Vol.79 かわらないもの、かわりつつあるもの
April 06-09, 2008
4月に入りコンスタントに80アップが上がるようになった琵琶湖。6日(日)はゲストの方がフィッシュドクタージグヘッドリグでロクマル、50アップ2本。私もフィッシュアローのNEWワーム、エアークラッシュ6.6ジグヘッドリグで56cmをキャッチ。ちょうどこの日は琵琶湖周辺のサクラの見頃とも重なり、昔からバスフィッシングを楽しんできた方なら一度や二度は聞いたことがあるかと思いますが、「サクラが咲くタイミングに爆釣」というフレーズに関して、毎年若干ズレはあるものの今も昔も案外当てはまっているような気がします。
今も昔もかわらないフレーズがある一方、かわってしまったと感じることもあります。それはバスフィッシングのハウツー本にはよく書かれている春=シャローの定説。年々、感じつつあったのですが今春、特に南湖に関してこの定説は当てはまらない感が強く、4月に入り水温、水量とも問題はないかと思うのですが、本来この時期にバスが濃くなる水深3mより浅いエリア、特にリーズ内でのバスの気配は、まったくないわけではありませんが、それほど濃くは感じません。他のガイドもシャローでのバスの気配の薄さは私同様に感じている様子です。
その一方で水深4m以上の場所は比較的安定した釣果が続いており、前述のロクマルや50アップをキャッチした水深は西岸4.5mライン。この日以外にも数多くの50アップを4〜4.5mラインでキャッチしています。また春の定番エリアである赤野井沖フラットウィードエリアでも、浅い2〜2.5mラインよりも3〜3.5mの比較的深いラインでヒットするバスの方がワンサイズ大きいサイズがヒットしてきます。
9日(水)にラパラXRap SXR14でキャッチした55cm、2900gのバスも3.5mでした。なぜこのような現象が起きているのか?理由ははっきりとわりませんが、おそらくは昔にくらべて爆発的に増え、冬期でも完全に枯れることがなくなったウィードが関係しているのではないかと思うのですが……。このままシャローのバスの気配が少ないまま終わるとは思えませんが、シャロー狙いでイマイチ結果が出ないなと思う方は、一度、思いっ切りディープをお試しのほど。
この原稿は悪天候のためガイドが中止となった10日(木)に書いています。琵琶湖は花散らしの冷たい雨が降っています。果たしてパターンへの影響は?
■使用タックル
ジグヘッドリグ
ロッド がまかつ・ラグゼサーミス444S
リール シマノ・ツインパワー2500S、ダイワ・セルテート2500
ライン サンヨーナイロン・アプロードGT-R FC5lb
ジグヘッド がまかつ・ラウンド25 1.8g #2&#1
ワーム レイン・レインズフィッシュドクター、フィッシュアロー・エアークラッシュ6.6
ビッグミノー
ロッド がまかつ・ラグゼチェイズ70MH-F
リール シマノ・メタニウムMg7
ライン サンヨーナイロン・沖釣り伝説(フロロ)4号
ルアー ラパラ・XRap SXR14 BNKカラー
偏光グラス タレックス・グレーO.A.(Zealフレーム)
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