6月24日の夜、滋賀県琵琶湖周辺は強い雨になりました。そんなに長い時間は続かなくて、翌25日の朝には上がってたんですけど、ひさしぶりにまとまった雨量だったようです。雨が降る前はマイナス10cmを割っていた水位が、26日の朝にはマイナス6cmまで上昇しました。
この梅雨は、雨の日は少なくないんですけど、パラパラと降ったり止んだりの日が多くて、なかなかまとまった雨量になってませんでした。琵琶湖の水位は梅雨入り以降もじりじりと下がり続けて、6月中旬にはマイナス10cmを割っていました。その影響か、バスの活性がとても低くて、なかなかいい釣りができなかったんですけど、これで一息つけるんでしょうか。
そんな雨の合間を突いて、24日にジャッカルの岸釣りトーナメントが開催されました。ルールは琵琶湖の岸釣りならどこでもオーケーで、車を使うのも自由。結果は、約150人の参加者の内、約20人がバスをウエイインしていました。最大は50cmオーバーがウエイインされてますから、バスが沖寄りに多いアフタースポーニングシーズンの岸釣りとしては立派なものです。
どこでもオーケーということは、時間内なら車で遠くまで行ってもいいということなんですけど、そのかわり小さなバスが釣れても、めんどうだからウエイインしないということが多くなります。その点を考慮すれば、現在の琵琶湖の岸釣りでこれぐらいの成績というのは、ごく平均的なところだと思います。それよりも、参加者は加藤誠司プロらと会ったり、セミナーを聞いたり、いろんな催しに参加したりするのが楽しみのようでした。
ボート釣りは、南湖では沖のウィードアリアがメインになっています。時期的にはトップウオータープラグやバイブレーションプラグ、スピナーベイトでガンガンと攻めたいところなんですけど、先に書いたように水位が下がっているせいか、バスのご機嫌がよくなくて、スローな釣りが中心です。それも、ノーシンカーリグや極小シンカーのツネキチリグ、スプリットショットリグなどでボートを止めて思い切りていねいに狙わないと、なかなか釣れてくれません。
スポットは、この時期定番のウィードのアウトサイドのエッジは大勢のアングラーが狙うせいかもう一つです。それよりも、密度の高いウィードエリアの中にできたポケットのような空間を狙ったり、広いウィードエリアの中からちょっとした変化を見付けて釣ったりするのがいいようです。そんなポイントで、わずかでもバスの気配があったら、そこでボートを止めて時間をかけて釣る。そういう狙い方をしないと、単純に流して釣ってるだけでは釣れてくれません。そういう難しさがこの梅雨の琵琶湖のバスフィッシングにはあるようです。
ボート釣りも岸釣りも、ごくまれにですがトップでよく釣れた、いいのが釣れたという情報を耳にするようにはなっています。6月前半頃までよりはよくなってるかもしれないんですけど、ジャッカルのトーナメントの結果を見ても、いい状態とは言えないようです。琵琶湖の梅雨は、やっぱり雨がたくさん降らないとね。この週末の水位の上昇で、好転してくれたらいいんですけど、さて、どんなもんでしょうか。
バスは雨を待ち望んでる状態ですから、さらに続いて雨が降るようだと、急によくなる可能性もあります。釣行前の天気予報は見逃さないようにしましょう。雨でも釣りに行くのをやめたりしないように。それと、レインウエアは絶対にお忘れなく。