Presented by B.B.C./Biwako Bass Communications

04/12/16

やっとシーズン本番!?
日本海のジギング

 若狭湾から丹後半島沖のジギングがやっと本調子になってきました。12月14日に下野正希プロ、杉戸繁伸プロ、小田一朗さん、ミートでぐっちー、電動ジガー服部の5人でワイワイとにぎやかに釣りに行った京都府養老のハピネスIIは、丹後半島の経ヶ岬沖でハマチとメジロ、サワラを1人平均7、8尾ほど。15日は小浜の天遊丸がハマチを1人平均6、7尾とサゴシを10尾以上釣ってます。

 いよいよ本番かと言いたいところなんですけど、釣れ方がまだ11月頃みたいな感じなんですよね。小さなイワシがたくさんいて、青物がそれを食ってるから、なかなかメタルジグに反応してくれません。魚探に真っ赤に映ってるのに食ってこないこともしばしばです。それを食わせようと思ったら、ルアーのアクションを工夫しないといけません。激しく動かして止めるとか、ロッドを大きくあおった後でラインをたるませてフォールさせるとか、そういうことをしないと食ってくれません。

 ルアーが規則正しく一定のリズムで動く電動全自動ジギングは、こういう状況に弱いんですよね。杉戸プロがメジロやハマチを次々と掛ける横で、なんとかハマチを3尾とサワラ、ホウボウ、エソを各1尾。サワラとホウボウは電動全自動ジギングで初めて釣れたから、対象魚リストに2魚種追加です。杉戸プロはメジロを3尾とハマチを7、8尾釣ってました。メジロは3尾釣ったアングラーがもう1人いて、あとは釣れたり釣れなかったり。ハマチは全員何尾かずつ、それにヒラメやマダイも釣れてましたから悪くない成績です。

 意外な活躍をしたのが、ジギングがまったく初めてのミートでぐっちー君。借り物タックルで、なんだかよくわからないギクシャクとしたアクションなんですけど、これが意外と効いて、ハマチを5、6尾とサワラ、ウマヅラハギを各1尾釣ってました。小田さんもハマチを数尾。下野プロはアクションがきれい過ぎて前半苦戦したんですけど、後半に帳尻を合わせてハマチを4尾とホウボウを1尾。

 船長に言わせると、初心者と上級者は釣るけど、中級者はよくないんだそうです。理由は、ルアーのアクションが安定してしまうからとのこと。それよりも初心者がむちゃくちゃやってる方がいいんですね。もちろん上級者は、それを計算の上でやります。電動リールでは今のところ、そこまでのアクションを出せません。青物が釣れても、たまたま何かのはずみで食ってきたときだけです。それでもハマチが3尾釣れたから、少しずつは進歩してると思うんですけどね。なかなか杉戸プロに勝つところまではいきません。

 そんな感じで、やっと青物が食いだしたかなというところなんですけど、イワシのベイトが多くてメジロやハマチがナブラになってたり、サワラの大群がピョンピョンと飛びまくってるのを狙うチャンスがけっこう多いから、キャスティング用のタックルを用意した方がいいかもしれません。本当に落ち着いてジギング一本で青物がよく釣れるようになるのは、正月を過ぎてからになるかもしれませんね。

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