Teck Performer Vol.7

川村岳大
MY'sルアーカタログ

Teck Performer

 琵琶湖の岸釣りに超特化したMY'sオンリーファクトリーのハンドメイドルアーの数々。エビメタルを使ったテクニックはTeck Performer Vol.2で作者のヤマノウチ氏が詳しく紹介してくれましたが、メタルもトップウオータープラグも種類がどんどん増えて、何があるのやらないのやらカタログがないからさっぱりわからないという声が聞こえてくるようになりました。そんなバスアングラーの皆さんのために、製品ラインアップを簡単に解説してみたいと思います。

 ただし、ここでご紹介させていただくルアーはヤマノウチ氏の100%手作りのため、常時在庫があるるとは限りません。品切れになっていることも多く、中にはご注文いただいてから、しばらくお待ちいただかないと手に入らない品物もあります。また、秋から冬はメタル、春から夏はプラグの製作で手一杯のため、それ以外のルアーの製作はお休みになります。個人でやってる零細ファクトリーですので、その点をご理解いただくよう、よろしくお願い申しあげます。

■ペンシリーズ

チビペン 5cm、3g
アイの位置によってスライディングタイプとウオーク&ダイブがあります。チビペン・スライディングは、スライドウオークを得意とし手早く広範囲を探ります。チビペンは、ショートピッチのピコピコウオーキングとダイビングアクションを得意とし、ピンポイントでバスを魅了します。

チビペンフラット 6cm、3g
ダイブによる効果を特化させました。チビペンよりもボディを2mm薄く仕上げ、ダイブ時にロールして、どちらかによじれ、キラリとヒラを打ちます。

アユペン 7.5cm、6g
ウオーキングタイプの基本的なペンシル。琵琶湖の湖産アユのサイズに合わせました。(ただいま、ダイビングタイプを実験中)

アユペン大「大鮎」 10cm、9g
ダイビングタイプの薄型ペンシル。それなりにウオーキングもこなします。遠投できるものを、ということで作りました。

■POPシリーズ

チビPOP 4cm、4g
テーブルターンのクイックモジモジポッパー。スプラッシュもできて、なかなかやるやつです! てんちょのお気に入り!

SD-POP 4.5cm、6g
チビPOPが軽くて使えないという声からのサイズUPタイプ。基本性能は同じです。

チビG-POP 4cm、4g
G-POP
 4.5cm、6g
POPシリーズに、ちょっと遊び心を加えたもの。「ツノがあることで首をよく振ると思うbyヤマノウチ」「ツノがあることで首振りの幅は狭くなるが、ロールが入ると思うbyてんちょ」と、ちょっと意見が分かれてます。

■クイックPOPシリーズ

クイックPOP(小) 6cm、7g
ペンシルポッポー的なポッパーです。スプラッシュよりもクイックなスケーティング時の水噛みポップが得意。ヤマノウチ氏のお気に入りです!

クイックPOP(中) 8cm、8g
サイズアップバージョンです。

クイックPOP(大) 8.5cm、17g
クイックさが一際よくなり、まさにテーブルターンです。飛距離も抜群です。

■ヤマノムシ

抜群のウィードレス効果とシェイク系の虫ルアー。ポップと首振りもできます。一応、現在開発中ということになってます。基本的に完成してると思うのですが、微調整など変更の可能性あり。

■メタルバイブシリーズ

基本的なことと種類はTeck Performer Vol.2で紹介ずみですので、そちらをごらんください。今回は、来年に向けての新作の紹介です。上の二つは、ご存じエビメタル。その下がヤマノウチバージョンの新作、ヒゲ付きです。

ギルメタル 6.5cm、24g
エビメタルで釣れたバスの口の中にギルが入っていることが度々あったのでブルーギルチックに作ったものです。トレブルフックだと尾ビレのラバーが絡むのでWフックに。その加減で、エビメタルよりウィード抜けがよくなっています。

テールメタル 5cm、21g
春後半はリフト&フォールよりもただ引きの方が効くことが多いと感じています。そのために、ただ巻きようを作りました。スカートがウネウネとS字を書くようにウネリ、いい感じです。

解説
川村岳大
(かわむら・たけひろ)

1974年生まれ。京都市山科区在住。タックルショップ・バスフィールドを経営しながら、可能な限り釣りに行きまくる。営業日も釣りに行ってるから、最新情報にめちゃ強いショップとして熱狂的ファンが多い。ニックネームはてんちょ。岸釣りのメタルブレード、バイブレーションプラグ、トップウオータープラグ、バズベイトなどハード系が得意。

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