Presented by B.B.C./Biwako Bass Communications

02/01/21

琵琶湖の厳しさの中に光明
加藤プロの新製品ラッシュ続く

 1月19日のB.B.C.ホット情報で滋賀県琵琶湖のバスが釣れてないって書いたんですけど、ぜんぜんまったく釣れてないということはないみたいです。たくさん釣れたっていう話は聞かないんですけど、大勢のアングラーの中にはいいサイズのバスを釣ってる人もいます。

 リブレフィッシングガイドの河畑文哉プロは20日の午後にひさしぶりに様子を見に釣りに出て55cmのバスをキャッチしました。真冬の琵琶湖らしい、すごくプロポーションのいいバスです。詳しいことは河畑プロのホームページをごらんいただきたいんですけど、こういうのがカウンターでドカンと釣れるってことは、やっぱりもう厳冬期と考えた方がいいんでしょうか。

 同じ20日に近江舞子の石積み突堤で42cmをキャッチしたのは四日市市の平田佳大さんです。石積み突堤の先端右角から常吉リグをキャストしていたときにゴツンとはっきりしたアタリでヒットしてきました。

 平田さんが石積み突堤で釣りをしている間、ほかのアングラーは誰も1尾もバスを釣ってなかったそうです。こういう釣れ方をするっていうことは、いよいよ岸釣りも厳冬期なのかもしれないんですけど、それにしては港の中でそこそこのサイズが釣れるパターンがまだ成立しません。今一歩、中途半端なんでしょうかね。

 その20日の夜から琵琶湖南部周辺は雨になりました。一時はかなり強くて、土砂降りの雨です。南東からの風が強く、気温も高くて、夜半でも琵琶湖大橋西詰めの気温表示は8度になってました。15、16日の雨で上昇した水位はさらに高くなって、21日の朝にはマイナス52cmまで回復。さらにこのままマイナス40cm台に突入しそうな勢いです。

 そんな週末も終わろうかという20日の夜遅くまで、あいかわらず休日返上で仕事してるのは、ジャッカルの加藤誠司プロです。もう、作り始めたら止まらないって感じで、新作ルアーのプロトモデルをどんどん作ってます。

 20日の夜12時近く、加藤プロが仕事をしているジャッカル琵琶湖研究所のデスクの上には、O2メタルのニューサイズやクランクベイト、ミノーのプロトモデルが乱雑に置かれてました。それをパッパッと並べて撮ったのが上の写真です。これらのプロトモデルを見てると、2002年に加藤プロがやろうとしてることが少しはわかるんじゃないでしょうか。

 だけど、これってまだまだごく一部なんだそうです。それほどのパワーを注ぎ込んでるからこそ、休日の深夜まで仕事することになるんでしょうけど、こんなにがんばって仕事してるルアーデザイナーって、加藤プロ以外にいるんでしょうか。

 何が加藤プロをこれほどまで駆り立てるのか、そのあたりのことをどこかの雑誌でも新聞でもいいから、ちゃんと取材して載せてくれたら面白いと思うんですけど、今の雑誌や新聞って、こういう仕事をしたがらないんですよね。ほかのメーカーやアングラーの顔色ばかりうかがってないで、たまにはこういう刺激的な仕事もしろよと思うんですけど、やっぱり無理なんだろーなー、広告ガタ減りして顔色かわってる雑誌や新聞には……。

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