Satoshi Okumura's
ぶちょうウィークリー
Vol.1

バックナンバー

ぶちょうウィークリー

March 26, 2008 コンタクトポイントって知ってる?

 はじめまして、「おくむらさとし」です。訳あって平仮名表記にしておりまする〜。これまでは、かわら版を見る立場だったのですが、これからは見られる立場になり身の引き締まる思いです。キリリッ! 琵琶湖のバスフィッシングに関するウェブサイトとしては一番の歴史のある「Bassingかわら版」、そこに新しい歴史を作れるように頑張っていきますよ〜!

コンタクトポイント

 写真の2尾のバスは、先週に同じスポットで釣れたバスです。59cmと52cm、どちらもプリのメス。59cmは楽勝3kgオーバーでした。

 どうして同じスポットからプリ雌が釣れるのでしょ〜か? それは、そのスポットが「コンタクトポイント」だったからなんです。コンタクトポイント、かれこれ15年くらい前の春の琵琶湖なら普通に使われていた言葉です。ご存知でしたか?

 プリの雌には、産卵場所へ上がって行くのに、通るルートがあるのですが、そのルートの途中でステイする地点がコンタクトポイントになります。わかりやすく言えば、シルクロードのオアシスみたいなものです。シルクロードを旅するプリ雌は、オアシスで一休みして、喉を潤しお腹を満たすってことなんです。

 コンタクトポイント、15年前ならブレイクや沈み物、7、8年前ならエビモの束で、ここ数年はササバモの塊がその役目を担っています。ササバモはダラダラ〜っと生えているモノよりも、高低差のあるモノがコンタクトポイントになります。普段の釣りの動作の中で、魚探の映像に対して少しだけ注意深く見ていると、すぐに見付かりますよ。

 実はですね、3月9日の日曜日には、水深3.5mラインくらいまでのササバモは、すべて肉眼で確認できましたよ。ものすごく水がクリアでピーカンベタナギの日でしたからね。僕はそのときに、今の状況を見越してまったくロッドを振らず、1日掛けてほぼすべてのササバモを確認しておきました。魚探で見るよりも確実に把握できますからね〜。

おくむら・さとし

1971年生まれ。滋賀県大津市在沖。CS釣りビジョンの番組「進め!西日本バスクラブ」で部長役を務めたことにより、愛称が「ぶちょう」になりました。どこかの会社の部長ではありませんのであしからず。琵琶湖とは、オカッパリアングラー時代やトーナメンター時代を経て、現在はフルタイムガイドとしてお付き合いさせていただいています。お付き合いは、三つの時代を合わせて、かれこれ30年になりますが、まだまだ琵琶湖の「イロハ」をすべて把握するには至っておらず、試行錯誤の日々が続いています。そんな試行錯誤から生まれた琵琶湖に関する「よもやま話」や、ガイドでの様々な「出会い」、さらには開発に携わるルアー達の「内緒話」などなどを綴っていきますので、どうぞよろしくお願いいたします(ぺこり)


奥村哲史Official Web Site
部長倶楽部
ぶちょうウィークリー