光に貢献する重要な道路。住みよい地域の実現を確信する」とあいさつした。
 続いて来賓の二階俊博経済産業大臣が「ふるさとの道路を良くしていくことは国土の均衡ある発展を考える上で何も悪いことではありません。次の時代のふるさとが栄えるよう頑張ることを誓い合っていきましょう」と呼び掛けた。
 廣瀬輝・国土交通大臣代理大臣官房審議官は「この地に来るたびに皆さまの道路に対する熱い思いを感じます」と述べた後、「真に必要な道路の整備を着実に進めていく」と金子一義国土交通大臣のメッセージを代読。
 大江康弘参議院議員は越路道路の完成を「今後につなげていく努力をしていかねばならない」と述べ、下川俊樹県議は越路道路を含む五條新宮道路の整備は「紀伊半島振興の核となる」と大沢広太郎県議会議長のメッセージを代読。須川倍行県議の音頭で万歳三唱し閉会した。
 続いて那智勝浦吹奏楽団の演奏、県立新宮高校書道部員らが書いた銘板の序幕が生徒らによって行われた後、市立千穂小学校児童も参加しテープカット。もちまきや祝賀通り初めパレードもあった。
 越道道路の工事は1998年度着手。桧杖工区0・9`は昨年11月に供用済みで、この日から供用が始まったのは残り1・0`。幅員はこれまでより約4b広い10・5bとなった。事業費は約61億円。
 県は同道路の完成の効果として大型車の対向がスムーズになるほか、車両が新トンネルを通ることにより、自転車、歩行者は現トンネルを安全に通行できると話している。

■固有種稚魚水田で生育(Yomiuri On Line滋賀)
 県は2009年度から、ブラックバスなど外来魚の繁殖で減少傾向にある琵琶湖固有種の稚魚を水田で飼育し、琵琶湖に放流する研究を始める。稚魚を一定の大きさまで成長させ、外来魚に食べられにくくするのが狙い。これまで県の外郭団体「県水産振興協会」が固有種の一つのニゴロブナで一定の成果を挙げており、魚種を増やすことにした。県は「生態系を回復させるため、外来魚の稚魚の本格的駆除と同時並行で進めたい」としている。
 協会では、03年度からニゴロブナの稚魚の水田放流を実施。5〜6月に湖岸近くの水田に放し、土中にたまったガスを抜いて土に酸素を取り入れ、稲の根張りを良くする「中干し」が行われる6月下旬〜7月上旬まで育てる。田植えをした直後の水田はプランクトンが豊富なうえ、外来魚が存在しないため、稚魚は1か月で2、3センチ程度に成長するという。
 08年度は、県内13市町の水田計69・2ヘクタールに稚魚2915万5000匹を放流し、最終的に1137万匹が琵琶湖に巣立った。協会が昨冬、琵琶湖で捕れたニゴロブナ1000匹を調べたところ、“水田出身”を示す標識を付けたフナが2割を占めた。
 こうした成果に、県は効果的な稚魚の放流方法の確立に向け、研究を本格化させる必要があると判断し、09年度一般会計当初予算案に関連事業費200万円を計上した。ホンモロコやワタカ、ゲンゴロウブナなどでも水田放流ができないか実験するほか、どの程度の水田面積と稚魚数の組み合わせが最も有効に生育させられるかなどを確かめる。
 一方、外来魚の稚魚の駆除は、網目の小さいビームトロール網と沖びき網を使い、計150回実施する予定。県水産課の担当者は「固有種の稚魚まで捕らないよう注意しながら、外来魚の増加を抑えたい」と話している。

09/03/01

■湖北の野鳥に“異変” 早い春?コハクチョウ既に北帰(Chunichi Web滋賀)
 湖北地域の野鳥事情に今冬、“異変”が続いている。琵琶湖に飛来する「冬の使者」コハクチョウが例年より半月以上早く北帰し、早い春の訪れを裏付ける一方、国の特別天然記念物のコウノトリが県内では27年ぶりに飛来するなど、珍しい野鳥の訪問も相次いでいる。
 湖北野鳥センター(湖北町)によると、コハクチョウが今季初めて確認されたのは昨年10月10日。1月13日には475羽を数えた。北帰は2月12日ごろ始まり、わずか3日間のうちに大半が旅立った。昨年より1カ月ほど早く、例年に比べても2−3週間早いという。
 センターの清水幸男所長は「今までにないこと」と驚き。「今冬は雪が少なく、2月に入ってから、暖かい日が続いたためではないか」と、暖冬の影響を挙げる。湖の水位が高く、えさの水草を食べにくかったことや休息場所を確保しづらかったことも関係しているらしい。
 ほかの野鳥の行動からも「春の訪れが早いのは間違いない」と清水所長。湖で最も多い水鳥のオオバンやカルガモは、2月初めから求愛行動や交尾、縄張り争いをしている。同じ時期にトビは、枯れ枝を運んで巣作りを始めた。いずれも例年は3月に入ってからの行動で、1カ月程度は早いという。
 ただ、地球温暖化との関連は「単年では判断できない。継続して観察していくことが必要だ」と慎重に受け止めている。雪が少ないのは、住民には過ごしやすい冬だが、自然環境を考えた場合は「周辺の山に保水されず、夏場の渇水を招いたり、湖の水が入れ替わらない可能性もある」と、不安材料もある。
 一方、今冬は県内ではめったに見られない野鳥も次々と飛来。コウノトリは、2月18日にセンター近くの田んぼに舞い降りた。40分ほどで飛び去ったが、県内では1981年9−11月、日野町に迷鳥として飛来したのを最後に記録がなかった。
 昨年11月末と12月初めには、国の天然記念物で、お酒を飲んだようにほおがほんのり赤いサカツラガンがセンター前の湖に。1月中旬−2月下旬は、国内でほとんど見られないクロヅル(幼鳥)が湖北地域に降り立った。両種とも県内で初の確認だ。
 10月末には、しゃもじのような形のくちばしを持つヘラサギが、湖北町と長浜市にまたがる早崎内湖ビオトープに5羽そろった。国内には例年、十数羽しか飛来せず、5羽が同時に観察されたのは県内で初めてだった。
 浅くてえさが豊富なビオトープのほか、周辺には冬季でも水が残る田んぼなどがある。清水所長は「水鳥の好む環境が人為的でも整っていれば、野鳥は集まってくる。それに、他地域に比べ、湖北はさまざまな鳥が来てもおかしくない豊かな自然がまだ残っている」と分析している。
(近藤歩)

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