琵琶湖の湖底に流れ着いたバスフィッシング関係のいろんな情報をお届けします。中にはヘド
ロの底からすくい上げた情報もあります。このコーナーの情報はすべて信頼の置けるニュース
ソースから発信されたものですが、真偽の程は未確認であることをご承知置きください。
琵琶湖の湖底から
(2012/02)
12/02/29
■スギ花粉飛散本格化 紀南地方(紀伊民報AGARA)
和歌山県南部の地方が本格的なスギ花粉の飛散シーズンに入った。3月上旬に最盛期を迎える。田辺地方での今季の飛散量は、昨年よりは少ないが例年並みと予想される。日本気象協会関西支社によると、県内では北よりの風が吹く日は花粉が飛びやすいので注意が必要という。
田辺市あけぼので20年以上飛散量を観測している坂口耳鼻咽喉科医院の坂口幸作院長によると、21日の1センチ四方当たりの花粉量が14個、22日に13個だったのが、23日以降145個、46個、123個、98個と急に増え「非常に多い」とされる50個以上の日が続いている。同院では27日ごろから症状を訴える患者が増えているという。
近畿花粉情報センターでは、田辺地方の今季の飛散量を1センチ四方当たり計3千〜3500個と予想している。坂口院長によると、同院での過去22年間の平均値は3400個だったため、例年並みという。多かった昨年の5千個と比べると、6〜7割程度になりそうだが、千個以上なら花粉症の症状は強く出る。最盛期は来週で、以降徐々に減少するとみている。
坂口院長は「予防には花粉から逃げることが一番。なるべく花粉の時季だけでも布団や洗濯物を外に干さないなど、家の中に花粉を入れないようにして。外出時はマスクや眼鏡を着け、特に雨上がりや気温が上昇した日、風が吹く日は外出を控えて」と注意を呼び掛けている。
全国千カ所で花粉を観測している気象情報会社「ウェザーニューズ」(東京都港区)は27日までに北海道、東北、北陸、山陰を除く広い範囲で飛散が始まったと発表した。
田辺地方のヒノキ花粉の飛散は3月20日すぎに始まり、例年の半分程度の見込みという。
田辺市下万呂のドラッグストアでは1月下旬にコーナーを設けた。先週末から、一気に内服液や目薬、点鼻薬を買い求める人が増えた。担当者によると、花粉を寄せ付けない塗り薬や種類が増えた花粉防止用の眼鏡も人気という。
■はみ出し防止の分離標 高島の国道 国交省が死亡事故受け設置(京都新聞電子版)
滋賀県高島市の国道161号で2月11日に親子3人が死亡した事故を受け、国土交通省滋賀国道事務所は29日、事故現場付近に対向車線へのはみ出しを防ぐ車線分離標(ポストコーン)を設置し、車線減少を知らせる路面表示の工事を行った。
安全対策を行ったのは白鬚神社近くの約1キロ区間。高島市から大津市方面に南進する際、事故現場の直前で2車線から1車線に減少し、制限速度も時速60キロから50キロに変わる。1車線区間で無理な追い越しをする車が多く、滋賀県警、高島市などで再発防止策を協議してきた。
1車線区間に5メートルおきに赤いポストコーンを設置し、夜間に目立つ反射板も取り付けた。2車線区間の路面には「この先 車線減少」「左によれ」や矢印を新たに表示した。
■琵琶湖:春を待つコハクチョウ 寒さで遅れる北帰行(毎日jp)
コハクチョウの越冬地として知られる滋賀県北部の琵琶湖畔で、例年2月20日ごろから始まる北帰行が今年は厳しい寒さの影響か遅れている。湖周辺の水田では落ち穂をついばんだり、羽づくろいしたりする姿が今も見られる。
湖北野鳥センターによると、昨年10月11日に初飛来し、約650羽が冬を越した。統計が残る79年以降、2番目に多い数で、新潟や東北など他の越冬地の積雪が多いためだという。暖かい日が続けばコハクチョウはシベリアへと飛び立つ。【長谷川直亮】
■ガソリン価格、ハイオク、レギュラー2円値上がり(Impress Car Watch)
2012年2月29日発表
石油情報センターは2月29日、石油製品小売価格の週次調査(2月27日調査)の結果を発表した。
これによると、ガソリン価格の全国平均はハイオク156.3円、レギュラー145.5円、軽油126.4円となり、前週と比べハイオク/レギュラーが2.0円、軽油が1.7円の値上がりとなった。
いずれの地域も値上がりしたが、とくに東北、関東の2.1円〜2.8円の上昇が目立つ格好となっている。
■彦根の湖岸松林/伐採禁止の看板(asahi.com滋賀)
【自然保護団体、設置要望】
彦根市新海町の県営湖岸緑地で28日、県から緑地の管理を委託されている近江鉄道ゆうグループの職員2人が、松林にある樹木の伐採禁止を呼びかける看板2本を立てた。
今年初め、地元住民らでつくる自然保護団体「ネイチャーズ新海浜」世話人の宇野道雄さん(77)が、枝を切られたクロマツを見つけた。年末に、正月用の松飾りのため切られたと見られ、宇野さんらは県に伐採禁止の看板を設置するよう要望。この日までに4本が立てられた。作業に立ち会った宇野さんは「あと数十年すれば、美しい松林になる。それまで大切にしてほしい」と話した。
■琵琶湖:高島沖の湖底、噴出箇所増加 県、原因検討の意向(毎日jp滋賀)
1月に高島市沖の琵琶湖底で確認された噴き出し箇所の増加現象を巡り、県は28日、地震専門家らを交えて原因を検討する意向を明らかにした。正木仙治郎・琵琶湖環境部長が県議会一般質問で梅村正議員(公明)の質問に答えた。
県琵琶湖環境科学研究センターが潜水ロボット「淡探」で調査を実施。高島市沖で10年12月の調査より噴き出し箇所が2〜3倍に増加していた。梅村議員は「災害と関係があれば、取り返しがつかない」と県側に見解を尋ねた。
正木部長は「原因は特定されていない。しっかり調査する必要があると考えており、専門家に入ってもらってまずは検討から始めたい」と答弁。防災担当の北川正雄・知事公室長も「関心を持っている」と述べた。【姜弘修】
■高島市沖の湖底からガス噴出 県が原因究明へ(ChunichiWeb滋賀)
高島市沖の琵琶湖底から水とガスとみられる物質が噴き出しているのが、県琵琶湖環境科学研究センターの湖底調査で多数見つかり、県は地震の専門家ら外部有識者を交えた検討の場を設け、原因を調べる。正木仙治郎琵琶湖環境部長が梅村議員の質問に明らかにした。
センターの熊谷道夫・環境情報統括員(地球物理学)らが1月5〜8日に高島沖の水深90〜100メートルの全長12・5キロの範囲で調査。1キロ当たり平均で湖底の25カ所以上で噴き出しを確認した。詳しい成分は分かっていない。
噴き出しは2008年12月に1キロ当たり1〜2カ所程度だったが、10年12月には10カ所以上になり、増えている。湖底近くの濁りも顕著になった。熊谷統括員は「地震の発生と結びつくのかどうかは分からないが、情報として取得しておく必要がある」と説明している。
梅村氏は「災害と無関係なら良いが、関係があれば取り返しがつかない」と訴えた。正木琵琶湖環境部長が「しっかりと調査する必要がある」と答弁。「センターや防災危機管理局職員、地震など外部有識者に入ってもらい、まず検討から始める」と述べた。(梅田歳晴)
12/02/28
■水草堆肥の試供品を初披露 草津で県など(ChunichiWeb滋賀)
県と淡海環境保全財団は、琵琶湖の南湖を中心に異常繁茂する水草を堆肥に変える事業に取り組んでいる。26日には、びわ湖レイクサイドマラソンのゴール地点となった草津市烏丸半島で、試供品を初めてお披露目した。
水草の異常繁茂は1994年の大渇水以降。南湖で水草が急増し、夏季には湖底の約9割に相当する45キロ平方メートルを埋め尽くす。湖流の停滞や湖底の泥化を進行させ、溶存酸素濃度の低下を招き、琵琶湖の生態系に悪影響を及ぼしている。
県などは、県立湖南農業高(草津市)と協力して水草を5年ほど乾燥させて「水草堆肥」を作り、レタスなど3種類の苗を植えて出芽に成功。マラソンランナーら100人に手渡し、水草堆肥をアピールした。
県の担当者は「かつては農家で堆肥として利用されてきたが、化学肥料の普及で需要が減った。琵琶湖と人との暮らしのつながりを取り戻す機会になってほしい」と話す。
水草堆肥は、弱アルカリ性で土壌改良材の効果が期待されている。県と財団は、水草堆肥が▽どのような作物と相性がいいか▽どれくらいの使用量が適正か−など実験を繰り返しており、堆肥モニターを募集している。
問い合わせは、財団=電077(524)7168=へ。
12/02/27
■花粉シーズン、関東で本格化 九州・四国の一部もすでに(asahi.com)
気象情報会社ウェザーニューズは27日、関東の1都6県が本格的な花粉のシーズンに入ったと発表した。同社は全国千カ所に独自の花粉観測機を設置しているが、関東各地の観測点でこの日までに花粉症の症状が出る飛散量を超えたという。すでに九州や四国の一部でも本格的な花粉シーズンになり、他地域も西日本から東日本にかけて広範囲で花粉に敏感な人に症状が出始める時期を迎えている。
12/02/26
■琵琶湖:魚介類のPR販売や試食−−大津できょうまで(毎日jp滋賀)
琵琶湖産の魚介類の魅力を知ってもらおうと、県漁連は25日、大津市今堅田3の道の駅・びわ湖大橋米プラザで、セタシジミなどのPR販売を行った。26日まで。
地元で取れたセタシジミを1升(ます)300円で販売。みそ汁の試食もできる。京都市伏見区の主婦、平川久子さん(63)は「粒が大きくておいしそう。みそ汁に入れて食べたい」と話していた。コアユやワカサギの天ぷらなどもあり、湖魚料理のレシピも無料配布している。【柴崎達矢】
■「幻の魚」年中手軽に 滋賀で養殖ビワマス出荷始まる(京都新聞電子版)
「琵琶湖の宝石」と呼ばれ、おいしさもトップクラスとされるビワマス。天然物は夏場以外はあまり捕れないため「幻の魚」ともいわれる中、新たに養殖のビワマスが「ビワサーモン」の名称で今年から本格的に販売が始まった。年間を通じて手軽に食を楽しめる態勢が整いつつある。
養殖のビワマスは2010年春から長浜市と彦根市などのアユ養殖の3業者が手掛け、1年目は試験養殖、昨年は約3トンが、滋賀県長浜市や彦根市のほか、東京、大阪などに初出荷された。今年は20トン以上と安定供給できる見通しがたっている。
ビワマスの養殖は、県水産試験場の醒井養鱒場(米原市)が昭和50年代から成育状態のいいビワマスを選んで交配を重ね、12代かけて体重1キロ以上の大型を育てることに成功した。養鱒場が稚魚を養殖業者などに有償提供して普及を図っている。
12/02/25
■真珠復活へ第一歩 草津市、母貝で成育調査へ(京都新聞電子版)
草津市は同市志那町の琵琶湖の内湖、平湖と隣接する柳平湖(計約1000平方メートル)で、淡水真珠養殖の復興に乗り出す。このほど発表した2012年度当初予算案に調査費250万円を計上した。平湖は淡水真珠養殖発祥の地で、将来の草津ブランドにつながればと期待している。
淡水養殖発祥の地「平湖」で
市農林水産課によると、平湖では最盛期の昭和30(1955)〜40年代頃には約50戸が淡水真珠養殖を行っていたが、湖岸堤の建設などによる環境の変化で母貝のイケチョウガイの成育が悪化、価格の安い中国産も出回り、操業するのは現在、1軒だけとなった。県水産課の調べでは、琵琶湖全体でも生産量は2009年で15キロにとどまる。
平湖では近年、県がしゅんせつ工事を実施し、水質が改善。市は、試験的に母貝を平湖で養殖し、成育状況を調べる。
「草津市史」によると、琵琶湖の淡水真珠養殖は明治末から京都大も支援し研究が始まったが失敗が続き、昭和5(1930)年、三重県の鳥羽から招かれた技師藤田昌世の指導で、平湖で初めて出荷を開始。青地正記・市農林水産課長は「淡水真珠は草津の歴史や環境の象徴。後継者がおらず途絶えてしまう技術の継承も目指したい」と話している。
■ユニーク授業:彦根市立若葉小学校 空き教室が博物館に(毎日jp滋賀)
彦根市立若葉小学校に県立琵琶湖博物館がやってきた。児童の数が減って空いた教室に標本やパネルなど約90点が展示されている。各教科の授業や総合的な学習で活用され、児童たちの興味を引いている。13年9月末まで展示され、近隣の小学校や一般の見学も受け入れている。
草津市の琵琶湖博物館では06年度から展示物を小学校に移動して学習活動に役立ててもらうサテライト博物館を開設しており、若葉小は5校目。多目的教室だった教室を博物館に充て、児童の提案で「ワッカー博物館」の愛称をつけた。
床面に琵琶湖の航空写真パネル(5・4メートル四方)を敷き、琵琶湖固有主のホンモロコやニゴロブナ、ビワマスのほか、マガモやオシドリなどのレプリカ、ナマズのはく製などで琵琶湖の生態を説明。野生生物のパネルや植物化石、漁具なども展示している。滋賀で大切にすべき野生生物、滋賀に昔からいるカメと外来のカメ、変わるタンポポの勢力図、公害雑草などのパネルも目を引く。
4、5年生が中心の琵琶湖に関する総合学習をはじめ各学年でも活用。標本などが児童の興味を引き、大きな学習成果をあげているという。JR河瀬駅から近く、近隣の小学校からの利用にも便利。若葉小は「森の中のコミュニティースクール」を掲げており、地元の人たちも訪れ、標本を興味深く見入っている。【松井圀夫】
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◆彦根市立若葉小学校
彦根市蓮台寺町180。田口巳千栄校長。児童数280人。日夏地区の住宅団地造成に伴う児童の急増で96年に開校した。校庭にはイチョウやモミジなど計4000本以上の樹木が植わり、自然環境は抜群。ピークには約600人いた児童数は近年は減っている。
■おごと温泉 にぎわい復活 レジャー多彩、食事に近江牛(日本経済新聞Web版)
大津、京都の奥座敷として栄えた「おごと温泉」(大津市)が、家族・グループ客も楽しめる温泉街として、にぎわいを取り戻している。おごと温泉旅館協同組合に参加する10軒の旅館やホテルの若手経営者が「健康」や「食」をキーワードに顧客を引きつける取り組みを打ち出し、2011年の宿泊客数は前の年に比べ8.9%増を記録した。
18日、おごと温泉観光公園の来場者が10万人に達した。無料の足湯や観光交流センターがある同公園は市が昨年2月に開設、旅館協組が運営する。榎高雄理事長(雄琴荘社長)は「市の初年度予想の6万人を上回る自信はあった」と語った。
最澄が開いたと伝わるおごと温泉。1970〜80年代は職場旅行を中心ににぎわった。ただ隣接する風俗街のイメージの強さから家族連れに敬遠され、バブル経済崩壊後は職場旅行も減った。
しかし、最近は異なる。11年の宿泊者実績は48万9487人。現在の方式で統計を取り始めた01年以降で最高だった。旅館協組事務局の谷口千恵さんは「法然、親鸞の大遠忌やNHK大河ドラマ『江』の追い風もあるが、一番の理由はおごとの良さが認められてきたこと」と喜ぶ。
成果を上げているのは旅館・ホテルを拠点にしたレジャーの提案。宿泊客にスポーツや近隣の観光スポットなどの見学を勧める。「琵琶湖岸は風光明媚(めいび)。近くには里山も広がる」と旅館協組の金子博美専務理事(琵琶湖グランドホテル副社長)は話す。
各旅館・ホテルは宿泊客に、塩化ビニールの巨大なボールに入って琵琶湖に浮かぶ「ウォーターボール」やレンタサイクルなどを積極的に紹介、人気を集めている。
両手にポールを持って速足で歩く「ノルディックウオーキング(NW)」もできる。北欧発祥のスポーツで、筋力トレーニングや生活習慣病・介護予防として運動人口が増えている。暖灯館きくのやの池見喜博専務は「びわこ成蹊スポーツ大学の先生から紹介された」と説明する。ポールは観光交流センターで1回500円で貸し出す。「繰り返し訪ねてくれる人もいる」(池見専務)。1時間半ほどで歩けるルート(約5キロメートル)を探し、案内絵地図も作製した。
おごと温泉のブランド戦略は特許庁の地域ブランド(地域団体商標)に「雄琴温泉」を登録した06年ごろ始まった。西日本旅客鉄道に働き掛けて08年に最寄り駅「雄琴」の「おごと温泉」への改称も実現。駅前に足湯を設け、温泉マークをもじったPRキャラクター「おごとん」も作った。
今冬は日本酒造りに挑戦した。浪乃音酒造(大津市)で関係者が仕込みから手伝い、地元の棚田で栽培された米を使った純米酒は「おごと温泉」の銘柄で発売。浪乃音の中井孝社長は「キレのある味」と評する。300ミリリットル瓶(630円)は公園の売店に並ぶが「旅館で食事時に楽しむ人も多い」(旅館協組の副理事長を務めるびわ湖花街道の佐藤佑子社長)。
「近江牛」ブランドとの相乗効果も狙う。高品質の近江牛を提供する「認定『近江牛』指定店」に全旅館・ホテルが登録、10年から料理に使っている。金子専務理事は「おごとに来れば必ず近江牛を楽しめる」と語る。今年は琵琶湖特産で脂が乗って美味とされるビワマスもメニューに加えようと企画を練る。
同温泉の宿泊客はここ数年、入湯税がかからない12歳未満の比率が高まっている。佐藤副理事長は「子供連れの家族客が増えたため」と説明する。癒やしの温泉地を目指す試みは温泉のようにジワリと効いている。(大津支局長 紙谷樹)
12/02/24
■「びわ湖バラバラ殺人」 県警、情報求めポスター新調(京都新聞電子版)
近江八幡市など滋賀県内各地の琵琶湖岸で2008年、切断された男性の遺体が見つかった「びわ湖バラバラ殺人事件」で、滋賀県警は情報提供を求めるポスターを3万枚新調し、27日から滋賀県、京都府をはじめ全国に張り出す。
事件では被害者の身元が特定できていない。警察庁が上限300万円の捜査特別報奨金をかけて情報提供を求めてきたが、26日で打ち切るため、滋賀県警が報奨金なしのポスターを新調した。
新ポスターはA3判。現ポスターでは目鼻を再現した被害者の似顔絵を大きく載せていたが、予断を与える可能性もあるため、目尻のコブなど明らかな特徴を強調するイラストに変更した。
捜査本部の置かれた近江八幡署は「報奨金は無くなるが、捜査体制は変えず、解決に全力を尽くす」とし、同署TEL0748(32)0110に情報提供を求めている。27日にはJR近江八幡駅前で情報を求めるビラを配る。
■13府県で花粉シーズン突入 ウェザーニューズ発表(asahi.com)
気象情報会社ウェザーニューズは24日、大阪府や愛知県など1府12県が花粉シーズンに入ったと発表した。同社は全国千カ所に独自の花粉観測機を配置しているが、大阪と愛知のほか山梨、静岡、岐阜、福井、兵庫、和歌山、山口、福岡、佐賀、長崎、熊本で、花粉に敏感な人に症状が出始める飛散量になっていると判断した。今後、3月にかけて寒さが緩み、花粉の飛散量が増えるという。
12/02/23
■天気予報:春は平年より暖かく(毎日jp)
気象庁は23日、3〜5月の3カ月と、8月までの「暖候期」の予報を発表した。厳冬から一転、春は北−西日本で平年より暖かく、夏は関東以西で暑くなりそう。
南米ペルー沖の海面水温が下がり、厳しい寒さの一因となったラニーニャ現象は春までに終息し、寒気の影響が弱まる見込み。その後の海面水温は、平常で推移する可能性が高い。
夏の太平洋高気圧の勢力も平年並みになりそうだが、近年の高温傾向を考慮し、夏の気温は東日本で高く、近畿以西は高いか平年並みと予測。
一方、ペルー沖の海面水温が上がり冷夏の原因となるエルニーニョ現象発生の可能性が若干あり、北日本の気温は平年並みとした。(共同)
■地震の地滑りで水没 琵琶湖の湖岸陸地(ChunichiWeb滋賀)
琵琶湖底の集落跡を調べていた研究者3人は、湖岸沿いの陸地が地震による地滑りで水没したと結論づけ、著書「地震で沈んだ湖底の村」で発表した。3人は「現代でも、琵琶湖をはじめ世界中の沿岸域で同じように地滑りが起き、大きな被害を起こす可能性がある」と警告している。
3人は、県立大の林博通名誉教授(考古学)、京都大防災研究所の釜井俊孝教授(応用地質学)、大阪市立大の原口強准教授(応用地質学)。2007年から伝承や文献で、地震で湖中に沈んだと伝わる地域の遺物や周辺地盤を調べた。考古学者と応用地質学者が連携して湖底遺跡を研究するのは初めて。
湖底に土器や人が加工した石などが残る三ツ矢千軒遺跡(高島市永田沖)、尚江千軒遺跡(米原市磯沖など)、下坂浜千軒遺跡(長浜市平方町沖など)を調査。土砂が動いた跡や土器の様式などから、3つの遺跡は湖岸にあった集落が鎌倉〜江戸時代に水没したことが分かった。
音波などで地下の構造を解析すると、それぞれ陸地が幅1キロ以上、湖中方向に1キロほどまとまって動いており、県内や岐阜県で起きたマグニチュード(M)6・5〜7・8の地震で液状化した地盤が横滑りし、湖中に沈んだことが判明した。
湖底遺跡は、これまで考古学調査が中心で、地形や気候の変動による水位の上昇で沈んだとみる研究者が多かったが、地震の影響を示す伝承や文献を裏付けた。3人は、100カ所ほどあるとされる湖底遺跡の多くが地震の影響でできたと推定している。
県が想定する地滑りは水害が中心で、県は「地震による地滑り対策は今後の課題」と説明する。林さんは「現代の都市計画や防災計画は沿岸域の地滑り現象を考慮しておらず、暮らしを守るためには、研究を続け防災対策に生かす体制を行政はつくるべきだ」と訴える。
著書はA5判、144ページで、2940円。彦根市のサンライズ出版社が手がけた。3月1日から県内の書店で販売する。
12/02/22
■ガソリン価格、全国的に値上がり(Impress Car Watch)
2012年2月22日発表
石油情報センターは2月22日、石油製品小売価格の週次調査(2月20日調査)の結果を発表した。
これによると、ガソリン価格の全国平均はハイオク154.3円、レギュラー143.5円、軽油124.7円となり、いずれの油種も前週と比べ0.6円の値上がりとなった。
地域的に見ると沖縄のみ値下がりとなったものの、北海道では1.8〜2.0円の上昇を見せるなど、全国的に値上がりとなった。
■3湖底遺跡、地滑り水没を地質学で解明 県立大Gが伝承裏付け(京都新聞電子版)
滋賀県立大の林博通名誉教授(歴史学)ら3人の研究グループは22日、琵琶湖の三つの湖底遺跡が、伝承通りに地震による地滑りで水没したことを裏付ける調査結果を発表した。水中遺跡の沈下原因を地滑りだと、地質学調査によって解明した研究は全国でも珍しいという。
研究は林名誉教授が1997年から行い、2007年から京都大防災研究所の釜井俊孝教授(応用地質学)と大阪市立大大学院の原口強准教授(地質工学)が加わった。
調査したのは北湖にある三ツ矢千軒(高島市)、尚江千軒(米原市)、下坂浜千軒(長浜市)の3遺跡で、いずれも水深2〜8メートルの湖底に遺物や遺構が分布している。これまで水没は湖面上昇が原因とする説もあり、明確な物証はなかった。
潜水調査で遺跡の石塁や木のくい、土器などの分布を調べ、湖底の音波探査や湖岸のボーリング調査を実施した。その結果、遺跡周辺の地中に地滑りを起こした「滑り面」や液状化しやすい地層を確認。また湖底には、地滑りで崩れた土の塊で多くの小山ができる特有の地形も見つかった。
一帯は傾斜地でないことから、豪雨ではなく地震による地滑りだと判断。遺物の年代測定や文献から、三ツ矢千軒遺跡は1662年、尚江千軒遺跡は1325年と1819年の2度、下坂浜千軒遺跡は1586年の地震でそれぞれ水没したと推定している。
研究成果の詳細は3月1日に発刊する「地震で沈んだ湖底の村」(サンライズ出版)で紹介する。
林名誉教授は「考古学や文献史学では推定の部分が多かったが、応用地質学との共同研究で明確な裏付けができた。地滑りによる水没を考慮した都市計画はほとんどなく、防災対策を考える上でも重要」と話す。
■琵琶湖西岸断層帯 南部で地震なら 最大隆起6メートル 疏水断絶(京都新聞電子版)
琵琶湖西岸断層帯の南部で地震が起こると、断層西側が最大約6メートル隆起して琵琶湖疏水が断たれる恐れがあるとの解析を、川崎一朗京都大名誉教授らの研究グループがまとめ、22日に宇治市で開かれた京大防災研究所の研究発表講演会で発表した。消火用水や生活水が長期にわたって供給できなくなる恐れがあり、「多様な水源を確保する必要がある」と指摘している。
京大グループ報告 「多様な水源確保を」
グループは、地震活動による断層周辺の隆起や沈下を力学的に解析、大津市から京都市に向けて隆起が楕円(だえん)状に広がり、最大6メートルになった。琵琶湖疏水の取水口の平均水位より、琵琶湖疏水の流路が高くなり、疏水そのものは無事だったとしても、物理的に水が流れなくなるという。
川崎教授は「地震対策は揺れが中心で、隆起や沈下は盲点。疏水はトンネル状で復旧工事にも相当の時間を要する」といい、断層帯南部の詳細なトレンチ調査と、他の水源確保など対策強化を求めた。
京都市上下水道局は「断層のずれは震災対策の要素に入っていない。隆起により水が流れにくくなる可能性があり、情報収集に努めたい」としている。
琵琶湖西岸断層帯 高島市の旧マキノ町から大津市に至る断層帯。国の地震調査研究推進本部によると、北部(高島市)は長さ23キロでマグニチュード(M)7・1、南部(旧高島町−大津市)は38キロでM7・5を想定、同時に動く可能性もある。今後30年の地震発生確率は北部が1〜3%、南部がほぼ0%。南部は1185年の地震で活動した可能性があり、断層西側が6〜8メートル隆起したとみられる。
■潜水ロボ淡探 技術者引退へ 県予算未計上、琵琶湖研究後退も(京都新聞電子版)
滋賀県による琵琶湖底の研究で活躍してきた潜水ロボット「淡探(たんたん)」の今後の活用が暗礁に乗り上げている。湖底を観測できる世界唯一の自律型潜水ロボットを開発から運用まで中心的に担ってきた県職員が本年度末で定年退職するが、技術を継承する体制が整っていないためだ。外部からは「琵琶湖研究が後退するのでは」と不安視する声が出ている。
最深部100メートル以上に及ぶ湖底は状況把握が難しい。県が2000年に2億6千万円で建造した「淡探」は内蔵コンピューターに調査地点を入力すると、障害物をよけながら湖底の1メートル上を航行。水中顕微鏡やビデオカメラで映像をとらえ、湖底環境を監視する。
1993年に導入されたケーブル付の水中探査ロボに比べて調査可能な範囲が広く、琵琶湖固有種の魚「イサザ」の大量死を発見したり、メタンガス噴出の撮影に世界で初めて成功。温暖化による湖底の低酸素化などに警鐘を鳴らしてきた。
県は財政難のため「淡探」の関係予算を08年度から計上していない。さらに県琵琶湖環境科学研究センターの熊谷道夫環境情報統括員が3月で退職し、「淡探」を中心的に運用できる県職員がいなくなる。外部の大学研究者らとの共同利用は可能だが、同センターは「県の研究計画との整合性がとれない」とし、実現は不透明だ。
県の予算が計上されなかった間、熊谷統括員は民間団体などからの助成を受けて運用してきた。近年の調査では、09年に初めて発見した、湖底から水やガスが噴き出す「ベント」の増加を観測。地殻変動の可能性も考えられ、東日本大震災が発生して防災意識が高まる中、熊谷統括員は「淡探の技術が途絶えるのはもったいない」と話す。
「淡探」の運用に助成を続けているNPO法人「びわ湖トラスト」(大津市)の高木順事務局長(65)は「ベントは防災面で貴重なサインかもしれない。県には、淡探という資産を大学など外部と共同利用するといった柔軟な対応をしてほしい」と話す。
12/02/21
■カツオ資源を守れ 串本町でシンポジウム(紀伊民報AGARA)
和歌山県串本町串本の県水産試験場は18日、第10回食と漁を考える地域シンポジウム「紀州漁民の活躍史とカツオ漁の今を考える」を同試験場で開いた。日本近海へのカツオの来遊量が減少し、不漁が続いていることを受け、漁業者と研究者が意見を交わした。地元でカツオのひき縄漁(ケンケン漁)をしている漁師らは「カツオの群れが激減している。横のつながりを強めて国に働き掛けるべきだ」と訴えた。
東京水産振興会と漁業情報サービスセンターの共催で、約100人が参加した。
第1部は「紀州カツオ漁民の活躍史をさぐる」をテーマに、郷土史家らが報告した。串本町田並の雑賀徹也さんは、カツオのケンケン漁の起源について語った。明治時代に田並の住民がハワイへ移民してカツオ漁を始め、ハワイでは「ケンケン鳥」と呼ばれる鳥の羽に針をつけてカツオを釣り上げていたことから「ケンケン漁」と呼ばれるようになったという。雑賀さんは「諸説あるが、田並がケンケン漁の発祥地であることは間違いない」と話した。
第2部は「カツオ漁の今を考える」をテーマに討論した。
司会を務めた茨城大学地域総合研究所客員研究員の二平章さんは、1985年前後から黒潮源流海域でカツオの来遊量と漁獲量が減少し始め、2001年ごろさらに減少したと指摘。フィリピンやインドネシアなどの熱帯域で体長20〜30センチの未成魚がまき網によって大量に漁獲されているのが原因だと言い「熱帯域での大量漁獲を規制するよう、各団体や地域が手をつないで国や国際会議を動かす必要がある」と主張した。
県水産試験場副主査研究員の御所豊穂さんは、田辺、すさみ、串本の3市場では、毎年カツオの水揚げが多い4月に100トンを割ることがなかったが、11年4月は約60トンしかなく「異常とも言えるカツオのない年だった」と説明した。
和歌山南漁協すさみ支所に所属する大洋丸の船頭、長野博さんは「昭和40年代にはすでに遠洋まき網漁が操業しており、それから40年間、大した対策も取らずにやってきた水産行政に疑問を感じる。東方にはまだ少しカツオが残っているようだが、紀伊半島の南方からの魚群が多い時の2、3割しかなく、とにかくカツオが近海で捕れなくなっている。漁船の燃料の値段も上がって非常に苦しい」と現状を訴えた。
和歌山東漁協串本支所に所属する安崎丸の船頭、寺本正勝さんは「カツオは海にたくさんいるものだと思っていたが、減るスピードが速すぎる。10年前に水産庁に訴えたが、統計に出ていないとして対応してもらえなかった。串本はケンケン漁の発祥地でもあるので、横の連絡を密にして国に働き掛けたい」と話した。
千葉沿岸小型漁船漁業組合長の鈴木正男さんは「カツオ漁に出たら赤字になり、食べていけない人が増えている。黒潮で活動している人たちで組織をつくり、困っている声を世界に発信できれば」と提言した。
■コハクチョウ、北へ旅立ち間近 長浜の水田(京都新聞電子版)
滋賀県長浜市早崎町の雪に覆われた水田に約330羽のコハクチョウが集まっている。ロシア東部への北帰行を目前に控えたこの時期に羽を休めたり、餌を探すためで、その数は琵琶湖に飛来しているコハクチョウの約65%にあたるという。
湖北地域では水田の多くが雪で覆われているが、この周辺は一部で土がのぞき絶好の餌場になっている。湖面に浮かぶコハクチョウは優雅だが、泥の中に突っ込んだ頭は、文字通り「ブラックスワン」だ。農道から間近に観察でき、白銀の伊吹山や夕焼けを背景に撮れるとあって、週末を中心に多くの人が訪れ、コハクチョウの愛らしい姿を写真に収めている。
湖北野鳥センターの植田潤さんは「琵琶湖全体では510羽が確認されている。昨年は2月12日から北帰行が始まった。例年、3月中旬までにすべて帰ってしまう」と話していた。
■桜の開花、今年は遅め 長引く寒気が影響(asahi.com)
気象情報会社ウェザーニューズは20日、桜の開花傾向を発表した。今年の桜は長引く寒気の影響で、東・西日本で遅めの開花になる見込み。西日本から中部地方にかけては、過去5年間で最も遅くなる可能性もあるとしている。
同社によると、ソメイヨシノを中心とした桜の最も早い開花は、3月下旬から九州、四国の太平洋側沿岸部で始まり、短い期間で西日本、東日本へと広がる見込み。東京の都心周辺は3月下旬から4月はじめに開花ピークを迎えるという。
開花は青森県の弘前公園で4月26日ごろ、東京都の上野公園で3月29日ごろ、宮崎県の垂水公園で3月25日ごろ。いずれも過去5年の平均より数日間遅い。同社は、各都道府県ごとの花見の名所660カ所について、ホームページ(http://weathernews.jp/sakura/)に開花傾向を載せている。正式な開花予想は3月5日発表という。
12/02/20
■大寒波:南小松でマイナス7.8度、観測史上最低記録 東近江ではマイナス10.8度、2月最低を更新(毎日jp滋賀)
強い寒気に覆われた19日、大津市の南小松で観測史上最低のマイナス7・8度を観測するなど、県内9カ所の観測地点のうち6カ所で今季最低気温を記録した。
彦根地方気象台によると、県南部では寒気と放射冷却の影響で気温が下がり、南小松では午前6時5分、観測史上最低気温を記録。県内で気温が最も下がったのは東近江市で、午前6時37分、2月の観測史上最低気温となるマイナス10・8度となった。他に彦根市=マイナス3・8度▽大津市中心部=同4・1度▽甲賀市信楽=同9・9度▽同市土山=同8・7度が今季最低だった。
同気象台によると、今週半ばには、南からの低気圧で最高気温が10度を上回り、その後再び冬型の気圧配置に戻りそうという。【石川勝義】
長浜市余呉町の余呉湖はこの日朝、強い寒気の影響で湖面が一部凍結。それでも桟橋には防寒着に身を包んだ人たちがずらりと並んでワカサギ釣りを楽しんでいた。【桑田潔】
■今年の花粉「平年以下」 スギ・ヒノキ飛散量(ChunichiWeb滋賀)
滋賀医科大(大津市)の耳鼻咽喉(いんんこう)科の研究チームが、今年の県内のスギ、ヒノキの花粉飛散量は平年並みか平年を下回る可能性が高いとする予測をまとめた。松原由歩助教(耳鼻咽喉科学)が19日に大津市内で開かれた滋賀アレルギーフォーラムで発表した。
予測の根拠は1995年から昨年までの15年間で、飛散量が多かった次の年は少なくなるサイクルが続いているため。スギ花粉の飛散量は昨年、1センチ四方で3767個あり、例年の2倍だった。ヒノキは過去17年で最多の1万851個の飛散だった。
チームが昨年10月に、大津市に花粉を飛散させる甲賀市内の山林で生育するスギの雄花を調べたところ、2010年10月に比べ少なかった。これらから、過去15年間の平均飛散量並みか下回ると予測した。平均はスギが1センチ四方当たり1841個で、ヒノキは3100個。
チームは、今冬に気温が低い日が続き、飛散が始まるのは例年より5日ほど遅い25日ごろとみている。
松原助教は「飛散量は少ないが、花粉症の人は外出時にはマスクをするなど対策してほしい」と呼び掛けた。(山内晴信)
■08年の琵琶湖殺人事件、報奨金打ち切りへ(ChunichiWeb)
滋賀県内の琵琶湖岸で2008年5〜6月に、男性の死体が切断されて見つかった「びわ湖バラバラ殺人・死体遺棄事件」で、警察庁は、解決に結びつく情報の提供者に支払われる上限300万円の捜査特別報奨金を更新期限の26日で打ち切る方向で検討している。有力な手掛かりがないためだ。
事件は、滋賀県近江八幡市などで切断された男性の足や頭が相次いで見つかり、半年後の09年2月27日に捜査特別報奨金の認定を受けた。
被害者の特定を目的とする報奨金は全国で初めて。これまで300件ほどの情報が寄せられたが、解決に至っていない。
滋賀県警の幹部は「報奨金がなくても地道な捜査をすることに変わりはない。事件を風化させることなく、今後も情報提供をお願いしたい」と訴える。
被害者は40〜60歳とみられ、身長は170〜180センチで、左目尻の下に直径1・5センチほどのこぶがある。情報提供は捜査本部=(0120)320027=へ。
12/02/19
■大雪:県内全域で注意報 大津の山間部で75センチ(毎日jp滋賀)
強い冬型の気圧配置となった18日、県内全域で大雪注意報が発令された。大津市でも終日雪が降り積もり、山間部の葛川地区で75センチの積雪を観測した。
近江八幡市の湖岸道路では同日午前、吹雪で視界が悪くなり、トラックや乗用車がのろのろ運転。道路脇の電光表示板が「凍結注意」を知らせていた。
大津市瀬田南大萱町のびわこ文化公園は一面の銀世界。親子連れが雪だるまをつくり、雪合戦やそり遊びに興じていた。【加藤明子】
■県南部まで雪の中 大津で今冬一番の11センチ(ChunichiWeb滋賀)
冬型の気圧配置が強まり17日夜から18日朝にかけて県内全域で雪に見舞われた。大津市など県南部でも積雪があった。
国土交通省の滋賀国道事務所は、大津市長等で午前3時、今冬一番となる11センチの積雪を観測。県庁周辺でも雪が積もり、同市瀬田の県びわこ文化公園では雪だるまを作って遊ぶ親子の姿も見られた。甲賀市土山町では午後3時に10センチの積雪を記録した。
彦根地方気象台によると、県北部では午前9時現在の積雪は長浜市余呉町が168センチ、高島市今津は36センチ、米原市朝日は26センチ、彦根市で2センチだった。冬型の気圧配置は18日朝でピークが過ぎ、19日以降はやわらぐ見込み。
■積雪、なだれに注意 京滋、大雪ピーク越す(京都新聞電子版)
強い寒気が流れ込んだ18日、滋賀と京都でも降雪が続いた。気象台によると大雪のピークは越えたが、北部や山間部は19日も雪が降る見込みで、新たに降り積もった雪によるなだれに注意を呼び掛けている。
滋賀県内では終日雪が降り、民家前や道路に積もった雪の除去に住民が追われた。
彦根地方気象台によると午後7時現在、長浜市余呉町柳ケ瀬で161センチ、高島市今津町で37センチ、米原市朝日で20センチの積雪。19日朝にかけて近江西部の山間部で最大10センチの積雪の予想。
京都地方気象台によると、府内の積雪は京丹後市峰山で86センチ、舞鶴45センチ、南丹市美山31センチ。関西電力によると、福知山市大江町蓼原で午前10時55分ごろに雪による倒木で電線が切れ、90世帯が約2時間停電した。
12/02/16
■ガソリン価格、前週から横ばい(Impress Car Watch)
2012年2月15日発表
石油情報センターは2月15日、石油製品小売価格の週次調査(2月13日調査)の結果を発表した。
これによると、ガソリン価格の全国平均はハイオク153.7円、レギュラー142.9円、軽油124.1円となり、軽油が0.1円値下がりした程度でほぼ横ばいの結果となった。
地域的に見ると、北海道、東北、関東、近畿、中国で前週から0.1〜0.2円程度値下げされた。
■外来魚釣れる場所教えます 滋賀県が新事業(京都新聞電子版)
滋賀県は、琵琶湖でブラックバスやブルーギルの産卵場所を釣り人に紹介する「外来魚の釣れる場所教えます」事業を始める。産卵床を守る親魚を釣ってもらうことで外来魚の繁殖を抑えるのが狙い。ホームページで計160カ所を公表する。
県は2010、11年度に緊急雇用創出特別対策事業を活用し、外来魚の産卵状況を調査。目視による確認で砂浜などをのぞく琵琶湖沿岸の全域で約160カ所の産卵場所を特定した。
新事業は調査結果を公開することで、産卵場所で釣りをしてもらうのが目的。外来魚は4〜8月に産卵し、オスが産卵床を守る性質がある。産卵場所でオスを釣ってもらうことで、卵がほかの魚に食べられたり、人が出入りすることで産卵がしにくくなる環境をつくり出す。
産卵場所はホームページに掲載するほか、詳しい場所を知りたい希望者にはメールやファクスで紹介するという。県水産課は「調査結果の成果を生かし、産卵期に入る前には公表したい」としている。
同事業は特別な事業予算を伴わない2012年度の「知恵だし汗かきプロジェクト」に盛り込まれた一つで、通信代などを除くとゼロ予算となる。
■寒波、18日まで続く見込み 雪の事故、死者103人に(asahi.com)
零下39度を下回る寒気が北陸上空に流れ込んでくるとして、気象庁は16日、大雪への注意を呼びかけた。同庁の予想では、17日午後6時までの24時間降雪量は多いところで北陸60センチ、近畿北部40センチ、中国地方30センチ。北日本から西日本にかけての日本海側を中心に、降雪は18日ごろまで続く見込みだという。寒気の影響で、16日は都心でも雪がちらついた。
総務省消防庁のまとめでは、2月16日夕までに、雪下ろし中の事故や落雪などによる死者は103人に上り、うち3分の2を65歳以上が占めている。
■電気ショック漁は、生態系を守るのか、破壊するのか?(夕刊ガジェット通信)
カンボジアには、二つの大きな水系がある。一つは、チベットの源流から中国、ミャンマー、ラオス、タイ、カンボジア、ベトナムと流れて南シナ海に注ぐメコン川。もう一つは、東南アジア最大の湖であるトンレサップ。いずれも魚の種類と量は豊富であり、そこで獲られた魚はカンボジアで暮らす人々の大切なタンパク源となっている。
それらの水系では、ナマズや雷魚などの淡水魚が獲れる。日本の魚屋やスーパーではあまり目にしないこれらの魚は、トゥック・トレイ(魚醤)やプラホック(魚のペースト)の原料になるほか、煮たり焼いたり揚げたりと様々な方法で調理されて食卓に並ぶ。
不思議なのは、魚の漁をしているのがカンボジア人ではなくベトナム人やチャム族の人びとであることだ。メコン川での竹網を使った「ダイ漁」にしても、トンレサップ湖でのひき網漁にしても、大規模な漁をしているのはベトナム人やチャム族なのだ。カンボジア人があまり漁をしない点については、「仏教徒なので殺生をしない」などの諸説がある。
さて、本題はここからである。漁といえるかどうか怪しいが、魚の捕獲方法に「水面に電極をたらし、そこに電気を流す」というものがある。すると魚は感電し、気絶して水面に浮いてくる。そして、浮いたところを総ざらいにしてしまうのである。この電気ショック漁はカンボジアでは禁止されている。しかし作業効率が良いため、この方法を使って不法に魚を獲る輩が川にも湖にもかなりいた。
家庭で食べる分の魚をこそこそと獲るのならまだしも、電気ショック漁を魚の販売目的で使われるととんでもないことが起こる。とにかく、浮いた魚を総ざらいしてしまうのだから、漁場の周辺に魚がいなくなってしまうのだ。つまり、電気ショック漁とは生態系の循環や食物連鎖を無視した卑劣な漁法なのである。
その電気ショック漁が、琵琶湖で行われていると報じられていてびっくりした。2012年2月15日付の京都新聞に「電気ショック、外来魚気絶 滋賀県、新年度 ボート導入」という記事が掲載されている。カンボジアでは禁止されていた電気ショック漁を、滋賀県の職員がやっているとはこれいかに?
種明かしをすると、「在来魚を主なエサとする外来魚オオクチバスを減らそう」ということで、電気ショックで魚を気絶させ、外来魚のみを捕獲して処分しているのであった。このオオクチバスは「ブラックバス」とも呼ばれ、特定外来生物に指定されている。そして、外国から持ち込まれ、日本在来の魚を食べるなど生態系を乱す可能性があるということで、その飼養が制限されるとともに、必要に応じ自治体などが駆除をおこなうべき魚だと「外来生物法、特定外来生物被害防止法」で定められている。
滋賀県では、在来魚を保護するため、琵琶湖に生息するオオクチバスの駆除を定期的に行っている。以前は網を使っていたが、新年度から電極と電源を積んだボートを利用して駆除も進める。ボートの名は『電気ショッカーボート』。「おいおい、仮面ライダーかよ」と突っ込みを入れたくなる名のボートは、「米国で開発」されたものだという。このボートはなかなかの優れものらしく、「最大で1時間あたり100キロ」ものオオクチバスを捕獲できるとのこと。
カンボジアでは、商業用に使われて生態系を乱す元凶だと言われていた電気ショック漁。所変わって日本では生態系を守るために使われているという不思議なお話は、これでおしまい。(谷川 茂)
■近江八景クルーズ17年ぶり復活 琵琶湖汽船5月から(日本経済新聞Web版)
琵琶湖汽船(大津市、中井保社長)は5月、琵琶湖南部の景勝地「近江八景」を巡るクルーズを17年ぶりに復活する。琵琶湖最古の遊覧航路だったが航路変更で消えていた。創業125周年や大津―長浜間の鉄道連絡船開設130周年を記念。20人以上の企画遊覧商品として湖上からの景勝地巡りを売り込む。
旅客船「インターラーケン」(旅客定員170人)か「ランシング」(同100人)で、琵琶湖大橋以南の南湖や瀬田川を下り近江八景を巡る。モデルコースは所要時間2時間が1人3000円、浮御堂を見学する3時間半が3500円など。船上での解説や上陸、見学、食事などを盛り込んだプランも用意する。
近江八景クルーズは1903年に就航し、25〜95年は定期航路だった。琵琶湖博物館開業に伴う大津―草津・烏丸半島間の定期航路開設のため消えた。
近江八景は中国・洞庭湖周辺の瀟湘八景になぞらえて江戸時代に選ばれた景勝地。8カ所が浮世絵で広く紹介された。
■水温:主要5暖流で急上昇 100年で海全体の2倍(毎日jp)
黒潮やメキシコ湾流など世界の主要な5暖流の水温が、この100年間で海洋全体より2倍以上上昇していることを、中村尚東京大教授(気候力学)らの国際チームが突き止めた。暖流は、赤道付近の暖かい海水を中緯度海域に運び、熱を大気中に放出する。暖流の急速な水温上昇は、沿岸の漁業や気象にも影響しそうだ。成果は、英科学誌ネイチャー・クライメイトチェンジ3月号に掲載される。
国際チームは、船や人工衛星などによる海域の観測データを集約している日米欧など8研究機関の記録をもとに、1900〜2008年の5暖流の水温や流量などを解析。その結果、海洋全体の水温上昇は約1世紀で平均0・6度だったのに対し、黒潮、東オーストラリア海流、ブラジル海流は1・3度、アガラス海流は1・4度、メキシコ湾流は1度で、5暖流の平均上昇幅は海洋全体の2倍以上だった。
上昇の原因として、20世紀に急速に進んだ地球温暖化の影響などが暖流により強く表れたと、チームは見ている。黒潮は、この100年間で約50キロ北上、流量も増えていた。水温上昇は水深約400メートルにまで及び、100年間に蓄積した熱量が水面から放出されたと仮定すると、1平方メートルで5トンの氷を解かす規模に相当するという。
中村教授は「黒潮などを観測することで、地球規模の変化をいち早く察知できる。また沿岸の異常気象の予測の精度向上にも役立つ」と話す。【田中泰義】
12/02/15
■電気ショック、外来魚気絶 滋賀県、新年度 ボート導入(京都新聞電子版)
琵琶湖で在来魚を主なエサとする外来魚オオクチバスを減らそうと、滋賀県は2012年度に「電気ショッカーボート」を新たに購入し、対策を本格化させる。二つの電極を水中に垂らし、体長が大きくて感電しやすいオオクチバスを選択的に捕獲する。県によると同ボートの導入は全国8隻目。11年度に同ボートを借りて効果を実験した際は、最大で1時間あたり100キロを捕獲できたという。
捕獲効率大幅アップ、在来魚は放流
琵琶湖で在来魚を主なエサとする外来魚オオクチバスを減らそうと、滋賀県は2012年度に「電気ショッカーボート」を新たに購入し、対策を本格化させる。二つの電極を水中に垂らし、体長が大きくて感電しやすいオオクチバスを選択的に捕獲する。県によると同ボートの導入は全国8隻目。11年度に同ボートを借りて効果を実験した際は、最大で1時間あたり100キロを捕獲できたという。
琵琶湖の外来魚数を抑えるため、県はこれまで捕獲量に応じた漁業者への経費補助や、釣り人向けの回収ボックス増設を実施。オオクチバスの推定生息量は2009年度末で300トンと、05年比で100トン減った。在来魚も回復の兆しを見せているが、それに伴い、在来魚を主なエサにするオオクチバスが再び増加する危険性があり、同ボート導入で先手を打つ。
電気ショッカーボートは調査用に魚を生きたまま捕獲できるように米国で開発された。水中に垂らした二つの電極間(2メートル)に500〜1000ボルトの電気を流す。電気の流れる距離が長い大型魚のオオクチバスやコイなどが感電して水面に浮くといい、オオクチバスのみを網ですくい、在来魚は気絶から回復すると水中に泳いで戻れる。
同ボートの電気は2メートルしか届かないため、水深が浅く外来魚が多い南湖で導入する。滋賀県では電気を使った魚の捕獲は禁止されているが、在来魚保護の調査目的のために今回は除外する。12年度予算案に購入費600万円と、産卵期の春を中心に捕獲する費用340万円を計上した。
11年度に、琵琶湖でオオクチバスを選択的に捕獲する手段を比較検討した際、同ボートに次いで効果が大きかったのは沖曳(ちゅうびき)網だった。水深が深い北湖では沖曳網を使う。
県水産課は「ボートなどの導入で、在来魚が多く生息する豊かな生態系を取り戻したい」としている。
■ため池 元の生態系に(YomiuriOnLine栃木)
市貝町で水抜き外来魚駆除、ハス根こそぎ除去へ
ハスや外来魚ブラックバスなどが繁殖している市貝町の農業用ため池「多田羅(たたら)沼」で、町と地元団体は、コメ作りが一段落する今秋、沼を干上がらせてバスを捕獲し、沼底の泥を撤去するなどして駆除に乗り出す。環境省の事業に申請しており、ミヤコタナゴなどかつて生育していた貴重な動植物や生態系の復活を目指す。貴重な動植物が減少し、外来種の駆除に迫られている地域は県内でも他にあるとみられ、地元住民と自治体の協働により、同省の事業を利用するケースが増えそうだ。
沼は町南部に位置し、約1・8ヘクタールで水量約2万7000トン。夏にはスイレンの花が咲き、北側の湿地には、サギソウやキンランなど国や県が指定する絶滅危惧種植物が生育する。そのため、周辺約24ヘクタールは自然豊かな湿地として県の「自然環境保全地域」に指定されている。
近くに住む農業矢口勝行さん(62)によると、かつてはミヤコタナゴなど在来魚が生息していたが、持ち込まれた外来魚によって姿を消したという。
さらに7〜8年前、突然ハスが出現し、瞬く間に増え、夏場は沼の半分以上を大きな葉が覆うまでになった。枯れると沼底に沈み、水質悪化の一因になるほか、従来の水生生物がすめなくなる恐れがあるという。
一昨年からは、沼から流れ出る用水がドブ臭くなる実害も出てきたため、矢口さんら地元住民は多田羅沼の生態系を守る住民団体を作り、昨年夏、小舟に乗ってハスの除去を試みた。
しかし、ハスの根は深く、鉄のイカリで根に引っ掛けてトラクターで引いても抜けなかった。そこで、町と一緒にハスを一掃する事業に乗り出すことになった。
コメ作りが一段落した9月頃から沼の水を完全に抜いてブラックバスやブルーギルを捕獲する。さらに干上がらせた上、重機を使って根こそぎ土を取り除き、ハスの根を除去するという。
ヨシやガマが生い茂る周辺湿地は長年、人の手が入らず低木も生えているため、雑草を刈り払う。
一連の取り組みを行うにあたり、町は環境省の「生物多様性保全推進支援事業」に申し込み、新年度予算案に盛り込んだ。沼の水を抜いて外来魚を一掃する日干し作業は一般的だが、ハスの除去も行うのは「県内では聞いたことがない」(県自然環境課)という。
除去作業は業者に委託し、住民40〜50人は下草刈りを行う。矢口さんは「以前のようにきれいな水質を取り戻し、在来魚のすむ沼にしたい」と話している。
ミヤコタナゴ 国の天然記念物で絶滅危惧1A類に指定されるコイ科の淡水魚。体長4センチ前後。オスは繁殖期に赤っぽい婚姻色になる。30年ほど前までは関東地方で広く生息していた。県内では主に大田原市や矢板市など4か所の水路や沼に生息している。
12/02/14
■現場から記者リポート:琵琶湖湖底の噴き出し増加 「地殻のひずみ」関連か(毎日jp滋賀)
◇宮城・南三陸町沖海底と類似 集中帯、研究者ら注目
琵琶湖の高島市沖の湖底で09年12月に確認された噴き出し箇所の増加が、今年1月に県琵琶湖環境科学研究センターが自立型潜水ロボット「淡探」で実施した調査で確認された。詳しい原因は不明だが、琵琶湖は大地の縮みが集中する「新潟−神戸ひずみ集中帯」に含まれており、地殻変動の影響の可能性もあるとして地震研究者が注目している。【石川勝義】
同センターの熊谷道夫・環境情報統括員によると、潜水調査は同月5〜8日、安曇川河口沖約3キロの水没島付近から北に約12キロの区間(深さ約90メートル)で実施した。10年12月の調査で1キロ当たり約9個だった噴き出しが、今回は同25〜30個に増加。湖底の濁りも強まっていた。
また湖底近くの水温が、湖底から1メートル付近と比較して0・001〜0・008度ほど高い場所があり、湖底から水への熱の移動が噴き出しの原因の可能性もあるという。
噴き出しの増加を「憂慮している」と話すのは、近畿地方の地殻の動きを研究する佃為成・元東京大地震研究所准教授だ。佃さんは地殻変動で岩盤の亀裂に充満している水やガスに圧力がかかり、圧力の弱い部分に噴き出しているのではないかと仮説を立てている。
佃さんによると、新潟県から神戸市にかけての一帯に岩盤の縮みが集中し、「新潟−神戸ひずみ集中帯」と呼ばれている。この一帯では大きな地震が繰り返し発生し、近年では阪神淡路大震災(95年)、新潟県中越地震(04年)、同中越沖地震(07年)があった。滋賀県もこの集中帯に含まれており、湖底の噴き出しにひずみが影響した可能性がある。
そもそも琵琶湖は地殻変動でできた構造湖で、熊谷さんによると、同じ構造湖のバイカル湖(ロシア)でも噴き出しが確認されているという。また熊谷さんらは昨年5月、宮城県南三陸町の依頼で同町沖の海底12カ所(約40メートル)を調査した際、5カ所で琵琶湖の湖底とよく似た濁りを発見した。熊谷さんは「東日本大震災の影響で海底に変化が生じた影響かもしれない」と話す。
ひずみは全国1200カ所のGPS(全地球測位システム)で観測する。新潟−神戸ひずみ集中帯を研究する名古屋大減災連携研究センターの鷺谷威教授(地殻変動学)によると、集中帯では年間約2センチ土地が縮むという。ひずみの理由は不明だが、集中帯は比較的弱い地殻の一帯で、プレートの動きが集中し、将来的にプレート境界ができるのではないかとも考えられている。
鷺谷教授は「琵琶湖周辺は地殻の変形が激しい場所の一つ。噴き出しが何を意味するかは分からないが、詳しく調べる価値がある」と指摘している。
12/02/13
■びわ湖で潜水士がごみを回収(NHK NEWS WEB)
びわ湖の環境美化につなげようと、13日、大津市で潜水士が湖に潜って、放置された釣り道具などのごみを回収する作業を行っています。
これは、釣り具メーカーなどでつくる「日本釣用品工業会」が、全国の釣り場で実施しているものです。
13日は、ブラックバス釣りで有名な大津市のびわ湖で作業が行われ、午前9時半ごろから潜水服やボンベなどを身につけた潜水士がびわ湖に入り、ごみを回収しています。
水深はおよそ2メートル、水温は5度を下回っていて、8人の潜水士たちが4人ずつ交代しながらワームと呼ばれるゴム製の疑似餌や空き缶などを網に詰めて、岸に引き揚げました。
湖岸では、別の作業員たちが回収されたごみの泥を落としながら仕分け作業を行っていました。
潜水士の久保田浩さんは「水は冷たく、手がかじかみました。釣り人には環境のことも考えて釣り場を利用してほしい」と話していました。
大津市のびわ湖の清掃は、今月17日までの5日間行われる予定です。
■グローブライト、通期計画を超過達成、再上方修正の可能性大(MORNINGSTAR)
グローブライト <7990> に注目したい。
釣り関連用品で世界トップ、ゴルフ、テニスなどの用品でも展開、2月7日に12年3月期の連結営業利益予想を22億円から24億円(前期比7.0%増)に上方修正したが、第3四半期(11年4−12月)は26億7300万円(前年同期比4.9%増)とすでに通期予想を超えており、通期業績再上方修正の可能性も高そうだ。
「当第3四半期連結累計期間においては、震災や原発事故の影響を払しょくするまでには至っておらず」(第3四半期決算短信)、減収となったものの、「製造コストの低減や固定費の引き下げなどの体質強化策を強力に推進したことが奏功」(同)、営業増益を達成したもので、収益体質の改善が増益につながった形だ。
現在、「売上が順調に回復」(上方修正のリリース)しており、13年3月期は震災、原発事故の影響も一巡、増収増益が期待できそう。
3月期末配当は前期末の1円に対して2円に増配する計画だが、業績の再上方修正の幅次第では上乗せの期待も出てきそうだ。
株価は2月1日に120円高値まで上げたあと、突っ込んだが、5日移動平均線割れからジリ高歩調に転換している。ここ下げても下ヒゲを付けて戻すなど、下値の堅さも見せている。
497万株強の保有自己株式(11年12月末)の有効利用にも期待したい。
10日終値は前日比変わらずの101円。
提供:モーニングスター社
12/02/11
■2年ぶり「びわ湖開き」 3月10日、湖上に春告げる(京都新聞電子版)
琵琶湖に春の訪れを告げる恒例行事「びわ湖開き」が3月10日、大津市の大津港一帯である。昨年は3月12日に開催予定だったが、東日本大震災のために中止となり、今年は2年ぶりの開催。主催のびわ湖大津観光協会は、湖上パレードを繰り広げる観光船の乗客として250人を無料招待する予定で、参加希望者を募っている。
びわ湖開きは、遊覧船観光の本格的シーズンを前に、湖上運航の安全を祈願する行事。1956年から毎年3月に開かれている。
当日は午前10時から観光船「ミシガン」を中心に小型船を含めた数十隻が大津港沖をパレード。「春の扉を開ける」という意味を込め「黄金の鍵」(長さ約1・7メートル)を湖に投げ入れる。NHK連続テレビ小説「カーネーション」の出演者が「ミシガン」の一日船長を務め、花を添える。
同協会は、湖上パレードに参加する中型観光船の乗客を一昨年、初めて公募。「華やかなセレモニーや湖上から見る大津の街並みを楽しんでもらいたい」と、今年も250人を招く。当日は午前9時に大津港に集合し、午前10時半に下船予定。
参加希望者は、はがきに希望者全員(最大2人まで)の郵便番号、住所、氏名、電話番号を明記の上、〒520−0055 大津市春日町1−3 びわ湖大津観光協会「湖上パレード乗船券」応募係まで15日必着で送る。市内外在住を問わず申し込めるが、応募は1人1回に限る。当選者には2月下旬に乗船券を送る。
問い合わせは同協会TEL077(528)2772へ。
12/02/09
■東京など3都県、花粉シーズンに突入(YomiuriOnLine)
気象情報会社「ウェザーニューズ」(東京)は9日、東京、埼玉、鹿児島の3都県で花粉症に敏感な人に症状が出始める花粉飛散量を観測したとして、「花粉シーズン」に入ったと発表した。
2月初旬まで厳しい寒さが続いたため、シーズン入りは昨年より1週間程度遅くなった。
飛散のピークは関東地方で3月上旬、九州南部は3月中旬となる見通し。西日本では2月中旬にシーズン入りし、2月下旬以降にピークとなりそうだという。飛散量は昨年よりは少なくなるが、東北、関東、四国では例年並みとみられ、同社は「油断せず、マスクの着用など早めに対策を取って欲しい」と呼びかけている。
■琵琶湖から復興へエール 3月10日、浜大津周辺で(京都新聞電子版)
東日本大震災復興を願う各種催しが3月10日、大津市浜大津周辺で繰り広げられる。琵琶湖に春の到来を告げる「びわ湖開き」の湖上パレードや、旧大津公会堂でのコンサート、千本のろうそくを並べて鎮魂を祈る「一希一灯会(いっきいっとうえ)」などのイベントが連携し、滋賀県内に避難した被災者を招待して交流を深める。
びわ湖大津観光協会は、びわ湖開きに避難者約120人を無料招待する。避難者は二つの遊覧船に分乗し、観光船「ミシガン」から「黄金の鍵」が投下されるセレモニーを見学し、南湖クルーズに向かう。正午からは三井寺や市歴史博物館、商店街を巡るまち歩き観光も企画している。
地元で活動する歌手や市民らによる実行委員会は、午後4時から旧大津公会堂で「ALWAYS 昭和の歌声コンサート」を開く。京都や滋賀で活動するシャンソン歌手やバンドなど12組が昭和歌謡やフォークソングなど懐かしの名曲を披露。歌声喫茶をイメージした催しで、避難者らと一緒に歌い、早期復興を願う。参加費無料。古林孝博会長(53)は「歌で日本を元気にしたい」と話す。
午後6時半からは、官民出資の株式会社「まちづくり大津」が、大津港で「一希一灯会」を開く。千本のろうそくで「光で結ぼう!びわ湖と東北」の文字を浮かび上がらせる企画。すべての火をともした後、全員で黙とうをささげ、復興応援歌を合唱して締めくくる。ろうそくは1本500円。
■シマノの純利益4%増 11年12月、198億円(日本経済新聞Web版)
シマノが8日発表した2011年12月期の連結決算は、純利益が前の期に比べ4%増え198億円となった。自転車部品、釣り具とも新興国での需要増大を支えに売り上げを伸ばした。米ドル安で東南アジア子会社の採算が悪化し、営業利益は3%減った。しかし米ドル安の進行が急速だった前の期より為替差損が大幅に減り、営業外収支が改善、純利益を押し上げた。
売上高は4%増の2217億円。自転車部品は欧米での需要はほぼ前の年並みだったが、アウトドアブームや健康志向を背景にアジア、中南米市場向けが伸びた。釣り具は海外、国内市場とも前の年の実績を上回った。為替差損は前の期は53億円だったが、前期は3億円に縮小した。
12年12月期は連結売上高を前期比4%増の2300億円、純利益を21%増の240億円と予想。ただ今期は連結子会社27社を11月決算から12月決算に移行するのに伴う数字上の上乗せ効果があり、これを除いた実質予想は売上高で2%増、純利益で16%増としている。
自転車部品、釣り具とも欧米市場は横ばいだが、中国、東南アジア、中南米など新興国市場の需要が伸びるとみている。為替相場の変動による収益への影響は今のところ織り込んでいない。
12/02/08
■寒気の猛威再び 10日にかけ大雪警戒(ChunichiWeb)
一時的に寒さの緩んでいた日本列島は8日、冬型の気圧配置が強まって日本海側を中心に大雪となった。気象庁は、冬型は9日には西から緩むとみているが、北日本などは10日にかけて大雪となる恐れがあるとして、警戒を呼び掛けた。
前日の高温や雨で表面がいったん解けた雪の上に雪が積もると「表層雪崩」の危険性が高まる。屋根からの落雪にも注意が必要だ。
8日午後3時現在の積雪は北海道苫前町131センチ、山形県大蔵村353センチ、新潟県上越市の安塚280センチを記録、24時間で新たに37〜49センチ積もった。(共同)
■ガソリン価格、前週からやや値下がり(Impress Car Watch)
2012年2月8日発表
石油情報センターは2月8日、石油製品小売価格の週次調査(2月6日調査)の結果を発表した。
これによると、ガソリン価格の全国平均はハイオク153.7円、レギュラー142.9円、軽油124.2円となり、ハイオク/レギュラーが0.2円、軽油が0.1円値下がりした。
地域的に見ると、全国的に前週から横ばいまたは0.1〜0.2円程度の価格変動にとどまっているが、北海道と沖縄では0.8円〜1円値下がりした。
■琵琶湖底で異変! 京都、福井の原発銀座を大地震が襲う?(Spotlight Japan)
琵琶湖は火にかけられた鍋
琵琶湖の湖底で不気味な現象が発生している。7日の現代ビジネスが報じた。
滋賀県琵琶湖環境科学研究センターによると、北部の湖底で昨年末から気泡や温水の噴出がかつてない規模で活発化しているという。
気泡、熱水の噴出の原因は地殻変動
この現象を観察したのは、同センターが湖内の調査に使用している探査ロボット「淡探」。
湖底から泥を噴き上げる現象が、北部湖底の広範囲で見られている。20年以上にわたって琵琶湖を観察してきた研究員も、始めて見る現象と語る。
昨年来の地殻変動により、湖底の断層に小さな亀裂が入り、湖水がマグマに触れることで沸騰しているのでは、との見方もある。
大地震で北上してきた琵琶湖
日本列島には、新潟から神戸まで伸びる線上のひずみがある。これまで何度も大きな地震を発生させており、阪神・淡路大震災や新潟県中越地震も、この線上を震源とする。
琵琶湖はもともと三重県伊賀上野近辺にあった。大地震のたびに崩壊した湖岸を飲み込んで北上。現在の位置にたどり着いた。
最近のものでは、1662年(寛文2年)、京都、滋賀県、福井県南西部に甚大な被害をもたらした寛文地震が知られる。
この地震により滋賀県で580人、京都で200人あまりが死亡。京都では御所の壁や二条城の石垣が被害を受け、五条大橋が落橋した。
原発銀座にも大被害
寛文地震では、現在14基の原子力発電所が並ぶ福井県南西部も大きな被害を受けた。美浜町の海岸が7kmにわたって約3mも隆起したことがわかっている。
この一帯には、プルトニウムを燃料とする高速増殖炉「もんじゅ」などもあり、福島第1原発のような事故が発生すれば、さらに激甚な放射能被害が生じる可能性が高い。
京都では、昨年1月から劇的に地震が減少した、という報告もある。
大地震発生の前には、スロースリップ現象が発生することが多い。これにより一時的に小さな引っかかりが解消されるため、小規模の地震は激減する。
残念ながら、地震について警戒すべきは東日本、東南海などだけではない。日本中が地震とそれによる原発被害について、備えを持つべき、と言えるようだ。
■どこでも琵琶湖博物館(asahi.com滋賀)
【移動展示用キット製作中/自然や環境・歴史・・・12テーマを予定】
県立琵琶湖博物館(草津市)は、琵琶湖の自然や環境への理解を深めてもらおうと、イベント会場などで移動博物館を開くための展示キットの製作を進めている。「化石に触ろう」「ゾウが生きた環境」など、各テーマごとにトランク一つに収まるよう設計されている。職員が県内外に出張し、入館者が減少している博物館への誘客を狙う。
展示キットは12のテーマで構成され、琵琶湖の航空写真を印刷した5メートル四方のシート「地域発信ステージ」や、アケボノゾウの足跡の化石を原寸大模型にした「足跡の正体はだれだ」など3点がすでに完成。ほかに、琵琶湖の水運で活躍した丸子船の模型や、江戸時代に描かれた「近江名所図屛風」のレプリカ、カイツブリのはく製などの展示キットを3月末までに製作する。
移動博物館では、ただ見るだけでなく、実際に触って体験することで来場者の興味を促すことを目指す。展示キットの多くは、木製のトランクに収まるように設計され、トランク自体が展示台になる。トラックを使わなくても手軽に持ち運びでき、組み立てやすさにも配慮したという。1月中旬に大津市のセミナー会場で初めて展示され、2月12日から神戸市の兵庫県公館であるフォーラムの会場にも設営される。
会見で展示キットを紹介した嘉田由紀子知事は「琵琶湖の面白さ、楽しさ、歴史的な奥深さを、琵琶湖周辺だけでなく、京都や大阪の下流にも広げたい」と期待を寄せた。
■琵琶湖希少魚、イチモンジタナゴ復活へ(京都新聞電子版)
琵琶湖でほとんど姿が見られなくなった希少な魚イチモンジタナゴの復活に向け、滋賀県の市民団体が増殖に取り組んでいる。平安神宮(京都市左京区)の池に生き残っていた個体の子孫を親魚として活用した。増やしたタナゴは将来、専門家の支援を受けながら自然界へ放流する計画だ。
魚類調査や自然保護に取り組む「ぼてじゃこトラスト」が、かつて身近だった魚を取り戻そうと2007年から取り組みを開始した。タナゴの中でも絶滅の危機に直面しているイチモンジタナゴを対象に選び、琵琶湖博物館から親魚100匹を借り受けて屋外の人工池に放した。
この親魚は、平安神宮の池で見つかった個体を博物館が増やした。琵琶湖では外来魚の食害などで姿を消したが、琵琶湖疏水の水を引く神社の池で生き残っていた。
同トラストは、魚が好んで産卵に利用する二枚貝の種類を特定するなどして増殖に成功した。小学校や企業の池で魚を増やす「里親プロジェクト」も進め、大津市内の上田上小や逢坂小、オムロン野洲事業所など5カ所の池やビオトープで育ててもらい、計数千匹に増やした。
将来は琵琶湖や周辺水域への放流を目指すが、安易な放流は遺伝子のかく乱などで逆に在来魚を脅かす恐れがある。そのため同トラストは琵琶湖博物館の学芸員らと連携し、専門的なアドバイスを受けながら放流の可能性を探るという。
琵琶湖にはまだ多くの外来魚がいるため、放流しても食べられてしまう恐れがある。ぼてじゃこトラストの遠藤真樹顧問(65)は「当面は地域で繁殖と保存の場所を増やしたい」と述べ、取り組みを通して市民レベルで放流の合意形成を目指すとしている。
【イチモンジタナゴ】 コイ科タナゴ亜科の淡水魚で体長6〜8センチ。体に青緑色の線が一本あることからこの名がついた。琵琶湖では1990年代に外来魚の増加とともに激減し、環境省は絶滅の恐れが極めて高いカテゴリー(絶滅危惧TA類)に分類している。
12/02/07
■日本列島にまた寒気、雪崩に警戒(ChunichiWeb)
気象庁は7日、寒さが緩み広範囲で雨となった日本列島は、8日から週末にかけまた強い寒気で冬型の気圧配置が強まるとして、日本海側を中心に大雪への警戒を呼び掛けた。
気温上昇や雨で、積もった雪が緩んだり、表面が解けた雪の上にさらに積もったりすると雪崩の危険性が高まるという。
7日は、暖気が流れ込んだ太平洋側を中心に気温が上がり、横浜市の最高気温16・9度、静岡市17・7度、宮崎市の青島19・0度は平年を5・9〜6・8度上回りいずれも4月上旬並み。
同庁によると、8日から10日ごろにかけ、北日本の上空5千メートルで氷点下39度以下の強い寒気が流れ込む見込み。(共同)
■抱きしめてBIWAKO:実行委、学習船「うみのこ」新船建造に収益金寄付(毎日jp滋賀)
昨年11月にあった市民が手をつないで琵琶湖を囲むイベント「抱きしめてBIWAKO」の実行委が6日、収益金約260万円を老朽化した県の学習船「うみのこ」の新船建造基金に寄付した。
実行委の白井幸則代表(49)らが県庁を訪れ、嘉田由紀子知事に目録を手渡した。白井代表は「感受性の強い子供たちが環境に触れる体験は大切。これからも事業を続けてほしい」と話した。
嘉田知事は「県民の思いで新造船ができるのは心強い」と歓迎した。同席した末松史彦教育長は「新しい船をいつ、どう造るかは、昨年から検討委員会で検討している。できるだけ早く進めたい」と話した。
11月のイベントには約16万人が参加。集めた参加費は運営費を除き、「うみのこ」建造基金や県社会福祉協議会などに全額寄付される。【村瀬優子】
■北西の風が北部に雪降らす 2日からの県内大雪(ChunichiWeb滋賀)
強い冬型の気圧配置となった2日から3日にかけて、県内各地は大雪に見舞われた。だが、今季一番の寒気の影響で最低気温が氷点下となったものの、大津市中心部の積雪はほぼゼロ。大雪の影響を受けたのは米原市や長浜市など北部が中心だ。降雪と雪の降らない地域を分けた原因とは−。
彦根地方気象台の気象情報官加藤真司さん(53)は「風向きが原因と考えられる。雪雲を動かす上空1500メートルから3000メートルの風が、北西となった」と解説。雪雲が入った若狭湾上空から県北部を通り、伊勢湾上空を抜けたという。
風向きは、等圧線に沿う形で吹くのが一般的だ。典型的な冬型の気圧配置となった今回は、等圧線が南北に延び、北西の季節風が吹いた。
加藤さんは「仮に北風が吹けば、大津市など南部も降雪し、西風となれば長浜市余呉町柳ケ瀬がもっと降雪した可能性はある」と分析する。ただ、大津と長浜を比べた場合、日本海側に近い長浜は雪雲が入りやすく降雪しやすい。
大雪の目安となる上空1500メートルに12度以下の寒気が流れ込んだ2日。最深積雪は米原市朝日で78センチで、2月で過去最高、観測史上2番目となった。彦根市でも46センチを記録した。40センチを超えたのは2000年以来。長浜市余呉町柳ケ瀬では175センチだった。
冬型の気圧配置となる7日から、北部を中心に降雪が予測され、引き続き注意が必要だ。
12/02/06
■一斉水鳥観察会:自然への関心高めて 琵琶湖岸7カ所で(毎日jp滋賀)
ラムサール条約採択を記念して定められた「世界湿地の日」(今月2日)にちなんで自然環境への関心を高めようと「一斉水鳥観察会」が5日、県内7カ所の琵琶湖岸であった。琵琶湖が同条約の湿地に登録された93年度から行われ、19回目。
大津市の膳所城跡公園の湖岸では15人が参加。滋賀自然環境保全・学習ネットワークの指導員、中西みどりさん(63)の説明を聞きながら、資料や双眼鏡を片手に、マガモやカンムリカイツブリなどの水鳥を観察。同市打出浜の端下(はばした)琥心(こころ)君(6)は「鳥がいっぱい見えて面白い」とにっこり。母の由美さん(35)は「琵琶湖のある街に住んでいるので関心を持ちたい」と話していた。
中西さんは「県鳥のカイツブリも減少している。観察を楽しみながら、環境について考えてみて」と呼びかけた。【前本麻有】
■イチモンジタナゴ:絶滅危惧種、保存団体ら初交流会 報告や課題提示(毎日jp滋賀)
環境省がレッドデータブックで絶滅危惧種に指定している淡水魚「イチモンジタナゴ」の保存に取り組む市民グループや小学校などが活動を報告する初の交流会が5日、県立琵琶湖博物館(草津市)で開かれた。
イチモンジタナゴは「ぼてじゃこ」の名で親しまれ、県の指定希少野生動物種。安全な施設で増殖させて絶滅を回避する「生息域外保全」に07年から取り組む大津市の市民グループ「ぼてじゃこトラスト」の武田繁事務局長(70)はビオトープの水草処理やザリガニ駆除などの大変さに触れ「言うは易く行うは難し、を実感した」と話した。大津市平野1、市立上田上小は、稚魚が盗難に遭った経験を報告した。
同博物館の松田征也学芸員は生息域外保全しているイチモンジタナゴの野生復帰について「琵琶湖に魚食性の外来魚がいるため定着は難しい」と課題を示し「現状では保存場所を増やして個体数の確保を」と話した。【村瀬優子】
■イチモンジタナゴ復活へ意見交換会 草津(ChunichiWeb滋賀)
かつて琵琶湖に多く生息し近年、激減した魚「イチモンジタナゴ」の復活に向けた意見交換会が5日、草津市の県立琵琶湖博物館であった。
イチモンジタナゴは最大で体長8センチほどのコイ科の魚。琵琶湖では1980年代まで多く見られたが、外来魚の侵入や環境の変化などで、2000年代にはほとんど見られなくなった。同館や市民団体「ぼてじゃこトラスト」、オムロン野洲事業所、東海タナゴ研究会など、タナゴの飼育と保存に取り組む各団体が集まり、自然に返した際の影響などについて意見を交わした。
ぼてじゃこトラストの武田繁さん(70)は、施設や休耕田を借り、タナゴの増殖を試みた過去5年間の取り組みを発表。「増殖させるのは比較的簡単だが、飼育環境の維持管理が難しい。次のステップとして、子どもたちなど次世代の関心を高めることも必要」と話した。(滝田健司)
■琵琶湖岸各地で一斉水鳥観察会 滋賀(msn産経ニュース)
第19回びわ湖一斉水鳥観察会が5日、県内各地の琵琶湖岸で開かれた。県内外から訪れた多くの参加者は双眼鏡を手にいろんな水鳥が集まる琵琶湖の冬景色を楽しんでいた。
琵琶湖がラムサール条約登録湿地になった平成5年度から、2月2日の「世界湿地の日」に合わせ、県が毎年企画している。
会場の1つの長浜市湖北町今西の湖北野鳥センターではオホーツク海や北極圏から飛来し、琵琶湖で越冬するオオワシやコハクチョウなど37種類の渡り鳥などを観察することができた。参加した家族連れら26人は職員の解説を聞きながら美しい鳥の姿に真剣に見入っていた。
■県内避難者を招待へ(YomiuriOnLine滋賀)
琵琶湖に春の訪れを告げる「びわ湖開き」で、主催の「びわ湖大津観光協会」などが、県内に避難した東日本大震災の被災者を無料招待する。3月10日の予定で、担当者は「大津の良さを知って、気分転換につなげてもらえたらうれしい」と話している。
びわ湖開きは1956年から毎春に実施。NHK連続テレビ小説の主演女優らが琵琶湖汽船(大津市)の外輪船「ミシガン」に乗船し、「春の扉を開く黄金の鍵」を琵琶湖に投下、環境保全と湖上運航の安全を祈願する。昨春は3月12日に予定されたが、前日に東日本大震災が起きたため、初めて中止された。
県内には、152世帯390人(1月19日現在)が避難している。主催者側は「県内避難者の会」(約80人)や市町を通じて参加を呼びかけ、避難者が県内で知り合った友人も招待することも検討中。今年は犠牲者に黙とうをささげ、イベント後には大津市内の観光地巡りも計画している。
12/02/05
■冷え込み:立春でも 米原・朝日で氷点下12.2度(毎日jp滋賀)
立春の4日未明、県内各地は厳しい冷え込みとなり、彦根地方気象台は米原市朝日で氷点下12.2度と01年の観測開始以来最低を記録したほか、高島市今津で同9.2度、長浜市唐国で同7.8度といずれも今冬最低を記録した。
甲賀市信楽では同6.7度、同市土山で同5.1度、東近江市で同4.3度、彦根市で同2.8度、大津市で同1.1度。同気象台によると、6、7日は雨模様で彦根では10度くらいまで気温が上がりそう。8、9日は再び寒気が入り大雪の可能性があると予想している。
■食べてみると癖がない…ブラックバスバーガー(YomiuriOnLine)
名神高速道路下り大津サービスエリア(SA)のびわこ近鉄レストランは、琵琶湖に生息する外来魚・ブラックバスを使ったハンバーガー「びわ湖BASSバーガー」の販売を始めた。
ブラックバスを使った料理がSAで販売されるのは初めてで、担当者は「牛肉のハンバーガーに負けない仕上がりになった。ブラックバスを食材として広めたい」としている。
ブラックバスはスズキの仲間の白身魚。県内では駆除対象の外来魚に指定されていて、身が少ないことなどから、食材としては流通していないが、地産地消を掲げる同レストランが大津SAの目玉商品にしようと開発した。
琵琶湖北部で捕獲され、滋賀県長浜市の業者が加工したブラックバスを使用。揚げた身にタルタルソースをかけ、レタスと一緒にパンに挟んだ。癖のない味で、揚げたてのサクサクとした食感が楽しめるという。
税込み380円。同レストラン内の「デリ&カフェ満点星」で、平日は午前9時〜午後6時、土日曜・祝日は午前8時〜午後7時に販売する。問い合わせは同レストラン(077・522・7525)。
12/02/04
■1万本の立春 琵琶湖岸、早咲き菜の花(YomiuriOnLine関西発)
立春の4日、滋賀県守山市の琵琶湖岸にある「第1なぎさ公園」で、早咲きの菜の花、カンザキハナナ約1万3000本が見頃を迎えた。青空の下、雪化粧した比良山系の白さと花の黄色との対比を家族連れやアマチュアカメラマンが楽しんだ。
市シルバー人材センターが1997年頃から栽培しており、今月末まで楽しめるという。大阪府茨木市から訪れた工藤トシ子さん(65)は「風は冷たいけれど、春を感じます」と話していた。
大阪管区気象台によると、近畿各地の多くで4日朝、前日より寒さは緩んだものの平年に比べて厳しい冷え込みとなった。滋賀県米原市で明け方に氷点下12.2度と観測史上最低を記録した。
■琵琶湖岸各地で一斉水鳥観察会 滋賀(msn産経ニュース)
第19回びわ湖一斉水鳥観察会が5日、県内各地の琵琶湖岸で開かれた。県内外から訪れた多くの参加者は双眼鏡を手にいろんな水鳥が集まる琵琶湖の冬景色を楽しんでいた。
琵琶湖がラムサール条約登録湿地になった平成5年度から、2月2日の「世界湿地の日」に合わせ、県が毎年企画している。
会場の1つの長浜市湖北町今西の湖北野鳥センターではオホーツク海や北極圏から飛来し、琵琶湖で越冬するオオワシやコハクチョウなど37種類の渡り鳥などを観察することができた。参加した家族連れら26人は職員の解説を聞きながら美しい鳥の姿に真剣に見入っていた。
■大雪・寒気:止まらず 土山・米原で氷点下7.8度(毎日jp滋賀)
日本列島を覆った強い寒気の影響で県内は3日も冷え込んだ。一日の最低気温は土山(甲賀市)、米原氷点下7・8度▽信楽(同市)同7・6度▽東近江同7・3度−−と9カ所の観測所のうち6カ所で今季最低を記録。雪や凍結が原因とみられる交通事故も多発した。県警によると、2日午後5時から3日午後5時までに物損事故が192件発生、15人が負傷した。
◇除雪支援に300人 陸自隊員など高島市10地区へ
大雪で集落が一時孤立した高島市では3日、陸自隊員など約300人が10地区に入り、除雪にあたった。路地の雪をどけて道路を広げるなど市民生活の確保へ人海戦術で臨んだ。
災害派遣要請を受け、陸自今津駐屯地(同市)の第3、第10両戦車大隊、第3施設大隊(京都府宇治市)などから計264人、空自饗庭野分屯基地(高島市)からも40人が出動した。県内で除雪のための災害派遣は「56豪雪」で旧余呉町に出動して以来31年ぶり。
在原地区は同日朝272センチの積雪。雪崩で県道がふさがれ孤立したが、滋賀国道事務所が照明車などを出して徹夜で除雪を進めた。西川喜代治市長は自衛隊に感謝の意を表明し、「除雪が思うにまかせず市民から150件の苦情があった」などと影響を語った。【塚原和俊】
◇屋根雪下ろし男性転落負傷−−米原市
米原市小泉では3日午前9時40分ごろ、隣家の屋根で雪おろしを手伝っていた建築業、清水庄吉さん(60)が、屋根伝いに滑り落ちてきた雪に押し出されて転落。胸や顔などを負傷し、病院に運ばれた。命に別条はないという。【村山豪】◇雪で屋根崩れる けが人はなし−−三菱樹脂長浜
長浜市三ツ矢町の「三菱樹脂長浜工場」では2日午後8時半ごろ、敷地内のテントハウス(縦約32メートル、横約17メートル、高さ約8メートル)の屋根が雪の重みで崩れた。ハウスは原料の積み込み作業などに使われていたが、同日は終日無人で、けが人はなかった。
同工場総務課によると、当時60センチの積雪があり、テントを支える鉄骨が曲がったらしい。【村山豪】
◇野球部員も雪かき 近江高校で入試
センバツ出場の近江高校では3日も入学試験があり、野球部員が雪かきや道案内に汗を流した。部員たちは2、3両日とも午前7時前からスコップで校門前などを除雪。受験生が「滑らない」ように足場を整え、バスや乗用車から降りる際には「お気をつけて」と声をかけた。
この日は専願の受験で、4月から野球部の後輩になるかもしれない受験生たちも来校。辻耕平選手(2年)は「自分が受験した2年前を思い出します」と懐かしみながら、懸命に雪かきをしていた。【前本麻有】
■自衛隊 白い壁と格闘 豪雪高島の孤立集落(YomiuriOnLine滋賀)
高齢者「ありがたい」 31年ぶり派遣要請 300人が黙々作業
本当にありがたい――。大雪で高島市の11の集落が孤立状態になり、県内では31年ぶりの雪による自衛隊の災害派遣(約300人)となった3日、住民たちは除雪作業が進むにつれて、安堵(あんど)の色を浮かべ、次々と感謝の言葉を口にした。同市マキノ町在原地区は積雪が272センチと県内で最も多く、2日には市街地に向かう県道が雪崩で覆われて孤立した。高齢化が進む地域を守るため、力を尽くした自衛隊員に同行取材した。(浦一貴、矢野彰)
災害派遣されたのは、陸上自衛隊今津駐屯地(高島市)の第3、10戦車大隊や第3後方支援連隊、同大久保駐屯地(京都府宇治市)の第3施設大隊など陸自隊員約260人と、航空自衛隊饗庭野分屯地(高島市)の第12高射隊員約40人。今津、マキノ、朽木の3支所を午前9時半頃、30人前後に分かれて出発した。
21世帯56人が暮らす在原地区は、65歳以上の高齢者が5割を超す。高齢者の一人暮らしや老夫婦だけの世帯も多く、屋根の雪下ろしがやっとで家の周辺の雪かきにまで手が回らない。生活道路は市や地区の除雪車が定期的に走るが、車1台分を確保するのがやっと。各戸の周囲を軒下まで覆った雪の壁が、道路側に大きくせり出していた。
玄関前で雪かきしていた菊家美子夫さん(72)は「2日前に除雪したばかりなのに、また積もってしまった」とうんざりした表情を見せた。
そうした〈銀世界〉で、自衛隊員たちは10人前後の組になり、黙々と雪かき用の大型シャベルを〈壁〉に突き入れては、雪の塊を次々と道路側に積み上げていく。取り除かれた雪は重機でトラックに載せ、約1キロ離れた川に捨てられた。
約7時間の作業で、集落内の道路は幅が2倍に広がった。橋本彦衛門さん(83)は「本当にありがたい。自分たちだけでは、家から出る道の雪かきで精いっぱいだから」と笑顔を見せた。
陸自今津駐屯地司令で第3戦車大隊長の高木清光1等陸佐は「約3メートルの雪に埋もれた生活道路を1日で除雪し、住民の皆さんの生活を回復できたことを大変うれしく思う」と話した。
12/02/03
■大雪:8日ごろから再び強い寒気(毎日jp)
日本海側で降り続いていた大雪は3日、いったん峠を越えた。気象庁によると、今後数日間は冬型の気圧配置が緩む見通しとなっている。だが、8日ごろから再び強い寒気が流れ込むなど、その後は全国的に寒さが続く見込みで、気象庁は雪崩や除雪中の事故などに引き続き警戒するよう呼びかけている。
気象庁によると、昨年末から強い冬型の気圧配置が続いたため、新潟県を中心に日本海側の広い地域で豪雪となった。今冬に観測史上最深の積雪を記録したのは、北海道岩見沢市(194センチ)や長野県信濃町(164センチ)など7地点。3日現在の積雪も青森市酸ケ湯で4メートルを超えるなど、山地では3メートルを超えている所もある。
冬型の気圧配置は4〜7日ごろにかけて弱まる見通し。しかし、8日からは数日間、全国的に厳しい寒さになりそうだという。その後も含め、2月は気圧の谷が日本の東側にある状態が多くなり、西高東低の冬型の気圧配置のうち「東低」が顕著な傾向となって寒さが続く見込み。沖縄・奄美を除いて全国的に平年より低温となるとみられ、日本海側の降雪量も平年より多くなる見通しという。【池田知広】
■“しぶき氷”寒さの結晶 草津・琵琶湖沿岸(京都新聞電子版)
草津市の琵琶湖沿岸で、波が岸辺の草木に凍り付く着氷現象「しぶき氷」が2、3日、観察された。朝だけに限られ、気温が上がる昼ごろには溶けて消えてしまうが、ガラス細工とまがうばかりのたたずまいで、りんとした世界を演出している。
しぶき氷は、厳しい冷え込みと強い季節風が重なる時季に見られ、福島県の猪苗代湖や北海道の屈斜路湖などでは観光名物にもなっている。湖国でも、1月下旬〜2月に年に数回、観察できる場合があり、地元では「波の華」と呼ぶ。
同市下寺町の琵琶湖岸では、西風で打ち寄せられた波が次々に草木をぬらして次第に氷に。約30センチほどの長さのものもあり、散歩で訪れた人たちが珍しそうに見つめたり、携帯電話のカメラに収めたりしていた。
■三河湾浄化、滋賀県に協力要請へ(ChunichiWeb滋賀)
新年度から「三河湾環境再生プロジェクト」に乗り出す愛知県は、琵琶湖の浄化に努めてきた滋賀県と協力し、環境再生を担うNPOとの交流を深める。夏ごろにも三河湾沿岸でシンポジウムを開く予定で、大村秀章知事が近く、嘉田由紀子滋賀県知事と会談し、協力を正式に申し入れる。長い歴史がある琵琶湖浄化のノウハウを取り入れ、三河湾を美しい海によみがえらせる。
知多半島や渥美半島に囲まれた三河湾は、海水が入れ替わりにくい閉鎖性水域とされる。汚れがたまりやすい性質は琵琶湖に似ており、面積も三河湾が600平方キロ、琵琶湖が670平方キロと大きな違いがない。
三河湾は赤潮被害に悩まされてきたが、琵琶湖でも1970年代から、赤潮との戦いを官民一体で進めてきた。全国に先駆けて合成洗剤追放運動を始めたほか、80年には琵琶湖の富栄養化防止を図る条例を施行するなど、水質浄化策の蓄積は豊富だ。大学教授出身の嘉田知事は長年、琵琶湖と人々の暮らしの関わりを研究。琵琶湖浄化を看板政策の一つに掲げている。
愛知県は三河湾沿岸で開くシンポジウムに滋賀のNPOを招き、過去の経験や課題などを発表してもらう。大村、嘉田両知事の公開会談も検討する。
滋賀側から継続的に助言を受けながら、三河湾で始める県民参加型の干潟調査や清掃活動、野鳥観察会を盛り上げ、NPOの人材育成も進めたい考え。
■高島・マキノで陸自31年ぶり除雪 災害派遣要請受け(京都新聞電子版)
京都府、滋賀県は3日に大雪のピークを過ぎたものの、早朝から厳しい冷え込みとなった。鉄道や高速道路の乱れは続き、高島市マキノ町では雪害で31年ぶりの災害派遣要請を受けた自衛隊員が除雪作業に当たった。
京都、滋賀の各気象台によると、京都は福知山市で氷点下7・3度、京都市で同3・5度など計7カ所、滋賀は甲賀市土山で同7・8度など6カ所でこの冬一番の寒さ。4日早朝も各地で氷点下になる恐れがあり、注意を呼び掛けている。
積雪は午前9時現在、京都は舞鶴市が84センチ、京丹後市峰山が82センチ。滋賀は長浜市余呉町柳ケ瀬が178センチ、高島市今津町が84センチ。府や県によると、京都は宮津市上世屋の264センチを最高に41カ所、滋賀は高島市マキノ町蛭口で110センチ、米原市柏原で88センチと2カ所で警戒値を超える。
鉄道は、東海道新幹線が京都−名古屋間などの徐行運転で40〜50分の遅れが出た。JRは舞鶴線が西舞鶴−東舞鶴間、湖西線が近江今津−近江塩津間で正午現在運行を見合わせている。北陸線は長浜−近江塩津間が午前中に運転を再開。北近畿タンゴ鉄道(KTR)は宮津−西舞鶴間で始発から運休した。高速道路は正午現在、京都縦貫自動車道が京丹波わちインターチェンジ(IC)−与謝天橋立IC間の上下線で通行止め。
学校は、京都で舞鶴市の全小中学校25校と特別支援学校2校が休校。福知山市以北の府立高16校と特別支援学校が休みや始業を遅らせた。滋賀で長浜、米原、彦根市などの公立幼稚園28園と小中学校5校が休みとなった。大学入試も京都薬科大で雪で遅刻した受験生らに別室受験や追試験の措置が取られた。
■大雪警報:最強寒波襲来、県内に発令 除雪作業の男性死亡、事故や休校相次ぐ(毎日jp滋賀)
今季最強の寒気が流れ込んだ影響で、湖北、湖東、湖西地域は2日未明から大雪警報が発令され、市民は朝から除雪作業に追われた。長浜市では県道脇で雪に乗り上げた大型トラックの除雪を手伝っていたフォークリフトが横転し、運転していた男性(76)が死亡。県警によると、雪に絡む交通事故は約120件、負傷者は8人(午後5時現在)に上った。各地で休校が相次ぎ、高校入試の受験生にも影響が出た。
大津市伊香立途中町の市道では同日午後2時55分ごろ、軽トラックがスリップして和邇川に転落。運転手の男性(26)が顔に軽いけがをした。高島市今津町保坂の国道367号では、長さ約100メートルの区間で2〜3カ所の雪崩があり、午前10時ごろから通行止めに。同市マキノ町の県道で発生した雪崩では同町在原の集落約20世帯が一時孤立した。
また、入試があった私立高校9校では、JR北陸線や湖西線の電車の遅れもあり、3校が試験の開始時刻を遅らせた。1614人が受験した近江高校(彦根市)では試験を45分遅らせ、間に合わなかった約200人は午後から別室で受験させた。
県立高校では長浜高校(長浜市)が休校に。松井善和校長は「除雪しているが追いつかない。3日も始業を遅らすなどの対応を検討したい」と話した。
公立小中学校や幼稚園は米原市内で全てが休校。長浜市内は約半数の21校の小中学校が休校になった。高島市でも1校が休校し、他校も授業を早めに切り上げるなどした。
84センチの積雪があった高島市今津町では幹線道路の除雪は進んだが、路地や駐車場は雪に埋まり、出勤の人たちがすっぽりと埋もれた車を懸命に掘り起こしていた。市立今津東小では、通学路の歩道が雪に埋もれて児童が車道を歩かざるを得ず、教師が引率して下校した。
◇高島市、陸自災害派遣を要請−−県通じ
高島市は2日、県を通じて陸上自衛隊の災害派遣を要請した。3日に今津駐屯地から約260人が応援に出る。今津町、マキノ町、朽木の3地区で、大型機が入れない路地の除雪や雪捨て作業にあたる。05年の高島市発足以来、除雪での自衛隊出動は初めて。
■鉄道/道路が混乱(asahi.com滋賀)
【県内大雪/余呉171センチ/彦根44センチ/県、陸自に災害派遣要請】
この冬一番の寒波の影響で、県内では北部を中心に記録的な大雪となり、長浜市では除雪作業中の事故で1人が死亡。鉄道や道路はマヒ状態となり、私立高校の入試会場に向かっていた受験生の足を直撃した。
彦根地方気象台によると、2日午後6時現在の積雪は、長浜市余呉町柳ケ瀬で171センチ、高島市今津町で81センチ、彦根市で44センチとなった。米原市では午後4時に75センチを記録し、2月の観測史上最高を更新した。彦根市で40センチを超えたのは2000年以来で、県北部では3日午前まで雪が降り続く恐れがあるという。
県は、高島市マキノ町と米原市にある指定観測地点2カ所で警戒積雪深を超えたとして、午後3時に道路雪害対策本部を設置。さらに、高島市内で道路の除雪が進まないことから、午後5時40分に、陸上自衛隊今津駐屯地に災害派遣を要請した。高島市も大雪警戒本部を設置。屋根の雪下ろしなどが困難な高齢者の支援に取り組む。
JR北陸線長浜駅では、2日午前7時ごろから、雪が分岐器に挟まり、信号が赤のまま変わらなくなるトラブルが断続的に発生。その後、雪が激しく降り続いたこともあり、JR西日本は午前10時10分ごろから、米原―近江塩津間の運転を終日見合わせることを決め、2万2千人に影響した。
特急「しらさぎ」で石川県小松市に向かっていた名古屋市の会社員緑川善三さん(51)は約3時間にわたって車内に足止めされた。「天気予報を見て、行けるかどうか不安だった。出張は来週になるでしょう」と、携帯電話で会社と連絡を取っていた。
午後8時過ぎ、米原駅前のバス停には、敦賀駅や長浜駅へ代行輸送するバスに乗る人たちで長い列ができた。長浜市の会社員今井直樹さん(59)は「もう2時間半もバスを待っている。早く帰りたい」と話した。
JR湖西線でも午前9時55分から、近江舞子―近江塩津間で運転を見合わせ、約2万5千人が影響を受けた。 高速道路も雪の影響を受けた。名神高速上り線の八日市―関ケ原IC間と、北陸自動車道上り線の長浜IC―米原JCT間が午前10時から6時間にわたって通行止めとなり、周辺の一般道には長い車列ができた。
米原市の職場から帰宅途中だった彦根市芹川町の会社員本郷偉文さん(46)は、彦根IC近くの国道306号で渋滞に巻き込まれた。「あと7、8分のところに自宅があるが、もう1時間以上待っている。暗くなるともっと渋滞がひどくなるのではないか」と疲れた表情で話した。
(私立高入試、5校で対応)
交通機関の乱れは、受験生にも影響を与えた。
県内の私立高校9校は、この日が入学試験。近江(彦根市)、彦根総合(同)、光泉(草津市)、綾羽(同)、近江兄弟社(近江八幡市)の計5校では、試験開始を遅らせるなどの対応を取った。
1618人が受験予定だった近江では、午前9時45分の開始時刻を45分遅らせた。それでも約170人が間に合わず、彦根駅まで迎えのバスを出した。午後から別室で試験を受けた長浜市の女子中学生は「電車の中で運転再開を待った。受験できるのか心配だった」と話した。
彦根総合では約700人の受験生のうち、43人が午後から受験。ほかの3校でも計25人が別室で試験を受けるなどした。
県教委によると、長浜、米原両市を中心に小学校28校、中学校12校、高校3校と長浜高等養護学校が臨時休校となり、幼稚園も20カ所が休園した。また、始業時間を遅らせたり、途中下校させたりした学校が相次いだ。
(道路脇/斜面で雪崩/マキノ町在原/6時間孤立)
高島市マキノ町在原では午前10時ごろ、21世帯57人が住む集落に通じる県道脇の斜面で幅約20メートルにわたって雪崩が起き、約6時間にわたって孤立した。
午後5時過ぎに、車で雪崩が起きた現場付近を通過した。道路の両側には雪がうずたかく積もり、車1台がやっと通れるほど。うねる山道を走って集落にたどり着くと、住宅1階の屋根のひさしを超える高さまで雪が積もり、住民が重機での除雪作業に追われていた。
集落から約8キロ下った所にある会社から自宅に戻った西辻忠雄さん(60)は「雪崩が起きて道が寸断され、親戚宅に泊まるよう勧められたが、通行できてよかった」と話した。
集落を離れた午後8時前も雪が強く降っていた。車を運転しながら、明日も雪かきに追われる住民の苦労を思った。(堀川勝元)
■県北大雪 交通網乱れる(YomiuriOnLine滋賀)
日本上空に流れ込んだ強い寒気の影響で雪が降り続いた2日、県内北部でも終日、大雪となり、長浜、米原両市などでは交通網が大きく乱れるなどして、小中高校や幼稚園などで休校や休園が相次いだ。同日始まった私立高入試で、一部の生徒について開始時間を遅らせるなどの措置が取られた。彦根地方気象台によると、午後6時現在の積雪量は柳ヶ瀬(長浜市余呉町)171センチ、今津(高島市)81センチ、米原74センチ、彦根44センチ。雪は湖西や湖北の山間部で3日午前まで降るとみられ、積雪量の多い地域では雪崩の警戒が必要という。
鉄道・高速道路
JR湖西線では近江今津や永原両駅などで、雪の影響で断続的に信号が赤のまま変わらなくなるなどした他、午前10時頃から終日、近江舞子―近江塩津駅間で運転を見合わせた。JR北陸線でも同様に午前10時頃以降、米原駅以北で終日、運転を見合わせた。
近江鉄道では始発から断続的に徐行運転し、最大で30分程度の遅れが出た。
名神高速道路上り線の彦根トンネル付近で午前9時頃、大型トラックや乗用車計3台が関係する事故が発生。県警交通企画課によると、県内では午前6時〜午後5時に、雪の影響とみられる交通事故が120件起き、8人が軽傷を負った。
長浜、米原、彦根の各市では、国道8号など幹線道路で車のノロノロ運転が続いた。国道365号の長浜市余呉町椿坂―中河内間で午後5時30分〜3日朝、高島市今津町保坂の国道303号でも雪崩が見つかったため正午前〜午後6時過ぎに、通行止めとなった。
市民生活
県は午後3時、28年ぶりとなる県道路雪害対策本部を道路課内に設置、高島市も午前10時に警戒本部を設置した。
昨年12月に設置済みの長浜市の長浜地区除雪対策本部には、市民から「自宅前の道路の雪を取り除いてほしい」など100件を超える電話が寄せられた。同本部は、委託業者を含めた30台前後の除雪車をフル稼働させ、主要道の除雪にあたったが、担当者は「雪を除いてもまた積もる。作業が追いつかない」と悲壮な表情だった。
米原市も除雪対策本部などに市民から「雪で車を動かせない」などの電話が相次いだ。市や委託業者らの除雪車で主要道の除雪を進めたが、追いつかないといい、幹線道路や通学路を中心に夜通しの作業をするとしている。
高島市の警戒本部は、高齢者の一人暮らし世帯向けに雪下ろしの費用を一部支援することを決めた。また、一人暮らしの高齢者世帯を保健師が巡回、来週中に対象の約300世帯全てを訪問するとしている。
入試・学校
高校入試や学校にも影響した。JR北陸線の遅れなどで、近江(彦根市)、彦根総合(同)、近江兄弟社(近江八幡市)、光泉(草津市)の私立高4校が入試の開始時間を繰り下げたり、遅れた生徒を別室で受験させたりした。
県教委によると、長浜、米原、高島各市の市立幼稚園、小中学校と、県立の高校・特別支援学校の計64校園が休校・休園した。
彦根市では、児童らが深く積もった雪道を歩いて下校する姿が見られた。彦根市立城西小4年、室谷佳汰君(9)は「通学にいつもより5分多くかかった。雪は楽しいけれど、登下校が大変」と話した。
12/02/02
■大雪:近畿地方北部中心に JRや高速など交通機関に乱れ(毎日jp)
近畿地方は2日、上空に氷点下12度以下とこの冬最強クラスの寒気が流れ込み、北部を中心に大雪に見舞われた。滋賀、福井両県内ではJRや高速道路がストップするなど交通機関の乱れが相次ぎ、休校する学校も出た。寒気は同日昼から夜にピークを迎え、日本海側で40センチ、近畿中部の山間部でも30センチの降雪が予想される。気象庁は雪崩や吹雪への警戒を呼び掛けている。
各地の気象台によると、午後1時現在の積雪量は、兵庫県豊岡市92センチ▽滋賀県高島市84センチ▽福井市48センチ−−など。京都府舞鶴市では87センチとなり、観測史上最高を記録した。冷え込みも厳しく、大阪市では正午の気温が3.9度までしか上がっていない。
在来線では、滋賀県のJR北陸線長浜駅や湖西線近江今津駅、兵庫県の山陰線豊岡駅でポイントが切り替わらないトラブルが続出。福井県の小浜線では除雪が間に合わず、敦賀−小浜間で運転を見合わせ、乗客計約40人をバスやタクシーで代替輸送した。関西と北陸方面を結ぶ特急「サンダーバード」なども運休し2万人以上に影響した(同11時現在)。
東海道新幹線は豊橋以西で速度を落として運行。最大で下りの新大阪到着が63分遅れるなど、同11時20分現在で上下54本が遅れた。
名神高速上り線では午前10時ごろから八日市インターチェンジ(IC)と関ケ原IC間、北陸道上り長浜ICと米原ジャンクション間で通行止め。
また、福井県内では若狭町や高浜町など県南部で小中高校などが休校。この日が入試の立命館大、関西大、佛教大や滋賀県内の私立高校では遅刻者が相次ぎ(大学は地方会場含む)、別教室での受験や試験時間を遅らせるなどの措置を取った。
■冷え込み:4観測所で今季最低気温を記録(毎日jp滋賀)
今季一番の寒気が日本列島を覆った1日、県内も各地で冷え込んだ。彦根地方気象台によると、長浜で氷点下6・8度▽今津(高島市)同5・4度▽大津、彦根同2・7度−−と、いずれも今季最低気温を記録。米原では同8・2度となるなど、県内9観測所全てで氷点下を記録した。
同気象台は冷え込みは3日まで続くと予想している。【村山豪】
12/02/01
■ガソリン価格、前週から若干の値下がり(Impress Car Watch)
2012年2月1日発表
石油情報センターは2月1日、石油製品小売価格の週次調査(1月30日調査)の結果を発表した。
これによると、ガソリン価格の全国平均はハイオク153.9円、レギュラー143.1円、軽油124.3円となり、ハイオク、レギュラーは0.1円値下がり、軽油は前週同様となった。
地域的に見ると東北、沖縄では全油種値上がり、逆に北海道では全油種1円の値下がりとなっている。そのほかの地域は、0.1円〜0.2円程度の価格変動にとどまっている。
■滋賀で小舟転覆行方不明の釣り人…遺体で発見(SponichiAnnex)
1日正午ごろ、岐阜県大垣市米野町3丁目のため池で、滋賀県長浜市小堀町、会社員南部良隆さん(59)が水深6メートル付近に沈んでいるのが見つかり、死亡が確認された。死因は水死。
大垣署によると、南部さんは1月31日朝から1人で小舟に乗ってヘラブナ釣りをしていたが、31日午前9時半ごろ、舟が転覆して行方不明となり、大垣署などが捜索していた。
■桜の開花、平年より遅めか 気象協会予想(ChunichiWeb)
日本気象協会(東京)は1日、今春の桜(ソメイヨシノ)の開花予想第1弾を発表した。春先にかけて低温が予想されることなどから、平年より遅い所が多くなりそう。
予想によると、最も早い開花は高知市と宮崎市の3月24日ごろで、いずれも平年並み。
主な都市では、福岡市は平年より遅い3月27日▽大阪市は平年並みの同30日▽名古屋市は平年より遅い同29日▽東京都心は平年より遅い同30日▽仙台市は平年並みの4月13日▽札幌市は平年並みの5月4日―となっている。(共同)
■ヨシ刈り:大津・雄琴で600人 自然素材でフォトフレーム工作体験も(毎日jp滋賀)
大津市雄琴6の琵琶湖岸で1月29日、市内の小中学生や地元企業の社員ら約600人が湖岸一帯のヨシを刈り、フォトフレームなどの工作も体験した。
琵琶湖の水を浄化し、多くの魚や鳥たちが集うヨシ原の大切さを身近に感じてもらおうと市が90年度から続けている。この日は老人ホーム前のヨシを約2000平方メートルにわたり刈り取り、3月10日に行われるびわ湖開きで燃やすたいまつとして使うために約120本の束にした。
刈り取り後、フォトフレーム作りを体験した「大津こども環境探偵団」の重富和樹君(南郷小6年)は「うまくできた。玄関に飾りたい」と話していた。【安部拓輝】
■日本海側でさらに雪強まる…2日ピークに大荒れ(YomiuriOnLine)
気象庁は1日朝、大雪に関する情報を発表した。低気圧が発達しながら日本海から北日本へ進むのに伴い、北日本から西日本にかけての日本海側では雪が強まり、陸上でも20メートル以上の強風が吹く所がある。竜巻などの激しい突風や積雪が多い所では雪崩の恐れもあり、注意を呼びかけている。
2日午前6時までの24時間に予想される降雪量は多い所で、東北、北陸地方で80センチ、長野、群馬両県や中国地方で60センチ。
低気圧の通過後、日本付近は再び強い冬型の気圧配置となり、日本海側では2日をピークに3日にかけて大雪となる見込みだ。