琵琶湖の湖底に流れ着いたバスフィッシング関係のいろんな情報をお届けします。中にはヘド
ロの底からすくい上げた情報もあります。このコーナーの情報はすべて信頼の置けるニュース
ソースから発信されたものですが、真偽の程は未確認であることをご承知置きください。
琵琶湖の湖底から
(2011/09)
11/09/30
■生物多様性ネット、111自治体が設立へ 名古屋で7日総会(ChunichiWeb)
環境省は30日、愛知、岐阜、滋賀、石川各県や名古屋市など計111の自治体が参加する「生物多様性自治体ネットワーク」が発足すると発表した。生物多様性保護の取り組みの情報交換などが目的。10月7日に名古屋市で設立総会を開き、大村秀章愛知県知事が代表に選出される。
2010年に名古屋市で開催された生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)では、生物多様性の保護に地方自治体が果たす役割の重要性が確認された。自治体の取り組みを活発にするため、環境省がネットワーク発足を呼び掛けた。長野県松本市、三重県菰野町も加わる。
11/09/28
■「琵琶湖や周辺河川も」 放射線モニタリングで嘉田知事(京都新聞電子版)
滋賀県の嘉田由紀子知事は28日の県議会一般質問で、放射線量を測定する県のモニタリング体制について、琵琶湖や周辺河川なども対象に含めるべきとの考えを示した。
嘉田知事は「水質モニタリングのポイントは琵琶湖の水中や周辺河川、水道の取水口などがある。今までのアセスメント項目には入っていなかったが、放射線を入れるべきとの強い決意を持っている」と答えた。
その上で、頻度や検査対象の物質などについては「効果的、効率的な方法を考えないといけない」として、県地域防災計画の見直しを進める委員会の意見を踏まえて検討する意向を示した。
また嘉田知事は、高島市の市民団体が情報公開請求を行った放射線量測定用モニタリングポストのデータがすぐに取り出せない状態だったことに対し、「情報公開が遅れたことは申し訳ない」と陳謝した。
このほか、嘉田知事はNPOなどに対する補助金の適正な支出のため、新たな検査システムの構築に前向きな姿勢を示した。
■ガソリン価格、7週連続で値下がり(Impress Car Watch)
2011年9月28日発表
石油情報センターは9月28日、石油製品小売価格の週次調査(9月26日調査)の結果を発表した。
調査結果によると、ガソリン価格の全国平均はハイオク156.0円、レギュラー145.2円、軽油125.1円。前週と比べ、いずれの油種も0.6円の値下がりとなった。この値下げ傾向は7週連続となる。
ここ3カ月のうち、ガソリン価格がピークだった8月8日の調査では、ハイオク161.6円、レギュラー150.8円、軽油130.1円を記録しており、それよりもハイオクとレギュラーは5.6円、軽油は5円値下がりしたことになる。
11/09/27
■琵琶湖のカワウ 県外に大移動? 広域連合で駆除対策へ(msn産経ニュース)
全国最大規模の営巣地があり、フン害による樹木の枯死や漁業被害など深刻な影響をもたらす琵琶湖周辺の害鳥・カワウが、滋賀県の駆除で前年の半数近くに減少する一方、兵庫県や大阪府、和歌山県など2府3県で計約7500羽が生息していることが、各府県の初の本格調査で分かった。駆除を逃れてカワウが近隣府県に大量移動した可能性があり、関西広域連合は来年度、広域対策に乗り出す方針を決めた。
カワウはペリカン目ウ科の水鳥で、樹木に巣をつくる。全国に約6万羽が生息し、うち約半数が琵琶湖の竹生(ちくぶ)島(滋賀県長浜市)、葛籠尾崎(つづらおざき)(同)、伊崎半島(同県近江八幡市)の3カ所にいるとされる。
県などによると、琵琶湖では天敵のヘビやトンビなどの影響を受けにくく、個体数が自然に減少しないという。アユなど毎年約2800トンの魚がカワウに食べられ、周辺の森林はフン害で木が枯れるなど約24万平方メートルに被害が出ている。
このため、滋賀県は平成16年から本格的な猟銃駆除を始め、毎年夏場に約2万羽を駆除。しかし、個体数はなかなか減らず、ここ数年2万〜4万羽程度で推移していた。
ところが、今年5月の調査では、竹生島など主な生息地3カ所の生息数は計1万2415羽で、前年の2万2569羽からほぼ半減。同島では1万4155羽から1015羽に激減した。滋賀県全域では1万3579羽が確認された。
一方、近隣府県では関西広域連合発足に伴い今年5〜6月、2府3県が滋賀県と協力し初めてカワウ生息調査を実施。兵庫県2914羽▽大阪府1985羽▽和歌山県1403羽▽徳島県874羽▽京都府372羽―の計7548羽が確認された。
兵庫県では、夜間、集団で過ごすねぐらが明石市や小野市などの20カ所で見つかった。揖保川河口付近(たつの市)ではフンによる樹木の枯死が確認されたほか、漁業被害を訴える関係者もいるという。
滋賀県自然環境保全課は「琵琶湖では駆除の成果が出始めているが、カワウが滋賀を離れ、県外に分散した可能性もある」と指摘。兵庫県自然環境課は「カワウの『供給源』は琵琶湖。住宅密集地が多い兵庫県では、猟銃による駆除は難しく、広域的な対応が必要だ」としている。
このため、関西広域連合は、来年度に滋賀県を中心としたカワウの広域的な対策に乗り出す方針を決定。今年中に各府県がさらに2回の調査を行い、カワウの分布状況を把握した上で、効果的な駆除計画をまとめることにしている。
■レジャー事故:船舶・水難は近年最少 遭難は横ばい−−7〜8月、県警まとめ(毎日jp滋賀)
県警地域課は7〜8月の船舶・水難事故と山岳事故の発生件数をまとめた。船舶事故は前年比2件減の15件、水難事故は同10件減の3件、山岳遭難は昨年と横ばいの9件。水難事故は資料が残る01年以降、船舶事故は05年以降最も少なかった。
水難事故では、東近江市で神崎川に飛び込んだ大阪府大東市の男性会社員(33)と、大津市の近江舞子中浜水泳場で泳いでいた京都市西京区の男性パート社員(22)が死亡した。船舶事故は北湖で11件、南湖で4件発生。水上バイクの事故が6件と最も多く、内訳は他のボートと衝突2件▽落水2件▽エンジントラブルによる漂流1件▽走行中の転倒1件。次いでモータボートの事故が4件で、衝突2件▽転覆1件▽エンジントラブル1件だった。【石川勝義】
■現場から記者リポート:ヨシ船で琵琶湖一周へ 原風景、守りたい(毎日jp滋賀)
◇若者たちが挑戦中 カンパなど支援呼びかけ
手作りしたヨシ船で琵琶湖を一周してみよう−−。こんな企画を思い立ったのは、ヨシが群生する西の湖のそばで生まれ育った立命館大4年、中江隆史さん(24)=近江八幡市安土町=だ。同級生や知人らに協力を呼びかけ、8月にはヨシ船を試作。実際に琵琶湖に漕(こ)ぎ出すには、資金集めなどのハードルが残るが、「何かを成し遂げたい」という20代の若者たちの挑戦を取材した。【姜弘修】
経営学部の授業で課されたプロジェクト研究で、中江さんが考えたのは「安土に生まれ育った者として、チャレンジできることはないか」。頭に浮かんだのは、最寄りのJR安土駅に以前展示されていたヨシ船。地元・安土の原風景で、水質浄化力もあるヨシ原の保全を自分なりにアピールしよう−−。2年前に世界一周旅行に出かけた冒険心と、1級小型船舶免許所持者という下地が、思いつきを行動に移させた。
ちょうど今年は「びわ湖の日」30周年。中江さんは高校時代の同級生や東日本大震災ボランティアで知り合った京都の学生らに声をかけ、5月に同世代約20人で「びわ湖一周ヨシ船プロジェクト」をスタートした。
「二つ返事で参加した」と言う彦根東高時代の友人、辻下武晋さん(25)=多賀町=は「話を聞いてすごいなと思った。きっと実現させると太鼓判を押します」。とはいえ、船造りや湖上航行は“門外漢”の集まり。中江さんは飛び込みで、西の湖のヨシの保全や製品化に取り組む地元企業「豊葦原会」に協力を依頼し、8月、ヨシ200キロと竹で全長7メートル、4人乗りの船を試作した。
ヨシ船に元々興味があり、プロジェクトの情報を聞きつけて参加した地元在住の高木あゆみさん(25)は「ヨシから船を造る機会なんてない。琵琶湖一周はめっちゃ楽しみ。成功した後、船が安土のシンボルになってくれたら、うれしい」と期待を込めた。
◇ ◇
10月初めに近江八幡市の小田ケ浜から沖島まで試乗。問題がなければ本番に向け、全長12〜15メートルのより大きなヨシ船造りに取りかかる。計画では1週間をかけ、帆とオールで琵琶湖上を反時計回りに一周。ゴールの大津市で、寄航した各地で集めた名産品をPRするマルシェ(市場)を開く予定という。
実現に向け、豊葦原会のほか、大津市本堅田の「松井造船所」、観光船を運航する「琵琶湖汽船」に航行ルートなどの助言を受けているという。豊葦原会の安居昌廣社長は「若いだけあって大変なことを考える。ただ、危険や規制を無視してはできない。きちんとクリアしないと」と慎重さも求める。
本番用の船は頑丈さや船底の気密性がより求められ、トラブルに備えて伴走船も必要となる。最大の課題は最低70万円を要する資金集めだ。冬場の気象は航行の危険度が増すため、挑戦は11月をリミットとしている。
中江さんは「年齢を重ね、いつの間にか何かをしていく世代になっていた。ここに住む人間として、自分らの世代で何かやろうじゃないかと思うようになった」と言う。今回の挑戦には、社会に漕ぎ出す前に生き方を見つめ直す20代の思いも投影されている。
カンパやボランティアを広く呼びかけているが、苦戦中。支援の問い合わせは中江さん(090・5091・8573)へ。
■「びわ湖夢王国」で祭典 沖島を「首都」に(ChunichiWeb滋賀)
県内の企業関係者や障害のある人の支援者らでつくる仮想国「びわ湖夢王国」は25日、琵琶湖に浮かぶ沖島(近江八幡市)を「首都」と定める祭典を、同島で開いた。
王国は、障害者団体への援助を続けるNPO法人「夢・同人」理事長の国松善次・前知事の呼び掛けで、今月3日、国王を国松さん、首相を蔭山孝夫県中小企業家同友会代表理事として発足した。琵琶湖の環境美化や産業活性化、障害のある人への支援などを進めることを目指している。
企業関係者や島民ら計70人が出席。日の丸に琵琶湖などを書き入れた国旗の掲揚や、王国と島民双方で活動を盛り上げることを定めた首都協定の締結のほか、知的障害がある人たちによる音楽演奏などが催された。
王国では年内に国民会議を開き、今後の具体的な活動を決める。趣旨に賛同する国民(会員)を募集しており、希望者は王国の事務局を代行する県社会就労事業振興センター=電077(566)8266=へ。(中尾吟)
11/09/26
■運転再開で乗客を歓迎 JR串本―紀伊勝浦間 那智勝浦町(熊野新聞オンライン)
台風12号による大災害の影響で不通となっていたJR紀勢線の「串本―紀伊勝浦間」で26日、一部列車の運転が再開された。那智勝浦町観光協会(外山靖夫会長)と南紀勝浦温泉旅館組合(井戸秀雄組合長)は、列車で来訪した観光客への出迎えを行った。
運転を再開したのは、特急の上下線各2本と一部の普通列車。災害後はバスによる代行輸送が続いており、一部とはいえ待望の復旧となった。
今回の災害により、熊野地域を訪れる観光客は大きく減少し、町内の観光業への影響は深刻。同協会、同組合は、観光資源・文化資源の復旧、主要交通網の復旧などを行政に強く求めている。
再開第一号の特急列車が到着した紀伊勝浦駅では、平安衣装を着た女性職員をはじめ、同協会と同組合の関係者が改札口で乗客を歓迎した。
■オオヒシクイ、翼に秋乗せて 長浜の琵琶湖に初飛来(京都新聞電子版)
国の天然記念物に指定されている大型の渡り鳥オオヒシクイが、長浜市湖北町の琵琶湖に、越冬のため初飛来した。湖北野鳥センター前で2羽が羽を休め、湖国に本格的な秋の訪れを感じさせている。
オオヒシクイはカモ科の水鳥。ガンの仲間で、全長が90センチ前後、羽を広げると1・8メートルにもなる。北極圏で繁殖して、カムチャツカ半島の湖周辺に集結して南に渡り、湖北地域が南限とされる。
センターによると、今季の飛来は昨年よりも一週間早い。24日午後2時過ぎに、賤ケ岳で渡り鳥の観察をしていた湖北野鳥の会メンバーが頭上を通過するオオヒシクイを目撃。連絡を受けたセンター近くにも、間もなく飛来したという。
同センターは「2羽はこれまでにも飛来したつがいと思われる。今後、日ごとに飛来数は増えて来年1月のピークに300〜400羽になる」と話している。
■「夢王国」 琵琶湖の真ん中・沖島が首都(YomiuriOnLine滋賀)
元知事の国松善次さん(73)が理事長を務め、障害者支援などを行うNPO法人「夢・同人」(彦根市)が今年4月に琵琶湖上に〈建国〉した架空の国「びわ湖夢王国」が25日、首都に決めた沖島(近江八幡市沖島町)で、「首都発足フェスタ」を開いた。
県の政財界人らでつくる同法人が、遊び心を持って環境や福祉の問題に取り組む団体を作って滋賀を元気にしよう、と建国した。13日には、同法人理事で県中小企業家同友会代表理事の蔭山孝夫さん(70)を総理とする〈内閣〉を、組閣。同日の閣議で、国土である琵琶湖のほぼ真ん中にある沖島を首都に決めた。
沖島漁業会館で行われたフェスタには、近江八幡市や沖島自治会の関係者らが列席。国旗などが紹介された後、国王に就任した国松理事長と西居英治・同自治会副会長(67)が首都協定書に署名した。
国松国王は「現実の政治が混迷して活力が失われつつある中、パロディー精神を発揮して元気を発信したい」と話した。年内に〈臨時国会〉を開き、具体的な活動内容を決める。
11/09/25
■冬の使者 琵琶湖に(YomiuriOnLine滋賀)
オオヒシクイ 今季初の飛来
長浜市湖北町の琵琶湖上空に24日、国の天然記念物に指定されている冬鳥のオオヒシクイが今季初めて飛来した。昨季より7日早く、来年2月下旬までに数百羽が琵琶湖や湖北地域の池などに飛来し、越冬する。
オオヒシクイは体長約85センチのカモ科の渡り鳥で、羽を広げると約1・8メートルにもなる。琵琶湖北部が越冬の南限とされ、第1陣は9月下旬〜10月上旬にカムチャツカ半島から渡ってくる。
この日午後2時20分頃、賤ヶ岳でバードウオッチング中の「湖北野鳥の会」会員清水幸男さん(60)(長浜市小谷上山田町)らが上空を飛ぶ2羽を確認し、センターに通報。約20分後にはセンター前にも南から飛来したが、再び南方に飛び去ったという。
11/09/24
■カヌーで巡り八郎湖学習(asahi.com秋田)
「カヌー体験で八郎湖を知ろうツアー」(県秋田地域振興局主催)が五城目町と大潟村で行われた。
水質汚染や外来魚の問題を、楽しみながら考えてもらう「カヌー体験で八郎湖を知ろうツアー」(県秋田地域振興局主催)が23日、五城目町と大潟村で行われた。
約50人が参加。まず八郎湖に注ぐ五城目町の馬場目川で30艇のカヌーに乗り、下流へ向かった。約3キロ進んで陸に上がり、川の水の汚れ具合を検査。試薬を水に入れると、水質が悪くなるにつれ、桃色から青色に。子どもたちから「うわぁ」と声が上がった。
大潟村の施設での昼食は、八郎湖で駆除されたブラックバス料理が振る舞われた。在来魚を脅かす外来魚の存在を考えてもらう狙いだ。ブラックバスをフライにしてパンに挟んだバーガーを食べ、秋田市の主婦菊地香奈子さん(37)は「あっさりしててタラのような味」、娘の芙弥香(ふ・み・か)ちゃん(9)は「おいしい」と笑顔だった。
■ヨシ帯に傾斜、稚魚守れ 琵琶湖岸で県、初造成へ(京都新聞電子版)
琵琶湖岸のヨシ帯造成に取り組む滋賀県が、コイやフナの産卵と稚魚成育に適するように、岸から沖合に向けて緩やかな傾斜をつけてヨシを植える工事を本年度初めて行う。琵琶湖の水位は産卵や成育期にあたる梅雨から秋にかけ、洪水に備えて人為的に低く抑えられており、ヨシ帯全体が干上がった場合に卵や稚魚が死滅するのを防ぐねらいだ。
琵琶湖の水位は国交省琵琶湖河川事務所が瀬田川洗堰(大津市)の操作で、雨の少ない冬から春は基準水位のプラス30センチ以下を維持し、洪水期の6月中旬から10月中旬はマイナス20〜30センチに下げる。
県水産課によると、従来はヨシが水没などで根付きが悪くならないよう、植える位置をマイナス30センチのレベルに統一していた。しかし、すべてのヨシを平たんな場所に植えると、水位が下がる時期はヨシ帯全体が干上がり、稚魚や卵が全滅する恐れがあった。
本年度は10月以降に守山市木浜町の湖岸で約1・4ヘクタールを造成する。岸側は盛り土をマイナス30センチまで行い、沖合50メートルではマイナス50センチにとどめて緩やかな傾斜にヨシを植える。水位がマイナス20〜30センチになっても沖合に魚が待避できるようにする。同課は「傾斜がある方が自然の湖底の形に近い。より多くの卵や稚魚を守るために、新しい工法を導入する」という。
浅瀬のヨシ帯は琵琶湖総合開発などにより、1974年の99ヘクタールから91年には64ヘクタールに減った。そのため県は国の補助を受け、96年度から昨年度に長浜市や草津市など13カ所で25・2ヘクタールのヨシ帯を造成。県は1ヘクタール平均で約4億410万粒の産卵成果があったと推計している。
11/09/22
■ガソリン価格、6週連続で値下げ(Impress Car Watch)
2011年9月21日発表
石油情報センターは9月21日、石油製品小売価格の週次調査(9月20日調査)の結果を発表した。
調査結果によると、ガソリン価格の全国平均はハイオク156.6円、レギュラー145.8円、軽油125.7円。前週と比べハイオク、レギュラーが0.8円、軽油が0.6円の値下がりとなった。ガソリン価格の値下げはこれで6週連続となる。
地域別に見ても全国的に値下がりしており、ハイオクとレギュラーは北海道が、軽油は関東がもっとも低価格となっている。
■台風15号 土砂崩れ県道通行止め(YomiuriOnLine滋賀)
東海地方などで大きな被害を出した台風15号は21日、県内にも大雨と強風をもたらし、竜王町で一時、河川の増水に伴い、1154世帯4243人に対して避難準備情報が発表された。一部の県道が土砂崩れで通行止めとなり、JR湖西線も一時、強風のため運転を見合わせた。県内各地に暴風警報が発令され、大半の学校が休校となった。
風 雨 彦根地方気象台によると、降り始めからの総雨量は午後9時現在、朽木平良(高島市)229ミリ、土山(甲賀市)186ミリ。米原は午後2時20分までの24時間雨量が123・5ミリとなり、9月の観測史上最高を更新した。最大瞬間風速は土山26・2メートル、南小松(大津市)23・4メートルを観測した。
交 通 県防災危機管理局などによると、午後9時現在、高島市マキノ町や長浜市西浅井町の県道4か所が土砂崩れで通行止めに。新名神高速道路甲賀・土山インターチェンジ―亀山ジャンクション(三重県亀山市)間で雨量が規定値を超え、午前9時〜午後5時半に上下線とも通行止めになった。名神高速道路も一時、県内全線で速度規制が行われた。
JR湖西線では午後0時45分頃から近江舞子駅や安曇川駅で相次ぎ、規制値を超える風速を観測。堅田―近江舞子駅間の上下線で運転を見合わせるなどし、ダイヤが終日乱れた。
学 校 県教委によると、公立の全ての幼稚園と小中学校、県立高が休校となり、特別支援学校も守山養護学校を除く13校で授業を休止。3特別支援学校の小学部が、21日出発予定だった修学旅行を延期し、県立彦根西高の2年生も、北海道旅行に利用を予定していた中部国際空港からの便を、関西空港からの便に変更した。
11/09/21
■滋賀でも大雨 通行止めや停電など各地で被害(京都新聞電子版)
台風15号の接近で21日、滋賀県でも大雨となり、道路の通行止めや停電など各地で被害が相次いだ。
21日午後2時までの降り始め(19日午前3時)からの総雨量は、高島市朽木平良で215ミリ、甲賀市土山で185ミリに達した。竜王町では12地区の1154世帯を対象に町災害警戒本部から避難準備情報が発表されたが夕方までに解除された。
道路は、土砂崩れが高島市マキノ町や長浜市西浅井町など4カ所で発生。甲賀市甲賀町大原市場など2カ所で冠水したほか、倒木や雨量超過などで計25カ所が通行止めとなった。新名神高速道路も甲賀土山IC|亀山JCT間が不通となった。
近江鉄道は、河川の増水に伴い愛知川|八日市駅間と水口|貴生川駅間を運休し、バスやタクシーによる代行輸送を行った。
近江八幡市安土町上豊浦では風雨で付近の高圧線が切れ約430戸が最大約3時間停電した。また大津市栗原で160戸、彦根市三津町で70戸が停電し、長浜市余呉町では土砂崩れで倒壊した木が電線などにのし掛かり6戸が停電した。
県内の幼稚園や小中高校は公立、私立ともすべて臨時休校となった。
■台風15号、甲府市付近を北東に…時速50km(YomiuriOnLine)
強い台風15号は21日午後5時現在、甲府市付近にあって、時速約50キロで北東に進んでいる。
気象庁によると、中心の気圧は955ヘクト・パスカル、最大風速は40メートル、最大瞬間風速は60メートルで、中心の南東190キロ以内と、北西70キロ以内では25メートル以上の暴風が吹いている。
この台風で、東京都八王子市では同日午後5時までに、24・3メートルの観測史上最大となる風速を記録した。
22日にかけて予想される最大風速は、東京23区で25メートル、多摩北部、同南部25メートル、同西部17メートルなど。
東京地方と伊豆諸島では、21日夜はじめごろにかけ、雷を伴い1時間に50―70ミリの非常に強い雨が降る見込み。
22日午後6時までの24時間雨量は、東京地方で120ミリと予想される。
台風の中心は22日午前3時には、岩手県宮古市の北東約80キロに達する見込みで、中心の気圧は980ヘクト・パスカル、最大風速は30メートル、最大瞬間風速は45メートルが予想される。
気象庁では河川の増水や土砂災害などに厳重な警戒を呼びかけている。
■台風15号、静岡・浜松市付近に上陸(YomiuriOnLine)
気象庁は21日午後2時頃、非常に強い台風15号が静岡県浜松市付近に上陸したとみられると発表した。
中心の気圧は950ヘクト・パスカルで、大きな勢力を保っており、中心付近の最大風速は45メートル、最大瞬間風速は60メートルと強い風が観測されている。台風は時速40キロで北東に進んでおり、同庁は東海、関東、東北地方に暴風や河川の氾濫、土砂災害に警戒を呼び掛けている。
■紀伊半島の一部、台風15号の暴風域に(YomiuriOnLine)
気象庁は21日、紀伊半島の一部が台風15号の暴風域に入ったと発表した。
同日昼前から夕方にかけて、近畿地方から東海地方に上陸する恐れがあるという。
気象庁によると、非常に強い台風15号は同日午前7時現在、和歌山県潮岬の南南西約100キロの海上を時速約35キロで北東へ進んでいる。
中心気圧は945ヘクト・パスカル、中心付近の最大風速は45メートル、最大瞬間風速は65メートルで、中心の南東側150キロ以内と北西側110キロ以内では風速25メートル以上の暴風となっている。
気象庁は、西日本から北日本にかけての広い範囲で大雨、暴風や高波による災害に最大級の警戒が必要としている。
■台風15号、本州に上陸の恐れ…広い範囲で大雨(YomiuriOnLine)
非常に強い台風15号は21日午前4時現在、和歌山県潮岬の南南西約200キロの海上を時速約30キロで北東へ進んでいる。
気象庁によると、中心気圧は940ヘクト・パスカル、中心付近の最大風速は50メートル、最大瞬間風速は70メートルで、中心から半径150キロ以内では風速25メートル以上の暴風となっている。
西日本から東日本、東北地方にかけての広い範囲で大雨となっており、土砂災害や河川の氾濫の危険性が高くなっている。同日中には近畿地方から東海地方、関東地方に接近し、上陸する恐れがある。
11/09/20
■台風15号、あす上陸恐れ…「最大級の警戒」を(YomiuriOnLine)
強い台風15号は20日午後4時現在、種子島の南東約200キロの海上を時速約15キロで東北東に進んでいる。
中心気圧は950ヘクト・パスカル、中心付近の最大風速は40メートル、最大瞬間風速は60メートル。中心から半径110キロ以内では、風速25メートル以上の暴風となっている。
台風は次第に速度を速めながら進んでおり、21日には西日本から東日本に接近、上陸する恐れがある。気象庁は広い範囲で大雨、暴風、高波による災害に「最大級の警戒」を呼びかけている。
台風や前線の影響で、西日本や東日本では1時間に50ミリを超える非常に激しい雨が降っている。20日午後3時までの24時間雨量が300ミリを超えた所も出ている。
21日にかけても大雨が続く見込みで、西日本や東日本では局地的に1時間に80ミリを超える猛烈な雨が降る恐れがある。東北地方も21日に1時間50ミリの非常に激しい雨が降り、22日にかけても大雨が予想される。
21日午後6時までの24時間に予想される雨量は、多い所で近畿・東海500ミリ、四国400ミリ、関東甲信350ミリ、中国250ミリ、北陸・東北180〜200ミリ、九州北部・南部100〜150ミリの見込み。
風も20日には四国、九州北部を中心に非常に強くなる見込みで、21日には四国から東日本にかけて、22日には北日本で暴風となる恐れがある。気象庁は土砂災害や河川の氾濫のほか、落雷、竜巻などの激しい突風にも警戒を呼びかけている。
■文献が示す「可能性」(YomiuriOnLine滋賀)
津波に備える――琵琶湖では?
未曽有の大災害となった東日本大震災では、想定をはるかに超えた津波が、町を襲った。県には琵琶湖西岸断層帯など、地震発生が懸念される活断層が複数ある。海に面しない県だが、総面積の6分の1を占める琵琶湖でも津波は起こりうるのか、取材した。(鷲尾龍一)
県内の主な活断層は、西部に琵琶湖西岸、三方・花折断層帯、東部に鈴鹿西縁断層帯などがあり、阪神・淡路大震災のような直下型地震の発生が将来的に予測される。しかし1893年から、前身の県立彦根測候所、彦根地方気象台が観測してきた気象データでは、津波の発生例はないという。
古代に遡ると、津波の発生を明記した文献はないが、津波の発生を伺わせる史料は残っている。
京都府と滋賀の境で1185年、マグニチュード7・4と推測される大地震が起こった。当時の貴族が記した「山槐記(さんかいき)」では、大津市の三井寺(園城寺)や比叡山延暦寺で建物が倒れ、「琵琶湖の水、北流し、水減ず。のちに旧に復す」と書かれている。家屋が流されるなど、被害を直接記してはおらず、津波だったと言い切れないが、湖水が地震の揺れで大きな影響を受けた様子がうかがえる。
湖底の遺跡に詳しい林博通・県立大名誉教授(考古学)によると、三ツ矢千軒遺跡(高島市)や西浜千軒遺跡(長浜市)など湖に沈んだ集落とみられる遺跡の多くは、地震の影響で液状化現象を起こした形跡があるという。
塩津港遺跡(長浜市)では、神社の一部とみられる10本ほどの柱が、陸地側に傾いており、湖方向から大きな「衝撃」を受けたと推測される。
1586年の天正大地震を体験した、宣教師ルイス・フロイスの文書には「長浜の民家が波にさらわれた」と記述が残されており、「古代や中世の琵琶湖で津波が起こった可能性はある」と指摘する。
そもそも、津波はどうして発生するのか。津波は海底が大きく揺れ、海水が変動し、波浪となって海岸へ迫る。そのため、津波の発生領域「波源域」の水深が深く、海岸の水深が浅ければ津波が高くなりやすい。しかし、琵琶湖は平均水深が約40メートル、最深部でも100メートル程度で、同気象台の真砂礼宏・地震津波防災官は「湖底が震源となっても、琵琶湖が浅いため、津波は起こりにくい」と分析する。
県防災危機管理局では、県地域防災計画・震災対策編の中で、津波を想定していない。国の定義では、津波は海を想定しており、現在、確認されている主要な活断層はいずれも陸地に位置しているからだ。担当者は「科学的に琵琶湖で全く津波が起こらないかはわからないが、今、判明している活断層から、津波は想定しにくい」としている。
11/09/19
■台風15号、21日午後に東日本接近のおそれ(YomiuriOnLine)
台風15号は19日午後4時現在、鹿児島県奄美市の南東約110キロの海上を時速20キロで北に進んでいる。
東北から九州南部にかけての広い範囲で雨が降っており、20日にかけて西日本を中心に大雨となる見込み。
台風は19日夜に奄美大島に再接近した後、北東に進路を変え、21日朝には四国沖に達し、同日午後には西日本から東日本の太平洋側にかなり接近するおそれがある。気象庁は暴風や高波、土砂災害などに注意を呼びかけている。
台風の中心気圧は975ヘクト・パスカル、中心付近の最大風速は30メートル、最大瞬間風速は45メートル。中心から半径90キロ以内では、風速25メートル以上の暴風となっている。また、中心から半径370キロ以内では風速15メートル以上の強風が吹いている。
台風12号の豪雨で被害を受けた和歌山、奈良県では21日に台風が最も接近するおそれがあり、大雨の降りやすい状態が続くとみられる。21日午後6時までの24時間に多いところで300〜400ミリの雨量が予想される。
20日午後6時までの24時間に予想される雨量は、多いところで、九州南部が300ミリ・グラム、四国が250ミリ、近畿・中国・九州北部が200ミリ、北陸が180ミリ、東海・東北で150ミリを見込んでいる。
11/09/18
■台風15号ゆっくり北上、本州に接近の恐れも(YomiuriOnLine)
台風15号は18日午後9時現在、沖縄県・南大東島の西北西約80キロの海上をゆっくりとした速さで北北西に進んでいる。
台風の北上に伴い、沖縄から東北にかけて雨が強まるおそれがある。今後、台風は進路を東寄りに変え、今週半ばには本州に接近するおそれが出てきた。気象庁は暴風や高波、土砂災害などに注意を呼びかけている。
台風周辺から湿った空気が流れ込んでいる影響で、東北や四国、沖縄にかけての広い範囲で20〜10ミリの雨が降っている。沖縄と九州南部では19日にかけて1時間に70〜50ミリの非常に激しい雨が降るところがある。
台風12号の豪雨で被害を受けた和歌山、奈良県では現在、雨は小康状態だが、19日夕方以降再び強まり、1時間に30ミリの激しい雨が降るところがある。20日午後6時までの24時間で200〜100ミリの雨量が予想される。
同庁によると、台風の中心気圧は975ヘクト・パスカル、中心付近の最大風速は30メートル、最大瞬間風速は45メートル。中心から半径90キロ以内では、風速25メートル以上の暴風となっている。また、中心から半径370キロ以内では風速15メートル以上の強風が吹いている。
19日にかけて、勢力を維持したまま沖縄本島近海をゆっくりと北上する見込み。
19日正午までの24時間の予想される雨量は、多いところで、沖縄が250ミリ、中国・九州南部が150ミリ、九州北部・四国・東北で100ミリを見込んでいる。
■イナズマロックフェス:雨中、草津・烏丸半島に1万2000人(毎日jp滋賀)
草津市下物町の烏丸半島で17日、野洲市出身の歌手で滋賀ふるさと観光大使の西川貴教さんが企画する野外音楽イベント「イナズマロックフェス2011」が開幕した。今年で3回目で、18日も行われる。会場ではライブの他、県内の観光協会など14団体が県の魅力を紹介する「おいで〜な滋賀体感フェア」も開催している。
17日はアイドル歌手の中川翔子さんや歌手グループのDragonAsh、お笑い芸人のホリさんなど13組が参加。あいにくの雨の中、集まった約1万2000人の観衆はトップアーティストらのパフォーマンスに酔いしれた。
京都市から参加した大学生、佐々岡多和恵さん(22)は「しょこたんや西川さんの歌を生で聴けてうれしい。来年も参加したい」と話していた。【村山豪】
■琵琶湖外来魚駆除大会(本年度最終)(EICネット)
こんにちは、いつもお世話になっております。琵琶湖を戻す会です。
9月11日の駆除大会の結果は以下の通りでした。
http://homepage2.nifty.com/mugituku/2011-09-11/2011-09-11b.html
参加者:92名(新規参加:55名) 東京、千葉、滋賀、京都、大阪、兵庫、奈良、福岡より参加
駆除重量:24.6kg(ブラックバス1.2kg・ブルーギル23.4kg)
参加、ご協力して下さった皆様、まことに有難うございました。
続きまして本年度最終の駆除大会開始のお知らせです。
目的:琵琶湖にてブラックバス・ブルーギルなど外来魚の駆除を行う
開催日:2011年10月16日(日)...雨天決行
時間:10:00〜15:00
※随時参加・随時解散といたします
受付:滋賀県草津市津田江1北湖岸緑地※旧志那中湖岸緑地
http://homepage2.nifty.com/mugituku/map/tsudae/tsudae.html
交通
車の場合
瀬田方面からの場合は南湖東岸の湖岸道路を北上し、琵琶湖博物館の手前約1kmに湖岸緑地パーキング有り。
公共交通機関の場合
JR琵琶湖線草津駅西口から琵琶湖博物館行きバスで22分 終点「琵琶湖博物館前」停留所から琵琶湖沿いに徒歩約20分。
参加費:大人200円,子供100円(保険料等の実費)
※子供(小学生以下のお子さま)は保護者の方と一緒にご参加下さい。
駆除方法 : エサ釣り
持ち物:釣り道具(特に釣り竿・魚を入れる容器)は出来るだけ各自でご準備下さい。
希望者には餌・仕掛けのみ無料でお分けいたします。また若干数ではありますが、竿を無料レンタルいたします。
仕掛けを準備出来る方はサンプル図を参考にして下さい。
http://homepage2.nifty.com/mugituku/photo/sikake.gif
昼食は各自ご持参下さい。(最寄りのコンビニまで徒歩約15分)
お願い:会場にゴミ箱はありませんので、必ずゴミは各自でお持ち帰り下さい。
主催:琵琶湖を戻す会
協力
(順不同):守山漁業協同組合
滋賀県漁業協同組合連合青年会
当イベントは、参加資格や事前申し込みの必要など一切ありません。個人での参加や飛び入り参加も大歓迎いたします。
会場は足場もよくトイレもありますので、ご家族・ご友人をお誘い合わせの上、大勢でのご参加をお待ちしております。
※なお団体でご参加いただける場合は事前にご一報いただきますようお願い致します。
このイベントでは「 B Y ス タ ン プ ラ リ ー 」のスタンプを受け付けています 。
http://www.byq.or.jp/by-stamp/index.asp
琵琶湖を戻す会は農林水産省及び環境省から特定外来生物防除認定を受けています。
http://homepage2.nifty.com/mugituku/2011-09-11/2011-09-11a.html
11/09/17
■台風15号、沖縄付近で停滞 動き遅く雨長期化(asahi.com)
台風15号は17日、那覇市の東南東約300キロを南東へ進んだ。動きが遅いうえ不規則で、18日も沖縄近くの海上で動く見込み。そのため雨が長く降り続く地域が出ており、気象庁は台風12号の被災地をはじめ、各地で引き続き注意が必要としている。
気象庁によると、台風15号の中心気圧は985ヘクトパスカルで、最大瞬間風速は35メートル。台風の東側を回り込むかたちで湿った空気が流れ込み続けており、西日本や東海地方では強い雨が降った。18日にかけても、沖縄から東北までの広い範囲で雨が降り続く見込みだ。
18日午後6時までの24時間で予想される雨量は多いところで、九州南部、東北で200ミリ、九州北部、四国150ミリなど。
台風15号は、東側の太平洋高気圧と、西側にある高気圧に進路を挟まれているため、動きにくい状態。北に進んだ後に南に進路を変えるなど、不規則な動きを繰り返している。太平洋高気圧が弱まるにつれて、しだいに北に動き、偏西風の影響を受けて北東側に流れていくと見られるが、2〜3日は沖縄周辺に居座る見込みという。
また、台風16号は小笠原近海を北西に進んだ。中心気圧は990ヘクトパスカルで、最大瞬間風速は35メートル。
■台風が沖縄近海で停滞、西日本は激しい雨の恐れ(YomiuriOnLine)
台風15号は17日午後6時現在、那覇市の東南東約300キロを時速約10キロで南東へ進んでいる。
気象庁によると、中心の気圧は985ヘクト・パスカル、中心付近の最大風速は23メートル、最大瞬間風速は35メートル。
18日にかけて、現在の勢力を保ちながら沖縄本島近海にほぼ停滞する。沖縄地方から鹿児島県の奄美地方の海では波の高さが6メートルの大しけとなる見込み。
また、台風の東側を回る湿った空気が流れ込むため、18日にかけ、西日本は太平洋側を中心に断続的に雷を伴った激しい雨が降り、九州でも局地的に非常に激しい雨が降る恐れがある。
18日午後6時までの24時間に予想される雨量は、多い所で九州南部・東北地方200ミリ、四国・九州北部地方150ミリ、沖縄地方120ミリ。
台風12号による豪雨で形成された土砂崩れダムの決壊が心配される和歌山県と奈良県の18日午後6時までの24時間に予想される雨量は、多い所で50ミリ。気象庁は災害の発生した地域では、雨量が少なくても、新たな土砂災害が発生するおそれがあるとして、引き続き18日朝まで厳重な警戒を呼びかけている。
■ユニーク授業:草津市立草津小学校 琵琶湖遠泳で達成感(毎日jp滋賀)
7月26日。近江八幡市の宮ケ浜水泳場に、草津市立草津小の6年生が到着した。琵琶湖で遠泳に挑戦するためだ。やや曇り空。風はほとんどなく、絶好の遠泳日和だった。
1000メートル、600メートル、400メートル、200メートル、100メートルの5コースで、6年生97人は泳力に応じて目標のコースを選ぶ。5年の時には草津中学校の深いプールで100〜400メートルに挑戦したが、琵琶湖は初挑戦の児童が多い。深さなどの不安から最初は緊張気味だったが、近くの沖島を眺めながら「エーンヤコーラ」の掛け声とともに泳ぎ進むと緊張もほぐれ、ほぼ全員が泳ぎ切った。
1000メートルを泳ぎ切った北山凌大君(11)は「深くて藻が足に引っかかりそうでちょっと怖かったけど、この2倍は泳げると思う」と満足そう。400メートルを泳いだ藤田晃一君(11)は「プールと違って強い波があるので怖かった。隣の人とペースを合わせるのも難しかったけど、楽しかった」と振り返った。
湖岸にたどり着いた6年生に、同小の伊澤治教務主任(54)は「6月からかなり泳ぎ込んだし、達成感があると思う」と目を細めた。仲野忠克教頭(54)は「目標を達成したことで自信をつけて学習に取り組んでいるようだ。体験を生かし、困難に立ち向かっていける子どもになってほしい」と期待している。【柴崎達矢】
==============
◆草津市立草津小学校
草津市草津3の14の5。深田雅也校長、児童数568人。1873(明治6)年に「知新学校」として開校。遠泳を始めたのは90年。草津小は地域のボランティアがボートを出してサポートするなど継続を支えている。
■R8バイパス計画再始動 野洲−栗東4.7キロ・決定から30年(京都新聞電子版)
事業決定から30年目を迎えながら、未着工の国道8号「野洲栗東バイパス」計画について、滋賀国道事務所とともに計画を推進する野洲市が、市内のバイパスルートの大部分を占める三上自治会に9月上旬、11年ぶりに計画の説明会を開催した。全国で進行中の535国道事業で最も進捗(しんちょく)が遅れており、国道8号の慢性的な渋滞解消へ抜本対策が再び動き出した。
野洲市小篠原から栗東市手原7丁目までの4・7キロを結ぶバイパスは、1982年度に事業決定、2000年度には県が都市計画を決め、国道8号の北側を通るルートにした。事業費は290億円を見込む。
市民や物流関係者からバイパスを望む声は根強い。計画の遅れについて事業主体の同事務所は「地元から、ルートや道路の構造について要望が多く、まとめきれなかった」と説明する。
これまで渋滞対策に、警察庁が今年3月、野洲、栗東両市内の国道8号の交差点2カ所に新型信号を導入。だが、県警交通規制課は「渋滞の抜本的解決には至らない」と、打つ手がなかった。
市は今後、自治会内の地域ごとに話し合いを行っていく。同事務所は「住民の要望を聞き、道路構造などの変更もあり得る」と早期着工へ柔軟な姿勢を示す。
11/09/16
■台風15号、沖縄・奄美を直撃 週末、東海以西は大雨(ChunichiWeb)
台風15号は16日、沖縄の東海上を引き続きゆっくり西寄りに進んだ。台風周辺の湿った空気が流れ込む東海以西の太平洋側は、週末にかけ大雨が予想される。気象庁は、台風12号の豪雨に見舞われたばかりの紀伊半島では新たな土砂災害の恐れがあるとして、厳重な警戒を呼び掛けた。
台風は、来週初めにかけて沖縄や鹿児島県・奄美付近に居座り、風速25メートル以上の暴風域を伴うまで発達する予想。強風や太平洋側の大雨が長引く可能性がある。
台風は16日午後6時現在、那覇市の東約200キロをゆっくり西北西へ進んだ。中心気圧は985ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は23メートル。(共同)
■イナズマロックフェス:観光・物産、滋賀PR−−17、18日に草津(毎日jp滋賀)
◇福島支援も
草津市下物町の烏丸半島で17、18日に開催される野外ライブイベント「イナズマロックフェス2011」で、県内の見どころを紹介する「おいで〜な滋賀体感フェア」が開かれる。県内各地の観光協会や企業など14団体が出展。物産品の体験コーナーなどがある。
草津市観光物産協会は、草津の宿場町が歌川広重の浮世絵にも描かれたことから「多色刷り」体験を企画。安土町観光協会は、織田信長ゆかりの地として紙製の甲冑(かっちゅう)試着コーナーを設ける。
東日本大震災で県が支援している福島県の観光地なども紹介する。会場は無料エリア(烏丸半島駐車場)にあるため、フェスのチケットがなくても参加できる。両日とも午前10時〜午後9時まで。【前本麻有】
■外来害魚をおいしく活用(中國新聞ネット版)
「田総(たぶさ)川を丸ごと食べる会」が17日、庄原市総領町のなかつくに公園である。田総川漁協や市総領支所などでつくる実行委員会が主催。外来害魚のブラックバスとブルーギルを調理し販売する。既存の生態系を脅かすとされる「やっかいもの」の、おいしい活用法を提案する。
ブラックバスの薫製と空揚げ、ブルーギルの南蛮漬けを、地元アユの料理などと組み合わせた「田総川ごはん」として150食用意する。害魚2種は一般的に食べることは少ないが、ともに臭みは少なく歯応えがあるという。
田総川は庄原、三次両市にまたがるハイヅカ湖に注ぐ。同漁協によると、流域や湖にはブラックバスとブルーギルが生息。両種に食べられ、ハヤなど小型在来種や稚アユが減っているとしている。
食べる会は、生態系に影響を与える害魚を駆除するだけでなく、食に生かす方策を探るのが狙い。
「田総川ごはん」は中学生以上千円、小学生以下500円。会場では、特産市やカヤの穂投げなどのイベントもある。実行委=電話0824(88)2618。
11/09/15
■台風15号、沖縄・奄美へ 西日本中心に大雨の恐れ(ChunichiWeb)
台風15号は15日、沖縄県・大東島地方に接近し、引き続き西寄りに進んだ。16日には沖縄本島や奄美に近づき、沖縄から西日本の太平洋側、東海地方にかけての広い範囲で大雨の恐れがある。気象庁は厳重な警戒を呼び掛けた。
同庁によると、台風を取り巻く雨雲の影響で15日夜以降、沖縄と九州南部は断続的に雷を伴い1時間に30〜40ミリの激しい雨が降り、16日には雨の範囲が西日本の太平洋側や東海に広がる見通し。台風は沖縄・奄美に接近後、動きが遅くなるとみられ、影響が長時間続く可能性がある。(共同)
■紀勢線の熊野市―新宮間、来月上旬に復旧 JR東海が見通し(ChunichiWeb)
JR東海の山田佳臣社長は15日の定例会見で、台風12号の影響で橋脚の一部が流失したJR紀勢線熊野市駅近くの陸橋が、10月上旬には仮復旧できるとの見通しを明らかにした。JR西日本管内の新宮駅の信号設備が復旧すれば、不通になっている熊野市―新宮間での運転再開が可能になる。
山田社長は「仮復旧で、速度制限しながら列車を通すことはできる。新宮まで運転再開したい」と述べた。JR西日本に対し、信号の早期復旧を要請しているが、見通しは立っておらず、すぐに新宮駅まで通じるかは未定。
紀勢線は現在、熊野市―白浜間が不通。このうちJR東海が管轄する熊野市―新宮間は、代行バスを運行している。JR西日本管内の新宮―白浜間は、和歌山県那智勝浦町の那智川橋の流失など被害が大きく、紀勢線の全線復旧は来年以降となる見通し。
■25万人で手をつなぎびわ湖を「抱きしめる」プロジェクト、参加呼び掛け(びわ湖大津経済新聞)
「びわ湖の日」制定30周年の今年、びわ湖1周235キロを25万人で手をつなぎ、びわ湖を抱きしめようというプロジェクト「抱きしめてBIWAKO」が11月6日に開催される。障害者福祉施設の移設支援を目的に開かれた第1回以来24年ぶりの開催となる。
当日は、びわ湖の周囲235キロのうち、岩場など危険な場所を除く180キロを参加者が手をつなぎ、びわ湖を「抱きしめる」。実行委員会代表の白井幸則さんは「参加者が善意の気持ちをもって手をつないでもらえれば」と話し、「多くの命を育むびわ湖の大切さをわかってほしい」とも。
目標定員25万人を目指し、「皆さまのおかげで、順調に進んでいる」と白井さん。「残り2カ月、さらに気を引き締めたい」と意気込む。
参加費は500円(中学生以下は金額自由)。参加費は滋賀県の子どもの学習船「うみのこ」の新造費などに寄付される。当日は10時受け付け開始。11時45分からリハーサル。12時に合わせカウントダウンが始まる。応募は実行委員会のホームページから。問い合わせは抱きしめてBIWAKO実行委員会事務局(TEL 077-598-5147)まで。
■台風15号、16日にも沖縄に接近の恐れ(asahi.com)
台風15号は15日、南大東島の東の海上を西北西に進んだ。16日にかけて沖縄地方に接近する恐れがあり、沖縄本島で6メートル、九州南部で5メートルの波になる見込み。16日から17日にかけては台風12号で大きな被害が出た近畿地方南部に激しい雨を降らせる可能性もあり、気象庁は警戒を呼びかけている。
同庁によると、台風15号の中心の気圧は994ヘクトパスカルで、最大瞬間風速は25メートル。今後、やや発達しながら西北西に進むと見られる。台風15号の外側を取り巻く湿った空気が入る紀伊半島などでは、次第に大気の状態が不安定となる見込みで、新たな土砂災害の危険性もあるという。
■ガソリン値下がり続く 5週連続 半年ぶり安値水準(asahi.com)
ガソリン価格の値下げが続いている。石油情報センターが14日発表したレギュラーガソリン1リットルあたりの店頭価格(全国平均、12日時点)は146.6円で、前週より0.8円下がった。値下がりは5週連続で、約6カ月ぶりの安値水準となった。
東京都内でも「激戦区」とされる環状7号線沿いではこの日、多くのガソリンスタンドが130円台後半の値段を掲げ、顧客を奪い合っていた。足立区の店の男性従業員は「150円を超えると、満タン給油をやめる客が増える。値下げは我々にとってもありがたい」と胸をなで下ろした。
ガソリン価格は、北アフリカ・中東情勢の混乱による原油価格の高騰のあおりで、春先に急上昇。3月以降は東日本大震災で一時、品薄感が広がり、4月25日には152.7円まで上がった。
ところが米国債が格下げされた8月上旬、米国経済の先行き不安から原油価格が急落すると、国内のガソリン価格も8月以降、4.2円下がった。「台風など天候不順で夏の需要が盛り上がりに欠けたことも一因」(石油元売り大手)という。
11/09/14
■ガソリン価格、5週連続値下がり レギュラーガソリンは146円台に(Impress Car Watch)
2011年9月14日発表
石油情報センターは9月14日、石油製品小売価格の週次調査(9月12日調査)の結果を発表した。
調査結果によると、ガソリン価格の全国平均はハイオク157.4円、レギュラー146.6円、軽油126.3円。前週と比べハイオク、レギュラー、軽油のいずれも値下がりとなった。ガソリン価格の下落は5週連続となる。
地域別に見ても、いずれの地域も値下がりしており、特に北海道ですべての油種が1円以上の値下がりとなっている。
■17日から運行再開 JR紀勢線、白浜―串本間(紀伊民報AGARA)
台風12号の被害で運休になっている和歌山県JR紀勢線の復旧計画が14日、明らかになった。二階俊博事務所などから連絡があった。
計画によると(1)全面運休となっている白浜―串本間の第3太間川橋梁(きょうりょう)が14日に復旧し、両駅間は17日から平常通り運行予定(2)串本―紀伊勝浦間は、江川橋梁が24日に復旧し、26日に開通予定(ただし一部列車を除く)(3)特急列車は、利用者に便利な時間帯で1日2往復とする(4)代行バスは串本―新宮間の列車について、接続する形で運行する―という手順で進める。
JR紀勢線では、那智勝浦町の那智川橋梁が倒壊、流失するなど各地で大きな被害が起き、白浜駅から新宮駅までの区間は全面運休となっていた。
県議会は13日、JR西日本和歌山支社に対し、台風12号の影響で運休が続いている紀勢線白浜―新宮間について、早期復旧するよう要望した。今井克己支社長は「できるだけ早急に運転を再開したい。区間を分けて開通することを考えている」と話し、まずは串本まで開通させる考えを示した。
新島雄議長らが同社を訪問して訴えた。
■セタシジミ:仔貝から飼育、県水産試験場が技術確立 実験スタート(毎日jp滋賀)
◇資源量減少に朗報
琵琶湖で資源量が減り放流が続けられているセタシジミについて、県水産試験場がふ化直後の仔貝(しがい)(0・2ミリ以下)を飼育し、成長させる技術を確立した。現在はふ化直後に放流しているが、生育後に放せば生存率向上が期待できる。6月からは仔貝と稚貝(0・5ミリ)の生存率を比べる実験も始まった。【石川勝義】
生まれたばかりの仔貝は巻き貝やイトミミズなどの天敵に襲われるが、0・5〜0・7ミリまで成長すれば食べられないことが分かっている。しかし、これまでは仔貝の餌が不明だったり、飼育容器に湖水の泥がたまって天敵がすみ着き、育てられなかった。
県水産試験場の研究で、全長数十マイクロメートル(1マイクロメートルは1000分の1ミリ)のものが多い植物プランクトンを分けて与えた結果、仔貝が2〜3マイクロメートルの小さなクロレラの一種を好むことが判明。またネット製の底から水を引き上げる方式の容器を使うことで泥がたまるのを防ぎ、今では1年以上の飼育も可能になった。
6月からは0・18ミリの仔貝100万個体と0・5ミリの稚貝6000個体をコンテナ(縦30センチ、横40センチ、高さ20センチ)に入れて草津市沖の琵琶湖(深さ約3メートル)に沈め、生存率の比較実験を行っている。飼育費用をかける効果があると判明すれば、県は仔貝の放流を稚貝放流に切り替える方針。同試験場の幡野真隆主任技師(33)は「より有効的な種苗放流でシジミを増やしたい」としている。
セタシジミの漁獲量はピーク時の1950年代に年間5000トンを超えたが、09年は65トンに減少。現在の資源量はピーク時の10分の1以下とみられ、06年度から18ミリ未満の漁獲が制限されている。県は98年度に仔貝放流を始め、多い年は30億個体を放している。
■琵琶湖ミニ周航:今津中2年生111人、今津−長浜をカヌー漕破へ(毎日jp滋賀)
◇往復60キロ
高島市立今津中2年生111人は13日、今津−長浜往復約60キロを1泊2日でカヌー漕破(そうは)する琵琶湖ミニ周航に出発した。2人乗り艇を3組で交代しながら漕(こ)ぎ進み、竹生島付近を経由して長浜へ。
琵琶湖周航の歌誕生の地記念碑が建つ今津港に集合した生徒や教師はそろいのTシャツ姿。背中には、生徒が考えた「〓漕思漕愛〓孤軍じゃない。だから漕ぐんダ〜」のキャッチフレーズが染め抜かれている。
カヌーは同市新旭町の本多医院院長、本多朋仁さん(54)が中学などに貸し出している転覆に強いバイキングタイプ25艇。ペアの生徒は息を合わせて周航気分を味わった。【塚原和俊】
■外来魚解剖、生態学ぶ 亀岡高、京大院教授が授業(京都新聞電子版)
身近な水辺にすむ外来魚を調査する授業が13日、京都府亀岡市横町の亀岡高などであった。生徒たちは南郷池(古世町)で釣ったブルーギルを解剖し、外来魚が環境に与える影響や体の仕組みを学んだ。
亀岡の水環境について学習する特別授業として、同高数理科学科1年の42人を対象に行われた。京都大大学院の岩田明久教授が講師を務めた。
生徒たちはアユモドキなど市内の多様な在来魚の生態と、外来魚の脅威について講義を聞いた。続いて南郷池へ移動。外来魚の駆除も兼ね、ブルーギルを釣り上げた。
学校にブルーギルを持ち帰り、ピンセットとはさみを使って解剖。岩田教授の解説のもと、肝臓や胃、心臓を観察してスケッチした。石崎淳也君(16)は「あまりできない体験ができた。自分の体と同じ仕組みが魚にもあることが分かった」と話していた。
■湖底の枯れハスが水質悪化 琵琶湖の赤野井湾で調査(京都新聞電子版)
ハスの景勝地として知られる琵琶湖の南湖東岸になる赤野井湾で水質調査などを行っている滋賀県守山市の住民グループ「夢びわ湖」がこのほど、枯れて湖底に沈んだハスが原因になり、湾の水質が悪化しているという調査結果をまとめた。昨年から県による伐採・回収が始まり、改善傾向にあるものの、対応を模索している。
観光資源の群生地に課題
赤野井湾は、同市の琵琶湖大橋東側から草津市の烏丸半島までの約2平方キロメートルの入り江浅瀬部分。両市の境界になっている堺川の河口付近では、1970年代からハスが生え初め、現在ではハス群生地として多くの観光客が訪れている。
同グループは2005年から同湾の水質調査と清掃活動を実施。毎月1回、湖岸で調べるほか、毎年、ハスが芽吹く5月、繁茂する7月、枯れて水中に沈む10月の3回、船から表層水と湖底水も調査している。
同グループによると、水の汚れを示す化学的酸素要求量(COD)や富栄養化の原因になるリン酸などを調べた結果、枯れたハスが沈んでいる3〜5月にかけてリン酸が高いことが分かった。
また、近くで多く生息しているスジエビやマシジミなどがハスの群生地近くでは確認できず、汚れに強いヒメタニシが少量いただけだった。植物や漂着ごみが湖面を覆ったことで水流が停滞気味になったり、沈んだハスがヘドロ化、酸素が少なくなるのが原因と考えられるという。
守山市側のハスは市の要望を受け、県が昨年から花が咲き終わる時期に伐採・回収を始めた。伐採前に比べCODは約半分、リン酸も減少傾向になったという。
同湾の堆積物を混ぜた土で野菜を育てる実験も行っており、辻ひとみ代表(64)は「観察を続け、ハスとどう共存するか考えていきたい」としている。
11/09/13
■西浜村:琵琶湖底に遺構 湖岸の村落、425年前の大地震で水没か(毎日jp滋賀)
◇県立大学生ら潜水調査 地滑り解明へ期待
長浜市祇園町沖の琵琶湖に水没したと地元に伝わる「西浜村」の遺構を、滋賀県立大の学生らが潜水調査で確認した。湖岸にあった村落が1586(天正13)年の大地震による湖底・湖岸の地滑りで水没したとみられ、湖でも発生する広範囲な地滑りのメカニズムを解明する手がかりにもなりそうだ。【桑田潔】
◇東西38メートル、南北26メートルを確認
県立大のサークル「琵琶湖水中考古学研究会」(中川永(ひさし)代表)の学生7人が今年6月から素潜りで調査。沖合約100メートル(水深約1メートル)の湖底で、砂岩製の一石五輪塔(高さ12センチ、幅8センチ)や花崗(かこう)岩製の五輪塔一部(高さ20センチ、幅15センチ)、石仏頭部(約20センチ四方)などを発見。木の根や積み石、方形区画跡なども見つかり、東西約38メートル、南北約26メートルの「水没・西浜村」をほぼ確認した。一石五輪塔などが見つかった地点は墓所だという。
一石五輪塔の製作年代は形状から1530〜1610年。戦国時代の1586年、長浜城が一部倒壊するなど滋賀でも甚大な被害が出た岐阜中北部震源地の大地震(M7・8)と年代が符号し、西浜村はこの地震で水没したとみられる。
この遺構から南約2・5キロの湖底では昨年までに、林博通・同県立大名誉教授(水中考古学)らの調査で、同じ地震による別の水没村落跡が確認されており、当時、湖北地方の湖底、湖岸で広範囲な地滑りが発生していたことが分かった。
林名誉教授は「学生だけの調査は快挙」と湖底調査を引き継いだ学生たちを評価。中川代表(23)は「京大防災研究所などに調査結果を送り、湖でも起きていた大規模地滑りのメカニズム解明に役立てば」と話している。
■地震で水没の集落跡を発見 長浜の西浜千軒遺跡(ChunichiWeb滋賀)
琵琶湖の湖底遺跡を調査している県立大(彦根市)の学生でつくる同好会「琵琶湖水中考古学研究会」が、長浜市祇園町の琵琶湖沖合で、地震により水没したとの伝承が残る集落跡「西浜千軒遺跡」の一部を発見した。遺物の一石五輪塔などの製作時期から、水没したと伝わる室町期より約120年後の天正の大地震(1586年)で沈んだことが新たに判明した。
湖底で見つかったのは、墓石や供養塔として使われていた一つの石で彫られた一石五輪塔(高さ12センチ、幅8センチ)や五輪塔(高さ20センチ、幅15センチ)、石仏(縦横17センチ)の一部と木が生えていた痕跡を示す「立木根」など。沖合100メートルの東西38メートル、南北26メートル、水深1メートル前後の地点で発見した。
同好会メンバーと県立大人間文化学部の中井均准教授(中世考古学)が、6月26日から8月末まで計16回素潜りで調査した。
立木根があり、建物跡が湖岸から沖方面へ動いていることから、湖岸の陸地が水没したと推定される。
発見した一石五輪塔は砂岩製でその形状から1530〜1610年に作られ、石仏も平面的な彫り方から16世紀の製作とみられる。こうした遺物の年代から水没時期は1586(天正13年11月29日)年に起きた天正の大地震が原因と考えられる。「長浜市史」には、この地震で長浜城が倒壊するなど大きな被害が出たとの記録がある。
湖岸に立つ石碑には、「西浜村」と呼ばれる集落は、室町時代の寛正年間(1460〜1466年)に起きた大地震によって湖底に沈んだとあり、口承でも同様のことが言われてきた。今回の発見で、湖底に沈んだ西浜村の存在を裏付け、沈んだ年代も修正することができた。
伝承のみだった村の存在が確実となり、同好会代表の県立大人間文化学研究科修士1年の中川永さん(23)は「伝承を裏付ける発見ができた」と話した。
西浜村から南へ2・5キロの下坂浜千軒遺跡が同じ地震で水没したことを明らかにした県立大の林博通名誉教授(考古学)は「伝承のみで実態が不明だった幻の西浜村の水没を初めて明らかにした快挙」と評価している。(塚田真裕)
■湖底から仏塔・石仏破片(YomiuriOnLine滋賀)
県立大研究会 天正大地震で水没?
長浜市祇園町の琵琶湖にある「西浜千軒遺跡」で、整地面や仏塔の五輪塔、石仏の破片など約430点が湖底(水深約1・2〜1・5メートル)から見つかり、県立大生らでつくる琵琶湖水中考古学研究会が12日、発表した。長浜城を倒壊させるなどした天正大地震(1586年)で水没した集落跡の遺物と同会はみており、「地元に残る村の水没の伝承が裏付けられた」としている。
同会が素潜りで調査。同町沖約100メートルで東西約38メートル、南北約26メートルにわたり、方形区画や石積みを発見した。砂岩製の五輪塔の一部(高さ12センチ)や石仏座像の上部(同17センチ)各1点などがあった。南西約100メートルには木の根も残り、集落跡の墓所だったとみられる。
地元では、湖岸にあった「西浜村」が15世紀後半頃の地震で水没したと伝わるが、見つかった五輪塔は1530〜1610年頃、県内で作られた製品と形が似ており、同会は「天正大地震の際に地滑りが起き、村が水没した」と判断した。
南東約2・5キロにある同市の下坂浜千軒遺跡も、同地震で水没したことが科学調査で確認されている。同会の中川永(ひさし)代表は「歴史だけでなく、地震のメカニズム解明や防災に役立てばうれしい」と話している。
■天正大地震で村水没 長浜の湖底遺跡 県立大同好会が調査(京都新聞電子版)
滋賀県立大の同好会・琵琶湖水中考古学研究会は12日、長浜市祇園町沖の琵琶湖底の西浜千軒遺跡で実施した初の水中調査の結果を発表した。安土桃山時代の五輪塔や石仏など集落の墓所遺構が見つかり、「伝承通り西浜村が沈んだことが裏付けられたが、言われているより約120年後の天正大地震の地滑りが原因」としている。
伝承の時期より120年後
研究会は湖底遺跡の専門家で今年3月に退官した林博通・県立大名誉教授の調査を継続するため結成。初の調査として大学院生の中川永代表(23)と学生6人が6月26日から18回、沖合の東西約500メートル、南北約300メートルで水深約1メートルの湖底を素潜りで調査した。
この結果、沖合約100メートルで、約1メートルの方形区画の凝灰岩を使った石積み遺構や、砂岩製一石造りの五輪塔上部の「空風輪(くうふうりん)」(高さ12センチ、直径8センチ)、石仏の上半分などの遺物を発見。集落に付随する墓所と判断した。
中川代表によると、砂岩製一石造りの五輪塔の製作年代は1530〜1610年が中心とされる。また、調査に基づく実測図から遺構が東から西側に沈み込んだことがうかがえる。このため西浜村は1586年1月18日の天正大地震で沈んだと判断できる、という。
中川代表は「今後も林先生のアドバイスを受けながら、湖底遺跡を調査していきたい」と話している。
林名誉教授は「この遺跡で初の調査を学生が水中考古学の手法で実施したことに意義がある。伝承の諮ウ年間(1460〜66年)に地震の記録がなく疑問があったが、今回の調査で西浜村は天正大地震で長浜城などと一緒に広範囲な液状化に伴う地滑りで沈んだと分かった」と話している。
■琵琶湖にコケムシ2新種、世界的珍種も 琵琶博が発見(京都新聞電子版)
水中で小さな個体が集まった塊の状態で生活している生物「コケムシ」の新種2種がこのほど、琵琶湖で見つかった。発見した滋賀県草津市の琵琶湖博物館は「琵琶湖の生物多様性を示している」としている。
コケムシは、世界中の海や湖などに分布。小さな「個虫(こちゅう)」が集まり、水中の石などの上で数ミリ〜数十センチの「群体」を形成、水中の微生物や有機物を食べて生活している。
見つかったのは「アカリコケムシ」と「リュウコツカラクサコケムシ」の2種。同博物館が2006〜10年度に行った琵琶湖とその周辺の内湖などの生物調査研究で、国立科学博物館の広瀬雅人学術振興特別研究員(29)=当時北海道大大学院=らが発見した。
個体が越冬時や乾燥下など厳しい環境を耐え抜くため、植物の種のように表面を変化させる「休芽(きゅうが)」時の表面構造や、消化管の形などから新種だと確認した。また日本初確認の2種と、琵琶湖初確認の4種も発見。日本動物分類学会の英文誌で発表した。
アカリコケムシは淡水のコケムシとしては休芽を作らない世界的にも珍しい種類だといい、広瀬さんは「日本では、休芽を作らない淡水コケムシは50年以上前から2種類だけだとされていたが、3種類目が見つかり従来の説を塗り替えた」と話している。
コケムシはこれまで約6千種(淡水種は68種)見つかっており、このうち琵琶湖では7種が確認されていた。
11/09/12
■池の外来魚駆除(asahi.com三重)
亀山市両尾町のため池で10日、地元の池の所有者と市民グループの「水辺づくりの会 鈴鹿川のうお座」「魚と子どものネットワーク」の10人が、外来魚の駆除に励んだ=写真。
池の広さは2400平方メートルほど。水を抜くと、全長3〜6センチのブルーギル約3千匹のほか、外来種のウシガエルのオタマジャクシなどが目立ち、在来魚はコイ、ギギなどわずかだった。住民によると、昔はフナやコイ、モツゴ、メダカ、ウナギなどがいたという。
池は山あいの集落を抜けた奥にある。(佐野登)
11/09/11
■チョウザメ100匹流出 高田川増水で近大新宮実験場 台風12号(紀南新聞ネット版)
台風12号の豪雨による高田川の増水で、新宮市高田の近畿大学水産研究所新宮実験場でキャビア生産のため養殖されていたチョウザメが約100匹流出してしまったことが分かった。山本慎一場長代理(55)によると、チョウザメは流れが少ない湖などに生息する魚のため、海まで流されてしまった可能性が高く、生存の可能性は低い。外来種だが、仮に生きていても非常におとなしい魚で、生態系への影響はほぼないという。
同実験場では今回の台風で飼育水槽への水路が土砂で埋まり、チョウザメが流出したほか、アユ成魚約1万匹、アマゴ成魚約2万匹、アマゴ稚魚約12万匹が酸欠死。アマゴなどは一部高田川へ流出した可能性もあるが、もともと熊野川水系のもので影響はないという。
実験場で生き残った魚は、チョウザメ約80匹、アマゴ成魚約100匹、アマゴ稚魚約2万匹、アユ成魚約1000匹。長年いい性質のものを掛け合わせて育ててきた山本さんは「全部流出しなかったのが、不幸中の幸い。遺伝子は残せたので、一から大量生産に向けて頑張っていきたい」と話していた。
同実験場に設置している雨量計では、3〜5日の3日間で1200_を記録。山本さんは4日午前2時30分ごろに近くの高台に避難した。同3時ごろ、近くの橋が浸かったが、同4時ごろから水位が下がり、同5時に実験場に戻ったという。
5日午前から水路にたまった土砂を重機で取り除く作業に取り組んでいたが、故障し、部品が孤立状態で調達できなかったという。「ここに30年いるがこんな雨は初めて」と話していた。
■鑑賞魚を湖に放流か 県水産試験場、南米産の外来魚捕獲(ChunichiWeb滋賀)
県水産試験場(彦根市)は9日、大津市下阪本の琵琶湖沖合で、南米原産の外来魚「タイガーシャベルノーズ」1匹を捕獲したと発表した。タイガーシャベルノーズ捕獲は外来魚の集計を始めた1994年以降初めて。
捕獲されたのは全長52・2センチ、体重1・3キロ。漁業者が8日、外来魚駆除用に設置していた定置網に入っているのを発見し、同日のうちに試験場職員が回収した。
南米北部に多く生息し、ナマズの仲間。名前通り、背中から腹部にかけてトラのようなしま模様と、シャベルのような口が特徴。小魚や甲殻類などを食べる。日本では観賞用として人気が高く、輸入、販売もされている。
試験場は「観賞魚を琵琶湖に放流した可能性が高い。魚食性のため、生態系を壊す恐れもある」と懸念。「悪影響を与えることはやめてもらいたい」と訴える。(木原育子)
11/09/10
■土砂の流出続き復旧困難 国道311号(紀伊民報AGARA)
和歌山県田辺市中辺路町栗栖川、滝尻王子社近くの国道311号をふさいだ土石流災害は、復旧が難航している。斜面からの土砂の流れが止まらないからだ。県西牟婁振興局建設部は「完全復旧するには数年は確実にかかる」とみている。土砂は今も富田川に流れ込んでおり、川を完全にせき止める可能性もある。上流、下流域とも氾濫に対する警戒を強めている。
土石流は、台風12号による豪雨で4日朝に発生した。土砂が流れ出したほか、岩や石も転げ落ち、国道を越えて、富田川まで達した。栗栖川での3日間の積算雨量は千ミリ近くに達し、ほかの地点と同様に観測史上最大だった。
県の要請で現場に駆け付けた自衛隊が5日、大型重機を使って土砂の除去作業に入ったが、斜面からの土砂の流れが止まらず、同日中に5回流れ落ちたため、6日夕方に中断した。
建設部によると、土石流のあった斜面は水が集まりやすい形状のため、土砂は大量の水を含んで泥状となり、流れやすくなっている。担当職員は「流れが落ち着けば、対策を考えられるが、いまはまったくめどが立たない」と話す。
国道311号は紀南地方の幹線道路で、早急な復旧が求められることから、復旧するまで仮設道路も検討している。富田川にたまった土砂を固めたり、対岸に仮の橋と道をつけたりするなどさまざまなケースで考える。復旧が難しい場合、別のルートに国道を移すこともありうるという。回り道にもなる国道371号の栗栖川滝尻―平瀬間で5カ所ある崩土や路肩崩壊は、順調に復旧工事が進んでいる。
一方、富田川に流れ落ちた土砂で、川幅は大幅に狭まり、国道と反対側の左岸が水流で削られている。崩れることによって川を完全にふさぎ「土砂ダム」になる可能性もある。下流、上流の両側で監視を続けている。
中辺路、大塔地域だけでなく、下流域にある上富田町や白浜町でも、住民に河原に近づかないよう呼び掛けるなど警戒を強めている。
■台風の水産被害、和歌山ですでに1億6千万円(YomiuriOnLine)
紀伊半島などに甚大な被害をもたらした台風12号は、同半島沿岸の水産業にも被害を及ぼしている。和歌山県ではこれまでに約1億6400万円の被害が報告された。
最終的には、近年の台風では最大級の数億円にまで膨らむ見込みという。
和歌山県串本町では、養殖いけすに濁流が流れ込んでクロマグロ約1150匹が死んだ。9月中旬にイセエビ漁の解禁を控える那智勝浦町の那智漁港には流木が押し寄せ、数十隻の小型漁船が出漁できなくなっている。三重県尾鷲市の尾鷲湾や同県紀北町の引本湾では、雨水や河川の淡水が急激に流入したため、養殖マダイが大量死し、約100トンの被害を確認した。
■南米産外来魚 “タイガーシャベルノーズ” 琵琶湖で初捕獲(京都新聞電子版)
滋賀県水産試験場(彦根市)は9日、南米原産の外来魚タイガーシャベルノーズ1匹が琵琶湖で初めて捕獲されたと発表した。「生態系や漁業に悪影響を与える危険性がある」として、飼育者に放流しないよう呼び掛けている。
同試験場によると、8日に大津市下阪本の沖合の琵琶湖に設置されたブルーギルなどの外来魚駆除用の定置網で捕獲された。タイガーシャベルノーズはナマズの仲間で体長1メートルまで成長するが、捕獲されたのは52センチで体重1.35キログラムだった。
同試験場は「観賞用として飼っていた人が放流した」とみている。人に危害を与える恐れはないという。県内で確認されたオオクチバスとブルーギルを除く外来魚は37種類になった。
11/09/09
■Google、台風12号の被害を「Google Earth」で確認できるKMLファイルを公開(Impress 窓の杜)
紀伊半島の一部に9月5日もしくは7日に撮影された高解像度の衛星写真を表示
Google Inc.は9日、9月3日から4日にかけて日本に上陸した台風12号のもたらした被害を「Google Earth」上で確認できるKMLファイル“Typhoon_Talas_imagery.kml”を公開した。現在、同社の“Google Japan Blog”からダウンロードでき、編集部にて「Google Earth」v6.0.3.2197で動作確認した。
台風12号(アジア名:Talas)は、日本列島に激しい雨をもたらし、三重県や奈良県、和歌山県を中心とする地域に土砂災害や河川の氾濫など甚大な被害をもたらした。現在も復旧作業が続いており、行方不明者の捜索なども行われている。
“Typhoon_Talas_imagery.kml”を「Google Earth」で開くと、画像衛星運営会社GeoEye社が9月5日もしくは7日に撮影した高解像度の衛星写真が紀伊半島の一部に追加される。衛星写真が用意されているのは和歌山県和歌山市・和歌山県すさみ町・和歌山県新宮市・和歌山県那智勝浦町・奈良県大和郡山市・奈良県奈良市の近辺。
衛星写真では、氾濫した熊野川に土砂が混じり海へ流れ出て黄土色に染めている様子や、大規模な地滑りが発生して道路が寸断されている様子が確認できる。同社によると今後も準備が整い次第、画像を追加していく予定とのこと。
■牛570頭流出、ミカン・マグロも…和歌山、被害続々(asahi.com滋賀)
和歌山県は9日、台風12号による農林水産業の被害額が現時点で20億4871万円に上ったと発表した。被害が大きい新宮市や那智勝浦町などの調査は進んでおらず、被害額はさらに膨らむとみられる。
県農林水産総務課によると、全国一の生産量を誇る梅の被害が3億500万円、ミカンが1億4千万円、水稲が1億600万円。日高川町にある安愚楽(あぐら)牧場(本社・栃木県)の直営牧場では、日高川の氾濫(はんらん)で牛舎が全壊して牛572頭が流され、約480頭が死んだ。同町では豚510頭も流された。
水産業は1億6400万円。串本町で近畿大学水産研究所が養殖するクロマグロが約150匹死んだ。川の泥水で海が濁った影響とみられる。(北川慧一)
■外来魚釣り大会:琵琶湖の生態系乱す原因のブルーギルを食べよう−−草津(毎日jp滋賀)
◇フライでおいしく−−来月15日、志那中湖岸
琵琶湖の生態系を守ろうと来月15日午前9時から、草津市の琵琶湖岸(下寺町・志那中町)で「外来魚釣り大会」が開かれる。県と日本釣振興会県支部が主催。琵琶湖の生態系を乱す原因となっているブルーギルを釣る。参加者にはブルーギルのフライ(カレー味)と魚粉肥料を使用して育ったベビーリーフ(サラダ菜)やミニトマトも振る舞われる。
参加費は餌代込みで100円。当日は釣り竿(ざお)300円、仕掛け100円で販売するほか、事前に申し込むと竿は無料で借りられる。大会参加の申し込みは不要。問い合わせは県琵琶湖レジャー対策室(077・528・3485)。【前本麻有】
■カヌー:浜を清掃しながら、30キロ漕破 マキノ東小5・6年生帰航−−高島(毎日jp滋賀)
往復約30キロのカヌー漕破(そうは)に挑んだ高島市立マキノ東小5、6年生33人は8日、休憩した浜を清掃しながら帰航した。6カ所で計8袋のごみ。発泡スチロールや空き缶、ペットボトル、弁当容器などが入った袋を出迎えた下級生に見せて湖岸の美化も報告した。
同小前水路は拍手の渦。カヌーは在校生の「生きている琵琶湖」合唱の中、次々ゴールした。6年生の圓明聖也君は「帰って来れてめっちゃうれしい。ジャングルクルーズが楽しかった」と、環境学習した針江のヨシ原を振り返った。【塚原和俊】
■グーグル、台風12号により被害を受けた紀伊半島の衛星写真を公開(Impress INTERNET Watch)
グーグル株式会社は9日、台風12号の災害情報サイトに、災害発生後に撮影した紀伊半島の一部の衛星写真を公開した。
グーグルでは、台風12号で被害が大きかった紀伊半島について、救援や支援物資の輸送などの際に参考として役立ててもらうことを目的として、自動車の通行実績をGoogleマップ上で表示する災害情報サイトを6日に開設。本田技研工業株式会社およびパイオニア株式会社のカーナビ搭載車両の一部から収集した走行軌跡データに基き、前日に走行実績のあった道路や渋滞が発生していた個所を地図上に表示している。
グーグルでは、Googleマップへの画像提供で提携しているGeoEye社の人工衛星「GeoEye-1」などで災害発生後に撮影した紀伊半島の一部の衛星写真を、災害情報サイトで公開。サイトの右パネルに表示されている「衛星写真」のボックスにチェックを入れることで、該当地域の衛星写真が地図上に表示できる。
9日現在では、新宮市付近、大和郡山市付近、那智勝浦町付近、和歌山市付近の衛星写真を見ることができ、写真は準備が整い次第順次追加していく予定。また、同じ画像をGoogle Earthで見ることができるKMLファイルも提供している。
■紀伊半島の道路の通行実績マップ、「Yahoo!ロコ」でも公開(Impress INTERNET Watch)
ヤフー株式会社は8日、同社の地図情報サイト「Yahoo!ロコ」において、紀伊半島の道路の通行実績マップを公開したと発表した。
台風12号による被害が特に大きく、土砂災害による道路の寸断なども発生している紀伊半島について、実際に自動車が通行できた区間を地図上に表示するものだ。本田技研工業株式会社およびパイオニア株式会社のカーナビ搭載車両の一部から収集した走行軌跡データに基づいている。前日の0時〜24時までに実際に通行実績のあった区間が青色で表示されるほか、混雑・渋滞した区間も赤色で表示される。
なお、通行実績がある区間でも、現在通行できることを保証するものではない。緊急交通路に指定されるなど、通行が規制されている可能性もあるとしている。
Yahoo!ロコでは、東日本大震災で被害の大きかった東北地方の通行実績マップも以前より提供していた。また、同様のマップは、グーグル株式会社でも公開している。
11/09/08
■カヌー漕ぎ2日間の旅(asahi.com滋賀)
【マキノ東小5・6年生】
高島市マキノ町海津のマキノ東小学校の5、6年生33人が7日、2人乗りのカヌーで、学校前の琵琶湖岸から同市新旭町深溝の六ツ矢崎浜まで往復約30キロを漕(こ)ぐ2日間の旅に出た。
11年前から続く恒例行事で、この日、休憩地点の同市今津町の浜辺では、待ち構えた保護者たちの声援を受け、子どもたちが懸命にオールを漕いでいた。5年生の池田大和さん(11)は「一緒に乗る2人の息がまだ合っていない。これからはもっとうまく漕ぐ」と元気いっぱいだった。
11/09/07
■ガソリン価格、4週連続で値下げ(Impress Car Watch)
2011年9月7日発表
石油情報センターは9月7日、石油製品小売価格の週次調査(9月5日調査)の結果を発表した。
調査結果によると、ガソリン価格の全国平均はハイオク158.2円、レギュラー147.4円、軽油126.9円。前週と比べハイオク、レギュラー、軽油のいずれも0.9円の値下がりとなった。ガソリン価格の値下げは4週連続となる。
地域別に見ても、いずれの地域も値下がりしており、特に北海道、関東、中部ですべての油種が1円以上の値下げとなっている。
■台風、死者54人・不明55人 ライフライン復旧遠く(asahi.com)
台風12号で被災した和歌山県では7日、新たに3人の遺体が確認され、同県の死者は38人になった。奈良県でも7日、五條市と十津川村で計2人の遺体が見つかり、同県の死者は6人。全国で54人が死亡し、和歌山、奈良、三重、鹿児島4県で計55人が行方不明だ。
被災地では、道路が寸断され孤立していた地域との連絡がつき始めた。和歌山県によると、7日現在で孤立している集落は、田辺、新宮両市と那智勝浦町の7地区、計265人。6日と比べて14地区、約2千人減り、ピーク時の20分の1程度になった。ただ、道路状況が悪く、徒歩しか移動手段がない集落も少なくない。
県警が新宮市などで続けている安否確認では、連絡が取れていなかった52人のうち10人の無事が確認され、残る42人の所在把握に努めている。
ライフラインの復旧は難航している。
熊野川の氾濫(はんらん)で取水ポンプが壊れた和歌山県新宮市内では7日、全域の約1万6千世帯が断水した。市の給水車に加え、自衛隊の車両11台や海上保安庁が派遣した巡視船が給水活動にあたったものの、復旧のめどは立っていない。
同県那智勝浦町では8割超にあたる約6800世帯が断水していたが、町役場付近の町中心部に給水する浄水場が6日夜に回復。7日には約3700世帯の給水が復旧した。ただ、残る約3100世帯に給水する浄水施設は激しく損傷し、給水を再開できるめどが立たないという。
和歌山県田辺市や日高川町、みなべ町、すさみ町でも一部地域で断水が続き、県によると、4市町で計約4800世帯が復旧していないという。
関西電力の7日午後現在のまとめでは、和歌山県で約4900軒、奈良県で約1400軒が依然停電している。
写真:海に流れ出る熊野川の濁流。河口左側は被害を受けた和歌山県新宮市、右側は三重県紀宝町。上流には奈良県十津川村がある=7日、朝日新聞社ヘリから、伊藤恵里奈撮影拡大海に流れ出る熊野川の濁流。河口左側は被害を受けた和歌山県新宮市、右側は三重県紀宝町。上流には奈良県十津川村がある=7日、朝日新聞社ヘリから、伊藤恵里奈撮影
■幹線道路を寸断 台風12号豪雨被害(紀伊民報AGARA)
記録的な豪雨をもたらした台風12号は、土砂崩れや道路の崩壊を各地で引き起こし、幹線道路を寸断している。和歌山県田辺市やみなべ町を通る大動脈、国道311号や国道424号なども通行止めで、復旧の見通しが立っていない場所があり、住民生活をまひさせている。
国道311号は沿岸部を走る国道42号から田辺市中辺路町や同市本宮町に通じる。西牟婁振興局建設部に7日午前9時に確認したところによると、田辺市内では土砂崩れで2カ所が通行止め。同市鮎川の鮎川新橋付近は、土砂の撤去は完了し、今後安全面の確認と防護柵の設置をして、近く片側交互通行にしたいという。
もう1カ所は同市中辺路町栗栖川の滝尻王子付近。道路を覆って国道沿いの富田川にまで流れ込む大規模な土砂崩れで、依然土砂の流出が続いている。このため復旧作業に入れていない。上流側には崩土が流れ込み、水深数メートルほどの天然ダムができている。
迂回(うかい)路として、小皆と西谷を結ぶ潮見峠越えの市道小皆西谷線が7日から通行可能となった(時間制限あり)。
中辺路町近露の新逢坂トンネルと近露トンネルの間でも土砂崩れがあり、通行止めとなっていたが、7日午前6時から片側交互通行になった。国道371号も今回の台風の影響で中辺路町内では石船│大内川、大塔地域では合川で通行止めになっている。
同市内の国道168号は、本宮町本宮の熊野本宮大社付近で通行止め。水は引いたが、土砂が堆積しており撤去作業中。そこから十津川寄りの同町大居では路肩損壊で通行止め。復旧のめどは立っていない。
一方、国道42号からみなべ町を通り、田辺市龍神村に至る国道424号は、日高振興局建設部に確認したところ、7日午前10時現在、みなべ町内は3カ所で通行止め。東本庄と滝の間では、路面崩壊が発生。復旧作業に入っているが通行のめどは立っていない。東神野川と清川の間の法手見トンネル付近は、大規模な土砂崩れが発生。復旧作業にも入れていないという。清川木ノ川の通行止めは、復旧作業が終わっており、7日中に片側通行できる見通し。
■バス駆除 地道な戦い(asahi.com青森)
池や川で在来の魚を食い荒らすブラックバスの駆除は頭の痛い問題だ。県の調査では2009年2月現在、100カ所以上で生息が確認されたが、駆除には人手や時間がかかるため、ほとんど根絶には至っていない。地な活動を重ねて、根絶の見通しが見えた地域を訪ねた。
森市北西部の山中にある山城ため池で1日、住民ら十数人がブラックバスの駆除を試みていた。0・8ヘクタールの池の水を抜き、一カ所の水たまりに集めた魚を網ですくい、バスがいれば取り除く作戦だ。
「いねえわ」
胴長を着た男性は、拍子抜けした表情を浮かべた。網で何度もすくっても、とれるのはコイやフナだけだ。昨年まで毎年、100匹以上のバスが見つかったが、今年は初めて確認されなかった。青森北部土地改良区の大科宏さんは「何年も取り組んできた成果」と胸をなで下ろした。
ため池には10年以上前にバスが放流されたらしい。在来生物が減り、2007年から駆除に取りかかった。昨年は池の水を抜き、在来魚を水槽に避難させて10日ほど乾かした。これが「根絶」につながったと大科さんはみる。「4年前にも乾燥させたが、翌年はバスがいた。放流はやめて欲しい」と訴える。
県水産振興課によると、水抜きをして乾かす駆除法なら根絶は可能。しかし大半の湖や池は水抜きしても水が一部に残り、また増えてしまうという。
シラウオやワカサギの日本屈指の水揚げを誇る東北町の小川原湖では、1997年にバスが初めて確認された。漁協は08年から、定置網にかかったバスを漁業者から買い取り、駆除を促している。2010年度は2700匹が駆除された。
漁協が困っているのは、上流河川からの流入だ。漁協の調査では汽水のため湖内での繁殖はないという。漁協の鶴ケ崎昭彦販売課長は「上流の自治体などに駆除を頼んでいるが、なかなか進展していない」と話す。
◇全国各地で、あの手この手◇
ブラックバスとは、オオクチバスとコクチバスの総称で2005年6月、外来生物法に基づく特定外来生物に指定された。旺盛な食欲で在来の水生生物を駆逐する恐れがあるためで、放流や飼育が禁じられた。
全国各地で工夫をこらした駆除が行われている。
宮城県の伊豆沼・内沼では、「人工産卵床」を水中に沈ませ、バスがそこに産み付けた卵を一網打尽にして駆除する。最近はバスの数が減り、小魚が戻ってきたという。北海道南幌町では、水中に電気を流してバスを気絶させる方法で、撲滅に成功。道は07年、「駆除終了宣言」を出した。
琵琶湖博物館(滋賀県草津市)で外来種駆除に取り組む中井克樹専門学芸員は「ため池、川、湖、すべての水はつながっている。自分の地域だけの問題ではないので、放置せずに取り組んで欲しい」と話している。(熊田志保)
11/09/06
■三重県内の国道42号、全線復旧(asahi.com)
国土交通省中部地方整備局によると、台風12号による土砂の流出で通行止めになっていた国道42号の三重県尾鷲市―熊野市間で6日午前0時、通行止めが解除された。三重県内の国道42号は全線が復旧した。
また、JR東海によると、紀勢線の多気―尾鷲間は6日、線路などの確認後に運転再開の予定。熊野市駅で橋が一部流失していて、尾鷲―新宮間は当面運休する。特急「ワイドビュー南紀」は全区間で運休する。
■台風被害の紀伊半島、グーグルが道路通行状況を公開 ホンダと協力(asahi.com)
グーグルは6日、ホンダと協力し、台風12号で被害を受けた紀伊半島の道路通行実績をウェブサイト上で公開した。通れる道路、通れない道路を判断する参考情報として、支援活動などに活用してもらうねらいだ。(アサヒ・コム編集部 藤坂樹理)
情報は、ホンダが運営するインターナビの搭載車両から集めた走行データをもとに同社が作成し、グーグルに提供。http://goo.gl/kiwupで公開している。前日の午前0時から深夜12時までの24時間に▽通行実績のなかった道路▽通行.実績のあった道路▽混雑が発生していた道路などを、それぞれ色分けして表示できる。パソコン、スマートフォン、携帯電話からアクセスでき、当面の間、毎日午前10時ごろ情報を更新する。
データはあくまで前日の実績で、データ収集車は車両全体のごく一部。実際の道路状況を完全には反映できず、すでに状況が変わっている場合もある。前日通行できた道路でも、新たに規制がかかる可能性があるので注意が必要だ。グーグルとホンダは「あくまで参考情報として使ってほしい」と呼びかけている。
インターナビは、ホンダが運営するカーナビを利用した双方向型の通信サービスで、対応機種を搭載したホンダ車のオーナーが会員登録すれば利用できる。8月現在で134万人の会員がいるという。
11/09/05
■台風12号、温帯低気圧に…北日本は大雨警戒を(YomiuriOnLine)
気象庁は台風12号が5日午後3時に温帯低気圧に変わったと発表した。
気象庁によると、大雨の峠は越えたが、台風が持ち込んだ湿った空気の影響で、東日本から北日本にかけての所々で雨雲が発達しており、1時間に20ミリ前後の強い雨が降っているところがある。
東日本では5日夜にかけて1時間に30〜40ミリの激しい雨が降る所がある。また、北日本では今後6日にかけて局地的に1時間に50〜60ミリの非常に激しい雨が降るところがある。特に北海道は雨量が多くなる見込み。
これまでの記録的な雨で地盤が緩んでいるところもあり、気象庁は引き続き、土砂災害、河川増水、氾濫などに注意を呼びかけている。
6日午後6時までの24時間に予想される雨量はいずれも多い所で、北海道400ミリ、東北150ミリ、北陸100ミリの見込み。
■崩土などで通行止め 紀南各地の国道、県道(紀伊民報AGARA)
台風12号による冠水や土砂災害で和歌山県紀南各地の国道、県道が通行止めになっている。印南町から串本町までの状況(5日正午現在)は次の通り。
【国道】
424号(みなべ町清川)▽424号(みなべ町滝―東本庄)▽311号(田辺市鮎川)▽311号(田辺市中辺路町近露)▽168号(田辺市本宮町大居)▽371号(田辺市中辺路町石船―大内川)▽168号(新宮市五新―田辺市本宮町大津荷)▽168号(田辺市本宮町本宮)▽371号(田辺市合川)▽311号(田辺市中辺路町栗栖川)▽425号(印南町川又)▽424号(田辺市龍神村小家)
【県道】
静川請川線(田辺市本宮町川湯)▽上富田南部線(田辺市上万呂)▽温川田辺線(田辺市伏菟野)▽上富田南部線(田辺市中三栖)▽田辺印南線(印南町樮川―みなべ町東本庄)▽龍神中辺路線(田辺市中辺路町水上)▽すさみ古座線(すさみ町周参見)▽田辺龍神線(田辺市上秋津)▽滝切目停車場線(印南町宮ノ前―古屋)▽下川上牟婁線(田辺市下川下)▽田辺龍神線(田辺市秋津川)▽日置川大塔線(白浜町市鹿野)▽静川請川線(田辺市本宮町上大野)▽栄岩崎線(白浜町栄)▽日置川大塔線(白浜町玉伝―久木)▽すさみ古座線(すさみ町周参見)▽下川上牟婁線(田辺市鮎川)▽上富田南部線(田辺市稲成町)▽市鹿野鮎川線(田辺市深谷)▽白浜久木線(白浜町庄川)▽平瀬上三栖線(田辺市長野)▽すさみ古座線(古座川町添野川)▽芳養清川線(田辺市上芳養)▽龍神十津川線(田辺市龍神村殿原)
●4市町31地区が孤立 10地区は連絡取れず
県は5日、県内の孤立集落の状況をまとめた。それによると、田辺市、新宮市、那智勝浦町、日高川町の4市町31地区(2286世帯4702人)が孤立、うち、田辺市、新宮市の10地区では連絡が取れないという。
孤立状況は次の通り。
田辺市4地区(634世帯1308人)=本宮町静川周辺、長野・伏菟野・上野、熊野、本宮町三越周辺▽新宮市9地区(293世帯556人)▽那智勝浦町4地区(1062世帯、2283人)▽日高川町14地区(297世帯555人)
田辺市内で連絡が取れないのは、静川周辺(193世帯308人)。
これらの孤立集落に対しては、警察、防災航空隊、自衛隊、海上保安庁が情報収集、救助活動などを行っている。
●臨時休校や自宅待機 田辺市と周辺町
通学路の道路状況や教職員が勤務校にたどり着けないため、田辺市とその周辺町では5日、小中学校が臨時休校や自宅待機となった。
田辺市では小学校で三川、栗栖川、二川、近野、本宮、三里、中山路、上山路、中学校で長野、中辺路、近野、本宮、三里、龍神が臨時休校になった。このほか大雨警報により一部の小中学校が自宅待機となった。
白浜町では安居小、三舞中が午前中自宅待機となった。上富田町は全小中学校が午前中自宅待機となった。
みなべ町以南の高校は、南部高校龍神分校が休校、串本古座の串本、古座校舎が午前中自宅待機となった。
田辺市城山台の市立城山台学校給食センターでは、土砂災害の影響で水道が使用できず、対象校の給食は取りやめとなった。市教委によると復旧まで時間がかかるとみており、今週中の給食はなし。
●警察官300人配置 各地で救援活動
県警は5日、広域緊急援助隊(大阪府警、京都府警、滋賀県警)の計約80人の応援を含む約300人の警察官を配置。那智勝浦町の那智川を中心に田辺市や新宮市などで救援活動に取り組んでいる。
自衛隊は5日、陸上自衛隊など500人体制で活動。自衛隊のヘリコプター7機が県内に入っており、3機が救出救難活動に当たっている。
ヘリコプターはほかに、県の防災ヘリコプターや県警察ヘリコプター、海上保安庁のヘリコプターが救出活動に取り組んでいるほか、撮影機材を搭載した大阪府警のヘリコプターが空からの調査活動を続けている。
●透析患者をヘリで搬送
集中豪雨で道路が寸断されたことから、田辺市龍神、本宮両地域の人工透析患者が5日、ヘリコプターで田辺市新庄町の紀南病院に運ばれた。患者は計約10人で、同病院のほか、患者が通っている病院で受ける。人工透析は2日に1回必要のため、状況を見て今後も実施を検討する。
■72時間で1000ミリ超も 観測史上最大の雨量(紀伊民報AGARA)
72時間最大雨量は、和歌山県南部すべての観測地点で観測史上最大となった。
和歌山地方気象台によると、最も多かったのは西川(古座川町)で1114ミリだった。次いで本宮(田辺市)1089ミリ▽色川(那智勝浦町)1060・5ミリ▽栗栖川(田辺市)934・5ミリ▽龍神(同)869ミリ▽日置川(白浜町)834ミリ▽護摩壇山(田辺市)726ミリなど。
時間雨量は新宮で132・5ミリを観測したのをはじめ、西川76ミリ、色川60ミリ、栗栖川59・5ミリ、本宮53ミリなど、各地で激しい雨が降った。ただ、護摩壇山と龍神、本宮、色川、新宮の5地点は、3〜4日以降観測できなくなっており、参考値になっている。
◇
紀伊半島を中心とした記録的豪雨について、気象庁は台風12号本体の雨雲に加え、台風に向かって南から断続的に流れ込んだ湿った空気が原因とみている。台風の速度が遅い上、ほぼ真っすぐ北上を続けたため、南からの湿った空気が同じような場所に流入し続けたという。
さらに、紀伊半島では湿った空気が山の南東側斜面にぶつかって雨雲が発達しており、地形も大きく作用した。
気象庁予報課によると、台風は四国上陸後、日本海に抜け、進路は紀伊半島の西側だったが、台風は反時計回りに渦をつくっているため、進行方向の東側で風雨が強まる性質があったという。
■三重の道路、62カ所で通行不能(ChunichiWeb)
台風12号の豪雨に見舞われた三重県内では、幹線道路や鉄道が土砂崩れや倒木で寸断された。このうち道路は、同県紀宝町や熊野市と県中心部をつなぐ国道42号などの国道と県道、市町道が計62カ所で通行不能に。5日早朝から、復旧を待つ車の列が続いた。
国土交通省紀勢国道事務所によると、42号では猛烈な雨となった4日未明から、同県尾鷲市と熊野市の3カ所で土砂崩れが発生。その後、熊野市内でさらに2カ所が崩れ、全面通行止めとなった。このうち熊野の2カ所は路上に流れ込んだ土砂の量が多く、復旧のめどはたっていない。
5日は、通行止めの尾鷲市南浦を先頭に1キロ以上の車列ができた。熊野市で被災した親族の元へ向かう尾鷲市三木浦町の無職大門吉久さん(70)は「食料が不足していると聞いておにぎりを作ってきたが、復旧の状況が分からなくて困った」。
大型トレーラーに車を積んで熊野市などへ運ぶ途中の運転手砥嶋正也さん(51)は「丸2日間も足止めされている。仕事にならない」とぐったり。携帯電話で配送先や次の仕事先への状況説明に追われていた。
三重県災害対策本部によると、鉄道ではJR紀勢線が熊野市駅近くの鉄橋で電気設備の一部が流され、5日は終日運休。三岐鉄道三岐線も四日市市内の橋脚がゆがむなどして始発から運休した。
■びわ湖の日基金:美化・保全、思い形に 開設2カ月で事業者2社(毎日jp滋賀)
◇協力呼びかけ
びわ湖の日30周年を記念して市民の環境活動を支援しようと、公益財団法人「淡海ネットワークセンター」(大津市)が「びわ湖の日基金」を開設した。賛同する事業者が販売する「寄付つき商品」を購入すると、売り上げの一部が県内の環境団体に送られる仕組み。開設2カ月で事業者は2社にとどまっており、センターは協力を呼びかけている。【村瀬優子】
同センターは7月1日に基金を設立。商品を提供してくれる業者を募集したところ、アワビタケを販売する竜王町の「ヌーベルムラチ」が「あわび茸山椒煮」(450円)など3商品を提供。社長の邑地礼子さん(49)は「ずっと完全無農薬栽培にこだわってきた。環境に関心があり、少しでも役に立てればと思った」と話す。
また、アドベリーを扱う高島市の「とも栄菓舗」は「あど果むぅす」(263円)など2品を提供。センターの主任主事、坂下靖子さん(43)は「清掃に参加できなくても、琵琶湖への思いを形にできる」と参加を呼びかけている。同センターは「全ての環境活動が琵琶湖の美化・保全につながる」として幅広く助成し、助成団体はホームページなどで紹介する。
基金への直接の寄付も募っている。問い合わせは同センター(077・524・8440)。
■毎日放送収録事故 大津北署、番組関係者を書類送検へ(京都新聞電子版)
大津市の琵琶湖で7月3日、毎日放送(大阪市)のバラエティー番組収録中に出演者の男子大学生(22)が重傷を負った事故で、大津北署は近く、船舶安全法違反の疑いで、番組制作関係者の男性ディレクター(29)と、ボートを操縦していた男性(39)を書類送検する方針を固めたことが5日、捜査関係者への取材で分かった。
大津北署などによると、事故は毎日放送の番組「全力☆が〜る」の企画コーナーの収録中に発生。大津市北比良沖の琵琶湖で、出演者の男女計6人が水上スキーの一種のウエークボードをしていた際、ボートに乗っていた男子大学生がウエークボードをけん引するロープに手を巻き込まれ、右手の親指を骨折するけがを負った。
毎日放送は企画コーナーの放送を中止。ボートで事故現場に向かう際に定員を超過していたことも判明し、併せて大津北署に届けていた。
■9月平均総雨量上回る 台風12号、県内の負傷者は8人(ChunichiWeb滋賀)
台風12号が紀伊半島に大きな被害をもたらした4日、県内の各地で降り始めから5日間の雨量が9月の平均総雨量を上回った。大津市は土砂崩れの危険性が高まったとして同市葛川地区の59世帯116人に避難勧告。住民は一時的に集会所などで過ごした。3〜4日に新たに3人が強風などでけがをしたことが分かり、今回の負傷者は8人に上った。
彦根地方気象台によると、雨が降り始めた8月31日午後5時から4日午後6時現在の総雨量は、高島市朽木平良で454・5ミリ、甲賀市土山で319・5ミリ、同市信楽で241・5ミリ、高島市今津で204ミリ、米原市朝日で184ミリを記録。観測を始めて間もない高島市朽木平良をのぞき、いずれも9月の平均総雨量を超えた。気象台は5日午前も大雨、土砂崩れ、河川の氾濫に注意するように呼び掛けている。
東近江市蒲生堂町では4日午前8時40分ごろ、男性(49)が自宅屋根の瓦を修理していて転落し、両足首を骨折した。彦根市芹橋2では3日正午ごろ、女性(78)が自宅前で強風にあおられ転倒し、腰を骨折。大津市馬場では3日午後9時40分ごろ、自転車の女性(60)が強風で転倒し、右脇付近を切った。
東近江市黄和田町では日枝神社拝殿に、スギの巨木が裂けて倒れ、銅板ぶきの屋根が損傷した。
高島市今津町浜分では、石田川が増水し、アスファルトの下の土を削り取り市道が幅3・3メートル、長さ16メートルにわたって崩落した。
大津市伊香立下龍華では、民家1軒が床下浸水した。
竜王町は、1154世帯4243人に一時的に避難準備情報を出した。
交通関係では、4日午前7時〜午後5時10分に、新名神高速道路の草津ジャンクション(JCT)−甲賀土山インターチェンジ(IC)間の上下線などが雨量計が規定値に達したため通行止めになった。
◆出荷最盛期、彦根梨も被害
彦根市石寺町の曽根沼干拓地(9・6ヘクタール)で栽培している市特産品の「彦根梨」が多数落ちた。
彦根梨生産組合によると、出荷の最盛期を迎えている「幸水」が1万個以上落下し、近く収穫が始まる「豊水」も同じほど落ちたという。畑を覆っているネットも破れ、被害額は数千万円に上るとみられる。
西川博組合長(62)は「皆が収穫を目指して丹精に世話してきただけに残念」と話した。(古根村進然)
■停電、避難・・・県内にも爪痕 台風12号(YomiuriOnLine滋賀)
彦根など4市8人重軽傷 崩落や陥没、交通寸断
台風12号は4日も県内に大雨や強風をもたらし、午後6時現在、彦根など4市で82〜40歳の男女8人が転倒するなどして重軽傷を負い、大津市などの道路や河川計5か所でのり面の崩落や土砂崩れが発生した。大津市では葛川地区の59世帯116人に避難勧告が出され、甲賀市など11市町7558世帯で一時、停電が起きた。
彦根地方気象台によると、8月31日の降り始めからの総雨量(午後9時現在)は高島市朽木で456・5ミリ、甲賀市土山町で326ミリ、同市信楽町で241・5ミリに上り、高島市朽木では午前6時50分までの24時間雨量が281・5ミリと、2006年に観測を開始してから最大となった。
大雨の影響で土砂崩れの危険性があることなどから、避難勧告の出された大津市葛川地区では24世帯51人が避難。竜王町でも1154世帯4243人に、避難準備情報が発表された。
県防災危機管理局によると、彦根市で3人、東近江市で2人、大津市で1人が屋根から転落するなどして骨折などの重傷、長浜、大津両市で1人ずつが転倒して軽傷を負った。
高島市今津町梅原の無職女性(77)方で午前7時50分頃、裏手の市道のり面が幅約5メートル、長さ約20メートルにわたって崩れ、土砂が敷地内に入り込んだが、けが人はなかった。
大津市黒津では大戸川の水位が約1メートル上昇し、左岸河川敷のり面が約10メートルにわたって崩落。高島市今津町浜分では石田川左岸の市道が幅約3メートル、長さ約16メートルにわたって陥没し、県が一帯を通行止めにした。
甲賀市甲南町深川でも市道脇のり面が約40メートルにわたって崩れた。通行止めになっていた同市土山町大河原の国道477号でも、土砂崩れが起きた。
新名神高速道路の草津ジャンクション―甲賀土山インターチェンジ間は雨量が規制値を超えたため、上下線とも通行止めとなり、国道6か所や県道19か所、甲賀市道4か所も通行止めになった。
11/09/04
■全国の死者20人、不明54人 台風12号なお警戒必要(asahi.com)
四国、中国地方を通過した台風12号は4日未明、山陰沖の日本海に抜けた。紀伊半島は記録的な大雨となり、4日午後5時現在で朝日新聞社が集計したところ、和歌山、奈良両県で計15人が死亡、51人が行方不明になっている。全国では計20人が死亡、54人が行方不明。台風の動きが遅く、5日も近畿地方から東日本にかけて断続的に激しい雨が降る恐れがあり、気象庁は警戒を呼びかけている。
同庁によると、4日までの3日間の累積雨量は、奈良県上北山村で1652ミリ、同県十津川村で1303ミリ、三重県大台町で1519ミリを記録。いずれも観測史上最大になった。和歌山県新宮市や三重県熊野市では4日明け方、1時間あたり130〜100ミリの猛烈な雨が降った。
紀伊半島では土砂災害や河川の氾濫(はんらん)が相次いだ。道路の寸断などで捜索・救助活動は難航しており、さらに被害が拡大する恐れがある。
和歌山県警によると、同県では12人が死亡、29人が行方不明となっている。
同県那智勝浦町は住宅が土石流で流されるなどし、7人が死亡、13人が行方不明。隣接する新宮市でも7人が行方不明という。田辺市伏菟野(ふどの)地区では4日午前0時40分ごろ、大規模な土砂崩れが起き、民家6軒が巻き込まれた。住人の山本正江さん(69)が死亡、4人の行方がわからなくなっている。
奈良県十津川村野尻では3日午後6時半ごろ、村営住宅2棟が増水した川に流され、住人の岡美佳さん(36)が死亡、7人が行方不明になった。同県五條市大塔町でも女性1人が死亡。同県などによると、県内の死者は計3人、行方不明は22人になった。
■ノロノロ雨台風、史上最高の雨量26か所(YomiuriOnLine)
紀伊半島では8月30日以降、場所によっては時間雨量40ミリ超の大雨が降り続き、奈良、和歌山、三重各県の観測地点50か所のうち26か所で72時間雨量が観測史上最高値を記録した。
台風が時速10キロほどのゆっくりとした速度で進み、長時間にわたって海上から湿った空気が同半島上空に流れ込んだためで、奈良県十津川村で1303ミリ、和歌山県田辺市で1089ミリ、三重県大台町で1519ミリなどを観測した。
■台風は山陰沖に…東海なお非常に激しい雨の恐れ(YomiuriOnLine)
日本海に抜けた大型の台風12号は4日午後3時現在、山陰沖を時速10キロで北北東へ進んでいる。
台風は北上を続け、5日夜には温帯低気圧に変わる見込み。
台風に向かって南から湿った空気が流れ込んだ影響で、東海地方では4日夜にかけて、雷を伴い1時間60ミリの非常に激しい雨が断続的に降る恐れがある。気象庁は、これまでの記録的な大雨で近畿、東海地方では土砂災害や河川の氾濫などの危険性が非常に高くなっているとして最大級の警戒を呼びかけている。
5日午後6時までの24時間に予想される雨量は、多い所で、東海地方250ミリ、関東甲信、北海道地方150ミリ、近畿、北陸地方120ミリ。
■害鳥・カワウの姿知って 琵琶湖博物館、営巣の様子再現(京都新聞電子版)
カワウの生態と人との関わりをテーマにした企画展「こまった! カワウ」展が、滋賀県草津市の琵琶湖博物館で開かれている。カワウが営巣する様子を再現しているほか、人がフンを有効利用してきた歴史も紹介、カワウが生活と密接に関連していることを示している。
個体数が増えすぎ害鳥とされているカワウの姿を知ってもらい、付き合い方を考えてもらおうと開いた。
営巣する様子を再現した展示は、駆除されたカワウを剥製にし、樹上で求愛のポーズや翼を広げたりする様子を再現。営巣地として知られる竹生島(長浜市)と伊崎半島(近江八幡市)で、カワウの営巣によるフンの被害などで年を経るごとに木々が減っていく様子を航空写真で示している。
一方、魚を食べることでカワウが陸上に水中の養分を運ぶ役割を果たしていることも説明、国内外でフンが肥料として活用されてきたことも紹介している。世界各国の水鳥たちが、人間とどう共生していくのか話し合っている「世界水鳥サミット」を聞くこともできる。
入場料が必要。5〜8日休館。23日午前11時から、篠原館長による鵜(う)飼いについての講演もある。講演は申し込み不要。
■台風12号:最接近、県全域に暴風警報 強風で5人重軽傷(毎日jp滋賀)
大型の台風12号が最接近した3日、県内でも強風が吹き荒れた。台風が予測よりやや東寄りの進路を取ったため、彦根地方気象台は同日正午前に県内全域へ暴風警報を発令。各地では2日夜から3日にかけて5人が重軽傷を負い、建物の倒壊も相次いだ。【村瀬優子、加藤明子】
大津市葛川梅ノ木町では2日夜、82歳の男性が2階の雨戸を閉めようと自宅1階の屋根に登り、足を滑らせて転落。左脇腹を強く打ち重傷を負った。3日未明には彦根市高宮町の「ローソン彦根高宮店」の駐車場で、山口市のトラック運転手の男性(59)が大型トラックの運転席から降りようとして転落し、右腕を骨折するなどした。同日朝には長浜市常喜町で、ビニールハウスを補強していた農業の男性(61)が突風であおられたハウスとともに倒れ、頭を切る軽傷を負った。
午後2時前には東近江市綺田町で、自宅の屋根に登りエアコンの室外機を点検していた無職女性(40)が風にあおられて3メートル下の地面に転落。軽傷だったという。
◇米原の正覚寺、釣鐘堂が倒壊
米原市樋口の正覚寺では、境内の木造の釣鐘堂(高さ約6メートル)が強風にあおられ、重さ約500キロの釣り鐘とともに市道側に倒れた。多賀町富之尾では納屋が倒壊し、隣りの民家の屋根や土壁などが一部損壊。甲良町下之郷では農業倉庫の屋根が飛ばされた。
◇彦根城内など、倒木も相次ぐ
倒木も相次いだ。彦根城内では、城山や内堀、中堀沿いの桜や雑木が倒れ、内堀では折れた桜の幹が水中に刺さり込んでいた。城内には日程変更ができない観光バスなどの団体客らが訪れ、係員は「倒木などがあるので注意を」と声を掛けていた。国宝天守や国の重文の各櫓の被害はなかったという。
また、観光客の散策コースになっている市街地の芹川沿い堤防では大木1本が河川敷に倒れ込んだが、けが人はなかった。
◇5700世帯停電
3日は午後6時現在で計約2500世帯が停電。県などによると、彦根市の高宮町周辺では飛来物が高圧線を切断し、約1480世帯が停電。2、3日の両日で計5700世帯を越えた。
◇JR200本が運休、湖上交通も欠航
交通機関も大幅に乱れた。JR西日本によると、強風規制や倒木の撤去などにより、東海道、湖西、草津各線で計約200本が運休。草津市のJR草津駅で運休や遅延を知らせる掲示板を見ていた福岡工業大博士課程2年、堺真砂美さん(26)は「今日中に福岡市に帰りたいが、これ以上ダイヤが乱れたら宿泊先を探さなければ」と不安げに話した。
名神、新名神と北陸道は強風と大雨のため時速50キロの速度規制を実施。甲賀、東近江、長浜市などの国道や県道も雨量規制などで通行止めとなった。
高波の影響は湖上交通にも。近江八幡市の沖島と対岸を結ぶ沖島通船が全便欠航。大津市の琵琶湖汽船や彦根市のびわ湖観光船も運航を見合わせた。
◇ナシ落果も被害は微少−−アグリパーク竜王
竜王町山之上の体験交流型農業公園「アグリパーク竜王」は3日午前から組合員の畑をパトロール。一部でナシが落果したり、防風ネットが飛ばされたりする被害もあったが、ナシ狩りの営業に大きな影響はなさそうだという。
桃などの落果を避けるため、前倒しで収穫した農家も目立った。
■家屋損壊に各地停電 台風12号(ChunichiWeb滋賀)
台風12号が四国地方を北上した3日、県内でも全域で暴風警報が一時的に出され、大雨警報も広く発令された。強風で4人が新たにけがしていることが分かった。米原市樋口では寺の釣り鐘堂が倒壊し、湖東・湖北を中心に被害が出たほか、2日午後から一時的に大津市や彦根市などで約5800戸が停電した。
3午前0時20分ごろ、彦根市高宮町のコンビニ駐車場で、大型トラック運転手の男性(59)が降車時に強風でバランスを崩して転び、右腕を骨折した。
午前6時15分ごろには長浜市常喜町で、男性(61)が、突風にあおられたビニールハウスに押されて転倒し、後頭部を切って軽傷。午後1時50分ごろに東近江市綺田町の民家で、エアコン室外機を見ようと2階バルコニーに出た女性(40)が、風にあおられて1階に転落。背中を打って病院に運ばれた。
大津市葛川梅ノ木町の民家では2日午後7時ごろ、男性(82)が屋根に上り2階雨戸を閉めようとしたところ、足を滑らせて転落。左脇腹を打って病院に運ばれた。
東近江市内では民家など3カ所でトタン屋根が破損するなどの被害があり、同市内の三つの神社で境内にある木が倒れ、いずれも建物の一部が損壊。甲賀市水口町本町の商店の外壁がはがれ落ち、近江八幡市船木町では空き家の瓦屋根が崩落。多賀町富之尾では強風で飛ばされた納屋で隣の民家の屋根瓦や土壁が損傷し、甲良町下之郷では農業倉庫のスレート屋根が飛ばされた。
4日告示の草津市議選でも、25カ所の選挙ポスターの掲示板で、ねじが緩んだり、支柱が折れた。竜王町山之上では収穫期を迎える豊水ナシなどが落下。ナシ園を営む男性(74)は「被害は思ったより大きい。葉が落ちると来年の収穫にも影響が出てしまう。およそ2〜3割のナシが落ちるのでは」と嘆いた。
道路は20カ所が通行止めとなった。大津市上田上大鳥居町の県道では倒木が道をふさぎ、長浜市内でも県道3カ所で枯れ葉が路上に散乱し、いずれも通行止めになった。
JR各線では、米原駅など3カ所で風速計が規制値に達したほか、彦根駅から3キロ地点で架線への倒木(高さ約6メートル、直径35センチ)の撤去作業などで、北陸線では米原−敦賀駅間、琵琶湖線では野洲−米原駅間で運転を見合わせた。計68本が運休し、2万400人に影響した。
湖西線では、近江塩津駅の風速計が規制値に達し、永原−近江塩津駅間などで一時運転を見合わせ、計13本が運休し、500人に影響。草津線では、三重県伊賀市下柘植にある風速計が規制値に達したため、計7本が部分運休し、1100人に影響した。
■米原で釣り鐘堂倒壊(YomiuriOnLine滋賀)
朽木308ミリ、土山178ミリ
西日本を北上した大型の台風12号は3日も県内に強風と大雨をもたらし、負傷者が出たり、寺の釣り鐘堂が倒壊したりするなど被害が続いた。彦根地方気象台は「県が強風域でなくなるのは5日午前2時頃なので、引き続き注意してほしい」としている。
同気象台によると、彦根市で最大瞬間風速34メートルを計測。8月31日の降り始めから3日午後9時までの総雨量は高島市朽木で308ミリ、甲賀市土山で178ミリに達した。
午前0時20分頃、彦根市高宮町のコンビニエンスストア駐車場で、トラック運転手の男性(59)が大型トラックの運転席から降りる際、強風にあおられて転落し、右腕骨折の重傷を負った。午後1時50分頃、東近江市綺田(かばた)町で、女性(40)が車庫の屋根から約3メートル下の畑に転落、腰の骨を折った。
米原市樋口の正覚寺(樋口覚住職)では、午前8時50分頃、境内にある木造の釣り鐘堂(約3・2メートル四方、高さ約6メートル)が強風で倒れ、屋根の一部が南側の市道にはみだした。けが人はなかった。
午後9時現在、県内のJR東海道、北陸、湖西、草津各線で計111本が運休し、約3万3100人に影響。国道や県道、市道は、計20か所が雨量規制や倒木の影響で通行止めとなった。
また、彦根市、東近江市、湖南市などで計約5700世帯で一時停電した。
「大津京物語」5日に
大津市の長等公園で4日に順延して開催予定だった催し「あかりに映える大津京物語」(「大津京への道」実行委員会主催)の第2部は、台風の影響を考慮し、5日午後7時からに延期された。
■台風12号、日本海に抜ける…各地で大雨(YomiuriOnLine)
大型の台風12号は4日午前3時現在、日本海に達し、山陰沖を時速15キロで北へ進んでいる。
気象庁によると、中心の気圧は992ヘクト・パスカル、最大瞬間風速は35メートルで、中心の北東側750キロ以内と南西側560キロ以内では風速15メートルの強い風が吹いている。
このため、近畿地方から東海地方を中心に発達した雨雲が広がり、非常に激しい雨が降っている。
3日の1日当たりの降水量は速報値で、奈良県上北山村で661ミリ、三重県大台町で635ミリ、和歌山県古座川町で626ミリ、鳥取県大山町で524ミリ、静岡市で504ミリを観測し、記録的な大雨となっている。
奈良県上北山村では8月30日からの降水量が1568ミリを記録するなど、西日本から北日本にかけて土砂災害や河川氾濫の危険性が高くなっており、気象庁で警戒を呼びかけている。
11/09/03
■熊野川が氾濫、新宮で男性行方不明 台風12号(紀伊民報AGARA)
大型の台風12号は3日午前、高知県に上陸してゆっくりとした速度で北上した。和歌山県紀南地方は強い雨に見舞われ、田辺市本宮町や白浜町で道路冠水による通行止めが相次いだ。本宮町や白浜町などでは942世帯1980人に避難指示、勧告が出た。新宮市熊野川町篠尾では、水道管に積もったがれきを撤去していた近くの中村義明さん(62)が川に転落し行方不明になった。
和歌山地方気象台によると、4日正午までの県南部の24時間予想雨量は600ミリ。すでに本宮(田辺市)では降り始めから3日午前11時までの積算雨量が821ミリに達しており、注意を呼び掛けている。
3日正午までに避難指示が出たのは田辺市本宮町の川湯地区で31世帯61人。勧告は本宮地区282世帯591人、請川地区90世帯214人、伏拝萩地区78世帯147人、白浜町の田野井、安居など11地区で448世帯940人、新宮市熊野川町日足地区などで13世帯27人に出た。
県などによると田辺市本宮町で床上浸水13戸、床下浸水12戸、同市新庄町で床下浸水10戸があったほか、新宮市熊野川町日足でも5戸以上の床上浸水があるという。
3日正午現在、通行止めになったのは、国道で冠水により新宮市五新から田辺市本宮町大津荷までの168号(延長約27・7キロ)と田辺市本宮町本宮の168号(約800メートル)、越波ですさみ町江住の42号(約300メートル)と串本町姫から同町伊串までの42号(約1・5キロ)。
また、積算雨量が規制値の250ミリに達したため、白浜町日置から同町富田までの42号(延長約11・5キロ)、熊野川の増水で熊野大橋(約400メートル)も通行止めになった。
県道では田辺市本宮町川湯の静川請川線(延長約1キロ)、白浜町臨海の白浜温泉線(約500メートル)、くしもと大橋(約1・5キロ)、上富田町岩崎から白浜町堅田までの田辺白浜線(約1・9キロ)、白浜町栄の栄岩崎線(約1・1キロ)、白浜町玉伝から同町久木までの日置川大塔線(約6・3キロ)などが通行止めになった。
高速道路は雨のため、南紀田辺インターチェンジ(IC)から有田ICまで上下線とも通行止め。
JR西日本和歌山支社は3日に運行予定だった特急32本をすべて運休にした。和歌山―新宮間の普通列車も始発から運休し、運転再開のめどは立っていない。
南紀白浜空港を発着する日本航空(JAL)の東京―南紀白浜の定期便は全便欠航した。
関西電力によると午前10時現在、田辺市や白浜町、新宮市などで約2200軒が停電した。
●3日夜には岡山県へ
3日午前10時現在、台風12号の中心気圧は982ヘクトパスカル。中心付近の最大風速は30メートル、最大瞬間風速40メートル。中心から東側220キロ、西側170キロの範囲で風速25メートル以上の暴風が吹いている。風速15メートル以上の強風域は東側650キロ、西側560キロ。夜には岡山県に達するとみられている。
3日午前11時までの本宮以外の積算雨量は、西川(古座川町)510ミリ▽色川(那智勝浦町)498ミリ▽栗栖川(田辺市)491ミリ▽龍神(同)477ミリなど。本宮では2日午後11時半までの1時間に52ミリを記録した。
最大瞬間風速は南紀白浜で35メートル、潮岬(串本町)で32・1メートルが観測された。
■台風12号、岡山県に再上陸…2人が死亡(YomiuriOnLine)
大型の台風12号は3日午後7時現在、岡山県倉敷市付近にあり、ゆっくり北へ進んでいる。奈良県上北山村では降り始めからの総雨量が1400ミリ近くに達するなど各地で記録的な豪雨となった。
この影響で午後8時現在、2人が死亡し、6人が行方不明となっている。また岡山市と兵庫県姫路市を中心に計約19万5000世帯の約49万人に避難勧告・指示が出された。
空の便は、大阪(伊丹)や中部国際、中国、四国地方の空港を発着する便などで、日本航空と全日空の国内線計315便が欠航、約2万8000人に影響した。東海道新幹線も愛知、滋賀県内の強風のため上下線計42本が46〜10分遅れ、約2万4000人に影響した。
気象庁によると、中心の気圧は988ヘクト・パスカル、最大風速は30メートル、最大瞬間風速は40メートル、中心の東側220キロ以内と西側170キロ以内では風速キロ25メートル以上の暴風域となっている。
台風は今後、日本海側へ進むが、西日本、東日本、北日本の広い範囲で4日にかけても断続的に非常に激しい雨となる見込みで、気象庁は、土砂災害や河川の氾濫、高潮などに厳重な警戒を呼びかけている。
■台風12号、高知県東部に上陸…今夜日本海へ(YomiuriOnLine)
大型の台風12号は3日午前10時前、高知県東部に上陸した。
気象庁によると、中心の気圧は980ヘクト・パスカル、中心付近の最大風速は30メートル。暴風域を伴いながら北上し、3日夜に日本海に抜ける見通しだが、同日夜にかけて広い範囲で断続的に非常に激しい雨が降る恐れがある。
4日午前6時までの24時間に予想される雨量は、いずれも多い所で、近畿700ミリ、東海600ミリ、中国・関東甲信400ミリ。気象庁は土砂災害や河川の氾濫に厳重な警戒を呼び掛けている。
気象庁によると、台風12号は大きな台風の目を抱えるドーナツ形をしており、勢力がなかなか弱まらず、雨の範囲が広いという。
■台風12号最接近 各地で停電、けが人も(ChunichiWeb滋賀)
大型で強い台風12号が四国に接近した2日、県内にも強い雨風をもたらし、けが人が出たほか、停電が発生した。県内には3日午前に最接近する見込みで、彦根地方気象台が土砂崩れや河川増水への注意を呼び掛けている。
彦根市では午後2時45分ごろ、女性(58)が強風であおられた開き戸に当たって、右ももの骨を折った。気象台によると、最大瞬間風速は2日午後5時ごろ、甲賀市土山で25・3メートル、彦根市で23・4メートルを観測した。
大津市内では強風で高圧電線が断線し、1600軒が停電。米原市と甲賀市でも計580軒が停電した。
大津市上田上大鳥居町の県道では、強風で道路脇の斜面の木が3本倒木。撤去するため上下3・3キロを通行止めにした。
31日午後5時から2日午後5時までの雨量は、甲賀市土山で95ミリ、高島市朽木平良で86ミリ。雨は3日夜まで県内全域で降り続くとみられる。
小中学校では2日、甲賀市や東近江市の小学校を中心に計110校が就業時刻を繰り上げ、児童生徒を早めに帰宅させた。
彦根港から定期船を運航する「びわ湖観光船オーミマリン」(彦根市)は2日、竹生島と多景島行きの4便を欠航。3日は竹生島と多景島行きの全5便を欠航する予定。琵琶湖汽船(大津市)も3日は全便欠航する。
竜王町で観光ナシ園を経営する山崎敏男さん(69)は、収穫を目前にしたナシを守るため、実がついた枝が風で揺れないよう、枝と重りをロープで固定する作業に追われた。既に強風で落ちた実もあり、「被害が少なく収まればいいが」と不安げに話した。
イベントの中止決定も相次いだ。4日に湖南、甲賀両市内で予定していた県総合防災訓練は中止に。東日本大震災の教訓を踏まえ、行政、警察、消防、自衛隊、自主防災会など185機関から5000人が参加し、初めての試みも多かっただけに、関係者から残念がる声が聞こえた。
◇主な中止イベント
荒神山を歩く(4日、彦根市)▽音霊2011 YOGO ROCKMEETING(3〜4日長浜市)▽第4回びわこハワイアンバンドフェスティバル(3日、近江八幡市)▽栗東市防災訓練(3日)▽日吉神社田楽踊(3日、栗東市)
■台風12号 大津など2410世帯停電(YomiuriOnLine滋賀)
JR乱れ、高速速度規制
台風12号の接近に伴い、県内でも2日、交通機関の乱れや学校の授業繰り上げなどの影響が出た。
JR東海道線野洲―守山間では、強風で吹き飛んだトタン板が線路脇で見つかり、午後3時40分頃に撤去。近くにいた電車を停車させた影響で、上下計6本が運休するなど約2500人に影響した。各区間で強風による運転見合わせが続き、ダイヤが乱れた。名神高速と新名神高速は午後8時現在、県内全線で50キロの速度規制が行われている。
午後に入ると、大津市石山寺、大平、国分各地区で計1600世帯、甲賀市で140世帯、米原市で440世帯が一時停電。湖南市正福寺地区では午後8時現在、約230世帯で停電が続いている。
県内の幼稚園、小中学校のうち計110校と県立盲学校が、終業時間を3時間〜15分繰り上げ、児童、生徒を下校させた。
県は、大地震などを想定して甲賀、湖南両市で4日に予定していた「県総合防災訓練」を中止とし、3日の栗東市防災総合訓練も中止が決まった。
■台風12号、近畿・四国が暴風域に(asahi.com)
大型の台風12号は2日夜、高知県室戸岬付近を時速15キロで北上した。3日午前0時現在、中心気圧は975ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は30メートル。四国や近畿の一部が2日午後9時までに風速25メートル以上の暴風域に入った。3日未明から明け方に四国に上陸した後、同日夕に日本海に抜ける可能性が高いとみられている。強風の影響で兵庫や滋賀、香川の各県で少なくとも計13人がけがをした。
気象庁によると、西日本各地では3日にかけて断続的に雨が降り、強い風や雷を伴い大荒れの天気になる所が多い。4日午前0時までの24時間予想雨量は、近畿の多いところで700ミリ、四国・中国で300ミリに達する可能性があるという。四国4県では2日午後11時までに約7千人に避難勧告が出た。
奈良県の上北山村では降り始めから3日0時までの降雨量が881ミリとなった。関西空港では2日午後6時現在、国際線、国内線の発着便あわせて16便が欠航。3日も計8便の欠航が既に決まっている。
JR西日本は2日午後2時半以降、和歌山県の紀勢線紀伊田辺―新宮駅間の運転を終日見合わせた。3日は大阪と和歌山、鳥取、兵庫北部などを結ぶ特急上下計109本の運休を決めた。紀勢線は始発から正午ごろまで和歌山―新宮駅間で運転を取りやめる。
関西電力によると、管内2府6県では2日午後11時までに延べ4万1770軒が停電した。四国各地でも停電が相次いでいる。
11/09/02
■大型で強い台風北上中 越波で通行止め相次ぐ(紀伊民報AGARA)
大型で強い台風12号は2日午前、室戸岬の南海上にあって勢力を保ったまま時速10キロで北上している。和歌山地方気象台は和歌山県への最接近は3日未明から朝にかけてと予想しており、四国付近に上陸の恐れがある。紀南地方では2日朝から越波による道路の通行止めが相次いだ。公共交通機関にも乱れが生じている。学校の大半は自宅待機や臨時休校となった。
2日正午現在、通行止めになっているのは国道ですさみ町江住の42号(延長約300メートル)、県道では白浜町臨海の白浜温泉線(延長約500メートル)、串本町出雲の潮岬周遊線(約1キロ)とくしもと大橋。いずれも解除は未定。
JR西日本和歌山支社は特急計24本を運休、または部分運休にした。正午現在、風速計が規制値に達したため、串本町の串本―和深駅間で列車の運転を見合わせている。
南紀白浜空港を発着する日本航空(JAL)の東京―南紀白浜の定期便は全便欠航した。
県教委によると午前8時半現在、印南町以南の公立小中学校では135校中、98校が自宅待機や臨時休校となった。午後から臨時休校に切り替えた学校もある。県立高校では新宮東牟婁地方の全3校が臨時休校または自宅待機、田辺西牟婁地方では南部高校龍神分校が臨時休校となった。
イベントの中止や順延も相次いでいる。白浜町は3日に予定していた「海や川の一斉清掃」を中止する。和歌山南漁協は4日に白浜町の瀬戸漁港敷地内で開く予定だった「白浜朝市」の中止を決めた。
3、4日に上富田町朝来の上富田スポーツセンターで開く予定だった「第25回近畿地区ゲートボール選手権大会」は4、5日に順延する。田辺市民球場などで3日予定の県高校野球新人戦も順延となった。
●24時間雨量800ミリ予想
県南部の多い所で3日正午までの24時間予想雨量は800ミリ、すでに本宮(田辺市)で降り始めから2日午前10時までに210ミリを観測。田辺市は本宮町川湯地区31世帯61人に避難準備情報を発令した。田辺市、新宮市、古座川町、串本町で自主避難している世帯もある。
2日午前9時現在、台風12号の中心気圧は965ヘクトパスカル。中心付近の最大風速は35メートル、最大瞬間風速50メートル。中心から全域220キロの範囲で風速25メートル以上の暴風が吹いている。
風速15メートル以上の強風域は東側650キロ、西側560キロ。予報円の中心を進むと、2日午後9時に高知県室戸岬の南約120キロ、3日午前9時には広島県福山市に達すると予想している。
降り始めから2日午前10時までの県南部の積算雨量は、本宮以外で、色川(那智勝浦町)172・5ミリ▽栗栖川(田辺市)144・5ミリ▽西川(古座川町)93ミリ▽潮岬(串本町)85・5ミリ―などとなっている。1時間の雨量は本宮23・5ミリ、色川23ミリが多かった。
海上では、うねりを伴った9メートルの高波が押し寄せる大しけになるという。3日にかけての最大風速は、陸上20メートル、海上25メートルと予想されている。2日正午現在、県南部に大雨洪水警報が発表されている。
■暴風雨や土砂災害を警戒 潮岬で最大瞬間風速30.5メートル(紀伊民報AGARA)
台風12号の接近に伴い、和歌山県の串本町と古座川町も2日、激しい風雨や高波に見舞われた。串本町潮岬では同日午前9時18分に最大瞬間風速30・5メートルを観測した。両町では住民が自主避難を始めており、暴風雨や土砂災害への警戒を強めている。紀伊大島に架かるくしもと大橋などが越波のため通行止めになるなど、交通機関にも影響が出ている。
串本町では午前10時半現在、田原区民会館に1人、有田公民館に1人、田並公民館に1人が自主避難している。避難者の増加が予想されることから、町は避難場所へ職員を配備する。
古座川町では午前10時半現在、佐田総合集会所に1世帯3人、JAみくまの松根支所跡地に5世帯5人が自主避難している。町は同日午後から町の4出張所へも職員を配備する。
串本町の串本漁港では、和歌山東漁協が漁船約600隻を港内に避難させ、岸壁に係留した。
東牟婁振興局串本建設部は1日午後6時半から、越波のため、同町出雲の県道潮岬周遊線のくしもと大橋交差点から出雲漁港までを通行止めにした。2日午前9時からは、くしもと大橋を通行止めにしている。
同町姫の国道42号は午前9時半ごろ、越波のため片側交互通行になった。
古座川町佐田の七川ダムでは1日午前10時からゲートを開け、平均毎秒60トンの放流を開始した。水位が上がった2日午前9時半現在、毎秒75トンを放流している。
両町では2日朝から大雨、洪水、波浪警報が出ているため、幼稚園と保育所、小中学校は自宅待機、串本古座高校は臨時休校とした。
和歌山地方気象台によると、両町では3日明け方にかけて1時間に最大80ミリの降雨があると予測している。串本町の高波のピークは2日夕方に最大9メートル、最大風速は3日明け方にかけて陸上で20メートル、海上で25メートルを予測している。
■台風12号、3日に上陸へ…九州除き大雨に(YomiuriOnLine)
大型の台風12号は2日午後7時現在、高知・室戸岬沖の海上を時速15キロで北北西に進んでいる。
気象庁によると、中心の気圧は965ヘクト・パスカル、中心付近の最大風速は30メートル。3日未明から明け方にかけ四国か近畿地方に上陸する予定。夕方には日本海に抜ける見込みだが、九州地方を除いて全国的に一日中大雨になるという。
直径600キロ規模の台風12号は、大きな台風の目を抱えるドーナツ形をしており、勢力がなかなか弱まらず、雨の範囲が広いのが特徴。東海地方では4日も激しい雨が続くという。
■東海・近畿、予想雨量700ミリに…台風接近(YomiuriOnLine)
大型で強い台風12号は2日午前9時現在、高知県・室戸岬の南の海上を北北西に進んでいる。
気象庁によると、中心の気圧は965ヘクト・パスカル、中心付近の最大風速は35メートル。今後も強い勢力を保ちながら北上し、2日夜から3日朝にかけて、四国地方に上陸する見込み。予想雨量は3日午前6時までの24時間で、東海と近畿が700ミリ、関東甲信では400ミリなどとなっている。
2日未明には関東地方などで局地的な大雨に見舞われた。この影響で各地で高速道路の通行規制が相次ぎ、静岡県内の東名高速・富士インターチェンジ(IC)―清水IC間の下り線が通行止めとなった。
台風通過後も、南から湿った空気が流れ込む影響で、関東、東北は4日までまとまった量の雨が降るという。
■強風、雨に警戒呼び掛け 台風12号、3日最接近の見込み(ChunichiWeb滋賀)
北上する大型で強い台風12号が3日昼すぎから夕方にかけ県内に最接近することが見込まれている。彦根地方気象台は1日、県庁で県職員を対象に説明会を開き、強い風や雨への警戒を呼び掛けた。
予報では、県内が風速15メートル以上の強風域に入るのは2日早朝から、風速20メートル以上の暴風域には3日昼すぎから入る。局地的な雨への注意に加えて風への警戒が必要という。
加藤真司・気象情報官が2004年6月の台風6号の進路に触れて「今回の台風と大きさも似た形で、備えを十分にしてほしい」と呼び掛けた。
04年の台風6号は、彦根市で最大瞬間風速36・4メートルを観測。負傷者7人、住宅16棟が損壊し、6000世帯以上が停電し、風に飛ばされた看板がJR東海道線に入り、118本が運休した。農産物の被害は1700万円に上った。(木原育子)
■台風12号、2日にも四国から近畿に接近へ(YomiuriOnLine)
大型で強い台風12号は2日午前6時現在、日本の南の海上を北北西にゆっくり進んでいる。
気象庁によると、中心の気圧は965ヘクト・パスカル、中心付近の最大風速は35メートル。今後、勢力を保ちながら北上し、2日夜から3日にかけて四国から近畿地方に接近または上陸する見込み。
台風の影響で、西日本から東日本の広い範囲で3日にかけて、1時間に50ミリから70ミリの激しい雨が断続的に降り、局地的には1時間に80ミリを超える猛烈な雨が降る所もあるという。北日本でも1時間に50ミリ程度の激しい雨が降るところがあるという。
3日午前6時までの24時間の予想雨量は、東海と近畿地方で700ミリ、四国地方で500ミリ、関東甲信地方で400ミリ、中国と東北地方、北海道で200ミリなど。
11/09/01
■台風ゆっくり北上 3日昼前に最接近か(紀伊民報AGARA)
大型で強い台風12号は1日午前、日本の南海上にあってゆっくりとした速度で北上している。和歌山地方気象台によると、和歌山県への最接近は3日昼前ごろと予想しており、上陸の可能性もある。県南部で2日正午までの24時間予想雨量は300ミリ、その後もさらに降り続く可能性があり、土砂災害などに注意するように呼び掛けている。
1日午前9時現在、台風12号の中心気圧は965ヘクトパスカルで勢力は衰えていない。中心付近の最大風速は35メートル、最大瞬間風速50メートル。中心から全域200キロの範囲で風速25メートル以上の暴風が吹いている。風速15メートル以上の強風域は東側650キロ、西側560キロ。予報円の中心を進むと、3日午前9時に室戸岬の東約50キロ、4日午前9時には日本海へ抜けると予想している。
今後、台風の接近に伴い、県南部では風雨が強まり、雷を伴った非常に激しい雨が降る所もある。海上では2日、うねりを伴った9メートルの高波が押し寄せる大しけになるとみられる。2日にかけて予想される最大風速は、陸上25メートル、海上30メートル。
漁船は相次ぎ避難
台風接近に伴い、白浜町の古賀浦湾や綱不知漁港には8月31日から1日にかけて漁船が相次いで避難。綱不知漁港では同町瀬戸や湯崎、椿地区の漁業者が漁港内の避難区域に漁船を係留する光景が見られた。漁業の男性(37)は「台風が紀伊水道を北上しそうなので心配だ」と不安そうに話した。
同町は1日、白良浜海水浴場を遊泳禁止にし、海辺の浴場「崎の湯」と「しらすな」を休業した。さらに3日午後1時半から白良浜海水浴場をメーン会場に実施する予定だった津波避難訓練の中止を決めた。訓練中止について町防災対策室は「3日午後、仮に台風が紀南を通過していたとしても波浪などの面で影響が懸念される。少しずつ積み上げて計画してきたのに残念だ」と話している。
■少年、カジキ釣る 釣っとコラム(紀伊民報AGARA)
先日、すさみ町のマリンクラブスサミ(朝本紀夫代表)から、体験カジキ釣りで堺市の親子が全長3メートル、重さ130キロのクロカワカジキを釣り上げたという情報を頂いた。
午前6時にすさみ港を出港。7時20分ごろ、白浜町椿沖でヒットし、中学2年生男子がさおを取った。途中15分ほど父親に代わったが、そのほとんどを中学生がファイト。約1時間45分の格闘の末、取り込みに成功した。
この男子は、来年高校入試を控えており、今年の夏休みはおもいっきり楽しもうとカジキ釣りに挑戦したようだ。「よい思い出ができました!」と普段見ることのない大物に喜んでいたという。
帰港後すぐに解体して刺し身を試食。5キロほどは持ち帰ったが、残りをたまたま同町佐本地区でキャンプに参加していた大阪府の子どもたちや摂南大学のボランティアスタッフ約120人に振る舞った。大きなおすそ分けになったわけだ。
今年は水温が高く、カジキ釣り100+ 件も9月中ごろまで楽しめるという。大物狙いに挑戦してみては。(海)
■台風、2日にかけて非常に激しい雨 太平洋側中心に(asahi.com)
大型で強い台風12号は1日、日本の南の海上を1時間に約15キロの速さで北北西に進んだ。気象庁によると2日から3日にかけて四国から東海地方に接近するおそれがある。東日本の太平洋側では非常に激しい雨が降っている所があり、同庁は河川の氾濫(はんらん)、高波などへの警戒を呼びかけている。
同庁によると、中心の気圧は965ヘクトパスカルで、最大瞬間風速は50メートル、中心から半径220キロ以内で風速25メートル以上の暴風となっている。1日未明には山梨県山中湖村で観測史上最大の1時間当たり69ミリの雨を記録した。他にも群馬県伊勢崎市で54.5ミリ、埼玉県の寄居町で49.5ミリ、鳩山町で48ミリを記録。いずれも9月の観測史上最大の降水量となった。
2日にかけて、東日本から西日本の太平洋側を中心に、所により1時間に50〜70ミリの雷を伴う非常に激しい雨が降るおそれがある。波の高さは9メートルに達すると予想されている。
■台風12号、四国から近畿に接近・上陸見込み(YomiuriOnLine)
大型で強い台風12号は1日午後6時現在、日本の南の海上を北北西にゆっくり進んでいる。
気象庁によると、中心の気圧は965ヘクト・パスカル、中心付近の最大風速は35メートル。今後、勢力を保ちながら進路を北に変えて加速し、2日から3日にかけて四国から近畿地方に接近または上陸する見込み。
台風の影響で、2日は太平洋側の広い範囲で雨となり、局地的に猛烈に降る所もあるという。予想雨量は2日午後6時までの24時間で、東海と近畿地方で500ミリなど。速度が遅いため3日まで降り続き、雨量はさらに増える見込み。同庁は土砂災害などに警戒を呼び掛けている。
■ビワマス:家庭でも味わって 消費拡大作戦HPにレシピ11品掲載−−長浜(毎日jp滋賀)
琵琶湖特産・ビワマスの消費拡大を目指す「長浜バイオクラスターネットワーク」(事務局・長浜市商工振興課)は拡大作戦のホームページ「ビワマスを愉(たの)しむwith長浜」に、ビワマスを素材にした家庭料理のレシピ11品を掲載。「家庭でもビワマス料理を」と呼びかけている。
同ネットワークは同市、長浜商議所、長浜バイオ大など6団体・機関で構成。既に「ビワマスを愉しむwith長浜」ののぼりを掲げてビワマスを販売したり、料理メニューに入れた同市内の店舗・事業所は30社(8月末現在)に広がっている。今回、滋賀県調理短期大学校の協力を得て、HP(http://www.biobiz.jp/n-biwasalmon)上に家庭でもできる11品を創作、掲載した。「梅ドレッシングのカルパッチョ」「パーティー寿司(すし)」「香草焼き」などで、同ネットワークは「店でも家庭でもおいしいビワマスの料理を味わってほしい」と話している。【桑田潔】
■「節電」無料開放に1万802人(YomiuriOnLine滋賀)
県立文化5施設 初めて利用は46.6%
県は30日、夏の節電対策「節電クールライフキャンペーン」の一環として、家族連れらを対象に7月21日〜8月11日に無料開放した県立文化5施設の利用状況を発表した。無料開放を利用した入場者は1万802人、期間中の全利用者は5万9718人で前年同期より1万2467人増えており、ほぼ無料開放分だけ利用が伸びた。担当者は「節電はもちろん、家族のつながりが強まるなど相乗効果もあった」としている。
近代美術館(2175人)、琵琶湖博物館(4万1281人)、醒井養鱒場(8278人)、安土城考古博物館(5742人)、陶芸の森陶芸館(2242人)で、施設ごとの無料利用者は35・4〜14・9%、利用者は最大で約3倍増(近代美術館)だった。
県は利用者を対象にアンケートを実施、912人から回答が寄せられ、初めての利用は46・6%で、「有料でも来たい」という声もあったという。
県企画調整課の村田和彦参事は「今夏の節電に限らず、今後の省エネ生活の意識が高まるなど、意義は大きかった」と話している。
■大型の台風12号、奥多摩町で1時間40ミリ(YomiuriOnLine)
大型で強い台風12号は、1日午前6時現在、日本の南海上をゆっくりと北西へ進んでいる。
気象庁は、土砂災害や浸水、河川の氾濫などに警戒を呼びかけている。
気象庁によると、台風の中心の気圧は965ヘクト・パスカル。中心付近の最大風速は35メートル、最大瞬間風速は50メートルで、中心から半径190キロメートル以内では風速25メートル以上の暴風となっている。
関東甲信地方では、1日午前5時半までに、奥多摩町付近で、1時間に約40ミリの雨を観測した。
今後も2日にかけて局地的に雷を伴った激しい雨が降る見込み。台風からの湿った空気が流れ込むため、2日にかけて1時間に30〜40ミリの強い雨が降る恐れもある。
台風は、今後も強い勢力を保ちながら、比較的ゆっくりとした速さで北上するとみられ、2日から3日にかけて四国から東海地方に接近する恐れがある。