Presented by B.B.C./Biwako Bass Communications

98年11月17日

第4回淀川クリーンアップに参加
城北ワンドのゴミは確実に減ってるぞ

 11月15日に大阪府淀川の城北ワンドで行われた淀川クリーンアップに参加してきました。淀川クリーンアップは関西釣り場とマナーを守る会(KTM)の主催で行われているボランティアによるゴミ拾い活動で、97年春にスタートして今回が第4回になります。毎回30人以上のアングラーが集まり、城北ワンドのゴミを拾ってきました。

 KTMは淀川クリーンアップだけでなく、各地区で行われているゴミ拾いに参加したり、東播の野池の釣り禁止の状況を調査しているアングラーのグループです。彼らの活動の報告はKTMのホームページ(http://www.twin.ne.jp/~deji/)で見ることができます。

 Bassingかわら版で紹介している釣り場のゴミ拾い活動は、兵庫県青野ダムのゴミ拾いOLM、淀川クリーンアップ、香川県高松市のエコトレッキングがすでに2シーズン目、石川の河北潟クリーン作戦は4シーズン目の活動を終えました。いずれも夏の暑さと冬の寒さを避けて春と秋に行われていますが、参加者にとっては春秋の行事としてすっかり定着した感があります。この秋も9月20日に青野ダムでゴミ拾いOLM、11月8日に高松市の公淵公園でエコトレッキング、そして11月15日に淀川クリーンアップが開催されました。

 さて、淀川クリーンアップですが、今回は参加者が増えて40人になりました。また、ゴミを拾っているのを見て、釣りを止めて飛び入りで手伝ってくれたアングラーが6人もいました。釣り場のゴミの多さはあいかわらずですが、活動4回目で、釣り場の入り口近くのゴミは間違いなく減っているようです。

 城北ワンドのゴミは、テトラブロックのすき間に大量に捨てられていて、とても1回のゴミ拾いでは回収し切れないぐらいあります。ものの10分も拾えば、ゴミ袋が一杯になってしまうほどです。そのため、釣り場の入り口に近い手近な所から拾い始めると、奥の方まで行かないうちに終了時間になってしまいます。ところが今回は、入り口近くのゴミは比較的少なかったので、かなり奥の方までゴミ拾いの手を広げることができました。

 拾っても拾ってもきりがないと思っていた城北ワンドのゴミが、実際の手応えとして確実に減っているのを見ると、やればやっただけのことはあるという自信が湧いてきます。それでも、すべてのゴミを拾うことはできませんが、終了間際になって「そろそろ終わってください」と声をかけられても、「もうちょっと」と言いながら、目の前のゴミを拾い続ける参加者が多かったのは、そんな自信と充実感の表れかもしれません。

 ゴミの内容ですが、今回は小型のPETボトルがとても増えていました。手軽に持ち運べて、残ってもキャップをしておくことができる350mlとか500mlのPETボトルを持ち歩くアングラーが多くなっています。アングラーの飲み物が缶入りからPETボトルにかわると、釣り場のゴミも空き缶が減ってPETボトルが増えます。ゴミというのは、私たちの消費生活を正確に反映していると、今回改めて感じました。

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