Presented by B.B.C./Biwako Bass Communications

04/07/29

どこまで突っ走る!?
ジャッカルと加藤誠司プロ

 infoseekの台風情報を見て悩んでるのはジャッカルの加藤誠司プロです。週末に取材に行かないといけないところへ、台風10号がまともに来そうなんですね。「くっそおー、台風かあ」と言いながら、「だけど、もしかしたらよく釣れるかも……」と最後はそういう話になるから、やっぱり加藤プロも釣り好きです。

 加藤プロが兵庫県加古川へ2回取材に行って、2回とも爆釣したことは、すでに琵琶湖の湖底からでお伝えしたんですけど、サンテレビThe Hit!の放送日を間違ってました。7月29日夜放送と書いてたのは28日の間違いです。申し訳ないから再放送日をお知らせしようと思ったら、それも29日朝に終わっちゃってます。放送が終わってからの訂正で申し訳ないんですけど、見逃された方はCS釣りビジョンでごらんいただくか、週刊ルアーニュースをごらんください。「自分が解説者をやってた番組の放送日を知らないのか」って? すみません!! 大阪にあんまりいないもので、放送日が木曜から水曜にかわってたの知りませんでした。たいへん申し訳ない。

 加藤プロはこのところ、こういう取材にもまめに出てます。もちろんルアーデザインの仕事は以前にも増して忙しいし、釣り協や日釣振、日釣工その他諸団体の用事もあるし、琵琶湖がらみのロビー活動も手を抜けないし、「社長がこんなに会社にいなくていいんですかねえ」と言うほどの忙しさです。それでも、貴重な休みにビワコオープンの会場に足を運んで、参加選手に会長みずから滋賀釣り協参加のお願いをするあたりは、さすがですね。こうでないと人は着いてきません。

 加藤プロの頭の中では、バスアングラー組織化のアイデアが頭をもたげ始めてるようです。それも、今までのような釣りクラブや連盟などの枠組みにとらわれない、もっとアングラーが参加しやすい組織作りを考えてるみたいです。「それって、今よりもっと忙しくなるということなんじゃないの?」と聞いたら、「そうなんですよねえ。だけど、誰かがやらないといけないでしょ。今のままじゃ、本当にたいへんなことになっちゃいますよ」という返事でした。

 もちろん、会社の仕事もがんばってます。いまや日本のルアーフィッシングを進歩させてる孤軍奮闘エンジンみたいなものですからね、ジャッカルは……。やってもらわないと、釣りが楽しくなくなっちゃいます。

 人気のジョインテッドビッグペンシルベイト、180(ワンエイティー)の小型版、180ジュニアが7月末発売。それを追いかけるように、アラゴンSRとSSRがリリースされます。こちらはジョインテッドクランクベイトなんですけど、ジョイントにしていいアクションが出てるだけじゃなくて、ジョイント部が発するサウンドにもこだわってるんだそうです。ジョイントにして動きがかわっただけ、なんてものは出してこないあたりがジャッカルの真骨頂ですね。

 「アイデアはいっぱいあるんですけどね」と加藤プロは言います。それをただ形にしただけではダメで、アイデアを練り上げて納得できるルアーに仕上げるのに時間がかかるから、そう簡単には製品化できないんですね。それでもジャッカルが新しいアイデアを込めた製品を出してきてるペースは他を圧倒してるし、このところはギミックに凝った新製品のリリースが続いてます。そんなのを見てると、いつかはアイデアが途切れるんじゃないかと思ってしまうんですけど、これでもアイデアのごく一部を製品化してるだけなんだそうです。「ジャッカルはどこまで突っ走るつもりなんだ!!」と業界内ではよく言われるんですけど、加藤プロにすれば、ぜんぜん突っ走ってるつもりはないのかもしれませんね。

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