Satoshi Okumura's
ぶちょうウィークリー
Vol.3

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April 09, 2008 水位変化とバスの動き

 琵琶湖の水位は南郷洗堰で調整されているのはご存知ですよね? 写真のバスは、その洗堰の調整で生まれた新しいエリアで釣れたバスです。3月31日までは毎秒250トンだった放水量が、4月2日には150トン、4月4日には50トンまで減少しました。その影響で、3月31日までは「もぬけの殻」状態だった南湖各所3〜4mのウィードフラットに、4月4日以降急激にバスの姿が見られるようになり,新しいエリアがいくつも生まれることとなりました。お気付きでした?


 ちなみに、3〜4mのウィードフラットというと、つい5年程前までは、この時期にほとんどバスの姿は見られませんでした。ですので、そんなところで釣りをしているボートも皆無でした。その頃は、ほとんどのバスが3mまでの水深でプリスポーン行動をしていたのです。そういえば、西岸の2mラインにはエビモがたくさんあったなぁ?・・・。では、どうして、急激に3〜4mラインにたくさんのプリスポーンのバスが姿を現すようになったのか? 今夜、布団に入ったときにでも、考えてみてください♪


 南郷洗堰は、琵琶湖、特に南湖の釣りと密接に関係しています。無視して釣りをするなんて、今の僕には考えられません。春夏秋冬、いろんな係わり合い方をしているので、湖上に浮かんだら、放水量とバスの関係をぜひ気にしてくださいね。携帯からでも放水量をチェックできますよ!


docomo:http://www.biwakokasen.go.jp/mobile/i/
au:http://www.biwakokasen.go.jp/mobile/ez/
softbank:http://www.biwakokasen.go.jp/mobile/s/

おくむら・さとし

1971年生まれ。滋賀県大津市在沖。CS釣りビジョンの番組「進め!西日本バスクラブ」で部長役を務めたことにより、愛称が「ぶちょう」になりました。どこかの会社の部長ではありませんのであしからず。琵琶湖とは、オカッパリアングラー時代やトーナメンター時代を経て、現在はフルタイムガイドとしてお付き合いさせていただいています。お付き合いは、三つの時代を合わせて、かれこれ30年になりますが、まだまだ琵琶湖の「イロハ」をすべて把握するには至っておらず、試行錯誤の日々が続いています。そんな試行錯誤から生まれた琵琶湖に関する「よもやま話」や、ガイドでの様々な「出会い」、さらには開発に携わるルアー達の「内緒話」などなどを綴っていきますので、どうぞよろしくお願いいたします(ぺこり)


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