Presented by B.B.C./Biwako Bass Communications

96年10月4日

バスフィッシングをテーマにした
CD-ROMタイトル続々リリース

 バスフィッシングをテーマとしたCD-ROMがこの秋に相次いで発売されるので、この新しいメディアをご紹介しておきたい。

 パーソナルコンピューターを扱っておられる方ならご存じのことと思うが、CD-ROMというのはディスク自体は音楽のCDと同じもので、デジタルデータをレーザー光線で読み取るようになっている。これにコンピューター用のソフトウエアを書き込んだのがCD-ROMだ。現在ではパーソナルコンピューター用だけでなく、ビデオゲーム機用としても一般に広く普及している。つまり、セガサターンやプレイステーション用のゲームソフトもCD-ROMで供給されているわけだ。

 バスフィッシングをテーマにしたビデオゲームは、スーパーファミコン用などが、これまでにも数タイトルが発売されている。セガサターン用のバスフィッシングゲームもすでに発売されており、CD-ROMとしてはこちらが先行している。ところが、この秋になって3タイトルのバスフィッシングのCD-ROMが発売されることになった。こちらはゲーム機用とは違って、ウィンドウズ95とかマッキントッシュなどのパーソナルコンピューターを対象に作られたものだ。

 CD-ROMの特徴は書き込めるデータの量が膨大なことで、その点を生かして文庫本を100冊まるごとCD-ROMで読めるようにした製品もある。データとしては文章や音声、写真、動画、コンピューターソフトウエアなど、パーソナルコンピューターで利用可能なありとあらゆるものが利用可能で、そのまとめ方次第でゲームソフトにもなれば、写真集やデータベースにもなるというメディアだ。

 このようなメディアをいかに使いこなすかというあたりで製品の特徴が出てくるわけだが、今回の3タイトルはいずれもデータベース部分の内容に力を入れたものだ。ただし、それぞれのテーマには大きな違いがあって、おそらく対象になるバスアングラーも分かれると思う。その内容を発売の早い順にご紹介しよう。

 まず、もっとも早く9月20日にナグザットソフトから発売されたのがつ〜りすとCD IN河口湖だ。このCD-ROMは河辺裕和プロによる山梨県河口湖のポイントガイドとマル秘スポットの紹介を中心に、河口湖を得意とする数人のプロのムービーによるテクニック解説、ミニゲーム、エリアガイドまでを網羅している。エリアガイドの部分には、河口湖周辺の宿泊施設やおみやげ店、レンタルボート店、タックルショップなどの紹介があって、河口湖へ行って遊ぼうという人には至れり尽くせりの内容となっている。河口湖へ行って遊ぶなら、このCD-ROMが1枚あれば何でもわかるという楽しい内容だ。
■問い合わせ=ナグザットソフトTEL03-5229-8520/定価=3980円

 10月1日にプロジェクトコムから発売された琵琶湖バスナビゲーションは、下野正希プロの監修による琵琶湖のバスポイント104カ所の紹介と季節別の釣り方、タックル、ルアー、用語解説など幅広い内容を取りそろえたCD-ROMだ。中でもフィールドガイドの部分は、下野プロ自身が数ある琵琶湖のバスポイントの中から選び抜いたポイントを、空中写真とボートからの写真を使って紹介している。さらに、そのうちの20カ所のお勧めポイントについては、水中の地形や釣り方の解説まであるというCD-ROMならではの内容になっている。また、ポイントガイドのハンドブックも付いている。このCD-ROMに関しては、タックルショップなどでも手に入れることができるが、通信販売を流通のメインチャンネルとしていることも特徴の一つにあげることができるだろう。
■問い合わせ=プロジェクトコムTEL06-341-3270/定価=9800円

 10月後半にイマジニアから発売予定のヒロ内藤ヒット&ヒットVol.1は「スーパーバッシング・イン・フロリダ」というタイトルの通り、ヒロ内藤さんが案内役になってフロリダのバスフィッシングを紹介している。内容はフロリダのフィールド紹介からタックル、テクニックの解説まで、ムービーや3Dデータを活用して、いかにもCD-ROMらしいデータ作りをしている。各レイクのポイント紹介では、季節と時間帯、風向きなどを選ぶとベストポイントがどこかを教えてくれて、そのポイントを立体的に見ることができるという凝った内容になっている。
■問い合わせ=中録サービスTEL03-3553-4325/価格=5800円

 Bassingかわら版ではこれまで、バスフィッシングに関する様々な情報をインターネットで発信し続けてきた。さらにここへきて、CD-ROMという新しいメディアがバスアングラーの前に登場した。また新しい釣りの楽しみが一つ増えたと言えるだろう。

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