Presented by B.B.C./Biwako Bass Communications

04/05/24

水位が上昇した池原ダム
これからがチャンスか

 奈良県池原ダムは水位が一気に3mほど上昇しました。台風の影響による雨は期待したほどではなかったんですけど、その前の5月16日前後に降った雨が効いたんですね。水位が一番低かった3月下旬頃にくらべると5m以上の増水で、本流のバックウオーターは白川発電所の放水口付近になってます。

 急な増水で本流のバックウオーター付近は泥濁りになってしまってます。本流の中間域は薄濁り、下流部と坂本、備後筋は水質がよくなりました。水温はダムサイト近くのボディウオーターで18度前後で、例年の同時期にくらべるとやや低めです。というようなことで、レンタルボート店や昇降業者のスタッフの中には、これから大きなバスがよく釣れるようになるんじゃないかと予想する人もいます。

 22日の土曜日はひさしぶりのいい天気になって、けっこう大勢のバスアングラーが釣りに来てました。池原ダム全体で釣りに出てたボートは150隻ほどでしょうか。持ち込みのマイボートも少なくないんですけど、それよりもレンタルボートがよく動いてます。釣り場の混み具合は、坂本筋や備後谷の人気ポイントでも後から入って行くスペースがあるぐらいですから、好シーズンの週末の池原ダムにしては、大して混雑してるというほどではありません。まあ、程々ですね。

 池原ダムは土曜日の方が日曜日よりもアングラーが多いんですね。今シーズンはその差がやや大きくて、「土曜日がこれぐらいの混み方やったら、明日は空いてるよ」とスタッフは言ってました。日曜日に日帰りで釣りに来るアングラーが多い琵琶湖にくらべると、やっぱり池原ダムは遠くに感じるから、土曜日に釣りに来て日曜日は空けてるアングラーが多いようです。

 水位が上昇して水質がよくなってる割に、大きなバスが目立ってよく釣れるようになってるようなことはありません。そのかわり、30〜40cmから50cm前後までを1人平均5尾ぐらいから多いアングラーは20尾ぐらい釣ってきてます。ノーシンカーのワッキーリグや中にはミノーやトップウオーターで釣って楽しんでるアングラーもいるぐらいですから、大きなバス以外は好調と言えます。

 これで大きなバスがよく釣れるようになってくれたらいいんですけどね。だけど、「大きいのが釣れない方が、めちゃくちゃ混まなくて、楽しく釣れるからいい」と言うアングラーもいますから、一概には言えません。今ぐらい数釣れて、大きいのが程々釣れる状況が、7月初め頃まで長く続いてくれた方が大勢のアングラーが楽しめていいのかもしれませんね。

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