琵琶湖の湖底に流れ着いたバスフィッシング関係のいろんな情報をお届けします。中にはヘド
ロの底からすくい上げた情報もあります。このコーナーの情報はすべて信頼の置けるニュース
ソースから発信されたものですが、真偽の程は未確認であることをご承知置きください。  

琵琶湖の湖底から
(2011/01)

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11/01/31

■湖上の渡り鳥に子どもら歓声 草津で観察会(ChunichiWeb滋賀)
 琵琶湖に飛来した冬の渡り鳥の観察会が30日、草津市志那町の琵琶湖岸であり、親子連れなど35人が野生の鳥を身近に楽しんだ。
 水環境の保全活動に取り組むNPO法人瀬田川リバプレ隊が企画。付近は南湖でも有数の渡り鳥の飛来地だが、近年ではヨシ原の工事や水位の上昇などで数は減ってきているという。しかし、この日は、ヒドリガモ、オナガガモ、ホシハジロ、キンクロハジロなどが多くの鳥が湖上に集まり、子どもたちは望遠鏡をのぞき込んで歓声を上げていた。
 ボーイスカウト大津第20団の林田拓君(12)は「近所の瀬田川にもいたキンクロハジロを、たくさん見られた」と笑顔だった。(滝田健司)

11/01/30

■びわ湖毎日マラソン:環境キャンペーン 滋賀銀行員ら700人、ヨシ刈り(毎日jp滋賀)
◇ヨシ刈りに「達成感」
 草津市下物町の烏丸半島付近で29日、滋賀銀行(本店・大津市)と関連会社の社員やその家族ら約700人がヨシ刈りを行った。びわ湖毎日マラソン(3月6日)の環境キャンペーンの一環。
 参加者は琵琶湖岸など3カ所に分かれて高さ約4メートルのヨシを刈り、束にしてまとめた。ヨシ群落は琵琶湖の水質保全や魚や鳥の住む場所として重要で、「環境経営」を掲げる滋賀銀は99年から毎年実施している。刈り取ったヨシは名刺として活用するという。
 カマを手にした甲賀市水口町的場の勝田亮太さん(29)は「多くの人と一斉に刈ると達成感がありますね」と話していた。【村瀬優子】

11/01/29

■外来魚釣り大会:積雪のため中止(毎日jp滋賀)
 県琵琶湖再生課は28日、彦根市尾末町周辺の旧港湾で29日に予定していた外来魚釣り大会を積雪のため中止すると発表した。次回の開催は3月12日。

11/01/26

■琵琶湖:湖岸の「外来魚BOX」、ごみ箱やないで 写真展示「マナー向上を」(毎日jp滋賀)
◇県が29日の釣り大会で写真展示
 県がブラックバスなどの駆除用に琵琶湖岸周辺に設けた「外来魚回収BOX」が格好のごみ捨て場になっている。冬はコーヒー缶、夏はバーベキューセット。捨て猫が鳴いていることもあり、見かねた県は29日に開く外来魚釣り大会でごみの写真を初めてパネル展示し、釣具店やコンビニ店とも協力してマナー向上を呼びかける。【安部拓輝】
 連休明けの今月11日、彦根市内の回収BOXは、空き缶やカップラーメンの器が入ったビニール袋が中に入りきれずにあふれていた。外来魚の回収を担当する県の嘱託職員の香焼(こうたく)芳男さん(69)は憤り、魚の量を記録する日誌に「ごみの山!」と書き添えた。
 県によると、回収BOXは、県の琵琶湖レジャー条例で外来魚のリリースを禁止した03年度に設置された。7年間で33カ所から64カ所になり、魚の回収量も2倍近い約18トンに増えたが、数年前からごみが目立ち始めた。不景気に伴い湖岸で手軽なアウトドアが人気を集め、近隣府県からの家族連れも増えたという。バーベキューの食べ残しや金網、花火の燃えかすが捨てられ、ルアーや折れた釣りざおも。回収担当者らは「ごみ箱ではありません」と書き加えたが効果はなく、ごみの分別に追われている。
 このため、県は29日午前10時から彦根市尾末町周辺の旧港湾で開く釣り大会で、山盛りになったごみの写真を展示することにした。写真は今後、周辺の釣具店やコンビニ店などにも張り出す方針。県琵琶湖レジャー対策室は「ごみは持ち帰るのが基本。釣り人らのマナーに期待したい」と話している。

■琵琶湖守る「エイリアン・バスター」 外来動植物駆除へ予算(msn産経ニュース)
 琵琶湖で外来動植物が相次いで見つかっているのを受け、滋賀県が来年度、駆除のためのボランティア部隊を結成することが分かった。「エイリアン・バスター」と名付ける予定で、昨年急増した南米原産のネズミの仲間、ヌートリアや繁殖力の強い水草など新参の動植物が対象。駆除は自治体だけでは追いつかないため、県は生態系維持の「切り札」と期待している。
 滋賀県内では外来生物法による「特定外来生物」に約20種が該当するが、県は当面、ヌートリアと、繁殖力の強いナガエツルノゲイトウをはじめとした植物を「バスター」の手を借りて駆除する。
 県は琵琶湖で釣った外来魚の再放流を禁止する条例を施行。回収ボックスなどを設置しており、回収量は平成15年度の9.6トンから21年度は18.2トンに倍増した。
 ところが、戦時中に毛皮をとるために輸入され、西日本を中心に繁殖地域を拡大させているヌートリアが琵琶湖の水辺に住みつき、21年以前は目撃例が2件しかなかったのに、22年は1年間で9件と急増。周辺で農作物の被害が懸念されている。
 植物では、繁殖力が極めて強い多年草のナガエツルノゲイトウ、北米原産のオオキンケイギクやアレチウリ、中南米原産のミズヒマワリなど水辺に生える植物が生息域を広げた。
 こうしたことから、県は来年度、駆除のためのボランティア部隊を計画。希望者を対象に外来種の見分け方や駆除方法などの学習会を開き、駆除の趣旨に賛同した人をエイリアン・バスターとして登録する。当初予算案に事業費約200万円を計上する予定だ。
 ボランティアは日頃から動物を警戒し、駆除に必要な道具を県が貸し出す。ヌートリアの捕獲にはネズミ捕りを大きくしたような「ハコわな」が有効で、複数用意する。植物はまとまって駆除できるため、日を決めてボランティアを集め、それぞれの植物に適した駆除を一斉に行う。
 県自然環境保全課は「自治体の駆除だけでは外来生物の増加に追いつかない。エイリアン・バスターを通じて琵琶湖を守るための輪を広げていきたい」と意気込む。

■子ども県議会の提案活用 琵琶湖の外来魚回収増へはずみ 滋賀(msn産経ニュース)
 県は、ブラックバスなど外来魚から琵琶湖の生態系を守る目的で設置している63カ所の「外来魚回収ボックス」すべてに、小中学生がデザインしたリリース禁止を呼びかけるポスターの掲示を始めた。昨年8月に開催した「子ども県議会」での提案を生かした施策。回収ボックスは今年度の上期(4〜9月)に17・1トンを回収して過去最高を記録しているが、県は「子供たちの力作で、さらに回収増を目指したい」と意気込んでいる。
 「子ども県議会」は、県の「21世紀淡海子ども未来会議」の中で行われ、会議の1年間の活動を集約する取り組み。参加者から選ばれた小中学生の「子ども議員」が、県議会議場で知事や県教育長、県警本部長らを前に質問などを行う。
◆ボックスにポスター小中生がデザイン
 昨年は8月24日に開かれ、子ども議員18人が参加。議員を務めた大津市の小学6年、豊田有理さんが外来魚回収ボックスについて「実際に回収ボックスを見たところ、外来魚は少ししか入っていなかった。効果を上げるために、啓発スローガンや外来魚の写真を張るなどの取り組みが必要ではないか」と質問した。
 これに対し、正木仙治郎・琵琶湖環境部長が「平成21年に子供らのデザインしたポスターを高速道路の掲示板にはり出したところ、県民から好評を得た。今回も回収ボックスにポスターを掲示したい」と答弁し、ポスター制作が決まった。
 ポスターのデザインは、豊田さんと、県が全国の小中学生を対象に募集し、外来魚の再放流禁止に協力する「びわこルールキッズ」の中から選ばれた小中学生の計9人が担当した。
 デザインは全9種類で、回収ボックスを鮮やかな色使いで描いたり、小魚を食べようと狙い泳ぐ外来魚の様子などを表現したりしており、ボックス1カ所につき1種類のポスターを張っている。今年3月までの掲示を予定している。
 琵琶湖は近年、外部から持ち込まれたとみられるブラックバスやブルーギルなど外来魚が急増。回収ボックスは、釣った外来魚の再放流を禁止する条例に基づき15年から設置されている。県の啓発活動の成果もあり、15年度に9・6トンだった回収量は、21年度には18・2トンと2倍近くに増加。今年度は上期だけで17・1トンとなり、半年間で前年度に迫る勢い。

11/01/24

■びわ湖検定 受検286人減759人(YomiuriOnLine滋賀)
 琵琶湖を中心に県内の幅広い知識が試される「第3回びわ湖検定」の結果が発表された。受検者は1〜3級計759人で、前回(1045人)から286人の大幅減となった。最難関の1級の合格者は6人で、2、3級とも合格率が下がっており、実行委では「下火となっている他の『ご当地検定』と同様の傾向になったが、滋賀や琵琶湖の魅力を知ってもらうため、次回は多くの受検を呼びかけたい」としている。
 第3回検定は昨年11月末に実施。合格ラインは1、2級が80%以上、3級は70%以上の正答率で、287人が合格した。
 前回から実施の1級は106人が受検し、合格率5・7%。最高点は90点で、平均55・6点だった。2級は28・6%(前回33・9%)、3級は55・6%(同63・8%)で、3級の最年少合格者は12歳だった。
 2、3級は、検定に協力する博物館などの施設を事前に訪問していると、1施設につき1点を加算するスタンプラリーを実施しているが、参加者は前回より少なかったという。

■渡良瀬遊水地  試験掘削地第1号完成へ(YomiuriOnLine滋賀)
湿地再び 希少植物自生確認
 渡良瀬遊水地(栃木市、小山市など)の乾燥化による水辺環境の悪化を食い止めようと国土交通省が進めている湿地保全・再生基本計画で、昨年1月から乾燥地を掘り下げてきた「試験掘削地」の第1号が、今月末に完成する。地下水が染み込んだ土壌が露出したことで、既に環境省絶滅危惧(きぐ)2類の植物マルバノサワトウガラシやカンエンガヤツリなどが生えており、人の手による湿地再生の試みが始まっている。
 完成する掘削地は、同遊水地東部の第2調節池に2か所設けられる「環境学習フィールド」と名付けられた土地の1か所。第2調節池のほぼ中央にあり、約2ヘクタールの広さだ。密生していたヨシを伐採し、土壌を深さ最大約3メートルまで階段状に掘削。近くの川から水を引き、一部に浅い池も作った。
 国交省利根川上流河川事務所(埼玉県久喜市)と渡良瀬遊水地アクリメーション振興財団(栃木市)が昨年6〜10月、掘削後に生えた植物を調べたところ、遊水地の中でも珍しいマルバノサワトウガラシなど環境省絶滅危惧2類の草花が4種と、タコノアシなど準絶滅危惧種の4種が自生していることが確認された。
 同事務所が設けた「湿地保全・再生モニタリング委員会」の委員で、県植物研究会会員の大和田真澄さん(60)は、掘削地に生えたマルバノサワトウガラシなど絶滅危惧2類の植物は、「土の中で植物の種が休眠する『土壌シードバンク』が掘削によって地表付近に現れ、発芽したのではないか」と推測する。
 一方、掘削地では早くも外来魚のオオクチバスやブルーギルなどが確認されており、外来種対策も課題だ。多様な動植物を常時観察するのは行政の力だけでは難しい。このため同事務所は、同遊水地の保全に取り組むNPOや、植物・野鳥観察に訪れる市民などに協力を求めていく方針だ。
 4月頃からは、環境学習フィールドを一般開放していく予定。同事務所の佐藤礼二・地域連携課長は、「湿地再生にどんな方法が最適なのか、地元の方々と一緒に考えていきたい」と話している。
 同遊水地は本州以南最大の湿地で、約2600種の動植物がすむ。近年、地下水位の低下などで池や沼が減り、乾燥化が進行。このため国交省は昨年3月、保全・再生計画を策定した。残りの試験掘削地の施工は、2011年度末までに行われる予定。

11/01/23

■びわ湖毎日マラソン:環境キャンペーン 湖岸美化に関心を 草津で写真展(毎日jp滋賀)
◇水環境科学館、3月21日まで
 ごみや打ち上げられた水草で汚れた琵琶湖岸の様子と、きれいな水の写真を並べ、環境への関心を高めてもらおうと、草津市矢橋町の県立水環境科学館で22日、「環境写真展」が始まった。3月6日に行われるびわ湖毎日マラソン(毎日新聞社、日本陸連など主催)の環境キャンペーンの一環。3月21日まで。
 大津市茶が崎を中心に月1回、湖岸に打ち上げられ腐った水草やごみを拾う活動を続けている市民団体「エコフォスター茶が崎」の取り組みを、写真やパネル計15枚で紹介。また、葉についた水滴や水しぶきなど、水をテーマにした写真も並べられている。
 訪れた草津市草津2の飲食店経営、木村孝一さん(48)は「昔は南湖でもカワエビや小魚を釣って遊んだ。環境に関心を持つ人がもっと増えてほしい」。同館広報担当の藤井亜希子さん(38)は「写真を見て『ごみが汚いな』と思った人が、自ら清掃活動に参加するきっかけになれば」と期待を込めた。
 1、2月は午前9時〜午後4時、3月は同9時〜同5時。月・火休館。問い合わせは同館(077・567・2488)。【村山豪】

■琵琶湖の魚 地元食卓に(YomiuriOnLine滋賀)
漁協とJA 氷魚など初の直売 大津
 琵琶湖産の魚の直売が22日、大津市真野のJAレーク大津「グリーンファーム堅田店」で行われ、市内外から多くの買い物客が訪れた。午前9時半の販売開始前から約30人が並ぶ盛況ぶりで、朝に水揚げされたアユの稚魚「氷魚(ひうお)」やワカサギのほか、氷魚の釜揚げやつくだ煮などが約1時間で完売した。
 琵琶湖で取れる水産物を、地元住民にもっと食べてもらおうと、和邇漁港(大津市和邇中浜)を拠点とする志賀町漁協がJAレーク大津と共同で、「湖魚」の直売を初めて企画した。
 〈目玉〉の氷魚は、朝から波が高かった影響で収穫量が15キロと少なかったこともあり、数分で完売。大津市仰木、小鑓(こやり)和子さん(68)は「生の氷魚を楽しみに来たのに、売り切れで買えず残念。代わりに釜揚げを買って帰り、酢じょうゆで食べます」と話していた。
 直売は29日も、午前9時半から実施する。問い合わせは同店(077・572・3817)。

11/01/20

■外来魚釣って、焼き芋ゲット 29日、彦根で釣り大会(asahi.com滋賀)
 琵琶湖に生息する外来魚を減らそうと県は29日、「冬だ!釣りだ!焼き芋だ! 冬の釣り大会」を彦根市の彦根旧港湾で開く。参加者には、外来魚を肥料にして育てたサツマイモを焼き芋にしてプレゼントする。
 釣り上げた外来魚を湖に戻さない「琵琶湖ルール」を知ってもらおうと毎年この時期に企画され、今年で3回目。彦根旧港湾は、近くの県東北部浄化センターから出る温排水の影響で冬場も水温が高く、北米原産のブラックバスやブルーギルなどの外来魚が集まりやすいという。
 釣り大会は午前10時〜午後1時。近くの県立彦根総合運動場で正午まで受け付ける。外来魚の回収に協力した先着200人に、県内の障害福祉サービス事業所で外来魚を肥料にして育てたサツマイモを焼き芋にして配る。この日釣った外来魚も肥料にする予定。
 申し込み不要で、小学生以下の子どもは保護者の同伴が必要。釣りざおは県が500本用意し、無料で貸し出す。エサは1人100円で販売。問い合わせは県琵琶湖レジャー対策室(077・528・3485)へ。

■早月川にブラックバス(YomiuriOnLine富山)
 魚津、滑川両市の境を流れる早月川河口で、オオクチバス(通称ブラックバス)が生息していることが、魚津水族館(魚津市)の調査でわかった。オオクチバスは肉食で魚類や昆虫などを捕食し、繁殖力も強い。意図的に放流されたとみられ、同館は「在来種を脅かす存在」として警戒を強め、4月以降の再調査で産卵期の特定など生態を詳しく調べる。
 発見されたのは、河口付近の河川敷に川に沿って約130メートル続く池状の水たまり。川の蛇行でできたとみられ、本流とは直接つながっていない。
 2008年から同川の生態調査をしていた同館飼育研究係の不破光大さん(31)が09年8月、口から尾びれにかけて一直線の黒いしま模様があるオオクチバスの幼魚数十匹を目視で確認。10年8月に約60匹を採取し、50匹を解剖した。この結果、胃の中からドジョウや、ハゼ科のヨシノボリなどの魚類のほか、ヤゴなどの水生昆虫も見つかった。
 オオクチバスは北米原産で釣魚として人気が高く、国内でも1970年代以降、川や湖での放流が横行。1回の産卵で最大数千個を産む強い繁殖力が特徴で、アユなど在来種との交配などが問題視され、環境省が2005年に輸入や移動を規制した。
 県内でもダム湖を中心に拡大し、富山など全国で3地域のみ生息しているコイ科のイタセンパラ(国指定天然記念物)など絶滅危惧(きぐ)種(環境省)の脅威となっている。
 不破さんが懸念するのが、今回見つかった水たまりが、ヤゴやカエルなど魚類以外の生物も数多く生息する点だ。急流の多い富山では、流れの緩い水辺で産卵する生物にとって、こうした水たまりや池は貴重な生息域だという。
 不破さんは「ブラックバスは数匹の放流であっという間に数十匹に増えてしまう。在来生物を守るためにも不法放流は絶対にやめてほしい」と訴えている。

11/01/19

■列島の寒さ、今後2週間続く恐れ 気象庁が警戒呼び掛け(47NEWS)
 気象庁は19日、昨年末以降、厳しい寒さとなっている西日本(近畿―九州)と東日本(関東甲信、北陸、東海)は、今後2週間程度気温の低い状態が続く恐れがあるとして、交通障害や農作物の管理に注意を呼び掛けた。
 同庁によると、日本列島は昨年12月25日ごろから強い冬型の気圧配置となる日が多く、断続的に強い寒気が流れ込んでいる。西日本の日本海側を中心に降雪量も多くなっている。この先2週間、一時的に寒気の緩む日があるが、低温傾向は続く見込みという。
 昨年12月25日から1月18日にかけての平均気温(速報値)は、東京5・5度(平年比マイナス0・8度)、名古屋3・1度(同1・8度)、福岡4・2度(同2・8度)。(共同)

■楽しく駆除!外来魚を釣り尽くせ 29日、琵琶湖で大会(msn産経ニュース)
 外来魚が集まる琵琶湖の彦根旧港湾(滋賀県彦根市尾末町)周辺で29日、外来魚を釣り上げて駆除するイベント「冬だ!釣りだ!焼き芋だ!冬の釣り大会」が開かれる。
 琵琶湖では、ブラックバスやブルーギルなど外来魚が増え問題化しており、駆除とともに啓発の意味も込めて滋賀県琵琶湖レジャー対策室が企画した。今年で3回目。釣り上げた外来魚は、肥料にする。昨年は家族連れら約580人が参加し、69.2キロを堆肥にした。
 県では、琵琶湖で外来魚の放流を禁止する条例を施行。釣果を再放流するキャッチアンドリリースはできない。
 当日は、釣りざお500本を用意し、釣り用のエサ1人分を100円で販売。初心者のために十数人の県職員がアドバイスする。参加無料で、事前申し込み不要。旧港そばの彦根総合運動場で正午までに集合する。小学生以下は保護者同伴。問い合わせは県琵琶湖レジャー対策室((電)077・528・3485)。

11/01/18

■外来種カメ、固有種上回る おまけで拡散?西日本調査(ChunichiWeb)
 カメの生態研究を続けている神戸市立須磨海浜水族園の亀崎直樹園長(54)と谷口真理研究員(28)が、西日本の池や川を対象にカメの分布調査をした結果、外来種ミシシッピアカミミガメが全体の約4割を占めることが分かった。日本固有種のニホンイシガメは2割台にとどまった。
 ミシシッピアカミミガメは近年、佐賀市の佐賀城で堀のハスをすべて食い荒らすなどの被害が報告されている。幼いころはミドリガメの名で、1960年代のチョコレート菓子の空き箱とミドリガメを交換する企画が拡散の一因とされる。まとまった研究はなく調査で初めて増殖傾向が裏付けられた。(共同)

■指定外来種:県が飼育実態調査へ 捨てられたペット増加で(毎日jp滋賀)
 ワニガメなど飼い主に捨てられたとみられる「指定外来種」が琵琶湖などで再三見つかったことを受け、県は登録した飼い主が実際に飼育しているかなどの実態調査に乗り出すことを決めた。飼い主が確認に応じない場合、立ち入り調査にも踏み切る方針だ。【稲生陽】
 環境省は生態系に悪影響のある外来種を特定外来生物として飼育を禁じており、学術目的での飼育者も細かく管理している。
 だが、法律に規定していない要注意外来生物には規制がないため、県は罰則付きの独自条例で15種を指定外来種に指定し、飼育する際の目的や飼い方などを届け出るよう義務付けている。登録は現在68件(約8万個体)あるが、07年の条例施行以降、登録後の追跡調査は実施しておらず、飼い主が捨てても分からない状態だった。条例違反者には30万円以下の罰金が科されるが、これまでに適用した例はなく、条例を知らずに無届けで飼育している人も多いとみられる。
 調査では、まず登録者に文書で現在の状況報告を求め、応じない場合には立ち入り調査を検討する。登録した生物の寿命を大幅に上回っても更新していない登録者もいて、調査すれば登録数が大幅に変わる可能性もあるという。県自然環境保全課は「県外から捨てに来る人など課題は多いが、取り締まりは必要。最後まで飼い続けるのがどうしても難しければ、つらくても処分を考えてほしい」と話している。

■大雪:小中高に休校や始業遅れ(毎日jp滋賀)
 県内は17日、各地で雪に見舞われ、湖北・湖東地域などで小中学校や高校などが休校になるなどの影響が出た。
 県教委によると、米原市立東草野小・中学校など4校・園が休校。6割の生徒が欠席し、始業を75分遅らせた彦根工業など13高校を含む36校・園が始業時刻を繰り下げ、19小中学校が終業時刻を繰り上げた。8特別支援学校も始業時刻を繰り下げるなどした。
 彦根地方気象台によると、長浜市余呉町柳ケ瀬では午前9時に平年値の2・5倍の積雪95センチを記録。高島市今津でも同時刻に50センチと平年比7・1倍に達した。最低気温は大津市で氷点下1・8度となるなど、観測した9地点すべてが氷点下となった。【稲生陽】

■彦根で積雪34センチ 県内交通事故136件、休校も(asahi.com滋賀)
 強い冬型の気圧配置の影響で17日も、県内各地で雪が降り、午前9時現在で彦根市で34センチ、大津市で3センチの積雪があった。この影響で鉄道など交通機関のダイヤが乱れたほか、一部の公立学校が休校などの措置を取った。
 JR琵琶湖線は午前8時ごろから22本が運休し、約100本が最大34分遅れ、約6万1千人に影響が出た。このため、沿線を中心に県立高校13校が授業開始を遅らせるなどした。
 県教委のまとめでは、米原市の山間部にある同市立東草野小・中学校が「雪が深く安全に通学できない」として休校を決めたほか、同市の認定こども園と豊郷町の町立幼稚園が休園。このほか、25の小中学校と8幼稚園で、始業を遅らせたり、午後の授業を切り上げて早く帰宅させたりした。
 また、14ある県立特別支援学校のうち6校でスクールバスが運休するなどし、一部の生徒について家庭学習に切り替えた。
 高島市では、約50台の除雪車が出動し、バス路線などを中心にフル稼働した。県警によるとスリップなど雪に関連した交通事故は県内で136件発生したという。
 彦根地方気象台によると、冬型の気圧配置は徐々にゆるむが、山間部では18日にかけて雪が降り続く可能性があり、なだれなどに注意が必要という。

■県内各地で大雪余波 長浜・余呉95センチなど、物損事故132件(ChunichiWeb滋賀)
 強い冬型の気圧配置となった県内は17日も、前日に引き続き大雪となり、朝から雪かきする人の姿が目立った。18日は冬型の気圧配置が緩むが、夜に路面凍結の恐れがあるため、彦根地方気象台は注意を呼び掛けている。
 気象台によると、午前9時現在の積雪は長浜市余呉町柳ケ瀬で95センチ、米原市朝日で41センチ、彦根市でも34センチ。国土交通省滋賀国道事務所の観測では、甲賀市土山町と大津市逢坂の積雪はともに2センチだった。
 県警によると、17日午前0時〜10時に、積雪や路面凍結などが原因とみられる人身事故は4件、物損事故は132件だった。地域別では県南部で発生が目立ち、草津署管内で67件、大津署管内で20件だった。
 JR琵琶湖線は午前8時ごろから米原駅−大阪駅間で運休または徐行運転をした。JR西日本の午後1時現在のまとめでは、22本を運休したほか、87本に最大34分の遅れが出て、5万2000人に影響した。
 自宅の屋根に50センチほど積もった長浜市余呉町椿坂で雪をスコップで下ろしていた男性(65)は「一晩で30センチも積もった。今冬で3回も除雪して大変だ」と話していた。
 大津市大津港では、琵琶湖汽船の社員が遊覧船「ミシガン」と県船「うみのこ」の除雪をした。社員18人で2時間半かけて除雪し、通常通り運航した。
 豊郷町では、日栄小と豊郷小が6限を取りやめ、教員の付き添いで集団下校した。児童は足元に気を配りながらも、道路脇に積もった雪を触ったり、踏んで感触を楽しんだりしていた。

11/01/17

■氷点下、凍れる岸辺 大津で「しぶき氷」(京都新聞電子版)
強い西風で湖岸のヨシに波がかかってできた「しぶき氷」(17日午前10時半、大津市萱野浦)
 強い寒気が日本列島を覆い、湖国でも氷点下の冷え込みが続き、琵琶湖岸では17日、着氷現象の一つ「しぶき氷」も見られた。
 彦根地方気象台によると、17日の最低気温は大津で氷点下1・8度、彦根で氷点下2度。平年を大きく下回り、15日から3日連続で全観測地点が氷点下を記録した。
 大津市萱野浦の琵琶湖岸では、強い西風で打ち寄せた波が岸辺の草木に凍り付く「しぶき氷」ができた。散歩していた近くの女性は「きれいだけど見てるだけで寒い」と手をこすり合わせていた。
 同気象台によると、寒さはしばらく続く見込みで、強風や路面凍結などに注意を呼びかけている。

■琵琶湖岸で「しぶき氷」(YomiuriOnLine)
 滋賀県守山市木浜町の琵琶湖岸で16日、強風で草木に打ち寄せた波のしぶきが樹氷のように氷結する「しぶき氷」ができた。
 日中になっても解けず、ガラス細工が並んだような風景を眺める釣り客も見られた。

■「お江」の生まれ故郷「びわ湖」を船で−冬の「びわ湖縦走雪見船」運航開始(びわ湖大津経済新聞)
 琵琶湖汽船(大津市浜大津5、 TEL 077-524-5000)は1月15日、大津と長浜を結ぶ「冬のびわこ縦走雪見船」の運航を始めた。
 同社では20年以上前から冬の風物詩として、この時期に運航している。「天気が良い時はびわ湖の冬景色と比良山系や伊吹山の雪景色が非常にきれいに見える」(同社船舶営業部マネジャーの松下茂生さん)。同船は大津港を出発し、おごと温泉港、琵琶湖大橋港を経由し約2時間15分で長浜港に到着する。
 今年は、「江(ごう)・浅井三姉妹博覧会」(1月15日〜12月4日)のほか、長浜市慶雲館(長浜市港町)で開催される「長浜盆梅展」(1月20日〜3月10日)や旧竹林院(大津市坂本5)の「坂本盆梅展」(1月22日〜3月6日)も予定される。
 松下さんは「今年は『シップ・オブ・ザ・イヤー2008』に選ばれた新型クルーズ船『megumi』を中心に運航する。雪景色だけでなく『お江』の生まれ故郷を感じながら船旅を楽しんでいただけたら」と話す。
 運航スケジュールは、大津港発=9時45分、おごと温泉港発=10時30分、琵琶湖大橋港発=10時45分、長浜港着・発=12時10分〜14時20 分、大津港着=16時30分。乗船料は、往復=大人5,000円・小学生以下2,500円、片道=大人3,000円、小学生以下1,500円。3月 10日まで。要予約。

■大雪・風雪:凍る湖国 彦根・大津・今津など氷点下(毎日jp滋賀)
 大雪、風雪、雷の注意報が全県に発令された16日、朝方は大津市などでも一面真っ白になった。日中は日差しもあって路面の雪は消えたが、冷たい北西の風が吹いて気温は上がらず、寒い寒い一日になった。彦根地方気象台は、この寒波は17日まで続き、18日は一時的に緩むが、19、20日ごろ北部などで再び雪に見舞われそうだとみている。
 同気象台の観測では、16日の最高気温(午後8時過ぎまで)は彦根0・6度(平年6・7度)▽大津2度(同7・5度)、今津(高島市)0・5度(同5・5度)。最低気温は▽彦根氷点下3・1度(平年0・5度)▽大津氷点下3・9度(同0・8度)▽今津氷点下4・1度(同氷点下0・5度)。積雪(午後8時現在)は彦根25センチ、今津43センチ、柳ケ瀬(長浜市余呉町)85センチ。気象台は「最も寒い時期よりもさらに冷え込んだ数値」と、厳しい冷え込みを説明した。
 ◇サンダーバード、30〜40分の遅れ
JR
 JR湖西・北陸線は特急サンダーバードが北陸地域の雪による速度ダウンの影響で、軒並み30〜40分の遅れが出た。着雪の多い列車は線路の砕石跳ね上げ防止のため京都駅で雪落としをしたり、東海道線内でも速度を落とすなどしたため、遅れに拍車をかけた。湖西、琵琶湖線の新快速の運転にも影響し、一部区間で運休した。
 ◇高速道路は一時50キロ制限
道路
 県警高速隊によると、県内の高速道路は16日朝、除雪作業などのため50キロの速度制限がかけられた。ノーマルタイヤのため坂道で立ち往生する車もあった。スリップ事故も目立ったが大きな事故はなかったという。
◇積雪で晴嵐マラソン中止−−大津
 大津市のなぎさ公園一帯で16日に予定された「第26回晴嵐コミュニティふれあいマラソン」=晴嵐コミュニティ推進委など主催、毎日新聞大津支局など後援=は、積雪による路面不良のため、中止された。同マラソンは市民が気軽に参加できるイベントとして親しまれ、家族連れなど毎年数百人が3〜5キロのコースを走っている。
◇JRの遅延で、1人数学追試へ−−センター試験
 センター試験2日目の16日、県内5大学6会場で理科と数学の試験が行われた。県立大会場(彦根市)で2限目(数学)から受験予定の1人がJRの遅延で間に合わず、23日に追試験を受けることになった。

■草木も凍る厳しい寒さ 大津の最低気温は零下3.9度(asahi.com滋賀)
 県内は16日、雪が積もる厳しい寒さに見舞われた。最低気温は大津で零下3.9度、彦根で同3.1度、土山(甲賀市)で同5.1度と今季最低を記録。長浜、米原、今津(高島市)などで日中の最高気温が0度を下回った。琵琶湖岸では、草木が湖の波に浴びて凍り付く現象も見られた。
 彦根地方気象台によると、17日も平年より気温は低く、18日から寒さが和らぐ見込みだという。

■米原、今津、長浜で真冬日(YomiuriOnLine滋賀)
 強い冬型の気圧配置の影響で全国的に厳しい冷え込みに見舞われた16日、県内でも軒並み最低気温が氷点下を観測し、米原など観測3地点で最高気温が氷点下の真冬日となった。各地では午前中を中心に雪が降り積もり、JRや高速道路などの交通機関にも乱れが生じた。
 彦根地方気象台によると、最低気温は彦根が氷点下3・1度、大津が同3・9度、土山(甲賀市)が同5・1度と観測点3か所でこの冬一番の冷え込みとなったほか、最高気温も米原で氷点下1・7度、今津(高島市)で同0・9度、長浜で同0・5度。積雪は午後5時現在、柳ヶ瀬(長浜市余呉町)で85センチ、今津41センチ、米原28センチ、彦根23センチで、柳ヶ瀬と今津、彦根は今季の最深積雪を記録した。
 雪の影響で、JR湖西線は午前中に近江今津―近江舞子駅間で上下各1本が部分運休。県内の高速道路で一時、雪や強風のため50〜80キロの速度規制が全線で行われた。
     ◇
 守山市木浜町の琵琶湖岸では、強風で草木に打ち寄せた波のしぶきが樹氷のように氷結する「しぶき氷」ができた。日中になっても解けず、ガラス細工が並んだような風景を眺める釣り客も見られた。

11/01/16

■ヨシ刈り:シルバー学生が汗 県レイカディア大230人がボランティア(毎日jp滋賀)
◇生涯学習の拠点
 高齢者の生涯学習拠点で地域づくりの担い手を養成する県レイカディア大学の1年生約230人が13日、近江八幡市安土町の西の湖畔でヨシ刈りのボランティアを行った。
 同大学(2年制)は、卒業後すぐに地域貢献できるよう今年から必修科目に「ボランティアの日」を設定。今回のヨシ刈りはその1回目で、草津校と守山校の1年生全員が参加した。60〜83歳の参加者はヨシ刈りは初という人が多かったが、4〜5メートルに伸びたヨシを手際よく刈り取っては束ねたり運搬していた。
 午後は近くの「やすらぎホール」でワークショップを開き、この日の体験をクラスごとに発表したり、ヨシ刈りの意義などをディスカッションした。健康レクリエーション学科の中田忠夫さん(64)は「良い体験ができた。ボランティアの日は良い試みだと思う」と話していた。【斎藤和夫】

11/01/15

■湖上から絶景楽しむ 雪見船の運航始まる(ChunichiWeb滋賀)
 びわ湖雪見船協議会と琵琶湖汽船が運航する大津と長浜を結ぶ「雪見船」の試乗会が14日あった。観光関係者が湖を縦走する船上から比良山系の雪景色などを楽しんだほか、長浜市では15日に開幕する「江・浅井三姉妹博覧会」会場をひと足先に見学した。
 試乗会には県内の宿泊施設や旅行代理店などの関係者ら約70人が参加。船上から雪をかぶった遠方の山々や、湖面に浮かぶ沖島、多景島、竹生島などの絶景を楽しんだ。長浜では、ほぼ準備が整った「浅井・江のドラマ館」「小谷・江のふるさと館」「長浜黒壁・歴史ドラマ50作館」を回ったほか、20日から始まる長浜盆梅展の準備状況を視察した。
 「雪見船」の運航は15日から3月10日まで。今月中は土、日、月曜日に、来月からは毎日運航する。今季は例年より多い1000人の利用を見込んでいる。事前予約が必要。問い合わせは同汽船=電077(524)5000=へ。

11/01/14

■透き通る湖の幸 氷魚漁始まる(YomiuriOnLine滋賀)
大津
 アユの稚魚「氷魚(ひうお)」の今年の漁が13日、大津市和邇中浜の和邇漁港沖で始まった。水揚げのピークは5、6月頃で、8月頃まで続けられる。
 志賀町漁協によると、体長5〜2センチ程度で、身が透き通っていることから「氷魚」と呼ばれる。主に湖西地域で釜揚げなどで食べられるが、最近は漁港周辺以外でなじみが薄いという。
 竹製や葦(よし)製の簀(す)を湖上に立て、魚を小型定置網に誘導する「えり漁」で捕獲。養殖用に生魚を出荷するほか、京都、大阪の料亭などにも卸す。
 同漁協とJAレーク大津は22日午前9時半から、同市真野のグリーンファーム堅田店で氷魚の釜揚げとしょうゆ炊きを直売する。問い合わせは同店(077・572・3817)。

11/01/13

■カワウ食害拡大、対策連携へ 関西広域連合が生息調査(asahi.com滋賀)
 滋賀県外から琵琶湖周辺に飛来してアユなどを食い荒らすカワウについて、滋賀など7府県でつくる関西広域連合が2011年度から生息調査に乗り出す。県内では昨年、過去最多の2万5170羽のカワウが駆除されたが、県単独での対策には限界があるとの見方が強まっている。他府県と協力して関西圏での生息状況を調べ、効果的な駆除を進める狙いがあるという。
 昨年12月に設立された関西広域連合で、滋賀県は環境保全部門の事務局を担う。広域でのカワウ対策を、地球温暖化対策と並ぶ2本柱の一つと位置づけ、昨年12月の会議で、共通した基準による生息数調査を他府県に提案。琵琶湖への飛来が本格化する5月と繁殖が終わる9月、県外へ移動する12月の時期に各府県で一斉に調査し、2012年度に策定するカワウ広域保護管理計画に生かすとしている。
 県はこれまで、巨大営巣地の竹生島(長浜市)と伊崎半島(近江八幡市)を対象に駆除を進め、09年度からは巣にいるカワウを狙い撃ちできるエアライフルを導入して対策を強化。生息数は04年の約4万羽をピークに減少傾向にあるが、昨年春には竹生島の北約2.5キロの葛籠尾崎(つづらおざき)に新たな巨大営巣地が確認された。
 これまでの民間団体の調査で、琵琶湖にいたカワウが北は新潟県から南は熊本県まで飛来していることが確認されており、県内だけで駆除を進めても追いつかないのが現状だという。
 一方で、アユの食害や営巣地周辺の樹木が大量のフンで枯れるなどの被害が各地で問題化しており、広域での対策が必要との見方が強まっている。県自然環境保全課の担当者は「各府県に何羽生息し、営巣地がいくつあるかも、まだはっきりしない。季節ごとに移動するカワウを各地で駆除できれば、琵琶湖周辺への飛来数も減るはずだ」と期待を込める。(高久潤)

■烏丸半島の自然とらえ 草津で写真作品展(京都新聞電子版)
 滋賀県草津市の烏丸半島周辺の自然をとらえた写真が並ぶ「みずの森フォトコンテスト2010作品展」が12日、同市下物町の水生植物公園みずの森で始まった。
 同公園周辺の自然に親しんでもらおうと毎年コンテストを開いており、県内や京都市などから寄せられた作品の入選作35点が展示されている。湖面に映えるハスの葉をクローズアップしたり、ハスのつぼみにトンボがとまった瞬間をとらえた力作のほか、同公園を背景に夕日が沈んでいく風景などが来場者の目を引いていた。
 30日まで。月曜休館。入園料が必要。

11/01/12

■冬山背に菜の花輝く 守山の湖岸(京都新聞電子版)
 滋賀県守山市今浜町の琵琶湖岸で、早咲きの菜の花「カンザキハナナ(寒咲き花菜)」が見ごろになり、白く冠雪した比良山系と黄色い花がコントラストを描いて、道行くドライバーや訪れた観光客の目を楽しませている。
 第一なぎさ公園にある広さ4千平方メートルの菜の花畑には、約1万3千本のカンザキハナナが植えられている。栽培している市シルバー人材センターによると、先月下旬から花が咲き始めたが、寒さと積雪で開花のペースは若干遅れ気味という。見ごろは2月下旬まで。入場無料。

11/01/11

■今季一番の冷え込み 潮岬でも氷点下(紀伊民報AGARA)
 寒気が残っていたことと放射冷却の影響で11日朝、和歌山県南部は今季一番の冷え込みとなった。本州最南端、串本町の潮岬観測地点でも氷点下0・3度(午前6時16分)となった。
 和歌山地方気象台によると、県南部は新宮を除くすべての観測地点で今季最低を記録した。最も冷え込んだのは龍神(田辺市)の氷点下6度。続いて西川(古座川町)氷点下5・9度、栗栖川(田辺市)氷点下5・4度、南紀白浜(白浜町)氷点下1・2度だった。田辺市消防本部(新屋敷町)の調べでも氷点下1・4度と今季一番の冷え込みとなった。
 那智勝浦町の熊野那智大社では同日早朝、那智の滝の岩肌が凍り付いて白くなった。午前8時すぎに表面の氷が音を立てて落下したという。

 同気象台によると、12日は寒さが緩むが、風が出てくるため、体感温度は低くなる可能性があるという。

■定置網に6メートルのクジラ 串本町(紀伊民報AGARA)
 和歌山県串本町の串本漁港で10日、同町樫野埼沖の定置網にかかった全長5・95メートルのミンククジラが水揚げされた。和歌山東漁協は「年に1頭は網に入るが、こんなに大きいのは初めて」と話している。
 同町樫野の水産会社「弁天前定置水産」が仕掛けた定置網にかかっていた。胴回りは約3メートル、重さは約3トンと推定される。漁船でクジラを引っ張って漁港まで運び、同日午前8時ごろにクレーンで水揚げした。地元の仲買業者が353万円で競り落とし、町内を中心に販売された。
 ミンククジラの商業捕鯨は禁止されているが、定置網にかかった場合は手続きすれば販売できる。

■湖上パレードに400人招待 3月12日のびわ湖開き(ChunichiWeb滋賀)
 琵琶湖の観光シーズン到来を告げる恒例のびわ湖開きが3月12日、大津市の大津港一帯で開催される。びわ湖大津観光協会は、観光船の湖上パレードに400人を招待する。
 春への扉を開く意味を込めた「黄金の鍵」の投下を行う観光船ミシガン一日船長には、現在放送中のNHK連続テレビ小説「てっぱん」の出演者を予定。湖上パレードはミシガンを中心に行い、1時間のクルーズを楽しめる。当日は午前9時に大津港集合で、3隻の観光船のいずれかに乗船、午前10時半に下船となる。
 応募は1グループ5人まで。はがきに住所、氏名、電話番号などを記入してびわ湖大津観光協会=〒520 0055 大津市春日町1の3=へ送る。締め切りは2月15日必着。問い合わせは同協会=電077(528)2772=へ。

11/01/09

■琵琶湖に向け一斉放水 大津で消防出初め式(ChunichiWeb滋賀)
 大津市消防出初め式が9日、大津市民会館となぎさ公園一帯で行われた。
 式典表彰式の後、2000人の市民が見守る中、消防団や自主防災会などの計1600人が参加。ポンプ車やはしご車などとともに、音楽隊の演奏に合わせて琵琶湖岸を行進した。
 式の最後には、消防車両43台と消防艇1艇が、琵琶湖に向けて一斉放水した。泉恒彦消防団長が「33万大津市民の安全確保に全力を傾注します」と宣言して締めくくった。(滝田健司)

11/01/08

■松ノ木内湖:「再生を」 陸地化懸念、住民が推進協−−高島(毎日jp滋賀)
◇農漁業と緊密、往時の姿に
 高島市安曇川町四津川の湖岸内側に広がり、湖西のコハクチョウ飛来地として知られる松ノ木内湖(約19ヘクタール)の景観や生態系を、農漁業など地域の生活とつながっていた昭和40年代(65〜74年)の姿に戻そうと、地元住民らが松ノ木内湖再生利用推進協議会(会長、梅村彦一・同市議)を設立した。ライフスタイルの変化などで人の手が入らなくなり、陸地化が進むことに危機感を強めており、行政に支援を求めている。【塚原和俊】
 梅村会長や梅村有吉副会長らの話では、同内湖は四津川地区約120世帯で組織する農事組合法人「四津川農事改良組合」の所有地。一世代前はガンゾウ(小型のフナ)やテナガエビ、コイなどが取れ、漁業者が出荷したり地域で消費もしていた。湖底に生える藻は泥とともに引き揚げて肥料に使われたという。
 同内湖には四つの小河川が流入。ほ場整備などで泥も流入し、岸辺が浅くなってヨシ原が広がった。さらにハンノキや柳など樹木も自生して湖水域を狭め、湖周道路際まであった内湖は陸地化が進行。道路からほとんど見えなくなった。
 このため内湖再生と周辺整備について高島市がプランを作成。失われた景観を取り戻し生態系を保全しながら、散策路や展望台、駐車場などを整備して住民だけでなく、来訪者も親しめる湖岸園地を構想している。
 しかし、費用の半分近くを占める泥のしゅんせつなど3億円を超す費用試算が壁に。まず住民らでできることから取り組もうと同協議会を設立した。会には地元漁協や農協、区(自治会)が参加し、ヨシや雑木の刈り取りを既に2回行った。梅村会長は「地域の宝の再生へ、次世代につなぐ下地を作っていきたい」と話している。

11/01/07

■永田池の生物実態調査へ(中國新聞ネット版)
 広島県府中町の住民グループ「カエル倶楽部(くらぶ)」は、同町八幡の永田池で生物の実態調査をする。永田池は町内の市街地に唯一残る池。生息する生き物の種類を調べて外来魚の増殖状況などを探り、水辺の環境保全に生かす。
 県環境保健協会(広島市中区)に協力を依頼。職員とメンバーが8日、魚や虫を捕獲したり、水辺の植物を確認したりする。ブラックバスやブルーギルなどの外来魚、池周辺の花の種類や数を過去のデータと比べる。調査は2008年2月以来2回目。
 町は10年春、永田池の排水用バルブを改修。11月から池の維持管理の一環で水位を一時的に約2メートル下げている。生物を確認しやすいため、実態調査をすることにした。
 永田池は面積約4500平方メートル。町が管理する農業用のため池だったが、宅地化が進んで1980年代には使われなくなった。荒れた池を「カエルのすめる環境にしよう」と99年、地元住民が倶楽部を結成した。
 現在はメンバー約40人が月1回の清掃を続ける。山重洋子代表は「地域の人々が池の環境に関心を持ってくれるきっかけになれば」と話している。

■ヒクシイ飛来減少/化女沼の出入り控えて(asahi.com宮城)
 大崎市古川の化女沼へ飛来する亜種ヒシクイの数が減っている。代表的な飛来先であることが評価されてラムサール条約湿地に登録された沼だけに、事態を重く見る大崎市は6日、沼や岸辺に近づくことの自粛を呼びかける看板を設置した。東北地方環境事務所は1月中旬から生息数や沼への人の立ち入り状況について実態調査を始める。
 亜種ヒシクイはガンの仲間で冬にカムチャツカからやって来る。環境省のレッドリストで「絶滅危惧種」に分類されている。化女沼で水鳥の観察を続ける「雁(がん)の里親友の会」(事務局=大崎市)の池内俊雄事務局長によると、警戒心が強く、人の気配に敏感。夜間に沼をねぐらにし、朝〜夕は田で餌をついばむ。
 飛来数減少は、同市が委嘱する「化女沼湿地保全活用研究会」で昨秋、池内さんが報告した。2002年度に6700羽だったのが、ラムサール条約登録翌年の09年度は2600羽、今年度は今のところ1450羽だ。
 池内さんらが指摘する要因はまず、温暖化。かつて化女沼への中継地だった秋田県の八郎潟残存湖に4千羽がとどまった記録がある。もう一つがブラックバス釣りで人気がある化女沼と岸辺への人の出入りだ。特に胴長を着たり、ボートを出したりして沼まで入ることが嫌われている、と池内さんは見る。
 看板設置は飛来数減少の食い止めが目的。10〜3月末に沼に入ることと、日の出と日の入り時間帯の岸辺への接近を控えるよう求める内容で、沼の周囲を走る約4キロの道路の内側9カ所に設置した。

11/01/05

■ビワマス 南湖、60年ぶり遡上確認(京都新聞電子版)
 琵琶湖固有種ビワマスのメスが昨秋、南湖から大宮川(大津市)に遡上(そじょう)していたことがわかった。市民グループが放流した稚魚が成長して帰ってきたとみられる。南湖でのビワマス遡上は戦後間もなくが最後だったとの証言があり、専門家は「約60年ぶりに遡上を復活させた意義は大きい」と評価している。
 滋賀県や、大宮川で稚魚を放流する市民グループ「びわますを琵琶湖のシンボルに育てる会」によると、11月21日、大宮川の河口から約900メートル上流の地点で、川の中にあったビワマスの死骸を近くの住民が見つけた。住民が撮影した写真をもとに県水産課がビワマスのメスと確認した。
 動物に食べられるなどして頭部はなくなっていたが、体長は推定50センチ。脂ビレが切り取られていた。南湖で放流しているのは2006年から続ける同会のみで、07年と09年は稚魚の脂ビレを切除していたことから、同会が放流した稚魚が成長したとみられる。
 サケ科のビワマスは、生まれ育った川へ戻って遡上する母川回帰の習性がある。20度以下の低水温を好むため、水深が深く水温が低い北湖で育ち、産卵期を迎えて大宮川に戻ったと考えられる。大津漁協によると、大宮川の河口近くで一昨年、成魚3尾が網にかかっていた。
 ビワマスの生態に詳しい県水産試験場の藤岡康弘場長は、南湖で遡上があった時期でも数は限られていたと指摘したうえで、「新たに稚魚を放流すれば、南湖でも大きく成長して戻ってくることが証明された」と、遡上復活の意義を強調する。
 同会は4年前から、大宮川が流れる日吉大社などで地元住民と毎春、体長5センチの3千尾を放流してきた。高橋潔会長は「遡上の発見が、産卵ができるような川の環境改善につながってほしい」と話している。

11/01/04

■仁徳天皇陵に釣り人 お堀の魚狙い侵入、ぼや騒ぎも(産経関西)
 世界文化遺産登録を目指している百舌鳥古墳群の仁徳天皇陵(堺市堺区)で、堀に住む外来種のブラックバスやブルーギルを狙って侵入する釣り人が絶えず、管理する宮内庁が頭を痛めている。先月には、釣り人が持ち込んだとみられるランプが原因で、雑草約50平方メートルが焼けるぼやが発生した。宮内庁は「尊厳を保つべき場所と分かってほしい」として大阪府警堺署に被害届を提出。堺署が捜査している。
宮内庁が被害届
 仁徳天皇陵は、天皇が眠る陵墓として宮内庁が管理。世界最大規模の前方後円墳として知られ、周囲は3重の堀で囲まれている。
 同庁書陵部・古市陵墓監区事務所によると、釣り人が増えてきたのは10年ほど前から。何者かが堀に放したブラックバスやブルーギルが増殖。インターネットなどで情報が広まり、フェンスを乗り越えて釣り人が侵入するようになった。
 同事務所では職員の巡回を強化したり、「立ち入り禁止」の看板を掲示するなど、対策を行ってきたが侵入者は後を絶たず、平成17年6月には釣り人が堀に転落し死亡する事件も発生した。
 ぼやは先月16日午後5時ごろに発生した。通行人が炎を発見し管理事務所に通報。駆け付けた職員がバケツの水で消し止めた。現場にはペットボトルを改造し、灯油に灯心を垂らした手製のランプのようなものが残されていた。また現場近くには、フェンスの下の土を掘って、人が出入りできるようにした穴もあった。宮内庁は今回初めて被害届を提出。堺署は釣り人の可能性が高いとして捜査している。
 仁徳天皇陵を含む「百舌鳥・古市古墳群」は、昨年10月に、世界遺産候補として国内暫定リストへの記載が決定。地元堺市などが登録に向けての活動を本格化している。堺市世界遺産推進室では、ぼや騒ぎについて「マナー違反が相次ぐ事態は、登録に向けた活動に影響しかねない」と懸念している。
 宮内庁でも古墳周辺を確認し、フェンスの下の隙間を順次補修する作業を進める。
 同庁古市陵墓監区事務所の椋本武所長は「これまで御陵さんとして親しまれてきた場所だけに、有刺鉄線を張り巡らすなど物々しい管理はしたくない。尊厳を保つべき大切な場所としてマナーを守ってほしい」と話している。
 仁徳天皇陵 墳墓としては世界最大の面積をもち、エジプトのピラミッドや中国の秦始皇陵とともに世界三大墳墓の一つに数えられる。大阪府、堺市、羽曳野市、藤井寺市が、仁徳天皇陵を含む4世紀後半〜6世紀前半の古墳で構成される「百舌鳥・古市古墳群」の世界遺産登録を目指している。

11/01/01

■県内、今冬一番の積雪 長浜・余呉で39センチ(ChunichiWeb滋賀)
 大みそか寒波に見舞われた県内は31日、軒並み今冬一番の積雪となった。彦根地方気象台は元日も雪が降ると予報している。
 気象台によると、午後3時の積雪は長浜市余呉町が39センチ、高島市今津町30センチ、米原市朝日18センチ、彦根市城町14センチ。大津市長等は滋賀国道事務所の観測で6センチだった。
 昼すぎから名神高速道路の栗東−京都南、京滋バイパスの瀬田東−宇治西が上下で通行止めになったほか、新名神高速道路の草津−草津田上の下り線がストップした。
 大津市中央1の交差点では、上り坂でトラックが立ち往生。交通整理のため出ていた京阪電車の職員ら3人がかりでトラックを押していた。
 同市島ノ関のガソリンスタンドでは、タイヤを履き替える客が相次いだ。大津市逢坂1の塗装業山本芳宏さん(37)は「古いスタッドレスをはいていたけど、滑ったから替えないと危ないと思って来た」と話した。
 同市の県庁前では、親子が坂を利用してそり遊び。寺田有彩ちゃん(9つ)は「家の前でこんな遊びができて楽しい」と何度も坂を滑っていた。
 大津、大津北両署によると、大津市ではスリップなどによる交通事故が110件を超え、普通タイヤによる事故も目立った。
 彦根市の国宝、彦根城の名勝玄宮園では、木々や茶室の屋根も白く染まり、観光客の姿はチラホラ見えるのみ。男性(59)は「東京は晴れていたのでびっくり。一帯が雪に包まれてきれいですね」と白い息を吐いた。(伊藤弘喜、山田千尋)

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