Presented by B.B.C./Biwako Bass Communications

96年12月13日

下野正希プロのFM番組と
田辺哲男プロの単行本について

 今回はメディア関係の話題を取り上げよう。

 まず、これまでにない新しいメディアとして、12月に滋賀県で開局したFM滋賀でバスフィッシングの話題をメインにした番組が放送されている。この番組は毎週金曜の午後6時30分からの15分番組で、下野正希プロがパーソナリティーとして登場。話題としては琵琶湖のバスフィッシングに限らず、アメリカの話などもまじえていろんなことを取り上げている。一般のアングラーによる電話やファックスなどを通じてのフィールド情報や意見交換などの企画もある。最新のポピュラーミュージックを織り込みながらのスピーディーな番組構成は、若いアングラーたちの間で話題になるには十分な内容だ。

 FM局では、大阪のFM802の番組の中でパーソナリティーがバスフィッシングのことを話題として取り上げ、琵琶湖で行われた同番組のイベントには5000人のアングラーが集まった実績がある。FM滋賀の新番組は、琵琶湖の地元局であるということと、パーソナリティーが超人気者のバスプロであるということで、どのような評価を受けるか非常に興味深いところだ。

 前回のこの欄では、田辺哲男プロの単行本の制作状況についてお知らせした。その後、田辺プロが手直しした原稿がアメリカから届き、現在は編集作業の真っ最中である。田辺プロは12月10日に帰国する予定で、この週刊ルアーニュースが発売されるころには、単行本についての最終的な打ち合わせが行われているはずだ。1月下旬の東京フィッシングショーまでに発売して、フィッシングショー会場で買えるようにするという予定については、現在のところ非常に微妙な状況となっている。

 単行本については、97年1月末から2月ごろに、東京のえい出版社から「バスフィッシング完全読本」というタイトルの本が発売される。これは著者がこれまで、いろんな雑誌などの書いてきた原稿を元に再構成したもので、有名なバスアングラーが多く登場するテクニカルな内容となっている。

 12月15日に名光通信社から発売される「琵琶湖のバスフィッシング」も含めて、この年末から97年前半にかけては、多くの単行本が出てきそうな状況である。その中には、本当に実力のあるアングラーによる本も多く含まれているようなので内容に期待したい。95年後半から96年にかけては雑誌やムック版が急に増えたが、97年はそれに続いてバスフィッシング関係の単行本というのが一つのブームになるかもしれない。

 年末が近くなった現在、多くのメーカーではフィッシングショーのための準備が進行中だ。その作業の中には、97年に出す新製品の企画の洗いなおしや試作品の制作、カタログの制作などが含まれている。現在の多くのメーカーの様子を見ていると、1月のフィッシングショーで強烈な新企画を打ち出してくるところが数社ある。また、商品のラインアップやカタログデザインを一新するなど、ここ数年のブームを受けて、本気でバスフィッシングに取り組もうとするメーカーがさらに増えそうな状況でる。

B.B.C.ホット情報データベースへ
B.B.C.ホット情報のテーマ別インデックスへ