Presented by B.B.C./Biwako Bass Communications

00/11/28

絶好の釣り日和が続く琵琶湖
岸釣りが面白いシーズン


11月26日、琵琶湖大橋から撮影。写真をクリックすると大きな写真が表示されます
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 勤労感謝の日の11月23日から26日の日曜日まで、滋賀県琵琶湖はいい天気が続きました。晴天でほとんど風もない絶好の釣り日和です。バスのごきげんがいいか悪いかを除けばね。

 バスアングラーが一番多かったのは23日です。南浜漁港で開催されたクリーンアップ琵琶湖へ行く途中の釣り場は、彦根、長浜など、目に付く所はどこにでもアングラーがいました。南浜漁港にも大勢のアングラーがいて、ぽつりぽつりとバスを釣り上げていました。

 ゴミ拾いをしながら聞いて回ったところ、だいたいどのアングラーも「釣れた」っていう返事だったので、バスはけっこうよく釣れてるようです。ただし、サイズは20cm前後のマメサイズがメインですけどね。それぐらいのサイズなら見てる前で何尾も釣れてましたから、港内や突堤の周辺にはきっとたくさんのバスがいるのでしょう。それ以上の25cm前後とか30cmクラスは、マメにまじってときどき釣れてくるだけみたいで、実際に釣ってるシーンを見ることはできませんでした。

 それにしても、湖東の釣り場は湖西の近江舞子なんかにくらべたら空いてますよね。港内の要所要所で何人かが並んで釣りをしてるぐらいのものですから、肩を並べるように釣りをしてる近江舞子の石積み突堤とかにくらべたらはるかにましです。
 近江舞子でもマメバスがよく釣れてるようですし、それ以外の湖西の港でもかなり釣れだしたという情報が入ってきてますから、琵琶湖はいよいよ岸釣りのシーズンのようです。そういう情報は岸釣りアングラーもよく知っていて、11月後半の湖西の港は急に人が多くなってるんですけど、釣れてるのはやっぱりマメがメインです。

 ここ数年、秋の終わり頃の琵琶湖の港はやたらとマメバスが多いんですよね。こんなにたくさんいるマメバスが大きくならないのかと思うんですけど、バスはバスで小さいときから釣られて苦労してるわけですから、大きくなったらそんなに簡単に釣れないぐらい、アングラーよりもバスの方がベテランになってるのかもしれません。ですから、岸釣りのシーズンとは言っても、これだけアングラーが多い中で大きいのを選んで釣るとなると、釣り方に一工夫も二工夫も必要です。

 11月にたびたび近江舞子へ釣りに行ってた下野正希プロは、「小さいのだけでなくて、そこそこのはかなりいる」って言ってました。それを釣るのに下野プロは、クロステールシャッドの3inを使ってたんですけど、ルアーにそれほど強くこだわらない下野プロが「ほかのワームでは小さいのしか釣れない」って言うぐらいですから、そこそこのサイズを釣ろうと思ったら、かなりシビアな釣りをしないといけないようです。

 ボート釣りは、北湖のポイントの中でも北からの波の影響を受けやすい所が次々と釣れなくなっていってる状態です。20日頃までに、強い北風が何回か吹いて大荒れになった影響ですね。そのため、南湖の琵琶湖大橋から堅田沖、木浜沖、ディープホールなどにたくさんのボートが集まるようになりました。

 だけど、ボートがたくさん集まってるから釣れてるのかと言うと、必ずしもよく釣れてると言える状況ではないようです。ほかの場所よりはまし、といったところでしょうか。ボート釣りは岸釣りよりもシビアで、近くにはいても釣り方が間違ってたり、いいスポットへ入ってないと結果は天と地ほどの開きが出ます。40cmオーバーを釣ってるアングラーもいますから、魚はいないことないんですけど、釣れるか釣れないかは本当に腕次第です。

 というようなことで、琵琶湖もいよいよ冬の色が濃くなってきました、と原稿をまとめようと思ってたんですけど、週末明けの27日は短時間ですけどけっこう強い雨が降りました。28日は天気予報通りめちゃ寒くなるぞと覚悟していたら、ぜんぜんそんなことなくて強い日差しが照りつけるいい天気です。11月末にしては気温が高いし、どうもへんな天候なんですよね。このまま冬がやってきたら、どんなことになるんでしょうか。

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