Presented by B.B.C./Biwako Bass Communications

01/04/09

加藤誠司プロ好調の陰に
ジャッカル新製品の噂あり

 上の写真は今編集中のジャッカルスタイルNo.2の表紙です。真ん中の人物はご存じジャッカルのC.E.O.(Chief Executive Officer/最高経営責任者)加藤誠司プロですよね。アメリカのFLWツアーの表彰式なんですけど、加藤プロ、3月21〜24日にアラバマ州のレイクマーティンで開催されたFLWトーナメントに初参加してCo. Anglerディビジョンで3位に入賞しました。そのときの写真をさっそく表紙に使っちゃったというわけです。

 FLWのことを簡単に紹介すると、1995年に始まったトーナメントツアーで、毎回の優勝賞金が10万ドルと言いますから、日本円にして1000万円以上になります。トーナメントはいわゆるプロ・アマ方式で、プロのボーターとCo. Anglerディビジョンのノンボーターが1隻のボートに乗って釣りをして、それぞれのディビジョンで成績を競います。Co. Anglerディビジョンの優勝賞金は1万5000ドルですから、こちらも大した金額ですよね。加藤プロは3位になって4000ドルの賞金を獲得しました。

 今回のトーナメントの3日目に加藤プロはリック・クランのパートナーになりました。リックはお得意のクランクベイトやスピナーベイト、フリッピングなどで早いテンポで釣っていきます。そのボートの後ろで加藤プロは、クランクベイトのRS-150で負けじとバスをキャッチしました。加藤プロの3尾目のバスは、リックがルアーをキャストした後のスポットでキャッチしました。それを見たリックは、ボートを戻して再びそのスポットを流し、2尾のバスをキャッチしました。そしてニヤリと笑いながら加藤プロに「Thank you」と言ったそうです。

 加藤プロが参加したFLWトーナメントのもようは、FLWのホームページ(http://www.operationbass.com/flw/index.cfm)でごらんになることができます。加藤プロの写真もいろいろ出てます。

 FLWトーナメントから帰国してすぐに、加藤プロは新しいクランクベイトの開発を始めました。早いテンポで釣っていくリックの後ろで、その釣りについていこうとしたときに、RS-150ではときとしてスピード負けしてしまうことがあったんだそうです。そこで、ハイスピードリトリーブに強くて、広いエリアを効率よくカバーできて、しかもしっかりときれいに泳いでくれるクランクベイトを造ろうとしたわけなんですけど、答はすぐに出ました。

 4月6、7日に琵琶湖で開催されたJBマスターズプロトーナメントの初日、加藤プロはこの新しいクランクベイトのプロトモデルで2kgオーバーのバスをキャッチしてきました。2日目も同じクランクベイトで2尾のバスをキャッチして、2日間のトータルで20位に入賞しました。できあがったばかりのクランクベイトのプロトモデルを使って3尾のバス全部をキャッチし、それで入賞してしまうんですから、これってかっこよ過ぎますよね。加藤プロは3月のJBマスターズ第1戦の23位に続いて連続入賞です。

 このクランクベイト(開発コード名・リックモデル)、加藤プロが思い付きでパッパと造っただけですから、この先どうなるかはまったくわかりません。ジャッカルと加藤プロのことですから、急に発売になるかもしれませんし、しばらく放っておいて飽きちゃったら、そのままほったらかしになる可能性もあります。

 ジャッカルからは間もなくスピナーベイトのイラプションが発売されますし、来月早々には野池用のクランクベイトとして開発されていたチェリー44も発売になります。まだほかにもいろいろと順番待ちしてるルアーがあるんですけど、加藤プロ、こんなにいっぱい造っちゃって、いったいどうするつもりなんでしょうね。この際ですから、いっそのこと毎月二つずつぐらい新製品を出してもらいましょうか。

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