琵琶湖の湖底に流れ着いたバスフィッシング関係のいろんな情報をお届けします。中にはヘド
ロの底からすくい上げた情報もあります。このコーナーの情報はすべて信頼の置けるニュース
ソースから発信されたものですが、真偽の程は未確認であることをご承知置きください。
琵琶湖の湖底から
(2015/03)
15/03/31
■オオクチバスの環境適応力の高さを解明 近畿大学水産学科准教授・光永靖らの研究成果(近畿大学HP)
近畿大学農学部(奈良県奈良市)水産学科准教授・光永靖(みつなが やすし)の研究グループは、特定外来生物であり、琵琶湖の生態系にも影響を及ぼすと考えられているオオクチバスについて調査を行ったところ、その環境適応力の高さが明らかになりました。
【研究のポイント】
●琵琶湖の生態系に影響を与える特定外来生物・オオクチバスの環境適応力の高さを解明
●オオクチバスの拡散防止はリリース(再放流)禁止が必須であることを確認
【研究の概要】
本研究は、平成23年度(2011年度)から平成25年度(2013年度)にかけて滋賀県から委託を受けていた、「オオクチバス稚魚発生抑制研究」での成果の一部です。滋賀県では条例によりオオクチバスのリリース(再放流)が禁止されています。
今回、琵琶湖で特別に許可を得て、超音波発信機を体内に埋め込んだオオクチバスを、捕獲地点から離れた場所に移送し、放流しました。湖に設置した受信機によってオオクチバスの動きを追跡したところ、半数以上が捕獲地点に戻ってきた一方で、戻ってこなかった個体は再放流した場所にとどまることなく、他に住みやすい環境を見つけ、移動したことが判明しました。
これらの結果から、オオクチバスは新しい場所にもすぐに適応しうるため、拡散防止にはリリース禁止が必須であることが確認されました。
なお今回の調査内容につきましては、東京海洋大学品川キャンパスで行われる日本水産学会春季大会 にて、3月29日(日)11:00〜15:00、光永らによるポスター発表が行われます(タイトル:「超音波テレメトリーによるオオクチバスの回帰・固執行動」)。
【研究の背景】
オオクチバスは北米原産の外来魚で日本各地に拡散しており、平成17年(2005年)環境省から特定外来生物に指定されました。
琵琶湖でも、昔から在来種(ニゴロブナやホンモロコ)を含む淡水魚の漁業が盛んでしたが、オオクチバスなどの外来魚による生態系への影響が懸念されてきました。滋賀県は琵琶湖の漁業者と協力し、電気ショッカーや刺し網による駆除を行っています。一方で、オオクチバスの行動特性については不明なところが多く、有効な拡散防止策には至っていませんでした。
【研究の詳細】
光永らは、捕獲したオオクチバス20尾(全長35〜52cm)の体内に外科的手術で超音波発信機を埋め込み、捕獲地点から1km離れた同岸沿い、7km離れた同岸沿い、3km離れた対岸沿い、同じく3km離れた湖中央の4グループに分けて再放流しました(右図)。
湖に設置した受信機によってオオクチバスの動きを追跡したところ、再放流した20尾のうちの11尾が、最短で4日、最長で174日かけて捕獲地点に戻ってきました。一方で、捕獲地点と反対の方向に移動するものや対岸まで移動するものなど、捕獲地点に戻ってこなかったものの動きはまちまちでした。これは、わざわざ捕獲地点まで戻らなくても、住み慣れた捕獲地点と同じような湖底の地形や餌の豊富さなどを持つ良い環境を見つけ、そこで生息することにしたと考えられます。また戻ってきたもののなかでも、南湖の端から端まで10km以上移動した末にようやく捕獲地点にたどり着いたものや、せっかく捕獲地点にたどり着いてもまた別の場所に移動するものもいました。
これらの結果から、オオクチバスはもと居た地点に一定のこだわりを見せる一方で、新しい場所にもすぐに適応しうるため、これ以上の拡散を食い止めるためにはリリース禁止が必須であることが確認されました。
ご参考:オオクチバスについて
北米原産の外来魚で、全長40〜60cm程に成長します。ブラックバスの一種で、名前のとおり口が大きく、上アゴの後端が目の後縁より後方に位置しています。肉食性で、甲殻類や魚類を捕食します。滋賀県では昭和49年(1974年)に彦根市沿岸で初めて確認され、昭和54年(1979年)には琵琶湖全域に拡大し、昭和58年(1983年)頃に大繁殖しました。
15/03/30
■ワタカ:「大きく育って」 観光船から2000匹を放流 大津(毎日jp滋賀)
琵琶湖固有種の淡水魚「ワタカ」を放流するイベントが開かれた。午前と午後に分かれて親子連れなど計約120人が観光船に乗り、湖上で生後8カ月の稚魚計2000匹を放流した。 ワタカの主食は水草。南湖で深刻な問題となっている外来水草の異常繁茂対策...
■0・9キロ区間開通 国道8号塩津バイパス(ChunichiWeb滋賀)
長浜市西浅井町で整備が進む国道8号塩津バイパスのうち、同町塩津浜の〇・九キロ区間が完成。二十九日、開通式があった。
バイパスは、同町塩津浜から同市木之本町飯浦までの全長三・五キロ。一九八九年度に着工し、九六年度には飯浦から一・五キロ区間が先行して完成している。国が、積雪や事故で北陸自動車道が通行止めになったときの代替路確保などを目的に整備。総事業費は百二十三億円。
この日、開通した区間は国道8号の南側を通る。車道は片側一車線で、道路北側には幅三・五メートルの歩道を整備。国道には歩道がなく、急カーブもあり事故が多かったが、バイパスは見通しも良く、事故の減少が期待される。琵琶湖を見渡せるウオーキングコースのルートとして観光客の増加も見込む。
開通式には関係者ら百人以上が出席し、テープカットやくす玉割りをして開通を祝った。式典後には「渡り初め」もあり、早速完成した道路を歩いていた。
地元に住む石田龍輝君(8つ)は「完成したばかりの道路を歩けてうれしい。琵琶湖もきれい」と話し、母親の朋実さんは「歩道もきちんとできて親としても安心です」と開通を喜んでいた。
残り一・一キロ区間は国道8号を拡幅し、早期の完成を目指す。(山中正義)
15/03/29
■塩津バイパスの一部開通 滋賀・長浜、住民ら通り初め(京都新聞電子版)
滋賀県長浜市西浅井町塩津浜の国道8号塩津バイパスの一部が29日、開通した。地元住民にとっては念願で、開通式後には住民や関係者が新しい道を歩いて通り初めをした。
バイパスは塩津浜−同市木之本町飯浦間の全長3・5キロ。1989年度から総工費123億円をかけて国土交通省が工事を進めている。今回は残り区間2キロのうち0・9キロが開通した。
従来の国道は集落に沿って通り、道が狭くカーブも多いため、渋滞が起こることがあった。また、大型車が走ることで振動が発生したり、民家に大型車が突っ込む事故も発生した。新しい道路は南側の琵琶湖沿いを通る幅8・5メートルの2車線で、北側に幅3・5メートルの歩道も設け、住民の安全が確保できた。
開通式には、地元住民や議員ら関係者約100人が出席。雨の中、テープカットがあり、その後、新しい道を出席者が歩いた。塩津浜津自治会の平塚正人会長(67)は「地元の長年の願望がかなった。残り区間も早く整備してほしい」と話していた。
■疏水下り、歴史遺産に歓声 大津−京都、体験ツアー試験運航開始(京都新聞電子版)
大津市と京都市を結ぶ琵琶湖疏水に観光船を渡す体験ツアーの試験運航が28日、始まった。行楽日和となった初日は応募で選ばれた市民約70人が乗船。60年以上通船が途絶えていた歴史遺産に、久しぶりに歓声が響いた。
琵琶湖から京都に水を引き込む同疏水は、1885(明治18)年から約5年かけて建設された。一時、物資運搬や観光のための通船があったが、1951年に途絶えた。
観光船の復活は両市などが企画。試験運航は、第1疏水の大津から京都市左京区の蹴上までの約7・8キロに3コースを設け、5月6日までの土日と祝日に実施する。乗船者の募集は終了しており、1152人の定員を大幅に上回る約1万9千人が全国から応募したという。
第1便は、午前9時15分、京都市上下水道局疏水事務所大津分所(大津市大門通)から出発。12人の参加者が音声ガイドのイヤホンの説明を受けた後、2船に分かれて乗り込んだ。大阪府高槻市の会社員竹内靖さん(56)は「山科で育ち、疏水付近が遊び場だったので乗れるだけで幸せ。観光船は疏水の歴史を広く知ってもらう良い機会」と話していた。夫婦で乗った南丹市の藤原隆司さん(64)は「トンネルを抜けて明るい青空が広がるところや、曲がった水路をゆったりと行くところが良かった」と感動した様子だった。
大津から出発するコースでは、2キロ以上ある「第一トンネル」の重厚な雰囲気や、桜の名所として親しまれている沿線の景観を楽しめるという。
27日には両市の市長ら関係者による記念式典が行われ、試験運航を祝った。
■沖島の漁業を身近に感じて 近江八幡、家族連れら漁場巡り(ChunichiWeb滋賀)
琵琶湖最大の島で、離島振興法に基づき離島振興対策実施地域の指定を受けている近江八幡市の沖島で二十八日、島の主産業の漁業に触れる体験事業があった。琵琶湖の水揚げ量の半数を占める沖島漁業を身近に感じてもらおうと、市が企画した。
市内外から家族連れら九組、二十五人が参加。沖島漁協が用意した漁船に四、五人ずつ乗り込み、島周辺の漁場を巡った。前日までの悪天候や水温の低さなどから仕掛けができず、漁業体験はできなかったが、船上で漁場や漁の方法などを漁師から聞きながら、穏やかな湖上遊覧を楽しんだ。
両親と参加した桐原小二年、三箇拓海君(8つ)は「琵琶湖は大きかった。漁は大変だと思った」と話していた。(前嶋英則)
15/03/28
■琵琶湖疏水観光の春、幕開け(YomiuriOnLine)
大津市と京都市を結ぶ琵琶湖疏水(そすい)で始まる観光船試験運航(28日〜5月6日)のオープニングセレモニーが27日、大津市で行われた。
船を運航する両市などの約30人が参加。越直美・大津市長は「琵琶湖の水が京都に通じているという自然や歴史的価値を多くの人に感じてもらい、観光を盛り上げていければ」と語った。
その後、両市長ら8人乗りの第1便が、京都市上下水道局疏水事務所大津分所前(大津市大門通)を出発。蹴上下船場(京都市山科区)までの7・8キロを約1時間かけて下った。
試験運航は土・日曜、祝日に実施。乗船モニター(1152人)の募集は終了し、1万9033人の応募があった。
■琶湖疏水:春うらら…京都までの水路楽しむ「船下り」(毎日jp)
琵琶湖の水を京都に送る水路「琵琶湖疏水(そすい)」で28日、小型観光船(6人乗り)の試行運航が始まった。疏水に「船下り」が復活するのは64年ぶり。大津市と京都市は反響などを踏まえて本格運航を決める。第1便は午前9時15分に琵琶湖側の大津市を出発し、トンネルを抜けながら蹴上(京都市山科区)まで7.8キロを約1時間かけて進んだ。
琵琶湖疏水は1890年、飲料水供給や水力発電などを目的に完成。人や貨物などを運ぶ船も就航していたが、鉄道の普及で1951年に廃止された。
疏水沿いには桜並木や歴史的建造物があり、大津、京都両市は2014年、観光資源としての採算性などを探るプロジェクトチームを設立。桜の季節に合わせて実際に客を乗せ、意見や感想を聞くことにした。試行運航は5月6日までの土日祝日、計16日間。募集定員計1152人に対し、全国から1万9033人の応募があった。
この日は、まだ桜はつぼみ。京都府南丹市の会社員、藤原隆司さん(64)、真理子さん(64)夫妻は第1便の先頭に乗り「トンネルの中はひんやりしていた。桜が満開になったら、とてもきれいだと思う」と話した。【竹下理子】
■琵琶湖疏水下り、一足お先に オープニングセレモニー(ChunichiWeb滋賀)
大津、京都両市を結ぶ琵琶湖疏水(そすい)を使った船下りの試行運転開始を28日に控え、大津市大門通の京都市上下水道局疏水事務所大津分所で27日、オープニングセレモニーが催された。
大津市の越直美市長と京都市の門川大作市長ら関係者が出席。テープカットの後、ボートに乗り込んだ両市長は一足先に琵琶湖疏水下りを楽しんだ。
疏水下りの乗船モニターには、これまで計約1万9000人の応募があり、倍率は約16・5倍となっている。当選者には予約確認書が発送される。(安永陽祐)
■国道8号塩津バイパス29日一部追加開通 滋賀・長浜(京都新聞電子版)
滋賀県長浜市西浅井町塩津浜の国道8号塩津バイパスの一部が、29日午後3時に開通する。集落沿いを通っていた道路が湖岸に移り、円滑に通行できる。
バイパスは同市塩津浜−木之本町飯浦間の全長3・5キロで、国土交通省が1989年度から総工費123億円をかけて工事を進めている。うち藤ケ崎トンネルを含む1・5キロが96年に開通しており、今回は残り2キロのうち0・9キロが開通する。
新しい道路は、塩津浜の集落の南側を通り、琵琶湖をまたぐ116メートルの「塩津港大橋」を含む。幅8・5メートルの2車線で、北側に幅3・5メートルの歩道も設け、住民の安全を確保する。
午前10時から関係者による開通式がある。
■GWの渋滞、後半の5連休に集中か 高速道路4社が予測(asahi.com)
高速道路4社は27日、ゴールデンウィーク期間(4月25日〜5月6日)の渋滞予測を発表した。混雑は後半の5連休(5月2日〜6日)に集まるとみている。
全国で10キロ以上の渋滞は330回(前年実績284回)、うち30キロ以上の激しい渋滞は39回(同33回)と予測。ピークは上りが5月3〜5日、下りが2、3日になりそうだ。
特に激しい渋滞は、関越自動車道下り花園インターチェンジ(埼玉県深谷市)で、3日午前8時ごろに50キロ、神戸淡路鳴門自動車道上り舞子トンネル(神戸市)で5日午後6時ごろに50キロと予測する。東日本では善光寺(長野市)で7年に1度の「御開帳」があり、上信越自動車道で渋滞が長くなるとみている。
15/03/27
■5月2〜5日がピーク=大型連休の渋滞予測−高速道路4社(jiji.com)
東日本、中日本、西日本、本州四国連絡の高速道路4社は27日、ゴールデンウイーク期間(4月25日〜5月6日)の渋滞予測を発表した。渋滞のピークは、下りが5月2〜3日、上りが同3〜5日となる見通し。
期間中に予想される10キロ以上の渋滞回数は、上下線で330回(昨年実績284回)。このうち30キロ以上は39回(同33回)。天候不良の日があった昨年より多くなると予測している。
最も長い渋滞は、下りが5月3日午前8時ごろ関越自動車道の花園インターチェンジ(埼玉県深谷市)付近を先頭に発生する50キロ、上りが同5日午後6時ごろ神戸淡路鳴門自動車道の舞子トンネル出口(神戸市)付近を先頭に発生する50キロとみている。
■滋賀・琵琶湖博物館の来館者900万人に 96年開館から累計(京都新聞電子版)
滋賀県草津市の琵琶湖博物館の来館者が26日、1996年の開館から累計900万人を達成した。節目となった来館者に、認定証が手渡された。
900万人目は、野洲市から家族と訪れた武田治さん(71)。同館のアトリウムでくす玉が割られ、花束が贈られた。武田さんは「びっくりした。琵琶湖博物館には4、5回来ているが、いい思い出になった」と喜んだ。
本年度の来館者は約36万人になる見込み。同館は初の大規模なリニューアルを計画しており、第1期工事の影響で水族展示は9月から、湖の環境と暮らしがテーマのC展示は11月からそれぞれ閉鎖、来年夏にオープンする予定。
■滋賀あるある〜早く〜言いたい〜♪ ネタ本、続々出版(京都新聞電子版)
「あなたの知らない」「法則」「謎」「意外な」「あるある」。これらの言葉を含んだタイトルで、滋賀県を題材にした本が続々と出版されている。歴史や県民気質、生活文化などをユニークな視点で取り上げているのが特徴。こうした「滋賀ネタ本」を集めたブースを設ける書店も増えてきた。地域性に着目したご当地ブームを背景に、売り上げを伸ばしている。
「琵琶湖の水止めたろか、と京都府民にいう」「近江商人出身の大企業創業者は誇り」「車を買ったらまず琵琶湖を1周する」。今月に出版された「滋賀の法則」は、さまざまな地元ネタを300近く載せている。
各都道府県の「法則」シリーズを企画している出版社「リンダパブリッシャーズ」(東京都)は「文化、価値観の共有が、お笑いネタや感動につながっている」と指摘。「滋賀は東西南北で文化が異なり、どのようにまとめるか気をつけた。琵琶湖ネタを中心にしながらも、絶妙な自虐感を出し、他県と差別化している」という。
昨年夏ごろから滋賀本の出版が相次いだ。2月に刊行された「滋賀あるある」(TOブックス)も「他府県人からゲジゲジナンバーと呼ばれる車ナンバー」「一番高い建物は彦根にあるエレベーター研究棟」など、200以上を紹介。ほかにも、歴史雑学を紹介した文庫サイズの本などが出ている。
こうしたご当地本をそろえて販売する書店もある。
県内で書店を展開するサンミュージック(本社・長浜市)は各店で滋賀の本を集めたコーナーを設け、草津市のひらがきエイスクエア店も昨年6月から出入り口付近に特設ブースをつくった。同店は「これまでは観光ガイドや歴史文化の専門書が多かった。最近は親しみやすく滋賀を紹介する本が目立っている。今後も新しい切り口の本が増えれば」と期待している。
■ニゴロブナ放流、10月を3月に 復活へ琵琶湖で試験導入(京都新聞電子版)
琵琶湖を代表する固有種で漁獲量が激減しているニゴロブナ復活の手がかりになればと、滋賀県水産振興協会(草津市)が、毎年10月に湖に放流する稚魚の一部を今年、試験的に3月にずらして放流している。南湖で異常繁茂が問題になっている水草対策として3月に放流しているワタカの数が予想以上に増えているためで、「魚種は違うが、同じように増えるかもしれない」と期待している。
同協会は、琵琶湖の水産資源を増やす目的で1983年に発足。ニゴロブナの稚魚は例年4月から飼育を始め、ブラックバスなど外来魚に食べられにくい体長11センチ、体重20グラムほどに育つ10月ごろに約90万匹を放流している。徐々に放流数を増やしてきたが、それでも年間漁獲量はピークだった88年の198トンから減少傾向を続け、2013年は39トンにまで落ち込んだ。
一方ワタカは、水草を食べる琵琶湖で唯一の魚として、県の委託を受けて09年から放流。水温が下がり外来魚の動きが鈍る3月に稚魚30万〜40万匹を放してきた。大きさは約5センチで、ニゴロブナよりも食べられやすいはずだが、かつてはほとんど生息していなかった南湖で漁師が「漁の邪魔になっている」と話すほど増えてきたという。
ニゴロブナは放流している最中にも外来魚に食べられているのが湖上から見えていたといい、担当の中新井隆さん(45)は「稚魚の大きさだけでなく、放流する時期も重要かもしれない」と推測し、今年初めて90万匹のうち12万匹を3月に放流することにした。10月から翌年3月放流までの間の飼育費用がかかるが、「増えてくれれば、多少のコストはしょうがない」と話す。
放流場所も変えている。以前は北湖70万匹、南湖20万匹の「北湖重視」だったが、北湖で漁獲量増加の兆しが見えきたため、11年から南湖を増やしており、今年は北湖30万匹、南湖60万匹とした。
3月中旬までに4回に分けて放流した。効果が分かるのは2年後といい、中新井さんは「特に漁獲量の減少が著しい南湖で増えてくれれば」と話している。
■琵琶湖疏水の船下り、28日から復活 5月まで試験運航(asahi.com)
琵琶湖から京都に水を引く「琵琶湖疏水(そすい)」の船下りが28日に試験的に復活する。大津市で27日、開始を祝う式典があった。はかま姿の門川大作・京都市長と越直美・大津市長らが桜のつぼみの下、約1時間の船旅を楽しんだ。
式典には約50人が参加。門川市長は「念願がかなった。日本の観光に大きな役割を果たしていきたい」とあいさつ。観光船に乗り、疏水沿いに集まった市民らに手を振って応えた。
両市が2013年度から復活を検討してきた。28日から5月6日までの土日や祝日に、1152人の有料試乗モニターを乗せて運航する。モニターの募集は既に締め切られ、1万9033人(倍率16・5倍)の応募があった。
■倍率なんと21倍! 超人気の琵琶湖疏水クルーズを体験ルポ ひんやり暗いトンネルを抜けると…(産経ニュースWEST)
明治期の先人たちのロマンを映した水面は、陽光できらめいていた。近代日本の代表的な土木事業の1つ「琵琶湖疏(そ)水(すい)」を大津市から京都市まで観光船で巡る約7・8キロの航路。28日から始まる体験ツアーを前に、報道陣向けの試乗会が行われ、実際に観光船に乗り込んだ。レトロな産業遺産や、古都ならではの社寺など風情のある建物が並び、シーズンには桜が咲き誇る疏水沿い。薄暗いトンネルを抜ける船旅に冒険心もくすぐられた。(吉国在)
倍率なんと21・3倍
琵琶湖の水を山中につくったトンネルを通して、京都市に引いたというのが、琵琶湖疏水。航路の半分はトンネルというクルーズだが、応募者殺到の大人気プロジェクトとなっている。
実は、28日から始まるクルーズの試験運航の申し込みはすでに終了。乗船できる人数に限りがあるため、4月19日までの第1期の募集人数は576人だったが、応募者数はなんと1万2258人。倍率21・3倍のプラチナチケットとなった。
乗船したのは、ほろの付いたボート(乗員2人、乗客定員6人)。全員がライフジャケットを着用して乗り込み、琵琶湖にほど近い大津乗船場(大津市)を出発。後ろには、琵琶湖と疏水の水位を調整する「大津閘(こう)門(もん)」もみえる。昔は木製の扉を4人がかりで動かしていたそうだ。
スタートから5分もたたないうちに、さっそく真っ暗な第一トンネルに差し掛かる。入り口の東口洞門には、初代総理大臣、伊藤博文が「気象萬千(さまざまに変化する風光は素晴らしい)」と揮(き)毫(ごう)した扁(へん)額(がく)が掲げられている。歴史の薫り漂う体験ツアーにふさわしいお出迎えだ。
第一トンネルは、全長約2・4キロ。完成当時は日本最長だったという。
暗くて楽しい?
このプロジェクトをめぐり、関係者たちが心配していたのは、真っ暗なトンネルのなかを航行していて、乗客が楽しめるのか、ということだった。
実際、船にとりつけられたライトで前方を照らしながら真っ暗なトンネル内を進む。薄暗く、ひんやりと肌寒い。ちょっと怖いような非日常感が味わえる。テーマパークのアトラクションに乗っているような気分でもある。
もうひとつ、関係者たちが心配していたのはトンネル内に生息する生物の存在。トンネル内にはコウモリやトビケラなどの昆虫がいると聞かされていたが、あまり見かけなかった。
牧歌的な風景
「バシャバシャッ」
ボートのほろに頭上から勢いよく水が打ちつける。トンネルを掘るため山上から垂直に穴を掘った「竪坑」の跡から大量の雨水や湧き水が流れ込み、常に滝のように降り注いでいるという。
トンネルを抜けると、牧歌的な風景が眼前に広がった。春の訪れを感じさせる陽気のなか、まだ桜は二分咲きだったが、沿道には、散策したり、お弁当を広げたりする人の姿もあった。船は歩くよりも少し早い時速約8キロのペースでゆったりと航行。揺れはほとんどなかった。
疏水上を斜めに架かっている鮮やかな朱塗りの橋は、日蓮上人ゆかりの本(ほん)圀(こく)寺(じ)の正嫡橋。日本で最初の鉄筋コンクリート橋という「第11号橋」もあった。近くの石碑には「本邦最初鐵筋混凝土橋」と当て字混じりの碑文が刻まれている。
4つのトンネル(計約4キロ)を経て、赤れんがの代表的近代建築「旧御所水道(旧九条山浄水場)ポンプ室」が最後を飾った。御所水道は防火用水として御所に水を送る専用の水道で、ポンプ室は御所の紫宸殿より高く放水するための圧送施設だったという。
大津市と京都市を結ぶ琵琶湖疏水。昭和26年までは、米や伏見の酒などを運ぶ運搬船が往来したが、鉄道など交通網の発展により船便は途絶えた。
約65年ぶりに復活した船下り。約1時間の船旅で、明治期に多くの困難を乗り越えて疏水を完成させた先人たちの思いに少し触れられた気がした。
■大津市の新消防艇「湖都風」運用開始(産経ニュース)
大津市の3代目消防艇「おおつ」の運用が、琵琶湖上で始まった。市民らに親しみを持ってもらうため、愛称を公募し「湖都風(ことかぜ)」と命名。航行速度などの性能も向上し、市消防局は「湖上や湖岸の安全確保に努めたい」としている。
おおつは昭和48年に導入されて以降、これで3代目。市域を問わず、琵琶湖上や湖岸での事故や火災などに出動している。
新消防艇は、水難救助者や湖内の水草などを巻き込むことがないよう、プロペラ式ではなく、高圧の水流を噴出して進むウォータージェット方式を採用。最高速度は36ノット(時速66キロ)と、2代目より13ノット速くなった。航行しながら、3本の放水銃を使用することができる。また、地震などの自然災害時でも活躍できるよう、物資などを積み込むためのクレーンを搭載。船内に救護室も整えた。
愛称の湖都風には、「湖都・大津の守り神に」との思いが込められており、船名の「おおつ」とともにこの愛称も船体に記されている。
■湖上の安全祈願 琵琶湖に春告げる「比良八講」(産経ニュース)
湖国に本格的な春の到来を告げる天台宗の法要「比良八講」が26日、大津市内で営まれた。延暦寺の僧侶や比良山系の修験者らが、ほら貝の音とともに市街地を練り歩いたり、琵琶湖を往来する船に乗り込んだりして、山々と湖の恵みに感謝を表すとともに湖上での安全を祈願した。
僧侶や修験者らの一行約50人がこの日朝、大津市長等の本福寺を出発した。ほら貝の音とともに中心部の商店街などを練り歩き、大津港へ。旅客ターミナルに設けられた祭壇で、藤波源信・大阿闍梨をはじめ僧侶らが般若心経を唱え、湖上交通の無事故を祈った
一行はこのあと、信者らとともに同港を発着する琵琶湖の観光船「ビアンカ」に乗り込み、船上でも法要が営まれた。比良山系・打見山でくんだ湧き水を湖に注ぎ、湖水の浄化を祈願したり、湖面に紙の札を浮かべて水難者の霊を慰めたりした。
比良八講は、平安時代から続くとされる天台宗の伝統の法要。一度は途絶えたが、昭和30年に復活した。3月上旬に日吉大社での安全祈願祭で幕を開け、打見山での「お水取り」などを経て比良八講を迎え、市中の「お練り」などがおこなわれる。山々から吹き下ろす強い冬の季節風「比叡おろし」が収まる頃に営まれるため、「比良の八講(荒)、荒れ仕舞」と呼ばれ、この行事が終わると琵琶湖周辺に春本番が訪れる、とされる。
■春告げる比良八講 大津(YomiuriOnLine滋賀)
湖国に春を告げる伝統行事「比良八講」が26日、大津市であり、天台宗総本山・比叡山延暦寺の僧侶らが安全祈願などを行った。
平安時代に比叡山の僧侶が比良山中で営んだ法要が起源といい、比良八講が終われば山からの冷たい風がやみ、春が訪れるとされる。
僧侶や山伏ら約50人が同市長等の本福寺から、ほら貝の音を響かせながら練り歩き、約30分かけて大津港に到着。山田能裕・延暦寺長臈(84)が般若心経を唱え、湖上交通の安全を祈願した。
一行は信者ら約300人と観光船「ビアンカ」に乗船。藤波源信・大阿闍梨(あじゃり)(56)は船上から「法水」を湖に注いで水の浄化を祈り、紙塔婆を流して水難者や先祖を供養した。
■湖上の安全祈願 大津で法要「比良八講」(ChunichiWeb滋賀)
湖上の安全と水難者の冥福を祈る法要「比良八講」が26日、大津市の琵琶湖であった。湖国に本格的な春の到来を告げる行事として行われ、今年で61回目。
午前8時半ごろ、比叡山延暦寺の僧侶や山伏ら50人が同市長等の本福寺を出発。ほら貝や尺八を響かせながら大津港までの1キロを歩き、信者ら300人とともに観光船へ。
沖合1キロほどで船が止まると、僧侶らは先祖の名前などが書かれた紙塔婆(かみとうば)を甲板から投じて故人を追悼。湖への感謝の思いを込めつつ、手を合わせた。(中村千春)
15/03/26
■春告げるホラ貝の音響く 滋賀・大津で比良八講(京都新聞電子版)
湖国に本格的な春の訪れを告げる「比良八講」が26日、大津市内で営まれた。延暦寺の僧侶や修験者らが、ホラ貝の音を響かせて市中を練り歩いた。
長等3丁目の本福寺を出発した僧侶ら約50人は、ナカマチ商店街を通り、大津港に向かった。同寺近くで見送った吉田久子さん(82)は「比良八講をお迎えすると春が来たなと思う」と、静かに手を合わせた。
約30分かけて港に到着すると、山田能裕・延暦寺長臈を導師に湖上交通の安全を祈願。その後、参拝者を含め約300人が客船「ビアンカ」に乗り込んだ。船上で湖の浄水と水難者の冥福を祈る法要があり、藤波源信大阿闍梨(だいあじゃり)が、同市の打見山でくんだ「法水」を湖に放った。
比良八講は1955年に再興された。昔から「荒れじまい」と呼ばれ、この行事を境に寒風がやむとされる。彦根地方気象台によると、26日朝は県全体で1月下旬並に冷え込んだが、28日までは晴れて最高気温が平年を上回る見込み。
■大津市の新消防艇 運用開始(YomiuriOnLine滋賀)
大津市の新消防艇「おおつ」の運用が始まった。親しみを感じてもらおうと初めて愛称を公募し、「湖都風(ことかぜ)」に決定。水上や沿岸部で消火・救命活動にあたる。
消防艇は、1968年に琵琶湖畔で起きた旅館火災がきっかけとなり、73年に初代「おおつ」を導入。88年の2代目に続き、湖都風は3代目となる。
湖上から迅速な消火を行うため、高速の水を噴き出して進むウォータージェット推進方式を採用。2代目より13ノット早い36ノット(時速66キロ)で航行し、プロペラと違って水草や救助者を巻き込む危険性も少ないという。3本の放水銃を備え、航行しながらの放水も可能になった。
23日の運用開始式には関係者ら約70人が参加。愛称を考えた大津市の会社員宮本潔さん(60)に感謝状などが贈られた。「湖都・大津」と「疾風のように現場に駆けつける」ことが愛称の由来といい、宮本さんは「先代の消防艇のように、市を守ってもらいたい」と話していた。(松久高広)
■アユ遡上を阻害、堰など多数確認 県庁の会議で報告(ChunichiWeb滋賀)
漁獲量回復を狙いに八つの県立研究機関が連携する「琵琶湖環境研究推進機構」の第三回本部会議が二十五日、県庁であり、魚の遡上(そじょう)を阻害する堰(せき)などの河川構造物が多数ある実態が本年度の調査結果として報告された。
琵琶湖に流れる河川には約八百に上る構造物があり七割に魚道がない。このうち四割弱は魚が遡上しにくい六十センチ以上の落差があることを確認。自然湖岸と人工湖岸で泥質の分解力に大きな差があることも再確認した。
組織は昨年五月に発足し、初年度の本部会議はこの日が最後。四月以降は本年度の調査で絞り込んだ課題の対策や効果検証を進める。委員長の西嶋栄治副知事は「施策につなげることが大事だ」と重ねて強調した。(井上靖史)
15/03/25
■ガソリン6週連続値上がり 来週は値下がり予測(47NEWS)
経済産業省資源エネルギー庁が25日発表した23日時点のレギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均小売価格は、16日の前回調査より10銭高い140円40銭だった。値上がりは6週連続。
調査した石油情報センターによると、給油所が、3月上旬までに原油相場が上昇した分を反映させた。ただ、米国の原油在庫が過去最高を記録したことなどから足元の相場は下落しており、同センターは「来週は値下がりする」と予測した。
地域別では20都府県で値上がりした。上昇幅が最も大きかったのは神奈川の1円30銭。大阪の1円ちょうど、岡山の90銭、京都の80銭が続いた。
■ガソリン価格 6週連続の値上がり(産経ニュース)
経済産業省資源エネルギー庁が25日発表した23日時点のレギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均小売価格は、前週(16日)と比べ10銭高い140円40銭で、6週連続の値上がりとなった。
都道府県別では、20都府県で値上がり。値上がり幅は神奈川の1円30銭が最大で、大阪の1円、岡山の90銭、京都の80銭が続いた。11県が横ばいで、16道県で値下がりした。
軽油も119円90銭で6週連続の値上がり。灯油は84円60銭で、横ばいとなった。
米国内の原油在庫が減っておらず、供給過剰感が消えていないため、原油価格は下落基調に転じており、調査を行う石油情報センターは「来週は値下がりになる」とみている。
■レギュラーガソリン、前週比0.1円高の140.4円…微増ながら5週連続値上がり(Responce)
資源エネルギー庁が3月25日に発表した石油製品の店頭小売価格週次調査によると、3月23日時点でのレギュラーガソリンの全国平均価格は前週の調査から0.1円上昇し、1リットル当たり140.4円となった。
レギュラーガソリンの価格は2014年7月以降、30週連続で値下がりしたあと、2月18日の調査以降、5週連続で値上がりが続いている。
地域別では、近畿で0.4円、関東と中国で0.2円値上がり。北海道で0.5円、東北で0.3円、中部で0.2円値下がり。四国と九州・沖縄は前週と同額だった。
ハイオクガソリンは151.3円、軽油は119.9円、いずれも前週から0.1円上昇した。
60万人の会員を持つガソリン価格投稿/愛車燃費管理サービス「e燃費」によると、3月25日のレギュラーガソリンの全国平均価格は131.8円/リットル(前週比+0.4円)、ハイオクは142.1円/リットル(同−0.5円)、軽油は106.4円/リットル(同−0.1円)だった。
なお資源エネルギー庁による平均値は「販売」価格の平均であるのに対し、e燃費は「購入」価格の平均。現実の購入でユーザーは安い価格を指向するので、購入価格平均は販売価格平均より安くなる。
全国のガソリン価格平均推移、価格ランキングなどを「e燃費」で確認することができる。
e燃費 URL http://e-nenpi.com/
15/03/24
■船舶事故隻数、6%減の2158隻と過去10年間で最少に…2014年(Responce)
海上保安庁が発表した2014年の船舶事故隻数は、前年比6%減の2158隻となり、過去10年間で最少となった。
船舶事故に伴う死者・行方不明者数は、外国船舶の死者・行方不明者を伴う事故の増加により前年比16人増の100人だった。
船舶事故の船舶種類別では、プレジャーボートが932隻、漁船が596隻、貨物船が276隻となっており、プレジャーボート、漁船、遊漁船の小型船舶による事故が全体の約7割を占めた。
船舶事故で最も多いプレジャーボートの事故では、機関故障、燃料欠乏や過放電による運航阻害が全体の約3割を占めており、漁船の事故では、衝突が全体の約4割を占めている。
船舶事故以外の乗船中の事故、海浜事故者数は、前年比135人減の2742人だった。死者・行方不明者数は、対前年比85人減の1155人。船舶事故以外の乗船中の事故における死者・行方不明者213人を事故内容別にみると、海中転落が最も多く、前年比18人増の118人だった。
マリンレジャーに関する海浜事故の死者・行方不明者255人を活動内容別にみると、遊泳中、釣り中ともに99人となっており、全体の78%を占めた。《編集部》
■オオバナミズキンバイの駆除奏功 琵琶湖、3割弱に減少へ(京都新聞電子版)
琵琶湖南湖で異常繁殖する特定外来生物のオオバナミズキンバイへの対応を考える「琵琶湖外来水生植物対策協議会」が24日、大津市の県大津合同庁舎で開かれた。滋賀県や県内のNPO法人が大規模群落の駆除を続けた結果、生育面積を本年度ピーク時の3割弱となる約4万3千平方メートルまで減らせる見込みとの報告があった。
年度の生育面積は、衛星利用測位システム(GPS)などで測った結果、2013年末の約2・4倍となる約15万7千平方メートルに広がった。予想を超える増殖を受け、協議会は特製熊手を備えた重機や水草刈り取り船を導入。最大約1万3千平方メートルに広がっていた赤野井湾(守山市)でほぼゼロに減らすなど、3月末までに計11万4千平方メートルを駆除できる見込みという。同湾や矢橋中間水路(草津市)は今後、再びオオバナミズキンバイが拡大しないか注意する「巡回・監視区域」に変更する方針。
一方、ヨシ群落などの近くで、機械による駆除ができない小規模な群落が残った。新年度は関係団体が人力駆除に地道に取り組みつつ、監視体制の仕組みづくりに取り組む。会合では関係者が「量ではなく、いかに拡散させないかの視点が大事。今後が正念場」と話し合った。
■湖底粒子研究で博士号 県環境科学研究センター専門員・古田さん(ChunichiWeb滋賀)
県琵琶湖環境科学研究センター(大津市)専門員の古田世子(せいこ)さん(54)が、琵琶湖底の金属粒子生成に関する論文で博士号を取得した。同センター在職中に博士号を取得するのは2人目。実態が把握できていなかった粒子を作る細菌を特定し、培養に成功した。湖底の状況を推し量る指標になると期待されている。
センターによると、この粒子はマンガン酸化物のメタロゲニウム粒子。世界各地の成層湖や海域で発生が報告されているが、実態の解明は進んでいない。古田さんは三年前、自費で秋田県立大院博士課程の門をたたき、仕事の傍ら宮田直幸准教授の指導を受け、湖底の環境が粒子生成に及ぼす影響を調べた。
研究の結果、粒子を作る細菌の一つを世界で初めて特定し、実験室で培養に成功。粒子を生成する環境因子として、溶存酸素濃度や酸性・アルカリ性を示す水素イオン濃度指数のほか、多糖類を持つ植物プランクトンが関与することも分かった。これにより、粒子の量から二、三カ月前の湖底の環境を推定することができるようになるという。
古田さんは十年前にセンターに着任したころから、この研究に没頭。論文について「盆も正月もなく、毎晩遅くまでかけて仕事と両立した」と振り返りつつも「博士課程で急激に研究が進んで、やっとここまで来られた」と感慨深げ。研究成果は「琵琶湖から世界に発信し、一緒に研究を進められる研究者を探したい」と意気込んでいた。(井本拓志)
■伊吹山ドライブウェイ、来月18日の開業に向け除雪進む 滋賀(産経ニュース)
県内最高峰の伊吹山(1377メートル)に設けられている自動車専用道路「伊吹山ドライブウェイ」で進められている除雪作業が23日、報道陣に公開された。今シーズンの道路開業は4月18日が予定されているが、例年に比べて積雪量が多く、急ピッチで作業が進められている。
作業が公開されたのは、伊吹山中腹の標高1070メートル付近のドライブウェイ上。積雪量は5〜7メートルで、この日午前9時の気温は氷点下1・5度。時折、風速10メートルの突風が吹く厳しい寒さの中、作業員4人がロータリー除雪車やショベルカーなど重機4台を使い、積雪を除去していた。
道路を管理する日本自動車道(本社・岐阜県関ケ原町)は昨年12月1日に、ドライブウェイを閉鎖。除雪作業は今年2月28日に麓側から始め、全長17キロのうち、これまでに約15キロが終了。だが、今冬は昨年12月初旬から雪が降り始め、低温が続いたことなどもあって例年より積雪量が多く、頂上付近は10メートル程度積もっているとみられる。このため、同社は「除雪作業の遅れで、開業がずれ込む恐れもある」と話している。
■除雪作業、急ピッチ 伊吹山ドライブウェイ(asahi.com滋賀)
岐阜・滋賀県境の伊吹山(標高1377メートル)のふもとと山頂駐車場を結ぶ有料道路「伊吹山ドライブウェイ」(全長17キロ)で、除雪作業が急ピッチで進められている。23日朝はふもとから15キロ付近で、ロータリー除雪車、ショベル車など5台を使って、積もった雪を谷へ落とした。
管理運営する日本自動車道によると、今月13日には15キロ付近で積雪が5〜7メートル。例年の同時期を2〜3メートル上回っていた。例年と異なり、水分を多く含んでいて雪の塊が硬くなり、除雪作業が難しくなっているという。
4月18日の開業を予定しているが、路面凍結や降雪で遅れることもあるという。問い合わせは同社(0584・43・1155)へ。
15/03/23
■春へ除雪作業着々 滋賀・伊吹山ドライブウェイ(京都新聞電子版)
京滋最高峰の伊吹山(標高1377メートル、滋賀県米原市)の「伊吹山ドライブウェイ」(全長17キロ)で除雪作業が進んでいる。今冬は平年の倍、5〜7メートルの積雪が残るなか、ロータリー除雪車が軽快に雪を吹き飛ばしている。
除雪作業は2月28日に始まった。ショベルカーなども使い作業員4人が連日、雪を取り除いている。
23日は8合目に当たる標高約千メートル付近を除雪。8合目付近の午前9時の気温は氷点下1・5度しかなく、残雪が凍結している影響で作業が遅れているという。ドライブウェイを管理する日本自動車道(本社・岐阜県関ケ原町)は「今までで最も積雪が多く、4月18日の開業予定は1週間ほど延びそう」としている。
■琵琶湖 遠くから 近くから(5)撮り続けて(京都新聞電子版)
新たな危機、足運び気付く
安曇川(高島市)の琵琶湖沖合が赤黒く変色していた。約300メートル上空にいても生臭いにおいが伝わってきた。「琵琶湖が壊れてしまう」。映像作家の中島省三さん=大津市=は軽飛行機から見下ろしながらそう思ったという。1978年。琵琶湖で初めて淡水赤潮が発生した翌年のことだ。
中島さんは現在75歳。約40年前から琵琶湖の変化を16ミリフィルムや写真で追ってきた。急速に変貌した琵琶湖の姿を上空からとらえた映像で知られる。琵琶湖をテーマにした記録映画やビデオは20本以上。その一部を自身のホームページで公開している。「琵琶湖は毎日のように変化した。それをきちんと残しておきたい」という思いからだ。
幼いころからカメラを愛し、空に憧れた。小型飛行機の操縦免許も持つ。66年に琵琶湖上空を初めて飛んだ。そのとき見た草津市側のヨシ帯の美しさは、いまも脳裏に焼き付いている。
琵琶湖が大きく変わった時期に、繰り返し空撮を行った。72年に始まった琵琶湖総合開発は風景を大きく変えていく。湖岸に建設される道路、消えていくヨシ帯、大発生したアオコなど、次々と表れる変化を撮影した。
中島さんは1980年の映像作品を、琵琶湖の写真に真っ赤なペンキをなすりつけるシーンで始めている。「400万年かかってできた琵琶湖が後戻りできないほど破壊されている」。そんな思いを込めた。
急速な開発の時代が一段落し、いま琵琶湖では、ヨシ帯の再生事業が進む。干拓で農地化された内湖の一部を復活する計画もある。水の透明度は上がり、富栄養化問題は解決したともいわれる。
だが中島さんは冷ややかだ。「もう元には戻せない。人々の意識も琵琶湖から離れてしまった。コンクリートで固められた湖岸が当たり前になっていないだろうか」
いまも毎日、琵琶湖に足を向ける。年に1度は撮影で琵琶湖を一周する。
昨年、自宅近くの琵琶湖に通じる水路に黄色い花が咲いていた。調べると、近年、南湖で急増している外来の水草だった。新たな危機が琵琶湖に迫っていると実感した。「とにかく琵琶湖に足を運ぶこと。すばらしさを感じるのも、異変に気づくのも、そうするしかない」。あらためてその思いを強くしている。
=第2部おわり
■過去最高の386` クロマグロ 潮岬沖で釣り上げ 勝浦漁協魚市場(熊野新聞オンライン)
はえ縄漁法による生鮮マグロの水揚げ日本一、那智勝浦町の勝浦漁業協同組合(片谷匡組合長)の魚市場に23日、過去最高386`のクロマグロが水揚げされた。
水揚げしたのは宮崎県の勝福真丸(疋田康彦船長)で、潮岬沖170マイル(約315`)の海域で釣り上げた。1匹約376万円(税込み)で落札された。「紀州勝浦産生まぐろ」のブランドを示すシールが張られ、東京・築地へ送られる予定になっている。
釣り上げた勝福真丸の疋田勝一船主は「大物過ぎて引き上げる際に、ウインチが切れないか心配だった。あまりの大きさに、あ然としてしまった」。同漁協の丸山一郎参事は「350`を超えることはなかなかないだろうが、まだシーズン中。これからも300`を超える大物の期待はできるのではないか」と話した。
■過去最大のクロマグロ 386キロ 勝浦漁港に水揚げ(紀南新聞ONLINE)
勝浦漁港に23日朝、386キロのクロマグロが水揚げされた。勝浦漁業協同組合によると、記録が残る昭和60年以降で最大。同漁協では「昭和24年の設立以来、おそらく最大。先輩からも聞いたことがない」と話している。
宮崎県の漁港に所属する勝福真丸が水揚げした。北緯30度から31度、東経134度から136度で7回操業したという。全長は約220センチ、太い部分の胴の幅84センチ。ベテランの仲買人も「320キロぐらいまでならたまに見るが、これだけ大きいのは見たことがない」と驚くサイズ。競りに参加する仲買人らは、切り落とした尾の部分を見て、肉質や脂の乗りぐあいなどを確認。「サイズが大き過ぎて、高くなりすぎる」と参加を見合わせた業者らも、近寄って写真を撮るなどしていた。
競りの結果、キロあたり9020円、1本348万1720円の値がついた。価格について同漁協の丸山一郎参事は「平均的な単価になったのでは」と話している。この日はこのほか、182キロのマグロも水揚げされ、こちらはキロあたり1万5600円、1本283万9200円で競り落とされた。
今シーズンは300キロを超えるものも含め、大きなマグロが次々水揚げされている。ここ数年、大物が減っていたこともあり、同漁協では「これぐらいの頻度でクロマグロの水揚げが続くのが標準的」と語り、今後も順調にクロマグロが上がることに期待を寄せていた。
■386キロのクロマグロが水揚げ 勝浦漁港で85年以降最大(紀伊民報AGARA)
和歌山県那智勝浦町の勝浦漁港市場に23日朝、386キロのクロマグロが水揚げされた。漁協によると、記録がある1985年以降で最大だという。
紀伊半島沖500キロ以内の近海で操業していた宮崎県のマグロはえ縄漁船「勝福真丸」が水揚げした。同市場では今期に入って300キロ超えは6匹目になるが、400キロ近い大きさは初めてだという。
仲買業者が約376万円(税込み)で競り落とした。1キロ当たり約9千円で、今の時期としては平均価格だという。
クロマグロのシーズンは5月までで、漁協では豊漁を期待している。
■大津湖南幹線の4車線化遅れる 滋賀、5月末完成へ(京都新聞電子版)
滋賀県が守山市内で進めている大津湖南幹線(県道草津守山線)の4車線化工事が5月末に完成する見通しになった。当初は3月末の予定だったが、用地交渉の遅れなどからずれ込む。通勤時間帯などには渋滞が発生しており、車道部分は4月20日までに整備して4車線での暫定供用を開始する。
市議会3月定例会で全面開通の見通しについて質問があり、市が明らかにした。県南部土木事務所によると、4車線での暫定供用を開始した後、歩道や中央分離帯を整備し、「5月末までにはすべての工事を完了させたい」としている。
同線は大津市の近江大橋西詰から草津、栗東、守山市を経て野洲・近江八幡市境に至る約18・3キロの都市計画道路で、大津市からの約10キロは既に4車線化している。栗東・守山市境から琵琶湖大橋取り付け道路までの約3・8キロは2車線のままで、2006年度に拡幅工事に着工、本年度末の全面開通を目指していた。
渋滞が慢性化している国道1号、同8号のバイパス機能が期待され、県は今回の工事区域以北の約4・5キロについても新年度以降、順次整備を進めていく方針。
15/03/22
■帆に春風、高校生セーラー巧みに…「びわこウィーク」始まる(京都新聞電子版)
高校生セーラーがレースを通じてセーリング技術を磨く「第13回びわこウィーク」が21日、大津市の県立柳が崎ヨットハーバー沖の琵琶湖で始まった。青空の下、参加した48艇が春風を帆に受けて湖面を進んだ。
地元の膳所高をはじめ、京滋など5府県8校のヨット部員ら約110人が出場した。22日までの2日間で、2人乗りと1人乗りに分かれてそれぞれ8レースを実施し、着順を競う。
初日は風が弱かったが、選手は風を読みながら、艇の上を移動して重心を調整し、巧みに帆を操っていた。
レースは、京都府セーリング連盟がセーリングレースのシーズン開幕に先駆けて毎年、この時期に開催している。
15/03/21
■琵琶湖 遠くから 近くから(4)新しい関わり方(京都新聞電子版)
ヨシ適地再生、事業で責任
水鳥や魚のすみか、湖水の浄化場、人々の心を癒やす原風景−。さまざまな役割を持ちながら、開発で多くが失われた琵琶湖のヨシ群落。その再生に事業者としてかかわる植物研究者がいる。
近江八幡市の西川博章さん(43)。取締役を務める環境コンサルタント会社「ラーゴ」でヨシ苗を育て、滋賀県が進めるヨシ群落再生事業の現場に出荷している。
ヨシは、人の手で毎年刈られる内湖と自然のままの琵琶湖岸では性質が異なる。気候の違う南湖と北湖でも変化する。西川さんは県内15カ所で採取したヨシを栽培し、再生を行う場所に適したヨシを出荷する。
「同じヨシでも場所によって遺伝的な性質が違う。これを理解しないと正しい琵琶湖の保全や再生はできない」。西川さんはそう力を込める。
同社がヨシやアゼスゲなど植栽用の植物を育てるほ場は1千平方メートル。周囲は高さ1・5メートルのネットで厳重に囲まれている。外来生物のウシガエルやアメリカザリガニの侵入を防ぐためだ。水は以前は川から引いていたが外来植物が混入したため、いまは地下水を利用している。「外来生物の種子や卵がヨシ苗に付着して県内各地に運ばれてはならない。責任を持って出荷しなければ」
西川さんは大学を卒業後研究機関で植物生態学の研究に没頭。調査で琵琶湖の周囲も計3千キロ以上歩いた。1998年に家業の造園会社が設立した同社に入社。ビオトープの設計などを手がけながらヨシ群落の復活にもかかわる。「自然を正しく理解し守り伝える」。研究者として培ったそんな姿勢を貫く。
漁業などの伝統的な生業でもなく、「運動」でもない。従来の型にはまらない琵琶湖との関わり方が現れている。
琵琶湖・淀川水系のヨシを素材にした紙製品が県内を中心に広がりを見せる。コクヨ工業滋賀(愛荘町)が作った文房具ブランド「ReEDEN」。程よい自然の風合いと使いやすさで2007年のブランド設立以来、ノートや小物が地道に売れている。
製品を企画したのは福田裕子さん(32)。きっかけは、社用の贈答品に使ったヨシ紙のラベルの出来の良さだった。「琵琶湖の環境問題というより、地元の素材として関心を持った」と話す。
現在、年間20〜30トンのヨシを使う。社員がヨシ刈りボランティアに参加し、刈ったヨシを市民団体から購入する。福田さんは「社会貢献だけでは事業は続かない。商品の魅力で選ばれ、消費者が気づかないうちに琵琶湖のヨシが活用される状況が理想」と強調する。
15/03/20
■水産加工輸出事業が始動 新宮周辺で50人の雇用も 食縁が地鎮祭(紀南新聞ONLINE)
国内で養殖した魚を加工、冷凍し、アメリカなどへの輸出を計画する、株式会社食縁が19日、新宮市佐野の新宮港第二期工業用地内で、本社工場建設に伴う地鎮祭を行った。今年11月の完成と来年4月からの輸出開始、新宮市とその周辺市町村の住民を中心に初年度に25人、次年度に25人の採用を予定している。
食縁は、新宮市と近畿大学の支援のもとで、平成25年5月に設立。近大から種苗供給を受け、九州や四国の養殖業者にブリを配分。生育して生きた状態で新宮港へと運びこむ。工場から約800メートル沖に設置したいけすにブリを一時置きし、船で工場へ搬送。加工して、味や鮮度を保つ特殊フィルムで梱包(こんぽう)。瞬間冷凍して輸出するという。
生産・販売計画として、すべて販売ベースで平成27年度が約700トン、平成28年度が約2200トン、平成29年度が約2700トンを予定している。
工場は鉄骨造2階建て。敷地面積は8925・75平方メートル。延べ床面積は2993・15平方メートル。雇用拡大や関連業種の参入などに期待を寄せる新宮市は、工場用地の5年間無償貸与や、一定期間、新宮市民を雇用する場合の雇用奨励補助金(1人当たり年30万円を1年後に交付)などを行うことになっている。来年3月にHACCP(食品の製造工程における品質管理システムのこと)認定を取得したうえで、輸出にのぞむ予定でいる。
地鎮祭は、市や食縁、株主や工事関係者など約60人が参加して行われた。田岡実千年市長は「市の最重要課題として産業振興や雇用創出がある。食縁の進出は当地における水産物振興や地域活性化、雇用創出に大きく寄与するものと思う。事業が市の発展に大きな役割を果たすことを期待する」。有路昌彦代表取締役社長は「事業の始まりは頭の中だけのものだった。夢が現実になった瞬間と思う。食縁は国の未来を背負っていると思う。新宮市はその拠点であり、海外に打って出る砦(とりで)。新宮市の雇用や経済を生み、ゆくゆくは日本が変わっていくきっかけになれば。また、なるよう努力したい」と語った。
■琵琶湖外来魚駆除大会(本年度初回)(EICネット)
こんにちは、いつもお世話になっております。琵琶湖を戻す会です。本年度外来魚駆除大会開始のお知らせです。
目的:琵琶湖にてブラックバス・ブルーギルなど外来魚の駆除を行う
開催日:2015年4月19日(日)・・・雨天決行
時 間:10:00〜15:00
※随時参加・随時解散といたします
受付:滋賀県草津市津田江1北湖岸緑地 ※旧志那中湖岸緑地
http://homepage2.nifty.com/mugituku/map/tsudae/tsudae.html
交通:車の場合
瀬田方面からの場合は南湖東岸の湖岸道路を北上し、
琵琶湖博物館の手前約1kmに湖岸緑地パーキング有り。
公共交通機関の場合
JR琵琶湖線草津駅西口から琵琶湖博物館行きバスで22分、終点「琵琶湖博物館前」停留所から琵琶湖沿いに徒歩約20分。
参加費:大人200円,子供100円(保険料等の実費)
※子供(小学生以下のお子さま)は保護者の方と一緒にご参加下さい。
※団体で参加される場合は事前にご一報いただきますようお願い致します。
駆除方法:エサ釣り
持ち物:釣り道具(特に釣り竿・魚を入れる容器)は出来るだけ各自でご準備下さい。
希望者には餌・仕掛けのみ無料でお分けいたします。
また若干数ではありますが、竿を無料レンタルいたします。
仕掛けを準備出来る方はサンプル図を参考にして下さい。
http://homepage2.nifty.com/mugituku/photo/sikake.gif
昼食は各自ご持参下さい。(最寄りのコンビニまで徒歩約15分)
お願い:会場にゴミ箱はありませんので、必ずゴミは各自でお持ち帰り下さい。
主催:琵琶湖を戻す会
当イベントは、参加資格や事前申し込みの必要など一切ありません。
個人での参加や飛び入り参加も大歓迎いたします。
会場は足場もよくトイレもありますので、ご家族・ご友人をお誘い合わせの上、大勢でのご参加をお待ちしております。
※なお団体でご参加いただける場合は事前にご一報いただきますようお願い致します。
このイベントでは「BYスタンプラリー」のスタンプを受け付けています。
http://www.byq.or.jp/by-stamp/
今回のイベントに関するお問い合わせがあればお気軽にどうぞ!
琵琶湖を戻す会広報
ZXA00545@nifty.ne.jp 迄
琵琶湖を戻す会は外来生物法の主務官庁(環境省/農林水産省)から特定外来生物防除認定を受けています。
http://homepage2.nifty.com/mugituku/prevention/prevention.html
15/03/19
■琵琶湖水陸両用バス、市民は月1回料金半額 滋賀・長浜(京都新聞電子版)
水陸両用バスで琵琶湖や滋賀県長浜市街地を巡る「びわ湖ダックツアー」の2年目の運行が20日から始まる。運営会社は新企画として期間の11月末までの毎月15日に長浜市民の料金を半額にし、期間中14回、市内の福祉施設入居者を無料招待する。
同ツアーは地元の観光・物流会社「ティーアンドティ・コーポレーション」が昨年3月〜11月の間、運行した。同市南呉服町の御旅所を出発し、同市港町の長浜港から琵琶湖に入った後、再び市街地を走る計45分のコース。
初年は2万3千人の乗車があった。より多くの市民に楽しんでもらおうと、通常は中学生以上は2800円するが、市民半額や施設入居者の招待を行うことにした。市民半額の利用には免許証などが必要。問い合わせはティーアンドティ・コーポレーションTEL0749(53)2255。
■琵琶湖 遠くから 近くから(3)固有魚復活への壁(京都新聞電子版)
多様な遺伝子、放流で配慮
「魚は譲れない」。守山市金森町で自治会長を務めていた川那辺重次さん(80)は岐阜県大垣市で淡水魚のハリヨを育てている団体を訪ね、こう通告された。
ハリヨは滋賀県北東部と岐阜県西南部にだけ生息する淡水魚。かつては琵琶湖につながる川の湧水地にも数多く生息していたが開発の影響などで激減。現在は絶滅危惧種に指定されている。
川那辺さんらは地元の池にハリヨの姿を復活させようと、飼育が進む大垣市で稚魚を入手する予定だった。だが予想外の返答。川那辺さんらが耳にしたのは意外な内容だった。「遺伝子の問題。同じハリヨでも岐阜と滋賀では遺伝子が違う。交雑させてはならない」
生きものの豊かさを取り戻したい。琵琶湖の環境保護に取り組む人たちはこう願いさまざまな取り組みを続けている。魚の放流や増殖もその一環だ。だが近年、配慮すべき新しい概念が現れた。「生物多様性」だ。
「同じ種類の生物でも別の場所から持って来て、琵琶湖や周辺の川に入れるのは問題があるのではないか」。生物学や生態学の研究者の間では以前からこうした指摘がなされていた。それが遺伝子の解析技術の進展で裏付けられるようになった。滋賀県内のハリヨも生息する川で異なる遺伝子を持つことが分かっている。
遺伝子レベルでも多様性が重要視されるのは、生物の保全に大きく関わるからだ。例えば、感染症が広まった場合でも遺伝子が多様ならどれかが耐性を発揮し、種全体の絶滅を回避する確率が高まる。
こうした知見を欠き混乱が生じているのがメダカだ。環境省が絶滅危惧種に指定し、保全が必要という認識は広がったが、異なる地域のメダカや観賞用品種の放流が各地で相次ぎ交雑が進んだ。湖国でも米原市醒井の地蔵川でハリヨが近縁種のイトヨと交雑し、本来のハリヨは絶滅したことが判明している。
大津市を拠点に活動する市民グループ「ぼてじゃこトラスト」は琵琶湖でほとんど見られなくなったイチモンジタナゴの復活を目指している。琵琶湖博物館から借り受けた100匹を人工の屋外池で数千匹に増やしてきたが、まだ琵琶湖などには放流していない。研究者と連携し遺伝子を詳細に調べているためだ。
琵琶湖博物館の学芸員松田征也さん(生物学)は「魚の量を増やすために放流することは簡単だが、間違えると取り返しのつかない混乱を生態系に引き起こす。ブラックバスなど外来種の放流禁止は十分に知られているが、国内在来種の放流にも慎重さが求められる」と指摘する。
■水陸両用バス、黒壁と琵琶湖巡る 20日から運行(asahi.com滋賀)
長浜市の黒壁スクエア周辺と琵琶湖を水陸両用バスで巡る「びわ湖ダックツアー」が、20日から運行を始める。2年目の今年は、市民が半額で乗車できる「市民DAY」を設けるほか、市内の社会福祉施設の人たちを招待する無料貸し切り便も出す予定だ。
水陸両用バスは全長11・85メートル、重さ10・51トン。乗客定員は40人。運行期間は11月30日までで、午前9時始発の1日7便。黒壁スクエア近くのお旅所駐車場を出発し、さざなみ街道などを経て、長浜港から琵琶湖に入り、港周辺を航行の後、出発点に戻る45分間。
市民DAYは毎月15日。市民と証明できる物を持参した人を半額にする。身障者やお年寄りのための無料貸し切り便は、年間14回を予定している。
■藺牟田池の外来魚駆除に尽力 薩摩川内市が小園建設を表彰(YomiuriOnLine鹿児島)
ラムサール条約登録湿地として知られる薩摩川内市の藺牟田池で外来魚駆除に尽力しているとして、市は、池そばの生態系資料館アクアイムの管理を行っている小園建設(薩摩川内市東郷町南瀬)を表彰した。
同社は、資料館の管理運営の傍ら、池の生態系を守ろうと2011年から独自に外来魚買い取り事業を開始。来館者に無料で釣り具を貸し出し、池で釣った外来魚のブラックバスを1匹20円、ブルーギルを1匹10円で買い取っている。
同社によると、4年間で7913人が利用し、ブラックバス285匹、ブルーギル5万403匹を駆除した。同社にとっては50万円を超える出費。それでも、前田広則総務部長(41)は「年々、成果が上がっている」と語る。
藺牟田池には約30年前、何者かによって外来魚が持ち込まれた。希少昆虫のベッコウトンボの幼虫・ヤゴが外来魚に捕食され、生息数が減少しているとの指摘もあり、外来魚の駆除は急務となっている。
市役所であった表彰式で、向原翼副市長は「子どもたちへの自然保護教育にもつながる取り組みで、感謝の気持ちでいっぱいです」と述べた。小園秀作社長(55)は「表彰していただき、ありがたい。池の環境を守るため、今後も続けていきたい」と笑顔を見せた。
15/03/18
■琵琶湖 遠くから 近くから(2)遠のく子どもたち(京都新聞電子版)
水辺の楽しさ、伝え方模索
小魚が住む湖国の自然環境を守ろうという住民グループにとって、それはショックだった。大津市内の小学生を対象にしたアンケートで「地域に残ってほしい魚」を聞いたところ、ブラックバスとブルーギルが上位10位に食い込んだからだ。
「まさか外来魚が出て来るとは」。アンケートを実施した「ぼてじゃこトラスト」(大津市)の副会長武田繁さん(73)は驚きを隠さない。だが思い当たる節はある。「子どもたちが水辺で遊ばなくなった。魚の名前を知る機会がほとんどないからではないか」。
子どもたちが川や湖から遠ざかっている−。琵琶湖の環境保全に取り組んできた人たちはいま、こんな危機感を募らせている。
守山市の赤野井湾で水質改善などに取り組む団体「びわこ豊穣の郷」の理事古川道夫さん(39)らは年5回、市内の川の80地点で水質調査を行っているが「川で遊ぶ子どもの姿を見かけることはほとんどない」という。
琵琶湖では1970〜80年代にかけて毎年のように赤潮やアオコが発生し、開発で湖岸の姿も変わっていった。湖の目に見える変化に多くの人が危機意識を抱き、せっけん運動をはじめとする取り組みにつながった。運動を担った人たちは子どものころ、川や湖岸で水遊びや魚取りに親しんだ世代でもあった。
だがいまは20〜30代の親たちも川遊びの経験が少ない。琵琶湖の水質が改善されていくのと同じ時期、子どもたちは水辺から離れていった。次世代をどう育てるか。琵琶湖の環境保護運動は新しい課題に直面している。
「大きくなぁ〜れ」。守山市で今月11日、市内を流れる川に保育園児たちがホタルの幼虫約250匹を放した。「びわこ豊穣の郷」の催しだ。同団体は川の自然観察などにも力を入れる。事務局長の中明子さん(56)は「子どもが川や水辺に親しみ、魚を食べてもらうことで、水を大切にする気持ちを育みたい」と話す。
子どもたちを川や湖に戻す模索は県内各地に広がる。水に触れるキャンプや生き物観察といった体験活動を紹介した県の冊子に掲載を希望する団体数も年々増加している。だが、この傾向を中さんは不安げに見ている。
「身近な水辺でなく、安全が確保された場所や施設ばかり。すぐに近寄ることができる川が少なくなっている」
川に降りる階段があるのに、柵が設置され川に近づくこともできない。中さんが最近、守山市内で目にした光景だ。「川は危ないが、面白いところでもある。どう体験してもらうか、それが難しい。体験することでしか、琵琶湖の豊かさは伝えられないのだが」
■ガソリン、9週ぶり140円台に 原油値上がりで上昇(47NEWS)
経済産業省資源エネルギー庁が18日発表した16日時点のレギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均小売価格は、9日の前回調査より40銭高い140円30銭と、1月13日(142円60銭)以来9週ぶりに140円台に上がった。値上がりは5週連続。3月上旬の原油相場の小幅上昇を反映した。
原油相場の上昇は、昨秋以降の価格急落で生産が減り需給が引き締まるとの観測が広がったのが理由だ。ただ、ここ数日は相場が下落している。ガソリン価格を調査している石油情報センターは「来週は少し値下がりする」と予測している。
■ガソリン価格 2カ月ぶりに140円台 5週連続の値上がり(産経ニュース)
経済産業省資源エネルギー庁が18日発表した16日時点のレギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均小売価格は、前週(9日)と比べ40銭高い140円30銭で、5週連続の値上がりとなった。140円台となるのは約2カ月ぶり。
昨年の秋口から急落した原油価格が今年1月下旬に上昇に転じ、元売り各社が卸価格を引き上げた影響が反映された。
しかし、米国の原油生産にブレーキがかからず、供給過剰感が消えないため、原油価格は下落基調に転じ始めており、調査を行う石油情報センターは「来週は小幅な値下がりになる」とみている。
都道府県別では、40都府県で値上がり。値上がり幅は高知の3円が最大で、沖縄の1円60銭、島根の1円40銭、茨城の1円10銭が続いた。1道3県が横ばいで、3県で値下がりした。
軽油は119円80銭、灯油は84円60銭で、いずれも5週連続の値上がりとなった。
■レギュラーガソリン、2か月ぶりの140円台…4週連続の値上がり(Responce)
資源エネルギー庁が3月18日に発表した石油製品の店頭小売価格週次調査によると、3月16日時点でのレギュラーガソリンの全国平均価格は前週の調査から0.4円上昇し、1リットル当たり140.3円となった。
レギュラーガソリンの値上がりは4週連続で、140円台となるのは、1月13日の調査以来、約2か月ぶり。
地域別では、四国と九州・沖縄で0.8円、中部と中国で0.5円、近畿と東北で0.4円、関東で0.2円値上がり、北海道は前週と同額だった。
ハイオクガソリンは前週比0.4円高の151.2円、軽油は0.3円高の119.8円だった。
60万人の会員を持つガソリン価格投稿/愛車燃費管理サービス「e燃費」によると、3月18日のレギュラーガソリンの全国平均価格は131.4円/リットル(前週比±0円)、ハイオクは142.6円/リットル(同+0.7円)、軽油は106.5円/リットル(同+0.2円)だった。
なお資源エネルギー庁による平均値は「販売」価格の平均であるのに対し、e燃費は「購入」価格の平均。現実の購入でユーザーは安い価格を指向するので、購入価格平均は販売価格平均より安くなる。
全国のガソリン価格平均推移、価格ランキングなどを「e燃費」で確認することができる。
e燃費 URL http://e-nenpi.com/
■「イオンモール草津」が131店舗の大規模リニューアル(滋賀報知新聞ネット版)
=20日に=
◇草津
「イオンモール草津」(草津市新浜町)は二十日、平成二十年十一月のオープン以来初めてとなる大規模なリニューアルを実施する。今回のリニューアルでは、大型店三店舗の導入をはじめ、近畿初出店八店舗、滋賀県初出店十八店舗を含む四十三店舗を新規導入、既存店舗においても核店舗「イオン草津店」を含む八十八店舗が移転・改装を実施するなど、全体の三分の二以上に当たる合計百三十一店舗を刷新する。
具体的には、大型店では顧客の要望が強かった玩具・ベビー用品の「トイザらス・ベビーザらス」(六月下旬オープン予定)を約二千二百平方メートル、「ユニクロ」(四月十七日オープン予定)を約二千平方メートル、「無印良品」を約七百五十平方メートルそれぞれ二階に導入するほか、既存店舗においても「喜久屋書店」が文具併設型店舗として移転リニューアルする。
ファッションは、一階では、ファミリーカジュアル「coen」が提案する全国初出店の『コーエングランドストア』、レディスブランドで人気の「ディスコート」が新たにメンズ、雑貨を加えて提案する新業態『Discoat Parisien』や、人気ブランドを多数展開する(株)クロスカンパニーが“グローバル新戦略ブランド”として立ち上げた『KOE』をそれぞれ近畿初として導入する。
滋賀県初出店では、人気のセレクトショップ「アーバンリサーチ」が提案するアクセスしやすい価格帯で世界のトレンドを発信する『センスオブプレイスbyアーバンリサーチ』なども。
二階では、“チャーミングクチュール”をキーワードに、上品でどこか懐かしさのあるアイテムをセレクトする近畿初出店の『クチュールブローチ』、旅をテーマにシーズン毎にストーリーを考え大人の女性のライフシーンをトータルで提案する『カバナインブージュルード』など目白押し。
三階では、キッズファッションとして、滋賀県初の女子のためのブランド『アルジー』、ベビー、ガールズ、ボーイズのファッションはもちろん、帽子、靴下、靴に至るまで幅広い商品を展開する『マザウェイズ』、ナチュラルを基調に旬のトレンドを取り入れ、さりげないユーロテイストの自己主張を演出できるキッズブランド『ブランシェス』を導入する。
またキッズセレクトショップ『マルシェコットンレインポー』も出店する。
15/03/17
■琵琶湖 遠くから 近くから(1)せっけん運動はいま(京都新聞電子版)
水質守る志、雨水利用に
「合成洗剤を追放しよう」。1970年代後半、滋賀県内各地でこうしたのぼりや旗が翻った。大きく盛り上がった「せっけん運動」。その潮流を継ぐNPO法人がいま、最も力を入れているのは雨水タンクの普及だ。
滋賀県内で一般家屋の屋根に降る雨は年間約100トン。トイレや洗濯に利用すれば身近な水資源の節約になる。「市民が主体的に取り組める雨水利用は、せっけん運動に通じている」。近江八幡市を拠点に活動する「碧(あお)いびわ湖」代表の村上悟さん(38)は強調する。
1977年、琵琶湖で淡水赤潮が大発生した。リンを含んだ肥料や合成洗剤などの排水が要因で、それまで地道に粉せっけんの普及に取り組んでいた女性たちの活動は一気に県全域へ広がった。
県内の女性や地域を中心に幅広い団体や個人が参加する「せっけん会議」(後に「びわ湖会議」)が結成され、行政も巻き込んでいく。それが79年、全国初の富栄養化防止条例誕生の原動力となる。住民団体は「無リン化は難しい」と主張する洗剤メーカーとも時に激しく意見交換し、リンを含まない合成洗剤の開発につながった。
「普通の主婦が命の危機を感じて動いた。誰かのせいにせず、自分たちに何ができるか考えたから、あれだけの力が生まれたと思う」。「びわ湖会議」の元事務局長、宮川琴枝さん(84)=長浜市南小足町=は振り返る。
その後、琵琶湖の富栄養化防止は急速に進展する。水道水の悪臭の原因となるアオコは昨年夏、30年ぶりに姿を見せなかった。この間、せっけん運動を支えたびわ湖会議は2008年に解散し、中心となってきた滋賀県環境生協も「碧いびわ湖」に転換。個人消費者だけでなく行政や企業とも取り引きできるようにした。雨水利用をはじめ太陽熱温水器、まきストーブなどの普及にも取り組む。
雨水利用施設はこれまでに個人住宅や大学の教員宿舎など60軒以上に設置してきた。琵琶湖や環境についての情報が増え、水質も一定、改善されたいま、危機感を強調する方法はもう通じない。村上さんはこれからが住民運動の正念場だととらえる。「大量消費や使い捨ての文化に対する違和感を一人一人に地道に語りかけ、共感してもらうことが、琵琶湖を守る本当の力になる」
◇
環境保護、産業、生活空間など、さまざまな形で琵琶湖を見つめ、かかわり、寄り添ってきた人たちの「いま」を通じて、琵琶湖と私たちの関係や課題を考える。
■NY原油、6年ぶり安値 投機売り、一時42・85ドル(ChunichiWeb)
【ニューヨーク共同】週明け16日のニューヨーク原油先物相場は、投機的な売りが強まって5営業日続落し、指標の米国産標準油種(WTI)4月渡しは一時、1バレル=42・85ドルまで下落した。2009年3月以来、約6年ぶりの安値水準。
終値は前週末比0・96ドル安の1バレル=43・88ドルと、終値としても09年3月以来の安値だった。
米国産原油の在庫が増加していることに加え、イラン核問題をめぐる協議が合意に至れば、イランに対する経済制裁が解除されて、同国からの原油輸出が増えるとの観測も広がり、相場を押し下げた。
15/03/16
■再生ピエリ守山、好調の3カ月 滋賀南部の商戦激化(京都新聞電子版)
滋賀県守山市今浜町の大型商業施設「ピエリ守山」がリニューアルオープンして17日で3カ月となる。「土日を中心に客足は順調」といい、2〜4月にかけて新テナントも続々と開店、一層の集客を狙う。近隣のイオンモール草津(草津市新浜町)などでも今春、大型改装が相次ぎ、商業施設の競争が激しさを増している。かな生活を提案する店がそろい、新しい魅力を発信したい」と強調する。
京都からマイカー多く
3月中旬の平日。午前中にもかかわらず、ピエリ守山の館内は家族連れや女性グループなど多くの買い物客が行き来していた。オープン初日は約4万3千人が訪れ、その後も土日は駐車場が満車になるにぎわい。「想定を上回り、目標の年間来場者数650万人は達成できる勢い」と山崎和義総支配人は手応えを語る。
好調の理由の一つは京都市内からの来場が多いことという。「H&M」など外資系ファッション店は京都の中心街にも出店しているが、「マイカー利用者には意外と行きにくく、少し遠くてもピエリの利便性が高いのでは」と分析する。
ピエリは休館前にネットなどで「明るい廃虚(はいきょ)」と話題になり、3月初めには京都市の旅行会社が「滋賀の注目スポット」としてピエリや近隣の新店を巡るツアーを企画した。山崎総支配人は「廃虚のイメージが有名なのは複雑だが、関心を持ってもらえるのは強み。今の活気ある明るさを見てもらえたら」。99店舗でスタートし、閉鎖中の区画も多かったが、2月以降、15店舗が出店し、残りの区画も交渉中という。近隣施設の動きには「他にないブランドを誘致して住み分けを狙いたい」とする。
「イオンモール草津」は20日を中心に、全体の3分の2以上の131店舗が開店や改装する。2008年のオープン以来初の大規模刷新だ。契約更新に合わせたリニューアルだが、「ピエリ守山の再開とタイミングが重なり、品ぞろえの差別化を意識した」という。「無印良品」や「ユニクロ」(4月17日予定)などの大型店をはじめ、近畿初8店、滋賀県初18店を含む43店が新規に入る。
草津市西渋川1丁目の「エイスクエア」内にある専門店棟「SARA」も、08年以来のリニューアルを迎え、19日にグランドオープン。服飾や雑貨を扱う5店が進出、11店が改装し、総店数は38から41に増える。経営する綾羽の管理室は「豊かな生活を提案する店がそろい、新しい魅力を発信したい」と強調する。
■琵琶湖の外来魚、回収箱で半減 ブルーギルなど「処理が楽」(日本経済新聞Web刊)
滋賀県の琵琶湖で、県が設置した外来魚の「回収ボックス・いけす」が駆除に効果を上げている。外来魚はピーク時から半減しており、県の担当者は「イベントなどを通して認知度をさらに高め、回収量を増やしたい」と話している。
回収ボックス・いけすは現在、湖岸沿い約100カ所に設置されており、回収したオオクチバス(通称ブラックバス)やブルーギルは焼却するか、魚粉にして飼料・堆肥化する。回収量は年平均15トンと安定している。
2月の休日に体長約50センチのオオクチバスを4匹、ボックスに入れていた大津市の50代の男性は「再放流できない魚の処理が楽になった」と話す。
ほかの対策の効果と併せて、琵琶湖の外来魚生息量はピークだった2006年の約1900トンから千トン近く減少した。
琵琶湖では近年、固有種であるコイ科のニゴロブナやホンモロコの漁獲量が激減し、それぞれピークの5分の1と28分の1に。ブルーギルの胃からモロコの稚魚が大量に見つかるなど、外来魚の影響が大きいとされる。
滋賀県は03年、外来魚の再放流を禁止する条例を施行。釣り上げた外来魚の受け皿として考えられたのが回収ボックスといけすだった。
県はさらに、ホームページなどで外来魚駆除釣り大会の自主的な運営を呼びかけている。東京、愛知、京都、大阪、兵庫の各都府県の学校や企業・団体が「外来魚釣り上げ隊」を組織し定期的に来県する。釣りざおの無償貸し出しもしている。〔共同〕
■琵琶湖 外来魚「回収ボックス・いけす」回収 駆除に効果(SponichiAnnex)
外来魚の影響でワカサギやコイなど固有種の生息数が全国の湖沼で減少傾向にあることが問題となる中、滋賀県が琵琶湖に設置した外来魚の「回収ボックス・いけす」が駆除に効果を上げている。琵琶湖の外来魚はピーク時から半減し、同じ悩みを抱く他の自治体からも注目が集まる。
2月のある休日。大津市の50代の男性釣り客が体長約50センチのオオクチバス(通称ブラックバス)の大物を4匹、ボックスに入れていた。「再放流できない魚の処理が楽になった。駆除にも役立つし、今後定番化するだろう」と話す。
琵琶湖では近年、固有種であるコイ科のニゴロブナやホンモロコの漁獲量が激減し、それぞれピークの5分の1と28分の1に。ブルーギルの胃からモロコの稚魚が大量に見つかるなど、外来魚の影響が大きいとされる。
滋賀県は2003年、外来魚の再放流を禁止する条例を施行。釣り上げられた外来魚の受け皿として考えられたのが回収ボックスといけすだ。
現在は湖岸沿い約100カ所に設置され、オオクチバスやブルーギルを回収。焼却するか、魚粉にして飼料・堆肥化する。回収量は年平均15トンと安定している。
ほかの駆除対策の効果と併せて、琵琶湖の外来魚生息量はピークだった06年の約1900トンから千トン近く減少した。県外にも知れ渡り、熊本市がことし市内の江津湖に設置する予定。
県はさらに、ホームページなどで外来魚駆除釣り大会の自主的な運営を呼びかけている。東京、愛知、京都、大阪、兵庫の各都府県の学校や企業・団体が「外来魚釣り上げ隊」を組織し定期的に来県する。釣りざおの無償貸し出しもしている。
滋賀県琵琶湖政策課の担当者は「イベントなどを通して認知度をさらに高め、回収量を増やしたい」と話している。
15/03/15
■「しが生物多様性大賞」を報告(滋賀報知新聞ネット版)
=栗見出在家町 魚のゆりかご水田協議会=
◇東近江
東近江市栗見出在家町自治会(藤井三千夫自治会長、九十一戸、三百三十人)で取り組む「栗見出在家町 魚のゆりかご水田協議会」はこのほど、生物多様性に関する優れた活動を表彰する「しが生物多様性大賞」を受賞したことを、小椋正清市長に報告した。
同賞は滋賀県と滋賀経済同友会が平成二十五年度に設立し、今年度は二団体が大賞を受賞、前々日に県庁で三日月大造知事から表彰を受けた。
報告には同協議会の藤井三千夫代表、福永章代表代行、大林隆三地域連携担当、今堀治夫アドバイザー、小林弘子事務局員の五人が市役所市長室を訪れ、小椋市長に受賞や活動を報告した。
小椋市長が「大変素晴らしい受賞。おめでとうございます」と受賞を祝うと、藤井代表は「栄えある賞をいただきました」と受賞の喜びを述べるとともに、「集落が一体となって取り組む姿勢を次の世代へと引き継いでいきたい」と、決意を新たにしていた。
同協議会は平成十八年から、農業排水路にフナやコイ、ナマズなどが遡上できる魚道を同町全水田のほぼ半分にあたる約三十ヘクタール(県全体の取り組みの約四分の一)に設置して、琵琶湖と水田をつなぐことで、ほ場整備や琵琶湖総合開発以前のように水田を産卵や稚魚生育の場にして在来種の湖魚を保護するとともに、農薬・化学肥料を控えた県の環境ブランド米「魚のゆりかご水田米」を生産している。また、地域の子どもたちとの作業や観察を通した環境学習や、魚のゆりかご米など地域の食材を使った小学校での料理教室などに取り組み、地域のつながりや愛着、次世代育成につなげる地域一体となった活動が高く評価された。
今月十五日から魚道づくりを始め、五月から六月の雨の日に魚が遡上する。四月からは今年も「田んぼのオーナー制度」の受け付けを開始して、安全でおいしい環境ブランド米「魚のゆりかご水田米」を市民や全国に発信する。問い合わせは同協議会事務局(TEL0748―45―0603)まで。
■びわ湖開き 60回目の春(YomiuriOnLine滋賀)
◇女優の柳さん、ミシガン乗船
湖国の風物詩「びわ湖開き」が行われた14日、琵琶湖や湖岸では、観光船のパレードやヨシのたいまつ点火などが繰り広げられ、春の観光シーズン幕開けを盛り上げた。
60回目の節目で、陸上と湖上で約1160人が参加。大津市の大津港で開かれた式典では、びわ湖大津観光協会の下條弘会長が「今春から琵琶湖疏水下りも復活する。関係機関と連携し、更なる観光振興を進めたい」とあいさつした。
NHK連続テレビ小説「マッサン」に出演した柳ゆり菜さん(20)は一日船長となり、ベルを鳴らして観光船「ミシガン」の出港を合図。沖合1・5キロ付近で、「春の扉を開く」とする「黄金の鍵」(長さ約1・7メートル)を湖に投じた。周囲では観光船などが円を描きながらパレードした。
おごと温泉観光協会の金子博美会長は「琵琶湖の眺めを楽しみ、おごと温泉にも足を運んでもらえるようPRしていきたい」と話していた。
夜の湖岸ではヨシのたいまつが点火され、市民らが観光船などから楽しんだ。(池内亜希、松久高広)
■「黄金の鍵」春告げる 大津港一帯でびわ湖開き(ChunichiWeb滋賀)
琵琶湖に春の観光シーズン到来を告げる「第六十回びわ湖開き」が十四日、大津市の大津港一帯であった。大型観光船ミシガンやモーターボート、セーリングクルーザーなど三十七隻に一般招待客ら八百六十人が乗り、大津港沖合一・五キロで円を描くようにパレードした。
NHK連続テレビ小説「マッサン」に、太陽ワインのポスターモデルみどり役で出演した柳ゆり菜さん(20)が大型観光船ミシガンの一日船長として乗船。小雨が降る中、花火が上がり出港した。
柳さんや三日月大造知事、越直美大津市長らが春の扉を開くという意味を込めた長さ一・七メートル、重さ六キロの「黄金の鍵」を甲板から湖に投下。参加者とともに湖の安全を願った。(安永陽祐)
◆音楽隊演奏で開会
大津港であった開会式は、大津市消防音楽隊の演奏とカラーガード隊の演舞で始まり、ゆるキャラ「おおつ光ルくん」や「べんべん」などが花を添えた。来賓として出席した三日月知事は「近畿に春を呼ぶイベントとして盛り上げたい」とあいさつ。越市長は「世界中から琵琶湖に来てもらえるように頑張りたい」と述べた。
一日船長任命式や「黄金の鍵」の伝達式の後、柳さんがミシガン出港の合図となるベルを勢いよく鳴らした。
◆「ワタカ」500匹放流
円陣パレードの中心となったミシガン船上では、環境保全の願いを込めた琵琶湖固有種「ワタカ」五百匹の放流行事もあり、来賓らがデッキから身を乗り出しながら魚の入ったバケツを傾けて「元気に育つように」と流した。ワタカは水草を好んで食べることから、琵琶湖で大量に繁茂している水草の除去を期待し、びわ湖開きで毎年放流されている。
■春到来、びわ湖開き 湖上パレードで祝う(asahi.com滋賀)
湖国に春の到来を告げる「第60回びわ湖開き」が14日、大津市の大津港一帯で開かれ、湖上観光の幕開けを祝った。
大津港ターミナルで行われた開会式では、三日月大造知事が「琵琶湖は県民が大好きな資源。陸から見るも、湖上から山や街を見るも良い。全国、世界の方々にまだまだ知って頂きたい」とあいさつ。大型観光船ミシガンの一日船長には、現在放送中のNHK連続テレビ小説「マッサン」で、ワインのポスターのモデル役を演じた柳ゆり菜さん(20)が就任。白い帽子をかぶり、出港の合図のベルを鳴らした。
小雨が降る中、ミシガンに乗った柳さんは、三日月知事、越直美大津市長らとともに、観光客の安全を祈願する「黄金の鍵」(長さ170センチ、重さ6キロ)を投げ入れ、春の扉を開けた
15/03/14
■春告げる「びわ湖開き」…一日船長の「マッサン」出演女優が琵琶湖に「黄金の鍵」投下(産経ニュースWEST)
湖国・滋賀に春の到来と観光シーズンの幕開けを告げる「びわ湖開き」が14日、大津市の大津港一帯で行われ、観光船などが湖上をパレードした。
華やかに飾り付けられた観光船「ミシガン」など約40隻が次々と出港し、隊列を組んで湖面をゆっくりと弧を描くように進み、無事故を祈願した。
NHK連続テレビ小説「マッサン」にポスター撮影に応じるモデル役として出演し、服を胸元まで下げる演技で注目を集めた女優の柳ゆり菜さん(20)が一日船長に就任。“春の扉”を開くとの意味を込め、船上から大きな「黄金の鍵」を湖に投げ入れた。
■びわ湖開き、春の扉に鍵投入 一日船長に柳ゆり菜さん(京都新聞電子版)
琵琶湖に春の訪れを告げる「第60回記念びわ湖開き」(びわ湖大津観光協会など主催)が14日午前、大津市の大津港一帯であった。60回目にちなみ、還暦の市民や観光客ら約100人が湖上パレードに無料招待され、春の扉を開く「黄金の鍵」が湖に投下されるのを船上から見守った。
大型観光船「ミシガン」の一日船長には、NHK連続テレビ小説「マッサン」にワインのポスターのモデルみどり役で出演中の柳ゆり菜さん(20)が任命された。
この日はあいにくの雨となったが、ミシガンをはじめ観光船などは予定通り、午前10時に大津港を出発。沖合で円を描きながら華やかに行進した。ミシガンでは湖上の安全を祈る神事が行われた後、柳さんと滋賀県の三日月大造知事、大津市の越直美市長が黄金色に輝く鍵(長さ1・7メートル、重さ6キロ)を船上から投げ入れ、観光シーズンの幕開けを祝った。
びわ湖開きは1956年に「湖水開き」の名称で始まった。冬季に減便されていた遊覧船が通常運航に戻るのを前に湖上の安全を祈る行事で、今年は約40隻がパレードを繰り広げた。
■びわ湖開きで春到来 船が湖上パレード(47NEWS)
琵琶湖で春の訪れと観光シーズンの幕開けを告げる「びわ湖開き」が14日、大津市で開かれた。観光船やモーターボートなどが湖上をパレード。
今年は60回目で、大型観光船「ミシガン」の一日船長に、NHK連続テレビ小説「マッサン」に登場するポスターのモデル、みどり役を演じた女優の柳ゆり菜さん(20)が選ばれた。柳さんや滋賀県の三日月大造知事らが、観光シーズンの「扉を開ける」ことを意味する「黄金の鍵」(長さ約1・7メートル、重さ約6キロ)を湖に投げ入れ、観光客の1年の安全を祈願。
15/03/12
■外来魚、感電駆除で激減 在来の種類も産卵増 滋賀・曽根沼(京都新聞電子版)
外来魚の繁殖に悩まされていた滋賀県彦根市の曽根沼で、水中に電流を流して魚を感電させて捕まえる「電気ショッカー」を使った駆除が実り、従来の生態系が回復しつつある。オオクチバス(ブラックバス)がこの3年間で激減する一方で、在来のホンモロコやフナの産卵が目立って増えた。在来魚介類の種類もほぼ倍増し、滋賀県水産試験場(同市)は「他の池や沼でも効果が見込める」という。
同試験場が2003年から、外来魚を減らすモデル水域として、1周約3・2キロの曽根沼で駆除に取り組んできた。当初は投網や釣りが中心で大幅な駆除効果はなかった。08年に電気ショッカーを搭載したボートを導入。水中に突き出した2本の電極に電流を流して魚を感電させ、一時的に気絶して浮かんだ外来魚だけを網で捕まえる手法で、年に約10日間活動してきた。
ボートを使って1時間に駆除できる親魚の数は11年春に平均約7・25匹だったのが、14年春は約0・25匹に減少。沿岸を回りながら網で稚魚の群れを狙う「稚魚すくい」も、11年は1周で約2万1千匹捕れたが、14年は群れを確認できず、1匹捕れただけだった。
当初は、外来魚の減少から一定期間後に在来魚が回復するとみられていたが、すぐに沼に変化が表れた。調査用の小型定置網にかかる在来魚介類の種類は11年の11種から、14年は20種に回復。調査した佐野聡哉主査は「内湖の力をあらためて実感した」と話す。
ただ、駆除自体がオオクチバスを対象にしておりブルーギルは依然、数多く生息しているという。また、オオクチバスの稚魚と成魚が激減する一方、13、14年に幼魚が急増する「リバウンド現象」が確認され、同試験場は「えさになる在来魚が増えたためか原因がはっきりせず、今後解明したい」としている。
■国交省新規採択へ 湖西道4車線化(滋賀報知新聞ネット版)
=真野〜坂本間=
湖西道路真野IC〜坂本IC間の六・六キロについて、国土交通省は四車線化に向けて、新年度予算における新規事業採択の手続きに着手した。
湖西道路は二車線で暫定供用されており、とくに琵琶湖大橋に接続する真野IC以南の区間は、朝・夕・休日を中心に慢性的な渋滞が発生し、これに伴う追突事故が頻発している。新規事業に採択されると、早ければ来年四月以降に着工する見通し。
三日月大造知事は「交通事故や渋滞を削減し、地域の活性化のために地元の期待が大きく、かつ災害避難や緊急医療搬送などにも大きな役割を果たす道路であることから、平成二十七年度の新規事業個所として採択されることを強く望んでいる」としている。
15/03/11
■3月なのに「真冬」下回る 積雪も 風で鉄道運行に乱れ(紀南新聞ONLINE)
強い寒気と冬型の気圧配置の影響で9日夜から気温が下がり、10日は3月中旬にも関わらず、平年の「真冬」に比べても寒い一日となった。風も強まり、JRは運休や徐行など、ダイヤに乱れが出た。
梅も咲き、すっかり春めいてきていたが、10日の最低気温は新宮で1・6度(平年差マイナス4・1度)となり最も寒い時期を下回った。田辺市中辺路町栗栖川はマイナス1・2度℃(同マイナス2・5度)で2月中旬並の寒さとなった。昼ごろから雪も降り、熊野古道沿いや果無山脈も白く染まった。11日朝も降雪があった。伏拝地区では江戸時代・天保年間からの歴史があるという稲荷神社も紅梅の花が咲く中、雪に包まれた。
風も強く、串本町潮岬では24・7メートル毎秒、新宮市では19・5メートル毎秒の最大瞬間風速を観測。あちらこちらで自転車が横倒しになっていた。新宮駅では10日、午前10時24分発紀伊長島行きの列車が運休。紀伊勝浦発名古屋行きの南紀6号が、風規制が規定値に達したため同駅で足止めとなり、20分の遅れが出た。
■ガソリン139円90銭 4週連続の値上がり(47NEWS)
経済産業省資源エネルギー庁が11日発表した9日時点のレギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均小売価格は、2日の前回調査より60銭高い139円90銭だった。値上がりは4週連続。1月以降の原油相場の上昇が影響した。
原油価格は昨年秋から大きく下落しており、油田開発の鈍化が予想されている。供給量が減少するとみられ、今年に入って原油の値動きに底打ち感が出始めた。調査した石油情報センターは「ガソリンは来週も小幅に値上がりする」と予想している。
地域別では、40道府県で値上がりした。上げ幅が最も大きかったのは沖縄の2円20銭で、宮城の2円ちょうどが続いた。
■ガソリン価格 4週連続値上がり リッター139円90銭(産経ニュース)
経済産業省資源エネルギー庁が11日発表した9日時点のレギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均小売価格は、前週(2日)と比べ60銭高い139円90銭で、4週連続の値上がりとなった。
世界経済の減速懸念や米国のシェールオイルの生産増などを背景に昨年秋から急落した原油価格は底打ちの兆しを見せており、元売り各社が卸価格を引き上げた影響が反映された。調査を行う石油情報センターは「来週も小幅な値上がりとなる」とみている。
都道府県別では、40道府県で値上がり。値上がり幅は沖縄の2円20銭が最大で、宮城の2円、岩手、栃木の1円90銭が続いた。1都3県が横ばいで、3県で値下がりした。
軽油は119円50銭、灯油は84円40銭で、いずれも4週連続の値上がりとなった。
■レギュラーガソリン、前週比0.6円高の139.9円…3週連続の値上がり(Responce)
資源エネルギー庁が3月11日に発表した石油製品の店頭小売価格週次調査によると、3月9日時点でのレギュラーガソリンの全国平均価格は前週の調査から0.6円上昇し、1リットル当たり139.9円となった。
レギュラーガソリンの値上がりは、3週連続。
地域別では、北海道で1.5円、近畿と九州・沖縄で1.0円、東北と四国で0.7円、中部で0.5円、関東で0.4円、中国で0.2円と、全エリアで値を上げた。
ハイオクガソリンは前週比0.7円高の150.8円、軽油は0.5円高の119.5円だった。
60万人の会員を持つガソリン価格投稿/愛車燃費管理サービス「e燃費」によると、3月11日のレギュラーガソリンの全国平均価格は131.4円/リットル(前週比+1.4円)、ハイオクは141.9円/リットル(同±0円)、軽油は106.3円/リットル(同+0.9円)だった。
なお資源エネルギー庁による平均値は「販売」価格の平均であるのに対し、e燃費は「購入」価格の平均。現実の購入でユーザーは安い価格を指向するので、購入価格平均は販売価格平均より安くなる。
全国のガソリン価格平均推移、価格ランキングなどを「e燃費」で確認することができる。
e燃費 URL http://e-nenpi.com/
15/03/10
■水草退治に“助っ人”(YomiuriOnLine滋賀)
◇県、刈り取り船1隻追加
昨夏、琵琶湖で大発生した水草によって悪臭などの苦情が相次いだことを受け、県は新年度、水草を刈り取る専用船を1隻増やして対応にあたる。
琵琶湖の南湖では1994年の大渇水以降、夏場にしばしば水草が増殖するようになった。繁殖力が強い外来種の場合、景観を損なうだけでなく、船舶の動きを阻んだり、岸に打ち上げられて悪臭を放ったり、浄水場に流れ込んで水道水に異臭がしたりと、生活への影響も出ている。
県はこれまで、バリカン状の刃で水草を刈り取る船「スーパーかいつぶり2」、カゴ状のアームで浮遊する藻をかき集める「げんごろう」の2隻を所有。
水草の量が多い時期には民間業者にも委託してきたが、昨年7〜9月に外来種のコカナダモが大発生した際、除去作業が追いつかなかったため、新たに刈り取り用の船を購入することにした。購入費と除去作業も含めた関連事業費は約6300万円。県は「速やかに除去に対応できるようにしたい」としている。(小野圭二郎)
15/03/09
■東北新社が釣りビジョン発行済株式の15%取得、デジタル配信の共同展開も協議へ(IT Pro)
東北新社は2015年3月9日、チャンネル「釣りビジョン」を運営する釣りビジョンの発行済株式の15.0%を同社の株主であるブロードメディアから取得すると発表した。株式譲渡日は3月10日を予定する。
東北新社は、1986年に映画専門「スター・チャンネル」を開局、1989年には海外テレビドラマ専門 「スーパーチャンネル」(現「スーパー!ドラマTV」)の番組配信事業を開始した。現在では「ファミリー劇場」「ヒストリーチャンネル」「ザ・シネマ」「クラシカ・ジャパン」などの11チャンネルを、CS・BSを含めて運営している。
「釣りビジョン」は、国内で唯一の釣り専門チャンネルである。2012年3月からはBS放送で「BS釣りビジョン」の放送を開始、視聴可能世帯数は約483万世帯に達している(2014年12月末時点)。
東北新社は、「釣りビジョン」を同社グループに加えることにより、マルチチャンネルを展開する同社の放送事業とのシナジー効果を生み出し、同チャンネルの更なる発展を図る方針。
加えて、東北新社とブロードメディアは、新規事業としてマルチデバイス向けデジタル配信サービスに関して、共同で取り組みを進めることについて基本合意したことも発表した。
双方のグループにおいて運営している有料放送チャンネルは、ケーブルテレビ局や衛星放送プラットフォームおよびIP放送を通じて、既に多くの視聴者を確保しているが、今後、さらなるサービスの充実が必要と考えていたという。
そのような状況の中、両社間で協議を重ねた結果、放送番組のマルチデバイス向けデジタル配信サービスは、既存のプラットフォームでのサービス充実を図れると判断した。両社グループの持つ放送コンテンツと双方の強みも生かすことができると考えているという。
なお、ブロードメディアは今回の釣りビジョンの株式一部売却について、グループとして資本関係を持ち、より強い提携関係を構築することが目的とした。
■井の頭池「かいぼり」成果報告 水質、透明度が改善(TOKYO Web)
井の頭恩賜公園(三鷹市、武蔵野市)の井の頭池で昨冬実施された、池の水をいったん抜いて池の底を天日干しにする「かいぼり」の成果を説明する「かいぼり報告会 よみがえる!! 井の頭池!」が八日、武蔵野市の武蔵野公会堂であった。水の透明度が上昇するなど長年の課題が解消されつつあると報告された一方、外来種の駆除が完全でないといった解決されるべき点も示された。
かいぼりで池の底を天日干しにすると、水質汚染の原因となる窒素が除去され、リンが水中に溶け出しにくい状態となる。水を抜いた際、在来魚の生存を脅かしているオオクチバス(ブラックバス)など外来魚を駆除できる。井の頭池では昨年一月から三月にかけて、都立公園で初めて実施された。護岸が弱い弁天池では見送られた。
この日は、かいぼり後の調査や観察を続けている調査会社と市民団体の担当者らが報告。水質について調査会社の担当者は「かいぼり前の池は緑色に濁っていたが、濁りが強くなる五月、六月ごろも水は濁らなかった」と説明した。
昭和三十年代後半には池の濁りが強くなり、光合成ができずに水草が消失したとされる。しかし、かいぼり後は、井の頭池内のお茶の水池で環境省が絶滅危惧種に指定するシャジクモなど珍しい水草が確認され、担当者は「素晴らしい成果」と強調した。
魚の捕獲調査では、モツゴ、ナマズといった在来魚を多数確認。一方、在来魚を食べるブルーギル、水草を切ってしまうアメリカザリガニも相当数が見つかった。かいぼりは一五、一七年度にも実施予定で、担当者は「一回のかいぼりで完全な駆除は難しい。かいぼりを重ねることで根絶したい」と説明した。
かいぼりは、公園の開園百年となる二〇一七年に向け、都や三鷹、武蔵野の両市、団体などでつくる「井の頭恩賜公園100年実行委員会」が実施した。(竹島勇)
15/03/08
■小中学の子どもに万引き指示=窃盗容疑で両親逮捕−大阪府警(jiji.com)
小中学生の子ども3人に指示し万引きをさせたとして、大阪府警吹田署が窃盗容疑で、大阪府豊中市に住む防水工の父親(36)と母親(33)を逮捕していたことが8日、同署への取材で分かった。調べに対し、「子どもが勝手にやった」などといずれも容疑を否認しているという。
逮捕容疑は共謀の上、昨年10月25日午後2時50分ごろ、同府吹田市の釣具店で、釣り具セット3点(計約1万7000円相当)を中学生の長男(14)と小学生の次男(12)、長女(9)にそれぞれ渡し、万引きさせた疑い。
長男は窃盗の非行内容で家裁に送致された。府警は次男と長女を保護し、児童相談所に通告した。
大阪地検は母親を窃盗罪で起訴。父親は処分保留としたが、昨年11月1日に同じ店で釣りの仕掛け1点(約1300円相当)を万引きしたとして、同罪で起訴した。同署は、他にも複数の店で万引きを繰り返していたとみて調べる。
■比良おろしの発生予測確率向上も 大津で研究成果報告会(ChunichiWeb滋賀)
大津市北部の琵琶湖西岸から吹く強風「比良おろし」の対策を探るワークショップが七日、同市のびわこ成蹊スポーツ大であり、地元住民や京都大生存圏研究所などによる最新の知見が報告された。
四人が登壇し研究結果を報告。地元在住の元物理教諭でフィールドワークに励む市民団体「琵琶湖地域環境教育研究会」の松井一幸さん(65)が二十五年に及ぶ風のデータをまとめたホームページ「ビワコダス」を紹介。突然発生する予測困難な実情などを説いた。
京大の研究所のグループは細かく二百メートルメッシュに区切って半年間データを集め、発生する予測を80%の確率で的中させられるめどが立ちつつあると報告。寒冷前線の通過など五つの気象条件を基に、50%程度の的中率だった従来より精度が高まる可能性を示唆した。
比良おろしはJR湖西線の運転見合わせに影響しており、沿線の学校の授業開始遅れなどにもつながっている。前知事の嘉田由紀子同大学長は「大学にとって最大のリスクは風」と指摘。関係者一丸での課題解決を訴えた。ワークショップは同研究所が主催し県が共催。二百人超が耳を傾け、山極寿一京都大総長も出席し、あいさつした。(井上靖史)
15/03/07
■神の使い?黄色いナマズ 琵琶湖の固有種、謎多く(京都新聞電子版)
滋賀県のびわ湖に浮かぶ竹生島の岩場には、年に一度現れるかどうかという、神様の遣いが住んでいる。竹生島の「弁財天」の遣いとして、黄色いイワトコナマズは漁師から大事にされてきた。
長浜市西浅井町菅浦で今では2人だけというナマズ漁を行っている友井勝さん(71)は「昔からの習わし。捕れたら、すぐ逃がしてきた」。
イワトコナマズは、びわ湖にすむ約60種類の固有種の一つ。黄色いナマズは同じく固有種のビワコオオナマズや普通のナマズでもまれに見つかるが、イワトコナマズが群を抜く。「弁天ナマズ」の別名があるゆえんだ。
びわ湖のナマズに詳しい神戸学院大教授の前畑政善さん(64)は「イワトコナマズは限られた岩場にすみ、その範囲内で交配する。このため、色素のないアルビノが生まれやすい」と考えている。
体長は大きくても60センチほどで、目は顔の真横。夜行性で警戒心が強く、夏の深夜に岩場で産卵すること以外、生態がほとんど分かっていない。稚魚が何を食べ、どんな生活を送っているかも謎だ。
国の準絶滅危惧種にもなっているこの魚は今、さらに危機にある。原因の主は外来魚。友井さんは「ブルーギルが卵を食べてしまう。15年前なら1日に50〜60キロ捕れたが、今は2〜3匹」と嘆く。前畑さんは「えさとなる小魚やエビが奪われているようだ」と指摘する。
県水産試験場(彦根市)は2000年以降に計3年、イワトコナマズの養殖を試みた。担当した根本守仁さん(44)は「希少で味もおいしいこの魚が少しでも増えれば、という思いでした」。200匹を約15センチまで育てたが、配合のえさを食べないなど、結局うまくいかなかった。
近年は、業者がイワトコナマズの卵を持ち去ったり観賞用に高値で売る例もみられるという。黄色いイワトコナマズは竹生島の弁天様に、こうした人間の行いをどう伝えているだろうか。
15/03/06
■びわ湖開き1日船長(滋賀報知新聞ネット版)
=女優 柳ゆり菜さん=
◇大津
十四日にある「第六十回びわ湖開き」の一日船長にNHK連続テレビ小説「マッサン」出演の女優、柳ゆり菜さんに決まった。
柳さんは太陽ワインポスターのモデルみどり役で出演している。
■目からウロコ…未利用魚を食材に 琵琶湖のライギョやニゴイ(京都新聞電子版)
琵琶湖の漁獲量が減少する中、滋賀県内の漁師たちがこれまであまり食べられてこなかった魚を食べやすく加工したり、飲食店などと協力して食材として活用したりしている。担い手の減少と高齢化が進む漁業の経営基盤を安定化させるのが狙いだ。
大津市の漁業者7人でつくる大津漁業生産組合は昨年11月、ニゴイのかまぼこを試作した。ニゴイはコイ科の魚で、体長は大きいもので50センチ。小骨が多いことから食用には適さないとされ、県がまとめる漁獲量の調査対象にもなっていない。繁殖が盛んなため、高知県では駆除している漁協もあるほどだ。
?飼(うかい)広之組合長(55)の定置網「エリ」には年間50〜60キロが入るが、捕っても売れないため逃がしていた。ブラックバスの加工品作りに取り組んでいた?飼さんは「すり身なら小骨を気にしなくてもよいのでは」とかまぼこへの加工を企画。塩と砂糖だけを使い、あっさりとした魚本来の味を引き出した。
試作段階では、加工会社が買い取る切り身の価格は1キロ150円。県が外来魚捕獲に支払う料金の半値で、ほかの漁業者に広がるかは分からないが、?飼さんは「漁獲量が減る現状を打開する策の一つ」と、今月中にも売り出す予定だ。
守山市の赤野井湾を漁場とする玉津小津漁協は、東アジア原産の外来魚、ライギョを売り出している。ブラックバスやブルーギルより前から琵琶湖におり、淡泊な白身で約40年前までは同市でも食されていた。しかし、生で食べられないことや食生活の変化で、ほとんど食べられなくなった。
同漁協では、外来水草の繁茂などで在来種の水揚げが近年減少しており、営業担当の阿迦井隆治さん(50)が、年間1トン(推定)捕れるライギョに着目した。食材に使ってもらおうと市内外の店を回り、野洲市のカレー店「俺のカレー食堂 輪(りん)」がフライをのせたカレーを日替わりランチのメニューの一つにすることになった。
守山市のパン製造会社「滋賀フーズ」でもフライを挟んだパンを昨年9月から期間限定で販売しており、水野茂樹社長(51)は「揚げたては特においしい」。阿迦井さんは「ライギョは元祖・外来魚。食べることで琵琶湖の現状を知ってほしい」と話している。
15/03/05
■琵琶湖の落とし物は彦根に? 滋賀の都市伝説、潮流が原因(京都新聞電子版)
滋賀県民の皆さんなら、こんな都市伝説みたいな話を聞いたことがないだろうか。「びわ湖に落とし物をしたら、彦根で見つかる」
なぜそんな話が生まれたのだろう。近江八幡市の沖島で漁協の組合長をしている森田正行さん(64)は「びわ湖には、潮があるから」と教えてくれた。
湖水は南湖の瀬田川から流れ出るため、全体的な動きは南に向かっている。ただ北湖では、ゆっくりと円を描くような流れがあり、「環流」と呼ばれる。
初めて分かったのは、1925年夏の神戸海洋気象台(現神戸地方気象台)の調査。北から反時計回り、時計回り、反時計回りの三つの渦を確認し、発表した。その後の研究で、最も南にある環流は反対向きにも変化する不安定な流れとみられている。
流れの速度は秒速10〜20センチ程度で、「漁船を操っている時に潮は気にならない」と森田さん。ただ、流れによって湖底にごみが集まりやすい場所があり、「ポリ袋などが地引き網に大量に引っ掛かる」と嘆く。
なぜ環流が生まれるのか。なぜ渦の流れの向きが同じでないのか。強風や水温などさまざまな理由が考えられている。地球の自転に伴う転向力(コリオリ力)も影響する。静かに見える湖に、多くの力が働いている。
湖流は、さまざまなものを運ぶ。63年5月、守山市木浜町の湖岸工事で濁水が発生し、夏には北湖全体に広がる出来事があった。昨年に「琵琶湖環流の研究史」という論文を発表した琵琶湖博物館(草津市)学芸員の戸田孝さん(53)は、「湖流の研究が求められるきっかけになった」と明かす。
はっきりした環流が確認されている湖は、日本でびわ湖だけ。戸田さんは「さまざまなエネルギーの蓄積で水の流れが生まれ、微生物や汚染物質の拡散に影響する。今後も環流の役割の解明が必要」と語る。
15/03/04
■ガソリン価格、139.30円 3週連続値上がり(産経ニュース)
経済産業省資源エネルギー庁が4日発表した2日時点のレギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均小売価格は、前週(2月23日)と比べ1円40銭高い139円30銭となり、3週連続の値上がりとなった。
世界経済の減速懸念や米国のシェールオイルの生産増などを背景に昨年秋から急落した原油価格が1月末に底を打って上昇に転じ、元売り各社が卸価格を引き上げた影響が反映された。調査を行う石油情報センターは「来週は小幅な値上がりとなる」とみている。
都道府県別では45都道府県で値上がり。値上がり幅は香川の5円30銭が最大で、茨城と滋賀の2円40銭、三重の2円30銭が続いた。高知は横ばい、新潟は10銭値下がりした。
軽油は119円、灯油は84円10銭で、いずれも3週連続の値上がりとなった。
■レギュラーガソリン、3週間で5.8円値上がり…前週比1.4円高の139.3円(Responce)
資源エネルギー庁が3月4日に発表した石油製品の店頭小売価格週次調査によると、3月2日時点でのレギュラーガソリンの全国平均価格は前週の調査から1.4円上昇し、1リットル当たり139.3円となった。
レギュラーガソリンの値上がりは、2週連続。3週間で一気に5.8円の上昇となった。
地域別では、北海道で2.2円、四国で1.8円、中部で1.7円、東北で1.6円、近畿で1.5円、九州・沖縄で1.4円、関東で1.1円、中国で0.7円と、全エリアで値を上げた。
ハイオクガソリンは前週比1.4円高の150.1円、軽油は1.1円高の119.0円だった。
60万人の会員を持つガソリン価格投稿/愛車燃費管理サービス「e燃費」によると、2月25日のレギュラーガソリンの全国平均価格は130.0円/リットル(前週比+0.5円)、ハイオクは141.9円/リットル(同+1.9円)、軽油は105.4円/リットル(同+0.8円)だった。
なお資源エネルギー庁による平均値は「販売」価格の平均であるのに対し、e燃費は「購入」価格の平均。現実の購入でユーザーは安い価格を指向するので、購入価格平均は販売価格平均より安くなる。
全国のガソリン価格平均推移、価格ランキングなどを「e燃費」で確認することができる。
e燃費 URL http://e-nenpi.com/
■縮む琵琶湖、11年間で3センチ 地殻に変化(京都新聞電子版)
潜水ロボットを使いびわ湖を探査してきた立命館大教授の熊谷道夫さん(63)は、近年、滋賀県高島市沖の湖底から泥がいくつも吹き出しているのを発見した。「湖の下で何かが起きている」−。
地殻の変動と関係があるかもしれないと思い、滋賀県内の土地の動きをGPS(衛星利用測位システム)の位置情報でたどった。すると、高島市朽木と彦根市との距離が2012年までの11年間で3センチ縮んでいた。両市に挟まれたびわ湖も、同様に縮んでいると推察できる。
びわ湖が縮む動きは実は、過去100年は続いている、と唱える学者もいる。そして、この動きはびわ湖特有でなく日本列島全体の動きの一環とみられている。
日本列島は、海溝に沈み込む複数の大陸プレートの上にあり、プレート同士が押し合う力で伸び縮みする。その影響をびわ湖も受けていると考えられる。「びわ湖から日本、ひいては地球が見えてくる」と熊谷さんは語る。
びわ湖は約400万年前に誕生後、地殻変動などで一時消えたり、移動を繰り返しながら約40万年前にほぼ今の位置と大きさになったとされる。それは、地層や化石から分かる。
北湖から約50キロ南の三重県伊賀市を流れる服部川には、びわ湖の先祖といわれる大山田湖にたい積した350〜400万年前の泥が広がる。ここで、化石からびわ湖の生い立ちを調べている滋賀県の愛好家団体がある。「古琵琶湖発掘調査隊」だ。
絶命したコイの歯。イガタニシ。ミエゾウの足跡でできたくぼみ…。これまで見つけた化石は、びわ湖の歴史を解き明かす貴重な手掛かりとなってきた。隊長の杉山國雄さん(67)=彦根市稲部町=は「古代ゾウが歩く湖のほとりに自分もいる姿を想像するだけで心が躍る」と笑う。未来のびわ湖は、どこで、どんな姿でいるだろうか。
15/03/03
■定期観光船の運航開始 近江トラベル、彦根港発着(ChunichiWeb滋賀)
近江トラベル(彦根市)は、同市松原町の彦根港発着の定期観光船の運航を始めた。十二月六日まで無休で多景島(同市)と竹生島(長浜市)に向かう航路がある。
多景島クルーズは一日二便運航。午前便は回遊し、午後便は上陸する。午後便のみ、四月一〜二十日は運休。竹生島クルーズは一日四便あり、全便で上陸する。運賃は航路、上陸の有無に応じて中学生以上が一人千〜三千五百円。小学生が五百〜千七百五十円。未就学児は無料。中学生以上は学生割引もある。
四月一〜二十日は、桜の名所として知られる高島市の海津大崎に向かう花見クルーズも企画。一日四便運航し、運賃は中学生以上三千五百円、小学生二千五百円、未就学児無料。
予約、問い合わせはオーミマリン彦根港支店=0749(22)0619(曽田晋太郎)
15/03/02
■イナズマフェス消滅?滋賀改名に反対(web R25)
滋賀県本議会で、「滋賀県」から「近江県」への名称変更が提案されたとメディアが報じ、ネットユーザーたちの間で話題となっている。
提案した自民党県議員いわく、滋賀県という名前は全国的にあまり知られていない一方で、旧国名の「近江」は比較的認知度が高いという。さらには「近江牛」や「近江米」などのブランド食材にも使われていることから、「近江県」への変更案が浮上したようだ。
実は、これまでも何度か滋賀県の改名については県議会で議論されており、過去には「琵琶湖県」という案もあったとか。滋賀県にとって県名の認知度は大きなテーマとなっているわけだが、ツイッターでは、
「滋賀県を近江県に改名しても意味無いと思う」
「しょうも無い名前に改名すんなボケ!」(原文ママ)
「滋賀県近江県に改名とかまじなん?
なんかダサいし嫌なんやけど」
などと、「近江県」への改名案は、あまり評判が良くないようだ。
また、滋賀県では毎年「イナズマロックフェス」が行われている。これは、滋賀県出身で滋賀ふるさと観光大使である西川貴教が音楽を通して恩返しをしたいということから始まったロックフェスで、年々規模は拡大しており、2014年には10万人を集客している。
そして、この「イナズマ」という名前は、「滋賀県」の「滋」という文字の“つくり”の部分が稲妻のように見えることから名付けられたもの。そういった事情もあって、ツイッターでは、
「西川さんのイナズマロックフェスティバル開催の気持ちを考えてやれよ!」
「滋賀県じゃなくなったら『イナズマ』が無くなってしまう」
「滋賀のままで!!でないとイナズマじゃなくなっちゃうー!!」
と、もしも滋賀県が改名してしまうと、「イナズマロックフェス」にも影響があるのではないかと心配するネットユーザーも多かった。
たしかに県名の認知度の低さは大きな問題といえるかもしれない。しかし、「滋賀県」という名前に愛着を持っている人が多いことも間違いなさそうだ。
■琵琶湖:ルーツ新説に「450万年前、東海地方の巨大湖」(毎日jp)
◇滋賀県立琵琶湖博物館が検証に取り組む
「琵琶湖は約450万年前、東海地方にあった巨大湖の一部だった」とする新しい仮説の検証に、滋賀県立琵琶湖博物館(草津市)が取り組んでいる。これまでは現在の三重県伊賀地方に約400万年前にできた小さな湖が、地殻変動で北上して琵琶湖になったというのが定説だった。しかし、琵琶湖固有の生物種の遺伝子解析などから、50万年程度さかのぼる可能性が出てきた。世界有数の古代湖、琵琶湖のルーツに迫ろうとする研究が注目を集めている。
琵琶湖は、約400万年前に伊賀地方にできた「大山田湖」が、断層運動に伴って伸縮を繰り返しながら移動し、約40万年前に現在の姿になったとされる。琵琶湖の固有生物約60種の多くも、その後誕生したと考えられてきた。
ところが近年、この定説を覆す研究結果が出された。京大や東大の研究によると、ゲンゴロウブナは約450万年前、イサザは約290万年前、ホンモロコは約170万年前に元の種から分化したと推定された。
約450万〜200万年前ごろ、現在の濃尾平野と伊勢湾を含む一帯には、学術上「東海湖」と呼ばれる巨大な湖があったとされる。2012年には、津市の約400万年前の地層から琵琶湖固有種「スズキケイソウ」に似たケイ藻の化石が見つかった。発掘地点はこの東海湖の範囲で、直径が通常のケイ藻の約2倍あり、広い湖に適応して進化したとみられる。
こうした遺伝子研究から、大山田湖は東海湖の一部だったとする説が浮上。スズキケイソウに似た化石も、東海湖と琵琶湖の変遷がつながっている可能性を示唆しているという。
琵琶湖と東海地方は、鈴鹿山脈が約200万年前に隆起して隔てられた。この地域から東海湖の痕跡を示す堆積(たいせき)物が見つかれば有力な証拠になるが、まだ発見できていない。
琵琶湖博物館は15年度までの5年計画で仮説の検証を進めている。高橋啓一副館長(古脊椎<せきつい>動物学)は「多くの研究者が琵琶湖の生い立ちには別の可能性があるのではないかと考えている。矛盾を突き詰めると、東海湖の一部だった説が浮かんでくる。決め手となる証拠を見つけたい」と話している。【石川勝義】
◇興味深い仮説、多面的な検証を
東海湖の地層に詳しい星博幸・愛知教育大准教授(地質学)の話 古琵琶湖と東海湖が鈴鹿山系の隆起より前に存在したのはほぼ確実で、同じ湖だった可能性はある。近年は日本列島の成り立ちを、今回と同じように生物の遺伝子から説明する例もある。興味深い仮説で、多面的な検証を期待したい。
◇古代湖
10万年以上にわたって存在する湖。世界で24カ所(2012年時点)が確認されている。最も古いのはバイカル湖(ロシア)で、少なくとも約3000万年前には存在していたとされる。琵琶湖は7番目に古い。一般的に湖は河川から流入する土砂などで埋まっていくため、現存する湖の多くは1万年以内とされる。生物が独自の進化を遂げており、固有種が多い。
■滋賀の環境保全を参考に 台湾・台南市長ら琵琶湖博物館など見学(産経ニュース)
環境保全などの経済産業分野で交流するための覚書を県と交わしている台湾・台南市の視察団が1日、県内を訪れた。同市の●清★(らい・せいとく)市長らは、下水処理施設や県立琵琶湖博物館のほか、国宝・彦根城などを見学。滋賀の持つ水質保全のノウハウを学び、観光資源にも触れた。
台南市は、下水処理施設の整備が進んでおらず、工業化の進展に伴う廃水で海の水質悪化が進むなどの環境問題を抱えている。一方、県では、琵琶湖の水質向上を目指した昭和の「せっけん運動」以来、環境保全の取り組みが進んでいる。
水関連ビジネスの海外展開を目指している県は、平成25年12月に環境保全のノウハウを台南市で生かしてもらおうと、同市と覚書を締結した。
今回の視察は、この覚書に基づいて実現。●市長をはじめ、下水施設担当の幹部ら関係者5人は、この日、湖南中部浄化センター(草津市)や琵琶湖博物館(同市)などを見学。浄化センターでは、水に含まれる汚泥の処理方法について職員から説明を受けた。琵琶湖博物館では琵琶湖固有種の「ビワマス」や「ビワコオオナマズ」などを観賞した。
また、覚書では観光分野での交流も盛り込まれていることから、大津市の三井寺で、三日月大造知事らが視察団と会食し、意見交換した。視察団はこの後、彦根城(彦根市)にも足を運び、滋賀が誇る観光資源についても理解を深めた。
県と台南市はこれまで、職員間で交流を重ねてきたが、●市長の来県は初めて。●市長は「環境保全の取り組みについてたくさんの収穫があった」と話していた。
●=頼のおおがいが刀の下に貝
★=徳の心の上に一
15/03/01
■琵琶湖の自然学ぶ 草津の博物館で特別講座(産経ニュース)
琵琶湖の自然環境について親子で理解を深めてもらおうと、草津市下物町の県立琵琶湖博物館で28日、特別講座「びわ湖に生息する魚と湖の環境について学ぼう」が開かれた。講座には、県内をはじめ近畿各地から家族連れが参加し、学芸員の話を聞いたり、固有種のビワコオオナマズやビワマスを間近で観察したりした。
講座を主催したのは、日本自動車連盟(JAF)の滋賀支部。JAFでは、自動車業界の社会貢献策として、各支部が「自然」をテーマにした親子の体験行事を毎年開催しており、滋賀支部は今回、初めて琵琶湖博物館の協力を得て、同館での講座を企画した。
講座では、はじめに中井克樹専門学芸員(53)が、琵琶湖本来の環境を脅かす外来魚について講義。昭和60年代に、外来魚のオオクチバスが急増した結果、30種いた在来種の半分が、湖から姿を消したことや、外来魚の駆除に取り組んでいることなどを説明した。
参加者はこのあと、展示室へ移動。中井学芸員が「水槽内をそれぞれの魚の生息環境と同じ水温にしています」などと説明。子供たちは、ビワマスの水槽を観察しながら、水温が8度に設定されていることを確認していた。
初めて同館を訪れた兵庫県宝塚市の男児(10)は「魚釣りが好きで、よく魚の図鑑を見ますが、ビワマスという魚がいるのを初めて知りました。将来は魚の研究者になりたい」と話していた。