Presented by B.B.C./Biwako Bass Communications

05/02/02

特定外来生物問題琵琶湖専門家
小グループ拡大会合

 杉戸繁伸プロと2人の電話で始まったことが、たいへんなことになってしまいました。琵琶湖の畔に集まったバスアングラー70人以上。話をしに来てくれたのが滋賀県釣り団体協議会加藤誠司会長、滋賀県フィッシングボート協同組合菱田敬一組合長、日本バスプロ協会鈴木靖彦さん、バスと釣り場の環境問題に詳しいフリーライターの谷剛さん、はるばる東京から福島県檜原湖の情報を持って駆け付けてくれた坂口慶一郎さん。話を聞きに集まった面々もバスフィッシングと業界の一流どころがズラリ。もう、名前書けませ〜ん。失礼の義は平にご容赦。

 話は最初から特定外来生物被害防止法のことに決まってたんですけど、そこはそれ、これだけのメンバーが寄るとただではすみません。こんなこと言っていいのかというNGぎりぎりの話やオフレコネタもたくさん出ました。そうでなくっちゃいけません。そのためにホームページなどで告知するのはやめて、知り合い同士の電話やメールで堅いメンバーだけに話を拡げていったんですからね。それが最初は5、6人で集まろうと思ってたのが15人以上になり、次は50人ぐらいかなと思ってたら70人を超えたわけです。今回の一件に対するバスアングラーや業界人の問題意識の強さがよくわかります。

 それだけではありません。期待してなかったメディアがなんと、ルアーマガジン、ロッド&リール、バスワールドの月刊3紙に加えて週刊ルアーニュース、さらにCS釣りビジョンまで取材に来ちゃいました。メディアがずらりとそろった前で、オフレコ話しちゃって大丈夫かあ。加藤さーん。「そこは大人の判断で!!」ですか。はい。ということで皆さんよろしく。

 加藤プロからは特定外来生物被害防止法に関する現状報告と全日本釣り団体協議会、日本釣振興会、日本釣用品工業界の動向。国際フィッシングショーの報告。さらにBass Fan Net(BFN/http://www.bfn.jp)設立に関する報告がありました。BFNはバス釣りを愛する人の、バス釣りを愛する人による、バス釣りを愛する人のための100%ボランティアサイトで、日本の全バスアングラーがあらゆる垣根を越えて結集することを目標にしています。

 発表された設立発起人の顔ぶれがすごい。清水国明、下野正希、吉田幸二、村田基、本山博之、林圭一、菊元俊文、松本一良、今江克隆、伊東由樹、並木敏成、奥村和正、福原毅、加藤誠司(順不同、敬称略)。さらに賛同者にも31人のバスアングラーの名前が並んでます。バスプロ、メーカー所属、メディア人、これすべてバスフィッシングをする人だけで、釣りをしない人は入ってません。今までバスフィッシングの世界で行われてきたことを考えれば、これだけでもどんなにすごいことかよくわかりますね。設立の発表があった直後だけにサイトが混雑してますが、しばらくしてからぜひアクセスしてみてください。

 菱田さんからは琵琶湖のリリース禁止の現状と2ストロークエンジン規制見なおし署名についての話がありました。署名はフィッシングショーOSAKAでやるそうですから、皆さんご協力を……。谷さんからは特定外来生物被害防止法の成立経過と会合についての濃くて詳しい話。今月行われるパブリックコメントの話もありました。パブコメは遅くても4日か7日には告知があるんじゃないかとのことですから、皆さん気を引き締めなおしてがんばりましょう。

 最後の質問は、具体的に込み入った話や濃い〜話のオンパレード。加藤プロなんか、デモをやったらどれぐらいの人が参加してくれますか、琵琶湖でバスの駆除に協力するとしたら手伝ってくれますかなんて恐いことを聞いて、賛成の人に手を上げてもらってましたからね。後ろで見てるこっちがドキドキです。そんな恐いことをズバッと聞くなんて、なかなか誰にでもできることではありません。こういう現場を環境省の担当官に見てもらったら、誰を相手に話をするのが正解か、わかってもらえるんじゃないでしょうかねえ。

 最後に、次の会合はどうするのかと聞かれました。同じこと繰り返しても仕方ありませんからねえ。次はパブコメのタイミングに合わせて大きくドカンと花火を打ち上げるか、あるいは内容をもっと濃く、環境大臣か環境省の担当官と加藤さんにライブで対決してもらうとか、それぐらいしないと盛り上がらないんじゃないでしょうか。または、原点に戻って静かにゴミを拾うとか……。

 今回の会合は、規模についてはいろいろ意見はあるけど、それぐらい内容が濃かったことだけは確かだと思います。参加していただいた皆さん、ありがとうございました。それと、先週の会合から手伝ってくれた琵琶湖のフィッシングガイドの皆さん、滋賀釣り協の皆さん、滋賀FB協の皆さん、本当にありがとう。次はフィッシングショーOSAKAでお会いしましょう。って、もう明後日からやんか。ほんと、疲れますねえ。でも、がんばらないと、間もなくパブコメが始まりますからね。いよいよ大きな山場ですよ。

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