琵琶湖の湖底に流れ着いたバスフィッシング関係のいろんな情報をお届けします。中にはヘド
ロの底からすくい上げた情報もあります。このコーナーの情報はすべて信頼の置けるニュース
ソースから発信されたものですが、真偽の程は未確認であることをご承知置きください。
琵琶湖の湖底から
(2009/07)
09/07/31
■琵琶湖底の低酸素化 教材で学習 瓶の中で再現(京都新聞電子版)
滋賀県総合教育センター(野洲市)は、近年問題になっている琵琶湖底の低酸素化の仕組みを学ぶ教材を開発した。富栄養化した湖底のモデルを瓶内に作り、酸素がなくなる様子を再現した。センターは「実験を通じ自らができる低酸素化対策を考え、琵琶湖のために生活の工夫を考えてほしい」としている。
湖底の低酸素化は、富栄養化で酸素が消費された深水層が、太陽熱で暖められた表水層に酸素供給を遮られて起こる。
本来、冬場に冷たい表層水が下層に潜り、深層水が上昇して対流を作る「全循環」で酸素が湖底に供給されるが、地球温暖化の影響で全循環が起こりにくくなったとされる。
教材は、子どもたちに身近な琵琶湖の環境問題を考えてもらおうと開発した。富栄養化が進む湖底と全循環の2つの再現モデルをつくり、低酸素化が分かりやすく工夫した。
富栄養化モデルは、琵琶湖の底泥と水を瓶にすき間なく詰め、暗室に放置する。暗く、酸素を補充できない湖底と条件は同じになるという。
実験では7〜10日間で土が茶褐色から黒色に変化することが分かる。湖水だけでなく、酸化物として存在する酸素も微生物の活動で消費され、金属がイオンになるのが原因で、瓶内の水の無酸素状態は試薬で確認できる。
全循環モデルは、違う色の水を混ぜる。温水に冷水を加えると二層になるが、同じ温度の水が混ざり合うのを視覚で分かる仕掛けにした。
開発したセンターの宮嶋克幸研修指導主事は「湖底泥は水田泥で代用できる。試薬がない場合は実験後の泥の腐敗臭をかぐだけでも湖底環境の悪化がわかる。琵琶湖の低酸素化に興味を持って、実験から自分なりの発見をしてほしい」と話す。
■滋賀・雄琴港でアオコ発生 今年3回目(京都新聞電子版)
滋賀県は31日、大津市の雄琴港でアオコ発生を確認したと発表した。23日の今年初確認以来、3回目。幅5メートル、長さ30メートルほどで、水道水などへの影響はないという。
■渋滞緩和へアイデア次々 写真・照明アップ・看板増設も(asahi.com)
「上限1千円」料金の実施などの影響で、高速道路の大渋滞が予想される今年のお盆時期。西日本高速道路によると管内の10キロ超の渋滞は、8月6〜19日の2週間で220回弱と、昨年の倍に増える見通しだ。西日本高速は少しでも渋滞を緩和しようと、約1億円かけてあの手この手の対策に乗り出した。
8月5日には、道路状況の画像を携帯電話で見られるサービスを始める。利用者は交通情報ホームページ「アイハイウェイ」(http://ihighway.jp)に接続。名神高速・吹田インターチェンジ付近や中国道・宝塚東トンネル付近など、渋滞が起きやすい管内6カ所の定点カメラの画像を見られる。画像は5分ごとに更新される。
これまでは文字情報と渋滞区間を着色した路線図で渋滞状況を提供していた。「延々と続く車列の写真で渋滞の激しさを実感すれば、ルートや通過するタイミングなどを変えてもらえるはず」(西日本高速)と、画像が与える心理効果に期待する。
渋滞の大きな原因とされるのが、前の車の速度が下がり、後続車が連鎖的にブレーキを踏んで必要以上に速度を落としてしまうこと。暗く圧迫感のあるトンネルや上り坂は、渋滞多発ポイントだ。
そこで8月6日から管内76カ所のトンネルで、通常は照明を落とす夜間も、昼間並みの明るさにする。都市近郊ではすでに実施しており、一定の効果があったとして地方にも拡大する。
また、上り坂ではスピードの維持を促すLED(発光ダイオード)表示板や看板を多数設置するという。
西日本高速によると、渋滞のピークは下りが8月13日、上りが同15日。最長は13日午前1時〜午後7時、中国道下り線宝塚東トンネル付近で65キロの渋滞となる予想だ。ただ、画像作戦などによる数字的な渋滞の緩和効果は予測し切れないという。(上栗崇)
■広がるネット署名 本人確認困難でも、「数」に力(asahi.com)
インターネットで署名する「ネット署名」が広がっている。ネット上の署名呼びかけに賛同すれば、パソコンの画面で名前やメールアドレスなどを打ち込み、送信ボタンをクリックして終了だ。パソコンがあれば誰でもいつでも署名に参加できるから、大量の署名集めが早くできる一方で、1人で何度も署名しやすいことや本人確認が難しいなどの問題点もある。
ネット署名で知られているのは「楽天」だ。厚生労働省が一般向け医薬品について、インターネットなどを通じた通信販売を禁止する方針(薬事法改正)を打ち出したのに対し、昨秋から反対運動を展開。自社のサイトで署名を呼びかけた。住所、氏名、メールアドレスが登録済みの楽天会員はクリックひとつで署名済みになる。非会員やコメントを書き込みたい人向けには住所、氏名、メールアドレス、コメントの記入欄があるが、必須は氏名だけだ。
署名数が100万件に達した4月初め、同社は署名を印字してまとめた数十冊のファイルを厚労省に提出。反対運動は実らなかったものの、楽天は「街頭署名だったら参加できなかった多数の人が運動に加われた」と評価する。これに対し、同省医薬食品局総務課は「ネット署名かどうかを問わず、数は数として受け止める。しかし、多いからといって影響を受けることはない」。
自治体でネット署名を募っているのは茨城県鹿嶋市だ。NHK大河ドラマの舞台誘致を目的に07年12月にスタートし、すでに約6万件。市の総人口を上回る勢いだが、必須の記載は氏名と住所だけにしているため、署名した人が実在するかどうか確かめるすべもない。
この署名を印字して市の課長や観光協会長らがNHKに持ち込もうとしたのは今年5月。ところが、NHK側に「膨大な個人情報をもらっても扱いに困る」と言われたため、署名数を伝えるだけに。さらに「(署名の)数は重視しない」とも言われたが、「地元の盛り上がりをアピールするにはこれしかない」として、同市は20万件を目指してネット署名を続けている。
手法を違えてはいるが、ネット署名は、刑事被告人の減刑を求める嘆願書に添える署名にも使われている。詐欺罪で有罪判決が確定した音楽プロデューサーの小室哲哉さんの裁判だ。弁護人によると、証拠採用されたファンらからの「減刑を求める嘆願書」の署名や手紙は約6千人分。その約3分の1はネットを通じて集められたものだったという。
名古屋の闇サイト殺人事件は逆に、被告の厳刑を求める署名だった。被害女性の母親が街頭とネットを通じて集めた「被告に極刑を求める署名」は地裁判決までに約32万件にもなった。こちらは証拠採用されなかったが、検察側は法廷で「署名数の多さ」を繰り返した。弁護人によると、32万件のうち街頭署名分は約1万4千件だった。
いずれのケースもネットは使われたが、楽天の手法とは違った。楽天の署名のように電子データをそのまま送信せずに、パソコンからいったん署名用紙をダウンロードして印字。そこに自筆で署名して郵送する手法をとっていた。
ある裁判官は「そもそも(被告人の身柄引受人や被害者ら事件に直接かかわる人以外の)第三者からの嘆願書は証拠採用されにくい。本人確認のしようがないネット署名はなおさらだ。裁判員裁判でも、量刑上の意味はほとんどないだろう」とみる。別の裁判官は裁判員への影響を考える。「膨大な数になった時、影響があるかどうかはわからない」
一方で、自署が原則である国会への請願や首長の解職などを求めて住民が行う地方自治法の直接請求の署名となると、ネット署名は通用しない。直接請求には押印も必要だし、選挙人名簿によるチェックもある。それでも衆参両院の請願課は「制度変更などは考えていないが、『ネット署名でもいいか』という問い合わせはあり、(広がりを)注視している」と話す。(三島あずさ、岩田清隆)
■格闘4時間!カジキ225.5キロ(Sponichi Annex)
【国際カジキ大会】「第31回国際カジキ釣り大会」(JGFA=岡田順三会長=主催)が24〜26日の3日間、静岡・下田港をベースに開催された。世界に誇る釣りの祭典で、参加92チーム、約455人。伊豆近海でカジキとの攻防を展開、その結果、75回のストライクに恵まれた。
カジキ釣りの場合、ストライクがすべて釣果につながることはない。今回釣れた最大のクロカジキは225・5キロ。壮絶なやりとりが4時間近く続いたが、バラすことも非常に多い。それを証すのが釣果だ。3日間でタグ&リリース(T&R)が18匹、キャッチ(C)8匹で計26匹。取り込み成功率は3分の1。昨年開催の同大会では3日間で77匹と開催以来最高の記録が出たが、ストライクは160回だった。
梅雨は明けたはずなのだが初日、2日目は大雨&南の強風。水温も黒潮の接岸にムラがあり、青根では16〜18度の冷水帯があり、高い所で24度。そんな中、ストライクが目立ったのはこの高い潮温が分布していた式根・新島西側に位置するヒョータン周辺の海域だった。
特筆は初日に12匹上がったうちの1匹。チャーター船の若宮丸に乗船した、マーリン&ツナクラブ(松山市)の柏原克巳さん(37)が釣り上げた225・5キロのクロカジキだ。「取り込みに3時間58分もかかったが、遠征したかいがありました」と柏原さん。相手がどんな大物であっても1人で上げるのがIGFA(国際)ルール。30ポンド(15キロ)テストラインを使用しての快挙で、日本記録の候補となった。
2日目を終わって、暫定順位は、1位フェニックス(神奈川・葉山)、2位マーリン&ツナクラブ、3位ロベリーナ(神奈川・藤沢)。水温も24〜25度台と状況はベスト。朝からバラシが続くが、午前9時54分、この日17番目のヒットコールを入れた洋啓丸(東京都港区)がその10分後にヒョータン南でカジキをT&Rし、これがこの日のファストマーリンとなった。
その後もヒットが続きストライク28回、T&R5匹、C2匹をマークした。
初日に1匹ゲットしていたホワイトロータス(横浜)は、通算2匹のクロカジキをT&Rして、前日まで3位だったロベリーナを逆転、3位に食い込んだ。その結果、優勝はフェニックスの頭上に輝き、旧名・ブルーマーリンクラブ時代から通算4度目の優勝を果たした。
◇大会成績(単位点)
▼団体総合の部 (1)フェニックス500(2)マーリン&ツナクラブ452・8(3)ホワイトロータスFC450
▼個人総合の部 (1)高橋一郎(2)柏原克巳(3)露木俊也(敬称略)
■根気強く、狙いはブラックバス 小学生が協力し“駆除作戦”展開(荘内日報ネット版)
鶴岡市は、同市の鶴岡公園子供釣り堀に外来種のブラックバスが生息していることが確認されたことを受け30日、地元の小学生の協力で釣りによる“駆除作戦”を繰り広げた。
今春、市民から同釣り堀にブラックバスが生息していると情報が寄せられた。駆除作戦は外来種が池や川などの生態系を破壊してしまうことを子供たちにも理解してもらおうと、今回初めて釣りによる駆除という形で実施した。
この日は朝暘三、四小の児童36人が参加。子供たちはそれぞれさおを持ち寄り、ルアー釣りや浮き釣りなど思い思いの仕掛けで、ブラックバス駆除作戦に挑戦。ポイントを変えるなどし、約2時間半かけて根気強く駆除活動を繰り広げたが、今回はブラックバスを1匹も釣り上げることができなかった。
市建設部都市計画課は「誰かが釣り堀にブラックバスを放し、繁殖してしまったと思われる。外来種の放流は法律で禁じられている。絶対にやめてもらいたい」と注意を呼び掛けていた。
■記録的日照不足、8月も冷夏の予感 エルニーニョ影響か(asahi.com)
列島に居座った梅雨前線の影響で、7月の日照時間は北日本や西日本の日本海側で観測史上最少となる見通しだ。7年ぶりに、夏に「エルニーニョ現象」が発生しており、8月もぐずついた天気が多く、北日本を中心に低温も予想される。すでにジャガイモやニンジンなどが高値となっているが、米作などへの影響も懸念されている。
気象庁によると、29日までの7月の日照時間は、梅雨前線が停滞し、低気圧が通過したために雨や曇った日が多く、北日本の日本海側で平年比53%、西日本の日本海側で50%で、観測データが残る戦後では最も少なくなっている。東日本の日本海側50%(2位)、西日本の太平洋側65%(3位)も、いずれも記録的な少なさという。
梅雨明けも遅れている。近畿は8月1日、東海は同2日がこれまでに最も遅い梅雨明けだったが、今年はさらに遅れる可能性も出てきた。
気象庁が24日に発表した1カ月予報では、北日本から西日本にかけて日照時間が少なく、北日本を中心に気温が低くなる恐れがあるという。すでに北海道や東北では連日、低温注意報が出ている。
例年ならこの時期、フィリピン付近で上空に上がった大気が列島の南で下降し、太平洋高気圧の勢力を強める。それが梅雨前線を北に押し上げ、夏空をもたらす。しかし、今年は、その対流活動が活発にならない。
原因とみられているのが、世界的に異常気象をもたらす「エルニーニョ現象」の発生だ。ペルー沖から中部太平洋赤道域の海水温が上昇した影響で、太平洋西部の大気の対流活動が不活発になる。気象庁も「6月にエルニーニョ現象が発生したとみられ、冬まで続く可能性が高い」としており、日本が夏の時に発生するのは02年以来だ。
同庁が過去30年の気象データを分析した結果、夏にエルニーニョが発生すると平均気温は低く、降水量は多く、日照時間は少なくなる傾向がある。気候情報課の渡辺典昭予報官は「しばらくぐずついた天気が続くので、梅雨明けの見通しはまだわからない。晴れ間が続くという夏にはなりにくいだろう。この時期の低温は米の発育に影響するので注意が必要だ」という。
民間気象会社のウェザーニューズ社も30日、「8月はエルニーニョの影響で冷夏の可能性がある。太平洋高気圧が弱いと寒気が流入しやすくなるためゲリラ豪雨発生の可能性も高い」とする、今夏の天気傾向を発表した。(大久保泰)
◇
エルニーニョ現象 ペルー沖から太平洋中部までの広い海域で海面水温が高い状態が続く現象。エルニーニョはスペイン語で「男の子」の意味。気象庁が今回確認すれば14回目の発生。97年春〜98年春が最大だったとされる。冬に発生していると暖冬になりやすい。「ラニーニャ(女の子の意味)現象」はこの海域の水温が低くなる現象。
09/07/30
■梅雨空うらめし 琵琶湖の水泳場 人影まばら(京都新聞電子版)
長引く梅雨で近畿地方は不安定な天候が続き、夏のレジャーの舞台、琵琶湖を抱える滋賀県でも、水辺からは歓声が聞こえず、イベントも空模様を気にしながらの開催だ。各方面から梅雨明けを待ち望む声が上がる。
青空が見えた30日も、近江舞子中浜水泳場(大津市)では、カラフルなビーチパラソルが並ぶ夏の光景は見られなかった。同水泳場事務所は「人出は多い日でも例年の3分の1ほど、今年はさっぱり」と、恨めしそうに空を見上げていた。
大阪管区気象台によると、太平洋高気圧の勢力が弱く梅雨前線が停滞しているが、前線の活動は弱まってきており梅雨明けは近づいているという。これまでに近畿地方で最も遅い梅雨明けは2003年の8月1日だった。
■琵琶湖保全へ特措法制定(Yomiuri On Line滋賀)
民主党県連は29日、大津市内で記者会見を開き、衆院選に向けて作成した独自の「県版マニフェスト(公約)」を発表した。琵琶湖の保全・再生に取り組むほか、県の財政を圧迫している造林公社問題と、栗東市の産業廃棄物最終処分場から検出された有害物質の除去問題の解決に努力することを掲げている。
琵琶湖の保全・再生では、国と県が水質汚濁メカニズムの解明調査を行い、生態系の改善にもつなげるほか、国と関係府県、事業者らが共同で保全に取り組むことを定めた「琵琶湖・淀川水系特措法(仮称)」の制定を盛り込んだ。
大阪地裁で特定調停中の2造林公社の債務問題については、県が負担した農林漁業金融公庫からの借入金など約690億円のうち、利子相当額にあたる235億円を国が肩代わりし、県の負担を軽減する。有害物質の除去問題に関しては、産廃特措法の期限延長を求める法案を成立させ、国の支援を継続させるとしている。
県版マニフェストは、自民党県連も8月初旬に公表する予定。
09/07/29
■子ども県議会:18人が知事らに質問 外来魚問題、子育て支援は…(毎日jp滋賀)
県庁の県議会議場でこのほど、「子ども県議会」が開かれ、県内の小中学生18人が嘉田由紀子知事や末松史彦教育長らに意見を投げかけた。【安部拓輝】
議会活動を体験し、身近な問題を自分で考える力を育てようと県が主催しており、今年で10年目。子どもたちは演壇で、外来魚の問題や子育て支援、飲酒運転などについて各担当部の部長や知事に質問した。
彦根市の県立河瀬中2年、田口夏帆さん(14)は、財政難で08年度から県の自主事業が休止となった県立荒神山少年自然の家(同市)について「楽しい思い出が残せる宿泊施設を続けるために宿泊者の負担を増やしては」と質問。末松教育長は「県のお金が少ない中で一生懸命考えているところ。頂いた提案も含めてどうすべきか考えたい」と答弁した。
■滋賀県版マニフェストを正式発表 民主党県連、衆院選で3項目(京都新聞電子版)
8月18日公示の衆院選に向けて民主党滋賀県連は29日、滋賀県が抱える琵琶湖の総合保全・再生、造林公社問題、RD産廃処分場問題の3項目に関する県版マニフェスト(政権公約)を正式に発表した。琵琶湖保全では、淀川水系全体で市民参加型の保全に取り組むための特措法制定を目指すとしている。
滋賀の4選挙区から立候補を予定している前職4人が同日、大津市で会見して発表した。特措法については「施策の計画・実施にNPO(非営利団体)や流域住民の意見を反映させるため、法的に位置付けを明確にする」と述べ、関係府県で保全計画を定め、市民意見を反映する仕組みを盛り込むとした。
造林公社問題は「造林政策を進めた国の道義的な責任も問われるべき」として、県が抱える235億円の債務利子相当額を国が肩代わりする、とした。RD産廃処分場問題は、環境保全の対策工事に国の財政支援が受けられる産廃特措法を10年延長する法案を再度、国会に提出することを掲げた。
民主党県連が衆院選で県版マニフェストをつくるのは初めてで、「県民のより身近な課題で国として関わるべきものを抽出し、解決する姿勢をアピールしたい」と話した。
■【09衆院選】民主党滋賀県連が県版マニフェスト発表(msn産経ニュース)
民主党滋賀県連は29日、衆院選で政権交代した場合に取り組む滋賀県の課題を示した「民主党マニフェスト+滋賀」を発表した。
「琵琶湖の総合保全・再生」など3項目。琵琶湖については「国が人も資金も出す形で、県と共同で水質汚濁メカニズムの解明調査を行い、具体的改善策へとつなげていく」などとしている。
■国際ソロプチミスト:「水と生命」テーマ、ユース・フォーラム始まる(毎日jp滋賀)
「国際ソロプチミストアメリカ」の日本中央リジョン(南玲子ガバナー)のユース・フォーラムが28日、大津プリンスホテルなどで始まった。29日まで。次世代を担う女子高校生や同団体から奨学金を受けている女子留学生ら約130人が参加し、「水と生命」をテーマに意見交換などをする。
国際ソロプチミストは管理職や専門職に就く女性の団体で、世界124カ国に約9万人の会員がおり、日本にも約4000人の会員がいるという。ユース・フォーラムは隔年で若い女性を対象に開かれ、オピニオン・リーダーの育成を目指している。
28日は、遊覧船「ビアンカ」船上で嘉田由紀子知事が基調講演を行い、琵琶湖の水と人とのかかわりの歴史などについて話した。その後、参加者らは草津市下物町の琵琶湖博物館を見学した。
参加した京都市左京区の高校1年、小島里佳子さん(16)は「琵琶湖の水を飲んで育ってきた。琵琶湖を元のきれいな姿にするために身近なところから気を付けたい」と話していた。【後藤由耶】
■梅雨前線、日本列島に停滞 「異常」招く気圧の谷(毎日jp)
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◇西に豪雨、東に竜巻
中国地方や九州北部で豪雨の被害が相次ぎ、群馬県館林市では竜巻被害が発生するなど、梅雨末期の気象は列島に大きな傷跡を残している。東西で同時発生している豪雨と竜巻、それぞれのメカニズムを探ると、被害の背景には例年にはない今回特有の大気の状況があった。気象庁や専門家は、今後も大雨や竜巻の発生に注意が必要と呼びかけている。【福永方人、鈴木一生、曽田拓】
中国・九州北部の豪雨と館林市の竜巻を引き起こした「陰の主犯」は、日本列島の北西にある「気圧の谷」だ。それが梅雨前線の北上を阻み、そこに南から暖かく湿った空気(暖湿気)が入り込んで大気の状態が不安定になったことが、大きな被害をもたらした。
気象庁によると、梅雨前線は例年、勢力を強めて西に張り出してくる太平洋高気圧に押し上げられて北上するため、日本では6月下旬ごろから7月末ごろ、南から順次梅雨明けする。しかし今年は、太平洋高気圧の勢力は特別弱くはないものの、日本列島の北に寒気を伴った気圧の谷が次々と南下して低気圧が発生し、前線の北上を阻んでいるという。
そのため、梅雨前線が日本列島に居座った状態になり、九州北部−東海は梅雨が明けず、14日に梅雨明けが発表された関東甲信でもぐずついた天気が続く「戻り梅雨」となっている。また、日本列島には暖湿気が入り込み、梅雨前線が活発化しやすい状況が続いており、東海以西の梅雨明けは8月にずれ込む可能性もあるという。
この梅雨前線は、館林市で発生した竜巻の要因ともなった。気象庁によると、竜巻は地表で反対方向に吹く風の間にできた空気の渦が、特に発達した積乱雲の下で発生する強い上昇気流によって上空へ引っ張られることで発生。引き伸ばされた渦は、細くなるため回転速度が上がり、突風を引き起こすという。館林市で竜巻が発生した27日午後は、低気圧の東進に伴って関東地方に近づいた梅雨前線に南から暖湿気が流れ込み、大気の状態が不安定になって積乱雲が発達したとみられる。
また、竜巻は海上からの暖湿気が入りやすい沿岸部で発生することが多い。館林市は内陸部だが、関東平野は平地が広く分布しているため、暖湿気が入り込みやすいという。ただし、竜巻が大規模なものとなった原因は不明だ。気象庁予報課は「気象状況に大きな特徴は見られない。竜巻の強さの要因についてはさらに分析が必要だ」としている。
◇多数の積乱雲、被害拡大
中国・九州北部の豪雨は、山陰沖から対馬の南西海上に停滞した梅雨前線に向かって南海上から暖湿気が流れ込み、積乱雲が発達し続けたことで起きた。
気象庁によると、特に九州北部の豪雨では、海面付近の下層の暖湿気が風速25メートル超の強風で次々と送り込まれ、舌状に連なる「湿舌(しつぜつ)」を形成。それが梅雨前線を刺激し、多数の積乱雲が横に倒したニンジンのような形に集まる「テーパリングクラウド」(人参(にんじん)雲)が発生した。こうした現象は梅雨末期にしばしば見られるが、「予想以上の大雨が長時間続いたため、大きな被害をもたらした」(同庁予報課)という。
同庁によると、福岡市博多区で24日午後7時25分までの1時間に116ミリの雨量を観測。19〜26日の8日間の雨量は各地で平年の7月月間雨量の2倍程度に達した。
◇「注意報」的中1割 群馬の発表、被害確認の後
竜巻の被害はこれまでも各地で発生している。気象庁によると、統計のある61年以降、最悪の死者数を出したのは06年11月7日に北海道佐呂間町で発生した竜巻。国道でトンネル工事を請け負っていた建設会社のプレハブ工事事務所や宿舎、一般住宅をなぎ倒し建物の下敷きになるなどして工事関係者ら9人が死亡、31人が負傷した。
こうした被害を受けて、気象庁は08年3月、竜巻への注意を呼びかける「竜巻注意情報」の発表を始めた。発達した積乱雲を観測し、1時間以内に竜巻や激しい突風が発生しやすい気象状況になっていることを都道府県単位で予報している。
だが、的中率は1割程度と低く、今回の現場を含む群馬県での注意情報発表は、竜巻の被害発生確認から7分遅れの午後2時17分。気象庁予報課は「積乱雲が急激に発達した場合は予測できないことがある。今の技術では、これが精いっぱい。さらに早く注意情報を出そうとすると、空振りが多くなってしまう」と説明する。
◇異質な発生背景−−新野宏・東京大学海洋研究所教授(気象学)の話
竜巻などの突風は積乱雲ができやすい8、9月に統計的には起きやすく、この時期の積乱雲は通常、地表が温められ大気が不安定になって起きるものが多い。
一方、館林で起きた竜巻は、日本列島の上に停滞する梅雨前線の影響でできた積乱雲によるものだ。この時期まで梅雨前線が日本付近にあるのは珍しく、竜巻発生の背景としては異質と言える。梅雨前線の近くでは竜巻が起こる可能性があるので注意が必要だろう。
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<過去の主な竜巻被害>
・99年9月24日 愛知県豊橋市 415人負傷、全壊40棟、半壊309棟(F3)
・06年9月17日 宮崎県延岡市 3人死亡、143人負傷、全壊79棟、半壊348棟(F2)
・06年11月7日 北海道佐呂間町 9人死亡、31人負傷、全壊7棟、半壊7棟(F3)
※年月日、発生場所、被害の順。Fは竜巻の強さを示す指標で、弱い方から0〜5まで=気象庁ホームページより
■おにぎり:コンビニ各社100円セール ついで買いを期待(毎日jp滋賀)
コンビニ各社が、おにぎりを期間限定で100円に値下げするセールを実施している。夏の行楽シーズンは、おにぎりの需要が1年で最も高まる時期。売れ筋商品の「お値打ち感」で来店客を増やし、飲料やデザートなどの「ついで買い」につなげたい本音がにじむ。
ローソンは24日から30日まで、140円未満のおにぎり約20種類を一律100円で販売している。これまで20円引きなどのセールはしたことがあるが、全品100円のセールは初めて。「行楽や帰省中に、車の中でも片手で食べられる手軽さが重宝される」と同社。もちろん、飲み物や菓子など他の商品も購入してもらう効果を狙っている。
100円おにぎりの元祖は、05年度から始めたセブン−イレブン。セールは07年度は年6回、08年度は8回実施したが、今年度(3月以降)は17日から21日まで実施したセールでもう6回目。「100円おにぎりは、分かりやすさとお得感で効果が高い販売促進策」と説明し、今後も取り組みを強化する構えだ。期間中のおにぎりの販売数は、通常の2〜3倍に上るという。
サークルKサンクスは、17日から来月23日までの毎週末(金〜日曜日)、おにぎりの人気5種類を1個100円で販売。ファミリーマートも30日から来月2日まで、150円以下のおにぎりを100円で販売する。【秋本裕子】
09/07/28
■「西谷」続き全国で天候不順(Chunichi Web)
梅雨明け後もぐずついた空が続く関東地方に、梅雨明けが大幅に遅れる東海。九州北部は豪雨に見舞われるなど全国的に天気が不順だ。北海道では低温と日照不足で冷害の恐れが出てきた。気象庁によると、寒気を伴う気圧の谷が日本の西に居座り、太平洋高気圧が西へ張り出せないのが最大の要因という。
気圧の谷は、上空で気圧が周囲より低い部分。これが日本の西にある状態は「西谷(にしだに)」と呼ばれる。湿った南西風が日本付近に流れ込み、悪天候になりやすい。
西谷自体はよくある現象だが、日本の東で強い太平洋高気圧に行く手を阻まれて動かないのが今月の特徴だ。気圧の谷の前面に、上空に寒気を伴う低気圧が次々とでき、日本海付近を頻繁に通過している。北海道・大雪山系の遭難事故も、こうした低気圧の一つによる荒天の中で起きた。
今月下旬は低気圧のコースが少し南下。九州北部の豪雨は、梅雨前線上にできた低気圧が対馬海峡付近へ進み、南西から熱帯並みの暖かく湿った空気を大量に呼び込んで発生した。
気象庁は九州の豪雨について「梅雨末期によくある降り方で、特に珍しくはない」と説明する。
だが、梅雨の出口は見えない。平年の梅雨明けは四国が17日、九州北部は18日、東海で20日。既に10日前後遅れ、今後1週間も雲の多い天気が続く見込みだ。
今月末から北海道の北にオホーツク海高気圧が現れ、関東以西の気温も8月は平年並みか平年より低い公算が大きいという。
気象庁予報課は「梅雨前線は徐々に不活発になる見込み」としつつ「前線が消えても太平洋高気圧の縁を回って南から湿った空気が流れ込めば、大気の不安定な状態は変わらない」と話している。
■県連など<県版マニフェスト>を作る…09衆院選(Yomiuri On Line関西発)
衆院選を前に政党本部が掲げる政権公約(マニフェスト)以外に、党県連などの地方組織が各地域の課題を盛り込んだ独自の<県版マニフェスト>を作る動きが出てきている。大半が今回の衆院選で初めて作成するといい、「地方の現状を真剣に考えていることをアピールしたい」「国政での公約と地元のつながりを示し、関心を広げたい」などと理由を説明。8月30日の投開票まで長丁場となる中、訴えの浸透に懸命だ。
「『奈良県をどうするの?』という県民の声にこたえるためです」。民主党奈良県連はそう記して「医師、看護師の大胆な確保策」「抜本的な観光対策」など10の政策提言をまとめた「ローカルマニフェスト」を2月に公表。今後、党本部が発表したマニフェストについても、候補者ごとに重視する政策に対して県内事情に即して提言する。
同県連の藤野良次幹事長は「今回は投開票まで長いので、有権者もマニフェストをしっかりと見たり聞いたりすると思う。地域性を加味しながらきちんと政策を説明したい」と話す。
滋賀県では今後、自民、民主両党県連が県版マニフェストを作り、対決する。
自民は、県の水質保全施策に国の支援を義務づける「琵琶湖再生法」の制定や、医療や教育施策などを盛り込む考えだという。一方、民主も淀川水系の保全に関係府県やNPOが共同で取り組む法律制定の検討や、産廃対策などを掲げる方針で、両県連とも「地域特有の課題にも熱心に取り組むことをアピールし、関心をもってもらいたい」。
ほかにも、自民党の京都府連や島根県連が独自のマニフェスト作成を目指しており、京都府連の多賀久雄幹事長は「全国共通のマニフェストでは語りきれない京都の事情を織り込みたい」と話す。島根県連は道路建設の推進などを記載する予定で、幹部は「経済状況などが都会より厳しく、一律の政策を当てはめるのは無理がある」とする。民主党高知県連でも党のマニフェストを基に県版を作ることにしている。
ただ一方で消極派もあり、自民党大阪府連は「政権公約には財源の裏付けが必要で、地域レベルで作れるものではない」としている。
■びわ湖大花火 来月7日開催(asahi.com滋賀)
湖国の風物詩「びわ湖大花火大会」が8月7日午後7時半から大津港一帯である。今年のテーマは「びわ湖自然散策」。奧びわ湖の桜や黄色いノウルシ、紅葉が美しい湖東三山に飛び交うトンボなど、県内の自然をイメージした花火1万発が上がる。小雨決行、荒天の場合は10日に延期。
県や大津市、琵琶湖汽船などでつくる実行委員会は大津港マリーナから琵琶湖ホテルにかけて1万6千席の有料観覧席を設ける。前売り3800円、当日4300円。石山駅観光案内所や堅田駅前観光案内所、琵琶湖汽船、JTB、日本旅行、近畿日本ツーリストなどで購入する。
大津市柳が崎の柳が崎湖畔公園・びわ湖大津館でも芝生広場周辺に設ける。先着1850席。1席3500円。
■主婦らが「ふなずし」作り 12月には食べごろに(Chunichi Web滋賀)
地域の伝統食を普及、継承しようと、長浜市大依町の浅井農村環境改善センターで、ふなずし作り教室が開かれ、地元の主婦ら15人が参加した。
毎年、自家製ふなずしを作っている市内保町の近藤秀之さん(64)からコツを伝授された参加者は、まず、3月ごろから塩漬けしてあった琵琶湖特産のニゴロブナを水洗い。汚れや生臭さを丁寧に取り除き、水気を切った後、ごはんと交互におけに敷き詰めていった。今後、おけの中で発酵が進み、12月には食べごろになるという。
夫婦で参加した東近江市の山本俊一さん(60)と純子さん(54)は初挑戦。「おいしいふなずしを味わってみたいと思って参加しました。手作りだと手間はかかりますが、楽しみですね」と出来栄えを期待していた。(近藤歩)
■平成百景 延暦寺、琵琶湖に認定証(Yomiuri On Line滋賀)
読者からの投票を基に、国内の優れた景観を決める読売新聞創刊135周年の記念企画「平成百景」で、県内から選ばれた「延暦寺」(大津市)と「琵琶湖」の関係者に27日、それぞれ認定証が贈られた。
延暦寺では、読売新聞大津支局の青野達哉支局長が、同寺代表役員の武覚超執行(しぎょう)(61)に認定証を手渡した。
武執行は、8月には根本中堂など東塔(とうどう)地区の堂舎をライトアップし、法話や声明(しょうみょう)、護摩法要を行う夜間特別拝観(11〜15日)など、多くの行事が営まれることを紹介。「歴史ある比叡山は、人生で大切な何かを感じられる地。今回の認定が、多くの人に登拝してもらう契機になればうれしい」と話した。
延暦寺のある大津市あてにも同日、認定証が贈呈された。
また、「琵琶湖」については、県庁で認定証が手渡され、西嶋栄治・琵琶湖環境部長が「選出を励みに、琵琶湖を次世代に残していくため、水質問題など様々な課題解決や観光振興に取り組みたい」と語った。
県は琵琶湖を活用し、観光客増加につなげるよう取り組みを強化している。この日も、嘉田知事が東京都内に本社のある大手旅行会社3社を訪問。各社のツアーに県内の観光地を盛り込んでもらうため、琵琶湖の景観などをアピールした。
09/07/27
■オオヒシクイが湖北“訪問” 例年より2カ月早く(Chunichi Web滋賀)
冬の渡り鳥オオヒシクイが1羽、湖北町に飛来、26日には湖北野鳥センター近くの琵琶湖で羽を休める姿が観察された。センターでは「7月下旬にいるのは初めて」と、思いがけない真夏の訪問に驚いている。
ガンの仲間で国の天然記念物。翼を広げると1・8メートルほどあり、くちばしの先や足がオレンジ色で目立つ。
センターによると、琵琶湖には例年、9月末から10月初めごろにロシア極東部から渡ってくる。“気の早い”1羽は、23日に湖北町延勝寺の田園地帯で確認され、そのまま湖周辺にいるという。センターは「何らかの原因で北に帰らなかった個体が迷行してきたのだろう」と、見守っている。(近藤歩)
■湖国くらぶ 琵琶湖?びわ湖?びわこ?表記どう使い分け(Yomiuri On Line滋賀)
「かな」親しみ/県条例は「漢字」
先日、大阪から遊びに来た友人に「『琵琶湖』って、どの表記が正しいの?」と聞かれました。なるほど、街を見渡すと、看板やポスター、チラシには「琵琶湖」や「びわ湖」が混在しています。試しに県都・大津市のハローページを見てみますと、何とひらがなの「びわこ」が最も多く約40件もあり、「琵琶湖」「びわ湖」と続きます。さて、どんな使い分けがされているのでしょうか。
日本最大の湖・琵琶湖。約400万年前に誕生した世界有数の古代湖ですが、名前が付いたのは室町後期とされています。「琵琶湖」の著書がある成安造形大付属近江学研究所長の木村至宏さんは、湖に浮かぶ竹生島にまつられた弁才天が持つ楽器「琵琶」を由来に挙げています。湖の形とともに、音色が湖水のさざ波のざわめきと似ているから、だそうです。
さて、表記ですが、県条例の名称や地図では「琵琶湖」です。湖そのものを指す時は、漢字がほとんどです。
旅館「びわ湖花街道」は8年前、「びわ湖大津観光協会」は5年前に現在の名に変更しました。「漢字は画数が多く、イメージが堅い」とのこと。20年前に普通銀行に転換した「びわこ銀行」は、「親しみやすく、覚えてもらえるように」とひらがなを採用しました。最近名を付けたところが、ひらがなを選んでいるのかなと思い、大津市歴史博物館を訪ねました。
「いえいえ、大正の末頃からすでに『びわ湖』は登場しています」。学芸員の木津勝さんが、そう言って琵琶湖汽船の前身、太湖汽船が発行していた観光ポスターやパンフレットを見せてくれました。
同館によると、明治の終わり頃には大型観光船が就航し、大正末には、夏は水泳場、冬はスキー場へと観光コースができました。そのPRパンフレットには「びわ湖」の文字が踊っています。おしゃれなデザインで、「麗湖(レイク)琵琶」という当て字もありました。
「当初、『びわ湖』は宣伝文句だったんですが、次第に違和感もなくなり、浸透したのかも知れません」。木津さんが言うように、後には、「びわ湖タワー」(1967年完成)や「びわ湖バレイ」(69年改称)など、施設名に使われるケースも増えました。
表記にもいろいろ歴史があるようです。ただ、木村さんは「ひらがなが増えるのを苦々しく思っています。読みにくいからと、安易にひらがなを使うのではなく、歴史と文化を刻んできた『琵琶湖』を残すことが大事」と話しています。
でも、同市内でアルバイトをしている東京出身の男子学生(20)は「琵琶湖の漢字は読めるけど、書けません」と苦笑い。「琵」「琶」は常用漢字ではなく、小中学校の国語ではなじみがありません。
8月7日には、大勢の人でにぎわう「びわ湖大花火大会」があります。2年前まで続いた「びわ湖まつり」のメーンイベントでした。まつりは1935年に始まったのですが、当時の写真を見て驚きました。第1回の名称は漢字でも、ひらがなでもありません。そう、「ビワコ祭」なのでした。
今にも「そんなのどっちでもいいんじゃない?」と言う声が聞こえてきそうですが、みなさんはどの表記がお気に入りですか。(渡辺彩香)
09/07/26
■ハス祭り:ひと味違う酒や水 家族連れらでにぎわう−−草津・水生植物公園(毎日jp滋賀)
国内有数のハスの群生地、草津市・烏丸半島東側の琵琶湖岸に隣接する同市立水生植物公園みずの森で25日、「ハス祭り」が始まった。26日まで。ハスの茎で地酒や水を飲む「象鼻杯(ぞうびはい)」などが行われ、家族連れらでにぎわった。
同園によると、群生地では毎年7〜8月ごろ、約13ヘクタールにわたり、気高いピンク色の花々が咲き誇る。同園は96年の開園時から見ごろに合わせて祭りを開いている。象鼻杯では来園者がハスの葉に注いだ地酒やミネラルウオーターを茎を通して味わった。家族らと訪れた大阪府茨木市の小学1年生、山本りささん(6)は「最初は茎が苦かったけど、おいしかった」。
「ハスの実ようかん」が楽しめる茶席が設けられたほか、ハスの生け花も展示されている。26日は生け花や野菜、果物で作る彫刻のデモンストレーションがある。問い合わせは同園(077・568・2332)。【南文枝】
■ハスの葉で象鼻杯、ほんのり苦く 草津の水生植物公園で祭り(京都新聞電子版)
見ごろを迎えたハスを楽しむ「ハス祭り」が25日、滋賀県草津市下物町の水生植物公園みずの森で始まり、来園者が同園に隣接する有数のハス群生やハスにちなんだ催しを満喫した。
ハスの葉と茎を使って酒や水を飲む「象鼻杯」では、園内で育てたハスの葉に同市の観光大使が少量の酒や水を注ぎ、来園者が茎を通して飲み干した。
また、ハスの生け花の展示や箏(こと)の演奏などの催しもあり、大勢の来園者でにぎわった。
象鼻杯を楽しんだ近江八幡市鷹飼町北の小学2年錦織菜々加さん(7)と野々加さん(7)の姉妹は「口を付けたとき少し苦かったけど、水がやってきて面白かった」と話していた。祭りは26日も行われる。入園料が必要。
09/07/25
■アートな湖面 烏丸半島でハス見ごろ(京都新聞電子版)
琵琶湖の烏丸半島(滋賀県草津市下物町)で、群生しているハスの花が見ごろを迎えている。湖面を覆う緑のじゅうたんの上で鮮やかなピンクの花が咲き誇り、連日、多くの人が詰めかけている。
ハスは、半島東の約13ヘクタールにわたって群生している。花びらが美しく広がる午前中に訪れる人が多く、ゆっくりと眺めたり、カメラを構えるなどして湖岸を彩る夏の風物詩を楽しんでいる。
近くの市立水生植物公園みずの森によると、開花状況は春に暖かい日が続いた影響で例年より1週間ほど早く、好天が続けば今月末まで楽しめるという。
また、同園は25、26日にハス祭りを開き、生け花展や葉で地酒を飲む催しなどでハスの魅力を伝える。
09/07/24
■カジキ釣り真っ盛り 紀伊半島南部の港町にぎわう(紀伊民報AGARA)
近場にカジキのポイントがある紀伊半島南部は、カジキ釣りシーズン真っ盛り。京阪神などからクルーザーがやってきたり、週末になるとすさみ町や串本町を基地に大会が開かれたりして、港町はにぎわいを増している。
紀伊半島南部では、白浜町椿から新宮市にかけ、海岸沖約5キロに、がけのように急に深くなる「落ち込み」がある。そこに集まるスルメイカを餌にするカジキの良好な漁場となる。
カジキ釣りの基地として人気のすさみ港は、大会以外でも多い日は40隻ほどのクルーザーが停泊する。漁場に近いだけでなく、港周辺に暗礁が少なく、入出港が比較的楽なことが人気の理由という。
4、5日にはすさみ港を本部に西日本で最大、全国でも有数のカジキ釣り大会「第15回ビルフィッシュトーナメント」が開かれ、116チームが参加した。そのうち50チーム以上は初回から参加しているリピーター。
同大会は町や観光協会、商工会、漁協などが、まちおこしのきっかけにしようと「マリンスポーツフェスティバル実行委員会」をつくり、1995年に始めた。当初は40チームほどの参加だったが、参加費が安価なことなどから年々増えた。すさみファンになり、京阪神からボランティアで運営を手伝いに来てくれる人もいる。
地域経済の振興にもつながっている。2007年に町が調べたところ、開催日2日間の燃料、宿泊、飲食だけで1000万円の経済効果があった。朝本紀夫観光協会長は「6月〜9月上旬のシーズンでみると、年間数億円の経済効果は見込めるのでは」と話す。
串本町でも16〜19日、「JGFAビルフィッシュトーナメントin串本」(同実行委主催)があった。今年は第20回の記念大会として期間を1日増やし、過去最高の70チームが参加した。
この後もすさみ港や串本港ではカジキ釣りの大会がある。25、26日は第10回新西宮ヨットハーバー南紀ビッグファイトトーナメント(同実行委主催)と第3回関西ビルフィッシュトーナメント(同実行委主催)がすさみ港を基地にカジキ類やシイラ、マグロ類、カツオ、サワラを対象に開かれる。
8月6〜8日は「和歌山マリーナシティ ヨット倶楽部」などでつくるビルフィッシュトーナメント実行委員会主催の「ロイヤルパインズカップ第12回和歌山ビルフィッシュトーナメント」が串本港を基地にして開かれる。
■改正銃刀法:カキ殻むき用、最多の735本−−特定刀剣類の回収(毎日jp北海道)
道警が23日発表したダガーナイフなどの特定刀剣類(刃渡り5・5センチで両刃、鋭利な刃物)の回収状況によると、道内は1367本。種類別では漁業関係者が持っていたカキの殻むき用ナイフが735本と最多だった。
殻むき用ナイフ以外はダガーナイフ349本▽ダイバー用ナイフ145本▽アウトドアナイフ56本−−の順。地域別では、漁業の盛んな地域を抱える札幌や釧路方面などが多かった。都道府県別では岐阜県(2215本)に次いで2番目。
道警は7月4日までの半年間を改正銃刀法の禁止規定の適用猶予期間として回収を呼びかけた。しかし、6月下旬になって殻むき用ナイフも禁止規定に抵触することが判明。急きょ同ナイフも回収対象に加えるなど、一部混乱した経緯がある。【吉井理記】
■アオコ:琵琶湖で発生 今年初(毎日jp滋賀)
県は23日、琵琶湖で今年初めてアオコの発生を確認したと発表した。83年に琵琶湖で初めてアオコが見つかって以来、1年で最も早かった08年と同じ日の発生となった。
場所は大津市雄琴の雄琴港で、約24平方メートルの規模。水面を薄緑色の膜が覆う状態だという。【後藤由耶】
■琵琶湖でアオコ発生、昨年と同じ早い時期(nikkansports.com)
滋賀県琵琶湖再生課は23日、大津市雄琴の雄琴港で、アオコの発生を確認したと発表した。1983年の初確認以来、昨年と並んで最も早い時期の発生としている。
同課によると、長さ8メートル、幅3メートルにわたり発生していた。晴天の23日は湖岸付近の水温が28度まで上昇。前日まで降った雨に、アオコになるプランクトンの栄養分の窒素が含まれていたことなどが原因とみられる。
アオコはミクロキスティスなどの植物プランクトンが水面に大量発生する現象。琵琶湖では85年以降、毎年確認されている。(共同)
■琵琶湖で「お水取り」 「結ぶ会」きょう富士山登頂し奉納(Chunichi Web滋賀)
琵琶湖の水を富士山頂に奉納するために湖水をくみ取る行事「お水取り」が23日、近江八幡市長命寺町の水ケ浜であった。
同市の「富士と琵琶湖を結ぶ会」が1957(昭和32)年から続けている。
行事は「大男が近江の土を掘って一晩で富士山をつくり、掘った跡に水がたまり琵琶湖になった」という伝承にちなむ。
浜近くの市神神社浜宮で祈願した後、結ぶ会の塩田善弥会長と深尾勝義副会長が白装束姿で、木おけで水をくみ取った。
一行29人は24日早朝から富士山に登り湖水を納め、山頂の水を持ち帰って8月下旬に琵琶湖に注ぐ。
この交流が縁で、同市と地元の静岡県富士宮市は68年、夫婦都市提携を結んだ。(松瀬晴行)
■富士山頂に注ぐ湖水、厳かにくむ 近江八幡で「お水取り」(京都新聞電子版)
富士山頂に注ぐため琵琶湖の水をくむ「お水取り」が23日、滋賀県近江八幡市長命寺町の水ケ浜で行われた。
神が近江の土を掘って富士山を作り、穴が琵琶湖になったという伝説にちなみ、同市と静岡県富士宮市の市民が、琵琶湖の水を富士山頂に注ぎ富士山頂のわき水を琵琶湖に注ぐ交流を1957年から続けている。
この日は近江八幡市の「富士と琵琶湖を結ぶ会」の会員約40人が浜を訪れ、塩田善弥会長らが白装束姿で手おけに水をくんだ。この後、約30人が25日までの日程で富士山登山へ出発した。
09/07/23
■琵琶湖で今年もアオコが発生(msn産経ニュース)
滋賀県琵琶湖再生課は23日、大津市雄琴の雄琴港で、アオコの発生を確認したと発表した。昭和58年の初確認以来、昨年と並んで最も早い時期の発生としている。
同課によると、長さ8メートル、幅3メートルにわたり発生していた。晴天の23日は湖岸付近の水温が28度まで上昇。前日まで降った雨に、アオコになるプランクトンの栄養分の窒素が含まれていたことなどが原因とみられる。
アオコはミクロキスティスなどの植物プランクトンが水面に大量発生する現象。琵琶湖では60年以降、毎年確認されている。
■自民、民主が「県版公約」(Yomiuri On Line滋賀)
8月18日公示、同30日投開票の衆院選で、自民、民主両党の県連は、党本部が策定するマニフェスト(公約)とは別に、琵琶湖の環境保全などを盛り込んだ独自の「県版マニフェスト」を掲げて選挙戦に臨む。衆院選でのこうした対応は両県連とも初めて。県特有の政策課題への対応を有権者にアピールすることで、「地元重視」の姿勢をアピールし、支持を広げるのが狙いだ。
自民党は県内の前衆院議員らが中心となり、県が実施する琵琶湖の水質改善や生態系保全に関する政策のほか、漁業振興や調査研究などの取り組みに国の財政支援を義務づけるなどした「琵琶湖再生法案」を2月に策定。与野党協議が進まず、国会には提出されなかったというが、19日の県連役員会で、県版マニフェストをつくり、法制化などについて盛り込むことを決めた。
党本部のマニフェストを見極めて、県版マニフェストの内容や文言などを最終調整するといい、県連幹事長の吉田清一県議は「県の事情を踏まえた経済・雇用対策や福祉政策なども盛り込みたい」と話している。
一方、民主党県連は2008年9月、県版マニフェストの策定方針を発表した。大阪地裁で特定調停中の県造林公社、びわ湖造林公社の債務問題に絡み、全国の林業公社に対する国の支援強化策を明記。栗東市の産業廃棄物処分場への対応を巡る県と周辺住民の対立が続いていることから、廃棄物処理に国の財政支援を受けられる産廃特措法の期限(2012年度)の延長などを盛り込む。
琵琶湖を含む淀川水系の総合保全に、国や関係府県、住民、NPOなどが共同で取り組むことを定めた法律の制定を検討することもて掲げる見通しで、県連政策調査会長の徳永久志・参院議員は「党本部のマニフェストが明らかになった直後に公表したい」としている。
これに対し、共産党県委員会は県版マニフェストという形ではなく、製造業の比重が大きい県の産業構造の特徴を踏まえ、派遣労働者の救済や雇用確保の必要性などを具体的事例を交えながら訴えていく方針。
幸福実現党県本部は「今のところ、考えていない」としている。
■地方点描:困惑[男鹿支局](さきがけ on The Web)
「八郎湖が元気になる野菜」をご存じだろうか。外来魚のブラックバスなど食用が一般的でない八郎湖の「未利用魚」を加工した魚粉肥料で育てた野菜である。大潟村の約80農家が栽培し、昨年から本格的に販売している。
野菜の袋には、野菜や魚の図柄に「魚粉肥料使用」などと記した直径5センチほどの丸い形のシールを張るなど他の野菜と差別化を図ってきた。袋にシールを張ってPRしてきたことで、消費者の認知度が徐々に高まり人気は上々だったという。
しかし、このシールが間もなく店頭から姿を消す。県が作成した新たなシールが突然、生産者に届いたからだ。「販売当初から、シールの作成を県に頼んできたが一向に進まず、村が作ったものを使いやっと認知されてきたのに」「以前のものより、目立たない」
この肥料、野菜作りは、2007年度から県秋田地域振興局が進める「環八郎湖・水の郷(さと)創出プロジェクト」の一環。生態系に影響を及ぼす外来魚などを循環資源として活用する取り組みだ。新たなシールは「八郎太郎物語」をイメージする竜がメーン。昨年、県は流域の小学生を対象に環境学習会を開き、イラストを募集。409点の中から選ばれた最優秀作品を基に作成した。県の担当者は「シール作成を検討する中で、子どもたちにもこの事業を理解してもらい、普及、啓発につなげようとしたら、今になってしまった」と語る。
県と村によって作られた新シールは約20万枚。現場を置き去りにした計画は、生産者の困惑を招き、月日を重ね築いてきた愛着心や認知度を瓦解(がかい)させた。
09/07/22
■カワアナゴ:琵琶湖で初捕獲 生態系乱すおそれ−−守山(毎日jp滋賀)
県は21日、守山市木浜町沖の琵琶湖で、本来は琵琶湖に生息しないハゼ科の「カワアナゴ」(全長約24センチ、体重約160グラム)1匹が見つかったと発表した。外来魚駆除用に設置された小型定置網にかかった。琵琶湖で発見されたのは、県が統計を取り始めた94年以来、初めて。
県水産試験場によると、カワアナゴは茨城県以南の太平洋側、四国、九州などの河川の下流や海水と淡水が混ざる汽水域に生息。在来種を捕食し、生態系を乱す恐れがあるという。カワアナゴは観賞用に流通しており、琵琶湖に放流された可能性がある。
琵琶湖では、在来種以外の魚の無許可放流が県漁業調整規則で禁止されている。【後藤由耶】
■カワアナゴ、琵琶湖で初捕獲…滋賀(Yomiuri On Line関西発)
観賞魚逃がす?滋賀県水産試験場「放流やめて」
滋賀県水産試験場は21日、琵琶湖には生息していないカワアナゴが、守山市木浜町で見つかった、と発表した。県内でカワアナゴが捕獲されたのは、集計を取り始めた1994年以降初めて。
カワアナゴはハゼ科で、茨城県以南の本州太平洋側や四国、九州などに分布。捕獲されたのは全長23・8センチ、重さ160・6グラムで、成魚とみられる。同試験場によると、守山漁協の組合員が同日朝、外来魚駆除用の小型定置網にかかっているのを見つけた。
近年、観賞魚として流通しているといい、同試験場は「ペットとして飼いきれなくなり、逃がした可能性が高い。生態系を乱す要因になり、無責任に天然水域に放すのはやめてほしい」としている。
09/07/21
■カワアナゴ、琵琶湖で初捕獲 甲賀の川ではワニガメ(京都新聞電子版)
滋賀県守山市木浜町沖の琵琶湖で21日、本来は琵琶湖に生息していないハゼ科のカワアナゴ1匹が初捕獲された。観賞魚として流通しており、県はペットとして飼われていたのが放流されたとみている。
捕獲されたカワアナゴは全長約24センチ、体重約160グラムの成魚。県によると、小魚やエビをえさにするため、琵琶湖で繁殖すると在来魚が食害に遭う可能性があるという。
一方、20日には甲賀市甲南町杉谷の水谷川で、外来種のワニガメ1匹が捕獲された。県内では2006年以来3匹目で、人に危害を加える恐れもあるという。
■チームサントピア(神戸)が優勝 カジキ釣り大会(紀伊民報AGARA)
串本町沖で釣ったカジキの大きさを競う「第20回JGFAビルフィッシュトーナメントイン串本」(同実行委主催)が 16〜19日、同町の串本港を基地にあった。近畿地方を中心に70チーム300人が出場し、121.2キロのクロカジキを釣ったチームサントピア=神戸市=が総合優勝した。
国際ゲームフィッシュ協会(IGFA)のルールに基づき、釣り糸の強度別によって異なる倍数を、釣ったカジキの重量に掛けるなどして得点を出す。
串本からは4チームが出場した。17、18日が午前6時から午後3時まで、19日が午前5時から11時までと時間を制限して釣った。計8匹のカジキが釣り上げられた。うち5匹がタグを付けて放され、3匹が計量された。
19日の表彰式は、同町サンゴ台の串本ロイヤルホテルであった。121.2キロのクロカジキを釣った平野進さん(37)=兵庫県洲本市=は「優勝できてうれしい。いい思い出ができた」と喜んだ。
16日はパーティーがあり、17日はもちまきがあった。18日は体験クルージングもあった。
■カジキ豊漁で黒字決算 与那国町漁協(八重山毎日新聞オンライン)
水揚げ5年ぶり1000本台
2年連続黒字で累積赤字圧縮
与那国町漁協(上地常夫組合長)の2008年度の決算は、前年度決算の2.1倍にあたる1383万の黒字を計上し、累積赤字を1億6633万円に圧縮した。カジキなどの販売事業が好調だったことによるもので、黒字は2年連続。本年度計画は1231万3千円(前年度実績比11.0%減)の黒字が目標。
販売事業では、カジキの水揚げが1185本で5年振りに1000本台を回復したことから、総水揚は前年度実績比19.6%増の128トン、金額では同32.1%増の8326万6000円。計画比でも、総水揚6.7%増、金額4.1%増。
水揚げ増に伴い、製氷冷凍事業の製氷事業は前年度実績比25.4%増、計画比3.3%増だった。
燃料などの購買事業は漁船の大型化か員外船の利用拡大により、前年度実績比20.7%増、計画比26.5%増の2692万6907円。
加工事業は、前年度実績は25.7%上回ったものの、計画を33.8%下回った。ソデイカなどの水揚げが振るわなかった。
共済事業は目標額に達しなかった。
漁場利用事業では、遊漁船からの申告を徹底させたことにより、前年度実績比11.7%増、計画比20.0%増となった。
09/07/20
■「部分日食」正しい観察法で楽しんで 大津市科学館指導主事に聞く(京都新聞電子版)
日本で46年ぶりの皆既日食が見られる22日が迫り、壮大な天体ショーへの期待が高まっている。滋賀県では、太陽の約8割が欠ける「部分日食」が観察できる。午前9時48分に右上から欠け始め、午後0時25分まで続く。食が最大になるのは午前11時6分という。しかし、誤った見方をすると目を痛める危険もある。正しい観察方法や見どころを大津市科学館TEL077(522)1907の藤井一彦指導主事に聞いた。
−県内ではどのように観察できるのか。
午前11時6分のピーク時には、大津市では約80%が欠けて三日月のようになる。北へ行くほど欠けは小さくなるが、長浜市など北部でもほぼ同時刻に同じような形で見られる。太陽が見られるところならどこでも観察できる。
−それだけ欠けると辺りは暗くなるのか。
すべてが欠ける皆既日食なら辺りが暗くなって星も見えるというが、太陽の光は強いので部分日食ではそこまで暗くはならない。夕暮れ時よりも明るく、曇り時くらいの感じになる。
−正しい観察法は。
直接見たり下敷きなどを通して見ると、紫外線や赤外線で目を傷つける恐れがある。カメラ量販店などで売っている専用の眼鏡を使ってほしい。
手に入らなければ、太陽の方を見るのではなく、地面や机などに映して観測する方法もある。簡単なのは名刺大の紙に千枚通しなどどで1〜2ミリの穴を開けたものを使うやり方。この穴を太陽光が通ると、地面に太陽と同じ形の光の像が映る。よく見える高さがあるので、紙を上下させて調節してほしい。
−ほかにアドバイスは。
夏休みの自由研究にするなら、太陽の形だけでなく、気温の変化や、周囲の生き物の様子にも着目してほしい。動物は敏感なので、鳥が騒いだりするかもしれない。日食観察を機に、自然への興味を深めてほしい。
県内でも観察会
県内各地で日食の観察会が開かれる。
多賀町では、ダイニックアストロパーク天究館とあけぼのパーク多賀の2カ所で午前9時半から観望会が開かれる。日食サングラスや望遠鏡、ピンホールカメラなどで観察する。参加無料。
高島市の市新旭水鳥観察センターは午前10時半から、望遠鏡に取り付けたプレートに太陽の像を投影する方法やピンホール法などで観察する。参加費は高校生以上200円。雨天・曇天は中止。
同市のガリバー青少年旅行村は午前9時から観察会を開く。手作りの太陽眼鏡や望遠鏡での投影法、木漏れ日などを使って観察する。日食新聞を作るほか、飯ごう炊さんでカレーを作る。小学生を含む親子対象で、定員10家族。参加費1人2500円(幼児500円)。申し込みはグリーンウォーカークラブネイチャーガイド研究所TEL0740(38)8055。
■湖の風景のびのび描く 守山 園児や児童、写生に挑戦(京都新聞電子版)
琵琶湖や漁港を描く写生会が19日、滋賀県守山市木浜町の木浜漁港で開かれた。市内の園児や小学生ら親子約80人が参加し、白い画用紙に思い思いに絵筆を走らせた。
同市の幼保、小中学校の50〜80代の元教諭17人でつくる「子どもの美術応援あうん塾」が開催した。北村潔塾頭は「感動したことを表現することで感性を豊かにしてほしい」と話し、定期的に写生会を企画している。
子どもたちは港に停泊する漁船の前に座り、目の前に広がる琵琶湖の風景を見ながら、絵の具やクレヨンなどを使い、多彩な色使いで描いていた。琵琶湖大橋や観覧車、漁船を描いた吉身小1年の西川和志君(6)は「楽しく描いた」と笑顔で話していた。今回の作品展を9月に同市立図書館で予定している。
■嘉田知事:公約を自己評価 財政再建はC判定(毎日jp滋賀)
嘉田由紀子知事の後援会「かだ由紀子と歩む会」が19日、大津市であり、20日で4年目の任期を迎える嘉田知事が3年間の県政を振り返り、就任時に掲げたマニフェストの自己評価を発表した。A〜Dの4段階で、3年連続A判定は知事報酬の2割と退職金(4435万円)のカットのみ。財政難を乗り切るために国からの税源移譲を主張する知事は21日に解散が迫る衆院選について「民意が変わり始め、公共事業などの無駄遣いを『おかしい』と言えるようになった。地方分権が進むか否か、(投票日の)8月30日に試される」と語った。
県政の緊急課題に掲げた「新幹線栗東新駅建設」問題については、新駅を凍結した影響で区画整理事業も中止となったが、「浮いた百数十億円の財源を福祉や教育などに回せていない」として昨年同様B判定。「ダム建設」問題は昨年までC判定だったがBに昇格。県営芹谷ダム(多賀町)を中止したほか、京都・大阪両府との連携で国の大戸川ダム建設計画が凍結となったことを理由に挙げた。3年連続D判定は「琵琶湖のレジャー利用税」導入と「県立高校の体制整備」で、双方実現の見通しは不透明としている。
財政再建にかかわる項目は「努力不足」としてC判定。知事会で国の直轄負担金の見直しを推進していることに触れ「公共事業のあり方に大きな動きが出そう。地方分権は今、隔世の感がある。これが30日の衆院選で試される」と期待感を示した。【安部拓輝】
■ウオーターボールに行列 湖北の「祭典」、家族連れでにぎわう(Chunichi Web滋賀)
琵琶湖の恵みに感謝し地域の自然や歴史文化に親しむ「水とロマンの祭典」が19日、湖北町尾上の尾上漁港周辺で開かれ、家族連れらでにぎわった。
ニゴロブナやハスなどの「湖魚つかみ」のコーナーでは、水着姿の子どもたちが、プールに放された魚を追いかけて大はしゃぎ。透明の球体に入って湖上を歩く「ウオーターボール」は、順番待ちの行列ができる人気ぶりだった。
友人と訪れた長浜北小4年の中村舞希さんと雑賀彩乃さんは「フワフワしながら、水の上に浮いているのが面白かった」と笑顔を見せた。
暑さに涼を求める来場者で、流しそうめんのコーナーも盛況。プロバスケットボールチーム滋賀レイクスターズを応援するレイクスチアリーダーズも駆けつけ、ダンスで花を添えた。(近藤歩)
■伊庭内湖のヨシを園芸用チップに 八日市南高 商品化、活用法提案(京都新聞電子版)
滋賀県東近江市春日町の八日市南高が、園芸用として伊庭内湖(同市)のヨシをチップに加工する試みを進めている。花壇などに敷くことで雑草抑制などの効果を期待しており、目指すは商品化。同高は「農業高校ならではの視点で、新しいヨシの活用法を提案したい」と意気込んでいる。
モデルは園芸用に普及しているウッドチップで、伊庭内湖で刈り取ったヨシを機械で細かく粉砕して作る。花壇などに5センチほどの厚さに敷き詰めれば、光合成を妨げて雑草が生えにくくなるという。
さらに、材質が固く土の中に水分をため込みすぎるウッドチップと違い、ヨシは内部が空洞のため通気性が高い。水分が適度に蒸発し、「植える植物の成長に適している」(同高)という。
2007年に同高が伊庭内湖でヨシ刈りをした際、捨てられるヨシを見た教諭が「園芸用に使えるのでは」とひらめいた。生徒と一緒に実験を重ねて抑草効果を確認、昨年7月から実用化した。
これまで加工したヨシの量は約4トンで、校内や地域の花壇で使っている。授業にもチップ加工を取り入れており、今後さらに効果を研究する予定だ。
11月をめどに商品化を検討中で、同高緑地デザイン科の松井仙一郎教諭(37)は「伊庭内湖産ヨシの園芸チップとして、地域の人に使ってほしい」と期待している。
■知事「公約100%実現は困難」3回目自己評価(Yomiuri On Line滋賀)
嘉田知事は19日、2006年7月の知事選で掲げたマニフェスト(公約)の実現度をA〜Dの4段階で自己評価し、大津市内で開いた後援会の会合で公表した。知事は「マニフェストに財源と期間を個別的に書き過ぎ、100%実行しにくい」と述べ、10年7月の任期満了までにマニフェストの内容をすべて実現するのは難しいとの認識を示した。
自己評価の公開は今回で3回目で、評価対象となるのは、新幹線新駅建設の凍結などの緊急提言と政策の計43項目。「具体的な成果が現れている」のAは前回と同様、知事報酬のカットだけで、「一定の成果が現れている」のBは前回より4項目多い18項目となった。
Bに“格上げ”となったのは、ダム問題や自然エネルギーの利用促進などの項目。ダム問題は前回はCだったが、県営芹谷ダム(多賀町)の中止や大戸川ダム(大津市)の凍結などが理由で、知事は今後1年間、ダム中止に伴う課題解決に取り組む姿勢を強調した。
「引き続き努力する必要がある」のCは借金総額減少など22項目(前回23項目)。「具体的な取り組みを行っていない」のDは琵琶湖レジャー利用税導入など2項目(同5項目)だった。
09/07/19
■ボート転覆、男性2人救助 強風の琵琶湖 遊泳中の女性も(京都新聞電子版)
19日午後3時10分ごろ、大津市今堅田1丁目の琵琶湖沖約200メートルで、バス釣り中のボートが高波を受けて転覆。東大阪市の会社員男性(35)と同僚男性(24)が、ボートにつかまり漂流したが、通報を受けた貸し船店のボートに約30分後に救助された。
同じころ、同市南小松の近江舞子中浜水泳場の沖約25メートルで、遊泳中の大阪府枚方市の女性(18)が高波でおぼれかけ、浜辺の行楽客に助けられた。
3人とも、けがはなかった。大津北署によると、当時は滋賀県全域に雷注意報が発令中で、強風が吹くなど不安定な天候だった。
■西日本、日本海側中心に激しい雨 20日も大雨のおそれ(asahi.com)
梅雨前線の南下に伴い、西日本では19日、各地で激しい雨が降った。同日午後7時までに観測された各地の1時間あたりの降水量は、鳥取県大山町で65.0ミリ、松江市で52.5ミリ、京都府福知山市で43.5ミリ、兵庫県新温泉町で39.0ミリなど。気象庁によると、西日本では20日朝にかけて、局地的に雷を伴って1時間に50ミリ前後の激しい雨が降るおそれがあるという。
また、皆既日食が見られる22日の鹿児島県奄美地方の天気予報は曇り時々晴れで、同庁の担当者は「雲が多めだが、今の時点では皆既日食を観察できる可能性はある」。西日本各地は曇り一時雨で、予報通りだと部分日食が見える可能性は低いという。
■水辺の匠ステージ:琵琶湖の水や生態系考える 家族連れでにぎわう−−大津(毎日jp滋賀)
県内外の環境保全団体が、遊びを通じて琵琶湖の水や生態系保護の大切さを伝える「水辺の匠(たくみ) おもしろステージ」が18日、大津市黒津4の「ウォーターステーション琵琶」で始まり、多くの家族連れでにぎわった。
「水辺の自然と環境」「湖国の歴史と文化」など五つのステージを設け、各団体の活動をパネル紹介するほか、生き物教室やセタシジミ、小アユの試食・販売などもしている。
「草津湖岸コハクチョウを愛する会」事務局長で、今回の実行委員長を務める吉岡美佐子さんは、冬に訪れるコハクチョウの生態をスライドで紹介。釣り糸や釣り針が体に絡まって動けなくなる水鳥が年々増えているといい、「生き物を大切に」と呼び掛けた。
間伐材など利用の木工教室も開催。家族で来た京都府精華町の町立川西小4年、井上諒祐君(9)はヨシの茎を削って笛を作り「意外と簡単。うまく音が出るように練習しなきゃ」と話した。
20日まで。入場無料。午前10時〜午後4時。【豊田将志】
09/07/18
■夕暮れの琵琶湖バックに演奏 大津・なぎさ公園で催し(京都新聞電子版)
光と音で琵琶湖岸を彩る「大津まちなか食と灯(あか)りの祭2009−サマーステージ」が、18日、大津市のなぎさ公園一帯で始まり、夏休み初日を迎えた子どもたちやカップルが訪れた。
大津市中心部などの活性化を願い、同祭の実行委員会が昨秋に続き開催。公園内の「打出の森」を3万個の電球で飾り、「おまつり広場」との2カ所でプロやアマチュアバンドによるクラシックやジャズコンサートを実施する。
この日は、夕焼けに輝く湖面をバックに優しい音楽が奏でられ、聴衆を魅了していた。25日まで。
■吉宗像にオーダーメード救命胴衣 和歌山海保が「献上」(asahi.com滋賀)
和歌山市の和歌山城近くにある江戸幕府8代将軍、徳川吉宗の像に18日、和歌山海上保安部がマリンレジャーの季節に合わせ、オレンジ色の救命胴衣を着せた。
馬に乗って手綱を握り、脇に刀を差しているため、普通の救命胴衣は着られない。サイズを計り、約1万円かけてオーダーメード品を製作した。25日まで着用する。
紀州藩主だった吉宗は「おぼれて死ぬのは武士の恥」と、立ち泳ぎなどの古式泳法を推奨。海保担当者は「今は救命胴衣を着けないと恥になる時代」と着用をPR。
09/07/17
■ヨシ大きく育て湖岸に植え替えへ 野洲・中主小5年生が苗植え付け(京都新聞電子版)
琵琶湖の環境にとって大切なヨシに触れようと、滋賀県野洲市の中主小で16日、5年生118人がヨシ苗をポットに植える作業に取り組んだ。
市民らでつくる「びわ湖の水と地域の環境を守る会」や同市などが協力して4年前から続けている。ヨシ苗は同会があやめ浜で育てたり、近江八幡市の業者から譲り受けたものを使った。
児童らは底に穴が開いたポットに移植ごてを使って半分ほど土を入れた後、約30〜50センチの苗を入れて土をかぶせ、校内の池に入れた。浦谷一輝君(10)は「茎は柔らかく、葉っぱはさらさらしていた。大きく育ってほしい」と話していた。
同会は11月、成長したヨシを湖岸に植え替える一般参加のイベントを予定している。
■おさかな勉強会:桃野小4年生が見学や稚魚放流−−みなかみ(毎日jp群馬)
水資源機構沼田総合管理所はこのほど、みなかみ町藤原の矢木沢ダム管理所と奥利根湖(同ダム湖)で、同町立桃野小学校4年生児童を対象に「おくとね湖のおさかな勉強会」を開いた。
利根漁業協同組合の星野芳造専務理事が同湖に生息する魚や、外来種のコクチバスによる被害などについて説明。児童らは、同組合員のコクチバス駆除作業を見学したり、イワナの稚魚(体長8〜10センチ)1万匹を放流したほか、調査船での同湖見学やダム堰体(えんたい)内見学で歓声を上げていた。
コクチバスが網に何匹もかかっているのを見た鈴木ひとみちゃん(9)は「すごかった」と驚いていた。【松本時夫】
09/07/16
■クジラと一緒に海水浴 くじら浜海水浴場がオープン 太地町(南紀州新聞ネット版)
太地町の「クジラに出会える海水浴場」が15日オープンした。くじらの博物館近く「くじら浜海水浴場」(旧畠尻海水浴場)の海中に網を張り、オキゴンドウとハナゴンドウの2頭を放し、遊泳客が間近にクジラを観察できるようにしている。
2頭は体長3・5b、体重383`の雄のオキゴンドウ(愛称・キース)と体長2・7b、体重243`の雌のハナゴンドウ(愛称・ニール)。
期間中は特設ステージからクジラを観察できるほか、一日2回の餌の時間(午前11時30分・午後1時30分)にジャンプや回転など簡単なパフォーマンスを披露してくれる。また、いけすから放し、海水浴場の入場は無料。8月23日(日)まで実施予定。
■びわ湖大花火大会:来月7日、前売り中−−大津(毎日jp滋賀)
琵琶湖の夏の風物詩「2009びわ湖大花火大会」(実行委主催)が来月7日、大津港一帯で開催される(荒天時は10日)。観客は昨年並みの約35万人を見込んでいる。
今年のテーマも昨年に引き続き「びわ湖自然散策」。桜の名所として名高い「海津大崎」の桜や、湖東三山を色鮮やかに染める秋の紅葉、「居醒の清水」で知られる湖北地域の清流など、滋賀県が誇る美しい自然をモチーフに、約1万発の花火を打ち上げる。
花火は7日午後7時半から約1時間。大津港一帯の観覧席は前売り券3800円、当日券4300円。京阪石山駅内の石山駅観光案内所、JR堅田駅前の観光案内所、琵琶湖汽船本社のほか、JTB、日本旅行、近畿日本ツーリストの各支店・代理店で購入できる。問い合わせはびわこビジターズビューロー(077・511・1530)。
一方、同市柳が崎の「びわ湖大津館」も特設会場を設ける。観覧席は残り約400席。3500円。問い合わせは同館(077・511・4187)。【豊田将志】
■奥利根湖の魚学ぶ 児童ら外来魚駆除を見学(Yomiuri On Line群馬)
みなかみ町の矢木沢ダムのダム湖「奥利根湖」で14日、小学生を対象にした「おくとね湖のおさかな勉強会」が開かれた。水資源機構沼田総合管理所がダム湖での環境保全の取り組みなどを知ってもらおうと毎年開いており、この日は町立桃野小の4年生ら約40人が参加した。
児童らは、利根漁業協同組合の星野芳造専務理事から、奥利根湖に住む魚の種類や、外来魚のコクチバスの駆除の必要性などについて説明を受けた後、桟橋でイワナやヤマメの稚魚の放流やコクチバスの駆除作業を見学したり、ボートに分乗して湖を見て回ったりした。
09/07/15
■三日月状に欠ける皆既日食(asahi.com滋賀)
【22日、多賀や高島で観察会】
日本では46年ぶりに皆既日食を見ることができる22日、県内各地でも観察会が開かれる。日本気象協会によると、彦根地方では午前9時48分ごろから太陽の右上から欠け始め、同11時6分ごろには約80%欠けた三日月のような太陽が観測できる。過去の統計に基づく当日晴れとなる晴天率は60%。
多賀町ではダイニックアストロパーク天究館(同町多賀)と町立博物館(同町四手)で「特別観望会」を開く。午前9時半〜午後0時半、両会場で日食サングラス計400個を用意して参加者を迎える。天究館では望遠鏡による観測もする。参加費無料、申し込み不要。
天究館の高橋進館長は「今年最大の天文ショー。黒い下敷きや普通のサングラスは赤外線を通し知らないうちに目を痛める。日食用サングラスなどで観察を」と話す。
高島市新旭町饗庭の市新旭水鳥観察センターでは午前10時半〜正午に「日食観察会」を開く。雨天中止。
村尾嘉彦館長の指導を受けながら、望遠鏡による投影法や箱に針で穴を開けて映し出すピンホール法などを用いて観察する。入館料200円(中学生以下は無料)。
■Yahoo!ジオシティーズの大規模障害、一部データ消失の可能性(INTERNET Watch)
ヤフーの無料ホームページサービス「Yahoo!ジオシティーズ」は、13日午後1時43分ごろから発生しているシステム障害について、最新の状況を明らかにした。
不具合の原因は、HDDの故障によるものだという。現在、復旧作業を進めており、Yahoo!ジオシティーズ全ユーザーのうち、約95%はホームページの閲覧・更新が可能になっているとのこと。
また、一部のユーザーは、現在もサービスが利用できないほか、データが消失した可能性もあるという。ヤフーは、「復旧に尽力しておりますが、万一、データが消失した場合は、対象のお客様へ個別にご連絡をいたします」としている。
このほか、ジオシティーズの新規開設、ジオプラス/ジオライトなど有料プランへの変更、マイドメインからのアクセス(一部ユーザー)は15日現在も利用できない。復旧作業の最新状況については、「Yahoo!ジオシティーズからのお知らせ」ページにて報告される。
■球体に入り湖上歩こう 19日、湖北で「水とロマンの祭典」(Chunichi Web滋賀)
琵琶湖の恵みに感謝し地域の自然や歴史文化に親しむ「水とロマンの祭典」が19日、湖北町尾上の尾上漁港周辺で開かれる。透明の球体に入って水上を歩く「ウオーターボール」など湖上での遊びや、ニゴロブナの稚魚放流、湖魚づかみ、湖底遺跡についての講演など、多彩な催しが繰り広げられる。
4月に改装オープンした葛籠尾崎(つづらおざき)湖底遺跡資料館と、湖北野鳥センターは当日に限り入館無料。プロバスケットボールチームの滋賀レイクスターズを応援するレイクスチアリーダーズも駆けつけ、ダンスで花を添える。
来場者ははしやコップ、皿を持参すると50円券とポップコーンがもらえる。問い合わせは町まちづくり課=電0749(78)8305=へ。(近藤歩)
09/07/14
■カキ殻むきナイフも規制 県警、改正銃刀法で周知(岩手日報ネット版)
ダガーナイフなどの所持を禁じた改正銃刀法で、カキの殻むき用ナイフも一部が規制対象となった。県警は今月から周知を始め、これまでに10本余りを回収。カキを扱う漁業者や調理師らにとって必需品なだけに、県警は「法に触れるか判断が必要だ。迷ったら相談してほしい」と呼び掛けている。
同法は▽刃渡り5・5センチ以上の両刃▽先端が著しく鋭い―などの要件を満たすナイフの所持を新たに禁じた。1月に施行され、猶予期間を経た今月5日からは違反者に3年以下の懲役または50万円以下の罰金が科されるようになった。
カキの殻むきナイフは両刃で、先端が鋭いものが多い。警察庁は6月下旬、北海道警からの問い合わせに対し「一部が規制対象になる」と判断。これを受けて県警も県内の漁協や飲食店、量販店などへの周知を進め、10本余りを回収した。
県警生活環境課によると、規制対象になるかどうかは、先端部の鋭さのほか、刃の幅や厚さなどを考慮。警察庁に照会する場合もあるという。
同ナイフを20年以上製造している県沿岸部の業者は「警察の確認で規制対象にならないとされ安心した。しかし、基準があいまいで分かりづらい」と話す。
同課の及川哲也次長は「規制対象になるかはケース・バイ・ケース。まずは最寄りの警察に相談してほしい」と呼び掛ける。
■なぎさ公園で「大津まちなか食と灯りの祭」−ライブイベント多彩に(びわ湖大津経済新聞)
なぎさ公園打出の森となぎさ公園おまつり広場で7月18日、市民参加型イベント「大津まちなか食と灯りの祭2009〜サマーステージ〜」が始まる。2007年より始まった同イベントだが、夏の開催は初めて。
期間中、なぎさ公園打出の森では今年4月にオープンした「なぎさのテラス」の芝生ゾーンにステージを設け、ジャズやクラシックなどを演奏する「夕凪コンサート」(18日〜25日、19時〜・20時〜)を開くほか、「イルミネーション〜なぎさのルミエール〜」(18日〜25日、日没〜22時)としてなぎさ公園をライトアップする。
なぎさ公園おまつり広場では、ハワイアンやポップスなどアップテンポな楽曲を演奏する「なぎさコンサート」(18日・19日・25日)を展開するほか、滋賀県司厨士協会に所属するシェフと子どもたちが県内で収穫した野菜を使って料理する「めざせキッズシェフ!!」(25日)も予定。
同委員会の田山さんは「このイベントで、夏にびわ湖で開かれる数々のイベントのトップバッターとして盛り上げていきたい。各イベントが連携し大津地域の活性化につながれば」と話す。
今月25日まで。
■大津市で35・6度 今夏初の猛暑日(京都新聞電子版)
県内全域が太平洋高気圧に覆われた滋賀県では14日、朝から強い日差しが降り注ぎ、大津市で最高気温35・6度(平年29・1度)を記録し、この夏初めての猛暑日となった。
彦根地方気象台によると、県内は雲がなく風も弱かったため各地で気温が上昇。東近江市34・1度、甲賀市土山33・6度、彦根市32・5度などとなった。
大津市内では日傘を差す女性が目立ち、琵琶湖大橋では逃げ水現象が見られ、自転車や車が地面に揺れて映った。強い日差しに通行人らは顔を真っ赤にして汗を流していた。
同気象台は、15日も気温は30度を超えるが、午後から雲が出るため、14日ほどは暑くならないとみている。
■地引き網:外来魚が大漁 宮ケ浜で94人の親子体験−−近江八幡(毎日jp滋賀)
◇カヌーやいかだ乗りも
琵琶湖に生息する魚について学習し、水辺の景観や水質保全に関心を持ってもらおうと、11日、近江八幡市沖島町の宮ケ浜で地引き網体験会が開かれた。31組94人の親子が参加。大漁だったが、とれた魚はほとんどが外来魚で、参加した親子は今さらながら外来魚の多さに驚いていた。
琵琶湖お魚探検隊(丹波喜徳代表)が水と緑の市民環境会議(木ノ切英雄会長)などの協力で開催。沖島漁協の協力で浜に網を張り、子どもたちが網をたぐり寄せると、ブラックバスやブルーギルが大漁だった。一方、アユやハス、オイカワなどの在来種は数えるほどしか網に入っていなかった。
参加者らはお魚探検隊員らからとれた魚の見分け方や生態などについて話を聞いた後、カヌーの試乗体験や手作りいかだで水遊びを楽しみ、最後に「琵琶湖にもっと在来種を増やそう」とニゴロブナの稚魚3000匹を放流した。【斎藤和夫】
■TOSHI、琵琶湖保全願う 草津で歌声披露(Chunichi Web滋賀)
琵琶湖の保全を目的とした歌手TOSHIさんのコンサートが12日夜、草津市野路のしが県民芸術創造館であり、エコや癒やしをテーマにした曲を美しい歌声で披露した。
TOSHIさんは人気ロックバンド「X JAPAN」のボーカルで、環境保護を訴えるソロ活動もしている。「びわ湖と地球を守ろう」と題した今回の公演は、売り上げの15%が県の「びわ湖環境保全事業」に寄付される。
栗東市の人材派遣とWEB制作の会社が主催した。
TOSHIさんはソロで発表してきた曲を10曲ほど熱唱。「琵琶湖のおいしい水を取り戻すきっかけになれば」と思いも交えながら、持ち前の高い歌声で500人の観客を引きつけていた。(添田隆典)
09/07/13
■ビワパール、輝き再び 滋賀県真珠養殖組合 出荷へ(京都新聞電子版)
滋賀県真珠養殖漁業協同組合(近江八幡市)が本年度から、淡水真珠の母貝、イケチョウガイの養殖に乗り出した。かつて真珠や母貝の養殖が盛んだった琵琶湖の内湖、西の湖(同市・安土町)に母貝が育つ環境がよみがえったためで、琵琶湖産の淡水真珠「ビワパール」の生産量回復を目指す。
同組合が母貝の養殖を手がけるのは、1959年の設立以来初めて。西の湖では県真珠母貝養殖漁協(安土町)が母貝を養殖していたが、水草が異常繁茂して母貝が育たなくなったうえ、中国産淡水真珠に押され真珠養殖業者が次々に廃業。
2006年の同組合破産以降、真珠養殖業者は手持ちの母貝を使ったり、自前で細々と母貝を養殖していた。
県が同年から西の湖の湖底を耕運し水草を除くなど手入れを続け、母貝の生息環境が改善。県水産試験場(彦根市)の調査でも母貝の生育が確認されたことなどから、養殖に乗り出すことを決めた。
真珠養殖漁協は事業開始に伴い今春に3人を雇用し、5月から母貝の幼生の採取を始めた。西の湖畔2カ所の養殖池で稚貝を育てており、秋には貝を西の湖の棚に移す予定。出荷は2、3年後で「年産10万個を目指す」(齋木勲組合長)としている。
色や形の多様さが魅力の淡水真珠の生産は、琵琶湖では最盛期の1971年には6241キロ(農水省調べ)に上った。だが、80年代半ばから急減し、2007年には32キロに落ち込んでいる。
齋木組合長は「母貝を安定供給する態勢を整え、研究を重ねて中国にはない淡水真珠を生産するとともに、琵琶湖産をブランド化し、生産量回復につなげたい」としている。
■琵琶湖1周、694人スタート 健康ウオーキング第1区間(京都新聞電子版)
琵琶湖1周約235キロを歩いて巡る「琵琶湖1周健康ウオーキング」(滋賀県ウオーキング協会主催)が12日始まった。参加者694人がスタート地点の米原市役所を出発、湖北の湖岸の眺めを楽しみながら第1区間を歩いた。
琵琶湖1周を1コース12〜19キロで15区間に分けて、来年12月まで月1回ペースで歩く。滋賀県は湖岸1周の達成者を認定する取り組みの第1弾と位置づけ、終了後に認定書を交付する。
市役所であった出発式では、県ウオーキング協会の志村里士会長が「五感を働かせて琵琶湖や湖国の魅力も発見してほしい」とあいさつ。参加者はこの日のゴールである奥びわスポーツの森(長浜市)を目指し、ゆっくりと湖岸沿いを進んだ。
■琵琶湖一周へ米原スタート 15回で踏破目指す(Chunichi Web滋賀)
琵琶湖一周(約240キロ)を15回に分けて来年12月までの1年半弱で踏破する「琵琶湖一周健康ウオーキング」が12日開幕した。700人ほどの参加者が初回のコースの米原−長浜駅間を元気よく歩いた。
県ウオーキング協会の主催。昨年のスポレク滋賀でも同様のイベントが開かれた。
今回の参加申し込みは関西を中心に、遠くは千葉や福岡県からあった。年齢では60代が多く、最高齢は83歳。幼児の応募もあった。
各回はJR駅を発着点に12〜19キロあり、1〜2カ月に1回のペースで行う。全15回を歩き抜くと琵琶湖一周完歩の認定書がもらえる。
米原市役所駐車場での出発式では、県ウオーキング協会の志村里士会長が「多くの仲間と大自然の中で五感を働かせながら歩いていただきたい」と激励。全員で準備体操をした後、出発した。
大津市に住む妹2人と参加した京都市の会社員村田真一さん(60)は「3人で歩き通して、いい思い出にしたい」と力を込めていた。(伊藤弘喜)
09/07/12
■大物続々ヒット 国際カジキ釣り大会(琉球新報ネット版)
【与那国】第20回日本最西端与那国島国際カジキ釣り大会(与那国町主催)が3〜5日まで同町久部良漁港や周辺海域で行われた。島最大のイベントには、国内外から大勢の観光客らが詰め掛け、闘牛やのど自慢、与那国馬の体験乗馬などさまざまなイベントも開催され、にぎわった。
2日間にわたる競技では、計10本のカジキが釣り上げられ、赤マチ会(仲西常雄さん、新垣哲也さん)が最大の185キロのクロカワカジキを釣り上げた。優勝は142キロと110キロの2匹を釣り上げたセブンシーズFC(藤江隆行さん、国米啓次さん)だった。
大会最終日には初日に釣れた115キロのカジキの丸焼きが無料で振る舞われた。内臓を取り出した後、クバの葉とバナナの葉を敷いて、卵白や塩を乗せて葉をかぶせ、6時間かけて焼いた。
丸焼きは町産業振興課とまちづくり課が担当。まちづくり課長の東〓安伸さん(47)は「今年は20回の記念大会ということもあり、失敗しないよう特に気を使った。今年のは一番いい出来だった」と話した。
(東〓リエ通信員)
※注:東濱通信員の「濱」は、右側がウカンムリに眉の目が貝
■琵琶湖に浮かんで自然学習 「ウオーターボール」人気(asahi.com関西)
ひんやりとした水面を感じながら琵琶湖を観察――ビニール製の球体「ウオーターボール」に入り水辺の自然を学ぶ企画が人気を集めている。
琵琶湖の自然を身近に感じて欲しいと、地元のアウトドアスポーツクラブ「オーパルオプテックス」が、大津市雄琴の湖畔で今年3月から始めた。参加した愛知県安城市の会社員、水野百子さん(23)は「藻が多く魚はあまり見えなかったが、水に浮かんでいるようで気持ちよかった」と楽しんでいた。
予約制で教材費込みで中学生以上が1人4200円。小学生は3150円。問い合わせは同クラブ(077・579・7111)へ。
09/07/11
■銀りんきらめき子ら歓声 琵琶湖の宮ケ浜で地引き網(京都新聞電子版)
琵琶湖岸の宮ケ浜(滋賀県近江八幡市沖島町)で11日、親子連れらが地引き網を体験した。外来魚中心だが、たくさんの魚がかかり、夏の日差しが照りつける浜辺に子どもたちの歓声が響いた。
同市の市民団体「琵琶湖お魚探検隊」(丹波喜徳代表)などが初めて企画し、同市を中心に約100人が参加した。
参加者は浜辺に並び、地元の漁師が仕掛けた網を引いた。魚の跳びはねる姿が見えると子どもたちは「魚がいた」「大きい」と大はしゃぎし、魚をつかんで見せ合うなどしていた。体長約60センチのブラックバスやブルーギルのほか、在来種のニゴイ、ビワヒガイ、ハス、アユなど計約10キロの魚が捕れた。
この日は地引き網のほか、カヌー体験やいかだ作り体験、ニゴロブナの放流も行った。
■農と自然の体験:田の草取りや稚魚の放流 泥んこスポーツも楽しむ−−彦根(毎日jp滋賀)
彦根市薩摩町の「水土里(みどり)ふれあい農園」でこのほど、「農と自然の体験」があり、家族連れなど185人が田んぼの草取りやニゴロブナの稚魚の放流、泥んこスポーツを楽しんだ。
市内の農業団体や行政機関などで組織する農業体験活動実行委(疋田克美会長)が主催。農業体験を通じて、食育の推進と農業への理解を深めるのが狙いで、5月の田植え体験などに続き2回目。この日は、約60組の親子らが参加した。田んぼに入り、草取りの後、体長1〜3センチ弱に育ったニゴロブナを網で捕まえ、琵琶湖につながる水路に放流する“魚の引っ越し”を体験した。
隣接する約700平方メートルの田んぼでは、泥んこスポーツの大会があり、泥の中に張られたバーをくぐり抜けたりラケットに玉を乗せて走るゲームや、親子二人三脚などが繰り広げられた。
9月の第3回イベントでは稲刈りやハサ掛けを体験する。【松井圀夫】
■懸案の道路拡幅、本格始動へ 国道161号 大津港口交差点周辺(京都新聞電子版)
渋滞や事故の頻発に悩まされている国道161号大津港口交差点(大津市浜大津)周辺で、国による道路拡幅事業が、本年度から本格的に始動する。大津市は過去、周辺の再開発計画の一環として交差点改良を目指したが不調に終わっており、今回は国に全面協力するかたちで実現を目指す。
同交差点は時間帯によって通行できる車線数が変わる変則3車線道路の起点。しかし、信号の西側約200メートル区間は、右折レーンを確保するため、実質的には上下1車線しかなく、朝夕などラッシュ時には渋滞の原因となり、年間20件前後の追突事故も起きている。
同区間の4車線化は、国土交通省の「交通安全対策事業」の位置づけで、2008年度以降、滋賀国道工事事務所が予定地調査を行った。今秋からは地権者との補償交渉を本格化する見込みで、市は交渉の窓口となり、スムーズな事業進行を支援する。
市は1980年代末以降、2度にわたり交差点北西区域の再開発の一環として、国道を拡幅する計画を策定。しかし、市と地権者との調整が付かず、いずれも頓挫している。このため、市は道路拡幅に絞り、国に事業化を要望していた。市市街地整備課は「国に全面的に協力したい」と話し、同事務所は「渋滞や事故など問題の大変多い場所。優先して取り組みたい」としている。
■東レの新石川工場、社長ら本格稼働祝う(asahi.com石川)
能美市北市町の東レ石川工場で10日、米ボーイング社が開発中の次世代航空機「ボーイング787」にも使われる炭素繊維素材の新工場が本格稼働を始めた。工場内で稼働記念の式典があり、東レの榊原定征社長や森喜朗元首相、ボーイング社の関係者らがテープカットをして稼働開始を祝った。
東レによると、新工場で生産するのは、炭素繊維に樹脂を浸透させてシート状に加工した「プリプレグ」という素材製品。軽くて丈夫なため、ゴルフクラブのシャフトや釣りざおなどのほか、ボーイング787型航空機の主翼と尾翼、胴体の構造材にも採用され、既に同社の愛媛工場(愛媛県松前町)などで生産されている。
ただ、787型機は当初、昨年5月の予定だった1号機の納入が5回にわたって延期され、試験飛行の予定も立たないなど、開発が大幅に遅れている。約70億円を投じて昨年10月に完成した新工場も、当初の計画より稼働が約半年遅らされ、地元から新規採用された従業員約70人のうち、約50人が愛媛工場で研修を受けてきたという。
新工場では当面、稼働率を5割程度に抑え、愛媛工場の生産の一部を移管してスポーツ用品向けの製品を生産しながら、約1年余りかかるというボーイング社による素材の認定作業を待つ。
榊原社長は「787型機は米国での増産に向けた準備も進んでいると聞いているので大いに期待している。炭素繊維は東レの最も重要な戦略的事業。石川工場で生産された製品がボーイングの翼となって世界へ羽ばたく日を心待ちにしている」と話した。
09/07/10
■池に車転落、飛び込み男性を救助 守山のつり場(京都新聞電子版)
10日午後2時半ごろ、滋賀県守山市木浜町の同市魚つり場で、通行人の男性(34)がつり場の池に水没しかけている車を見つけた。近くにいた釣り人らに応援を求めたところ、大阪府茨木市南春日丘7丁目、会社員横山英樹さん(40)が池に飛び込み、軽トラックのドアを開け草津市の自営業男性(61)を引っ張り出して救助した。自営業男性は病院に運ばれたが、けがなどはなかった。
守山署によると、現場は水深約1・3メートル。自営業男性が運転を誤り、池の側道から転落したとみている。
■琵琶湖で恒例の遠泳、力強く 朽木中3年生20人(京都新聞電子版)
高島市の朽木中3年生20人が9日、同市今津町中浜などの琵琶湖で恒例の遠泳を行い、力泳をみせた。
10年以上続けており、数年前からは3年だけで行っている。琵琶湖で遠泳大会を行う県内の小中学校は少なくなっている、という。
この日は、今津海洋センター前の浜から泳力別で0・5キロ、1キロ、2キロを泳いだ。中には、1人で2回に分け計3キロ泳いだ生徒もいた。いずれも集団で列を作り、ボートが併走した。自信のない生徒は、タイヤの浮き輪を使い、1キロで45分、2キロで1時間半程度かけ、ゴールが近づくと教師や保護者から「頑張れ」と声が飛んだ。1キロを泳いだ吉田淳子さん(14)は「滋賀県に住んでいるのでいい思い出になった。足がつかないので、疲れたときは怖かった」と話していた。
■魚ぴちぴち 友わくわく(asahi.com滋賀)
【山の子と湖の子 沖島で交流】
鈴鹿山系にある甲賀市土山町、市立鮎河(あいが)小学校の3、4年生5人が9日、琵琶湖・沖島の近江八幡市立沖島小学校(児童9人)を訪ね、地引き網漁をするなど交流を深めた=写真。「山の子」と「湖(うみ)の子」の交流は89年から続く。山の子どもたちは沖島小に1泊して思い出をたくさんつくる。
鮎河小の5人は3時間余りかけて沖島小に到着。体育館での出会いの集いで鮎河小が民謡「鈴鹿馬子唄(まごうた)」を歌うと、沖島小は全員で沖島太鼓を披露して歓迎した。その後、学校専用の砂浜で島の人たちが準備した地引き網を引いた。たぐり寄せると小魚が跳びはね児童を喜ばせたが、大半がブラックバスとブルーギル。琵琶湖の現状を目の当たりにした。
鮎河小4年の黒河望子(みこ)さん(9)は「運動会の綱引きよりえらかったけど、みんなで引っ張り、楽しかった。すぐ友だちになれた」とうれしそうだった。
■銃器で竹生島のカワウ駆除 長浜市、きょうから34日間(Chunichi Web滋賀)
樹木の枯死被害などが深刻な竹生島のカワウ対策で、長浜市は、エアライフルと散弾銃による駆除を、10日から10月30日までのうち34日間程度実施する。生息数の4分の1程度にあたる1万5000羽の駆除を目指す。
駆除は県猟友会に委託。10日から8月13日はエアライフルを、同月17日から10月30日は散弾銃を使って、それぞれの期間中、17日間程度を作業に充てる。
エアライフルによる駆除は、島内を4区域に分け、猟友会会員4人が樹木に止まっているカワウを狙う。散弾銃は、島周囲の湖に配置した3隻の船から、それぞれ3人が飛んでいるカワウを撃つ。事業費1650万円。市農林水産課は「竹生島の景観を守るため努力したい」と話す。
昨秋の県の調査によると、竹生島におけるカワウの生息数は、5万8000羽余りと前年から倍増。市は3月、2007年7月以来の銃器による駆除を実施、16日間にわたりエアライフルで計792羽を捕殺した。(近藤歩)
■ブラックバス卵駆除効果(Yomiuri On Line山口)
椹野川人工産卵床で30万個引き揚げ
山口市を流れる椹野(ふしの)川で、県や地元漁協が取り組んでいる人工産卵床を使ったブラックバスの卵駆除が効果を挙げている。今年は過去最多の約30万個が産み付けられており、漁協は「ブラックバスの減少につなげ、川の生態系と漁獲量を守っていきたい」としている。
県によると、外来魚のブラックバスは、1匹で年間3・6キロ前後の魚や甲殻類を食べるとされる。さらに、雌1匹で2000〜14万5000個を産卵するなど非常に繁殖力が強く、各地でアユなどの食害も報告されている。
椹野川でも約10年前から、「アユが釣れなくなった」といった声が聞かれ始めていたため、県や椹野川漁業協同組合が2005年から、繁殖を抑えるための卵の駆除を始めた。
産卵床は石を敷き詰めた縦45センチ、横75センチのプラスチックのかご。産卵期の5月上旬〜6月末、水深1メートル前後の川底に沈め、3日おきに引き揚げ、孵化(ふか)前の卵を取り出す。
最初の年は20か所に設置したが産卵はゼロ。06年は約1万3800個、07年は約4万個だった。試行錯誤を重ねる中で、「河川の合流地点で、流れがよどんでいる」といった場所に産卵することが分かり、08年には前年の5倍以上となる約22万7000個の駆除が確認されたという。
同漁協の田中実次長は「詳しい調査は行っていないが、以前に比べると、ブラックバスの成魚は減少しているように思う。30万もの卵を孵化させなかっただけでも大きな前進。地道な取り組みを続けていきたい」と話していた。
09/07/09
■びわ湖で大学対抗「ウォーターボール」大会−水上を50メートル歩行(びわ湖大津経済新聞)
NWWA日本ウォーターウォーク協会(大津市木の岡町)は8月30日、大津市雄琴湖岸緑地公園広場沖で「NWWAウォーターボールde水上歩行競技大会onびわこ」を開催する。
同大会は、来年に開催予定の「水上歩行コンテストonびわこ」のプレ大会として実施。びわ湖西岸の新たなびわ湖の名物として「びわ湖から世界に」をテーマに開く。
競技は、イタリアで開発された直径約2.5メートルのウオーターボールに入り、50メートルのタイムトライアルレースを行うもの。大学・大学院生が参加対象となり、30チームのエントリーを予定する。チームは、水上を走る「ウォーターウォーカー」1人、カヌー伴走者1人、応援1〜3人で構成する。
同協会理事長の御舩泰秀さんは「大学生には優秀な学生も多く、いろいろなアイデア(サイエンス)を持ってたくさん参加してほしい。将来的にはサイエンスコンテストとしてびわ湖から世界に発信するとともに、水とのふれあいを通じて環境についても考えるきっかけになれば」と話す。
現在、エントリーを受け付けている。締め切りは7月27日。
■イチモンジタナゴ展示 草津の琵琶湖博物館(Chunichi Web滋賀)
草津市の県立琵琶湖博物館は、今年繁殖した希少淡水魚・イチモンジタナゴの稚魚を12日まで展示している。
イチモンジタナゴは体長4〜6センチのコイ科の魚。ピンクやエメラルドグリーンの帯状の文様が、成魚の雄の体にあるのが特徴。琵琶湖や瀬田川でみられたが、卵を産み付ける二枚貝が減り、外来魚が侵入するなど、成育環境の変化で数が激減。2007年、県の希少野生動植物種に指定され、捕獲が禁止された。
博物館は、05年から繁殖に取り組んでおり、今年4月に産卵した250匹のうち成長した40匹を展示している。水槽内では、体長1〜3センチほどの稚魚が、透明な小さな体でスイスイ泳いでおり、来場者の目を楽しませている。
入館料は大人750円、大学・高校生400円、中学生以下は無料。(添田隆典)
09/07/08
■県立大生、湖魚料理に挑戦 滋賀 漁師がさばき方助言(京都新聞電子版)
若い世代に琵琶湖の幸に親しんでもらおうと、滋賀県彦根市の滋賀県立大で7日、湖魚を使った調理実習があった。学生らは漁師のアドバイスを受けながら、ビワマス料理などに挑戦した。
湖魚文化の継承を目指し、県水産課が同大学で毎年実施している。管理栄養士を目指す生活栄養学科の学生約40人が、ビワマスの炊き込みご飯やコアユつくだ煮、スジエビのかき揚げなど6種類の料理に取り組んだ。県漁連青年会の若手漁師らの指導の下、学生たちはビワマスの3枚下ろしなどを体験。50センチもある魚を苦労しながらさばいていた。参加した脇坂真美さん(19)は「湖魚の料理は初めて。ビワマスの身をうまく切り離すのが難しかった」と話していた。
■19日湖北・尾上漁港 水とロマンの祭典(Yomiuri On Line滋賀)
水遊びや魚の放流などを通して琵琶湖の素晴らしさを肌で感じてもらう催し「2009 水とロマンの祭典」が19日、湖北町の尾上漁港周辺で開かれる。
町などで作る実行委員会が毎年開いており、今年が24回目。ニゴロブナの稚魚の放流やニジマス釣り体験があり、屋台やフリーマーケットも出店する。
当日は、会場近くの湖北野鳥センターと葛籠(つづら)尾崎湖底遺跡資料館が無料開放され、同資料館では「湖底遺跡から見る縄文時代」と題した講演もある。
午前9時〜午後3時半。問い合わせは町まちづくり課(0749・78・8305)。
09/07/07
■田辺中心に集中豪雨 64歳男性、川に流され死亡(紀伊民報AGARA)
6日から7日にかけて和歌山県田辺市やその周辺地域で局地的な大雨が降り、河川のはんらんや土砂崩れが発生。田辺市秋津川の右会津川では、近くの電気工事業、丸山充男さん(64)が流され死亡した。田辺市稲成町と同市古尾では会津川のはんらんによる床上・床下浸水があり、計約200世帯に避難勧告が出た。市街地では冠水で通行止めが相次いだ。
田辺市は6日午後11時ごろ、土砂災害警戒情報の発令を受け警戒準備体制をとり、7日午前7時、真砂充敏市長を本部長とする災害対策本部を設置。午前7時から7時半にかけ、同市古尾と稲成町の計200戸に避難を勧告した。古尾や稲成町などで床上浸水が60戸、床下浸水が約150戸に上った。古尾の浸水地域には、ボートを出して救出に当たった。同市湊八幡町の民家では土砂崩れの後、出火し全焼した。隣接する民家では崩土で女性1人が一時室内に閉じ込められた。
開設した避難所には、午前11時現在、稲成小学校に23人(9世帯)、八幡町内会館に20人が避難している。
対策本部によると、浸水したのは古尾、江川川辺、稲成町、中芳養団地、湊会津町、上秋津左向谷、上秋津の農業集落排水施設、芳養町大屋、中芳養の農業集落排水施設。崩土は上芳養(白梅街道)、芳養町田川、八幡町(湊山崎)であった。
田辺市秋津川の右会津川では午前6時半ごろ、丸山さんが田んぼの状況を見に行き、川に流された。消防署員が丸山さんを午前9時25分に発見し、防災ヘリコプターで南和歌山医療センターに搬送したが、死亡が確認された。
田辺市芳養町では山の斜面が崩れ、隣接する民家の男性が一時閉じ込められたが、救出された。田辺市の高尾山では、頂上付近から斜面が約300メートルにわたって崩れた。ほかにも各地で土砂崩れが発生している。
高速道路で通行止め
各地で幹線道路が通行止めになったり、電車に運休や遅れが出たり、交通網にも乱れが出ている。
西日本高速道路によると、阪和自動車道は、みなべインターチェンジ(IC)北側約1キロの下り車線で土砂崩れがあり、雨量の基準値も超えたため、7日午前7時半から南紀田辺IC―印南ICの上下線で通行止めとなっている。復旧のめどは立っていない。
同日正午現在、田辺市龍神村龍神の国道371号(高野龍神スカイライン)が土砂崩れのため全面通行止め、同市稲成町の県道秋津川田辺線も復旧していない。
JR紀勢線では早朝から降った大雨のため、白浜駅―岩代駅で徐行運転を行った。同日正午現在、特急6本と普通3本が運休、14本に最大1時間の遅れが出ている。
学校は自宅待機多数
幼稚園と小中学校、高校、特別支援学校も自宅待機や臨時休校になった。
県教委によると7日午前8時半現在、自宅待機は幼稚園でみなべ町1園、田辺市3園、白浜町1園。小学校は田辺市16校、白浜町と上富田町、みなべ町で5校ずつ。中学校はみなべ町4校、田辺市9校、白浜町3校、上富田町1校。
県立学校は紀中地方の3高校と田辺西牟婁地方の1高校、特別支援学校3校が自宅待機、特別支援学校1校が臨時休校となった。印南町では2小学校と1中学校が自宅待機になっている。
各地で雨量200ミリ超
6日午後に田辺西牟婁地方や紀中地方に大雨洪水警報が発令された。和歌山地方気象台によると、5日午前2時から7日午前まで断続的に降り続いた。7日午前9時までの積算雨量は、白浜(消防本部)245.5ミリ▽栗栖川(田辺市)225.5ミリ▽龍神(同)222.5ミリ▽護摩壇山(同)217.5ミリと、200ミリ以上のところも多い。田辺市消防本部(田辺市新屋敷町)によると、7日午前0時から9時までに194ミリ降った。6日には138.5ミリを観測している。
■大雨、猛威振るう 田辺各地で被害、土砂崩れも(紀伊民報AGARA)
6日から7日にかけて和歌山県紀南地方に降った大雨は、死傷者を出す被害となった。田辺市秋津川では男性が川に流され死亡した。同市湊八幡町では、民家が倒壊し、出火。土砂崩れで一時、家屋の中に閉じ込められた人もいた。
田辺市秋津川では、電気工事業、丸山充男さん(64)が川に流され死亡した。市によると、丸山さんは水田を見に行って行方不明になったという。
丸山さんが発見された現場は、救急車が入ることができない水田の谷あい。防災ヘリコプターにより、隊員がロープで降りて丸山さんをつり上げ搬送した。
田辺市芳養町の80代男性宅では同日朝、隣接する山の斜面が崩れ、家屋の一部が壊れた。男性は一時、閉じ込められたが、家族や消防が駆け付け、無事に救出された。男性は「ここの山がこんなに崩れたのは初めて」と話した。
民家倒壊で全焼
7日午前9時10分ごろ、田辺市湊、国道424号八幡町交差点近くで土砂崩れがあり、近くに住む永岡洋一さん方=木造2階建て=の家屋が倒壊、出火した。永岡さん宅は全焼。隣接するアパートにも延焼したが、ぼやの状態で消し止められた。焼失面積は正午現在、分かっていない。この土砂崩れで、永岡さん方とつながる民家2軒も倒壊、うち1軒ではパート従業員山田隆雄さん(62)の長女幸子さん(36)が一時閉じこめられたが、無事救出された。軽傷の見込み。
山田さんは幸子さんと妻の和子さん(62)の3人暮らしで、当時は幸子さんだけが家にいた。
自宅近くで心配していた隆雄さんや和子さんは「本当に良かった」と胸をなで下ろした。
「バリバリ」。八幡町内会の垣城光会長(66)は、午前9時15分ごろ、山田さん宅に接していた山が崩れる音を聞いた。電線が切れ、ショートする光も目にした。「あれが火事の原因ではないだろうか」と話している。
はんらんで道路冠水 床上浸水も
田辺市古尾地区では満潮と豪雨が重なり午前6時すぎ、会津川や稲成川が一気にはんらんし、地区内の道路が冠水した。午前7時前にピークを迎え、床上浸水した民家もあった。住民らによると、冠水は三十数年ぶりだという。
54歳の自営業男性宅は床上浸水。男性は「午前5時ごろ、自宅近くの排水溝から水が流れていないのを見て、これはまずいと思い、近所に声を掛けた。一番漬かった所で床上40〜50センチはあったのではないか」と話した。67歳男性の店舗も床上浸水し「あっという間だった。今日一日は片付けに追われる」と肩を落とした。
61歳男性は「午前6時すぎ、見る見る間に水が増えた。道路に出れば、腰の高さまで水が来ていた。自宅はかろうじて床上浸水は免れたが、怖かった」という。
古尾や稲成町で 住民が避難
田辺市では古尾地区や稲成町の一部で避難勧告が出た。田辺市上の山の田辺第三小学校には、午前8時20分から30分にかけて住民7人が一時避難し、午前10時すぎに帰宅した。
古尾の66歳女性はボートで避難。「床上20センチまで水が来た。怖かった」と話した。78歳女性は「放送を聞き、朝ご飯を食べずに午前8時半ごろ学校に着いた。避難は初めてのことで、まさかと思った」と話した。
田辺市稲成町の稲成小学校には住民20人が避難。午前7時半に避難してきたという稲成町の67歳女性は「逃げるので精いっぱいだった。外に出ると辺り一面水浸しで動けない車もあった」。別の67歳女性は「いつも雨が降ると水がたまってしまう場所で心配していた。今回はいつもと水の動きが違った」。午前9時には避難した81歳女性は「荒光川の水が増水し怖かった。近所の人が山が崩れると危ないと声を掛けてくれたので避難した」と話した。
■ブラックバス撲滅釣り大会:立科・女神湖にワカサギを 穴釣り復活目指す(毎日jp長野)
◇2日間で205人534匹の大漁
立科町の女神湖にワカサギを呼び戻そうと4、5の両日、「ブラックバス撲滅釣り大会」が開かれた。2日間でルアー釣りファン205人が参加。釣果は計534匹に上り、大漁の成果を上げた。
女神湖は周囲1・8キロで湖面積約25万平方メートル。川の流入とわき水をため、農業用水として整備された。冬のワカサギの穴釣りやヘラブナの釣り場としても人気だったが、水質浄化を図るため95年から釣りを禁止した。その間、ひそかに放流されたブラックバスが繁殖し、ワカサギやフナの稚魚などが食べられる被害が発生。ワカサギは姿を消した。
町では、本来の生態系を取り戻そうと、県水産試験場佐久支場の協力で、01年から撲滅釣り大会を定期的に開催。04年までに約1800匹を釣って駆除、生息数の減少を図ってきた。しかし大会が中断した05年以降、再び増え始めたため、同湖を管理する女神湖センターが、今年6月初めから、岸辺の産卵場所を調査し、ふ化を抑制するとともに撲滅釣り作戦を再開した。
釣り大会は4日が夕方の3時間、5日は午前中の5時間。参加者はルアー釣りで、体長10センチから30センチ級の大物を釣り上げた。釣った魚は佐久支場が持ち帰り、食性などを調べる。同支場の河野成実・主任研究員は「ブラックバスは繁殖力が旺盛。数を減らすことでワカサギやフナが共存する環境ができる」と言う。
同センター企画担当、土屋えりかさんは、「女神湖は標高1500メートルあり、氷の厚さは30センチ以上。冬季は氷上ドライブに提供しているが、観光資源として冬の風物詩である穴釣りを数年後には復活させたい」と期待を寄せている。【藤澤正和】
09/07/06
■最終日もクロカワ3本 与那国カジキ釣り(八重山毎日新聞オンライン)
【与那国】第20回日本最西端与那国島国際カジキ釣り大会(町主催)は5日、競技2日目を行って閉幕した。5日はクロカワカジキ3本の釣果があり、今大会のカジキは 2日間で合わせて10本。トローリング部門では2日間で2本のカジキをゲットしたセブンシーズFC(大阪)が優勝した。
競技開始から2時間後に台湾から参加の台湾釣漁協チームが82キロのカジキを釣り上げ、今大会は競技2日目も好調な滑り出し。その後、午前10時すぎに134キロのカジキ、午後1時40分ごろに128キロのカジキが揚がり、久部良漁港を沸かせた。
競技後は、午後7時からの閉会式に続き、アトラクションがあり、参加者や町民がステージを楽しんだ。カジキの丸焼きもふるまわれ、好評だった。
■一斉清掃:美しいびわ湖に、各地で汗−−草津(毎日jp滋賀)
「びわ湖の日」(7月1日)に合わせた「びわ湖を美しくする運動」の一斉清掃が5日も、県内各地で行われた。草津市内の湖岸では、市民団体や同市などでつくる「美しい湖国をつくる会草津支部」(村田泰志支部長)のメンバーと市民ボランティアら合わせて約10人が早朝から、ごみ拾いに汗を流した。
同支部は、湖岸の清掃や花植え、ごみの持ち帰りの啓発など、湖の環境美化に取り組んでいる。参加者らは、同市志那町の駐車場に集合。緑地や岩場に捨てられたペットボトルや空き缶、プラスチック容器、たばこの吸い殻などを集めていった。
村田支部長は「釣りやバーベキューで多くの人が訪れる時期なので、気持ちよく使ってもらおうと思った。出たごみは持ち帰ってほしい」と話した。【南文枝】
09/07/05
■初日7本上々の釣果 第20回与那国カジキ釣り大会(八重山毎日新聞オンライン)
初の獲物、前回の雪辱に感激
夜はハワイアンなど楽しむ
【与那国】 3日に開幕した第20回日本最西端与那国島国際カジキ釣り大会(町主催)は4日、初日の競技を行い、185キロから56キロまで7本のカジキが揚がる上々の釣果だった。会場の久部良漁港では、獲物を載せた漁船が選手とともに帰港するたびに知人や観光客らが歓声を上げながら出迎えた。大会は5日に競技2日目を行って閉幕する。
26チームが参加したトローリングは、選手たちの船が午前7時に一斉にスタート。
その後、2時間を待たずに今大会最初の釣果があり、横浜市から参加した島出身の浦崎雅博さん(61)が58キロのシロカワカジキとともに帰港。浦崎さんは3度目の大会参加で初のカジキとなり、「ようやく釣れた。最高」と感激していた。
この日2番目の大きさとなる166キロのクロカワカジキをゲットした名古屋市の杉山和由さん(40)は、釣果のなかった前回大会の雪辱を果たし、「うれしいです」。
漁民によるフィッシャーマンの部でも4本のカジキが揚がった。
町漁協の上地常夫組合長は「今日の海はべたなぎ。べたなぎになりすぎると、カジキ釣りには良くないが、潮流が早くもなく遅くもなかったことが良かった」と初日を振り返った。
磯釣りでは、町内在住の仲嶺成八さん(46)がサンニヌ台で15キロのナポレオンフィッシュ(メガネモチノウオ)を釣り上げ、漁港での計量をにぎわせた。
夜は、ステージでハワイアンフラと八重山の伝統舞踊、カサビラのライブがあった。
■三輪崎海水浴場 海開き 関係者が無事故願い安全祈願祭(紀南新聞ネット版)
新宮市の三輪崎海水浴場=東海岸=の海開きが4日あり、関係者が8月31日までの開設期間の無事故を祈って安全祈願祭を営んだ。
同海水浴場は、平成13年に復活。18・19年は県の臨港道路新設工事に伴い閉じていたが、昨年から再び漁港近くの東海岸50メートル×120メートルで開設し、4163人の利用があった。
那智海水浴場でも安全祈願祭
安全祈願祭では、関係者約20人が参列。熊野速玉大社の神職が期間中の安全を願い祝詞奏上、海を祓(はら)い清めた。【本紙記事要約】
■女神湖でブラックバス駆除の釣り会(信毎Web)
立科町の女神湖で4日、繁殖するブラックバスの駆除を目的にした釣り会が開かれた。近年ブラックバスが増え、小魚などが食べられる被害が目立っており、湖畔で観光情報の提供などをする「女神湖センター」が、かつての生態系を取り戻そうと企画した。県内各地から115人が参加し、計約400匹を釣り上げた。
釣り会は5日(午前7時〜正午)も実施。ブラックバスのフライを挟んだハンバーガーも50個限定で販売する。
09/07/04
■最多の116チーム参加 カジキ釣り大会(紀伊民報AGARA)
和歌山県すさみ町近海でカジキを釣る「第15回ビルフィッシュトーナメント」が4日、始まった。開催以来最多の116チームが参加し、腕を競った。出だしは低調で、正午までに釣り上げたのは1匹だった。
町や町商工会、漁協などでつくる「すさみスポーツフィッシング大会実行委員会」主催。5日までに釣り上げたカジキ類の総重量を競う。
選手393人が乗ったそれぞれのクルーザーが4日午前6時、大会本部のすさみ漁港を出港。トローリングで大物を狙った。
午前7時10分ごろから約1時間で5回のヒットが本部に報告されたが、その後は正午までに1回しかなかった。関係者によると、水温が低いことなどが影響したのではないかという。
4日正午までに釣り上げたのは、大阪市東成区の会社社長佐藤勝己さん(40)のチームで、重さ33キロ、全長2メートル18センチのカジキ。佐藤さんは「カジキ釣りはゲーム感覚で、ハンター気分になれるのが醍醐味(だいごみ)。しかし、今回は小さかったので残念」と話した。
すさみ町近海は全国有数のカジキ釣りポイントとして知られ、本大会は西日本でも最大級。タレントの照英さんも4年連続参加している。
■国際カジキ釣り大会が開幕 2日間にわたり競技(八重山毎日新聞オンライン)
【与那国】第20回日本最西端与那国島国際カジキ釣り大会(町主催)の開会式が3日夜、久部良漁港で行われ、前回優勝の植手章さん(40)=名古屋市=が「1本でも多くのカジキを釣り上げ、精いっぱいカジキと格闘します」と選手宣誓した。競技は4、5の2日間、トローリングと沖釣り、磯釣りを行い、合わせて91人が参加する。
同大会は、与那国を「カジキの島」としてPRしようと1990年7月に町観光協会の主催で初開催。与那国島一周マラソンと並び、島を代表する恒例イベントとして定着している。トローリングの最高記録は第9回大会(98年)の276キロ。
今大会には、トローリングに26チーム合わせて71人、沖釣りに4チーム合わせて14人、磯釣りに6人の合わせて91人が参加。
メーン会場の久部良漁港では3〜5の3日間、開会式や競技の終了後に特設ステージでのアトラクションを実施。競技が行われている時間帯には、同漁港に民具づくりやネイルアートのコーナーを設け、競技に参加していない町民や観光客に参加してもらう計画。久部良地区のナーマ浜では乗馬体験も行う。海底遺跡めぐりもある。
■途中トンネル:無料化、年度内に可否結論−−県(毎日jp滋賀)
県道路公社が管理運営する「途中トンネル有料道路」(大津市伊香立途中町)の無料化の可否について、県は「おおむね3年をめどに検討する」としていた従来方針を改め、今年度内に無料化を含めた一定の結論を出す意向を明らかにした。3日の県議会一般質問で、西川仁議員(共産党)の質問に田村英夫・土木交通部長が答弁した。
同道路は390メートルのトンネルを含む500メートルの有料道路。88年、並走する市道の渋滞緩和を目的に供用が開始されたが、有料を敬遠して生活道路である市道に迂回(うかい)する車両で混雑が続いており、市が県に無料化を要望してきた。市などは昨年11月、同道路を6日間、無料開放する「無料化実験」を行い、市道の走行車両が大幅に減少するなど効果があったという。【豊田将志】
09/07/03
■ふくしまの自然:阿武隈川の北米原産外来魚急増 対応連絡会、釣り大会で駆除(毎日jp福島)
阿武隈川で北米原産の外来魚が増え、国交省福島河川国道事務所などが対応に追われている。多くは古くから福島にいる魚を食べて生態系に大きな影響を与える。県や同事務所で作る「外来魚対応連絡会」は、一昨年から福島市の阿武隈川などで釣り大会を開催し、フライにして食べる。同事務所の栗田外美専門職は「白身でたんぱくな味。釣って食べて2度楽しみ、環境にもいい」と参加を勧めている。
同事務所によると、阿武隈川で確認された外来魚は北米原産のコクチバスとオオクチバス、ブルーギル。いずれも雑食性で、アユなどを食べる。外来生物法で、飼育や移動が禁止の特定外来生物に指定されている。
食用のため各地に輸入された。阿武隈川では90年に桑折町で初めて確認され、04年には郡山市や須賀川市など12地点で見つかった。昨年度の捕獲調査で、捕れた魚のうち3割を占めた。漁業被害額は算定されていないが、阿武隈川漁業協同組合は、アユの稚魚などを毎年2000万〜3000万円かけて放流している。
08年5月には、福島市の信夫ダムで、北米にいるナマズ科のチャネルキャットフィッシュ1匹も初めて捕獲された。8〜9月には稚魚も発見され、拡散も懸念される。
県内水面水産試験場によると、北塩原村の曽原湖では約40年前にオオクチバスが確認されている。同試験場の榎本昌宏・主任研究員は「外来魚は県内の湖沼や河川に広く生息しているとみられる。漁業や自然環境への影響は大きい」と話している。【蓬田正志】
■ため池に侵入 1%のブラックバス 小魚類食い荒らす(Yomiuri On Line宮城)
驚異的食欲明らかに
県伊豆沼・内沼環境保全財団(栗原市)と宮城大は、ため池で捕獲したオオクチバス(ブラックバス)を解剖し、驚異的な速度で小魚などを食い尽くす実態を明らかにした。池に生息する水生生物の3分の1が、全体の約1%に相当するオオクチバスが侵入しただけで、2週間足らずのうちに失われていた。財団によると、自然界の中で、一定期間に食べた量が明らかになったのは全国で初めてという。
財団は昨年9月7日、タナゴを保護していた県北地方のため池で、オオクチバス数匹が泳いでいるのを確認した。ため池の土手が崩れて水位が下がり、下流の池から入り込んだためだ。
即日、ため池の水を抜く「池干し」を行い、体長約17センチ前後で未成熟なオオクチバス82匹を捕獲、駆除した。設置していた水温計の温度が急変したことから、土手が崩れて13日間が経過していたことが分かった。
駆除したオオクチバスの一部を解剖したところ、24時間以内に少なくとも平均3匹の小魚類を食べていた。ため池全体の水生生物約9000匹。その1%相当のオオクチバス82匹が13日間で、タナゴやエビ類など全体の約33%にあたる約3000匹を食べていたことになるという。
実態を明らかにした財団の藤本泰文博士(水産学)は「放っておけば、100日程度で池の生物が食べ尽くされただろう」と指摘。このため池では、2週間ごとにタナゴの繁殖状況を調査していたため、オオクチバスの侵入を早期に発見し、駆除することができた。
だが、侵入を発見できないと、池の生態系は深刻な打撃を受ける。藤本博士は、今回の調査で明らかになったオオクチバスの驚異的な食欲の実態を踏まえ、「ほかの池でも日頃から監視をして、ブラックバスが見つかったら即、対応するべき」と警告している。
09/07/02
■セタシジミの生息数6倍に 滋賀県 水草除去、湖底耕す(京都新聞電子版)
琵琶湖の固有種セタシジミの漁場復活を目指す滋賀県の研究で、水草を除去して湖底を耕した地点では、シジミの生息数が作業をしなかった場合に比べ約6倍になったことがわかった。
県は2006年度から3年間、草津市沖の南湖に約120ヘクタールの試験区を設けて実証研究を実施。シジミを掘り取る漁具「マンガン」を船で引いて水草を根こそぎ取り除き、湖底を耕した。
シジミの稚貝11億個を放流して追跡調査したところ、湖底を耕した地点では1平方メートルあたり167個の生息が確認された。一方、水草が繁殖したままのポイントでは27個だった。水草を除去することで湖底に泥がたまらなくなり、シジミの生息に適した砂地が回復したという。
琵琶湖でのセタシジミの漁獲量は、1957年には6072トンあったが、近年は100トン未満に減少。好漁場だった南湖では、水草の大量発生が続いている。
県は本年度、さらに10億個の稚貝を放流する計画で「マンガンを使ったシジミ漁によって水草が除かれ、耕された砂地でシジミが育つという循環を復活させたい」(水産課)という。
■改正銃刀法:カキ殻むきナイフで処分も 回収猶予期限切れ前に注意呼び掛け(毎日jp北海道)
ダガーナイフなど両刃の剣の所持を禁止した改正銃刀法施行の猶予期間が7月4日に切れるのを前に、道警釧路方面本部生活安全課は1日、カキなどの殻むき用ナイフも回収対象となる事例が出たことを発表した。カキ産地として知られる厚岸町などが管内にあり、同課では「業務用でも5日以降は処分対象」と警告している。
改正銃刀法では(1)左右の均整が取れた両刃(2)刃渡り5・5センチ以上(3)先端部が著しく鋭い−−の3条件を満たす剣型刃物の所持を禁じており、違反の場合は3年以下の懲役または50万円以下の罰金となる。先月、釧路管内の住民が殻むきナイフ1本について、同方面本部に確認を求めたところ、これも回収対象に加えられた。
同課が先月下旬から、約200軒の生産者を抱える厚岸漁協(釧路管内厚岸町)などに周知を進めた結果、回収対象の殻むきナイフはなかった。しかし、産地とあって漁業者以外にも所持者は多く、今回、回収対象のナイフを持ち込んだのも一般人だった。同課は「対象かどうか微妙なケースも多く、疑問があればまず最寄りの警察署へ」と呼び掛けている。【山田泰雄】
■浜開き:「快水浴場百選」マキノサニービーチ、高木浜で−−高島(毎日jp滋賀)
環境省の「快水浴場百選」に選定されている高島市マキノ町の琵琶湖岸、マキノサニービーチが1日、高島市のトップを切って浜開きした。同ビーチの高木浜に、地元の観光、商工関係者らが集まって神事が行われ、安全と繁盛を祈願した。
浜から十数メートル沖に遊泳場の区域を示すブイが並び、さらに数十メートル沖にはエンジンボートなどの乗り入れ禁止を示す大型ブイが設置されている。この日は曇り空で、遊泳客はまだなかった。
高木浜と南側の知内浜にはオートキャンプ場も併設され、本格シーズンに入る。高島市の他の浜開き日程は次の通り。
今津浜水泳場(今津町浜分)=11日に祈願祭、12日から▽近江白浜水泳キャンプ場(安曇川町下小川)=14日に祈願祭、同日から▽白ひげ浜水泳・キャンプ場(鵜川)=2日に祈願祭、4日から。なお、萩の浜(勝野、永田)では遊泳できない。【塚原和俊】
■浜開き:安全願い、大津・近江舞子中浜水泳場で 園児40人、さっそく水遊び(毎日jp滋賀)
琵琶湖に夏の到来を告げる水泳場の浜開きが1日、大津市南小松の近江舞子中浜水泳場で行われ、地元観光協会や警察、消防関係者らが出席した。
同市北西部の湖岸沿いにある九つの水泳場が合同で実施。安全祈願の神事に続き、地元の幼稚園児約40人が「びわこさん、なかよくしようね」と声を合わせ、色とりどりの風船を一斉に空に放つと、その後は浜辺で水遊びを楽しんだ。
式典後は、大津北署と大津市消防局が合同で水難事故発生時に備える救助訓練を実施した。同署管内では、昨年7、8月に計5件の水難事故が発生し、いずれも遊泳区域外で泳いでいた男性3人が死亡した。志賀観光協会の下尾和男会長(75)は「今年は何とか水難事故をゼロにしたい」と決意を語り、観光客に対しては、「白砂青松の美しい浜に是非遊びに来てほしい」と呼びかけた。【豊田将志】
■びわ湖の日:大切な環境、かみしめ 西川さんら清掃に汗(毎日jp滋賀)
1日は「びわ湖の日」。水や環境の大切さを感じる機会にしようと、県内各地で12日まで清掃活動が展開される。大津市本堅田2の堅田漁港には1日、滋賀ふるさと観光大使として活動する「T・M・Revolution」の西川貴教さんも駆け付け、嘉田由紀子知事らと一緒にゴミ収集に汗を流した。
1980(昭和55)年の7月1日に県が琵琶湖の富栄養化防止条例を施行したことを機に始まった。
堅田漁港には1日早朝から県漁協の組合員らが集まり、周辺の草刈りをしたり不燃物を収集するなどした。野洲市で育ったという西川さんは「この時期のゴミ拾いは小さいころからの恒例行事。当たり前にある琵琶湖の水に感謝する機会にしたい」と話した。
同市島の関の琵琶湖岸では、大津市立中央小の児童ら約140人がゴミ拾いをした。5年の有本丞(じょう)君(10)は「湖岸にはゴミが少なかったけど、水面にはゴミが浮いていた。ゴミを出さないようにしないと」と話した。【安部拓輝】
■守山の湖岸10キロ、清掃に汗 県漁連 ごみ1・5トン回収(京都新聞電子版)
県漁業協同組合連合会が1日、守山市今浜町から赤野井町までの約10キロの湖岸で、蒸し暑い天候の中、清掃活動に汗を流した。
琵琶湖の水産資源や環境を保全する「びわこ(漁場)をきれいにする運動」として取り組み、今年で39回目。守山漁業協同組合や同市の湖岸地域の事業所などでつくる守山湖岸振興会が参加した。
参加した135人が手分けして、湖周道路沿いの歩道や、湖岸などで散在しているごみを拾い集めた。石積みのすき間からも、たばこ箱やビニール製の袋などを集め、約3時間の作業で約1・5トンのごみを回収した。
■琵琶湖のごみ468トン回収 県漁連が一斉清掃(Chunichi Web滋賀)
県漁連主催の「第39回びわ湖(漁場)をきれいにする運動」の一斉清掃が1日、琵琶湖や湖岸で繰り広げられた。県漁連37漁協のうち32漁協が実施し、参加者7800人、漁船112隻によって計468トンのごみを回収した。堅田漁港ではふるさと観光大使もお目見え。一方、長浜港ではダイバーが取り組んだ。
◆西川貴教さんも港内美化に一役
大津市の堅田漁港では、堅田漁協の組合員が港内のごみ拾いや草刈りに汗を流した。嘉田由紀子知事や滋賀ふるさと観光大使を務める西川貴教さんも参加し、環境美化を呼び掛けた。
124人が草や空き缶、空き瓶など40トンを回収。嘉田知事と西川さんも草の積み降ろしを手伝った。
子どものころからこの清掃活動に接していた西川さんは「琵琶湖は僕らの400万年先輩で、命をはぐくんでくれている。まずはごみの分別を細かくするといった身近なところから美化を始めてほしい」と呼び掛け。
嘉田知事も「ごみの多くは暮らしから出ている。あらためてごみを出さないように考えてもらいたい」と話していた。(小西数紀)
◆県内各地でも5・5トン回収に汗 県主催
一方、「びわ湖の日」の1日、県主催の環境美化活動が大津、甲賀、彦根市など県内各地であり、企業団体からのボランティアや県職員計3426人が、琵琶湖や河川の水辺などでごみを集めた。
大津市では皇子山総合運動公園を起点に清掃活動を開始。参加者は湖岸や幹線道路沿いを歩き、空き缶やペットボトル、紙くずなどの回収に汗を流した。県全体のごみの回収量は計5・5トンに上った。(林勝)
◆長浜港湖底からタイヤや自転車
長浜市の長浜港では、ボランティアのダイバーら15人が琵琶湖の湖底を清掃、缶や瓶のほか、廃タイヤ35本、エアコン4台、自転車3台などを回収した。
京都や名古屋から参加したレジャー・スポーツダイビング産業協会のメンバーと、湖北地域消防本部のアクアラング隊が潜水。2時間かけて、防波堤周辺の湖底から次々とごみを拾い集めた。
清掃を呼び掛けた長浜港水面利用マナーアップ協議会の宮川琴枝会長は、大量のごみに「マナーの欠如が情けない。意識を向上していかないといけない」と話していた。(近藤歩)
■琵琶湖美化 西川さん一役(Yomiuri On Line滋賀)
県内全域で環境美化に取り組む「びわ湖の日」の1日、滋賀ふるさと観光大使を務めるミュージシャンの西川貴教さん(38)が大津市の堅田漁港に駆けつけ、清掃活動に取り組む市民らを激励した。
嘉田知事とともに大津港から漁業取締船「あらわし」に乗り、漁港に到着した西川さんは「琵琶湖を沖から見たのは初めて。湖面がきらきらしてまぶしかった」と笑顔。その後、港周辺で拾ったゴミや刈り取った草を軽トラックから下ろし、分別する作業を手伝った。
彦根市で生まれ、野洲市で育った西川さんは、幼い頃から湖岸の清掃活動に参加していたといい、「命をはぐくんでくれる琵琶湖を大事にするのは当たり前。この日が、環境について考えてもらうきっかけになってほしい」と話していた。
■ミュージシャンの西川さん清掃活動(asahi.com滋賀)
【びわ湖の日、堅田漁港】
「びわ湖の日」の1日、県の「滋賀ふるさと観光大使」を務める彦根市出身のミュージシャン、西川貴教さん(38)が大津市の堅田漁港で嘉田由紀子知事らと清掃活動に汗を流した=写真。
県漁業協同組合連合会の「びわ湖をきれいにする運動」の一環。総勢7800人が参加し、朝から沿岸各地でペットボトルや缶、瓶、草木を回収した。運動は今年で39回目。西川さんは「私も今年で39歳になるので縁を感じます。琵琶湖を美しくするために身近なことから始めてほしい」と呼びかけていた。
09/07/01
■彦根城、掘での釣り禁止に 条例施行 パトロール強化も(京都新聞電子版)
国の特別史跡・彦根城の堀などでの魚釣り行為を禁止する滋賀県彦根市「釣り禁止条例」が1日、施行された。堀の石垣では伸びた草が刈られ、世界遺産登録を目指して景観や風情を保全する動きが広がっている。
釣り禁止条例の規制エリアは、魚がいる城の内堀、中堀、玄宮園の池の計15万平方メートル。さお、投網、手づかみで魚を捕獲することや、類似行為を禁止している。違反者には止めるよう促し、応じない場合は警察への通報や、1万円以下の罰金を科す。
堀周辺は観光客や散策の市民らが通ることから、釣りをやめるよう市職員が注意してきた。しかし今年4〜5月のパトロールでは計55人の釣り人を発見、増加傾向という。
市文化財課は「堀での釣りは、彦根城の風情を損なうだけでなく、木や電線に残った釣り糸やルアーが人や水鳥を傷つける危険性も高い」と話し、条例の施行を機にパトロールを強化する。
この日は、堀の石垣で草刈りも行われ、城の南側の京橋口門周辺では命綱を付けた作業員が高さ約6・5メートルの石垣に張り付き、上下に移動して、石のすき間から伸びた雑草をきれいに切り取った。
■「琵琶湖の日」合同浜開き 近江舞子で水辺の安全祈願(京都新聞電子版)
「琵琶湖の日」の1日、大津市の近江舞子中浜水泳場で、旧志賀町にある水泳場9カ所の合同浜開きがあった。志賀観光協会の関係者ら約20人が出席し、間もなく本格化する夏の水辺の安全を祈願した。
浜には祭壇が設けられ、神職が浜を清めた。下尾和男同観光協会長(75)は「昨年は3名の犠牲者が出たが、今年は無事故を目指し、安全対策に力を入れたい」とあいさつした。
式典後、志賀北幼稚園の園児らが安全への祈りを込めて風船を空へと放った。朝から好天に恵まれ、早速水辺で遊ぶ親子連れの姿も見られた。大津北水上安全協会らによる船舶事故の救助訓練も行われ、レジャーシーズン本番に向けて気を引き締めていた。
■彦根旧港湾で水草が異常繁茂 下水高度処理化、思わぬ影響(京都新聞電子版)
彦根市の彦根旧港湾で水草が異常繁殖し、要因として県の下水処理排水が成長を促すことが挙げられている。景観悪化や悪臭などで、近くの彦根城観光への影響が懸念され、県は30日までに、学識者や地元住民を交えた懇話会をつくり、抜本対策の検討を始めた。
県東北部流域下水道事務所(同市)などによると、異常繁茂は2000年以降、報告されるようになった。県東北部浄化センターの温かい下水処理排水のため冬でも水温が15度前後あるうえ、高度処理された排水で旧港湾の透明度が改善され、光合成を盛んにしたと考えられるという。
異常繁茂しているのはウキクサや、外来種の水草のオオカナダモやフサジュンサイなど。県は6月17日に、水環境や生態系の研究者と県、市の代表者、地元自治会代表ら12人で環境改善懇話会を設置、現地を視察した。
懇話会では、排水による水温上昇などを緩和するため「排水を一カ所でなく分散すべき」との意見や、「水草にはアオコの要因を除去する効果もある。適正な管理が必要」との指摘があった。今後2年間かけて対策方法をまとめる。
同事務所は市と合同で03年から年2回刈り取りを行っており、本年度は背丈の低い在来種の水草に植え替える実験も行う予定で、この成果も検証する。
徳島英和事務所長は「彦根城は世界遺産登録の話もあり、かつて外堀だった旧港湾は今後注目される。望ましい将来像と対策を検討したい」と話している。
■名神に二つのスマートIC 愛荘と東近江 国交相が認可(京都新聞電子版)
滋賀県は30日、県内の名神高速道路に設置を求めていた2カ所のETC(自動料金収受システム)専用のスマートインターチェンジ(IC)について、同日に国土交通相の許可を受けたと発表した。
愛荘町の「湖東三山スマートIC」と東近江市の「蒲生スマートIC」。近く着工し、2013年度末までの使用開始を目指す。
「湖東三山」は現在の八日市ICと彦根ICの中間に位置し、将来の交通量を1日1800台と見込む。許可申請時点の名称は「秦荘スマートIC」の名称だったが、地元の要望で「湖東三山スマートIC」に変更した。竜王ICと八日市ICの間にできる「蒲生」は将来交通量を1日2000台とみている。
両スマートICの事業費は計約41億2000万円で、うち県負担は約7億円となる。
■スマートIC着手決定、蒲生と湖東三山 名神と県道を連結へ(Chunichi Web滋賀)
県と愛荘町、東近江市が設置を進めてきた名神高速道路の湖東三山スマートインターチェンジ(IC)と蒲生スマートICの事業着手が30日、決定した。国土交通省が同日、高速道路と県道との連結を許可した。
スマートICは自動料金収受システム(ETC)車専用で、県内の設置は初めて。湖東三山は愛荘町の秦荘パーキングエリアに併設し、蒲生は八日市IC−竜王IC間のほぼ中間地点となる東近江市の本線と直結する。
名神高速道路の彦根IC−八日市IC間は20キロ以上ICがなく、地元が長らく建設を要望していた。建設は県と中日本、西日本高速道路などが主体となって実施。事業費は計41億円。2014年3月の完成を目指す。
1日の利用予測は湖東三山が1800台、蒲生が2000台。湖東三山は金剛輪寺に近く観光客も見込めるほか、地元では工場誘致の動きもある。(小西数紀)