Presented by B.B.C./Biwako Bass Communications

04/04/25

大荒れの琵琶湖をアメリカンに
攻略する下野正希プロ

 4月24日の滋賀県琵琶湖は北寄りの風が強くて大荒れになりました。一時は突風並みで、エレクトリックモーターをフルパワーで踏み続けてもボートを止められないぐらいです。このところ好調の河畑文哉プロ杉戸繁伸プロがフィッシングガイドを途中で切り上げてたぐらいですから、よほどひどかったんですね。さすがに朝からこれだけ風が強いと、釣りに出るボートは少なくて、このところ週末の度に船団ができてる南湖の人気ポイントも空いてます。だけど、釣りどころではありませんから、空いてても意味ありません。

 そんな厳しい状況の中でがんばったのが下野正希プロです。定時の午後4時まで、いっぱいいっぱい釣りをして、きっちりゲストに57cmを釣らせてました。こんなひどい風の中で1日がんばるのもアメリカンなんですけど、釣り方もアメリカンです。2/0のオフセットフックに6in半のカットテールワームをワッキー掛けしたノーシンカーリグで1日押し通したそうです。今週は下野プロのガイドウィークで、ひさしぶりに琵琶湖で釣りをしてるんですけど、最初からほとんどカットテールのワッキーしか使ってないそうです。これって、アメリカそのままですよね。それで釣ってくるから大したものなんですけど、こういう釣りにお客さんを1日付き合わせることができるのも、下野プロだからかもしれません。

 ほかのバスアングラーはだいたいお昼ぐらいまでで上がっちゃってました。それでもあきらめ切れないアングラーは、マリーナに泊めたボートから釣りをしたり、岸釣りをしたりしてました。風は強いけど、家へ帰るにはもったいないぐらいのいい天気ですからね。それでたまに釣れることがあるから、さすが春の琵琶湖です。また天気がよくなったら、きっとよく釣れるようになるでしょうね。

 4月初めから数もサイズもよく釣れ続いたから、24日の大荒れはバスに一息入れてもらうのにちょうどよかったんじゃないでしょうか。冷たくて強い風に1日吹きまくられた影響で、水温がちょっと下がってるかもしれないんですけど、25日は風が弱まっていい天気になりそうですから、どれぐらい釣れるか楽しみですね。

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