Presented by B.B.C./Biwako Bass Communications

03/10/09

減水が止まらない池原ダムと
濁りっぱなしの七色ダム

 奈良県池原ダムは10月に入ってからというもの水位が毎日50〜60cmのペースでどんどん下がり続けています。10月から11月というと、そろそろ雨が少なくなってくる季節です。このまま下がり続けて冬になったら大減水になってしまうんじゃないかと思うんですけど、大丈夫なんでしょうかねえ。すでに例年の夏場以下の低水位になってるから、今週末の体育の日がらみの連休もボート桟橋への上がり下りがたいへんです。

 ただでさえ低かった水位がさらに急激に下がったため、広い範囲に濁りが入ってしまいました。本流はダムサイト付近からバックウオーターまでほぼ全域が濁ってます。坂本筋も広い範囲で濁りが入ってます。減水でバックウオーターは白川橋のすぐ上流まで下がってきて、白川又谷はぜんぜん水がありません。

 バスの釣れ具合は、低水位にも濁りにもすっかり魚がなれたのか、一時よりも安定したペースが戻ってきました。1人で数尾というのが平均的なところで、5〜10尾というアングラーはけっこういるし、中には1人で20尾前後も釣ってくるアングラーもいます。中心サイズは30cm台で、それに40cmオーバーがけっこうな割合でまじります。50cmオーバーも毎日のように釣れてて、トボトスロープでは10月8日に58cm、2580gが上がりました。大きいのを狙って釣れるのはこれぐらいのサイズまでで、60cmオーバーはちょっと難しいようです。

 パターン的には、安定して釣れる水深が10〜15mとちょっと深くなってます。大きなバスは立ち木に付いてたりして、フォーリングで釣れることもあるんですけど、そういうのを狙うと数が釣れません。いろんな水深、いろんな釣り方で釣れる可能性がある一方で、一つ間違えるとどこで何をやってもアタリがないということが起こりがちなのは、秋の池原ダムの特徴です。「ぜんぜんダメ」とか「手も足も出ない」と言うアングラーはそんな落とし穴にはまってるんじゃないでしょうか。アングラーによって好不調がはっきり分かれる傾向が強くなってきてるのは確かなようです。

 七色ダムは依然として濁りが取れません。支流の大又筋や西川の水質はかなり回復したんですけど、ボディウオーターは濁りがひどいままです。上流の池原ダムから濁った水の放水が続いてるため、この秋から冬にかけては濁りが取れる望みはなさそうです。

 池原、七色ダムとも平日に釣りに来るアングラーはめっきり少なくなりました。各レンタルボート店、昇降業者から数艇ずつが出てるだけです。体育の日がらみの連休は、11日の土曜日にレンタルボートや宿の予約が多くて、けっこうな混雑になりそうです。それ以外は、日曜日も月曜日も予約はそんなに多くないそうですから、釣りに行くんだったら日曜日あたりがいいかもしれません。月曜日の体育の日は3連休の最終日の常で、ガラ空きになるんじゃないでしょうか。

 そんないい感じの秋になった池原、七色ダムなんですけど、5日の日曜日に事故が起こりました。2人乗りのレンタルボートが池原ダムで走行中に岸だか島だかに突っ込んで、1人が体を強くぶつけてケガをしたんだそうです。ボートはFRPのハルが浸水するほどのダメージを受け、ケガも軽くなかったと言いますから、笑ってすませる事故ではありません。このところ事故の話題が続きますよね。事故というのは起こりだしたら続きますから、皆さんもくれぐれもご注意ください。

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