Presented by B.B.C./Biwako Bass Communications

05/06/25

梅雨なのに雨が降らない
琵琶湖は激渋

 「今日は激渋ですわー」6月25日に滋賀県琵琶湖でフィッシングガイド中の杉戸繁伸プロの言葉です。快晴微風で水温がグングン上昇。おまけに梅雨だというのに雨が降らないから、水の動きが悪くなって、下物から志那沖にかけての浚渫の濁りが南湖の南寄りエリアに拡がって動かないんだそうです。

 さすがにこうなると厳しいですね。杉戸プロがガイド仲間数人から集めた情報では、午前中は40cmオーバー数尾が平均的な成績で、50cmオーバーは1、2尾しか出てません。琵琶湖のガイドでこれですから、プライベーターが苦労してるのは想像に難くありません。午前中はボートが多かったけど、昼からはどんどん少なくなってるとのこと。あまりの暑さと釣れなさに、めげて帰っちゃったのかもしれませんね。

 一見タフってそうでも、タイミングで大きなバスが食ってくるのが、ここしばらくのパターンです。あきらめずにがんばれば釣れる可能性があります。とは言っても、その日によって釣れる場所やレンジ、釣り方が微妙に変化するし、タイミングを合わせないと食ってくれないから、どれか一つでも外せばおしまい。30cmクラスの数釣りパターンは日に日に渋くなってるし、朝一のトップも効かなくなってきてるから、全体的に釣り難くなってきてるのは間違いありません。それが次第にアーリーサマーっぽくなっていってるところへ、雨が降らないのが拍車をかけてる感じです。とりあえずは、雨待ちですかねえ。

 各地で感染が再発してるコイヘルペスウィルス(KHV)病は、今のところ滋賀県からは何の発表もありません。上の写真は25日にバスフィてんちょがにおの浜で撮影したものです。200〜300mの間で3、4尾の死骸が見付かり、他の場所でも1尾死んでたとのこと。同日、琵琶湖大橋米プラザ裏の浜をざっと調べてみましたが、コイの死骸は見付かりませんでした。18日の第12回クリーンアップ琵琶湖in南浜漁港のときは、浜と港内をざっと見て回って、コイの死骸は1尾見付かっただけです。

 1年前にくらべたらはるかにましみたいなんですけど、それでも琵琶湖で死んでるコイはいます。これぐらいだったら自然死かもしれないし、KHVでなかったらいいんですけどね。KHVの疑いがあるから検査するだけじゃなくて、KHVではないことを確認するための検査もすればいいんじゃないでしょうか。本当にコイを1尾でも多く助けたいんだったら、そういうことも考える必要があるんじゃないかと思いました。

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