Presented by B.B.C./Biwako Bass Communications

07/10/31

池原、七色ダムの
秋は足早

 奈良県池原ダムは10月末になって再び水位が上昇しました。27日に強い雨が降ったのと、その前後に何回かにわか雨が降ってるからですね。水質はあいかわらずとてもクリアで、特に下流部は透明度がさらに上昇してます。

 釣りに出るボートは少なくなりました。週末で20隻前後、平日はパラパラで湖上はガラ空きです。10月初め頃までにくらべてバスが簡単には釣れなくなったという情報が流れたからでしょうか。バスが釣れてるのは水深7〜10mのタナが中心で、ライトリグがメインだから風が強いと手を焼いてしまいます。

 その風が強い日と穏やかな日が極端で、コンディションがかわり過ぎるから、釣り方や場所の情報は頼りになりません。自分で探して釣らないといけないとなったら、池原ダムは琵琶湖などよりも難易度が高い釣り場ですからやっかいです。それに加えて風でも吹いたら、なれないアングラーは手も足も出ません。

 ここしばらくの間に、周囲の山には紅葉が急に目立ち始めました。紅葉が進むということは、最高気温と最低気温の温度差が大きくなってるということです。まだ本格的なフォールターンオーバーにはなってませんが、そろそろそういう時期が近いのかもしれません。ここへきて池原ダムの季節の進み方は、にわかに足早です。

 七色ダムは満水になりました。水質はあいかわらずクリアです。バスの釣れ方は池原ダムよりも安定していて、数mの浅いタナでも釣れてます。今のところ、数もサイズも池原ダムよりもよく釣れてるから、アングラーも七色ダムの方が多くなってます。池原ダムへ釣りに来るアングラーが少ないと言うよりも、七色ダムへ流れてるのかもしれません。今どきのバスアングラーは情報に敏感ですから、そういうことの影響も大きいかもしれません。

 問題は本格的なフォールターンオーバーがどうなるかなんですけど、池原、七色ダムともにこの秋は水質がいいだけに、きたときははっきりとした濁りが拡がる可能性があります。台風20号が太平洋の沖を通過した後は気温が上昇してます。これから先の気温の下がり方と、北風が吹き始めるタイミングで一気にくるかもしれません。まあ、わかりやすいと言えばわかりやすいんですけど、それだけに釣りに行ってがっかりということもあり得ますから、情報にご注意ください。

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