Presented by B.B.C./Biwako Bass Communications

05/05/19

琵琶湖の藻刈りと
コイヘルペス

 バスフィールドてんちょが5月19日に滋賀県琵琶湖の志那沖でウィードを刈ってる漁船の写真を撮ってきてくれました。ボーズだったらコイの死骸を探して写真撮ってきてとお願いしてたんですけど、コイはあまり死んでないみたいで、なかなか写真が届きません。南湖のごく一部で見られるだけだそうです。てんちょが急に釣りだしたというのもあるんでしょうけどね。なんせ罰ゲームみたいなものですから……。

 上の写真のコイの死骸は14日にてんちょが撮影してくれたものです。すぐ近くに何尾か死んでたとのことですから、もしかしたらコイヘルペスかもしれません。滋賀県はまだ気付いてないのか、知ってるけど知らない振りしてるだけなのかわかりませんが、去年の同時期にくらべたらはるかにましです。今年は琵琶湖に近付くだけで風が匂うぐらいでしたからね。今年はたくさんのコイが死なないように祈りたいと思います。

 で、南湖のウィード刈りなんですけど、こんなしてたくさんの漁船が集まって、シジミ取り用の熊手型漁具を引きまくってるんだそうです。それでオオカナダモを刈って、そこにセタシジミの稚貝を撒いて、それが大きくなったら収穫する計画らしいんですけど、いっそのこと撒くだけ撒いて獲らなかったらいいんじゃないでしょうか。そしたらシジミがたいそう増えると思うんですけどね。ニゴロブナもホンモロコもどこかの誰かが言ってるほど激減してるというのが本当なんだったら、獲るのをやめた方がいいんじゃないでしょうか。その方が絶対にいいですよね。

 それと、熊手型漁具を引きまくってオオカナダモだけ刈り取ることなんてできるんでしょうか。せっかく滋賀県立琵琶湖研究所が、南湖にウィードが増えたおかげで水質がきれいになったという研究成果を発表してるのに、こんなことしてエビモもクロモも何でもかんでも刈り取ってしまったらどんなことが起こるか。いったいぜんたい琵琶湖をどうしたいのか、さっぱりわかりません。

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