Vol.60 梅雨の琵琶湖をトップ&ハネラバで攻略
July 18, 2007
今年の琵琶湖は、梅雨入り当初は晴れ間が多く梅雨らしくない天候が続いていましたが、7月に入ってからはしっかりと雨が降り梅雨らしい天気の日が多くなってきました。レインウエアを着て雨の中の釣りはちょっと辛いものがありますが、でもそんな辛さを忘れさせてくれるのがトップでの釣り。今シーズン、私のガイドで多用しているのは、定番のスーパースプークJrとマイケルビッグのほか、マイキーやリアルベイトなどのスイム系のトップウオータープラグ。水面付近でノタノタと大型ボディが生み出すアクションは、ウィードの中に入り込んだビッグバスにも強烈にアピールするようで、ルアーを追ってきてバイトするよりも明らかに下から突き出るようなバイトを多く感じます。
これは表層系のルアーではありませんが今春爆発したルドラも同様に大型ボディが生み出すアクションは明らかに下から突き上げるようなバイトが多々ありました。シーズンを通してウィード攻略が欠かせなくなった昨今の琵琶湖では、ウィードの中に入り込んだバスにスイッチを入れるにはある程度の大きさを持ったルアーがやはり威力を発揮するようです。
ただし、大きさにも限度があります。ただ単に巨大なビッグベイトをやたらめたらやったら投げ続けたからと言って、ビッグバスが釣れるわけでもありません。絞り込んだエリア、狙ったタイミング、それに状況に合ったルアーチョイス。これこそが最も大切なことです。あくまでも個人的な意見ですが、マイキーやリアルベイトなどの大きさが今の琵琶湖にはちょうどよいサイズではないでしょうか。
トップも面白いのですが、最近調子がよくなってきたのがハネラバ。昨夏、爆発したテクニックが今夏も火を吹きそうです。このハネラバ、アングラーによってアクションにかなり個人差があるのですが、私のアクションは他のガイドからエギラバ!と呼ばれるほどロッドワークを非常に大きく取るのが特徴。アオリイカなどを狙うエギングのように、かなり力強くビシバシとアクションを入れます。
ロッドワーク同様、重要なのはしっかりとポーズを取ること。バスのバイトは今の時期はこのポーズに出ることがほとんどです。ポツポツと釣果が出始めた6月中旬頃はシルエットの小さいラバージグとトレーラーの組み合わせがよかったのですが、7月に入ってからはシルエットの大きなラバージグとトレーラーの組み合わせが調子よくなってきました。
アクションが激しいハネラバはタックルセレクトによって体への負担度が大きくかわってきます。今シーズン、私がハネラバ用に準備したタックルは、ロッドは昨シーズン同様、7ftMHパワー(実際はHパワークラス)超高感度が自慢のがまかつ・ラグゼサーミス677にリールはスピーディなルアーピックアップとラインスラック処理が可能な7.0の高速ギアを搭載したシマノの最新鋭機種メタニウムMg7。この組み合わせの自慢はとにかく軽量の一言。ロッド113g、リール170g、トータルウエイトわずか273gは連日のように琵琶湖に出撃しハネさせまくっている私にとっては非常に強い身方です。もちろん単に軽いだけではなく、パワーも十分。すでに数多くの50アップを仕留めてくれています。同タックルはこれからの時期熱くなるヘビテキにも使用予定。まだまだ頑張ってもらう予定です。
間もなく梅雨明けを迎える琵琶湖。昨シーズンはハネラバ、ヘビテキでビッグバスがラッシュしたのはちょうどこのタイミングです。この夏も琵琶湖から目が離せません。
■使用タックル
トップウオーター
ロッド がまかつ・ラグゼサーミス666-H
リール シマノ・ニューメタニウムXT
ライン サンヨーナイロン・アプロードFX-R20lb
ルアー ジャッカル・マイキー、ラッキークラフト・リアルベイトほか
ハネラバ
ロッド がまかつ・ラグゼサーミス677
リール シマノ・メタニウムMg7
ライン フロロカーボン16lb
ルアー シマノ・ハネラバ12g、デプス・ハイパーフットボールジグ3/8oz
トレーラー ZBC・ブラッシュホッグ、ベビーブラッシュホッグ、ウルトラバイブスピードクロー
偏光グラス タレックス・イーズグリーン、グレーO.A.(zealフレーム)
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