Presented by B.B.C./Biwako Bass Communications

02/11/02

琵琶湖は寒くなっても
まだシャローのミノーが好調

 滋賀県琵琶湖は10月末から急に寒くなって、冬の始めごろみたいな天候が続いてます。水温も下がって南湖は15度以下、北湖でも17度前後になってるんですけど、まだシャローのウィードエリアにはバスがたくさんいてミノーでガンガン釣れてます。

 このところ好調の杉戸繁伸プロのフィッシングガイドのプラクティスに同行して、11月2日にひさしぶりにバスボートで琵琶湖へ出ました。杉戸プロはTDミノーとスクワレル、それにジャッカルから間もなく発売されるマスクの量産試作品を使って次々とバスをキャッチしていきます。

 場所は北湖の南寄りで、水深2m前後のシャローのウィードエリア数カ所です。シークレットのような場所は1カ所もなくて、すべてバスアングラーによく知られた有名な場所です。そんなポイントでも20〜25cmぐらいのバスがたくさんいるみたいで、釣ろうと思えば入れ食いに近いペースで釣れてきます。その中に、ときおり25〜30cmちょっとぐらいのがまじってくる感じです。もうちょっと大きいのも粘れば釣れるとのことなんですけど、そうなると時間がかかりそうですね。


 この日は3連休の初日だったんですけど、寒くて風が強いという予報が出ていたので、バスアングラーはそんなに多くありませんでした。北湖のポイントを何カ所か回った中でボートが多かったのは、小野沖ぐらいのものです。岸釣りは、和邇川尻に立ち込んで釣ってるアングラーが数人いました。

 杉戸プロは小野沖でも次々とバスを釣ったんですけど、まわりのボートはほとんど釣ってませんでした。釣り方が違うんですよね。ミノーでよく釣れてるのに、まわりのボートはほとんどがソフトベイトのライトリグでスローに釣ってます。一部スピナーベイトなどを使ってるアングラーもいるんですけど、ミノーをキャストしてるアングラーはいませんでした。

 マスクのテスト結果は上々です。これってコンセプト的なことを考えれば、必ずしも琵琶湖のシャローのウィードエリアをテンポよく釣っていくのが得意なタイプのルアーではないと思うんですけど、杉戸プロのお気に入りであるTDミノーとくらべても負けてません。ということは、ていねいに食わせていかないといけないような局面になったら、つまり、このルアーがもっとも得意とする状況で使ったら、けっこうすごいんじゃないでしょうか。

 テストした杉戸プロの感想は、「はまったら恐そうなルアーですね」とのことでした。それと、杉戸プロが釣ってるのを見ていて気が付いたんですけど、マスクはボディが柔らかな素材でできてるせいか、掛かったバスがバレ難いような気がしました。

 杉戸プロによると、去年の秋にスクワレルを使って数釣ってたのと同じエリアで、この秋はミノーが効いてるんだそうです。その原因は、ウィードが多くなってるかららしいんですけど、「この分なら12月頃まで数釣れるんじゃないか」と杉戸プロは言ってます。琵琶湖周辺の山は、この10日ぐらいの間に急に紅葉が目立つようになったんですけど、11月中に一度ぐらいは暖かい日が帰って来ることもありそうです。琵琶湖はまだ当分の間、バスの数釣りが楽しめるんじゃないでしょうか。

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