琵琶湖の湖底に流れ着いたバスフィッシング関係のいろんな情報をお届けします。中にはヘド
ロの底からすくい上げた情報もあります。このコーナーの情報はすべて信頼の置けるニュース
ソースから発信されたものですが、真偽の程は未確認であることをご承知置きください。  

琵琶湖の湖底から
(2012/09)

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12/09/30

■1700世帯に避難準備情報 台風17号で大津・米原(京都新聞電子版)
 強い台風17号が近畿地方に接近し、滋賀県内は30日、各地で大雨や強風に見舞われた。県や市町などは大雨による河川の増水への警戒を続けている。
 県内主要河川で水位が上昇し、大津市が田上、上田上両学区にまたがる大戸川流域の1540世帯に一時、避難準備情報を出した。8月の集中豪雨で土砂災害などの被害を受けた大津市石山外畑町の2世帯は自治会館に自主避難した。米原市も丹生川の水位が上昇したため午後3時に上丹生区の160世帯に避難準備情報を出したが5時間後に解除した。
 JR西日本は東海道線安土−草津駅間で、湖西線の堅田−近江塩津駅間でいずれも午後4時前から、一時運転を見合わせた。新名神高速道路草津田上インターチェンジ−亀山ジャンクション間の上下線が午後10時現在通行止めとなっているほか、国道1号の甲賀市土山−三重県亀山市関町間4・6キロも午後5時10分から5時間近く通行止めになった。
 大津市や東近江市の一部地域の計約230世帯が同日夕に最長1時間近く停電した。

12/09/29

■台風17号、昼以降に最接近 滋賀県全域暴風域に(京都新聞電子版)
 彦根地方気象台によると、台風17号は30日昼すぎ以降に滋賀県に最接近する見込み。夕方から夜にかけて県内全域が暴風域に入る予想となっている。
 30日午後6時までの24時間に予想される雨量は県南部で200ミリ、県北部で150ミリ。さらに1日夕方までの24時間雨量も100〜150ミリを見込む。
 30日の最大瞬間風速は35メートルを予想する。同気象台は「台風の速度が増し、急に風が強まる恐れがある。落雷や突風に注意が必要で、できるだけ外出は避けてほしい」と注意を呼び掛けている。

■台風17号:1日朝に最接近か 気象台「風雨とも注意を」(毎日jp滋賀)
 彦根地方気象台は28日、近畿に近づく恐れがある大型で非常に強い台風17号について県庁担当者向けの説明会を開いた。同日午前9時現在では、県内には10月1日朝方に最も近づき、午前5時前後から風速25メートル以上の暴風域に入ると予想されており、雨風とも注意を呼びかけている。
 気象台によると、県内は30日昼過ぎに風速15メートル以上の強風域に入り、1日明け方から警報レベルの激しい雨や風に見舞われ、暴風域は4、5時間で抜けると予想。ただし、28日段階では未確定情報が多く、最新情報に基づいて予想を更新していく方針。【姜弘修】

12/09/28

■外来種リスト、14年までに作成=生物多様性戦略を閣議決定−政府(jiji.com)
 政府は28日の閣議で、生態系保全に向けて2020年までに達成すべき48項目の行動目標を示した新たな生物多様性国家戦略を決定した。「外来種ブラックリスト」(仮称)を14年までに作成することなどを盛り込んだ。
 新戦略は、10年に名古屋市で開かれた生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)で採択された「愛知目標」を踏まえ、国内の具体的な行動計画を示したもの。生態系を脅かす外来種を特定する「外来種ブラックリスト」の作成のほか、種の保存法に基づき捕獲や譲渡が規制される希少野生動植物種を新たに25種指定することなどを目標に掲げた。

■ホンモロコ:児童「空揚げおいしい」 彦根全17小と稲枝中の7000人、給食に−−RCが提供(毎日jp滋賀)
 彦根市立の全17小学校と稲枝中学校で27日、琵琶湖固有種のホンモロコの空揚げが給食で出され、総数約7000人の児童、生徒が舌鼓を打った。彦根ロータリークラブ(秋野正誠会長)が「琵琶湖の環境を考えるきっかけに」と、社会貢献活動の一環で約160キロの子持ちのホンモロコを提供した。
 環境学習に力を入れている若葉小学校(田口巳千栄校長)では、訪問した同クラブの会員約40人が2班に分かれて教室に入り、児童と一緒に給食を食べた。全児童255人には体長10センチ前後のものが1人2匹ずつ盛られ、「おいしい」とほお張っていた。3年の青池龍来君(9)と目片隼君(9)は「ホンモロコを食べるのは初めて。小骨が多いけど子持ちシシャモみたいでとてもおいしかった。琵琶湖のことを考えながら食べた」と話していた。
 この後、フローティングスクールで琵琶湖の学習をしたばかりの5年生約40人を対象に琵琶湖の環境を考える出前講座があり、児童はメモを取るなど真剣に聞き入った。
 同クラブは、市内全小学校の全ての教室に常備するため、「滋賀の魚」など6冊セットの「図解ハンドブック」計277セットを市教委に寄贈したり、小中学校で出前講座を開いたりしている。秋野会長は「児童が琵琶湖の環境に関心を持ち、自然保護などの活動をしてくれることを願っている」と話していた。【松井圀夫】

12/09/27

■彼岸花:やっと「1分」 高島・桂浜園地、残暑響き(毎日jp滋賀)
 彼岸花の群生地として知られる高島市今津町の湖岸約2ヘクタールの桂浜園地で開花が2年続きで遅れている。真っ赤な彼岸花は曼珠沙華(まんじゅしゃげ)とも呼ばれ、彼岸ごろに盛りを迎えるが、今年も残暑が響いているようだ。
 びわ湖高島観光協会によると、同園地では今月半ば過ぎにようやく茎が生え出し、最近咲き始めた。例年より1週間は遅く、見ごろは今週末ごろという。毎年訪れるという福井県の男性はカメラを向けながら「せいぜい1分咲き。暑さのせいか」と話していた。
 首都圏の名所、埼玉県日高市の巾着田(きんちゃくだ)でも15日に「まつり」が始まったが開花せず26日でも三分咲きという。
 彦根地方気象台のススキ開花調査では昨年、今年とも平年比で10日ほど遅い。最高気温(平均)は9月上旬32度、中旬30.9度で平年比それぞれ2.5度、3.6度高く“暑い秋”を裏付けている。【塚原和俊】

12/09/25

■潮干狩りにぎわう 三輪崎で「潮風まつり」 新宮市(熊野新聞オンライン)
 新宮市三輪崎漁業協同組合(海野益生組合長)主催、新宮市後援の「第23回潮風まつり」が22日、新宮市三輪崎の三輪崎漁港周辺で開催された。途中雨もあったが、約1000人(主催者発表)が来場し、まかれたヒオウギガイを採る潮干狩りなどで海との触れ合いを楽しんだ。
 バケツやビニール袋を手にした参加者たちは、潮干狩りの会場となった孔島周辺の磯に集合し、合図とともに貝のある場所に殺到した。磯にはヒオウギガイ約1万個がまかれていたが、あっという間になくなってしまった。
 海野組合長は「このヒオウギガイも1年育ててきたが、昨年の台風で全滅し、すぐに稚貝を購入した。ことしは気に入ってもらえる製品ではないかもしれないが、私たちも一生懸命育てて、続けていきたい」。
 田岡実千年市長は「この潮風まつりが、暑い中でも秋の気配を感じさせる素晴らしい天候の下行われることをうれしく思う。三輪崎名物のウニご飯も飛ぶように売れた。たくさんのヒオウギガイが海岸にある。ひとときを楽しんでいただきたい」とあいさつした。
 近くには小学3年生以下の子ども用の潮干狩り場所も設けられ、子どもたちは親たちとゆっくり貝を拾っていた。また三輪崎漁協周辺に設けられた物産販売コーナーではマグロの切り身などの魚類や干物、ジュースなどが販売され盛況だった。

■北日本除きエルニーニョで暖冬 気象庁3カ月予報(47NEWS)
 気象庁は25日、寒候期(12月〜来年2月)と向こう3カ月(10〜12月)の予報を発表した。今冬、北日本(北海道、東北)は平年並みの寒さとみられるが、それ以外の地域の気温は高いか平年並みで、暖冬傾向と予想した。
 エルニーニョ現象が冬にかけて続くとみられるためで、同現象に伴い偏西風が日本付近で北に蛇行、東日本(関東甲信、北陸、東海)以西は南から暖かい空気に覆われやすいとみられる。ただ同庁は「過去のエルニーニョと比べると、影響は小さい」と予想している。
 一方、今冬も日本の東海上でアリューシャン低気圧が平年並みに発達し北日本は冬型の気圧配置になりやすい予想。

12/09/23

■琵琶湖の模型づくり 草津市・琵琶湖博物館 滋賀(msn産経ニュース)
 草津市の琵琶湖博物館で22日、「わくわく探検隊『琵琶湖の模型をつくろう』」が開かれ、子供や保護者ら約40人がプラスチック樹脂で琵琶湖のミニチュア立体模型を製作した。
 子供たちに琵琶湖に興味をもってもらおうと企画。鍋で加熱したペースト状の樹脂を型枠に指で押し込み、琵琶湖の形にし、完成した立体模型を見ながら作品のでき映えを比べ合っていた。また、同館の学芸員が、琵琶湖は南湖は浅く北湖は深いことや、湖底にはフナやエビが生息することを説明した。

12/09/22

■ユニーク授業:草津市立志津南小学校 琵琶湖守る気持ち養う(毎日jp滋賀)
 大津市におの浜の琵琶湖岸で21日、55歳以上を対象にした読売新聞大阪本社の会員組織「わいず倶楽部(くらぶ)」大津交流会のメンバー26人が清掃活動に取り組んだ。
 大津交流会は、同市内に住む会員約800人で構成し、2010年に発足。旅行やウオーキングなど様々な「大人の部活動」に取り組んでおり、今回は「県が誇る琵琶湖をきれいにしたい」と、初めて清掃活動を企画した。
 参加者は午前9時過ぎから約2時間かけて約1キロを歩き、汗を拭いながら空き缶などを拾ったり、漂着した流木を取り除いたりした。同市膳所の松伏正隆さん(65)は「みんなが憩う場所を、少しでもきれいにできて気持ちいい」と笑顔を見せた。
 今年度は3学期に学習船「うみのこ」に乗り、1年間のまとめを行う予定。5年の学年主任の宮川佳代教諭は「世界中に知られている琵琶湖の素晴らしさに気付き、湖を守る気持ちを養ってほしい」と話している。【石川勝義】
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 ◆志津南小学校
 草津市若草2の16の2。87年開校。

■琵琶湖岸を清掃活動…わいず倶楽部大津交流会(YomiuriOnLine滋賀)
 大津市におの浜の琵琶湖岸で21日、55歳以上を対象にした読売新聞大阪本社の会員組織「わいず倶楽部(くらぶ)」大津交流会のメンバー26人が清掃活動に取り組んだ。
 大津交流会は、同市内に住む会員約800人で構成し、2010年に発足。旅行やウオーキングなど様々な「大人の部活動」に取り組んでおり、今回は「県が誇る琵琶湖をきれいにしたい」と、初めて清掃活動を企画した。
 参加者は午前9時過ぎから約2時間かけて約1キロを歩き、汗を拭いながら空き缶などを拾ったり、漂着した流木を取り除いたりした。同市膳所の松伏正隆さん(65)は「みんなが憩う場所を、少しでもきれいにできて気持ちいい」と笑顔を見せた。

12/09/20

■外来生物法の施行状況報告(案)まとまる 意見募集開始(EICネット)
 環境省は、中央環境審議会野生生物部会外来生物対策小委員会において平成23年9月18日までに取りまとめられた、「外来生物法の施行状況等を踏まえた今後講ずべき必要な措置について」(案)について10月18日まで意見の募集を行う。
 今回の案では、以下の項目について、現状と課題を整理し、今後概ね1〜2年程度の短期的に講ずべき事項と、愛知目標の目標年である2020年に成果を報告することを視野に、今後概ね5年程度の中期的に講ずべき事項について報告している。
 [1] 特定外来生物の効果的な選定
 [2] 飼養等許可の適切な執行管理の推進
 [3] 輸入規制、水際対策、非意図的な導入対策の推進
 [4] 国による防除の推進及び地方公共団体等の防除に係る確認・認定の促進
 [5] 国内由来の外来種対策の推進
 [6] 生物の導入による遺伝的攪乱への対応
 [7] 各主体の協力と参画、普及啓発の推進
 [8] 調査研究の推進
 この他、東日本大震災によって生態系が攪乱された地域は、必要に応じて、外来種の侵入状況等について把握し、震災復興においては、各種事業が生物多様性に配慮して進められるように、外来種に係る情報提供等を行うことを検討するべきであるとしている。
 意見の提出方法等詳細に関しては、プレスリリースを参照のこと。【環境省】

■メガソーラー:野洲市、公募へ(毎日jp滋賀)
 野洲市は19日、同市吉川の有効活用されていない市有地約2・4ヘクタールを、メガソーラー建設用地として貸し付けるよう政策転換すると発表した。今後、事業者の公募を行うという。
 同市地域戦略室によると、同市有地は旧中主町が84年〜87年、県の公共施設誘致に購入したが実現しなかった。10年度からは施設ではなく、公園として整備するよう県に要望していたが、同市は「財政的に実現性は低い」とみている。
 今年、複数の事業者からメガソーラー建設の提案があったといい、土地利用の方針を変えることを決めた。貸付期間は20年間とし、事業者を公募する。山仲善彰市長は「活用していない土地の管理費(草刈り)に年間150万円かかっていた。クリーンエネルギーのために有効活用していきたい」と話した。【前本麻有】

■好漁場でのレジャー釣り「漁業優先」と逆転判決(YomiuriOnLine)
 福井県坂井市沖の好漁場「松出(まつだ)シ瀬海域」でレジャーの釣りを規制するのは違法として、「石川県マリン協会」会長の男性(60)(金沢市)が福井県を相手取り、県の処分取り消しを求めた訴訟の控訴審判決が19日、名古屋高裁金沢支部であった。
 山本博裁判長は「漁業とレジャーを調整する必要性が高く、遊漁者に一定の制限を課すことはやむを得ない」と述べ、県の処分取り消しを命じた1審・福井地裁の判決を取り消し、男性側の請求を退ける逆転判決を言い渡した。
 男性は、承認なく同海域で釣りをすることを禁止した「福井海区漁業調整委員会」の指示に従わず、2006年4月〜08年4月にかけてプレジャーボートで計7回のさお釣りを行い、県から委員会指示に従うよう命令を受けた。
 判決は「水産資源の枯渇を懸念し、漁業者を遊漁者より一定程度優先することには合理性がある」と判断。男性側の「海面は一般公衆の共同使用に供されるもので、特定の排他的支配は許されない」とする主張を退けた。
 男性は閉廷後、報道陣の取材に対し、「間違ったことをしているとは思っていない。漁師もレジャーも仲良く釣りができると思っており、上告する」と述べた。
 県水産課は、読売新聞の取材に対し「主張が認められ、安心した。これからも円滑な漁場利用の調整に努めていきたい」と話した。

12/09/19

■豪雨:米原で、観測史上最高の雨 姉川、氾濫危険水位超える(毎日jp滋賀)
 18日に近畿地方で降り続いた大雨で、県内でも土砂崩れに車が巻き込まれるなどの被害が出た。県や彦根地方気象台によると、湖東や湖北、東近江地域を中心に大雨、洪水警報が出され、米原市では観測史上最高の雨量を記録した。
 気象台によると、米原市で同日午後7時現在、24時間雨量が223ミリに達し、02年7月の195ミリを超えて観測史上最高を記録。長浜市で89・5ミリ、甲賀市でも70ミリを超えた。
 彦根署によると、午前11時15分ごろ、多賀町の佐目トンネル付近の国道306号が長さ約50メートルにわたって土砂で埋まり、ワゴン車1台が巻き込まれた。乗っていた男女4人は逃げ出して無事。また米原署によると、午後2時半ごろ、米原市村木の東海道本線高架下の農道が冠水し、立ち往生した乗用車が水没。運転していた男性(60)は水没前に脱出した。
 同市伊吹の伊吹大橋付近の姉川では同日午後、氾濫危険水位を超えた。水面と橋の欄干との距離は2〜3メートルに縮まり、一気に水かさが増した濁流が橋桁や川中の樹木に当たって激しい水しぶきを上げていた。消防車が川沿いを走り、警戒に当たった。【姜弘修、桑田潔】

■湖東・湖北で大雨/道路や鉄道 被害(asahi.com滋賀)
【米原223ミリ】
 南から湿った空気が流れ込んだ影響で、県内では18日、湖東・湖北地方を中心に大雨となった。彦根地方気象台によると、午後8時10分までの24時間降水量は米原市で223ミリとなり、観測史上最大を記録した。同市内を流れる天野川では避難準備を進める判断水位を超えたため、消防などが警戒を強めている。県は同日夕に災害警戒本部を設置した。
 この雨の影響で、午前11時半ごろ、多賀町佐目の国道306号で大量の土砂が道路に流れ込み、ワゴン車1台が立ち往生した。車には4人が乗っていたが、逃げ出して無事だった。
 米原市村木の東海道新幹線高架下の農道では午後2時半ごろ、乗用車が冠水した道路で動けなくなり、まもなく水没した。運転していた男性(60)は脱出し、けがはなかった。米原市小泉の県道では、直径40センチほどの落石があり、乗用車を直撃。運転手にけがはなかった。
 名神高速道路では、米原ジャンクション―関ケ原インター間で基準雨量を超えたため午後5時45分から上下線とも通行止めになった。県のまとめでは、東近江市、甲賀市、米原市、多賀町で国道5カ所、県道9カ所で冠水や基準雨量を超えるなどして通行止めになった。
 JR西日本によると、午後2時17分に長浜市西大井町の姉川橋で、午後2時25分には米原市飯の天野川橋で、相次いで川の水位が規定値を超えたため、北陸線の米原―近江塩津間で運転を見合わせたが、午後7時55分に米原―長浜間は復旧した。近江鉄道でも、愛知川の増水のため、午後3時から愛知川―八日市間が運休した。
 県防災機器管理局によると、降り始めから18日午後6時までの雨量は米原市朝日で224・5ミリ、甲賀市土山で105・5ミリ、長浜市唐国で83・5ミリなどとなっている。

■米原24時間雨量 最多223ミリ(YomiuriOnLine滋賀)
◇天野川流域531世帯に避難準備情報
 近畿、東海地方を中心に大雨となった18日、県内も、米原市でピーク時の24時間雨量が223ミリ(彦根地方気象台調べ)と観測史上最大を記録するなど湖北、湖東地域を中心に激しい雨に見舞われた。各地で土砂崩れや道路の冠水などが相次ぎ、交通機関も乱れた。
 彦根地方気象台によると、15日の降り始めからの総雨量(午後8時現在)は、米原市で232ミリ、長浜市で110ミリ、甲賀市土山で106・5ミリに達した。県は18日午後6時20分、災害警戒本部を設置した。
 名神高速道路米原ジャンクション(米原市)―関ヶ原インターチェンジ(岐阜県関ヶ原町)間では雨量が規制値を超え、上下線とも通行止め。県防災危機管理局によると午後6時半現在、国道5か所と県道8か所も通行止めとなっている。
 県内の学校は、計22小、中、高校が終業時間を繰り上げるなどした。
 米原市では、JR北陸線が通る天野川の水位が、橋げたまで2メートルの規制値に達したことなどから、米原―近江塩津駅間で一時運転を見合わせた。
 市内8か所で道路が冠水。天野川は氾濫危険水位に達し、流域4地区の531世帯1667人に一時、避難準備情報が出された。流域の同市長岡、接骨院経営土田健治郎さん(28)は「ここまでの雨は初めて。道路が水につかり、車で家に帰ることもできない」と心配そうだった。
 同市村木では、JR東海道線高架下の市道が冠水。乗用車に男性(60)が取り残され、車は天井付近まで水につかったが、男性は自力で脱出して無事だった。
 多賀町佐目の国道306号でも土砂崩れがあり、約50メートルにわたって車線をふさいだ。彦根署によると、当時、現場を走行していた男女4人乗りのワゴン車がタイヤの高さまで埋もれたが、けが人はなかった。

■東海地方大雨で新幹線上下30本運休(ChunichiWeb滋賀)
 東海地方は18日、海上から暖かく湿った空気が流れ込み大気の状態が不安定になり、岐阜、三重県で大雨となった。名古屋地方気象台によると、愛知県北部でも19日未明に激しい雨が降った。東海道新幹線は上下計30本が運休し、10万2千人に影響が出た。
 JR東海は、目的地に到着できなかった乗客のため名古屋、東京、新大阪の3駅で、宿泊用に5本の新幹線車両を開放。名古屋駅では、到着した東京発最終の新幹線車両のグリーン車3両が、そのまま「臨時ホテル」となり、乗客6人が泊まった。
 このほか、東海道線や飯田線、高山線の運転見合わせや名神高速道の通行止めなどの影響が出た。
 気象台によると、18日朝には、岐阜県揖斐川町で、1時間の雨量が78・5ミリを記録。滋賀県米原市では9月の観測史上最多となる52・0ミリ(1時間)の激しい雨を観測した。三重県大台町では15日の降り始めからの雨量が640ミリを超えた。

12/09/18

■2河川、避難判断水位を超える 避難情報に注意を(京都新聞電子版)
 彦根地方気象台は18日、東近江・湖東・湖北全域に大雨洪水警報を発令した。同日夕方まで浸水や河川の増水、夜遅くまで土砂災害への警戒を呼び掛けている。滋賀県によると、東近江市で降り始めから18日午後1時までの総雨量が481ミリに達した。18日午後零時20分、米原市の姉川で、同1時10分には同市の天野川で避難判断水位を超えており、市の避難情報に注意するよう呼び掛けている。
 また、18日午前11時25分ごろ、東海道新幹線の米原−岐阜羽島間で、雨量計が規制値に達したため上下線で運転を見合わせ、約1時間20分後に再開した。

■景観施策で連携強化へ 大津・草津湖上サミット 2市長が船上視察 滋賀(msn産経ニュース)
 大津市と草津市は17日、琵琶湖の湖上から両市の眺めを視察し、景観施策を考える「大津・草津湖上サミット」を開いた。ともに琵琶湖に接し、隣同士の両市で湖上からの景観について連携を深めるのがねらいで、大津市の越直美市長、草津市の橋川渉市長とともに両市の関係部局の担当者ら約20人が出席した。
 サミットでは、出席者が草津市下物町の烏丸半島から大津市の消防艇に乗り込み、大津市柳が崎のびわ湖大津館まで移動。
 人工島の矢橋帰帆島(やばせきはんとう)(草津市矢橋町)や三井寺(大津市園城寺町)など、湖上から両市の景観を視察した。
 その後、消防艇からびわ湖大津館に移動し、意見交換。大津市で実施しているビルの高さ規制や、草津市が来年1月から施行する屋外広告の色や大きさに関する規制など、それぞれの景観施策について両市の担当者が報告した。
 越市長は「湖上での視察で大津と草津はつながっていると改めて感じた。草津市から(見える大津市の)眺望をよくするためにも景観施策の取り組みに力を入れたい」、橋川市長は「東海道を歩いたら次は船で湖上の景色を楽しむといった観光にも役立てられたら」と話していた。

12/09/17

■琵琶湖初のメガソーラー誘致へ 滋賀・野洲に(47NEWS)
 滋賀県野洲市が琵琶湖岸の未利用地約2万4千平方メートルを、大規模太陽光発電所(メガソーラー)として活用する方針を固めたことが17日、市などへの取材で分かった。近く事業者を公募、早ければ10月中にも決定する。
 山仲善彰市長は取材に対し「琵琶湖で初のメガソーラー誘致によって、イメージに合うクリーンエネルギー創出を目指したい」と話している。
 市などによると、1平方メートル当たり125円で20年間貸与する計画。市は土地の賃料や固定資産税で計約8500万円の収入と計約3千万円の除草費用の削減を見込む。発電事業が順調に進めば、収入はもっと膨らむと期待している。

■イナズマロックフェス:3万5000人、熱く 歌手西川貴教さん発案−−草津(毎日jp滋賀)
 草津市下物町の烏丸半島で15、16両日、歌手の西川貴教さんが手がける野外イベント「イナズマロックフェス2012」が行われた。野洲市出身で滋賀ふるさと観光大使も務める西川さんの発案で09年に始まり、この時期の恒例行事となっている。
 16日は「T.M.Revolution」や「ゴールデンボンバー」、きゃりーぱみゅぱみゅさんら人気バンド、歌手が歌声を披露し、お笑い芸人が会場を盛り上げた。来場者数は2日間合計で約3万5000人を記録し、過去最高だった。
 フェスは県や草津市も後援。会場では地元特産品などを展示する「おいで〜な滋賀体感フェア」が開かれ、同市商業観光課など14団体が出展した。【村山豪】

12/09/16

■琵琶湖外来魚駆除大会(本年度最終)(EICネット)
こんにちはいつもお世話になっております。琵琶湖を戻す会です。
9/9の駆除大会の結果は以下の通りでした。
http://homepage2.nifty.com/mugituku/2012-09-09/2012-09-09b.html
参加者200名(新規参加167名東京、千葉、福井、滋賀、京都、大阪、兵庫、奈良より参加)
駆除重量38.0kg
ご参加、ご協力して下さった皆様、ありがとうございました。
続きまして本年度最後の駆除大会のご案内をさせて頂きます。
http://homepage2.nifty.com/mugituku/2012-10-14/2012-10-14a.html
目的:琵琶湖にてブラックバス・ブルーギルなど外来魚の駆除を行う
開催日:2012年10月14日(日)・・・雨天決行
時間:10:00〜15:00
※随時参加・随時解散といたします
受付:滋賀県草津市津田江1北湖岸緑地 ※旧志那中湖岸緑地
http://homepage2.nifty.com/mugituku/map/tsudae/tsudae.html
交通:車の場合
瀬田方面からの場合は南湖東岸の湖岸道路を北上し、琵琶湖博物館の手前約1kmに湖岸緑地パーキング有り。
公共交通機関の場合
JR琵琶湖線草津駅西口から琵琶湖博物館行きバスで22分、終点「琵琶湖博物館前」停留所から琵琶湖沿いに徒歩約20分。
参加費:大人200円,子供100円(保険料等の実費)
※子供(小学生以下のお子さま)は保護者の方と一緒にご参加下さい。
※団体で参加される場合は事前にご一報いただきますようお願い致します。
駆除方法:エサ釣り
持ち物:釣り道具(特に釣り竿・魚を入れる容器)は出来るだけ各自でご準備下さい。
希望者には餌・仕掛けのみ無料でお分けいたします。
また若干数ではありますが、竿を無料レンタルいたします。
仕掛けを準備出来る方はサンプル図を参考にして下さい。
http://homepage2.nifty.com/mugituku/photo/sikake.gif
昼食は各自ご持参下さい。(最寄りのコンビニまで徒歩約15分)
お願い:会場にゴミ箱はありませんので、必ずゴミは各自でお持ち帰り下さい。
主催:琵琶湖を戻す会
協力
(順不同):守山漁業協同組合
滋賀県漁業協同組合連合青年会
当イベントは、参加資格や事前申し込みの必要など一切ありません。
個人での参加や飛び入り参加も大歓迎いたします。
会場は足場もよくトイレもありますので、
ご家族・ご友人をお誘い合わせの上、大勢でのご参加をお待ちしております。
このイベントでは「BYスタンプラリー」のスタンプを受け付けています。
琵琶湖を戻す会は農林水産省及び環境省から特定外来生物防除認定を受けています。
http://homepage2.nifty.com/mugituku/prevention/prevention.html
お問い合わせ先 琵琶湖を戻す会 広報
ZXA00545@nifty.ne.jp

■ノリノリ1万5000人〜イナズマロックフェス(YomiuriOnLine滋賀)
 県出身のミュージシャンで、滋賀ふるさと観光大使の西川貴教さんが企画する野外音楽イベント「イナズマロックフェス2012」が15日、草津市の烏丸半島芝生広場で始まり、約1万5000人(主催者発表)の観客で会場は熱気に包まれた。16日まで。
 西川さんが「音楽を通じて地元に恩返しがしたい」と2009年に初開催し、今回で4回目。この日は、西川さんも参加するバンド「abingdon boys school(アビングドン ボーイズ スクール)」や、4人組女性バンド「SCANDAL」など、計6組が演奏を披露した。
 会場には、県や県内各地の観光団体が滋賀の魅力を発信するコーナーも設けられ、観客は演奏の合間に、琵琶湖の風景を紹介するパネル展示を見たり、県内外のゆるキャラと記念撮影したり。和歌山市から訪れた看護師栗栖あゆみさん(28)は「演奏だけでなく、ゆるキャラとも触れ合えてとても楽しい」と話していた。
 16日は正午開場で、午後2時に開演。西川さんのソロプロジェクト「T.M.Revolution」など7組が登場する。

12/09/14

■涼求め来館者2万人増 滋賀県5施設、無料開放(京都新聞電子版)
 滋賀県は14日、今夏の「節電クールライフキャンペーン」の一環で行った県立文化施設の無料開放の利用状況をまとめた。5カ所で計3万3780人と昨年比で2万人以上増え、平日1日あたりも20%増加した。
 外出によって家庭での電力消費を抑えてもらう狙い。期間は7月23日〜8月31日(8月13〜15日を除く)の平日で27日間。昨夏は滋賀県単独で土日を含む22日間行ったが、今年は「関西広域連合で一体的に取り組み、PRしたことが増加の要因」という。
 5施設のうち3施設が、昨夏比で3倍以上に増えた。近代美術館(大津市)は769人から2405人、琵琶湖博物館は7260人から2万6328人(草津市)に増加。安土城考古博物館(近江八幡市)も858人から3177人となった。
 土日の利用が顕著な醒井養鱒場(米原市)は1502人(前年1413人)と微増し、他施設より期間が1週間短かった陶芸の森陶芸館(甲賀市)は368人(同502人)に減った。
 5施設の無料開放利用者1222人にアンケートを行った結果、59%が初めての訪問だった。県温暖化対策課は「多くの方が利用して節電に心がけてもらい、ありがたい」としている。

■琵琶湖の泡は植物プランクトン 県調査(ChunichiWeb滋賀)
 県は、琵琶湖の南湖の湖岸部で、八月下旬から漂うようになった白い泡状の浮遊物は、植物プランクトン由来の発泡現象で、人体や水道水への影響がないとする調査結果を発表した。
 浮遊物は、大津市の大津港や琵琶湖疏水などで、細かな泡が無数に集まり、油膜のように湖面に広がった様子が確認されている。
 県の調査では、洗剤などの成分は検出されなかった。このため、植物プランクトンの分解過程で生じたタンパク質などが、風や波、船の航行でかき混ぜられることで発生した可能性が高いとみている。
 同様の発泡現象は全国の海や湖、川で見られており、一九八七年には大津港でも確認された記録がある。県は今後も成分の詳細な分析を進める。(中尾吟)

■ビワマス養殖実用化へ 県水産試験場(ChunichiWeb滋賀)
 県水産試験場醒井(さめがい)養鱒(そん)場(米原市)は、独自に確立した高品質のビワマスの安定的な養殖技術を実用化するための国の“お墨付き”を得た。水産庁の利用要領に適合しているかどうかの確認を同庁に申請し、認める通知を受けた。県は今後、この技術で養殖したビワマスを「県特産養殖魚」に位置づけ、これまで難しかった市場への安定供給と広域的な流通につなげる。
◆10月、稚魚配り生産拡大
 同養鱒場では二〇〇六年度から、卵をつくらないため良好な肉質のまま成長する「全雌(ぜんめす)三倍体ビワマス」をつくり出す取り組みを開始。研究を進め、昨年度に技術を確立した。
 従来の養殖ビワマスは天然ものと同様、産卵期には卵に栄養が回り肉質が劣化。上質な脂がのり味も良いのに、出荷できる時期に限りがあって安定的な流通ができないため、地場流通が主だった。
 染色体を三対持つ「三倍体」は、生殖能力がない。ホルモンを投じて雌を性転換させた雄の精子を、ビワマス卵に受精させて十五分後に二七度の温水に二十分漬けることでつくり出せる。
 ただ、こうした新しい技術を養殖に利用する場合には、水産庁の定める利用要領に適合しているかどうか長官の確認を受ける必要がある。県は今年三月十五日に水産庁に確認申請。八月三十一日付で確認が終わり、水産庁から通知を受けた。
 県は今後、全雌三倍体ビワマスを増産し、十月中には稚魚を有償で民間養殖場に配って生産拡大を目指す。来年夏ごろには塩焼きサイズ、再来年には刺し身で楽しめる大きさの三倍体ビワマスが供給できる見込み。同養鱒場の担当者は「市場に安定供給し県内外の人たちに琵琶湖固有種であるビワマスの評判が広がることで、天然ビワマスも含めたビワマス全体の評価につながる」と期待している。(梅田歳晴)

12/09/13

■「脂乗っておいしい」 滋賀県、三倍体ビワマス養殖へ(京都新聞電子版)
 琵琶湖固有魚ビワマスの養殖「全雌(ぜんめす)三倍体ビワマス」について、滋賀県は13日、水産庁から利用要領の適合確認を受けたと発表した。県は10月から本格的な生産体制に入る予定で、来夏には脂の乗ったビワマスが出回る。
 ビワマスの天然物や通常の養殖物は産卵前に脂分が落ちる。一方で「全雌三倍体ビワマス」は産卵しないため、肉質が劣化せずに年中通しておいしく食べられる。県は2009年から開発に取り組み、昨年度に技術を確立した。
 水産庁への申請は今年3月、「全雌三倍体ビワマス」を作り出す技術のほか、存在していない自然界に逃げ出さない飼育管理方法を文書にまとめて行った。8月31日付で確認を受けたという。
 県醒井養鱒場は10月から「全雌三倍体ビワマス」の種苗の本格生産と、県内の養殖業者への販売を始める。業者が育てたビワマスは来夏には塩焼きサイズに、さらに翌年には刺し身用サイズになり、市場流通する見込み。
 同養鱒場は「水産業の振興のきっかけとなり、琵琶湖のブランド魚の評判が、地元だけではなく首都圏や近畿で高まれば」としている。

■外来種対策や海の保全強化 生物多様性で新戦略(47NEWS)
 環境省の中央環境審議会は13日、生物多様性を守るため、重点的に駆除に取り組む外来種のリストアップや、海の保全区域拡大など48の行動目標を盛り込んだ2020年度までの新たな生物多様性国家戦略案をまとめた。
 今月中に閣議決定し、10月にインドで開かれる生物多様性条約第11回締約国会議(COP11)で報告する。
 行動目標は、10年に名古屋市で開かれたCOP10で採択された国際的な保全目標「愛知ターゲット」の国内対策版。
 14年までに脅威の大きな外来種を網羅する「外来種ブラックリスト」(仮称)を作成し、駆除の優先度や方法を検討して被害防止の行動計画をつくる。

■琵琶湖のマリモ丸めたよ 高島・マキノ東小の児童ら(京都新聞電子版)
 滋賀県高島市のマキノ東小で12日、近くの琵琶湖に群生するマリモを使った授業が行われた。環境や郷土について学ぶ「総合的な学習」の授業で、5年生20人が生態を学び、まり状に丸めて観察した。
 マリモは絶滅危惧種で、琵琶湖が生息の南限。有名な阿寒湖と同種の藻だが球形にはならず、湖底にカーペット状に広がる。学校近くの海津地区で8月、研究者が環境学習用に採取した。
 授業では、マリモが北半球の寒冷地だけに生息することや、細かい糸状の藻の固まりであることを先生から学んだ。いったん丸めると丸いまま成長するため、藻をほぐして手のひらの上で丸め、瓶の水に入れた。
 児童らは「かわいい。大切に育てる」と話し、「思ったより色が濃い」「臭い」「琵琶湖の石にへばりついているなんて初めて知った」などと、珍しそうに観察していた。

12/09/12

■レギュラーガソリン 5週連続上昇(msn産経ニュース)
 資源エネルギー庁が12日発表したレギュラーガソリンの店頭価格(全国平均、10日現在)は、前週(3日)に比べて0.5円高の148.2円と5週連続で値上がりした。国際的な原油価格の上昇によるものだが、上げ幅は前週(1.2円高)より縮小した。
 調査を担当したみずほ総合研究所は「足元の原油価格は落ち着いており、過去の上昇分の転嫁が中心。既に値下げに転じた県もあり、価格競争が激しくなりそうだ」とみている。
 地域別では38府県が値上がり、宮城県が横ばい、8都道県が値下がりした。上げ幅は高知県の7.0円高を筆頭に、佐賀県の1.8円高、石川県の1.6円高が続いた。
 ハイオクは0.5円高の159.0円、軽油は0.4円高の127.8円だった。

12/09/11

■琵琶湖保全法/国・下流の関与盛る(asahi.com滋賀)
【民主国会議員/知事に骨子案】
 琵琶湖の水質改善や生態系保全を目的とした「琵琶湖総合保全法案」(仮称)の骨子案を、県選出の民主党国会議員らが10日、明らかにした。県庁で嘉田由紀子知事に法案の作成経過を報告。今後、内容を詰め、遅くとも来年1月の通常国会までに議員立法での成立を目指す。
 骨子案によると、法律では琵琶湖を国民の資産として位置づけたうえ、近畿圏の発展に役立てることを狙い、総合的な保全に関する基本方針と、方針に基づく施策推進のための計画を策定。国が事業費の負担など資金確保に努めるとしている。
 具体的な施策としては、国が水質汚濁の原因など琵琶湖の自然環境の調査をするほか、水質改善のため、下水道や農業用水施設を整備・管理し、琵琶湖の水位を適正に保てるよう、上下流の自治体などとともに協議会をつくる。災害時の人や物資の輸送路の確保のため、湖上交通の活性化も盛り込まれている。
 報告を受けた嘉田知事は、県だけで近畿1450万人の水源になっている琵琶湖の環境を守るのは人的・財政的に厳しいと指摘。「国や下流の府県の支援がほしいと声を上げており、法案をまとめてもらい感謝している」と評価した。
 法案制定のため昨年12月に設立された「琵琶湖(淀川水系)再生議員連盟」で幹事長を務める田島一成・衆院議員は「滋賀だけが汗をかくのではなく、下流の府県にも理解を得たうえで提出できるよう努力したい」と話した。
 法案をめぐっては、民主党県連が2009年の衆院選の際、県版のマニフェストに、琵琶湖と淀川水系の総合保全・再生に向けた法律を制定することを盛り込んでいた。そのため、滋賀県をはじめ近畿選出の国会議員が中心となり、議連を設立。法案を作成していた。(千種辰弥)

■琵琶湖保全法の骨子案(YomiuriOnLine滋賀)
◇民主3国会議員、放射線汚染触れず
 滋賀や京都など近畿2府4県の民主党国会議員約30人が加盟し、琵琶湖や淀川の水質保全などを考える「琵琶湖(淀川水系)再生議員連盟」メンバーの県選出国会議員3人が10日、県庁を訪れ、嘉田知事に同連盟が議員立法での成立を目指す「琵琶湖総合保全法案(仮称)」の骨子案を示した。琵琶湖が放射性物質で汚染された場合の対応は盛り込まれていなかったため、嘉田知事は配慮を求めた。
 骨子案では、琵琶湖を国民的な資産と位置付け、その保全を目的に掲げた。その上で、保全に必要な資金を国が確保することや、水位を保つための協議会を設置するといった対応を求めている。
 しかし、若狭湾に立地する原発事故により放射性物質が放出され、琵琶湖が汚染することへの対応では、「水質に重大な影響が及ぶことを防止するために必要な措置を講じる」と記すにとどめた。その理由を同連盟で幹事長を務める田島一成衆院議員は「デリケートな問題なので、慎重に考えるべきだと思った」と話した。
 一方、嘉田知事は「福島第一原発事故並みの事故が起こった場合、水溶性の放射性ヨウ素は除去しきれない。どこかで言及してほしい」と求めた。
 今後、同連盟は10月頃を目標に骨子を固め、次の臨時国会か、遅くとも来年の通常国会に法案を提出する考えだという。

■湖面駆ける竜、雄々しく びわ湖ドラゴンボート(ChunichiWeb滋賀)
 中国湖南省伝来のボートで一キロのタイムを競う「びわ湖ドラゴンボート」(中日新聞社など後援)が九日、大津市玉野浦の県立琵琶湖漕艇場であった。県内などから十二チームが練習の成果を見せた。
 ドラゴンボートは竜の頭と尾の模型をそれぞれ舟首と舟尾に取り付け、太鼓を積んだ艇。県には二十二年前、友好都市の湖南省が二艇を寄贈。それをモデルに県内の会社がボートを造り、普及させている。
 競技力を高めようと、県ドラゴンボート協会員らでつくる実行委が主催。一キロのタイムを競うレースは国内では唯一という。
 各チーム二十二人が艇に乗り込み、太鼓の音に合わせて声を掛け合い、息のあったオールさばきを見せていた。(山内晴信)
 ◇大会結果 【混合】(1)すいすいコロンズ=合計タイム9分59秒12(2)Team BANANA(3)風KAZE(4)フォーティーズ(5)師走のPO(6)兵庫教育大学
 【オープン】(1)関西龍舟=合計タイム9分27秒34(2)琵琶湖ドラゴンボートクラブ(3)Rスポーツマンクラブ(4)池の里LAKERS!(5)龍人(6)小寺製作所

12/09/07

■竜巻の目撃情報提供へ=来年度概算要求−気象庁(jiji.com)
 気象庁は7日、高精度の予測が難しい竜巻の目撃情報を全国から集め、直ちに提供する制度の準備費用などを盛り込んだ2013年度予算の概算要求をまとめた。
 茨城県つくば市で5月に発生した国内最大級の竜巻では、注意情報などが住民に適切に伝達されなかったとの指摘がある。気象庁は検討会で議論を重ねた結果、全国の公的機関などの職員から有志を募り、目撃情報を通報してもらう制度を導入する方針を決めた。
 同様の制度を導入している欧米の状況を調査するほか、ツイッターなどインターネットの交流サイト(SNS)での活用法などを調べるため、1300万円の予算を要求した。

■琵琶湖法案骨子  保全計画策定、滋賀県主体に(京都新聞電子版)
 滋賀や京都など近畿の民主党国会議員でつくる「琵琶湖(淀川水系)再生議員連盟」(会長・樽床伸二党幹事長代行)が成立を目指す議員立法「琵琶湖総合保全法(仮称)」の骨子案が6日分かった。滋賀県が主体となって再生保全計画を策定するほか、国が瀬田川洗堰(大津市)で行っている琵琶湖の水位操作で、県や下流の京都府がかかわる協議組織を設けられるようにするなど、地域主導型の河川行政への転換も図るとしている。
 骨子案によると、基本方針は、琵琶湖と流域の総合的な保全。県が主務大臣と協議しながら計画を策定し、補助金のかさ上げなど国の財政支援も行われるとしている。
 計画で定める個別施策では、自然環境の保全として8項目を提示する。琵琶湖の水位操作を巡る県や府の関与のほか、原発事故などに備えた「水の安全確保」、外来魚やカワウの被害防止を含めた「生態系保全」などを挙げている。
 また、産業振興の措置として、環境配慮型の農業、エコツーリズム、湖面交通の活性化などを掲げている。
 琵琶湖に関する法律制定は、民主党滋賀県連が2009年衆院選の県版マニフェスト(政権公約)で掲げていた。次回の臨時国会か来年の通常国会での法案提出を目指している。
 議連幹事長で県連代表の田島一成衆院議員は「(1997年失効の)琵琶湖総合開発特措法のような開発利用を目指すのではなく、国民的資産として再生保全を図るための法案にしたい。早期成立を目指したい」と話している。

■江戸―明治、大津港の歴史ひと目で 市歴博で展示(京都新聞電子版)
 琵琶湖水運の拠点だった大津港の歴史をひもとく「大津港の船」展が大津市御陵町の市歴史博物館で開かれている。約200年前の大津港を描いた約2メートル四方の絵図、各種特権を認めた高札、蒸気船の錦絵など、江戸―明治時代の大津港を多様な史料を通して浮き彫りにしている。
 1785(天明5)年の大津港を描いた「湖水渡舩(とせん)絵図」(縦173センチ、横246センチ)は、湖岸約2キロにわたって連なる船着き場を描き、「川口関」「紺屋関」など船着き場の名を一つずつ記している。琵琶湖の対岸、矢橋(草津市)とを結んだ渡船や瀬田の唐橋も描かれている。
 また、豊臣秀吉が大津築城に合わせて100隻の船を集めて創設した船仲間「大津百艘船(そうせん)」に対して、歴代の大津城主や大津代官が大津港からの船積みの独占権を認めた高札を展示。「江戸時代に大津のまちに掲げられていたもので、江戸中期になると、力を付けた彦根藩の船に例外が認められる過程も読み取れる」という。
 このほか幕末の絵師広瀬柏園が大津沖に船を浮かべ、大津の山並みを描いた「琵琶湖眺望真景図」、明治初期に琵琶湖初の蒸気船として就航した「一番丸」の錦絵など二十数点の史料を展示している。
 30日まで。節電期間の7日までは無料開放中。8日以降は常設展入場料大人210円が必要。同館TEL077(521)2100へ。

12/09/06

■アユの川守れ 外来魚駆除(中國新聞ネット版)
 東広島市河内町の沼田川漁協が5日、アユを放流している沼田川の上流で恒例の外来魚駆除をした。組合員8人が川に入り、網でブラックバスやブルーギルを捕まえた。
 組合員は幅約25メートルの対岸まで網を張り、竹ざおで水面をたたいて外来魚を追い込んだ。10、11月ごろに産卵を迎えるアユが食べられるのを防ぐためで、約45センチのブラックバスなど26匹を捕獲した。

12/09/05

■ガソリン価格、4週連続上昇(jiji.com)
 資源エネルギー庁が5日発表した石油製品市況動向調査によると、レギュラーガソリン1リットル当たりの店頭価格(3日時点)の全国平均は、前週比1.2円高の147.7円と4週連続で値上がりした。原油高による仕入れ価格上昇分の転嫁が進んだため、上げ幅は前週(2.7円)より大幅に縮小した。

12/09/03

■大震災を想定 県総合訓練に3500人参加(ChunichiWeb滋賀)
 琵琶湖西岸断層帯での大規模地震を想定した県総合防災訓練が二日、高島市内を主会場に実施された。住民や行政、警察、消防、自衛隊などから三千五百人が参加。琵琶湖を運航する大型船やヘリコプターを使った避難・搬送訓練で幹線道路の寸断や山間部の集落孤立などの事態に備えた。
 県総合防災訓練の実施は東日本大震災後では初めて。午前七時、琵琶湖西岸断層帯を震源に大規模地震が発生し、高島市では震度7を観測し、建物の倒壊、水道や電気の寸断、液状化による道路の損壊などの被害が出たとの想定。
 主会場となった同市今津町の市有地に広域避難所を設け、住民が自治会単位で避難。市社協などが災害ボランティアセンターを置き、支援情報を集約した。消防や自衛隊もビル屋上からの負傷者救出などの訓練をした。
 情報収集のため県庁に災害対策本部を、各地の県合同庁舎には地方本部を設置。広域避難所の救護所から負傷者四人を災害拠点病院の高島市民病院に運ぶ手順も確認した。
◆<高島・今津>孤立想定 ヘリで搬送
 山あいにある高島市今津町椋川地区では、土砂崩れによる道路の寸断で孤立した集落の住民をヘリコプターで集落外へ運ぶ訓練をした。偵察中に救助要請を受けた自衛隊のヘリがECC学園高校グラウンドに着陸。車いすの高齢者や、子ども五人を乗せ、航空自衛隊饗庭野分屯基地まで送った。主婦井上静代さん(38)は「六十人くらいの集落だから近所付き合いは親密で安否確認はできるが、病人がいると通院や薬のことが心配。これを機に防災意識が高まれば」と話した。
◆<高島・今津港>観光船使い避難
 観光船が発着する高島市の今津港では、船を使った避難訓練を初めて実施。市内から県南部へ抜けられる道路は二本しかなく、液状化による避難経路の寸断を想定した。港に近い二自治会の計六十人が避難者役で参加。住民たちは地域の集会所から港まで徒歩で移動し、二百人が乗れる琵琶湖汽船の観光船に乗り込んだ。
 同市は原発事故の避難計画でも湖上ルートを検討中。訓練に参加した自営業阪田三郎さん(66)は「住民たちも普段から船での避難が有効だと考えている。より大きな被害を想定して気を引き締めたい」と話した。(滝田健司、山口哲、中森麻未)
◆<近江八幡・安土>初期消火きびきび
 近江八幡市安土町地域自治区(旧安土町)の防災訓練は二日、区内にある三十の自治会が参加して実施され、住民らが地震を想定した避難や初期消火訓練に取り組んだ。
 地元で震度6強を観測する地震が午前七時に起きたとの想定。住民らは避難場所に指定された地元の公共施設や公園に移動した。
 このうち、常楽寺東横自治会の住民は安土小学校へ集合。無事避難してきたことを示すため各世帯に配布されている安全カードを提出した。提出がない世帯に女性防災クラブ員らが出向いて安否を確認する訓練もした。
 避難場所ではバケツリレーによる初期消火の練習にも取り組んだ。同自治会の野田礼喜会長(67)は「地域で高齢化が進む中、住民全員で協力してまちを守っていきたい」と話していた。(森木幹哉)

■琵琶湖で遊泳の72歳男性が死亡 滋賀(msn産経ニュース)
 2日午後3時15分ごろ、大津市南小松の近江舞子中浜水泳場から約15メートル沖の琵琶湖で、水深2メートルの湖底に男性が沈んでいるのを近くで泳いでいた男性(26)が発見し、他の水浴客らと数人で陸に引き上げて119番した。水浴にきていた看護師らが人工呼吸し、男性は一時息を吹き返したが、搬送先の病院で約1時間半後に死亡が確認された。
 県警大津北署によると、亡くなったのは大阪府守口市の無職、伊藤初三さん(72)で、1人で泳ぎに来ていたという。同署が詳しい事故原因を調べている。

12/09/01

■田辺ICを11月から改良へ 高速道の南伸に伴い(紀伊民報AGARA)
 和歌山県の田辺西牟婁地方の自治体でつくる「高速道路田辺・西牟婁整備促進協議会」の総会が31日、田辺市新屋敷町の市役所別館であった。紀南河川国道事務所が近畿自動車道紀勢線田辺―すさみ間の進ちょく状況を説明したほか、西日本高速道路(ネクスコ)は、高速の南伸に伴って南紀田辺インターチェンジ(IC)の改良工事を11月から始めることを明らかにした。
 国道事務所の吉谷幸二所長は、田辺―すさみ間の用地契約率が7月末現在で98・6%になっていることや、今後の工事発注予定などを説明。自治体や県が「2015年の和歌山国体開催まで」と要望している供用開始の時期については「事務所が一丸となって間に合うように頑張っている」などと述べるにとどめた。
 「海側ルート」で整備する方針が決まった、すさみ―新宮間(約38キロ)や新宮―三重県熊野市間(約30キロ)については「地元の意向を踏まえ、できるだけ早い事業化を目指す」と話した。
 ネクスコからは、和歌山工事事務所の長野敦所長が出席。南紀田辺ICの改良工事の入札は9月にあり、早ければ11月から着工するとの見通しを示した。
 長野所長によると、本線に料金所を設置したり、白浜方面の出入口を造ったりする。これに関連して、南紀田辺IC―みなべIC間にある二つのトンネルの間(上下線)に、延長1・2キロにわたり車線を増やす工事もする。

■琵琶湖横断カヤック:今津中生徒、60キロ漕破−−高島(毎日jp滋賀)
 琵琶湖周航の歌ゆかりの今津−長浜往復約60キロを1泊2日で漕破(そうは)する琵琶湖横断カヤックに挑んだ高島市立今津中2年生約120人は31日、長浜市から復路に漕(こ)ぎ出し、午後3時過ぎ、高島市今津町の浜に全員無事帰航した。
 先頭を争うようにゴールしたカヌーの生徒は、パドルを高々と差し上げて“バンザイ”。「炎天下でも湖上は風があり涼しかった」「帰って来れてうれしい」「手が痛い。疲れた」などと話し、ホッとした様子で達成感にひたっていた。【塚原和俊】

■9月以降も猛暑 県、熱中症警報を延長(ChunichiWeb滋賀)
 暑かった今夏、彦根地方気象台によると、三十日までの八月の彦根市の平均気温は二八・五度で、過去四番目の高さだった。季節が秋に変わった九月以降も猛暑は続くとみられ、県は熱中症警報を延長し、警戒に当たるほか、収穫期を迎える稲など農作物の管理などにも注意を呼び掛けている。
 気象台によると、最高気温が三五度を超える猛暑日は八月中に二回と少なかったものの、気温が低い日が少なく、全体的に高温になった。八月の平均気温の過去最高は二〇一〇年の二九・三度で、二位が一九九四年の二八・八度、三位は九五年の二八・六度。
 九月初旬は引き続き気温が高まる気圧配置が続き、九月中旬以降も平年以上か、平年並みの気温になるとみている。
 県は、今年から設けている熱中症警報の発令期間を三十一日までとしていたが、毎年九月にも熱中症による救急搬送者が出ていることから、期間を二十日まで延長し、こまめな水分補給や屋外での無理な運動を控えるよう呼び掛ける。
 また、収穫期を迎えている米は、農林水産省が発表した八月十五日現在の作柄概況によると、県内は平年並みになると見込まれているが、今後も暑さが続くと実が割れたり、乳白色になったりする現象が起こる。
 県農業技術振興センターは、異常が起こる前に早めに収穫することなどを勧めている。
 湖南市夏見の農業山中宗一さん(76)は丹精して育てた黄金色に実った稲穂を眺めながら「今のところ順調に育っているが、この後も高温が続くと質が悪くなる可能性がある」と心配げに話していた。(中尾吟)

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