Presented by B.B.C./Biwako Bass Communications

03/08/12

台風後の池原ダムは好調
七色ダムは泥濁り

 台風10号通過後の奈良県池原ダムはバスがよく釣れてます。台風が通り過ぎた直後の8月9日夕方にボートを出したら、各流れ込み周辺で何尾も立て続けに釣れたそうです。短時間に2、3カ所釣っただけで15尾ほどキャッチできたそうですから、時間をかけて流れ込みを順番に狙っていったら数10尾の釣果になったんじゃないでしょうか。

 その後、10日からはボート1隻で20尾前後釣ってくるのはめずらしくなく、サイズもよくて30cm台後半から40cmオーバーがかなりまじってます。トボトスロープでは10日に58cm、11日は52cm以下50cm前後を1人で8尾というアングラーがいました。

 バッシングポイント池原では12日に50cmが出てます。カップルや親子で釣りに出て、けっこうよく釣ってきてたボートが何隻もありました。釣り方はノーシンカーやミノー、トップウオーターがメインで、浅い所に浮いてるバスを手早く釣っていくのがいいようです。

 池原ダムの水位は、台風の雨でド満水になったのが、わずかに下がりました。濁りは全域に広がってるんですけど、1日1日とゆっくりしたペースながらも、ましになりつつあります。12日現在、支流のバックウオーター近くから順に十分バスが釣れる程度の濁りになってます。

 台風前は28度前後あった水温が、台風直後は23度前後まで下がり、その後3日の間で26〜27度まで上昇しました。ただし、水温が高いのはごく表層だけだと思われます。水温が下がってバスのコンディションがよくなり、薄れつつある濁りにもなれて浅いタナへ浮きやすくなってることが現在の好調の原因のようです。池原ダムの多くのエリアで現在はそういう好条件がそろってるようです。

 七色ダムは泥濁りになってしまいました。こうなると、池原ダムから濁った水が流れ込み続けるので、なかなかクリアな状態には戻りません。まずは大又川や西川などの水量の豊富なバックウオーターから濁りが取れ始めてバスが釣れるようになり、本流筋は5日以上たって濁りが沈み始めてからジワジワと釣れる状態に回復していくというのがこれまでのパターンです。本流筋でバスが釣れるようになるのは、早くても今週末頃になりそうです。このお盆休みの間は、難しい釣りが続きそうですね。

 それでも七色ダムはアングラーが多くて、特にレンタルボートは台風後も池原ダムより動いてる割合が高いぐらいです。7月末頃からは池原ダムでもバスがよく釣れてて、しかも台風後の七色ダムは泥濁りになってるにもかかわらずですよ。つまり、7月前半頃まで七色ダムでバスがよく釣れてたという情報を元に、それから1カ月近く経過してるにもかかわらず、お盆休みだということで台風の影響も気にせず七色ダムへ釣りに来てるアングラーがかなりの数いるということなのかもしれませんね。

 このお盆休みは池原、七色ダムとも13日頃からバスアングラーが本格的に多くなりそうです。池原ダムは現在ほどではないとしても、まだしばらく好調が続くんじゃないでしょうか。七色ダムの方は、泥濁りからどれぐらい回復するかが問題です。場合によっては、このまま秋になってしまうかもしれません。そういうことを判断するためにも、このお盆休みの池原、七色ダムの釣況に注目する必要がありそうです。

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