Presented by B.B.C./Biwako Bass Communications

05/03/08

池原ダム恒例
冬の終わりの大減水

 トラックの荷台いっぱいの荷物は、定置網や延縄のウキに使うプラスチック製のブイです。こんなものをかき集めてきて何をするのかというと、3月1日から禁漁になった奈良県池原ダムの備後谷の入り口に、ボート進入禁止のフェンスを作るんですね。シーズンを迎える前にやっておかないと、忙しくなったらできませんからね。本当は漁協がやってくれるはずだったんですけど、なんだか知らないけど1日を過ぎてもほったらかしだから、仕方なくレンタルボート店のスタッフが三重県尾鷲市までフェンスの材料を仕入れに行ったんだそうです。

 こういうことをちゃんとやってくれないんだったら、何のために環境整備協力金の一部を漁協への協力金に回してるんでしょうかねえ。下北山村と上北山村の漁協はバスの漁業権取得を目指すなんて話も出てるらしいんですけど、何もしてくれない漁協がバスの漁業権を取ったって、入漁料の名目で今よりもっとたくさんのお金を取られてそれで終わりなんじゃないでしょうか。バスアングラーが喜ぶようなことは何も起こらないんじゃないでしょうか。まあ、そんな文句言ってても仕方ないんですけどね。せっかくレンタルボート店のスタッフ有志がフェンスを設置して、禁漁区をがんばって監視していこうとしてるんですから、バスアングラーもちゃんと守りましょうね。

 池原ダムの水位は、3月に入ってからもどんどん下がり続けてます。本流のバックウオーターは白川又谷の合流点付近です。水位の低下にともない、濁りもきつくなってます。これ以上水位が下がるとボートの揚降やレンタルボートの発着に支障がある業者も出てくるんじゃないでしょうか。今のところは、お客さんが大して来てないからいいけど、春分の日の連休あたりはちょっと問題かもしれません。釣りに行く予定の方は、よく確認してから行ってくださいね。

 2月までの平日は、日によってお客さんが来たり来なかったりだった揚降業者の一部は、3月に入ってお客さんが続くようになりました。寒さがだいぶましになりましたからね。バスの方はあいかわらず釣れたり釣れなかったりなんですけど、下流部では水温が10度を超える日が多くなって、ちょっとパターンっぽい釣れ方をするようになってます。あともう少し水温が上昇したら、大きなバスがポロッと釣れるようになるかもしれませんね。

 レンタルボートはさすがに動きがまだ鈍くて、平日はときどき出るか出ないか、休日でも全体でせいぜい数隻出てるぐらいのものです。レンタルボートアングラーが本格的に来るようになるのは、春分の日の連休頃からなんじゃないでしょうか。その後はダラダラと続いて、4月中頃からグッと多くなるようです。すでにゴールデンウィークの予約が入り始めてますから、4月下旬からはまた例年通りの大入り満員でしょうね。

 池原ダム周辺のスギ山は、枝先が真っ茶色の木が多くなってます。奈良県南部は7日から花粉情報が「非常に多い」になってますから、これからしばらく花粉症の人はご注意ください。

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