Presented by B.B.C./Biwako Bass Communications

00/04/24

荒天の西表島で
イリオモテヤマネコを見た!?かも

 西表島へ来てからというもの、どんどん天気が悪くなってます。初日にリーフ釣りに行けたのがラッキーなぐらいで、その後、23日は強い雨風になりました。残念ながら、予定していたガーラ(GT)釣りは船が出なくてアウト。そこで高市澄人さんに案内してもらって、岸釣りであちこち回りました。こういうときに釣り場に詳しい人がいると助かります。

 お昼前になって、雨が小止みになったのを確認してから出発しました。風を避けられるポイントを次々と車で回り、3番目に入った白浜という港でメタルジグに60cmぐらいのGTっぽい魚がヒットがしてきましたが、水面でバチャッと大きなしぶきが上がっただけでハリ掛かりせず逃げてしまいました。行く先々がいかにも釣れそうなポイントで、ルアーをキャストする手についつい力が入り、時間が早く過ぎていきます。

 高市さんが釣った魚を生活の糧にしているのは22日のB.B.C.ホット情報で書いた通りなんですけど、その釣った魚という中にはルアー釣りの獲物がかなりの割合で含まれています。つまり、プロのルアー釣り師なわけですから、いい釣り場を知ってても不思議ではありません。ルアー釣りについて高市さんに聞いたところ、「ルアー釣りもエサ釣りも区別しない。そのときに釣れる方法なら何でもいい」とのことでした。前日、リーフでウキ釣りをしてた理由は、「リーフでは移動がたいへんだから。待ちの釣りならルアーよりもエサ釣りの方がいい」ということなんだそうです。

 結局、この日もヒットがあっただけで魚は上がらなかったんですけど、それよりも大ニュース。もしかしたら、イリオモテヤマネコを見たかもしれません。

 釣り場を移動中に、ちょっと山道に入ったところで、高市さんが「あっ、ヤマネコッ!!」と叫びました。車から30mぐらい先を濃い茶色の大きなネコのような姿の獣が横断してます。すぐに車に気が付いて、道路脇の草むらに隠れてしまったので、見えてたのはほんの一瞬でした。すぐに車を停めて草むらを探してみたんですけど、何も見付かりません。

 あまりに瞬間的な出来事だったので、ヤマネコかどうかは高市さんもはっきりとは確認できなかったんですけど、姿形から考えても、その確率は低くないようです。後でペンションの人に聞いたら、「あのあたりの山道は、よくヤマネコが出てくる所だ」とのことでした。おまけに、道路に出て来たのを見る確率が高いのは、雨が上がって地面が乾いてきたときなんだそうです。ちょうどそういうタイミングでしたから、これはひょっとしたら、本当にヤマネコだったのかもしれません。もしそうだとしたら、とてもラッキーです。なんせ、島の人でもめったに見られないという貴重な生き物ですからね。

 ところで、西表島にはネコがいっぱいいます。どのネコものんびりしてて、家の前とかで5匹ぐらいの群れになってゴロゴロしてます。毛並みがよくてとてもかわいいんですけど、写真に写ってる縞々のなんか、ヤマネコが入ってると思いませんか。こういうのをそのまま二まわりぐらい大きくしたら、ちらっと見たかもしれないイリオモテヤマネコそっくりなんですけど、本当にヤマネコだったんでしょうか。

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