琵琶湖の湖底に流れ着いたバスフィッシング関係のいろんな情報をお届けします。中にはヘド
ロの底からすくい上げた情報もあります。このコーナーの情報はすべて信頼の置けるニュース
ソースから発信されたものですが、真偽の程は未確認であることをご承知置きください。
琵琶湖の湖底から
(2012/12)
12/12/30
■建設進む高速道路 田辺―すさみ、15年度供用目指し(紀伊民報AGARA)
近畿自動車道紀勢線田辺―すさみ間(38キロ)の建設が着々と進んでいる。延長2千メートルを超えるトンネル4本は、いずれも工事が始まっている。2015年度の供用開始を見据え、地域活性化策を考え出す自治体も出てきた。
国土交通省紀南河川国道事務所によると、12年11月末現在の同区間の用地契約率は99%で、未契約は17件。和歌山県田辺市に限ってみると100%になっている。これまでの工事発注件数は126件で、現在は54件が施工中になっている。
この54件中、県内業者が元請けになっているのが30件ある。下請けも含めると、県内業者が関わっていない工事はほとんどないという。
田辺―すさみ間はトンネルが22本あり、総延長は19・8キロと全体の半分以上を占める。12年12月に崩落事故が起きた中央自動車道笹子トンネル(山梨県)のような、つり下げ式天井板の構造はない。
最長の黒崎トンネル(すさみ町、延長2841メートル)は、12年12月中旬に本線工事が始まった。安宅トンネル(白浜―すさみ町、2724メートル)は、1月中旬から本線工事が始まる。周参見第二(すさみ町、2648メートル)、見草(白浜町、2380メートル)の両トンネルは、いずれも12年から本線工事が進んでいる。
予算ベースの進捗(しんちょく)率は約40%。本年度231億8700万円だった事業費は、15年度には約390億円まで膨らむ予定だ。ただ、県や自治体は「和歌山国体(15年)までの供用開始」を強く要望しているが、具体的な開通時期は決まっていない。
「千載一遇のチャンス」 活性化探る町
開通後を見据えてまちづくりの本格的な検討を始めているのは、すさみ、上富田の両町だ。
すさみ町では12年5月から、住民で構成する協議会(間所準次会長)で高速道路開通に伴う活性化策を検討。提言を取りまとめ、11月には岩田勉町長に提出した。
提言では、田辺―すさみ間の最終地点となる江住地区に道の駅を設置し、エビとカニの水族館を併設することなどを検討するよう求めている。
岩田町長は「行政とは違った視点から提言を頂いたと思っている。高速道路の南伸は、町にとって千載一遇のチャンス。国や県、地元の力を生かして、特色ある場所にしたい」と話している。
上富田町は、岩崎地区に休憩施設「くちくまの交流館」を建設する。町は特産品などを販売したい考え。上り車線沿いで、一般道からも利用できるようになる計画だ。
12年10月には、担当職員が町商工会などと阪和自動車道印南サービスエリアを視察した。現在は運営方法をどうするか検討している。小出隆道町長は、供用開始に合わせた開店を念頭に「13年度に計画、14年度に建設」との考えを示している。
12/12/27
■ガソリン4週連続値上がり 円安背景に(47NEWS)
経済産業省資源エネルギー庁が27日発表したレギュラーガソリンの25日現在の全国平均小売価格は、1リットル当たり前週(17日)比60銭高の148円で、4週連続で値上がりした。外国為替相場の円安傾向を受けての輸入価格上昇が背景。
円安と強い寒気による需要増で、灯油も5週連続で値上がり。店頭価格で18リットル当たり前週比21円高の1692円となった。調査を担当したみずほ総合研究所は「ガソリン、灯油の小幅な値上がりがしばらく続くだろう」とみている。
ガソリンは41都府県で値上がりした。1リットル当たりの上げ幅は、岡山県の1円60銭が最大。
12/12/26
■コハクチョウ居場所ひと目 長浜の道の駅、アプリ開発(京都新聞電子版)
湖北地域などの琵琶湖に冬場、飛来するコハクチョウがどこで観察できるかが分かるアンドロイドスマートフォン専用の無料アプリケーションソフト「コハクチョウなう!」を滋賀県長浜市の道の駅「湖北みずどりステーション」などが開発した。投稿した目撃情報が地図上に示される仕組みで、好評を博している。
コハクチョウがどこで見られるか、という問い合わせは毎冬、道の駅や隣の湖北野鳥センターに連日寄せられ、特に1月は道の駅だけで1日30〜40件の電話があるという。同センターの調査結果を可能な限り伝えているが、一方で市民の目撃情報を活用する方法がないかを模索。道の駅の田邊理人駅長(28)の発案を基に同センターや岐阜市のソフト開発・販売会社でアプリ化した。
投稿者が、見た場所で時間、個体数、コメントを書き込むと地図上に表示される。データは10日間残り、最新情報は表示が濃く、日数がたつと薄く表示される。目撃地点までのルートを地図に表示することもできる。
11月から無料で提供を始め、すでに50人以上の利用者がいる。田邊駅長は「鳥好きの人に好評。今後PRを進め、さらに利用者を増やしていきたい」と話している。
問い合わせは、湖北みずどりステーションTEL0749(79)8060。
12/12/25
■イブの湖北 雪化粧 米原26センチ今季一番(ChunichiWeb滋賀)
冬型の気圧配置に伴う強い寒気の影響で二十四日朝、県北部を中心に雪が降った。米原市では今季一番の積雪を観測した。
彦根地方気象台によると、午前七時現在の積雪は米原市朝日で二六センチ、長浜市余呉町で四二センチ、高島市今津町で一八センチ。彦根市城町では午前八時現在で、四センチ積もった。彦根、大津両市では最低気温が氷点下一・四度となり、今季一番の寒さだった。
両市では二十五日の最低気温が氷点下二度と予想され、さらに寒さが強まる見込み。二十五日午後から二十八日にかけ、再び寒気が近づくため、県北部では雪が降る可能性があるという。
“ホワイトクリスマスイブ”になったこの日、午後には晴天の広がった長浜市では、うっすらと雪化粧した豊公園で散歩を楽しむ姿が見られた。カップルで雪だるまを作っていた同市の会社員、福谷将史さん(29)は「毎年、雪の伊吹山の写真を撮っているので、今年もそろそろ出かけて行こうかと思っています」と冬の到来を楽しんでいた。(生田有紀、塚田真裕)
12/12/24
■コハクチョウの湖 琵琶湖に300羽(asahi.com滋賀)
【高橋正徳】琵琶湖の渡り鳥のシーズンが本格化し、滋賀県長浜市湖北町の湖岸周辺では、飛来したコハクチョウが優雅に羽を休めている。23日は、大勢の野鳥愛好家が訪れ、朝日に照らされたコハクチョウの姿を写真に収めるなどしていた。
湖北野鳥センターによると、現在約300羽のコハクチョウが飛来し、夕方から早朝まで琵琶湖で休んだ後、近くの池や田んぼでエサをついばんでいる。これから寒さが増す真冬にかけて、コハクチョウやオオヒシクイ、マガモなど渡り鳥の数は増えていくという。
12/12/22
■北進で最大20キロ 年末年始の渋滞予想(紀伊民報AGARA)
和歌山県警交通規制課は29日から来年1月6日までの県内幹線道路の交通渋滞予想を発表した。
ピークは南進が31日と1月2日で、阪和道有田IC―広川南ICで最大10キロ。北進も1月2日で、阪和道印南IC―広川南ICで最大20キロと見込んでいる。
そのほかの主な渋滞予想は次の通り。
【南進】阪和道有田IC―広川南IC=29、30日、1月3日に5キロ
【北進】阪和道印南IC―広川南IC=1月3、5日に10キロ、4、6日に5キロ▽阪和道和歌山北IC―泉佐野JCT=1月2、3、5日に5キロ▽田辺市の田鶴交差点=30、31日、1月2〜5日に4キロ
道路情報は、日本道路交通情報センター(050・3369・6630)で確認できる。
■県管理トンネル緊急点検(YomiuriOnLine滋賀)
◇照明カバー外れなど発見
山梨県の中央自動車道・笹子トンネルの天井板崩落事故を受け、滋賀県が行った緊急の目視点検について、県は21日、県が管理するトンネルのうち4か所で天井の照明灯のカバーが外れるなどの異常が見つかったと発表した。
県道路課によると、県管理のトンネルは48本。いずれも、笹子トンネルのように、天井板を金具でつり下げた構造ではない。点検は3〜7日、トンネル内の歩道などから職員が目視で実施した。
その結果、国道367号の花折トンネル(大津市)で天井に取り付けられた照明灯のカバーが外れていたほか、横山隧道(ずいどう)(長浜市)と片山トンネル(同)で照明灯のボルトの腐食、坂下トンネル(大津市)の天井の電光表示板で事故跡が見つかるなどした。片山トンネルの照明灯は今月中に撤去する。表示板は安全上、問題がないと確認した。
また、トンネル16本には、換気用設備「ジェットファン」など重量物が取り付けられていることから、今月中に打音検査などを行うことにした。その他についても、今年度中に詳細な点検を行う。
12/12/21
■日本は史上15番目の高さ=今年の気温、世界は8番目−気象庁(jiji.com)
気象庁は21日、2012年の日本と世界の天候まとめを発表した。年平均気温の11月までの速報値は、日本は過去30年の平均を0.2度上回り、統計を始めた1898年以来15番目に高かった。世界では0.15度上回り、1891年以来8番目。陸地に限ると0.31度上回り、4番目だった。
日本、世界とも9月の気温が統計史上最高で、日本は30年平均を1.92度、世界は0.25度上回った。近年の高温傾向は、二酸化炭素などの温室効果ガス増加と自然の周期的変動が重なったのが原因という。
12/12/19
■ガソリン価格、3週連続上昇、灯油は4週連続値上がり(asahi.com)
資源エネルギー庁が19日発表した全国のレギュラーガソリンの店頭小売価格(17日時点)は、前週から1リットルあたり0.2円上がって147.4円だった。値上がりは3週連続。暖房用の需要が増えている灯油も、18リットルあたりで前週より11円上がって1671円で、4週連続で値上がりした。調査にあたったみずほ総合研究所は、中東情勢の緊張などから原油相場が国際的に高い水準が続いていることに加え、円安の影響もあり値上がりしたとみている。
■土砂崩れ:国道303号で、通行止め(毎日jp滋賀)
18日午前8時40分ごろ、高島市今津町保坂の国道303号で土砂崩れがあり、高さ約20メートルから崩れた土砂が、長さ約20メートルにわたって幅約6メートルの道路をふさいだ、県警提供。
高島署によると、通行していた車1台に木が落ちたが、けが人はなかった。同国道は高島市と福井県若狭町を結ぶ幹線道路。県高島土木事務所によると、保坂交差点−梅原口バス停三差路間の約6・2キロが全面通行止めになっており、復旧に数日間かかる見通しという。【村山豪、塚原和俊】
12/12/18
■国道303号通行止め 滋賀・高島(京都新聞電子版)
18日午前8時40分ごろ、滋賀県高島市今津町保坂の国道303号で、のり面の土砂が幅約20メートル、高さ5メートルにわたって崩れ、道路が埋まった。
このため現場付近から同町藺生までの約6キロが全面通行止めとなった。
12/12/17
■追加応募も21件止まり 「くさつ景観百選」(京都新聞電子版)
指定が60件にとどまり、草津市が本年度、追加募集している「くさつ景観百選」への新たな応募が約半年で21件にとどまっていることが、このほど分かった。来年6月28日まで募るが、市景観課は「少しでも百に近づくよう、どんどん応募してほしい」と呼び掛けている。
市内の誇りに感じる景観を挙げてもらおうと計画。烏丸半島のハス、史跡草津宿本陣など、有名な場所の多くは選定済みで、追加募集では、市南部の大津市境にある牟礼(むれ)山からの市街地の眺めや、JR南草津駅西口の街路樹が並ぶ街並みなどが寄せられているという。
市は、冬から春、夏へと季節の変化も踏まえた景観も募集している。昨年指定された60件は、市のホームページで確認できる。
「くさつ景観百選」は写真か文章を添え、市景観課TEL077(561)6507へ。
また、昨年度に選定された景観を基にした「くさつ景観百選フォトコンテスト」の作品も募集している。
12/12/16
■もしも科学シリーズ(26):もしも外来生物が攻めてきたら(マイナビニュース)
西日本や九州でセアカゴケグモによる被害が増加している。オーストラリア原産の毒グモで、体長1センチほどながら、かまれて死んだ人もいるというから恐ろしい。
もしも外来生物が攻めてきたらどうなるか?在来種を根絶し、生態系を狂わせ、毒や病気をまき散らし、恐怖に満ちた生活を強いられることになるだろう。
触ると危険な食用生物
外来生物とは、もともと日本に存在しない動植物を指し、わかっているだけでも2,000種を超えるといわれている。そのうち、日本の生態系、ひとの生命・身体、農林水産業へ被害を及ぼすもの(可能性を含む)を特定外来生物と呼ぶ。2004年に公布された外来生物法によって飼育や輸入が規制され、生きている状態であれば、卵、種子、器官も該当する。
特殊な動植物に思えるかもしれないが、アライグマ、ハリネズミ、ウシガエル、ボタンウキクサなど聞き覚えのある名前も多い。また、被害に関する情報不足や、生態系への影響が不明確なため指定されていないが、特定外来生物の候補となっている要注意外来生物もあり、ミドリガメやフェレット、グッピーなどが名を連ねている。
対して、甚大な被害や影響をおよぼす動植物は侵略的外来種と区分され、日本/世界ともにワースト100リストが存在する。日本のワーストリストにはヤギ、ドバト、ニジマス、ハルジオン、ヒメジョオンなど身近な動植物も含まれているから驚きだ。中でも強烈な生物を紹介しよう。
まずはアフリカマイマイだ。東アフリカ原産で、成長すると殻の高さが20センチほどになる世界最大級のカタツムリは、落ち葉や生葉、動物の死骸(しがい)や菌類もエサにする雑食性で、農作物を手当たり次第に食べつくす。乾燥すると半年以上も仮眠で過ごすことができ、気温20℃以上なら10日周期で100〜1,000個もの卵を産む。現在は輸入が禁止されているので要注意外来生物にすぎないが、餌食となった在来種は少なくない。
これだけでもやっかいな害虫なのだが、広東住血線虫(かんとんじゅうけつせんちゅう)という寄生虫を媒介するから迷惑だ。感染すると幼虫が脳や脊髄(せきずい)に侵入し、好酸球性髄膜脳炎(こうさんきゅうせいずいまくのうえん)を引き起こすのだ。2週間ほどの潜伏期の後に、激しい頭痛、麻痺(まひ)、けいれん、こん睡の症状があらわれ死亡することもある。触れるだけでなく、はった跡からも感染する。アフリカマイマイがはった野菜を食べて感染することもあるので油断できない。
アフリカマイマイが日本にきたのは1930年ごろで、目的はなんと食用。きちんと熱処理すれば問題なく、本場フランスでもエスカルゴの代用品として食されているのだが、この話を思い出すと食欲が失せそうだ。
世間を騒がせているアカゴケグモは、α−ラトロトキシンという神経毒で運動神経系と自律神経系を侵す。咬(か)まれた直後はほとんど痛みを感じないが、1時間ほどたつとうずくような痛みが始まる。数時間後には全身に広がり、頭痛、おう吐、呼吸困難などの症状があらわれる。数日で軽減するが、ひとによっては数週間続き、進行性の筋肉まひに発展する場合もあるから楽観視できない。16歳以下の子供や持病のある高齢者には死亡例があるので、病院で血清を打ってもらうのが無難だ。
見えない攻撃
日本の侵略的外来種ワースト100には27種もの植物が挙げられ、中でも極悪なのはオオブタクサだ。北アメリカ原産のオオブタクサはキク科ブタクサ属の一年草で、北海道から九州まで広く分布し高さ3mにも成長する。8〜10月に花をつけ大量の花粉を産生するのだが、これが風でまき散らされブタクサ花粉症の原因となるのだ。
第二次世界大戦後に、アメリカから持ち込まれた物資に付着していたのが始まりと言われ、現在はすっかりと日本に帰化したオオブタクサは、スギ、イネに次ぐ3大花粉症の原因となる。直径6mmの大きな種子が風で運ばれ、広範囲に分布し続けるから根絶は難しい。ひとの生活を脅かすオオブタクサは、植物ながらも侵略の名にふさわしい攻撃力を持っている。
まとめ
マングースはハブ駆除のために持ち込まれたが、役目を果たさないどころか絶滅危惧(きぐ)種のヤンバルクイナの脅威となり、いまや駆除対象となっている。
長い年月をかけてその地に宿った生態系は、自然の奇跡と呼ぶべきだ。安易な操作を続ければ、やがて人間が駆除される日が来るに違いない。(関口 寿/ガリレオワークス)
■ヨシ刈り:琵琶湖守る汗 住友電工の社員ら参加−−近江八幡(毎日jp滋賀)
琵琶湖の環境を良くしようと、来年3月3日開催の「びわ湖毎日マラソン」を特別協賛する住友電工(本社・大阪市)の社員ら約30人が15日、近江八幡市安土町の西の湖湖岸に広がるヨシ群生地で、同社としては初のヨシ刈りのボランティア活動を行った。
本社や県内事業所の社員や家族らが参加。ほとんどがヨシ刈り初体験で、淡海環境保全財団の職員からヨシ刈りの意義や鎌の使い方の指導を受けた後、背丈の倍以上に伸びたヨシ原に入り、刈り取ったヨシを束ねて円錐状に立てかけた。
家族3人で参加した本社社員の堤照司さん(44)=野洲市=は「滋賀に住んで5年になるが、ヨシ刈りは初めて。たくさんの人の協力で琵琶湖が守られているのを知った。家族で参加でき、楽しかった」と汗をふいた。【斎藤和夫】
12/12/13
■消費者特別賞を創設 琵琶湖産加工品の品評会(ChunichiWeb滋賀)
県水産加工業協同組合(大津市)は、琵琶湖特産の魚介類を使った水産加工品の味や加工技術を競い合う県水産加工品品評会に、一般公募の審査員が選ぶ「消費者特別賞」を創設する。今回で30回目を迎える品評会だが、年々出品数が減少。消費者目線を取り入れることでマンネリを打破し、湖魚の加工品作りが再び盛んになることを期待している。
品評会は、つくだ煮、なれずし、新製品、その他の四部門があり、例年、ホテル料理長や県水産課職員らが審査員を務める。昨年は最高賞の農林水産大臣賞に「本諸子山椒(さんしょう)炊き」を選ぶなど十賞二十一点を選出した。
今回、新設する消費者特別賞を決めてもらうため、県内在住の二十歳以上を対象に審査員五人を公募し抽選で選ぶ。
組合によると、出品するのは組合に属する会社や個人。組合員自体が減っていることもあり、十年前の第二十回は百八十五点あった出品数も、前回は百十三点にまで減った。マンネリ化していたこともあり、組合の青年部が「もっと消費者に水産加工品を知ってもらおう」と一般審査員を募集することにした。
審査は草津市渋川の近鉄百貨店草津店で二月十三日午前十時半から行われる。審査では、価格や食卓に乗せたいかなどを基準に選んでもらうことを考えている。受賞作品は、組合など琵琶湖に関わる三団体が二月十六日から五日間、同店で開く初開催の「びわ湖水産祭り」で展示される。
組合事務員の坪倉美樹さん(35)は「多くの人に湖魚の水産加工品の魅力を知ってもらいたいので、ご応募よろしくお願いします」とPRしている。
応募は一月十五日まで。審査員には謝礼としてつくだ煮の詰め合わせを贈る。詳しくは、県のホームページから「第30回滋賀県水産加工品品評会」とサイト内検索するか、水曜日を除く平日午前九時から十二時、午後一時から四時までの間に、県水産加工業協同組合=電077(543)8078=へ。(堀尾法道)
12/12/11
■冷え込み:7地点で氷点下 大津中心部で雪−−彦根気象台(毎日jp滋賀)
冬型の気圧配置の影響で全国的に気温が下がった10日、県内各地で冷え込み、降雪もみられた。彦根地方気象台によると、9観測所のうち7地点で氷点下を記録。主な気温は土山(甲賀市)氷点下2度▽信楽(同)同1・9度▽今津(高島市)、東近江市同0・7度など。
大津市中心部でも午前中は激しく雪が吹き付けた。同気象台によると、各地の主な積雪量は柳ケ瀬(長浜市)34センチ▽今津(高島市)20センチ▽米原市13センチ▽彦根市3センチ。(午後6時現在)【桑田潔、村山豪】
■初雪で彦根城も雪化粧(ChunichiWeb滋賀)
県内では十日、冬型の気圧配置が強まり、県北部を中心に雪が降った。
彦根地方気象台によると、九日に初雪を観測した彦根市では、十日午後四時現在、三センチの積雪。初雪の観測は平年より四日早く、昨年より七日早かった。
このほか、長浜市余呉町柳ケ瀬で三五センチ、米原市朝日で一五センチ積もった。最低気温は彦根市で〇・三度、大津市南小松で氷点下〇・二度など一月下旬並みの寒さを観測。寒さは十二日夜まで続く見込み。
中日本高速道路によると、午前十時四十分ごろ交通量が集中し、名神高速上り線の彦根インターを先頭に約十三キロの渋滞が発生した。
県教委によると、降雪による道路状況の悪化などを受け、長浜市内の県立高校二校が授業開始時間を十〜三十分繰り下げたほか、特別支援学校四校が、通学が難しい一部の児童・生徒を家庭学習にした。
彦根市では彦根城も雪化粧。白く染まった城に見入る観光客や地元住民もいた。
同市の会社員女性(21)は「見慣れた彦根城がいつもと違う景色になってとてもきれい」と話した。(生田有紀)
■県北部 まとまった雪(YomiuriOnLine滋賀)
◇大津市街地にも舞う
非常に強い寒気の影響で、県内でも9日夕から10日にかけ、北部を中心に今冬初めて、まとまった雪が降り、彦根城(彦根市)や長浜城(長浜市)は雪化粧した。
彦根地方気象台によると、10日午後4時現在で、積雪が確認されたのは柳ヶ瀬(長浜市余呉町)34センチ、今津(高島市)21センチ、米原15センチ、彦根3センチなど。市街地でまとまった雪が観測されたのは今シーズンはこの日が初めてという。大津市の市街地でも時折、吹雪のように雪が舞った。
同気象台によると、10日の最低気温は、土山(甲賀市)が氷点下2度、信楽(同)同1・9度、東近江同0・7度、米原同0・5度、長浜同0・2度、大津、彦根がともに0・3度と冷え込んだ。
県北部は11日も寒気が残り、雪が降ったり止んだりの天候となるという。
彦根市の彦根城では、国宝の天守がうっすら雪化粧。一方、長浜市高田町の市立長浜小では、雪が舞う中、児童たちが傘をさしながら元気いっぱいで登校した。5年の早野悠斗君(11)は「休み時間に友達と雪合戦するのが楽しみです」と笑顔を見せていた。県教委によると、10日は雪の影響で一部の学校で、始業時間が遅らされたほか、急きょ家庭学習などに振り替える措置もとられた。
12/12/10
■「原発ゼロ社会」支持訴え 未来・嘉田代表、湖国での第一声(京都新聞電子版)
日本未来の党の嘉田由紀子代表(滋賀県知事)は9日、大津市の琵琶湖岸で、衆院選公示後初めて湖国で声をあげた。県政改革の実績を強調し、「原発ゼロ社会を琵琶湖から発信し、国政政党として声をあげなければならない」と地元の有権者に支持を訴えた。
嘉田代表が知事の立場で塾長を務めている「未来政治塾」の塾生や県議ら約50人が集まった。
嘉田代表は「多くの力のある政治家と力を合わせて子どもたちの命と未来を守る」と新党結成に理解を求めた。卒原発への具体的な工程や原発ゼロの経済的影響を抑える対策を説明し、他党との違いをアピールした。
党首と知事の兼務に疑問の声が出ているが「滋賀の経験を国政に生かすためにも知事を続けながら国政政党としてがんばりたい」と決意を示した。
■嘉田代表 寒〜い琵琶湖にたった20人(Daily Sports Online)
日本未来の党の嘉田由紀子代表(62)は9日、滋賀県大津市で、公示後初めてとなる地元での街頭演説を行った。
琵琶湖畔でマイクを握った嘉田代表だったが、この日は寒風が吹き荒れ、じっと立っているのも辛いほどで、集まった聴衆はプラカードを持った支援者ら20人ほどだった。嘉田氏は「再稼働ゼロ、10年間で廃炉。電気代の上がらないしくみを3年で作る」と「卒原発」を訴えたが、聴衆の男性は「嘉田知事の今回の行動自体に疑問がある」と冷ややかだった。
■県内初の生物多様性フォーラム(滋賀報知新聞ネット版)
=来年1月に=
県、生物多様性協働フォーラム事務局主催による「第六回生物多様性協働フォーラム(共生のビジョンを広域的な視点から考える)」が来年一月十二日、大津市のピアザ淡海で開催される。滋賀県では初めて。
このフォーラムは、生物多様性のゆたかな社会を関西から発信しようと、昨年度から関西各地で計五回開催され、様々な角度から議論が重ねられてきた。
今回は「自然のつながり」に注目し、既存の枠組みを超えた新たな連携や、社会システムを通じた参画のあり方など、生物多様性の基盤づくりについて考える。当日は、米原市長の泉峰一氏、兵庫県豊岡市長の中貝宗治氏による講演のほか、滋賀県知事の嘉田由紀子氏がコーディネーターとなり、パネルディスカッションが行われる。
内容的には、講演として「水源の里からはじめる“スローウォーターなくらし”」(講師=泉峰一・米原市長)、「コウノトリと共に生きる〜豊岡の挑戦〜」(同=中貝宗治・兵庫県豊岡市長)、事例報告として前垣壽男・西条酒造協会理事長、山ロ美知子・kikito湖東地域材循環システム協議会副事務局長)が予定されている。
またパネルディスカッションのパネリストとして泉・米原市長、中貝・豊岡市長、中井克樹・県立琵琶湖博物館専門学芸員、三橋弘宗・兵庫県立人と自然の博物館主任研究員、西田貴明・三菱UFJリサーチ&コンサルティング(株)研究員、コーディネーターとして嘉田知事が参加する。問い合わせ・申し込みは、三菱UFJリサーチ&コンサルティング(TEL06―7637―1480)へ。
12/12/09
■ヨシ刈り:新芽の成長促進 200人参加−−東近江・伊庭内湖岸(毎日jp滋賀)
鳥や魚が住みやすい自然環境を作ろうと、東近江市伊庭町の伊庭内湖湖岸にあるヨシ群生地で8日、周辺自治会やボランティアらがヨシ刈りを行った。伊庭の里湖(さとうみ)づくり協議会の呼びかけで、約200人が約3時間かけ2ヘクタールのヨシを刈り取った。
ヨシ刈りは水質浄化に役立つヨシの新芽の成長を促すため。参加者たちは寒風吹きすさぶ中、背丈の倍以上に伸びたヨシを鎌で刈り取り、束ねて円錐状に立てかけた。刈り取ったヨシは再生紙などに利用される。
昨年に続いて参加した地元の藤原貴美子さん(46)は「滋賀特産のヨシが良く育つようにと、今年も汗を流させてもらった。エコにも役立つのでやりがいあり、楽しいです」と話していた。【斎藤和夫】
■新区間の開通祝う 大津の志賀バイパス(ChunichiWeb滋賀)
琵琶湖西岸を南北に走る国道161号志賀バイパスの大津市北小松−北比良間の三・四キロが八日開通し、近畿地方整備局や県などが、同市南小松の小松小体育館などで開通式を開いた。
嘉田由紀子知事や越直美大津市長、地域住民の代表らが出席。工事経過の報告の後、出席者全員で万歳三唱して完成を喜び、開通区間へ移動してテープカットもした。
大津北署のパトカーの先導で、国土交通省のパトロールカーなどが通り初めのパレードをした。(安永陽祐)
12/12/08
■打音検査で異常なし 尾鷲の国道42号矢ノ川トンネル(ChunichiWeb三重)
国土交通省紀勢国道事務所は七日、中央自動車道笹子トンネル天井板崩落事故を受け、尾鷲市の国道42号矢ノ川(やのこ)トンネルで実施した緊急点検の結果について、通行の支障となる異常はなかったと発表した。
点検は五日夜から六日朝にかけ実施。天井板のつり金具や固定金具、周辺のコンクリートなどについて、目視やハンマーによる打音検査で異常がないかを確かめた。劣化がみられた天井板の一部には補強シートを貼った。(中西康)
■「コハクチョウなう!」好評 目撃情報共有アプリ(ChunichiWeb滋賀)
長浜市今西の道の駅みずどりステーションと湖北野鳥センターが、県内のコハクチョウの目撃情報を共有できるアプリケーションソフト「コハクチョウなう!」を開発した。「居場所が一目で分かる」と愛鳥家に好評だ。無料で提供している。
投稿者が地図に、目撃した時間と何羽いたか、何をしていたかなどを書き込む仕組み。最近十日間の履歴が表示され、新しい情報は色が濃く、古くなると薄くなる。昼間は琵琶湖でなく、田んぼにいることが多いなど、傾向が分かる。目的地までの道案内もしてくれる。
開発のきっかけは、道の駅や湖北野鳥センターに、コハクチョウの居場所を尋ねる問い合わせが多いこと。道の駅の田辺理人駅長(28)によると、ピーク時の一月には一日三十〜四十件問い合わせがあるという。
職員だけでは、四六時中コハクチョウの位置を確認できないため、愛鳥家や写真愛好家らと情報を共有しようと、岐阜市のソフト開発・販売のテクノアと共同開発した。
田辺駅長は「毎日の記録を蓄積して、学術的な利用もできれば」と期待する。
問い合わせは道の駅湖北みずどりステーション=電0749(79)8060=へ。(塚田真裕)
12/12/07
■草津で「おうみふなずしサミット」−試食・講話で若い世代に伝統食アピール(びわ湖大津経済新聞)
滋賀県の名産品「ふなずし」を紹介する「おうみふなずしサミット2012」が12月7日、立命館大学びわこ・くさつキャンパス(草津市)で開催された。主催は立命館大学学生起業団体E-LOHA。
開催は今年が初めて。ふなずしを知らない、口にしたことのない若い世代に広く知ってもらおうと行った「ふなずし試食会」には約100人の学生が参加。「ふなずし」用のフナを捕獲する漁法や歴史、漬け方についての講話のほか、ふなずし由来の乳酸菌や乳酸菌発酵食品に関するさまざまな研究、学術的な見解も発表された。
同サミット委員会の今井貴裕さんは名古屋出身で、滋賀に住んでまだ3年余り。「滋賀にはまだまだ希少価値の高いものがたくさんある。若い世代をはじめ、ふなずしの食わず嫌いや臭いが苦手というイメージを持つ人も多い。滋賀の魅力を、県外はもとより県内でもより一層PRしたくなった」と思いを語る。「製造元が変わることで、漬け方やにおい、風味までも変化する。多様性のある商品だからこそ需要喚起につながる」と今後の販路の開拓にも意欲を見せる。
「『ふなずし』とはどんなもの?」というテーマで講話を行った「鮒寿し魚治」(高島市)の左嵜謙祐さんは「ふなずしは日本のチーズとも言われ大変歴史ある伝統的な食べ物。最近では『ワインに合うふなずし』をとソムリエの方からも注文が入る」と話した。
委員会では今回の経験も踏まえ、「2回目も企画したい」としている。
■国道161号志賀バイパス8日に全通(YomiuriOnLine滋賀)
◇北小松―北比良3.4キロ完成
大津市湖西地区を南北に結ぶ国道161号志賀バイパスの北部区間(北小松―北比良、3・4キロ)が8日午後3時、2車線(片側1車線)で開通する。これにより、志賀バイパスは全区間(6・4キロ)が開通する。
志賀バイパスは2001年に南部区間(北比良―荒川、3キロ)が開通。湖西道路、西大津バイパスを経て京都・山科まで信号なしで結ばれている。
国土交通省滋賀国道事務所によると、未開通区間の国道161号は夏の観光シーズン、最長約10キロ渋滞し、通過に1時間近くかかっていた。北部区間開通で、利便性が改善され、同国道の混雑解消や事故の減少、騒音低減も期待されるという。
途中には「近江舞子ランプ」「小松ランプ」の2か所の出入り口が設けられ、近江舞子ランプと同国道とを結ぶ市道も同時開通する。
12/12/06
■和歌山県内4カ所点検 つり下げ天井トンネル(わかやま新報ネット版)
山梨県の中央自動車道笹子トンネルで起きた天井板崩落事故で、 県内でよく似た構造のトンネルが高速道路3カ所、 国道1カ所にあることが分かり、 西日本高速道路関西支社や県が緊急点検を行っている。
対象のトンネルは阪和自動車道の海南インターチェンジ (IC) ―下津IC間にある藤白の下り線 (延長約2・1?)、下津IC―有田IC間の上下線 (上り延長約3・8?、 下り延長約4・0?)、 橋本市と大阪府河内長野市を結ぶ国道371号紀見(延長約1・5?)。
西日本高速道路関西支社によると、事故を受けて3日に長峰上り線、4日に藤白と長峰の両下り線のダクト内、5日に長峰上り線、6日に藤白と長峰の両下り線の排気設備の台座部分で近接目視、打音、触診による点検を実施。4日までに異常は見つかっていない。 県は5日に紀見の緊急点検を行った。
■コハクチョウ:冬の使者、舞う 夕暮れの湖上に群れ(毎日jp滋賀)
茜(あかね)色の空を横切る影三つ−−。夕暮れの琵琶湖上を舞うコハクチョウの群れだ。繁殖地のシベリアから約3000〜5000キロの海を越えて来た「冬の使者」たちがいま、湖北地域に飛来し、水辺で長旅の疲れを癒やしている。
「湖北野鳥センター」(長浜市湖北町今西)によると、冷たい北風「雁(かり)渡し」が吹き始めた10月9日に1羽が今季初飛来。現在約160羽が確認されている。
飛来地は琵琶湖中部の湖東地域が南限とされている。今月の「クリスマス寒波」の頃に飛来数が一気に増えそうだが、同センターは「今年はまだ少ない。北陸地方など国内北部の地に行ってしまったハクチョウもいるのでは。これからたくさん飛来してほしい」と期待する。
例年、湖全体で400〜500羽が越冬、優美な白い姿が湖を彩る。翌年2〜3月、春近い湖からシベリアへ旅立つという。【桑田潔】
12/12/04
■志賀バイパスの北小松−北比良間、8日開通(ChunichiWeb滋賀)
大津市北部を走る国道161号志賀バイパスの北小松−北比良間の三・四キロが、八日午後三時に開通する。これまで付近の幹線道路は161号本道の一本しか走っておらず、開通により交通渋滞の緩和へ期待がかかる。
志賀バイパスは、大津市中部を走る湖西道路に接続する形で、〇一年に荒川−北比良間の三・〇キロが開通。今回新たに開通する三・四キロの区間は、国交省が〇五年から工事を進めてきた。当面は片側一車線となる。
国交省滋賀国道事務所によると、これまでバイパスが開通していなかった北小松−北比良付近の161号本道では、観光シーズンには最大で八・八キロ、通過に四十分かかる大渋滞が発生していた。新たにバイパスが延長される形となり、交通事故の減少や、騒音の低減も期待される。(滝田健司)
12/12/03
■ヨシ刈り:束ねて「丸立て」次々−−高島・針江浜(毎日jp滋賀)
◇冷え込み、湖国冬の装い
湖岸の三大ヨシ原の一つ針江浜(高島市新旭町、約3ヘクタール)で2日、ヨシ刈りが行われ、電柱状に束ねて数本を立て掛ける「丸立て」が次々とでき、冬景色を描き出した。
高さ約4メートルに伸びて枯れたヨシは、刈り取って乾燥させて利用する。湖岸は早春に焼いて春に再生の芽吹きを促す。水質浄化作用と多様な生き物の生息、産卵場所として、ヨシ原はヨシ刈りとヨシ焼きで維持されてきた。
地元の針江生水(しょうず)の郷(さと)委員会やガールスカウト第30団、企業などのボランティアら計約160人が参加し、約2ヘクタールを刈った。カマや草刈機でアシや雑草の混じったヨシ原をかき分けると、幕が開いたように琵琶湖が姿をのぞかせた。【塚原和俊】
■熱気球:28基、ゆらり散歩 15キロ1時間の琵琶湖横断大会(毎日jp滋賀)
◇冷え込み、湖国冬の装い
冷気を突いて熱気球28基が琵琶湖横断−−。2日早朝、高島市安曇川町の近江白浜湖岸から熱気球の一団が次々離陸し、約1時間後に南南東約15キロの対岸の近江八幡市の安土城北方の水田地帯に全基無事着陸した。
日本気球連盟公認の第36回大会。離陸地付近は北北西の微風に恵まれて絶好の日和。午前6時ごろは1度と冷え込んだが、空が白み始めると青空が広がった。1日は風雨で中止になり、関西や北陸、北海道などから集まった愛好家は湖上散歩を満喫していた。
◇伊吹山ふもとで氷点下2・9度
この朝は各地で冷え込み、彦根地方気象台の観測では、伊吹山ふもとの米原市朝日で氷点下2・9度。彦根市では平年より3・6度低い1・1度で今季一番の冷え込みだった。【塚原和俊】
■熱気球30チームが琵琶湖横断(ChunichiWeb滋賀)
空の旅を楽しむ熱気球琵琶湖横断が二日開かれ、高島市安曇川町近江白浜の琵琶湖岸から対岸の東近江市能登川へ、カラフルな熱気球がふわりと飛び立った。
愛好家でつくる実行委員会が毎年開いている。三十六回目の今年は約三十チームが参加。熱気球が飛び立つ湖岸には多くのカメラマンや家族連れが訪れ、にぎわった。
バーナーから熱風を送られ膨らんだ熱気球が宙に浮かぶと、見物していた人たちが一斉に「飛んだ!」と笑顔で声を上げた。
同町青柳の青柳小学校では熱気球体験があり、約百七十人が参加。同市マキノ町から父の会社員磯部美樹夫さん(47)と一緒に来た瑞樹君(9つ)と寛樹君(7つ)兄弟は「高くて面白かった」と喜んでいた。(山口哲)
■びわ湖検定に855人が挑戦(ChunichiWeb滋賀)
滋賀の自然、歴史、文化などの知識を問う「びわ湖検定」が二日、立命館大びわこ・くさつキャンパスや県庁など県内四会場で開かれ、八百五十五人が受験した。
五回目の今回はリピーターの獲得を狙い、一級合格の基準となる正答率八割に満たなくても、六割を正解すれば「準一級」合格とし、二級と三級でも過去の受験者には五点を加点する新たな制度を導入。三級には「バイカモが見られる米原市の川は」(答えは地蔵川)などの問題が出題された。
検定は、県や企業などでつくる実行委員会の主催で二〇〇八年から開始。今年の受験者は一級に九十三人、二級が三百四十二人、三級は四百二十人だった。合格発表は来年一月三十日で、受験者に結果が発送される。(滝田健司)
12/12/02
■彦根旧港湾にアフリカ産の魚見つかる(ChunichiWeb滋賀)
彦根市の彦根旧港湾の琵琶湖で、漁業者の外来魚駆除用の投網にアフリカ原産の外来魚ポリプテルスの一種がかかった。彦根市の県水産試験場が発表した。観賞用に出回っている魚が放流されたとみている。琵琶湖では越冬できないとみられるが繁殖の可能性がないとは言い切れず、試験場は外来魚の放流をしないようあらためて警鐘を鳴らす。
試験場によると、初めて捕獲された外来魚は、集計を始めた一九九四年以降、これで三十九種目(同年以前に確認されたオオクチバスやブルーギルなどを除く)。これまで、アメリカナマズの別名を持つチャネルキャットフィッシュや南米大陸原産のピラニアなどがいる。
今回の魚は体長三六・七センチ、体重四〇二グラム。アフリカの沼や流れの緩やかな河川にすみ、植物の間に二百から三百個の卵を産む。昆虫や無脊椎動物、カエルや魚を捕食する。日本でも観賞用として流通しており、大型の種類では一メートル近くになるという。
アフリカの熱帯・亜熱帯地域の水温に適した魚で、試験場は琵琶湖では越冬できないとみている。ただ、担当者は「琵琶湖の中でも温排水が出る工場付近などで繁殖する可能性がないわけではない。生物は適応性もあるので非常に危険」と説明。さらに「新たな病気が持ち込まれる可能性もあるし、本来いない魚が一時的にもすむことによって本来食べられなかった魚が食べられてしまう。琵琶湖にいない魚を放流すると生態系に影響する。絶対、無責任に放流しないでほしい」と訴える。(堀尾法道)
12/12/01
■志賀バイパス、8日に開通 大津・北小松−北比良の3・4キロ(京都新聞電子版)
大津市の国道161号志賀バイパスで、北小松−北比良の3・4キロが8日午後3時に開通し、同バイパスは全線が通行可能となる。滋賀国道事務所は「渋滞解消や騒音抑制、交通事故防止につながる」としている。
新たに開通する区間は志賀バイパスの北側区間で、国が2005年度に着工した。総事業費は635億円で4車線を整備する計画だが、交通量を考慮して暫定的に2車線で使用を開始する。
志賀バイパスは北小松−荒川を結ぶ6・4キロ。南側区間の北比良−荒川(3キロ)は01年から通行可能となっている。国道161号の西大津バイパスと湖西道路に接続しており、京都市方面と湖西地域を結ぶ道路網の利便性が高まることになる。
同事務所によると、志賀バイパスと並行する国道161号は、環境基準を超える騒音が起きており、琵琶湖のレジャー客やスキー客などの車で夏や冬は激しい渋滞が発生している。
■志賀バイパス:北小松−北比良間、8日に開通(毎日jp滋賀)
大津市北部で国土交通省が工事を進めてきた国道161号志賀バイパス北小松−北比良3・4キロが8日午後3時に暫定2車線で開通する。05年度着工。11年度中に完成予定だったが、工事中に大岩が出てきて遅れた。総事業費は635億円。161号の混雑緩和などが期待される。開通後も現161号は当面平行する。【千葉紀和】
大津市北部で国土交通省が工事を進めてきた国道161号
■大津市:琵琶湖の眺望守れ 高さ規制、強化検討 観光振興狙い、「15メートル」拡大も(毎日jp滋賀)
大津市は、琵琶湖岸にある建築物の高さ規制を強化する地域の拡大について、来年度までの2カ年で検討する方針を決めた。琵琶湖が見える眺望を生かした街づくりで観光振興を図る狙いで、昨年から一部の商業・工業地域で実施している高さ45、31、15メートルの3段階の規制のうち、最も厳しい15メートル地域を増やすことなどを検討する。【千葉紀和】
越直美市長が主導して6月に発足した庁内連携チーム・観光振興プロジェクト会議が、「オンリーワン(びわ湖)を活(い)かす観光」として打ち出した。
湖岸の高層マンション建設増加を受けて、市は学識経験者らによる検討委で08年から高さ規制案を議論し、昨年1月に湖岸部を中心に容積率400%以下の商業地と工業地で3段階の規制を始めた。ただ、最も厳しい高さ15メートルの規制は、堅田地区の浮御堂周辺と、以前から規制がある石山寺周辺に限られ、琵琶湖が見えないとの声も依然出ているという。
このため同会議は、琵琶湖を見通せる景観をアピールするとして、高さ規制拡大や眺望確保策を検討し、13年度中に素案をまとめる方針を決めた。また、琵琶湖や比叡山を見通せる「大津眺望回廊(仮称)」を設定して観光ルート化も進める。
このほか、湖上観光の充実として雄琴港への大型観光船寄港を検討するほか、志賀地域の地域資源活用、大津港周辺のにぎわい創出も推進する。