Presented by B.B.C./Biwako Bass Communications

00/10/05

大にぎわいの連休を前に
いよいよ秋めいてきた池原、七色ダム

 気楽とんぼのB.B.C.服部は、体育の日って今年も10月10日なんだと思ってました。間違いに気が付いたのは今週になってからです。それまでは、奈良県池原ダムのレンタルボートが10月8日は大入り満員だとか、同じ池原のペンションながいが7日の夜は満室だとか聞いても、飛び石連休ぐらいでなんでそんなに大勢のアングラーが詰めかけるのかなと疑問にしか思いませんでした。実は今年から体育の日が10月の第2日曜日(で合ってますよね)になって、8日、9日が連休だったんですね。ああ、そうだったのか、ということで、この原稿は池原で書いてます。

 池原ダムは台風14号の大雨によるド満水からだいぶ水位が下がって、やっと普通の満水になりました。朝晩寒い日が続いているので、水温はグングン下がってる真っ最中です。今、だいたい20度ちょっとだそうです。

 上の写真を見ていただければ水位がどれぐらいかわかると思いますが、それ以外に、今までの写真からちょっとかわってるところがあります。景色の中にくすんだ感じの色が多くなってるんですね。まだ紅葉とまではいきませんが、山の中に茶色っぽい木が多くなってきました。こういうのを見てると、いよいよ秋本番だっていう気がします。

 バスフィッシングの状況は、よく釣れる秋にはほど遠い厳しさです。8月後半の難しい状態から、大雨が降った9月10日頃に一時よくなっただけで、9月後半になると夏場以上に厳しい状態になってしまいました。5尾とか10尾というはすごい成績で、だいたい1〜3尾も釣ればいい方、あとはノーフィッシュというのが9月末から10月始めの釣れ方です。

 七色ダムの方は、大雨が降るまでははまあまあよく釣れてたのが、大雨の増水と濁りで終わってしまいました。今は池原ダムと大差ない釣れ具合です。9月始めまで1人で10尾とか20尾とか釣れてたバスはいったいどこへ行っちゃったんだって感じなんですけど、本当にどこかへ行ってしまったんでしょうか。

 希望的観測では、濁りが取れたらまた釣れるようになると言われてました。だけど、いち早く濁りが取れたエリアで釣れてるかというと、そうでもありません。下の写真は本流の同じ場所を写したもので、左が9月27日に撮影したもの、右は10月4日に撮影したものです。水位がやや下がったのと、濁りもだいぶ取れかけてることがわかると思います。それでもバスがごきげん斜めなのは、水温が急に下がり過ぎてるからなんでしょうね。

 現在は池原ダムも七色ダムも似たり寄ったりの釣れ具合というか、釣れん具合なんですけど、10月8日の日曜日はレンタルボートの予約が早くから殺到して、すでにほぼ売り切れ状態になってしまっています。その前の7日の土曜日もかなりの予約が入っていて、体育の日の9日よりも多いぐらいなんだそうです。ペンションながいは7日夜が満室、6日夜もほぼ満室なんですけど、8日の夜はそれほどでもありません。だいたいの人は7日、8日と釣りをして9日は家でゆっくりするんでしょうね。

 こういう状況の池原、七色ダムに大勢のアングラーが押し寄せたらどんなことになるんでしょうか。今日、つまり10月5日ですが、レンタルボート店のスポーツワールドに寄ってみたら、留守番1人を残して、それ以外の全スタッフが池原ダムへ釣りに出ていました。がんばってチェックして、ちょっとでもいい情報をお客さんに知らせたいということらしいんですけど、はたしてバスは釣れたんでしょうか。こういう陰の努力(本当は釣りに行きたいだけなのかもしれませんが……)が実ればいいんですけどね。なかなか狙い通りにはいかないのが現在のメジャーなバスフィールドの厳しいところです。

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