Presented by B.B.C./Biwako Bass Communications

03/11/25

水温急低下でも
大きなバスが釣れてる琵琶湖

 上の写真は11月24日の杉戸繁伸プロのガイドでゲストがキャッチした47cmです。23日の勤労感謝の日はいいサイズを何尾も釣ってたのが、翌日の代休は40cmオーバーがこれ1尾だけでした。水温が下がったのと、2日連続のトーナメント開催でハイプレッシャーが続いたからか、バスの活性は1日違いで大違いだったとのことで、キーパーをなんとか10尾ほど釣るのがやっとだったそうです。

 23日は琵琶湖オープン、24日はレンジャーオーナー限定のトーナメントが開催されたんですね。琵琶湖オープンもこの時期のトーナメントにしては好調だったんですけど、翌24日のトーナメントはさらにすごくて、60cmオーバーがなんと2尾もウエイインされました。釣れた場所は2尾とも南湖の自衛隊沖です。

 いいサイズのバスが連休中によく釣れたのは、自衛隊沖やにおの浜沖、ディープホール周辺、近江大橋西寄り周辺、膳所沖など南湖の南寄りのエリアに集中してます。北湖よりも南湖の方がサイズも数もよくて、全湖がエリアのトーナメントなのに南湖で釣りをするボートが多数を占めてました。

 釣り方はスプリットショットリグやツネキチリグからスピナーベイト、バイブレーションプラグまで本当にいろいろです。この場所はこの釣り方という決め手がなく、使い方次第で何でも釣れてしまう一方で、何を使っても釣れないということが同時に起こります。

 釣れてるのはウィードエリアなんですけど、広いウィードエリアのどこに絞るのかと、そこで何を使ってどう釣るかを完璧に重ね合わせないといけません。少しでもずれたら、ぜんぜん釣れないどころか、バイトすらないということになってしまいます。バスは釣れてるんですけど、それぐらいシビアです。

 24日のトーナメントに参加して釣りに出てた下野正希プロの報告によると、見てる前で杉戸プロのゲストに釣られたそうです。それが上の写真のバスです。釣り方はスプリットショットリグのドラッギングで、同じように釣ってもツネキチリグは食わないと杉戸プロは言ってました。詳しくは杉戸プロのレポートをごらんください。

 連休中の琵琶湖は上のような状況だったんですけど、こういう情報ってどれぐらい役に立つんでしょうか。そんなことを考えるのは、「Bassingかわら版にはどこで釣れるかという情報があまり出てないのが物足りないと感じてる人がいる」という意味のことをちょっと前にある人から言われたからです。そこで上のようなことを書いてみたんですけど、これを読んだからといって、その場所へ行けばバスが釣れるのかな?と思ってしまいます。

 もう一つ、同じようなことで、杉戸プロがメタルジグで釣ってるという話を別のある人にしたら、いきなり「どこですか?」と聞かれました。琵琶湖でこの時期にメタルジグと言ったら、あそことあそことあそこと、その中で杉戸プロが行く場所と言えば……。それぐらいは自分で調べるなり、考えるなりしてほしいと思うんですけどね。どこで釣れるかという情報が出てないのが物足りないという人は、そういう手間はかけずにインスタントに釣れる場所の情報がほしいようです。

 杉戸プロとB.B.C.服部がこういう話をするときに、具体的にどこかということは特に確かめる必要がない限り聞きません。もし聞いたら、誰かに尋ねられたときに知らないとは言えないし、ほかの場所を教えるわけにはいきませんからね。ですから、嘘をつかないためにも、最初から聞かないんです。せいぜい聞いても、南湖の南の方とか、西岸とか東岸とか、北湖西岸のウィードエリアとか、沖島周辺とか、そういうレベルです。これは下野プロと話するときも同じで、Bassingかわら版に書くときは、だいたいそのようになってるはずです。

 それ以上に詳しい場所は、ガイドの営業機密ということもあるんですけど、それぐらい自分で考えなかったら、琵琶湖でバスフィッシングをする楽しさも何もあったものではありません。ただバスが釣れてるだけです。そういう考えでは、Bassingかわら版に登場するバスアングラーはだいたい一致してます。ですから、ここに書いてないレベルのことは、どうかご自分で考えてください。あるいは、誰かに聞いて回るとかですね。そうすれば、なぜそうなのかということを懇切丁寧に教えてもらうことができるはずです。なぜなら、上手なバスアングラーほど、そういうことを誰かが聞いてくれるのを心待ちにしてますからね。

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