Presented by B.B.C./Biwako Bass Communications

96年10月18日

バスの本3冊の出版スケジュールが
一度に重なってもうたいへん

 現在、バスフィッシング関係の書籍3冊の出版準備に追われている。

 すでに仕上げ段階に入っているのが、琵琶湖のバスフィッシングのパターン解説と95年から96年にかけてのデータなどを集めたのもので、タイトルもそのまま「琵琶湖のバスフィッシング」とした。

 内容は、月刊誌basserに95年8月から96年7月まで連載した「琵琶湖のバスフィッシング」が約半分を占め、これを前半に置いている。それに加えて、週刊釣場速報関西版から週刊ルアーニュースに引き継がれた連載「バスフィッシングホット情報」の中から、95年10月から96年9月までの間の琵琶湖に関する記事を後半で集めた。つまり、琵琶湖のバスフィッシングの基本的な考え方を前半で解説し、それが95年から96年にかけての琵琶湖で実際にどのように展開したかをデータとして後半に置いているわけだ。

 さらに、琵琶湖の水位と水温のデータやバスフィッシング用語集、琵琶湖のレンタルボートガイドなども収録した。このような内容により、琵琶湖をホームレイクにしているバスアングラーはもちろんのこと、そうでないアングラーが本当のパターンというものを理解するためにも、かならず役に立つ内容になっているはずだ。この琵琶湖のバスフィッシングは、週刊ルアーニュースを出している名光通信社から11月末ごろに発売する予定になっている。

 次に、これから取りかかるところなのが、L&Fマガジン、バスワールド、Basserといった雑誌などに掲載されたバスフィッシング関係の原稿を集めた単行本だ。現在の予定では12月始めごろまでにはえい出版社から出すことができそうだが、こちらはまだタイトルが決まっていない。

 この本の内容は多岐に渡っている。有名なバスプロやバスアングラーが多数登場する一方で、アメリカのバスフィッシングに関する話題や日本のバスブームに関するちょっと堅い話もあるといった具合に多彩な内容を取り込み、1冊読めば現在のバスフィッシングというものがわかるような本にしたいと思っている。

 最後に、すでに準備に取りかかっていて、発売は97年の1月、つまりフィッシングショーの直前を予定しているのが「田辺哲男のバッシングパターンゲーム」だ。  田辺哲男プロは、週刊釣場速報に95年10月から96年8月にかけて「Thinking Bass Game」という記事を隔週で連載していた。また、同じ名光通信社発行のL&Fマガジンでは、「What's Bass Fishing?」という連載を96年4月から12月まで5回に渡って続けている。

 どちらの記事もバスフィッシングの基本的なパターンを解説したもので、「Thinking Bass Game」の方はおよそ2週間ごとの細かなパターン変化と釣り方を1年間を24回に分けて具体的に説明している。一方、「What's Bass Fishing?」では、春夏秋冬の季節の中でバスがどういう行動をし、それを実際のフィールドで探し出して釣るためにはバスアングラーは何をしなければならないのかを、一般的なレベルのバスアングラーでもわかるような平易な語り口で解説している。

 同じパターン解説でも、前者は実際に釣りに行ったときに、どこで何をすれば釣れるかという方法論をメインにしているのに対し、後者はバスの習性というものをどのように考えればよいかというアプローチから実際のパターンに到達するというように、両者には微妙な違いがある。この両方を1冊の本にまとめ上げたのが「田辺哲男のバッシングパターンゲーム」だ。

 バスアングラーがバスを釣るために基本的に身に付けなければならない知識について、この本では具体的なポイントと釣り方からアプローチと、理論的な考え方からのアプローチの両方から学ぶことができるということで、バスフィッシングがうまくなりたいアングラーには願ってもない1冊だろう。

 この本の原稿は、現在アメリカでB.A.S.S.トーナメントに参戦中の田辺プロが最終チェックを行っているところだ。おそらくフィッシングショーでは実物をご覧いただけると思うので、ご期待いただきたい。

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