Presented by B.B.C./Biwako Bass Communications

05/01/01

あけましておめでとうございます
B.B.C.からの年賀状です

 10大ニュースの発表は年末ぎりぎりになったけど、新年のあいさつを遅らせるわけにはいきません。あけましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いします。

 2004年は本当にいろんなことがありましたね。災害やバスとバスアングラーに対する迫害もいろいろあったけど、それ以上にみんなでよくがんばったなあという印象が強い1年でした。クリーンアップやパブリックコメント、いろんな会合や意見交換会などでがんばった結果が少しずつ形になって、やっとバスアングラーが微力ながらも世の中に影響力を行使できるようになる端緒が見え始めた1年だったんじゃないかと思います。

 2005年はバスが特定外来生物に指定されるかどうかが決まる年です。どういう決着を見たとしても、これから釣りの世界がドラスティックに姿をかえていくことに間違いはないでしょう。そこに残るも去るも、重大な決断を要することにかわりはありません。

 水の中に魚がいて釣りという遊びがある。釣りという遊びがあるから釣り人がいる。釣り人がいるから釣りが産業として成立してる。この関係は不可逆的で、釣り業界があるから釣り人がいて、釣りという遊びができて、水の中に魚がいるという関係は、ごく限られた管理釣り場のような形態以外は成立しません。メーカーやショップがどんなにがんばって釣り人に商品を買わせようとしたところで、釣りに行っても面白くなければ釣り人は動こうとしないし買い物もしません。その点を勘違いした人が釣りの世界に多くなり過ぎたことが、問題を拡大し複雑にする一因となり、その解決を遅らせています。

 バスが特定外来生物に指定されるかどうか。指定されなかったとして、そのためにどのようなプロセスを持って、どのような提案がなされたか。そのあたりのことをよく見れば、これから釣りの世界がどのように変貌していくかが予想できるでしょう。あいかわらず民主的な手続きを経ないまま、みんなが知らない所で物事が決まっていくようなら、これはもう縮小の道しかありません。

 もしそうなれば、それでも釣りをやめることができない本当の釣り好きは、釣り場がガラ空きになるから大歓迎です。魚が釣れても釣れなくても、本当の釣り好きならそんなこと大した問題ではありません。別にバスじゃなくても、釣って面白い魚ならそれで十分です。トーナメントなんかできなくったって、釣り産業がどれほどの打撃を受けたって、そんなこと知ったことじゃありません。釣り人がうんと減ってくれた方が、マナーの悪いアングラーと釣り場で一緒になって嫌な思いをしないですむし、ポイ捨てゴミなんか拾わなくてもいいから楽ってなもんです。気持ちのいい釣り場が最低限確保できて、魚が少し釣れるんだったら、それ以上は望みません。その釣り場は自分で探しますから、メディアの皆さんもどうかお構いなく。

 これは極端な話ですけど、釣り人にはそういう選択肢もあるということです。どうせだったら、一刻も早くそうなってくれないかなあ。

 さて、2005年はどんな年になるか。日本のすべての魚釣りがこれからどうなっていくかの重大な分岐点であることに間違いはないでしょう。上のようなことも頭に置きながら、今年もがんばりましょう。皆さんにとって、よい1年になりますように。それと、Bassingかわら版を今年もよろしく。

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