Presented by B.B.C./Biwako Bass Communications

04/05/15

大荒れになったら
ガラ空きの琵琶湖

 5月15日の滋賀県琵琶湖は、どうなってるのと聞きたくなってしまうぐらいのガラ空きでした。午後2時過ぎの名鉄沖はボートが1隻も浮かんでません。南東からの強風で大荒れの中をアルミボートがアップアップしながら走っただけでした。

 名鉄沖は南東の風がまともだったから極端に空いてたんじゃないかと思ったら、ガイドの練習に出てた杉戸繁伸プロの報告によると、ほかも空いてたそうです。名鉄沖ほどではありませんが、好きなようにボートを流しながら釣りができたそうですから、スポーニングシーズンに入ってからのへたな平日よりも空いてたんじゃないでしょうか。マイボートのアングラーだけでなく、レンタルボートもとても少なくて、フィッシングガイドも誰も会わなかったとのことですから、バスアングラーの動きが全般に悪かったのかもしれませんね。

 今にも雨が降りだしそうな曇り空で風が強くてガラ空きときたら、これはアフターのバスが動きだしてよく釣れるんじゃないかと思ったら、そんなことはありません。杉戸プロはなんとか56cmと40cm、43cmほか5尾ほど釣ったけど、簡単ではなかったと言ってました。前半はベイトタックルオンリーでけっこう苦労しながらサイズをそろえて、少しだけスピニングでやってみたら30分ほどで1kgオーバーが釣れたそうです。13日の雨による濁りの影響からまだ抜け切れてないのかもしれないんですけど、1日中スピニングでやればそれなりに釣れるぐらいには回復しつつあるということかもしれませんね。

 15日の強風で、南湖の西岸は特に水質が悪くなってるそうです。ということは、狙いは西岸でしょうか。先週末は赤野井沖であいかわらずよく釣れたそうですから、水況が回復したらまた釣れるようになるかもしれません。16日の日曜日は雨になるという予報が出てて、おそらく釣り場は空いてるでしょうから、思い切って釣りに出てみたら面白いかもしませんよ。

 それにしても、リリース禁止以降の琵琶湖のバスアングラーは、ちょっと天気が悪かったら釣りに来ないし、バスが釣れてなかったら釣りに来ないし、本当に行動に統制がよく取れてます。リリース禁止のバスをわざわざ雨に日なんかに釣りに行きたくないということでしょうか。まるでみんながどこかで集まって打ち合わせしてるみたいですね。

 おまけにバスの方も、ゴールデンウィーク前の大荒れでピタリと釣れなくなって、連休中にちょっと回復したと思ったら雨でアングラーが減っちゃいました。まるでアングラーの行動を見透かしてるみたいです。連休で琵琶湖へ釣りに来たアングラーの中には、「こんなはずじゃなかった」と思った方も多かったんじゃないでしょうか。

 そんな連休の人出の合間を付いて、バスが釣れるようになるタイミングを測って面白い釣りをしたアングラーがけっこういたようです。フィッシングガイドはあいかわらずよく釣ってます。今の琵琶湖って、なんかバスとバスアングラーの仲よしクラブみたいになってきましたね。

■B.B.C.ホット情報データベースへ
■B.B.C.ホット情報のテーマ別インデックスへ