Vol.74 九頭竜川サクラマス挑戦記
February 01, 2008
かねてより挑戦してみたかった福井県九頭竜川のサクラマスを狙いに行ってきました。サクラマスは以前、北海道でいわゆる河川に入る前の海サクラはキャッチしたことはありますが、河川内で狙うのは今回が初めて。かなり難易度が高いと言われる河川から狙うサクラマス。特に九頭竜川のサクラマスは、聞く人、聞く人が「難しい、釣れない」と判を押す超難易度の高いターゲットの様子。キャッチするのは容易ではないとはわっていましたが、ここ数年、個人的に毎年のように北海道を訪れ、イトウ、海アメ、海サクラ、カラフトマス、オショロコマなどを狙ったり、地元琵琶湖でもビワマスを狙ったりとネイティブトラウトの面白さがちょっとわかりかけてきた今日この頃。トラウティスト達にとってブランドとなっている九頭竜川サクラマスがどんなものかと自分の目で確かめてみたくなったのです。
解禁日となった2月1日(金)午前7時、九頭竜川に到着。私の住む滋賀県大津市から湖西道路、国道161号、敦賀から福井まで北陸道を経由して140km、約2時間ほどの行程。思ったよりも近い印象。さっそく近くの釣具屋で年券(6000円)を購入して、まずは初めて訪れる九頭竜川の様子を調べるべく、車を走らせポイントの下見。この日の九頭竜川はまさにサクラマス一色。駐車スペースには地元福井、岐阜ナンバーのほか、京阪神、関東方面、はては北海道ナンバーも見かけ、まさに日本中から集まってきた感があります。主要なポイントはどこも人、人、人。改めてサクラマス人気を実感です。
そんなこんなで下見を終え、ここかなと思うポイントでまさに釣りを始めようとしたそのとき、対岸の少し離れた所でロッドを振っていたアングラーがサクラマスをキャッチ。あっという間に大勢のギャラリーに囲まれ、羨望の眼差しを一身に受けています。この1尾で私も気合が入り、少ない知識を総動員してあの手この手でサクラマスを狙い、夕方までキャストを続けましたがまったく反応がありませんでした。帰りに年券を購入した釣具屋に立ち寄り情報を聞くと、この釣具屋だけでも解禁日のこの日6本のサクラマスが検量に持ち込まれ、近年まれに見る好調な解禁日となったそうです。
February 05-06, 2008
フィッシングショーOSAKA明けの2月5日(火)、再び九頭竜川へ。この日は解禁日とうってかわりアングラーの数はまばら。ポイントもガラ空き状態。シメシメと思いロッドを振りだすもののやはり反応はなく、刻々と時間だけが過ぎ、あっという間に午後5時。一応、宿泊の準備もしてきたこともあり、この日は近くで泊まり、翌6日(水)、再度チャレンジ。過去に数多いサクラマスが上がったポイントから自分なりの考えで選んだポイントでひたすらキャストを繰り返しましたが、この日もサクラマスからの反応は一切ありませんでした。
今回の3日間で多くのサクラマスアングラーと話すことができました。やはりなかなか釣れないようで、地元の通い込んでいるアングラーでもシーズン中に1本上がるか上がらないかどうかとか。もう何年もキャッチしていない人もめずらしくありませんでした。「そんなターゲットなのになぜ狙うのですか?」とちょっと意地悪な質問をしたところ、多くのアングラーから「1尾釣ればわかりますよ」との答えが帰ってきました。なにやらちょっとしたロマンを感じる答です。私自身、そんなロマンを感じる釣りは好きですし、現実的にもせっかく年券とサクラマス用のルアー(すでにン万円分……)も購入したこともあり、これからも頑張って通ってみるつもりです。待っていろよ、九頭竜川のサクラマス!
■使用タックル
ロッド がまかつ・ラグゼソルテージチータ86M
リール シマノ・ツインパワー2500
ライン サンヨーナイロン・アプロードGT-ウルトラ10lb
リーダー サンヨーナイロン・ソルトマックスショックリーダータイプF20lb
ルアー バスディ・シュガーディープ各種
偏光グラス タレックス・イーズグリーン(zealフレーム)
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