Presented by B.B.C./Biwako Bass Communications

04/01/06

下野正希プロのお正月は
釣り、釣り、釣り、ちょっと仕事

 下野正希プロが手にしてるのはスッポンです。1月から始まるアメリカ遠征の資金稼ぎに京都の川魚屋さんへ働きに出ただけでは追い付かなくて、とうとう材料を自宅に持ち帰って内職を始めました。よっぽどピンチなんでしょうかねえ。釣り業界の不況ここに極まれりって感じですね。

 嘘ですよ。ネットに書かれてることを何でも信じちゃダメですよ。本当は年末に手伝いに行ってた川魚屋さんでスッポンをもらって帰って、それをお正月に料理して食べようとしてるところです。下野プロは昔取った杵柄で、魚や鳥だけでなくスッポンも見事な手際でさばくことができます。へんなバスプロです。

 下野プロのお正月は、だいたい毎年1日、2日は家にいます。家で何してるかと言うと、アメリカ遠征の準備はしないで、広い部屋いっぱいにヘラブナ釣りの装備を広げて遊んだり、石鯛の仕掛けを作ったりしてます。夜、1人の時間はアメリカのバストーナメントのビデオを何回も繰り返して観てます。アメリカ遠征に出発するためのテンションが上がらないうちは、ほかの釣りのことをして気を紛らして、次第にテンションが上がってきてからアメリカ行きの準備を始めるのがいつものパターンです。

 1月3日はおなじみのレイクサイド水茎へヘラブナ釣りに出かけました。これが下野プロの初釣りです。初釣り大会があったそうなんですけど、釣れたのは4尾だけで下から数えた方が早い成績でした。

 4日は雑誌の原稿こうとしたんですけど、いろんな人が新年のあいさつに来たりして、結局何もできませんでした。アメリカへ出発する前に書き上げておかないといけない原稿は、翌日の仕事に回されました。

 5日は近所のカヤ池へちょっとだけ釣りに行きました。もしかしたら寒ブナが釣れるかなって感じです。原稿書きとショップやメーカーの偉い人が新年のあいさつに来た合間に行ったから、あまり気合いは入ってなかったそうで、結果はまるボーズでした。水茎の初釣りに続いて、イマイチさえない結果です。

 6日は三重県の梶賀へイシダイ釣りに行きました。年末までに決着を着けようとしたのが年を越して、1月に初イシダイ釣り兼'03-'04シーズン最後のイシダイ釣りになってしまいました。梶賀の磯は1月というのにぜんぜん寒くありません。アタリもけっこうあって、どんどんエサを取られます。イシダイか!?と思うような大きなアタリも何回かあったんですけど、結局イシダイ竿は舞い込まず、中途半端に押さえただけのアタリを合わせて、30cm弱のイシガキダイが1尾釣れました。

 「また決着が着かへんかったなー。勝負はアメリカ遠征が終わってからに持ち越しや!!」と下野プロは言ってるんですけど、これって次のシーズンになるってことですよね。シーズンで勝負を切ったら、下野プロの負けなんじゃないでしょうか。バスプロはなかなか負けを認めませんから、こういう言い方になるんですね。

 つまり、アメリカ遠征前に一通りの釣りをやっといて、思い残すことなくバスフィッシングに専念しようというわけです。家へ帰った下野プロは、7日にアメリカへ持って行くタックルやルアーなどの準備をして、8日は食料と衣類の準備をすると言ってました。今度こそ本当だと思いますよ。なにしろ出発は9日だし、スポンサーからはアメリカへ持って行くタックルやルアーが次々と届いてます。もうこれ以上先延ばしはできませんもんね。

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