琵琶湖の湖底から
(2008/08)

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08/08/31

■男性の遺体見つかる 彦根港(京都新聞電子版)
 31日午後4時20分ごろ、滋賀県彦根市松原町の彦根港で、男性の遺体が浮いているのを港内で船を点検中の会社員が見つけ、彦根署に届けた。
 調べでは、男性は50−60歳、身長約170センチの中肉。濃い緑色の長袖のポロシャツに黒のスラックス、黒のスニーカー姿で、30日夜の日付が入った彦根市内の店舗のレシートと小銭を持っていた。目立った外傷や着衣の乱れはなかった。同署は死因や身元を調べている。

■真夏日40日超え、豪雨や雷も 湖国の夏を振り返る(京都新聞電子版)
 湖国は今年も、猛暑続きの夏となった。彦根地方気象台によると、滋賀県東近江市では7月26日に、観測史上2番目となる最高気温37・3度を記録。最高気温が30度を上回る真夏日も、東近江市や大津市、彦根市で連続40日間を超えた。
 最高気温が35度以上の猛暑日も、大津市で11日間、東近江市で12日間を数えた。
 さらに、局地的な豪雨にもたびたび見舞われ、橋の水没や雷による停電が発生、JRなど公共交通機関も乱れた。7月の降水量は平年の半分だったが、気象台は7月に2度「記録的短時間大雨情報」を出している。
 県内の農作物は、近畿農政局滋賀農政事務所によると、7月の好天で水稲の生育が良いという。
 同気象台によると、8月下旬は前線が活発となり気温も下がったが、9月いっぱいは気温が平年より高いと予想しており、残暑は厳しいという。

08/08/30

■外来魚一掃へ昔の知恵 漁具「やな」作り、来月捕獲作戦(京都新聞電子版)
 伝統の川魚漁法で地元の川から外来魚を一掃しようと、京都府亀岡市保津町の住民たちが、竹製の漁具「やな」を手作りしている。9月14日の捕獲作戦当日は、曽我谷川に大小3つの「やな」を仕掛ける予定で「古里の川再生とともに、地域文化の伝承にもつなげたい」と準備を進めている。
 「やな」は、細く裂いた竹をすだれのように組み、竹の間から水だけを通して魚を捕獲する漁具。稲の収穫前に用水路の水抜きを行う際、同町では水路で魚を捕る権利を入札し、農家が「やな」を仕掛けて貴重なタンパク源になる川魚を捕っていたという。
 用水路の改修などで、40年ほど前から川魚漁は行われなくなったが、その間に在来種を脅かす外来魚が激増。「途絶えつつある昔の知恵を復活させ、外来魚を一網打尽にしよう」と「やな」での捕獲作戦を発案した。
 当日は午後1時から、保津川右岸の曽我谷川河口に「やな」を仕掛ける。約60年ぶりに「やな」を作るという藤坂政美さん(79)は「昔は農家が自前で漁具を作り、家で代々受け継いできた。子どもたちにも漁を見てもらい、地域の文化や技を残していきたい」と話している。

■たらい船で内湖を観察 子どもたち、操縦に苦闘…大津(京都新聞電子版)
 たらい船に乗って琵琶湖の内湖を観察するイベントが29日、大津市の近江舞子で開かれ、地元の親子ら約10人が参加した。
 内湖に親しみと関心を持ってもらおうと、NPO法人(特定非営利活動法人)「比良の里人」が主催。
 漁の網を入れていたたらいの船に加え、中国の風呂おけ職人に依頼して製作した縦1・7メートル、横1・3メートルの楕円(だえん)形のたらい船を2つ用意した。
 子供たちはなかなか進まない船に悪戦苦闘しながらも「楽しい」「もっと乗りたい」と、工夫しながら湖上の船を進めていた。
 内湖は、ヒシや藻が茂り、水もよどんでおり、寺川庄蔵理事長(64)は「楽しみながら内湖の生態系を学び、昔のきれいだった姿に戻していきたい」と話していた。

08/08/29

■愛は琵琶湖を救う、1200人の仲間とゴミ拾い(スポーツ報知ネット版)
 スポーツ報知記者の愛は琵琶湖を救った!? 明日30日午後6時30分から読売テレビ系で放送される「24時間テレビ31『愛は地球を救う』」の環境保全活動として、7月6日に滋賀・彦根市で行われた読売テレビの琵琶湖畔清掃ボランティア「びわ湖プロジェクト」に参加。約1200人の参加者とともに汗を流し、微力ながら「母なる湖」の水質と景観の保護にひと役買った。
 集まった1200人は、読売テレビの告知を見て参加した人が大半だ。そのほか、読売新聞朝刊で火曜日掲載の「わいず倶楽部」が、160人の会員・スタッフを擁していた。テレビ、一般紙、スポーツ紙と、まさに読売グループ総出。もっとも、スポーツ報知はカメラマンを除くと記者1人ぼっちだけど…。
 それでも、おなじみの黄色いTシャツを着れば、孤独感は薄らぎテンションが上がる。番組テーマ曲を口ずさみ「―サライの空は〜」と側溝をサライ始めるのだった。ペットボトル、菓子袋なんてかわいい方。中には浣腸(かんちょう)の空き容器なんてものもあった。ホンマ、誰がどういう状況で使ったのか。
 プロジェクトには読売テレビの人気マスコット「ウキキ」「ズーミン」に“ゆるキャラ”界NO1の人気を誇る彦根城の「ひこにゃん」も駆け付けた。3人(?)の行くところ黒山の人だかり。龍谷大生の田井中千知さん(20)は「清掃の感想? っていうか、ひこにゃんカワイかった!」とウットリしていた。
 その様子を見ていたお笑いコンビ・ギャロップは面白いはずがない。ツッコミの毛利大亮さん(26)は「もうちょっと顔さしてほしいんですけど」と膨れっ面だ。一方、ボケの林健さん(30)は黙々とゴミを拾っている。「ボーイスカウトに入ってたので、大和川の清掃とかやりましたよ」と気持ちよさそうに額の汗をぬぐっていた…って、どっからどこまでが額なんやろか、と視線を上げた記者の様子に気付いたのか、「当時はフサフサでしたって!」と相方同様の膨れっ面になった。
 前出の女子大生もそうだが、若い人が多いのがこのイベントの特徴だった。大阪・高槻市の南條美咲さん(11)は家族5人で駆け付けた。「一度ボランティアをやってみたかった」と心無いバーベキュー客の食べ残しなどを集め始めたが、作業後は「拾う身になったら大変。こんなことしたらアカンと思う」と複雑な表情。母親のあゆみさん(35)は「子供のうちから関心を持つのはいいこと」と目を細めた。
 集まったゴミの量は約6・6トン。記者は平均を大きく下回る約1キロほどしか拾えなかったが、環境保全に少しでも貢献できたという自負は芽生えた。それ以上に、マスコットや芸人さんはもちろん、見知らぬ人と一緒に作業できたことが楽しかった。先日閉幕した北京五輪同様、ボランティアも参加することに意義があるんです。
◆琵琶湖の環境問題 水質の保全を確保するため、1970年に水質汚濁防止法が制定されたが、滋賀県は排出基準値を国より厳格にする「上乗せ条例」を72年に施行した。それでも赤潮が発生するなどしたため、79年には、リンを含む合成洗剤の使用・販売を禁止する規定を盛り込んだ通称「琵琶湖条例」を制定した。また、水質を浄化するヨシ原が減ったり、外来種のブラックバスなどが持ち込まれるなど、動植物の多様性が損なわれつつあることを踏まえ、2006年に「ふるさと滋賀の野生動植物との共生に関する条例」が施行されるなど、官民一体で環境保全活動が行われている

■レイク捕獲正式決定(Yomiuri On Line栃木)
中禅寺湖漁協
 日光市の中禅寺湖漁協(吉田国男組合長)は28日、中禅寺湖の生態系のバランスを保つことを目的に、「資源調査」として外来魚のレイクトラウト捕獲に着手することを正式に決めた。9月に約10人のプロジェクトチームを発足させ、湖西側の禁漁区で釣りによる捕獲を継続的に行う。
 一方で、来年度から、釣ったレイクトラウトを再放流しないように、遊漁者に呼びかけることや、食材としてのレイクトラウトの魅力をイベントなどを通してPRしていくことも決めた。
 同漁協は、同日、県や独立行政法人水産総合研究センター中央水産研究所と協議し、ヒメマスへの脅威が指摘されているレイクトラウトについて研究を進めることで同意した。捕獲したレイクトラウトは、胃の内容物などを同研究所に提供し、調べてもらう。
 会合後、吉田組合長は「違法放流されたブラックバスとは違うので、絶滅させるという意味での『駆除』を行う気はない。レイクも含めて、湖水の中のあらゆる魚が適正なバランスを保って生息できることが大切だ」と話した。

 

■高速料金:引き下げ、「来月中旬」で検討…谷垣国交相(毎日jp滋賀)
 谷垣禎一国土交通相は29日の閣議後会見で、総合経済対策に盛り込む高速道路料金引き下げの実施時期について、「できるだけ早くやることが必要だ。9月中旬ぐらいにできないか、事務方に検討を指示した」と述べた。
 料金引き下げは、夜間割引の拡大や休日の昼間の割引導入が予定されている。実施期間は約1年間。【位川一郎】

■休日昼間の高速、全線半額へ 東日本など3社10月から(Chunichi Web滋賀)
 国土交通省は28日、総合経済対策の一環として10月ごろから1年間実施する高速道路の料金値下げ内容を決めた。東日本、中日本、西日本の3高速道路会社は全線で、休日(土日祝日)の午前9時から午後5時までの間、100キロ以内の利用車に対しては料金を5割引きとすることや、夜間の料金割引を拡充することが中心だ。
 休日の観光、レジャーの活性化や、深夜利用の多いトラックなど運送業者の負担減を図るのが狙い。いずれも自動料金収受システム(ETC)を利用する車が対象。
 平日、休日の3社の夜間割引では、午後10時−午前0時は、東名や名神高速道路など一部路線で実施している料金2−3割引きを全線で3割引きにし、午前0時−午前4時は全線で4割引きを5割引きに変更する。
 本州四国連絡高速道路会社は、神戸淡路鳴門、瀬戸中央、西瀬戸の各自動車道で、普通車以下は休日の午前9時−午後5時は5割引き。中型車以上は平日の午後10時−午前0時は3割引き、午前0時−午前4時が5割引きとする。(共同)

08/08/27

■ボート所有者に7700万円の支払い命令 琵琶湖、えり衝突事故(京都新聞電子版)
 滋賀県守山市沖の琵琶湖で2005年4月、プレジャーボートが定置網「えり」に衝突して女性2人が死傷した事故で、死亡した女性の両親がボート所有者の男性(46)や滋賀県、国などに総額約1億円の損害賠償を求めた訴訟の判決が27日、京都地裁であった。池田光宏裁判長は所有者の男性に対し「操縦していた男性への監督責任があった」として、約7700万円の支払いを命じた。県や国などへの訴えは棄却した。
 ボートを操縦していた男性=業務上過失致死傷罪で禁固2年=とはすでに、両親に約860万円を支払うことなどを条件に和解が成立している。
 所有者の男性は「操縦者の私的な行為による事故」と主張していたが、池田裁判長は「操縦の男性に無償でボートを使用する許可を与えていた」などとして退けた。
 判決によると、女性は、守山市沖の琵琶湖で催された「世界花火大会」を見物するためにボートに乗り、えりのロープに衝突して死亡した。

■またまたまた!農相がやっちゃいました(Sponichi Annex)
 太田誠一農林水産相の政治団体「太田誠一代議士を育てる会」が東京都目黒区の農相秘書官の自宅を事務所として届け、05、06両年分として事務所費計約550万円など、計約2340万円の経常経費を計上していたことが26日、分かった。安倍前内閣では「政治とカネ」をめぐる問題で農相が相次いで辞任。野党からは辞任要求の声が強まり、福田康夫首相の任命責任も問われそうだ。
 太田農相は閣議後、農林水産省で記者会見。終始、硬い表情で「家賃は支払われていない」「事務所の届け出にはいろんな見方がある」と弁明を繰り返した。
 雇っていた非常勤職員の人数や、秘書官の自宅を事務所として経費を計上し始めた時期について問われると「正確には覚えていない」などと、あいまいな答えばかり。それでも、「個人的には問題はないと思っている。透明性は確保されており、細かい領収書もなるべく公表する」と強弁。辞任の意思の有無を尋ねられると、「そういう質問は理解できない」と語気を荒らげた。
 「太田誠一代議士を育てる会」が東京都選挙管理委員会に提出した政治資金収支報告書によると、同会は05年分として事務所費約300万円、人件費約330万円など、経常経費約1040万円を計上。06年には事務所費約240万円、人件費約670万円など経常経費約1300万円を計上していた。
 都選管によると同会は00年10月に秘書官宅に事務所を移転。03年11月に六本木のビルへの移転届を出し、05年11月に秘書官宅に再度、移転の届けをしていた。秘書官宅は一戸建てで事務所の表札などはなく、外見上は通常の民家。秘書官は太田氏の農相就任以前は、政策秘書を務めていた。
 裏金の温床とも指摘されていた事務所費をめぐっては、安倍前内閣で松岡利勝農相が自殺、赤城徳彦農相が事実上更迭され、同内閣を崩壊に追い込んだ。昨年の政治資金規正法改正で明細を公開するよう、規制が強化されたばかり。
 鳩山由紀夫民主党幹事長は都内で記者団に「また農相が同じ過ちを繰り返していたのか。臨時国会の開会前にお辞めになるしかないのではないか。福田首相の任命責任も大きい」と述べた。
 太田氏は、食の安全をめぐり日本の消費者を「やかましい」と発言し物議を醸したばかり。福岡市の地元事務所では「近いうちにある総選挙への影響は否めない」との声も上がった。

■ワニガメ観察、全国会議で発表 城陽、許可受け飼育の親子(京都新聞電子版)
 環境省の危険動物に指定されている外来種「ワニガメ」を保護した京都府城陽市の親子が、府の初めての許可を受け、自宅で飼育している。熱心に観察を続け、カメ研究者の全国会議でも経験を発表した。
 同市平川の水野尚之京都大教授(54)と長男章君(11)。昨年8月に大阪府枚方市で住民が捕まえたのを生物好きの友人を通じて尚之さんが知り、「罪がないのに殺すのはかわいそう」と章君が引き取ることにした。
 ワニガメは米国産カミツキガメの1種。どう猛なため飼育は府県の許可が必要で、ペットが捨てられ、処分されることも多い。
 章君は餌をやり、熱心に観察。23日に愛知県で開かれた爬虫(はちゅう)類研究者の「日本カメ会議」に親子で出席した。章君は発表者の最年少で、成長の様子や安全な飼育の工夫を話し、「外来種だからと殺さず、原産国に送り返す方法などを考えてほしい」と訴えた。
 飼い始めて1年。章君は「怪獣のガメラそっくりで格好いい」「冬は少し体重が減ったけど、最近またふっくらしてきた」と細かい観察を続ける。
 見守る尚之さんも、ガメラの人形を買いそろえる凝りよう。「カメは長生きするので、章にしっかり観察し続けてほしい。捨てるような人は、影響をよく考えてほしい」と話す。

■ネット掲示板に「イカ釣り客」殺人予告、47歳男を逮捕(Yomiuri On Line)
 インターネット掲示板「2ちゃんねる」に「イカの浮き釣り邪魔 死ね!」などと書き込み、イカ釣り客の殺人を予告したとして、京都府警は26日、福岡市早良区高取、無職奥山貞明容疑者(47)を偽計業務妨害容疑で逮捕した。
 発表では、奥山容疑者は7月14日夜、自宅のパソコンで、同府舞鶴市の舞鶴親海公園でのイカ釣りを話題にした掲示板に「そっと偲(しの)び寄ってドンッと押す とどめに頭にブロック落として殺す」と書き込み、同市職員を警戒に当たらせるなど業務を妨害した疑い。
 奥山容疑者は「仕事がなく、むしゃくしゃしてやった。イカ釣りの初心者は、趣味の投げ釣りの邪魔になる」などと容疑を認めている。
 府警のホームページに翌15日、匿名の通報が寄せられて発覚した。同市は同日から4日間、職員に公園周辺を巡回させ、公園駐車場を夜間閉鎖した。

■「浮き釣り客を殺す」とネット書き込み 容疑で男を逮捕(asahi.com関西)
 近くでイカの浮き釣りをされると、投げ釣りをする自分の獲物が逃げてしまう――。こんな思いから、インターネットの掲示板「2ちゃんねる」に「浮き釣り客を殺す」と書き込み、自治体に海浜公園の特別警戒をさせたとして、京都府警は26日、福岡市早良区の無職奥山貞明容疑者(47)を偽計業務妨害の疑いで逮捕した。
 調べでは、奥山容疑者は7月14日、アオリイカの浮き釣りファンが情報交換をする掲示板で、他の人が京都府舞鶴市の舞鶴親海公園での釣りを話題にしていたのに絡み、「そっとしのび寄ってドンッと押す。とどめに頭にブロック落として殺す。イカの浮き釣り邪魔 死ね」などと書き込み、同公園を管理する舞鶴市に特別警戒をさせるなどして業務を妨害した疑い。
 調べに対し、奥山容疑者は「下手な浮き釣り客が近くにいると獲物が逃げるので邪魔だった。仕事もなくイライラしていた」と供述。ただ、舞鶴市の公園で釣ったことはなかったという。(山岸一生

■ネットで殺害予告の男逮捕 京都府警(Chunichi Web)
 京都府警捜査1課と舞鶴署は26日、業務妨害の疑いで福岡市早良区高取、無職奥山貞明容疑者(47)を逮捕した。
 調べでは、奥山容疑者は7月14日、インターネット掲示板「2ちゃんねる」に、京都府舞鶴市が管理する公園の釣り客に対して「イカの浮き釣り邪魔、死ね」「偲び寄ってドンと押す」との殺害予告を書き込み、同市職員に警戒させるなどして業務を妨害した疑い。
 「アオリイカの釣り糸と自分の釣り糸が絡まるので腹が立っていた」と供述しているという。
 書き込みについて府警のホームページに匿名の通報があり、捜査していた。(共同)

08/08/26

■湖国の人たち:オピニオン’08 勝見昌和さん(毎日jp滋賀)
◇農業排水がアユ漁にも影響?ため池で垂れ流し防げ−−県漁連青年部副会長理事・勝見昌和さん(38)=守山市
 漁業や遊漁、観光など昔から人々に親しまれてきた琵琶湖。県は環境保全のため、家庭や工業の排水規制や外来魚の駆除、水質調査などに取り組んでいる。岸から湖面を眺めると、美しいが、実際にここから生活の糧を得ている漁師には、どう映っているのか。県漁業協同組合連合会の青年部副会長理事の勝見昌和さん(38)=守山市小浜町=に琵琶湖の現状を聞いた。【南文枝】
−−漁法は?
 湖岸から深さ15メートル程度の浅瀬に網を張り、岸に寄ってくる魚を捕る「小型定置網(えり)」漁です。年2回、2〜8月と11〜12月にアユを捕ります。漁を始めて15年以上がたちました。
−−昔と比べて変わったところは?
 7、8年ほど前から網に「ソブ」(けい藻類の一種)がたくさん付くようになりました。以前は、シーズンが終わって港に網を持ち帰った際は、岸壁に横付けした船から、2人ぐらいで引き揚げていましたが、今では、ソブで船が水面ぎりぎりに沈むほどに重くなり、人の力では到底持ち上げられない。ウインチを使って巻き取っています。
 また、網目にびっしりとこびりついているため、簡単には洗えない。消防ホースを使うのですが、1段の網を洗うのに約9時間かかります。十四、五年前は、湖の中で洗っている漁師もいましたが、今は機械の力を使わないと難しい。
 ソブの量はここ3、4年で増え、年を追うごとに、ひどくなってきている。アユも怖がって寄って来ず、えりの仕掛けが機能しない。日々増えるため、シーズンが終わる前に漁をやめることもあります。
−−原因は?
 「科学的に示せ」と言われると難しいですが、農業排水の垂れ流しが影響しているのでは? 農業もしていますが、大雨が降ると、田んぼの水があふれて流れてしまう。農業排水や除草剤を含んだ水が、そのまま琵琶湖に流れているなら問題です。昔は、4、5月の田植え時期に水が流れ出ると、たくさんの魚がえりに入ってきましたが、今は沖の方に逃げてしまう。有害物が含まれているからではないでしょうか。
−−対策は?
 休耕田などを利用した、ため池を造っては? あふれ出た水をいったん、ためて、上の方のきれいな水のみを琵琶湖に流す。ワンクッション置くだけでも、だいぶ違うと思います。家庭・工業排水への対策は、行政がしっかりと、やってくれていますが、農業排水は手付かずになっています。行政にフォローしてもらいながら、取り組みたいですね。
−−他に問題は?
 魚を食べるカワウが急増しました。10年ほど前は、ほとんど姿が見えなかった。網の中の、魚がたまる部分に入って食べてしまうし、魚を追いかけ回して外へ出してしまう。外来魚は、カワウに比べたら可愛いものだ。なんとか繁殖を防ぐ対策を取ってほしい。
 また、琵琶湖で遊ぶ人が減っている気がします。子どものころは、シジミを取って遊んでいましたが、今は見なくなった。現状は、見たら分かるし、環境が変われば、実感できます。もっと多くの人に足を運んでほしいですね。
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提言
 行政は琵琶湖の環境を守るため、農業排水対策にも取り組んでほしい。大雨で田んぼの水があふれ、化学肥料や除草剤が流れ出ている可能性もある。あふれた水をいったんとどめ、上部のきれいな水のみを流すため池が必要ではないか。
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人物略歴◇かつみ・まさかず
 高校を卒業後、3年間の会社勤務を経て、親の後を継いで漁師となる。中主漁業協同組合青年部に所属し、小型定置網(えり)でアユを捕る。シーズン中は、早い時は午前3時ごろに出港、同7時ごろまで漁をする。

08/08/25

■琵琶湖のブルーギルで養鶏飼料、外来魚駆除とコスト低減の一石二鳥(msn産経ニュース)
 琵琶湖の生態系に悪影響を与えている外来魚のブルーギルを原料とした栄養価の高い養鶏飼料をつくることに、立命館大生物工学科の久保幹(もとき)教授(環境微生物学)と滋賀県などの共同研究チームが成功した。粉末ではなく液状なのが特徴で、従来の飼料に少量を調味料のように加えることで、ニワトリの成長が早まることを確認した。穀物価格高騰の影響で値上がりする飼料の節約と、“悪役”である外来魚の有効利用という一石二鳥の効果が期待されている。
 琵琶湖には約160トンの外来魚が生息し、約8割がブルーギルと推定される。固有種のニゴロブナやホンモロコを駆逐するなど生態系に悪影響を与えていることから、滋賀県は漁協に補助金を出したり、釣り人に協力を求めたりするなどして、年間約500トンを駆除している。
 駆除した外来魚は、ほとんどを地元企業などで組織する「淡海(おうみ)再資源化協同組合」が処理しており、乾燥させ粉末化した「魚粉」も飼料として商品化されている。しかし、養鶏業者らへの販売は苦戦しているのが現状だという。
 このため、この飼料の改善を目指し、平成17年度から同組合と滋賀県畜産技術振興センター、久保教授らの3者が共同で研究をスタート。発酵によりタンパク質を分解し、単に粉末化した場合よりも吸収率を上げる方法を考案した。
 発酵には、久保教授が特許を持っている納豆菌の一種「HA12」を使用。粉砕したブルーギルに10倍量の水を加えた上で少量のHA12を混ぜ、48時間発酵させる。滋賀県特産の「近江シャモ」で試験を行ったところ、従来の穀物飼料に少量を添加して食べさせると、穀物飼料だけを与えた場合に比べ、平均して体重が約10%増えたことが確認された。食味試験でも、従来の飼料だけで育てた鶏肉よりもおいしいとする結果が出たという。
 久保教授らは今年3月に特許を申請。ブルーギル以外でも、約10種類の魚を原料にして試作したところ、ブラックバスなどスズキ目で作った飼料は栄養吸収率が高いことが分かった。
 同組合の林市雄事務局長は「安全で安心な飼料を作ることができた。養鶏農家に試してもらい、よかったという声が聞けた段階で本格的な販売に乗り出したい」と商品化に意欲をみせている。
 養鶏飼料は、原材料のほとんどがトウモロコシや大豆で、世界的な穀物価格の高騰に伴い、この2年間で値段が2〜3倍になっている。久保教授は「駆除される魚の有効活用ができればと始めたが、飼料の高騰でさらに販売の活路が見いだせるようになったのでは」と話している。

■パラグアイオニバス試乗会/草津(asahi.com滋賀)
【ドキドキ「物語の世界」】
 直径1メートルを超える円形の葉が池に浮かぶパラグアイオニバスに子どもたちが試乗する会が24日、草津市下物町の同市立水生植物公園みずの森であった。巨大なお盆のような葉の上で、子どもたちはちょっぴり不安な様子を見せながらも、親たちがカメラを向けるとにっこりポーズ=写真。
 パラグアイオニバスは南米原産のスイレン科の一年草。大きな葉は直径1.5メートルにもなり、ふちが15〜20センチ立っている。園の「花影の池」(約900平方メートル)には、約100枚もの葉が並ぶ。「葉に乗ってみたい」という来園者からのリクエストにこたえ、今年初めて試乗会を開催した。
 小学生ら約30人がひとりずつ、スタッフの手を借りながら、発泡スチロールと薄い板を敷いた葉に乗った。祖父母と一緒に来た草津市立草津小1年の鶴田みのりさん(6)は「最初は沈まないかどきどきしたけど、物語の世界みたいで面白かった」と話した。

■琵琶湖横断リレー水泳 雄大さ体感 高島―彦根に県内外10チーム(京都新聞電子版)
 仲間とともに琵琶湖を泳いで渡る「びわ湖横断リレー水泳大会」が24日、滋賀県高島市安曇川町を出発点に行われた。10−60代の愛好家ら約60人が湖上で激しい波をかぶりながら、彦根市松原町までの約16キロコースを泳ぎ切った。
 琵琶湖の雄大さを体感しながら、日ごろ鍛えた泳力を試そうと、トライアスロンチーム「シャークス」(草津市)などが毎夏催し、13回目。6人1組が30分交代で泳ぎ、湖上のごみを拾いながら対岸を目指すルールで、今年は滋賀、京都、大阪など県内外の10チームが参加した。
 参加者らは午前8時に勢いよくスタート。泳者以外はチャーター船で待機し、出番が来るたびに飛び込んだ。
 大会は「リトルマーメードビッグ龍鳳(ろんふぁん)」(京都市)が3時間40分47秒の大会新記録で優勝。チーム代表の医師上田亮さん(44)は「完泳するのが目的。ギブアップしなくてよかった」と喜んでいた。

08/08/24

■オニバス「ゆらゆら気持ちいい」 草津・みずの森で試乗会(京都新聞電子版)
 南米原産の水生植物「パラグアイオニバス」の巨大な葉に乗る試乗会が24日、滋賀県草津市の水生植物公園みずの森で初めて開かれた。小学生ら30人が直径1・4メートルのオニバスの葉に乗り、珍しい水上体験を楽しんだ。
 パラグアイオニバスは1枚の葉の直径が1−2メートルにもなり、以前から「乗ってみたい」との声があった。来年の本格実施を前に、安全性や乗り心地などを確認するため、試乗会を開いた。
 子どもたちは、発泡スチロール製の板を乗せた葉の上に1人ずつ交代で乗り込み、座ったり、しゃがんだりして約1分間試乗。周りでは家族が熱心にカメラを向けた。大津市から訪れた大井勇人君(10)は「ゆらゆら揺れて気持ちよかった」と話し、弟の陽人君(8)も「怖くなかった」と笑顔を見せた。

■ヨット61艇、湖上帆走 SAILおおつ(京都新聞電子版)
 市民らが琵琶湖でヨットレースを楽しむ「第10回SAILおおつ」(京都新聞社主催)が24日、滋賀県大津市の柳が崎沖で行われた。ほどよい風に恵まれ、参加者らは巧みに帆とかじを操り、ヨットを進めた。
 大津市制100周年を記念して1998年に始まり、家族連れが参加できるよう3年前から8月に開催している。
 今年は小学生から77歳までの約80人が参加し、61艇が出走した。スタートの合図でヨットは一斉に飛び出し、湖上を疾走。ブイを回るコーナーでは、船体が接触したり、勢い余って転倒する場面も見られた。
 レースの結果、一般クラスは大津市の原口裕司さん(29)が、中学生以下のOPクラスは栗東市の二井谷和平君(12)がそれぞれ優勝した

■自然の雄大さを満喫 「うみのこ」25周年記念航海(Chunichi Web滋賀)
 県の環境学習船「うみのこ」就航二十五周年記念特別航海が二十三日、琵琶湖で繰り広げられ、親子ら九十七人が湖国の自然の雄大さを満喫した。
 県内外から千人超の応募者の中から抽選で選ばれた参加者は、大津港からうみのこに乗船。琵琶湖大橋港を経由し、沖島や白石、竹生島を遊覧した。
 船内では、うみのこが実施する児童学習航海について紹介。一九八三(昭和五十八)年の就航年に、当時五年生で乗船した西川徹さん(35)が航海の思い出を披露。「うみのこが県内外の子どもたちの交流の懸け橋になってほしい」と語った。
 親子らは琵琶湖の水の透明度を測る実験をしたり、水中に生息するプランクトンを観察して自然を学んだ。
 草津市の海老根広君(玉川小三年)は「琵琶湖がこんなに大きな湖だと知らなかった。また、うみのこに乗りたい」と感激。保護者の一人は「日常生活ではない体験で、琵琶湖の環境を知るいい機会です」と話していた。(林勝)

08/08/23

■滋賀の小中学生ら湿地保全へ「声明」 ラムサール会議前に新潟で交流会(京都新聞電子版)
 湿地保全をアジアの子どもたちが呼び掛ける交流行事「KODOMOラムサール国際湿地交流inにいがた」が23日、滋賀県の小中学生らも参加して新潟市内で開かれ、西の湖(近江八幡市、安土町)が湿地登録される10月の第10回ラムサール条約締約国会議(COP10)で発表するメッセージを決めた。
 韓国や中国など国内外の約300人が参加した。うち約60人の子どもたちが、それぞれ行ってきた湿地の観察結果を発表した。
 ラムサール登録湿地の琵琶湖のある滋賀からは6人が発表した。高島小(高島市)6年の門田響さん(11)は、住民による同市の針江浜のヨシの手入れを紹介、「ヨシの浄化作用で、汚れた水も清らかな水となって琵琶湖に入る」と話した。
 瀬田北中(大津市)1年星野賢史君(12)はビワマス漁見学で漁師から聞いたカワウの食害や外来魚の繁殖など琵琶湖の問題を訴え、「自然への関心を失わないことが重要」と強調した。
 この後の全体会議では「命」「宝」をキーワードに意見交換し、メッセージを決めた。
 交流行事は、湿地保全を定めたラムサール条約の普及に取り組むNGO(非政府組織)ラムサールセンター(東京都)などが、COP10を前に全国7湿地で開いた地域別交流会の総まとめとして開いた。

■湖水で“乾杯” 水源の価値再確認 京都・滋賀・大阪3知事が湖上会談(京都新聞電子版)
 京都、滋賀、大阪の3府県知事が23日、琵琶湖を巡る環境学習船「うみのこ」で会談し、近畿の水源である琵琶湖の価値を再確認し、水でつながる上下流の連携の重要性をアピールした。
 船上では嘉田由紀子滋賀県知事が琵琶湖の成り立ちや水質を説明。高島市沖の岩礁「沖の白石」を甲板から眺め、湖からくんだ水で3知事が乾杯した。
 会談後、山田啓二京都府知事は「この水こそがわたしたちの生活や命の源になっていることが確認できた」、橋下徹大阪府知事は「琵琶湖にかかるお金を滋賀県だけが負担するのはおかしい話だ。本当は大阪も京都も負担し合わないといけない」と述べた。
 招待した嘉田知事は「念願の湖上の出会いだった。今まで以上の連携が取れるようにしていきたい」と締めくくった。

■「うみのこ」就航25周年祝う 大津港で式典、無事故たたえ(京都新聞電子版)
 学習船「うみのこ」の就航25周年記念式典が23日、大津港であり、親子連れなど約120人が出席した。参加者らは記念特別航海に加わり、節目の年を祝った。
 式典では、嘉田由紀子知事が「琵琶湖に何が起こっているのかを皆さんと共に学んでいきたい。うみのこが人と自然のつながりの場になりますように」とあいさつ。その後、これまで無事故で航海してきたことをたたえ、船長の鈴木雅美さんと食堂の責任者の小西徳和さんに花束を贈った。
 この後、うみのこは特別航海に出発し、乗船客らは、同港から長浜港に向けて5時間半の湖上の旅を楽しんだ。

■アリゲーターガー:ワニに似た中南米産淡水魚、生息を初確認−−川越(毎日jp埼玉)
◇新河岸川流域で−−県生態系保護協会ふじみ野支部
 県生態系保護協会ふじみ野支部(野沢裕司支部長)は、川越市渋井の新河岸川流域で中南米産の淡水魚でワニに似た「アリゲーターガー」の生息を初めて確認した、と発表した。
 アリゲーターガーは、米国フロリダ州からメキシコにかけてのメキシコ湾に注ぐ河川に生息しているガー科の淡水魚。成魚は約3メートルにもなる。
 野沢支部長によると今月8日、新河岸川放水路のビオトープ(動植物の生息空間)を見回り中、釣り人から「ワニを見た」と聞きつけた。付近一帯を探したところ、11日午前11時ごろ、放水路の水面すれすれに悠然と泳いでいる体長1メートルほどで口が長細く鋭い歯を持つ生き物を見つけた。
 カメラ撮影して日本生態系協会に送ったところ、20日に同協会研究センター(さいたま市)から、アリゲーターガーと鑑定結果が届いた。
 研究センターの岩木晃三研究第1部長によると、アリゲーターガーはフナやウグイなどの川魚を捕食する外来の肉食魚だが、人にかみつくことはない。荒川水系では数年前に実施した河川水辺の国勢調査で荒川下流域で生息を確認している。飼育していた人が手に余り、川へ放流した可能性があるという。
 岩木部長は「ブラックバスのように繁殖すると生態系を破壊するので、見かけたら捕獲して観賞魚の店に引き取ってもらってほしい」と話している。
 ふじみ野支部は新河岸川の釣り人や散歩の人に「アリゲーターガーを見かけたら知らせて」と呼びかけている。情報は同支部(電話049・263・3879)へ。【藤川敏久】

■琵琶湖覆う水草 異常繁殖で南湖の6割占める(Chunichi Web滋賀)
 水草の異常な繁殖が進む琵琶湖・南湖で、水草の群落面積が1997年から10年間で1.86倍に拡大したことが、水資源機構の調査で分かった。「繁殖の密度が高すぎる」との専門家の指摘があり、漁業や船舶の航行に与える影響も深刻化。県と国土交通省琵琶湖河川事務所が検討会を設置し、対策を練っている。
 水資源機構が琵琶湖で実施した水草の群落面積の調査によると、一九九七年には南湖全体の32・4%にあたる千七百ヘクタールが水草で覆われていた。二〇〇二年には二千九百ヘクタール(55・9%)に急増。〇七年は60・1%を占める三千二百ヘクタールまで増え、水草の密度も高くなった。北湖での繁殖面積は全体の5%前後で変化はなかった。
 水草の異常繁殖で漁業被害は拡大。水草が漁具や漁船のスクリューに絡まるなど、操業の障害になっている。漁業者らは水草の過剰な繁殖でフナ、モロコ、貝類の生育場所も失われていると主張。琵琶湖開発事業を行う国交省に水草の大規模な除去を要望している。
 ただ、なぜ水草が異常に増えるのか詳しいメカニズムは分かっていない。琵琶湖博物館専門学芸員の芳賀裕樹さんによると、南湖のように一九八〇年代ごろまで生態系で優位だったプランクトンが水草へと一気に変化した湖沼は全国的に珍しいという。
 芳賀さんは「昭和初期も水草が多い時期があったが、当時の草原のような状態に比べ、今は“やぶ”」と指摘し、現在の密生ぶりに首をかしげる。
 これまでの調査で、一九九四年の渇水による琵琶湖の水位低下が、水草繁殖の引き金になったとの見方が有力。しかし、いったん増えすぎた水草の状態を過去に戻す有効な手だては不明。検討会では、水位管理や水草除去の方法など適切な管理方法について、年内にも意見をまとめる方針だ。(林勝)

08/08/22

■馬洗川で24日、バス釣り大会(中國新聞ネット版)
 川の生態系を乱す外来魚対策として、江の川漁協は24日、三次市の馬洗川で、ブラックバスやブルーギルの駆除釣り大会を開く。午前6時から十日市親水公園で受け付け。同7―11時までルアーや餌で釣り、数や大きさを競う。上位入賞者にはルアーや釣りざおなどを贈るほか、先着100人には参加賞を用意している。
 漁協は「今夏は渇水で、多くの外来魚がため池から川に出た可能性が高い。駆除に協力してほしい」と呼び掛けている。無料。電話0824(62)2744。

08/08/21

■びわ湖トラスト:来月28日、湖上で発足記念祭−−大津(毎日jp滋賀)
 琵琶湖の研究支援や情報発信のため、市民や研究者らで設立した「びわ湖トラスト」は正式なNPO法人としての発足を記念し、「第1回びわ湖と地球の文化祭」を9月28日、大津市の大津港に停泊する客船「ビアンカ」上で開く。環境に関心を持つ人同士の交流が目的で、バザーなどの出展者を募っている。
 びわ湖トラストは4月、県の琵琶湖研究費の大幅削減で凍結された水中探査ロボット「淡探」の運用継続などを求め、新たな研究の枠組み作りを目指して結成。会員は約120人で、9月1日にNPO法人の登記を行う。
 同祭の第1部は午後1時から劇やバザー、よし笛コンサートなどがある。第2部は上田豊・名古屋大名誉教授と永田俊・東京大教授が、氷河の縮小が進むヒマラヤ山脈や、琵琶湖の生態系について講演する。
 第3部は午後5時半から出航し、湖上で交流会を催す。
 山田能裕理事長は「文化祭をトラストのいいスタートにしたい。専門的な事を学ぶ機会になれば」と参加を呼びかけている。
 一般参加は無料(交流会は有料)。バザーの出展希望者は今月中に同トラスト(0740・20・1866)に申し込む。【近藤希実】

■琵琶湖:夏の湖岸、騒音消え ボートの保管場も大半撤去−−大津・柳が崎(毎日jp滋賀)
◇住民の苦情なくなり、県も一安心
 昨年まで夏に水上バイクなどのプレジャーボートの騒音が絶えなかった大津市柳が崎の琵琶湖岸が今年はすっかり静かになった。市有地などに不法占有していたボート保管場などの大半が撤去され、7月からは車の進入も禁止に。利用者はほとんどいなくなり、以前は頻繁にあった住民の苦情もピタリと止まった。危険操縦を取り締まる県琵琶湖レジャー対策室も「苦情が減ったのは非常にうれしい」と胸をなで下ろしている。【金志尚】
◇公園の整備計画も
 同室によると、プレジャーボートなどの利用者は5月の大型連休から8月末までに集中し、ここ数年間、毎年100艇前後は集まっていた。琵琶湖は淡水のため、機械がさびにくいのが人気の主な理由。従来は市有地や県が管理する河川敷を不法占有していたボート保管場や浜茶屋の撤去が進まず、利用者を招く一因になっていた。
 しかし、昨年4月に市が「柳が崎湖畔対策室」を設置。民事訴訟も辞さない姿勢で不法占有者の指導に乗り出すと、県も行政代執行を視野に入れた対応を決定。同年6月以降、徐々に立ち退きが始まり、12軒あった建物のうち11軒が撤去された。残る1軒はボート保管場で、今月19日の原状回復命令に基づく立ち退き期限が過ぎたため、県琵琶湖不法占用対策室が行政代執行の手続きを始めており、年末までに代執行する方針だ。
 一方、7月18日からはごみの不法投棄などを防ぐために車の進入も禁止に。これらの対策の結果、現在は休日でも利用客は数えるほどに激減した。
 レジャー対策室の青木幸一室長は「4月に赴任したときは(苦情の)電話を取るのが恐怖だった。今は楽な夏のシーズンです」と笑顔。市は一帯を公園として整備する計画を持っており、かつての騒音地帯がリニューアルされつつある。

■早明浦ダムが4次制限 05年以来、貯水率16%(Chunichi Web)
 水位の低下が続く四国の水がめ・早明浦ダム(高知県)は21日、第4次取水制限を始めた。2005年以来で、香川用水向けに60%、徳島用水向けに22%、供給をカットする。
 21日現在の貯水率は16%(平年81%)。ダム湖に水没した旧大川村役場も姿を現した。このまま少雨の状態が続けば、28日ごろ貯水率がゼロになる。
 香川県によると、21日現在、県内6市3町で減圧給水を実施。高松市では、市内に給水基地4カ所と応急給水所16カ所を設置し、断水に備える。市内8カ所の公営プールも、水事情が回復するまで休業。
 ダムの水が底をついた場合、発電専用水を水道用に転用し放流。ダムには現在、発電専用水が約2600万トンあり、全量を転用すれば約78日間、水道水が確保されるという。
(共同)

■琵琶湖の邪魔者を鶏の餌に 立命大が試み(Chunichi Web)
 琵琶湖にはびこって生態系に悪影響を与える外来魚ブルーギルを原料に使い、栄養の吸収が良く高品質の養鶏飼料を、立命館大の久保幹教授(環境微生物学)らが21日までに開発した。
 滋賀県産の近江シャモを使った飼育実験で、成長を促進する効果を確認。漁協が駆除した魚を有効利用し、地元の組合が販売に向けた準備を始めた。
 久保教授は「生態系回復に役立つ上、価格が高騰する穀物飼料の節約にもなる。一石二鳥の手法だ」と話している。
 琵琶湖には約1600トンの外来魚がおり、8割がブルーギルと推定される。滋賀県は漁協に補助金を出すなどして年間500トンを駆除。地元の中小企業が集まった「淡海再資源化協同組合」が、魚を乾燥し粉末化した飼料を商品化しているが、販売では苦戦。改善が課題だった。
 同組合の林市雄事務局長は「邪魔者のブルーギルを有効利用し、地域産業の活性化につなげたい」としている。(共同)

08/08/20

■釣り大会:ブルーギルなど600匹、御池で外来魚退治−−高原町(毎日jp宮崎)
 生態系を壊す外来魚の駆除を目的とする釣り大会が16、17の両日、高原町の御池であった。町内外から2日間で延べ110人が参加し、ブルーギルとブラックバス約620匹を釣った。全量を主催の小林高原野尻漁協が処分した。
 参加者は皇子港一帯の湖畔で釣り糸を垂れ、1人で135匹を釣った男性もいた。いとこら3人で参加し、2日間で計24匹を上げた高原町広原の高原中2年、柳迫雄斗さんは「思った以上に釣れた。日本の魚がいなくならないようにしなければ」と話した。
 外来魚は湖のアユやハエ、コイなどの卵や稚魚を食べて駆逐し、繁殖力も強い。漁協は刺し網やかごを仕掛けて駆除に取り組み、釣り大会は06年に始めた。丸田毅組合長は「釣れる外来魚が小さくなっている。効果が上がっているのかもしれない」という。【木元六男】

■コハクチョウ減少は浮き草のせい? 琵琶湖南湖で関係懸念(京都新聞電子版)
 昨年秋、琵琶湖で外来種の水草ボタンウキクサが大繁殖したのに伴い、コハクチョウの南湖への飛来数や期間が例年に比べ減少した可能性があるとして、草津市の飛来地で観察を続けている「草津湖岸コハクチョウを愛する会」が今季の繁殖状況を懸念している。
 会の調査によると、2007年度のコハクチョウの飛来期間は76日間、1日平均20羽だった。06年度の103日間、1日平均50羽に比べ、大幅に落ち込んだ。琵琶湖の水位などとの関連性も合わせて調べているが、調査項目の大半は例年と大きな変化がなかったという。
 そんな中、減少の原因とみられるのが、昨年秋に南湖を中心に大繁殖したボタンウキクサ。飛来地の同市志那町でも、秋ごろから湖岸の沖合30メートルほどを埋め尽くした。
 同会のメンバーらが自主的に除去作業を行った。しかし、大繁殖の影響で、エサになるマコモなどの水草が十分に育たなかったといい、飛来したコハクチョウが普段はあまり食べないホテイアオイを食べる姿も観察された。
 今季は今のところ、飛来地での大繁殖の気配はないというが、会の吉岡美佐子事務局長は「飛来地の環境が悪化しないか心配。ボランティアでの除去には限界もあり、琵琶湖全体で行政の取り組みが必要」と気をもんでいる。

■外来魚引き取る おさかなポスト 川崎河川漁業協同組合総代 山崎 充哲さん(東京新聞TOKYO Web)
【神奈川】海、山、川と豊かな自然に囲まれ、多様な生きものがいきづく神奈川県。しかし近年、宅地造成などで生息環境が急変して、絶滅危ぐ種に指定される生きものも増えている。変わりゆく自然を見つめ、種の保護に取り組む人々の活動を紹介する。
 熱帯魚のグッピーや古代魚アロワナ、世界最大級の淡水魚アリゲーターガー…。本来は日本にいないはずの魚たちが、相次いで多摩川で見つかっている。「飼いきれなくなった外来魚などが捨てられている。このままでは、生態系が乱れてしまう」。川崎河川漁業協同組合総代の山崎充哲(みつあき)さん(49)=川崎市多摩区=は、危機感をあらわにする。
 かつては水質悪化が進み、魚のすめない「死の川」とまで呼ばれた多摩川。下水道の整備などで近年、清流を取り戻した。「一時期姿を消したメダカも帰ってきた」と山崎さん。しかし皮肉にも、環境がよくなった途端、魚が捨てられるという新たな問題が起きた。
 実はメダカも、もともと多摩川にいたメダカではない可能性が高い。「ペットとして売られている改良種の『ヒメダカ』や、他地域のメダカが放流されている。メダカは地域によって遺伝子が違い、それがかく乱されてしまっている。戻ってきたと喜んではいられない」
 むやみな放流を防ごうと、山崎さんが一年ほど前に始めたのが、魚を引き取る「おさかなポスト」だ。多摩川そばの稲田公園(多摩区)にある漁協のいけすに、自由に魚を預けられる一角を設けた。
 ポストには、外来種などが次々と入れられており、引き取った魚は、近所の学校で飼育している。山崎さんは「各地でこうした試みが広がってくれれば。ただ、ポストはあくまで最後の手段。みんなが生き物を大切に思い、捨てること自体がなくなってほしい」と願っている。
<メダカ>メダカ科。小川や用水路、池など流れの緩やかな水域に生息。雑食性でプランクトンなどを食べる。県内各地に生息していたが、河川改修や水質悪化などにより激減。地域によって遺伝子が異なり多様性を持つが、放流による遺伝的なかく乱が懸念されている。このため、県レッドデータ生物調査報告書2006では、絶滅危ぐ種1A類に分類されている。

■学習船「うみのこ」:10月13日、追加航海 応募多数で粋な計らい(毎日jp滋賀)
◇びわ湖フローティングスクール
 県の学習船「うみのこ」の就航25周年を記念した琵琶湖の特別航海に予想を上回る応募があり、「びわ湖フローティングスクール」は10月13日に追加航海を行う。定員は125人で、新たに参加者を募っている。
 今月23日に行う特別航海に対し、先月末までに県内外から1000人を超える応募があり、抽選で定員125人に絞ったが、同スクールは「熱意に応えたい」と航海の追加を決めた。
 10月13日は大津港を午前10時に出港し、沖島を経由して午後3時に同港に戻るコース。就航当初のビデオを鑑賞したり、環境体験学習を行う。
 参加費650円。往復はがきに参加希望者(3人まで)の▽氏名▽年齢▽必要な食事数▽住所、電話番号(代表者のみ)▽小5での乗船の有無▽航海への思い−−を記入。あて先は〒520−0047 大津市浜大津5の1の7、びわ湖フローティングスクール。締め切りは29日(消印有効)。問い合わせは同スクール(077・524・8225)。【近藤希実】

■3知事23日湖上会談/淀川問題など討議へ(asahi.com滋賀)
【学習船「うみのこ」就航25周年記念航海に乗船】
 県は19日、県の学習船「うみのこ」の就航25周年を祝して23日にある記念航海に、嘉田由紀子知事と山田啓二京都府知事、橋下徹大阪府知事が乗船すると発表した。3知事は、国から琵琶湖・淀川水系の河川整備計画案に対する意見を求められており、湖上会談の行方が注目される。
 「うみのこ」は83年、子どもたちが琵琶湖の環境を学習するために就航。県内の小学5年生が乗船してきた。記念航海には抽選で選ばれた県内外の125人が参加する。
 嘉田知事は、この機会に近畿の水源を知ってほしいと山田、橋下知事を招待。両知事は琵琶湖大橋港から長浜港まで乗船し、その後は長浜市の黒壁スクエア周辺を視察する。
 淀川水系河川整備計画案をめぐっては、今年4月から3知事が連携しながら国側と治水問題などを討議。計画の決定には知事の意見が必要とされ、3知事の考えが注視されている。
 嘉田知事は19日の定例記者会見で、「上下流が助け合う機運をお互いにつくっていく必要がある。利水の実態や治水の方向などを話し合いたい」と述べた。

08/08/19

■米ミシガン湖で水質調査 膳所・米原高生、琵琶湖と比較へ(京都新聞電子版)
 膳所高(大津市)と米原高(米原市)の2年生計16人が、琵琶湖と米ミシガン州・ミシガン湖で、植物プランクトンの珪藻(けいそう)類の研究に着手した。湖を縁に始まった滋賀県と同州の姉妹提携40年式典に合わせて今月9日に訪米、ミシガン湖上でサンプル採取など現地調査を始めており、珪藻類を指標にした水質比較などに取り組む。
 珪藻類は、種によって水の酸性度など繁殖する条件が異なり、湖沼の汚濁度を測る指標生物にもされる。研究は膳所高が2年前から実施する現地実習を発展させ、米原高にも参加を呼び掛けた。
 生徒らは、水質が良好とされるミシガン湖と、逆に富栄養化が進む同湖の内湖で、湖上に出て船から水や湖底の泥を採取。湖岸でも石に付着したものなどサンプルとする珪藻類を採る。また、州立2大学の研究所などで現地の研究成果も学ぶ。
 20日の記念式典にも参加し、湖と環境をキーワードに40年続いた県と同州の姉妹提携で、今回の研究も友好関係の一助となることを訴える。
 帰国後は持ち帰った資料などを基に、琵琶湖とミシガン湖との珪藻類の種と分布の違いを分析し、来年3月に報告をまとめる予定。
 米原高の平田奈帆さん(16)は「2つの湖の固有種を観察したい。もしかしたら新種も」と意気込む。膳所高の大西里実さん(17)は「ミシガン湖でも、水質に対する住民の活動が盛んなのか聞きたい」と話した。
 琵琶湖博物館の大塚泰介主任学芸員(微生物学)は「同じ条件下で採取して、両国の地域的な違いが出れば面白い」と話している。

■京都・滋賀・大阪3知事が湖上懇談 23日、淀川水系の治水政策論議(京都新聞電子版)
 京都、滋賀、大阪の3府県知事が、23日に琵琶湖で環境学習船「うみのこ」に乗船し、琵琶湖淀川水系全体の治水政策などについて懇談することが明らかになった。大戸川ダムなどの建設を盛り込んだ国の淀川水系河川整備計画案に対する3知事の意見に関心が寄せられるなか、「湖上の鼎談(ていだん)」に注目が集まりそうだ。
 うみのこの就航25周年を記念した特別航海に合わせ、滋賀県の嘉田由紀子知事が「下流の水源である琵琶湖を直接見てほしい」と招待し、山田啓二京都府知事と橋下徹大阪府知事が応じた。
 懇談のテーマは「流域全体の治水政策のあり方について−地方分権を踏まえて」「近畿圏における琵琶湖の価値について」の2点。1時間半にわたり、上下流の府県トップが互いの考えなどを話し合う。
 記念航海は大津港から長浜港までの約5時間半で、3知事は船上から「沖の白石」を眺めたり、記念航海の参加者による環境学習体験も視察する。

■立ち入り禁止区域の釣り人16人摘発(TBS News i)
 茨城県神栖市の立ち入り禁止となっている港の防波堤で釣りをしていた男性16人が、警察に摘発されました。この防波堤では、これまでに67人が波にさらわれるなどして死亡していて、警察は再三、警告をしていました。
 軽犯罪法違反の疑いで摘発されたのは、27歳から77歳の男性16人です。調べによりますと、16人は18日、立ち入り禁止区域となっている神栖市の鹿島港南防波堤に入り釣りをしていたところを摘発されました。
 この防波堤は、伊勢エビやヒラメ、イナダがよく釣れるため、釣り人に人気がありますが、これまでに波に飲まれるなどして67人が死亡していて、警察や港湾事務所は、再三、警告をしていました。警察は近く16人を書類送検する方針です。

■ブラックバスの駆除狙い釣り大会 旧建部と久米南の旭川水系(山陽新聞WEB NEWS)
 ブラックバスの駆除を狙いに、旭川南漁協(岡山市建部町福渡)は17日、旧建部町と久米南町の旭川水系で釣り大会を開催。愛好者らが自慢の腕をふるった。
 岡山、倉敷、津山市や久米南町などから家族連れや友人グループら129人が参加。建部町文化センター前親水公園(岡山市建部町建部上)で受け付けを済ませた後、釣れそうなポイントに移動し、4時間半の制限時間内に釣り上げたブラックバスの総重量を競った。
 この日釣れたのは、ブラックバス11・49キロ(30匹)のほか、ブルーギル2・5キロ(21匹)、ナマズ7・7キロ(9匹)、ニゴイ1・6キロ(1匹)。

■瀬田川で外来魚「チャネルキャットフィッシュ」 滋賀県で4例目(msn産経ニュース)
 滋賀県立琵琶湖博物館は18日、大津市関津の瀬田川で、北米原産の肉食性淡水魚の「チャネルキャットフィッシュ」が見つかったと発表した。
 チャネルキャットフィッシュはナマズの仲間で、大きいものでは1メートルを超える。魚や甲殻類を食べるため、生態系に悪影響を与える恐れがあり、特定外来生物に指定されている。
 発見されたチャネルキャットフィッシュは全長25センチ、体重160グラムの幼魚で、今月15日、瀬田川上でのはえ縄漁で捕獲された。チャネルキャットフィッシュは、昨年5月にも確認されており、今回で4例目。
 同博物館では「茨城県の霞ヶ浦ではブルーギルにかわり、深刻な漁業被害を与えている。琵琶湖で繁殖すると生態系に深刻な影響を与えるので、飼っている人は絶対に放さないでほしい」としている。

■滋賀・瀬田川に特定外来ナマズ(Yomiuri On Line関西発)
滋賀県内4例目、今後繁殖の可能性
 県立琵琶湖博物館は18日、大津市関津の瀬田川で、特定外来生物に指定されているナマズの一種・チャネルキャットフィッシュが見つかった、と発表した。博物館は「今後繁殖する可能性もあり、注意が必要。放流は絶対にやめてほしい」としている。
 漁業関係者が15日夜、はえ縄漁で捕獲した。体長25センチ、重さ160グラムで、幼魚とみられる。県内での捕獲は2001年の西浅井町以来、4例目。
 チャネルキャットフィッシュは北米原産。魚や甲殻類を食べ、増殖すると生態系への影響が懸念される。茨城県の霞ヶ浦では2000年ごろから急増し、深刻な漁業被害を与えているという。

■チャネルキャットフィッシュ:国指定の特定外来生物、瀬田川で捕獲−−大津(毎日jp滋賀)
◇琵琶湖以外で県内初
 県立琵琶湖博物館は18日、大津市の瀬田川で、国が特定外来生物に指定する「チャネルキャットフィッシュ」1匹が捕獲された、と発表した。全長25センチ、重さ160グラム。県内では4例目で、琵琶湖以外では初めて。肉食性で、増殖した場合に従来の生態系に悪影響を与える恐れが高いことから、同館が注意を呼びかけている。
 この魚は、北米原産のナマズの仲間で、日本へは71年、食用のために持ち込まれた。しかし、茨城県の霞ケ浦などで急増し、深刻な漁業被害が起きていることから、特定外来生物に指定された。
 15日に同市関津の瀬田川で、はえ縄漁をしていた湖南漁協組合員が発見した。同館は「県内での越冬が可能で、繁殖する危険性もあるので注意が必要」としている。【南文枝】

■チャネルキャットフィッシュ捕獲 瀬田川で、琵琶湖以外で初(京都新聞電子版)
 琵琶湖博物館(滋賀県草津市)は18日、大津市の瀬田川の南郷洗堰下流で、ナマズの仲間の外来魚チャネルキャットフィッシュ1匹が捕獲されたと発表した。県内では4例目で、琵琶湖以外で見つかったのは初めて。
 博物館によると、体長25センチ、重さ160グラムで幼魚とみられる。15日に湖南漁協組合員がはえ縄漁で捕獲した。チャネルキャットフィッシュは北米原産で、1971年に食用目的で日本に持ち込まれた。体長1メートル以上に育ち、肉食性で在来の生態系への影響が懸念されている。
 県内では2001年5月に西浅井町沖の琵琶湖で初めて捕獲された。ブルーギルやオオクチバスなどとともに外来生物法の特定外来生物に指定され、飼育や放流が規制されている。

08/08/18

■滋賀64万円、寄付額低調 ふるさと納税 県外から流入人口多く(京都新聞電子版)
 滋賀県の「ふるさと納税」の寄付額が、ほかの近畿府県と比べて低調だ。京阪神のベッドタウンで、県外からの流入人口が多いことが寄付が伸びない要因にもなっている。県は10月に寄付条例を制定する方針で、寄付を増やしたい考えだ。
 18日現在の県の寄付額(見込み含む)は64万円。伸び悩む要因について、県は「流入人口に比べ県外に出る人が少なく、寄付してくれる対象者が他府県より少ない」と話す。
京都府も50万円、広報遅れ響く
 寄付金に関する条例が先月成立した京都府も50万円にとどまっている。府は「ホームページなどでの広報が他府県より遅れたためでは」と分析する。
 近畿の府県に11日に聞いたところ、大阪府が1146万円でトップ、兵庫県373万円、和歌山県195万円、奈良県162万円と続く。
 奈良県は寄付が一定額を超えた場合、寄付者に牛肉やお茶などの特産品を贈っている。滋賀県などその他の府県では寄付を集めるための特別な取り組みは行っていないという。
 流入人口が多い滋賀県からみると、他府県への寄付の増加は、滋賀県の住民税税収の減少につながる可能性もある。県企画調整課は「琵琶湖を守るという観点から、滋賀県にゆかりのない人も巻き込んで幅広く寄付を呼びかけたい」としている。

08/08/17

■伊庭内湖の自然や歴史紹介 東近江で企画展(京都新聞電子版)
 滋賀県東近江市にある伊庭内湖周辺の豊かな自然や歴史を紹介する企画展「東近江の自然−伊庭内湖」が、同市山路町の能登川博物館で開かれている。
 現在の伊庭内湖は、戦後に大半が干拓地となった大中の湖の東部分。大同川で琵琶湖とつながっている。
 企画展は、伊庭内湖周辺でみられるヨシノボリなど約10種の魚を水槽で展示し、トンボの標本約100点や鳥の写真約20点も並べた。
 大中の湖南遺跡から出土した弥生時代の石器類、藻を採集し肥料にしていたことなどを記す明治時代の文書、竹を編んで作った漁具「モジ」「タツベ」なども展示し、人々の暮らしと伊庭内湖のかかわりに触れることができる。31日まで。無料。

08/08/16

■Uターンラッシュ本格化 ピークは16、17日(asahi.com滋賀)
 お盆を故郷や観光地で過ごした人らのUターンラッシュが16日から本格化している。首都圏の各駅や羽田空港では日焼けした子供たちが元気な姿を見せた。17日いっぱいまでピークは続く。
 JR東日本によると、16、17日の各新幹線の上り指定席はほぼ満席。16日午後からは自由席の乗車率が100%を超す列車が増えるとみられる。
 日本道路交通情報センターによると、午後0時半現在、静岡県内の東名高速上りで23キロの渋滞が出ている。17日夕方には御殿場IC―横浜町田IC間で35キロの渋滞が予想されている。
 16、17日の空の便はANA、JALともに羽田着便が予約でほぼ満席。18日も混雑が続くという。

■草刈り役の放牧ヤギ人気 「道の駅草津」隣のヨシ栽培地(Chunichi Web滋賀)
 緑に囲まれながらヤギと戯れていてはいかが−。草津市下物町の「道の駅草津」に隣接するヨシ栽培地でヤギが放牧されている。草を食べさせたり、一緒に歩いたりと、家族連れらが憩いのひとときを楽しんでいる。
 栽培地を管理する淡海環境保全財団(大津市)が道の駅と実施。財団は琵琶湖岸道路沿いの湿地帯を県から借り受けて整備し、湖の水質浄化や生態系を保全する働きがあることからヨシを栽培してきた。ヤギの放牧は、野生動物と接しながら昔の湖岸に多かったヨシを知るきっかけにしてもらうことと、ヤギが雑草を食べるため草刈りのコスト削減を目的に始めた。
 ヤギは一歳半の雌の「はな」と「もも」の二頭。ヨシ栽培の遊林地にうっそうと広がる草地に放たれると、一メートルほどの体で駆け回り、生い茂る雑草をほお張っていた。
 訪れた大津市大萱の清水千智(ちさと)ちゃん(9つ)、拓貴君(7つ)姉弟は「いっぱい草を食べてくれてうれしい」と笑顔で話していた。放牧は平日の午前九時半から午後三時まで。問い合わせは、同財団=電077(524)9434=へ。(添田隆典)

■お盆休み、酷暑でにぎわう水辺 びわ湖周遊船も満席(Chunichi Web滋賀)
 お盆の行楽シーズンの十五日、琵琶湖周辺の行楽地もにぎわいを見せた。
 この日の最高気温は大津市で三五・九度。市内の近江舞子水泳場や守山市のなぎさ公園では、じりじり照りつける太陽の下、テントを張ってバーベキューをしたり、ジェトスキーやビーチバレーに興じる姿が見られた。
 京都府向日市から大津市の松の浦水泳場に訪れた会社員牛山将弘さん(30)は「暑いので、三日連続で水辺に来ました。琵琶湖は親子連れが多くて癒やされますね」と話していた。
 琵琶湖を周遊する観光汽船も大盛況。普段は貸し切りクルーズで運航する「ビアンカ」を十六日まで臨時に三便増発。通常空きが見られる「ミシガン」の昼の食事席も満席となっていた。(曽布川剛)

08/08/15

■事件・事故:長浜で男性が琵琶湖に落ち、死亡(毎日jp滋賀)
 14日午前3時半ごろ、長浜市大島町の琵琶湖岸で、友人2人と遊びに来ていた同市勝町、大学生、中村透さん(21)が防波堤(高さ1・7メートル、幅1メートル)から湖に落ちた。長浜署などが捜索し、約4時間後に沖合約20メートルの湖底(水深約2・5メートル)で発見されたが、死亡していた。仮眠していて誤って落ちたとみられるという。

■「水の宝」教えて! 情報提供募る 滋賀県(msn産経ニュース)
 琵琶湖を有する滋賀県で“水の文化”を「近江水の宝」に認定し、観光や教育に活用しようと県教委文化財保護課が、地域の特色を残す歴史や生活、風景などを県民から募っている。水にかかわるものであれば、時代やジャンルは問わない。今年から3年で100件ほどの選定を目指している。
 水の宝は、県教委がまとめた調査結果と県民から寄せられた情報から、有識者や県民代表による「選定委員会」の意見を参考に県教委が選定する。今年度は約25件を選定し、3年目以降は状況に応じて増やしていく予定。
 選定の条件は、「地域の特色を表すもの」という程度で、そのほかには特に設けていない。水に関係するものなら、「水と人間がかかわってきた歴史」でもよければ、その歴史の中で形成された風景などでもOK。選ばれた水の宝は、宝をめぐる観光コースを設定したり、冊子にまとめて県内の学校に配布したり、県民を対象としたワークショップを開催したりといった活用が考えられている。
 情報は、県のホームページに、宝の名称▽所在地▽選んだ理由−などを書き込み写真を添えて送信できる。郵送でも受け付けている。詳しくは同課((電)077・528・4674)まで。

■琵琶湖・南湖の水草、繁殖拡大 10年間で1.8倍(京都新聞電子版)
 水草の異常繁茂が懸念されている琵琶湖・南湖で、水草の分布域が中央部まで拡大していることが、水資源機構が昨年実施した調査で分かった。繁殖面積も10年間で1・8倍に拡大しており、専門家は「過去に中央部で大規模な繁殖は確認しておらず異常な状態だ」と指摘している。
 南湖の水深別の繁殖面積をみると、5年前は4−4・5メートルエリアが約620ヘクタールで最大だったが、今回はさらに深い4・5−5メートルエリアで約770ヘクタールと最も大きかった。湖岸から水深が深くなる中央部に向かって分布域が拡大していることを裏付けた。
 また、南湖全域に占める繁殖面積も60%に当たる約3150ヘクタールに及び、1997年の32%、2002年の55%から拡大傾向を続けている。繁殖地も志那沖(滋賀県草津市)を除くほぼ全域で確認した。
 南湖の水草は94年の大渇水以降、異常繁茂を続け、漁業被害をもたらしており、滋賀県と国土交通省は7月下旬、今後5年の緊急対策を協議する検討会を立ち上げた。
 検討会委員の芳賀裕樹・琵琶湖博物館専門学芸員は「水草が比較的多かった戦前と比べても、湖岸での繁殖密度も高くなっており、生え方がまったく違う」と懸念している。
 調査は同機構琵琶湖開発総合管理所(大津市)が、琵琶湖総合開発後の環境影響調査として97年から5年ごとに実施。昨年7−10月、湖岸の109地点を基点に潜水による目視などで調べた。

08/08/14

■防波堤から転落、琵琶湖で静岡大生死亡(日経ネット)

 14日午前3時半ごろ、滋賀県長浜市大島町の琵琶湖岸で、遊びに来ていた長浜市勝町、静岡大4年の中村透さん(21)が高さ約3メートルの防波堤から転落した。一緒に来ていた友人が110番。長浜署などが捜索し午前7時40分ごろ、約20メートル沖の湖底で中村さんを発見したが、死亡が確認された。水死とみられる。  長浜署によると、中村さんは友人2人と防波堤で仮眠中、誤って転落したらしい。中村さんは実家に帰省していた。  現場付近の水深は約3メートル。友人が水の音に気付いて呼び掛けると、最初は応答があったがしばらくしてなくなったという。〔共同〕

■転落、大学生死亡 長浜の琵琶湖岸(京都新聞電子版)
 14日午前3時半ごろ、滋賀県長浜市大島町の琵琶湖岸で、同市勝町、静岡大4年中村透さん(21)が防波堤から琵琶湖に転落した、と一緒にいた友人が110番通報した。長浜署などが約4時間後に約20メートル沖の湖底で中村さんの遺体を発見した。

■琵琶湖で大学生が行方不明(msn産経ニュース)
 14日午前3時半ごろ、滋賀県長浜市大島町の琵琶湖岸で、夜釣りに来ていた長浜市勝町、静岡大4年の中村透さん(21)が高さ約3メートルの防波堤から転落、行方不明になった。一緒に来ていた友人が110番通報した。長浜署などが捜索している。
 長浜署によると、中村さんは釣りが終わって友人2人と防波堤で仮眠中、誤って転落したとみられる。中村さんは実家に帰省していた。
 現場は水深約3メートル。友人が水の音に気付いて呼び掛けると、最初は応答があったがしばらくしてなくなったという。

08/08/13

■環境学習の拠点、草津に整備 淡海環境保全財団(京都新聞電子版)
 琵琶湖岸でヨシを栽培している淡海(おうみ)環境保全財団(大津市)は本年度、草津市下物町の栽培地に水質浄化設備や太陽光発電パネルを新設する。今春完成したビオトープと合わせ、一帯を環境学習拠点に整備する計画で、子どもや観光客らがヨシと親しめる「ヨシの郷(さと)」としてPRする。
 整備区域は県有地の約5000平方メートル。本年度は道路面の雨水を土砂でろ過し、在来魚の繁殖場所となるビオトープに給水する浄化槽と、排水ポンプなどの電力を自家発電するためソーラーパネルを取り付けた日よけ屋舎を設ける。事業費は4300万円。11月にも着工し、来年3月の完成を目指す。
 県によると、琵琶湖のヨシ群落は1953年に260ヘクタールあったが、湖岸開発などで97年には129ヘクタールと半減した。
 ヨシには水質浄化や在来魚の産卵場として生態系保全の役割があり、財団はヨシの学習や加工体験を通して、ヨシの需要拡大を図るとともに、群落の再生を狙う。
 将来的に集客が軌道に乗れば、さらにヨシをテーマにした展示・研修施設を建設する構想もあり、同財団は「ヨシに対する関心を高め、ヨシ製品の利用や栽培を促進したい」としている。

■お盆休みの帰省ラッシュ、ピークに 西日本各地で混雑(asahi.com滋賀)
 お盆休みの帰省ラッシュが13日、ピークを迎えた。JR西日本によると、山陽新幹線は午前9時台に新大阪駅を出た博多行き「のぞみ」の自由席の乗車率が180〜160%に達し、在来線でも和歌山や山陰地方へ向かう特急が最高200%の混雑になった。大阪(伊丹)空港では、午前中の九州方面を中心に満席になる便が相次いだ。
 日本道路交通情報センターによると、13日午後0時半現在、中国自動車道の西行き車線で、兵庫県宝塚市付近を先頭に19キロ渋滞したほか、第2神明道路西行きも神戸市内で25キロ渋滞した。

■県のカワウ対策は手詰まり はえ縄漁で捕獲実験も空振り(Chunichi Web滋賀)
 琵琶湖での漁業被害や、集団営巣地の竹生島で樹木の枯死が問題となっているカワウに頭を悩める県は「はえ縄漁」で釣り上げる捕獲実験をしている。ただ、今のところ空振り続きで成果はなく、打開策も見いだせない状態だ。
 はえ縄は、1本の幹縄に多数の枝縄を付け、その先端に釣り針を付ける仕掛け。琵琶湖でのウナギ漁で、カワウがかかる事例が漁業者から報告されたことなどをきっかけに、県は捕獲効果を確かめようと乗り出した。
 実験は、6月に始めた。まず高島市の安曇川と野洲市の野洲川で計4回。琵琶湖では7月18日の明け方から2隻の漁船を使い、竹生島近くの2カ所で仕掛けたのを皮切りに、8月12日までに竹生島と沖島の周辺で各3回ずつ実施した。
 しかし、カワウがかかったのは、河川での2回だけ。それも1羽ずつで、琵琶湖では1羽もかかっていない。
 カワウ以外の野鳥を「釣る」のを避けるため、はえ縄を仕掛けたまま放置することはできない上、県職員らが漁船に乗って監視しているため、カワウは警戒して近づかない。

08/08/12

■環境学習船「うみのこ」新造にも 滋賀県、ふるさと納税へ新条例(京都新聞電子版)
 滋賀県は12日、ふるさと納税制度に基づく寄付を募るため、使途を琵琶湖の保全や文化財の保存などに限定する「マザーレイク滋賀応援寄附条例」の素案をまとめた。同日現在の滋賀県への寄付額は64万円にとどまっており、条例の制定で寄付の増加を狙う。
 素案では、寄付が充てられる事業を▽琵琶湖の総合保全▽琵琶湖における環境学習および体験学習▽琵琶湖に対する総合的な理解の浸透▽歴史的文化的遺産の保存・活用−としている。
 事業の具体例として、県は環境学習船「うみのこ」新造事業の基金や琵琶湖博物館の展示、文化財の保存・修理への補助などを挙げている。
 寄付は、新たに設ける基金で管理・運用する。県は条例案を9月定例県議会に提出、10月中の施行を目指す。県企画調整課は「使途を限定することで寄付しやすい環境を整え、滋賀のファンを増やしたい」としている。

08/08/11

■1日自然教室:「ぷりぷりと美味」 アメリカザリガニを試食−−大崎(毎日jp宮城)
 仙台市太白区の教育関係のNPO法人「地域・大学連携機構」は五感で野生の魅力や恵みに触れる試みとして、大崎市田尻のビオトープ園「メダカの郷」で10日、「1日自然教室」を開き、生き物観察の後、アメリカザリガニの試食に挑戦した。
 同法人が募集した小学生約30人が参加。メダカの郷主催者の高橋孝憲さん(60)が用意したゆでザリガニやから揚げ、バター焼きなど約200匹分を味わった。身を口に運んだ子供たちの多くは「ぷりぷりして意外においしい」と気に入った様子。「田んぼのロブスターと言うんだよ」との説明に納得顔を見せた。
 高橋さんら田尻の農家有志は、目立って増えているザリガニを食べて減らす会を昨夏結成し、機会あるごとに試食会を開催。同法人が懇意にしている田尻の地域おこし団体「たじり古代稲生産組合」を通じ、試食の機会を設けた。他に古代米のおにぎりや流しそうめんを楽しんだ。【小原博人】

■ブラックバスを釣って駆除 山形・霞城公園で初大会(山形新聞ネット版)
 生態系に害を及ぼすとして特定外来生物に指定されているブラックバス、ブルーギルを釣って駆除しようという初めての釣り大会が10日、山形市の霞城公園で開かれた。
 同公園のお堀には、小魚などを捕食するブラックバスやブルーギルが多数生息しているといわれる。釣り大会は、環境保全に対する意識を高めてもらおうと市内の有志らでつくる環境保護団体「UNRY(アンリー)」が初めて開いた。
 炎天下、約50人が参加。ブラックバスやブルーギルは気温が高いと活動性が低く、釣りにくいため、参加者らは苦戦していたが、それでも1日がかりで23 匹を釣り上げた。ブラックバス1匹を釣った同市の西山形小4年宮部稜君(9)は「これからは放流されることがないようにしてほしい」と話していた。
 アンリー事務局の高槻耕さん(44)は「悪条件の中でも釣れたということは、それだけたくさんの数が生息しているということ。特定外来生物について関心を持つきっかけにしてほしい」と話していた。

■琵琶湖の生き物身近に/多賀・町立博物館(asahi.com滋賀)
 多賀町四手の町立博物館で、県立琵琶湖博物館(草津市)と提携した「琵琶湖の生き物大集合!!」展が開かれている。ビワコオオナマズなど、琵琶湖に生息する魚類や貝類を、水槽や標本などで間近に見ることができる。31日まで。月曜休館。無料。
 琵琶湖に面していない多賀町の人たちに、琵琶湖に関心を持ってもらおうと企画。展示の一部は、琵琶湖博物館で飼育している魚や所蔵する資料・パネルを借り受けた。
 主な展示内容は体長約80センチのビワコオオナマズやイワトコナマズ、ホンモロコなどの魚類や、カワニナなどの貝類。魚類は琵琶湖固有種を中心に20種類を水槽や標本で展示。貝類も45種類を標本や写真で紹介している。
 このほか、琵琶湖と人のかかわりを示す漁具や湖魚料理なども、パネルやレプリカで説明。町内を流れる犬上川の生き物を調べた町立小学校の児童たちの壁新聞も展示されている。

■魚拓に挑戦「まるで新種の魚」 琵琶湖博物館アート講座(京都新聞電子版)
 滋賀県草津市の県立琵琶湖博物館で10日、淡水魚の魚拓を採る「アート魚拓講座」が開かれた。親子約10人が鮮やかな色を使った魚拓作りに挑戦した。
 淡水魚の姿の美しさを再認識してもらおうと同館が企画した。魚拓制作を手掛ける大阪市の日本画家、松永正津さん(69)が児童らに教えた。
 参加者は、琵琶湖で捕れたブラックバスとブルーギルを使った。魚の腹部から背に向けて濃淡をつけて塗り、和紙を載せた。ゆっくり和紙をめくると、カラフルな魚拓が出来上がった。
 淡水魚が好きで父親と琵琶湖に来た群馬県の小学5年の浅川一康君(10)は「新種の魚ができたみたいで楽しかった」と笑顔で話していた。

08/08/10

■建部など旭川水系でバス駆除狙い、17日に釣り大会(山陽新聞WEB NEWS)
 アユなどの生息を脅かすブラックバスの駆除を狙いに、旭川南漁協(岡山市建部町福渡)は17日、管内(旧建部町と久米南町)の旭川水系で釣り大会を開く。
 参加者は同日午前6時―6時半、建部町文化センター(建部町建部上)前の親水公園で受け付け。同11時までに釣り上げたブラックバスの総重量を競う。上位者には釣り具などの賞品が贈られるほか、参加賞もある。
 参加無料。予約不要。小学生以下は保護者同伴。問い合わせは同漁協(0867−22−1255)。

08/08/09

■杣川の櫟野砂防ダムでコクチバスの繁殖確認 滋賀県内2例目(msn産経ニュース)
 特定外来生物に指定されているコクチバスの幼魚を含む17匹が、甲賀市甲賀町櫟野の野洲川の支流、杣川の櫟野砂防ダムで捕獲されたと8日、県が発表した。幼魚が確認されたのは昨年夏の多賀町の犬上ダム貯水池に続き2例目。関係者は「コクチバスは流れの急な河川でも生息でき、これまで外来魚のいなかった水域の生態系にも悪影響を及ぼす恐れがある」と危機感を募らせている。
 県立琵琶湖博物館によると、先月30日、ダム湖の生態系を調査していた県立大院生らが発見、捕獲した。さらに、17匹のうち15匹は全長4〜6センチほどで、今年生まれた幼魚であることが分かった。
 コクチバスは北アメリカ原産のブラックバスの一種で、エビや魚を食べる肉食魚。これまで生態系への影響が問題となっていたブルーギルやオオクチバスが流れの速い場所を苦手としているのに対し、急流でも生息ができる。
 同博物館の中井克樹学芸員は「アユやカワムツなどへの影響が危惧(きぐ)される。どれだけ繁殖が進んでいるのか、ダム湖や下流での実態を調査した上で今後の対策を考えたい」としている。

■びわ湖大花火大会:夜空に描く風物ショーに35万人(毎日jp滋賀)
 夏の琵琶湖の風物詩「びわ湖大花火大会」(実行委主催)が8日、大津市の大津港沖一帯で行われ、県内外から約35万人(主催者発表)が集まった。
 25周年の今年は「びわ湖自然散策」が全体テーマ。午後7時半〜8時半の約1時間、▽源氏物語千年紀の十二単(じゅうにひとえ)▽伊吹山のミツバチ▽湖東の菜の花畑−−などをイメージした花火が色とりどりに夜空を飾った。【森田真潮】

 

■ビオトープ完成、在来魚増やそう 草津の湖岸で自然観察会(京都新聞電子版)
 フナなどの琵琶湖の在来魚が育つビオトープ「新浜田んぼ池」が8日、滋賀県草津市新浜町の湖岸に完成し、記念式典と自然観察会が行われた。
 水資源機構琵琶湖開発総合管理所などが、昨年度から約5ヘクタールを整備した。敷地内に3カ所の池を設け、ポンプで琵琶湖の水をくみ上げ、再び魚道を通じて湖に流す仕組みで、フナなどの産卵場所となるようにした。
 式典には、同市や県、地元自治会の関係者ら約100人が出席し、テープカットをしてポンプを稼働。続いて自然観察会を行い、網を手にした親子らが池の魚やザリガニをすくった。子どもたちは生き物に触れながら「魚がたくさん増えるといいな」と喜んでいた。
 ビオトープは同機構などで管理し、環境学習などにも活用される。

■甲賀の砂防ダムに外来魚 野洲川への影響懸念(Chunichi Web滋賀)
 県立琵琶湖博物館は8日、甲賀市の櫟野砂防ダムで外来魚ブラックバスの一種コクチバスが見つかった、と発表した。琵琶湖以外の捕獲例は3例目で、県内で流域面積の大きい野洲川の生態系への影響が懸念される。(林勝)
 琵琶湖外来魚研究グループのメンバーで、県立大大学院生の河南元希さんらが先月30日、砂防ダム湖の魚類調査中にコクチバス17匹を捕獲。うち15匹が体長4−5・8センチの幼魚で、残りの2匹は体長20センチ前後の成魚だった。幼魚は今年生まれた個体とみられ、ダム湖内での繁殖はほぼ確実という。
 博物館担当者は「(同じ外来魚の)オオクチバスやブルーギルと比べて、河川環境での適応力が高い。下流へ生息域が拡大するのが心配」と話している。アユやアマゴ、オイカワなどが影響を受ける可能性がある。
 県内では1995年に琵琶湖でコクチバスを初確認。琵琶湖以外では2002年に甲賀市の河川で、07年には多賀町の犬上ダム貯水池で、それぞれ見つかっている。バス類は外来生物法で、生きた個体の運搬や放流などが禁止されている。

■びわ湖大花火大会に35万人(Chunichi Web滋賀)
 湖国・滋賀の盛夏を彩る「2008びわ湖大花火大会」が8日夜、大津市の大津港沖一帯で開かれた。1万発が夜空に咲き乱れ、35万人(主催者調べ)の観客を魅了した。
 今年は「びわ湖自然散策」がテーマ。琵琶湖の自然をイメージして打ち上げられる花火と同時に、湖上の噴水がわき上がり、火と水の競演で飾った。
 フィナーレは、スターマインと音楽で盛り上げ、拍手と歓声が沸いた。(佐伯友章)

08/08/08

■大輪1万発 湖上染める 大津でびわ湖大花火(京都新聞電子版)
 湖国の夏を彩る「2008びわ湖大花火大会」が8日、大津市の大津港一帯で開催された。25回目の今年は、里山や野草など湖国の自然を表したり、源氏物語千年紀にちなんだ約1万発の花火が夜空と湖面を染め、観客約35万人(主催者発表)を魅了した。
 午後7時半に、大輪の花火が上がり、続いて華やかな王朝文化をイメージした花火などが夜空に花開いた。
 25年の節目を記念した、大玉25連発や、水中スターマイン、音楽にのせて花火を打ち上げる「ミュージカル花火」で会場の盛り上がりは最高潮に達した。
 来年以降は、8日が土・日曜日の場合は、金曜日に実施する。来年は8月7日。

■貯水率下がり日吉ダム渇水会議 昨年より2週間早く(京都新聞電子版)
 雨が少なく日吉ダム(京都府南丹市)の貯水率が下がったことを受け、関係自治体などの「渇水連絡調整会議」が8日、京都市内で開かれた。今後、貯水率が50%を下回った時点でダムの放流量を削減し、利水者は自主的に節水する方針を確認した。
 日吉ダムの8日現在の貯水率は72・6%。7月の平均流入量は、過去30年間の平均の33%にとどまっている。会議は毎年、渇水期に開かれているが、今年は昨年より約2週間早い開催となった。
 近畿地方整備局淀川河川事務所や京都府、大阪府、南丹市、伊丹市などから約30人が出席。現在のペースでいくと、19日ごろに貯水率50%を切るとの予測が示された。その場合、下流の1地点で流量が毎秒5トンから4トンに減るよう日吉ダムの放流量を削減することにした。

■日吉ダム:きょう渇水対策支部設置 関係者で協議も−−国交省事務所(asahi.com京都)
 国土交通省淀川河川事務所(大阪府枚方市)は7日までに、淀川水系桂川の日吉ダム(南丹市)の貯水率が低下しているため、8日付で同事務所内に渇水対策支部を設置すると発表した。併せて同日、大阪、京都の両府とダムの水を利用する自治体や事業者など計15団体による「渇水連絡調整会議」を京都市内で開いて対策を協議する方針。ダムを運営する水資源機構日吉ダム管理所も対策本部を設置し、節水を呼びかけていく。
 同河川事務所などによると、日吉ダム付近の降水量は、梅雨時の6月は平年並みだったが、7月に平年の33%にとどまった。貯水率は同22日以降100%を割り込み、7日午前9時現在で74・0%に落ち込んでいる。現状のままの少雨が続くと、今月20日にも貯水率が50%以下になる見通し。【武井澄人】

■烏丸半島:開発断念 レイクフロント、解散を議決(毎日jp滋賀)
 第三セクター「びわ湖レイクフロントセンター」(理事長、澤田史朗副知事)が草津市下物町の烏丸半島の民間ゾーン(約9ヘクタール)の開発を断念した問題で、同センターは7日の理事会で、解散を議決した。今後、知事の承認を得て解散する。澤田理事長は「期待された役割を十分果たすことができず、多額の損失を生じさせることになり、県民はじめ関係者に迷惑をおかけし大変心苦しく思っている」などとするコメントを出した。【服部正法】

■きょう「びわ湖大花火大会」 会場周辺で交通規制(Chunichi Web滋賀)
 八月八日に開催される「びわ湖大花火大会」で、県警は大津港、なぎさ公園などの会場付近や対岸の草津市で交通規制を実施する。
 花火の打ち上げ時間は午後七時半から八時半まで。昨年は三十五万人が訪れ、今年も多くの人出が予想されている。
 交通規制は、JR大津駅から湖岸に向かう「中央大通り」や膳所駅前の「ときめき坂」、大津港から大津プリンスホテルまでの湖岸沿いの道路などで実施。時間によって歩行者用道路となり、バイクや車両の通行が禁止される。
 大津市から草津市への湖周道路では、大津市の大萱六丁目交差点から草津市の湖岸志那中町交差点までが北方向への一方通行になる。
 琵琶湖大橋から近江大橋までの水域は、午後六時から十時まで動力船の運航を禁止する。
 びわ湖大花火大会実行委員会は「特別な駐車場はないので、当日は公共交通機関を利用してほしい」と話している。 (小西数紀)

08/08/07

■13日に混雑のピーク 京滋 お盆の渋滞予測(京都新聞電子版)
 京都、滋賀両府県警は、お盆の帰省や行楽に伴う高速道路や主要道路の渋滞予測(8−17日)をまとめた。13日に混雑のピークを迎え、名神高速道路で最長45キロの渋滞を見込む。
 名神高速道路は上りが8、10、13日の朝から午後にかけ、大津インターを先頭に10キロ。9、10日と13−15日の朝から午後にかけ、京都南インターを先頭に15キロ。
 下りは8日朝から夜にかけ、京都南インターを先頭に10キロ。9、13、14日の朝から夜にかけ、西宮山口ジャンクション(中国自動車道)を先頭に45キロ。8日夜から9日朝にかけ吹田ジャンクションを先頭に最長20キロ。8、9、12、13日は茨木インターを先頭に10−20キロ。
 京滋バイパスは上りが13、14日の朝から正午に、瀬田東インターを先頭に10キロ。下りは8、12、13日、茨木インターを先頭に15−20キロ。
 京都縦貫自動車道は、上りが9、10、13、14、16、17日の午後から夜と、15日午後から16日未明に、沓掛インターを先頭に5キロ。下りは10、13、14日の朝から午後にかけ、丹波インターを先頭に10キロ。
 一般道路では国道1号の大津方面行きが8日と11−15日、京都府滋賀県境を先頭に5キロ。国道9号の亀岡方面行きが12−14日、沓掛を先頭に7キロ。
 滋賀県警によると、新名神高速道路は10日と13−17日に、上りの甲賀土山−亀山間で5キロ。名神高速道路では14、15日に下りの八日市−栗東間で15キロ。
 京滋バイパスは13、14日に、上りの宇治東−瀬田東間で10キロ。国道1号では17日に、栗東市高野−湖南市夏見の区間で9キロ、大津市内で7キロとなるほか、西大津バイパスで8−17日の夕方に5キロ。

■琵琶湖でアニマルプラネット主催のエコキャンプ(msn産経ニュース)
 ケーブルテレビなどで配信されている動物専門チャンネル「アニマルプラネット」が全国から公募した小学校4〜6年生の“キッズ・ジャーナリスト”30人による2泊3日のエコキャンプが7日まで、野洲市のマイアミ浜オートキャンプ場で開催されている。「グリーン・カレッジ2008琵琶湖」で、6日はさし網漁体験のほか、魚や貝の観察会を実施、琵琶湖ならではの環境や生物について学んだ。キャンプの様子は、9月上旬に同チャンネルの30分番組として放映される。
 グリーン・カレッジは、昨夏の石垣島に次いで2度目の開催。参加者は、約900人の応募者から、提出した作文で選考された。
 この日早朝、子供たちはキャンプ場近くのあやめ港から漁船に乗り込み、さし網漁を体験。仕掛けられた網を引くと、アユやホンモロコ、ブラックバスなどが次々と揚がった。子供たちは魚を手に取り、同行した漁師さんに種類などを熱心に質問していた。
 漁業体験のあとは、キャンプ場の砂浜で「おさかな博士とおさかな観察会」。琵琶湖博物館の特別研究員で、「WWF(世界自然保護基金)ジャパン」淡水生態系担当の水野敏明さんが「ここは特別なところ」と世界有数の古代湖で、魚や貝の固有種が多い琵琶湖の神秘を解説した。
 好奇心を刺激された子供たちは、夢中になって網を手に浅瀬を探索。「エビがいた」「ナマズ捕まえた」と歓声があがった。
 北海道斜里町から参加した6年生の乙部雄大君(12)は「北海道も魚はいっぱいいるけど、琵琶湖はここにしかいない魚や貝の種類が多くてびっくり。とても貴重な環境なんだと分かった」と感動した様子だった。
 キャンプは、二酸化炭素を出さない太陽光調理器による炊事体験や、BDF燃料を使用したバスでの移動など、エコロジー・アウトドアを実践している。

■ハマゴウ:浜に彩り 近江八幡・佐波江浜で満開(毎日jp滋賀)
 近江八幡市佐波江町の琵琶湖岸の佐波江浜で、県の絶滅危機増大種「ハマゴウ」の花が満開になり、キャンプや水泳に訪れる人たちの目を楽しませている。
 ハマゴウは元々、熱帯の海岸などに分布する落葉低木で、青紫の花をつける。日本では本州南部から沖縄などの海岸に自生し、国内の湖では唯一、琵琶湖岸に自生している。
 佐波江浜には、かつて数多く自生していたが、レジャー客の増加などで減少。今は3カ所に数十株が自生しているだけ。今月に入り、40〜50センチに伸びた枝の先から次々と開花し、真夏の太陽を浴びて、浜に彩を添えている。【斎藤和夫】

■びわ湖大花火大会:会場周辺など交通規制−−あす(毎日jp滋賀)
 大津市の琵琶湖岸で8日午後7時半〜8時半ごろ、打ち上げられる「08びわ湖大花火大会」で、県警は会場周辺と草津市で交通規制を実施する。今年は東京・秋葉原の無差別殺傷事件などを受け、初めて監視台(高さ約4メートル)をJR膳所駅前や島の関交差点など4カ所に設置。大津署員が常時上がり、不審者の監視や雑踏警備にあたる。
 交通規制で歩行者用道路となるのは▽午後5〜10時、大津市観音寺〜大津プリンスホテル東側交差点▽同8〜11時、国道161号浜大津駅前交差点〜大津港口交差点▽同、島の関交差点〜島の関南交差点▽午後5〜11時、JR大津駅〜島の関西交差点▽同、JR膳所駅〜におの浜2丁目交差点▽同、大津市浜町交差点〜浜大津駅前交差点。
 草津市では、同5〜10時に▽湖周道路の湖周志那中町交差点〜大津市大萱6丁目交差点▽帰帆島南橋南詰交差点〜北橋交差点−−を共に北進の一方通行にする。このほか、同6〜10時に琵琶湖大橋〜近江大橋間の湖上航行を禁止する。
 大会は荒天の場合、11日に延期される。【金志尚】
◇来年は7日開催 安全考え日程変更
 同大会実行委などは、例年8月8日を開催日としているが、来年度以降は8日が土日に当たる場合、直前の金曜に開くことを決めた。「土日開催の場合、平日に比べ、混雑が相当予想され、観客の安全確保の面から変更する」としている。
 来年度は8月8日が土曜のため、7日の開催となる。【服部正法】

■患者向けのバス料理検討 東近江・蒲生病院で職員ら試食会(京都新聞電子版)
 入院患者の給食に琵琶湖産ブラックバスが使えるか検討しようと、東近江市立蒲生病院(同市桜川西町)は6日、職員向け給食試食会を同病院で開いた。
 ブラックバスは低脂肪、高タンパクな上、疲労回復や血中コレステロール低下に効果があるタウリンが多く、病院給食に適しているという。
 この日は「バスのムニエルのきのこかけ」「揚げバスのサラダ」を含む給食を、加藤正人院長ら14人が試食した。アンケートでは「身が柔らかく、あっさり食べられる」「特にメリットがない限り、ブラックバスを使う必要性は見あたらない」などの意見が出た。
 市病院管理課は「おいしいが、1食分の切り身70グラム当たり120円とやや高い。今後、導入の是非を検討する」としている。市立能登川病院も8日に同様の試食会を行う。
 県内では、滋賀医科大付属病院が5月からブラックバス料理を選択メニューに取り入れている。

■車進入防止策を強化、厳戒態勢へ 8日びわ湖大花火大会で滋賀県警(京都新聞電子版)
 東京・秋葉原の無差別殺傷事件を受け、滋賀県警は、8月8日に大津市で開催されるびわ湖大花火大会で警備態勢を強化する。不審者を早期発見するため特別警戒隊を編成し、車両の侵入を防ぐため道路にはクッションドラムを設置。400人態勢で、観覧客の安全確保に努める。
 警察官20人が特別警戒隊員として、制服姿で会場を巡回。花火客で混雑する4カ所には高さ約4メートルの監視台を設置し、高所からも怪しい動きをする人物がいないか探る。
 クッションドラムは、高さ1メートルほどの樹脂製のたるで、注水して車の衝突の衝撃を和らげる。花火大会当日は、歩行者天国となるJR大津駅前の市道、通称「30メートル道路」など5カ所に設置する。強行突破しようとする車があっても、「阻止アングル」と呼ばれる金属製の機材で侵入を止めるという。
 今年の花火大会には昨年と同じ35万人の人出が予想される。県警地域課は「雑踏に紛れ込む犯罪が起きないよう、最大限警戒して臨む」としている。
◆来年は8月7日開催
 びわ湖大花火大会実行委員会は、来年の大会を8月7日に開催することに決めた。例年開催している8日が、土曜日と重なり、従来以上の人出が予想されることから、安全面を重視した。
 実行委によると、大会が土日になった場合、日中から観客が市内入りすることから、平日の1・5−2倍の警備員が必要となる。
 2001年の兵庫県明石市の花火大会事故以来、雑踏での観客の安全確保が社会的な課題となっており、先月末の会合で「観客の安全を最優先に考え、8日が土日に当たる場合、直前の金曜日に開催する」と決めた。宿泊先を1年前から予約する熱心なファンも多いことから、実行委は「日にちを間違えないように」と呼び掛けている。
◆周辺道路で規制
 大会の8日、会場周辺道路は規制される。
 大津港からなぎさ公園一帯の琵琶湖沿いは午後5時−10時まで歩行者専用道路になる。JR大津駅から琵琶湖につながる中央大通りや、膳所駅から湖岸道路へ抜ける道路、京阪浜大津駅南側の道路も、同5時−同11時まで車やバイクの通行が禁止される。
 また、午後5時−同11時まで、近江大橋−栗東市志那中町の交差点が北向き一方通行になり、近江大橋や矢橋帰帆島をつなぐ橋は駐停車禁止となる。湖上では、琵琶湖大橋から近江大橋までの水域で船舶航行が午後6時−同10時まで禁止される。今年は金曜日開催のため、県警交通規制課は、国道1号や国道161号、湖岸道路で例年以上に渋滞が長引くと予想しており、公共交通機関での来場を呼び掛けている。
◆JRなど臨時列車
 びわ湖大花火大会に合わせ、沿線を走るJR西日本と京阪電気鉄道は8日、臨時列車計103本を運行する。
 JRは、午後5時以降に東海道本線で37本、湖西線で午後9時以降に7本を増発する。本線では、草津−京都間が19本、高槻−草津間と大津−草津間が18本増える。
 京阪電鉄は、59本を増発。京津線は、午後3時−同7時台で京都市役所前−浜大津間が7本、午後8時以降は浜大津−御陵間を17本増やす。石山坂本線は、午後3時−同11時台で計35本増発する。

■京滋で雷雨、交通乱れる 京阪203本運休(京都新聞電子版)
 京都府南部、滋賀県で6日夕、大雨と落雷があり、停電や道路冠水などの被害が出た。
 京都地方気象台によると府内では京都市で午後4時半ごろから約1時間に10ミリ、京田辺市で夕方の降雨量が計15・5ミリだった。
 午後4時50分ごろ、左京区一乗寺河原田町のマンション建設現場のクレーンに落雷、作業員の男性(34)が感電、体の痛みを訴え病院に運ばれた。
 落雷で、宇治市や城陽市などで計約1100世帯が最長約3時間停電した。西京区大枝北福西町1丁目で市営住宅2棟のエレベーター計4基が停止。女性(23)が30分間閉じ込められた。東山区の東山消防署では消防署間をつなぐ消防電話が約4時間不通となった。
 JR西日本によると、学研都市線で送電が停止。上下65本が運休、27本が最大約3時間遅れ、約4万1500人に影響した。JR奈良線でも宇治市内の2カ所の踏切で遮断機が下りたままとなり、6本が運休、24本が遅れ、約8500人に影響が出た。いずれも落雷が原因とみられる。
 滋賀県では彦根地方気象台によると、約1時間で近江八幡市で27ミリ、余呉町で20ミリの降雨を記録した。
 大津市ではJR大津京駅付近の地下道が約50センチ冠水して乗用車が1台動けなくなり、市は約1時間40分、通行止めにした。
 落雷で近江八幡市1610戸、大津市970戸など7市町計約5170戸が最長3時間にわたり停電。近江八幡市と安土町で信号計6カ所が30分程度停電したが、事故などはなかった。
 JR東海道線近江長岡駅(米原市)で午後4時45分ごろ、雨量計が規制値の1時間45ミリを記録、JR東海は柏原−醒ケ井間の運転を約1時間20分間見合わせ、計8本が最大1時間半遅れ、約3000人に影響が出た。
 京阪電鉄は大阪府枚方市を中心とする落雷や豪雨で、京阪本線などが計203本運休、28万3000人に影響した。

08/08/06

■通販サイト「ナチュラム」で約65万件の個人情報流出の可能性(Impress Watch)
 ミネルヴァ・ホールディングスは6日、連結子会社のナチュラム・イーコマースが運営するショッピングサイト「アウトドア&フィッシングナチュラム」において、外部からの不正アクセスにより個人情報が流出した可能性があるとして、事態を公表した。流出した可能性のあるデータは65万 3424件で、そのうちクレジットカード番号(下4桁を除く)が含まれるものが8万6169件あったとしている。
 ミネルヴァ・ホールディングスによれば、7月9日にクレジットカード会社からカード情報流出の可能性があるとして調査依頼があり、7月10日にセキュリティ専門会社による調査を開始。外部からの不正アクセスの痕跡が発見され、この時点では情報流出の有無は不明であったが、不正アクセスの可能性のある外部からのルートをすべて遮断するとともに、システム内のクレジットカード情報をすべて削除し、クレジット決済を一時休止したという。
 その後、7月18日に個人情報を閲覧された痕跡が確認されたため、流出の可能性がある顧客の特定作業を開始。8月6日に、Webサイトで事態を公表するとともに、流出の可能性がある顧客に対してメールを配信したという。また、カード決済については、セキュリティ専門会社による診断により安全性が確認されたため、7月22日から再開したとしている。
 不正アクセスの原因については、セキュリティ専門会社の分析の結果、犯人はメンテナンス用のサーバーに不正侵入し、このサーバーを経由して Webサーバーに不正アクセス用のプログラムを設置したと推定している。 この不正アクセス用プログラムにより、2000年5月〜2008年7月10日の間に買い物や会員登録などをした顧客の個人情報を収めた「顧客マスター」が閲覧され、個人情報が流出した可能性が高いとしている。不正侵入については、 SQLインジェクション攻撃を足がかりとして行われた可能性が濃厚だとしている。
 顧客マスターには、ショッピングサイトの「アウトドア&フィッシングナチュラム」「ナチュラムモバイルショップ」のほか、ブログサービス「blog@naturum」の利用者情報が記録されていた。顧客マスターの個人情報項目は、必須項目がユーザーIDとパスワード、氏名、メールアドレスの4項目。任意項目が住所や携帯電話番号、電話番号、FAX番号、生年月日、クレジトカード名義、クレジットカード有効期限、クレジットカード番号(下4桁は保持していない)、家族構成管理コード、性別管理コードの10項目となっている。
 ミネルヴァ・ホールディングスでは、事態を公表するとともに、事件の経緯や流出した可能性のあるデータの内容、事件に関するFAQを開設したほか、フリーダイヤルによる問い合わせ窓口を設置。ユーザーに対して説明を行うとともに、登録パスワードの変更を求めている。
 また、カード情報については、流出の可能性がないと思われる情報も含めてすべてのカード情報(24万2741件)をクレジットカード会社と共有して対応にあたるが、念のためにクレジットカードの利用明細を確認し、身に覚えのない利用履歴があった場合には早急にカード会社に相談してほしいとしている。

08/08/05

■盗み?いたずら? ウチダザリガニ、駆除かごから消える 洞爺湖(北海道新聞ネット版)
【洞爺湖】環境省が七月末から洞爺湖で行った、特定外来生物「ウチダザリガニ」のカニかごによる駆除で、捕獲数が最も多いはずのエリアでほとんど捕獲できない不自然な結果が相次いだ。同省は「売る目的でかごから盗まれた可能性がある」とみて、警戒を強めている。
 ウチダザリガニは北米原産で繁殖力が強く、在来種や生態系を脅かす恐れがある。洞爺湖では二〇〇五年に初確認されて以来、同省が駆除を続けている。
 今回の駆除は、繁殖域の調査を兼ねたもので、ロープをつないだかごを湖に等間隔で沈め、翌朝水揚げする。ところが七月二十九日の最初の水揚げでは、一昨年、昨年の同じ調査で最も捕獲数が多かった五カ所で、かごのファスナーが何者かに開けられ、捕獲数が〇−六匹と極端に少なかった。五カ所の両隣は三十−四十匹台と、予想通りの結果が出た。
 さらに翌三十日も、同じエリアの四カ所が、〇−四匹だった。
 三十一日には、湖畔の柵とかごをつないでいたロープが切られ、かご二個がなくなる事態に。同省は伊達署にかごの盗難届を出し、八月四日までの予定だった調査を中止した。
 特定外来生物は、同省の許可なく飼育、運搬などの行為が、外来生物法で禁じられている。同省洞爺湖自然保護官事務所は「ウチダザリガニはマニアの間で人気が高い。営利目的で盗まれたか、いたずらで逃がされたのではないか」と、繁殖域拡大を懸念している。

■駆除釣り大会:ブラックバスやブルーギル駆除へ−−霞城公園で10日(毎日jp山形)
 生態系に被害を及ぼす特定外来生物を駆除しようと、山形市城西町1の霞城公園のお堀で10日に、ブラックバスやブルーギルの駆除釣り大会が開かれる。主催の市民団体「UNRY」の高槻耕代表は「家族連れなど多くの人に参加してもらい、身近なところから環境を見直すきっかけにしてほしい」と話している。
 UNRYは、約3年前から県内で駆除釣り大会を開いているが、霞城公園では初めて。大会は、午前9時〜午後5時まで。餌釣りを楽しみながら駆除する。公園の規定でリールやルアーは使えない。前日までに駆除した食用ブラックバスを、パンに挟んだビールのつまみ「バス&チップス」の販売も数量限定である。参加費は保険加入料25円。
 バスは、フナなど小魚を食べる。水質汚濁の原因となる微生物を小魚が食べていたことで守られていた池の生態系がバスの繁殖で狂い、池の水質が悪化し、悪臭を漂わせる例がある。バスはさおを引く力が強く、釣り応えがあることから、県生産技術課は「池で釣りを楽しみたい釣り人が、密放流しているのでは」と指摘する。
 同課によると、山形市内では霞城公園の堀や、沼の辺(山形市和合町3)など七つの沼やため池でバス類の生息が確認されている。
 沼や池の水を抜けば最も効果的だが、抜くには日数と手間が掛かる。同課は「釣りによる駆除は有効な手段。釣り人への啓発にもつながる」と駆除大会に期待を寄せる。問い合わせは、UNRY(090・2999・3540)。【林奈緒美】

■ピエリ守山:来月20日オープン 湖岸生かした商業施設に−−守山(毎日jp滋賀)
 今秋、守山市今浜町の琵琶湖岸にオープンする大型複合商業施設「ピエリ守山」を開発する「大和システム」(本社・大阪市)は4日、9月20日に開業することを明らかにした。上島貫志社長らが同日、同市役所で山田亘宏市長らに概要を説明した。
 05年1月に閉鎖された犬のテーマパーク「びわ湖わんわん王国」の跡地約13万7800平方メートルに建設し、鉄骨2階(一部4階)建て延べ約7万9000平方メートル。飲食店や衣料品・雑貨販売店、医療モールなど約200店舗が並ぶ。営業時間は午前10時〜午後9時(飲食店は同10時)、駐車台数は約3060台。
 また、湖岸の立地を生かし、琵琶湖汽船(本社・大津市)と提携して烏丸半島(草津市)や琵琶湖大橋西側を結ぶクルージングも1日5便運行。リゾート型商業施設として年商200億円を目指す。
 イメージキャラクターには県出身のモデル、桜井裕美さん(27)を起用。ゲンゴロウブナの「ゲンゴ」やビワコオオナマズの「ナマズ船長」などのキャラクター「ピエリオールスターズ」も作った。
 上島社長は「結婚式場なども考えている。琵琶湖を利用した立派なショッピングセンターを作り上げたい」などと説明。山田市長は「景観を生かして活用されれば地域として意味がある。市民生活に影響があれば申し入れをしたい」と注文を付けた。【南文枝】

■地元食材でちらしやフライ 八日市南小の親子ら(Chunichi Web滋賀)
 地元で採れた野菜や琵琶湖産の魚を使った親子料理教室が4日、東近江市保健センターで開かれた。
 地元の八日市調理師会が「ふるさとヘルシーメニュー講習会」として5年前から、夏休みに開催。八日市南小の児童11人と保護者が参加し、調理師から手ほどきを受けた。
 メニューは洋風ちらしずし、エビやウナギ、ナスの天ぷら、コイのあらい、ブラックバスのフライなど。包丁を器用に使い野菜の皮をむく女の子やエビの背わたを一生懸命に取る男の子など真剣そのもの。小島菜月さん(10)は「キュウリを切るのが楽しかった」と笑顔で話す。
 調理師会の小林晃会長(55)は「親子の触れ合いや地元の食材を使って郷土の良さを再発見してもらおうと開いています」と話していた。(前嶋英則)

08/08/04

大物狙いさおに集中 江の川で釣り大会(山陰中央新報ネット版)
江の川の河岸近くのポイントで、大物を狙う釣り大会の出場者
 中国地方一の大河、江の川に親しむ「江の川釣り大会」が三日、美郷町潮村の信喜橋周辺などであり、町内外から参加した約五十人が大物を釣り上げようと競いながら、江の川の魅力に触れた。
 清流をよみがえらせようと町観光協会が開いており、二十回目。併せて、河岸のごみを拾う環境美化活動もあり、ブラックバス、ブルーギルの大きさ、釣った魚の総重量、総数量の四部門と、ごみ回収量で競った。
 出場者は川の両岸に分かれ、岩陰に糸を垂らしたり、リールで深みを狙ったりして当たりを待った。ブラックバスは釣れなかったが、ブルーギルを中心に二百十四匹の釣果があり、中にはウナギやニゴイもいた。
 ブルーギルの部は、同町浜原の川本高校三年、原悠一郎さん(18)が一九センチで優勝。総重量、総数量は二三七〇グラム、二十九匹で同町宮内の会社員、菅沼寿樹さん(27)が制した。
 総数量二十二匹で二位の粕淵小学校一年、多賀橋知生君(6)は「すごく面白かった」と、賞品の釣りざおとリールを手に満足そうだった。

「びわこ花噴水」落雷で運休 大津港(京都新聞電子版)
 大津市の大津港で観光客や地元住民から人気を集めている「びわこ花噴水」が、落雷の影響で運休していることが4日、分かった。1週間前から運転はストップしていたが、管理している滋賀県はこの日まで明らかにしていなかった。再開時期は未定という。
 県によると、7月29日午前10時ごろに大津港周辺に落雷があり、30日に同港の監視室にある花噴水の中継基盤の故障が判明、自動運転できないことが分かったという。
 県から管理を委託されている琵琶湖汽船から県に連絡があったのが31日。県も「同社が状況を調べていた」として、この日まで公表しなかった。
 復旧のメドは立っていないが、8月8日夜に大津港周辺で開催される「びわこ大花火大会」では、花火の打ち上げ前後の時間だけ手動で運転することも検討している。
 花噴水は大津港沖合約180メートルの防波堤に設置され、長さ440メートルにわたって66本の放射噴水や高さ40メートルにも達する直上噴水が出る。平日は正午と夜の2回放水しており、カラフルにライトアップされた大量の水が噴き上がる幻想的な光景は、地元の名物として親しまれている。

■事件・事故:琵琶湖大橋直下で遺体発見(毎日jp滋賀)
 2日午後3時40分ごろ、大津市と守山市を結ぶ琵琶湖上の琵琶湖大橋をトラックで走行中の京都府八幡市の建築作業員の男性が、橋上でうずくまって靴をそろえる男性を目撃、直後に姿が見えなくなったため、湖への飛び込みを疑って110番通報した。大津北署員が調べ、靴を発見。警備艇で湖を捜索したところ、湖中から男性の遺体を発見した。その後の調べで遺体は野洲市の無職男性(40)で水死と判明。同署は自殺とみて調べている。

■琵琶湖を50メートル激走 大津で多彩に水上フェス(京都新聞電子版)
 湖上で繰り広げる運動会「びわ湖水上フェスティバル」が3日、大津市島の関の琵琶湖岸で行われた。親子連れらのドラゴンカヌーや、大学生による「ウォーターウォーク」など多彩な競技が繰り広げられ、沿岸から拍手や声援が送られた。
 浜大津サマーフェスタの一イベントで、県内の約360人がエントリー。中国やブラジルからの参加者もあった。
 ウォーターウォークには5大学と民放テレビ局が参加。直径2・5メートルのビニール製ボールに入り、50メートルのタイムを競った。うまく走破した滋賀県立大大学院生の三谷隆之さん(24)=大阪府高槻市=は「水上を滑るというより踏みしめて走るという感じ。しんどかったです」と笑顔を見せていた。

■遺体は野洲の男性 堅田沖合の琵琶湖(京都新聞電子版)
 大津沖合の遺体、身元判明 大津市今堅田3丁目沖合の琵琶湖で2日見つかった遺体は、大津北署の調べで3日、滋賀県野洲市の無職男性(40)と分かった。死因は水死だった。

08/08/03

■守山漁港まつり:琵琶湖に感謝 家族らにぎわう(毎日jp滋賀)
 琵琶湖からの恩恵に感謝する「守山漁港まつり」(守山市水産振興会主催)が2日、同市木浜町の木浜漁港で行われた。たらい舟レースや漁船クルージング、アユのつかみどりなどがあり、家族連れらでにぎわった。
 今年で25回目で、水産業の活性化などが目的。豊漁や船の安全を願う神事の後に、たらい舟レースを開催。参加者は直径約1メートルのたらいに1人ずつ乗り、声援を受けながらゴールを目指した。
 レースで優勝した同市立速野小5年、東川大輝君(11)は「来年も出てみたい」と話した。【南文枝】

■容疑の男2人に逮捕状 札幌の強盗殺人で北海道警(京都新聞電子版)
 札幌市北区の釣具店「フイッシュランド太平店」近くの路上で2日未明、万引犯を追跡したとみられるアルバイト店員迫田寛之さん(23)が死亡していた事件で北海道警は3日、強盗殺人容疑で札幌市北区新川三条、ガソリンスタンド従業員丹羽大介容疑者(21)と同市手稲区前田十条、及川拓大容疑者(22)の逮捕状を取った。
 丹羽、及川両容疑者は既に青森県警八戸署の交番に出頭しており、道警は現地に到着後、逮捕する方針。
 調べによると、両容疑者はフイッシュランド太平店で釣り具などを盗んだ上、追い掛けてきた迫田さんを車で引きずるなどし、胸部圧迫で死亡させた疑い。
 北署捜査本部は約200人の態勢で周辺の聞き込み捜査などを続け、事件当時店内にいた男2人の行方を追っていた。(共同通信)

08/08/02

■琵琶湖に刻む夏のリズム 浜大津でジャズフェス(京都新聞電子版)
 琵琶湖の夏を盛り上げる「浜大津サマーフェスタ」(浜大津水辺夏まつり実行委員会主催)のジャズフェスティバルが2日、大津市浜大津5丁目の大津港特設会場で始まった。サックスやトランペットの音色が夜空に響き、約1万2000人が集まった会場は熱気に包まれた。
 水上に作られたステージには、ゴスペルやクインテット(五重奏)など、5つのグループが登場。大津市在住のプロサックス奏者西村友香里さん(28)と地元の愛好家でつくる「スカイプラザ・サックスジャズバンド」が、ジャズの代表曲「イン・ザ・ムード」を演奏するなど、約3時間、心地よいリズムを刻んだ。
 ジャズフェスは、3日夜にも開かれる。

■琵琶湖外来魚駆除大会(EICネット)
こんにちは、いつもお世話になっております。琵琶湖を戻す会です。
本年度後半の駆除大会開始のお知らせです。
目的 : 琵琶湖にてブラックバス・ブルーギルなど外来魚の駆除を行う
開催日 : 2008年9月7日(日) ・・・ 雨天決行
時間 : 10:00〜15:00
※随時参加・随時解散といたします
参 加 費 : 大人200円,子供100円(保険料等の実費)
受付 : 滋賀県草津市志那中湖岸緑地
交通 : JR琵琶湖線草津駅西口から琵琶湖博物館行きバスで22分、
終点「琵琶湖博物館前」停留所から琵琶湖沿いに徒歩約20分。
駆除方法 : エサ釣り
持ち物 : 釣り道具(特に釣り竿・魚を入れる容器)は出来るだけ各自でご準備下さい。
希望者には餌・仕掛けのみ無料でお分けいたします。
また若干数ではありますが、竿を無料レンタルいたします。
昼食は各自ご持参下さい。(最寄りのコンビニまで徒歩約15分)
お願い: 会場にゴミ箱はありませんので、必ずゴミは各自でお持ち帰り下さい。
主催 : 琵琶湖を戻す会
協力
順不同) : 守山漁業協同組合
滋賀県漁業協同組合連合青年会
琵琶湖では今年最初の駆除大会であり、また産卵前の外来魚を駆除する貴重なチャンスでもあります。一人でも多くの参加をお待ちしております。
初参加の方も大歓迎です!
このイベントへの参加資格や事前申し込みの必要は一切ありません。
個人での参加や飛び入り参加も大歓迎いたします。
会場は足場もよくトイレもありますので、ご家族・ご友人をお誘い合わせの上、大勢でのご参加をお待ちしております。
こ の イ ベ ン ト で は 「 B Y ス タ ン プ ラ リ ー 」 の ス タ ン プ を 受 け 付 け て い ま す 。

■在来種の稚魚が激減 桂川支流 亀岡でNPOが調査(京都新聞電子版)
 京都府亀岡市の桂川支流で、フナやオイカワなど在来種の淡水魚の稚魚数が昨年に比べて激減していることが、NPO法人(特定非営利活動法人)「亀岡人と自然のネットワーク」(上田稔留代表)の調査で1日までに分かった。この川には、国の天然記念物・アユモドキが生息している。外来魚の増加が関係しているとみられ、上田代表は「このままでは、この流域の生態系が変わってしまう」と危機感を募らせている。
 同ネットワークは今年6月アユモドキの産卵の有無を確認するため、この川の産卵水域で稚魚数を調べた。その結果、アユモドキの稚魚数は昨年と変わらず3匹だったが、川の表層や中層で生息する在来7種の稚魚数が激減。昨年425匹確認されたフナが今年はわずか3匹だったのをはじめ、オイカワが78匹から2匹、メダカは177匹から10匹に減っていた。
 原因の一つとして、上田代表はオオクチバスなどの外来魚による捕食を挙げる。環境省と市、同ネットワークが今年5月からアユモドキ生息域で実施した外来魚の稚魚数の捕獲調査では、2500匹以上が確認され、増加が懸念されている。
 上田代表は「根本的な対策をとらなければ2、3年のうちにこの川で絶滅する在来種が出てくるのではないか」と話している。

■5カ所でアオコ発生 琵琶湖沖(京都新聞電子版)
 滋賀県は1日、琵琶湖沖の5カ所でアオコが発生した、と発表した。発生場所は、大津市の打出浜、柳が崎1丁目、際川、雄琴6丁目と草津市北山田。規模は50−150平方メートル。アオコの発生は今年2回目。

08/08/01

■ピークは下り13日、上りは17日 JRお盆の予約状況(Chunichi Web)
 JR旅客6社は1日、お盆期間(8−17日)の新幹線、在来線特急の指定席予約状況を発表した。ピークは下りが13日、上りが17日になる見込み。
 7月末時点の予約席数は、357万席で前年比4%増と好調。3年連続で前年を上回った。6社は「ガソリン高で交通手段に鉄道を選ぶ人が増えている」と分析している。
 東海道・山陽新幹線の下りは、9日と13日の午前が、一部の「ひかり」「こだま」や新大阪行きを除き満席。上りは17日午後が、新大阪駅始発に一部空席があるほかは満席。
 東北新幹線「はやて」「やまびこ」は、17日午後の上りが仙台駅始発以外は満席となっている。
 在来線は成田空港に乗り入れる「成田エクスプレス」が海外旅行の不振で9%減、関西空港に乗り入れる「はるか」も6%減だった。(共同)

■「フナズシ教室」中高年に人気 県水産試験場、応募ほぼ倍増(京都新聞電子版)
 滋賀県水産試験場(彦根市)の「フナズシ教室」が県民の人気を集めている。かつて親しんだ味が忘れられず自分でも漬けてみたいという中高年が多く、今年は定員の6倍以上の応募があった。激減していたニゴロブナの漁獲に回復が見られることも盛況の背景にある。
 ニゴロブナをたくさん食べてもらおうと県試験場が2005年から試験場一般公開に合わせて開いている。初年度は定員15人に対して応募は36人だったが、年々希望者が増加。今年は定員を30人に増やしたが応募も前年のほぼ倍の205人となった。
 教室では試験場職員3人が講師を務める。業者が塩漬けしたフナを水で洗うところから始め、ご飯で漬け込むまでを教える。参加者からは「昔は業者が家に来て漬けてくれたが、それも途絶えたので自分で漬けようと思った」「祖母が漬けていたが、細かいところが分からない」という声があったという。
 講師を務める酒井明久主任主査は「稚魚放流の成果で数年前からニゴロブナがよくとれるようになったので、教室を始めた。今年は特に漁獲が多かったので定員を増やしたが、応募も予想以上に増えてしまった。多くの人に漬け方を覚えてもらい、地域で広めてほしい」と話している。
 試験場一般公開は2日午前10時から。フナズシ教室の参加は締め切ったが、見学はできる。

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