Presented by B.B.C./Biwako Bass Communications

03/01/11

厳冬期の池原、七色ダムは
濁りと増減水にご注意を

 お正月休みの奈良県池原ダムは1月3日と4日がバスアングラーの多いピークで、全体で20〜30隻のボートが釣りに出てたそうです。多いと言っても春から秋の平日よりもはるかに少ないんですけどね。寒さに負けないでよく釣りに来てるという意味では、けっこう熱いものがあります。

 その後、5日は冷え込みと強風で釣りどころではなくなりました。池原ダム周辺で朝のうち雪が降り、国道169号の伯母峰トンネル付近は積雪と凍結で普通のタイヤでは通れなくなってしまいました。お正月休みが終わった6日からはアングラーがほとんどいなくて、釣り場は閑散としてます。国道169号はずっとチェーン規制が出っぱなしなんですけど、だいたいはチェーンもスタッドレスもなしで通れてます。ただし、未明や早朝は気温が0度以下になるのが普通ですから、特に伯母峰トンネル付近は部分的に凍結することがありますので、運転にはくれぐれもご注意ください。

 3連休初日の11日は、お正月休みのアングラーが多かったときに負けないぐらい釣りに来てます。トボトスロープからは10隻以上が釣りに出て、12日にはさらにたくさんの予約が入ってるそうです。スタッフは「寒い時期にありがたいことです」と言ってました。池原ダム全体では30隻以上釣りに出てるでしょうか。天気がよければ予約なしで来るお客さんが増えるので、最終的にはもっと多くなるかもしれません。連休の最終日は予約も少なくて、ボートの数はうんと少なくなりそうです。3連休を通してアングラーが増えたり減ったりするパターンは秋の連休とかわりません。

 池原ダムの水位は、ゆっくりと下がり続けてたのが、8日頃から減水のペースが加速しました。この減水は計画的な放水によるもので、これからいよいよ真冬の低水位に向かうのかもしれません。減水の影響なのかどうか、ボディウオーターにうっすらとした濁りが発生してます。バスの釣れ具合はやや渋くなって、30cmクラスを中心に1人数尾も釣れればいい方です。40cm台はときおり上がる程度、50cmオーバーはめったに釣れなくなってます。12日にはトボトスロープでショップのトーナメントが開催されるそうですから、その結果を見ればさらに詳しい傾向がわかるんじゃないでしょうか。

 池原ダムからの放水の影響で、七色ダムのボディウオーターもうっすらと濁ってます。水位は、岸に覆い被さった木の枝が漬かるぐらいの満水です。それでもバスが釣れないことはないようで、写真を撮影した小口橋の近くで10日に釣りをしたアングラーは、40cm台を2尾キャッチしたと言ってました。数はそんなに多くないけど、池原ダムで釣れるのよりも一回りか二回り大きいバスが安定して釣れてるようです。そのためなのかどうかわかりませんが、平日は池原ダムよりもアングラーが多いぐらいです。これから池原ダムが大減水になるようなら、池原ダムで釣るか、七色ダムで釣るか悩まないといけなくなるかもしれませんね。

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