Presented by B.B.C./Biwako Bass Communications

00/12/14

ようやく冬らしくなった琵琶湖
恒例の堅田もうでが始まった

 12月10日の日曜日、B.B.C.事務所がある大津市今堅田周辺は終日雨が降り続きました。琵琶湖南部はほぼ同様の天候だったと思います。気温は思ったほど下がらず、こんなことではまだまだ真冬とは言えないなと勝手に考えてたんですけど、翌11日から急に冷え込んで、曇り空から落ちてくる雨に雪がまじっていました。いかにも冬型の気圧配置が強まって、日本海側から雨雲が流れ込んできたという天候です。

 その翌日、12日の朝には比良山系の頂上に雪が積もっていました。雪は13日になっても解けずに残っていました。上の写真は13日の午前9時30分に撮影したものです。山頂付近にうっすらと雪が残っているのがわかるでしょうか。天候はすっかり回復したんですけど、寒さはあいかわらず続いています。琵琶湖北部周辺では雪が降ったようです。この秋以降の天候変化は、本当に極端で急にやってきます。

 11日から13日にかけて、南湖は強い南風が吹き荒れました。この風は冬の初めに特有のもので、気温よりも水温が高いことで本湖上に上昇気流が発生し、そこへ吹き込む風が南湖を走り抜ける現象です。早ければ11月後半頃から吹き始めるんですけど、今シーズンは今頃になって目立ち始めました。季節の移りかわりが遅いんですね。まあそれでも、琵琶湖にようやく冬がやって来た言ってもいいんじゃないでしょうか。

 バスフィッシングの状況ですが、9日、10日の週末までは、北湖のあちこちにあるウィードエリアで小型ながら数釣りができていました。強い北風が一時的に影響した11月後半にくらべると、12月に入ってからの方が安定した天候が続いたためか、かえってよくなってるぐらいです。ただし、水温は安定したペースで下がり続けているので、スローな釣り方が優勢になりつつあります。場所的には、北風による波の影響をまともに受ける所は、さすがに終わっちゃってて、その分限られるようになってきてます。

 岸釣りは、水温が下がるにつれて、港のまわりにバスが集まるようになってきました。特にバスが多いのは、この時期いつも出てくる近江舞子の舟だまりと石積み突堤の周辺なんですけど、この冬のバスの多さは昨年、一昨年以上だという情報があちこちから入ってます。なんだか、冬になって近江舞子に集まるバスは年々多くなってるみたいなんですけど、さすがにアングラーも多くて10月後半頃からぶっ続けで満員状態になってます。そのため、なかなか簡単には釣れないのもいつものことです。近江舞子のバスフィッシングについては、今月の琵琶湖お手軽スポットのコーナーで詳しくご紹介していますので、そちらをごらんください。

 というようなことで、いよいよ冬らしくなってきて、これから状況がどうかわるかというところなんですけど、そんな琵琶湖畔の水路でルアーをテストする下野正希プロの姿を見付けました。上の写真を撮ったのと同じ13日午前のことです。来年のフィッシングショーに向けて開発しているルアーのアクションをチェックしてるところなんですけど、下野プロ、あまりにも忙し過ぎて、歩いて5分の琵琶湖の岸まで行く時間がなくて、自宅の横にある水路でルアーを動かしてるんですね。そのそばで様子を見てるのはメーカーのスタッフの人です。

 今年も年末が近付いて、いろんなメーカーの人が今堅田へやって来るようになりました。フィッシングショーの準備や新製品の開発が、いよいよ大詰めに近付いてるんですね。それと、雑誌の取材なんかも多くなってます。寒くなってバスが釣りにくくなると、取材を嫌がるアングラーが多くなります。その分、無理を聞いてくれる下野プロやジャッカルの加藤誠司プロ、小野俊郎プロらの取材が増えます。こういうのを総称して、「堅田もうでが始まったらそろそろ年末や」と言ってるんですけど、いよいよミレニアムイヤーも終わりが近いようです。

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