Presented by B.B.C./Biwako Bass Communications

04/11/01

滋賀釣り協の特定外来生物
アンケートにご協力を

 滋賀県釣り団体協議会が特定外来生物に関するアンケートを実施しています。バスの特定外来生物指定にいったいどれぐらいの釣り人が反対してるか、賛成してるか、その人数と割合を調べるもので、stk@lin.acのアドレスに空メールを送るだけでアンケートフォームのURLが返送されてきて、ごく簡単に回答することができます。携帯電話でもパソコンでも、どちらでもオーケーです。アンケートに答えてメールアドレスを登録すれば、滋賀釣り協からの最新情報の配信を受けることもできます。

 このアンケートはすでに何カ月も前から始まっていました。最初はバス雑誌と新聞の記事にメールアドレスを掲載して、どれぐらいの反応があるか様子を見てました。ネットで告知したら、その瞬間にドッと集まるのはわかり切ってますからね。その前に雑誌の影響力がどれぐらいあるかを調べようと、わざとネットで告知するのを遅らせて、雑誌と新聞で順番に告知してもらいながら、それぞれのメディアの読者がどれぐらい釣り場の環境問題に感心を持ってるか調べようとしたわけです。

 Bassingかわら版もその意図を汲んで、わざと告知を遅らせてました。ところが、ネットのように自由なメディアは、なかなか思うようにコントロールできません。雑誌の記事を見た人が自分のホームページに情報をアップしたりBBSに書き込んだりして、かなりの人がネットを通じてアンケートのことを知ったようです。中には、なぜネットで告知しないのかと疑問に思った方もおられるかもしれませんが、そういう事情ですのでご理解ください。

 環境庁が7月から8月に実施した特定外来生物被害防止基本方針案に対するパブリックコメント募集で、バスの特定外来生物指定に反対する意見が7785件も寄せられたのは皆さんもよくご存じの通りです。パブコメというのは数集まればよいというものではありませんが、これだけたくさんの数が集まったということで、一定の効力を発揮するに至っています。

 バスの特定外来生物指定を止めるには、パブリックコメントだけでなく様々な活動が必要です。そのための意見表明を例えば滋賀釣り協がするにあたり、これだけの人数の釣り人が賛成してくれてるという数字の裏付けがあるのとないのとでは、効力がまったく違ってきます。ところが、その裏付けを得ようにも、釣り人のほとんどが組織化されてない現状では、どうにもなりません。滋賀釣り協に何千、何万の釣り人が集まってるんだったら、それだけの釣り人の意見ですと言えるけど、現状で何を言っても、たった数100人の意見としか相手に評価されないわけです。

 今までは、誰かが釣り人を代表して何かしようというときに、意見や参加者を数集めるにはネットや口コミに頼って1人1人個別にアプローチするしかありませんでした。雑誌や新聞はたくさんの人が見てるけど、掲載されるまでに1カ月も2カ月もかかってしまいます。これでは膨大な時間や手間がかかるばかりで、意見がまとまったときにはすでに手遅れということになりがちです。パブコメのようにネットで素早く対応できる手段が用意されてることならいいけど、それ以外はお手上げです。

 滋賀釣り協のアンケートシステムは、そんな状況をなんとかするための一つの新しい手段です。釣りクラブ、連盟、協会などの組織とバッティングすることなく釣り人を緩やかにまとめ、必要な情報を伝達し、意見を集約するという今までどうにもならなかった大問題が、既存メディアに頼らない新しい情報伝達の双方向システムを活用することで解決するかもしれません。

 滋賀釣り協のアンケートに答えてメールアドレスを登録した人は、すでに1万5000人を越え、最新情報の配信も始まっています。皆さんも、このシステムにぜひアクセスしてみてください。アンケートの目的や方法、よくある質問と回答、問い合わせ先など詳しいことは滋賀釣り協のホームページに掲載されてますので、まずはこちらをごらんください。


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