March 7, 2006 Vol.1 はじめまして、関根健太です

 かわら版読者の皆様はじめまして。この度、新しくかわら版の仲間に入れていただくことになりました関根健太です。釣り好きの父の影響を受け、物心が付く頃から海辺で釣り竿を握り、中学1年生のときにバスフィッシングに出会ってのめり込み、ひたすら釣りばかり続け34歳になった現在、3月から11月は琵琶湖でのバスフィッシングガイド、12月から2月にかけてはトラウト管理釣り場でのインストラクターとして働き、合間を縫って国内を中心にルアーフィッシングで狙える旬なターゲットを求めて、西へ、東へとさまよう日々を繰り返しています。要は1年中、ロッドを振ることが生業となってしまいました。

 たいへんなことも多いですが、今に自分のライフスタイルは結構気に入っています。子供の頃から毎日魚釣りをしてゴハンを食べていければいいなと思っていましたから。

 こんな私ですが、琵琶湖でのバスフィッシングはもちろん、シーバス、青物、エギング、トラウトなどなどあらゆるルアーフィッシングの楽しさ、奥深さを少しでもかわら版の読者の皆様にお伝えできればと思っていますので、今後ともよろしくお願いいたします。

 さて、第1回である今回は、はるばる行ってきました、日本最南端の有人島、波照間島のお話。狙うターゲットは、この時期大型が上がるというアオリイカ。エギングで狙います。エギングは好きな釣りの一つ。魚とは違った釣り味と、何より食味がお気に入りです。エギングがブームになって早数年。最近では南方離島への遠征釣行記の記事がちらほらと見られるようになりましたが、波照間島でのエギング情報はほとんど皆無。ネットで検索してもほとんど情報らしい情報が出てきませんでした。これはなかなかワクワクです。

 3月1日、関空からまず石垣島まで飛んだのですが、空港に降り立ち出迎えてくれたのはまるで台風並の強風。レンタカーを借り、石垣島を1周したのですがとても釣りができる状態ではなく、仕方なくホテルにチェックイン。近くの海鮮居酒屋に入り南の海の幸を満喫し(安くて美味しい!)早めに就寝することに。

 翌2日、大荒れの中、高速船に乗り込み、いざ波照間島へ。1時間ほどで無事、波照間島に到着。レンタカーがない波照間島ではレンタバイクかレンタサイクルが唯一の移動手段。収穫の最盛期を迎えるサトウキビ畑の横を自転車で走るのはなかなかいい気分です。ちょっとバテバテになりましたが……。

 日本最南端の碑がある高那崎にて記念撮影後、さっそく近くでエギング開始。強風が吹き、なかなかしゃくりにくい状況ながらも、開始早々小型ながら念願の最南端アオリイカをキャッチ。やはり海がきれいな影響でしょうか、模様もきれいに感じるのは私だけでしょうか?

 しかし、この日はこの1杯で終了。必死に自転車を漕いでランガンをしたのですが……本当は夜も釣りをする予定でしたが強風のため断念。民宿のボリュームたっぷりのおいしい夕食を食べ、ほんの少し泡盛を飲み、就寝。

 翌3日も朝から強風。少し筋肉痛になり始めた足で必死に自転車を漕ぎ、風裏を中心にまわり、2杯のアオリイカをキャッチ。サイズはやはり小型でしたが青い海と白い砂浜のローケーションばっちりの場所で釣ったアオリイカなのでこれはこれでよし。

 夕方の石垣島に帰る高速船の出船時間ギリギリまでひたすら自転車を漕ぎ、エギをキャストしシャクって、また自転車を漕いで……を繰り返したのですが残念ながら波照間島では大型アオリイカはキャッチできないまま、後ろ髪を引かれる思いで石垣島に戻ることに。

 翌朝、あきらめ切れず宿泊したホテルの近くの海でエギをしゃくるとなんとか1杯キャッチできましたが、サイズはやはり……。この日の天候は朝から快晴。前日までの天候を思うとなんとも恨めしい限りです。

 今回の遠征では狙う巨大イカには残念ながら出会えませんでしたが、まったく釣り人のいない青い海でのエギング、美味しい料理、ひさびさに長時間自転車を漕いで起こった筋肉痛。これはこれで楽しい思い出でした。また行くぞ〜。

使用タックル
エギング
ロッド がまかつ・ラグゼコーストラインEGチューンS84H-F
リール スピニングリール
ライン サンヨーナイロン・アプロードソルトマックスタイプジグ0.8号
ショックリーダー サンヨーナイロン・アプロードGT-R FC8lb
エギ ヤマリア・エギ王Q3.5号、4号

関根健太(せきね・けんた)

琵琶湖では白馬の王子様号を駆るバスフィッシングガイド。嵐山フィッシングエリアではトラウトゲームの伝道師。海へ行ったら青物、根魚、アジ、サバ、イカからタイやヒラメの舞い踊り、グチ、ホウボウのカラオケ大会まで何でもこなすオールラウンドプレーヤー。テレビ、雑誌、新聞でマルチアングラーとして活躍するのその正体は、子供の頃からの釣り好きがとことん煮詰まった筋金入りのプロアングラー。1971年生まれ。滋賀県大津市在住。スポンサーとガイドのお客さん募集中。


関根健太オフィシャルホームページ

お知らせ
06/03/07
3月11日から琵琶湖のバスフィッシングガイドを再開します。ただいま5月中旬までの予約受け付け中。

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06/03/09
B.B.C.ホット情報
3月に入って関根健太プロの新連載「ケンタのブログのようなもの」がスタートしました。関根プロについては、盟友の杉戸繁伸プロが詳しく紹介してくれてますから、ここで言葉を足す必要はないと思います。タイトルの「ブログのようなもの」というのは、ブログみたいだけどブログではないという意味です。(全部読む)
06/03/09
杉戸繁伸の琵琶湖ガイド情報
かわら版に新入部員が入ってきました。もうすでにごらんになられたとは思いますが、関根の健ちゃんのページができました。彼もかなりやり込んでおり、夢話を話せる友人の1人。彼は、純粋に釣りだけで飯を食っており、かつ完全に自立している数少ない貴重なプロアングラーです。(全部読む)

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