琵琶湖の湖底に流れ着いたバスフィッシング関係のいろんな情報をお届けします。中にはヘド
ロの底からすくい上げた情報もあります。このコーナーの情報はすべて信頼の置けるニュース
ソースから発信されたものですが、真偽の程は未確認であることをご承知置きください。  

琵琶湖の湖底から
(2011/08)

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11/08/31

■台風12号、ゆっくり北上 四国・東海に上陸のおそれ(asahi.com)
 大型の台風12号は31日、日本列島南の海上を1時間に約10キロの速さで西北西に進んだ。気象庁によると、9月2日から3日にかけて四国から東海にかけての地方に接近、上陸のおそれがある。同庁は「影響範囲が広いため、早めの対策が必要」として、土砂災害や河川の氾濫(はんらん)、高波などへの警戒を呼びかけている。
 同庁によると、台風12号の最大瞬間風速は50メートル。中心から半径190キロ以内で風速25メートル以上の暴風となっている。9月1日には東日本、西日本の太平洋側で波の高さが6メートルに達する見込み。東海、近畿、関東地方などに非常に激しい雨が降る可能性もある。台風は今後、勢力を保ちながらゆっくり北上を続けるという。

11/08/30

■台風12号ゆっくり北上、31日は激しい雨注意(YomiuriOnLine)
 気象庁によると、30日午後6時現在、大型で強い台風12号は、父島の西南西約290キロを、時速10キロで北西に進んでいる。
 中心の気圧は965ヘクト・パスカル、中心付近の最大風速は35メートル、最大瞬間風速は50メートル。
 強い勢力を保ちながら比較的ゆっくりとした速度で北上しており、31日は東日本から西日本でも雷を伴った激しい雨の降るところがある。2日にかけて東日本にかなり接近するおそれがあるとして同庁は風雨や高波に警戒するよう呼びかけている。

■落雷や突然の雨に注意 和歌山県紀南地方(紀伊民報AGARA)
 全国的に大気の不安定な状態が続いている。和歌山県紀南地方も南からの湿った気流が流れ込む状態が続いており、日本気象協会関西支社は「急な落雷や突然の大雨に注意が必要」と呼び掛けている。
 今の時期は、南からの湿った空気が紀伊山地にぶつかって積乱雲ができるため、雷の発生率が高くなる。和歌山地方気象台によると、山地の多い田辺市では、雷注意報が12日から29日まで断続して発表されている。ゴロゴロという雷鳴が聞こえたら家の中や車内に避難すること。斜めからの放電もあるので大木の下にいても危険という。
 雷は気象レーダーとともに専用の監視システム「ライデン」で観測されている。気象庁広報課によると、雷が発生した時に出る電磁波を受信する装置が全国に30カ所あり、うち県内には南紀白浜空港に1カ所ある。
 この観測網により、雷が発生した時刻や位置、規模などが瞬時に分かるので、航空機の運航などに生かされているという。また気象庁のホームページに雷の発生情報が常時、公開されている。

■ゴルフ場でバス釣り満喫 親子連れら参加 栄町(ちばとぴ)
 栄町龍角寺のゴルフ場「ザ・カントリークラブ・グレンモア」で29日、コースの池を使った珍しいバス釣り大会が開かれた。栄町が同ゴルフ場の協力を得て初開催。ピンの立ったグリーンやフェアウエーの芝を横目に、家族連れなど約280人が普段は味わえないフィッシングを楽しんだ。
 同町や同ゴルフ場によると、コース内の名物となっている池には、原因はよく分かっていないものの、ブラックバスなどが“自然繁殖”している。この魚を夏休みの思い出に残る“獲物”にしてもらおうと、休業日を活用して開催した。

■17、18日「イナズマロックフェス」(YomiuriOnLine滋賀)
 県出身のミュージシャンで、滋賀ふるさと観光大使の西川貴教さんが企画し、9月17、18の両日、草津市の烏丸半島芝生広場で開催する野外音楽イベント「イナズマロックフェス2011」の出演アーティストが決まった。西川さんの呼びかけで、中川翔子さんや「Dragon Ash」ら12組が参加する。西川さんがボーカルを務めるバンド「abingdon boys school」(アビングドン ボーイズ スクール)は17日、西川さん(ソロ)は18日に出演。収益の一部は琵琶湖の環境保全のため、県などに寄付される。
 また、県は会場で、県内の観光情報を発信するブースの出展団体を募集している。NPO法人や市町観光協会などが対象で、内容は陶芸体験や山登り、古城巡り、環境学習などの体験型観光。1区画はテント(幅5・4メートル、奥行き2・7メートル)の半分で、計30区画。
 出展無料で、物品販売は不可。県ホームページ(http://www.pref.shiga.jp/hodo/e‐shinbun/fb01/20110819.html)から用紙を入手し、県観光交流局に31日までにファクス(077・521・5030)か電子メール(ff00@pref.shiga.lg.jp)で申し込む。問い合わせは同局(077・528・3743)。

11/08/29

■淡水魚:イタセンパラ、淀川に 野生復帰へネットワーク(毎日jp大阪)
 国の天然記念物で環境省の絶滅危惧種に指定されている淡水魚「イタセンパラ」の淀川での野生復帰を目指し、市民や大学などが連携する「淀川水系イタセンパラ保全市民ネットワーク」の設立総会が28日、大阪市内であった。
 イタセンパラは、淀川の岸辺にある池のような浅瀬「城北(しろきた)わんど群」(大阪市旭区)を中心に生息していたが、外来魚の繁殖などで減り、06年以降は野生では確認されていない。同ネットワークは外来魚駆除などの環境保全に取り組む市民団体や大学、企業と行政が連携し、イタセンパラが再び生息できる環境を取り戻す活動に取り組むため設立された。
 この日は約40人が参加。今後、淀川やイタセンパラに関する勉強会の開催やパンフレットの作製を行い、来年度から城北わんど群での外来魚の駆除などを本格化させる活動計画などを決めた。
 同ネットワーク会長の綾史郎・大阪工業大教授は「淀川の環境を取り戻すために市民が参加する場や機会を作ることができれば」と話した。【内田幸一】

■小中生「探偵団」が琵琶湖で環境学習 外来魚こんなにたくさん…(ChunichiWeb滋賀)
 大津市内の小中学生を対象とした、環境体験学習「大津こども環境探偵団」が28日、同市雄琴であった。
 今年で22年目の大津こども環境探偵団は、1年間を通じて小学3〜中学3年までの子どもに、大津市内の環境について体験を通じて学習してもらうのが目的。市が催し、高校生以上の探偵団経験者などが企画、運営している。
 琵琶湖をテーマとした今年4回目の学習は、小中学生の54人が、竹ざおを使いブルーギルなどの外来種を釣り上げた。このほかカヌー体験し、藻の繁殖などを確認しながら一列になって湖岸沿いをこいだ。
 同市瀬田北小3年山川佳那子ちゃん(8つ)は「琵琶湖で外来魚がたくさん釣れるとは知らなかった。手で触って楽しかった」と笑顔で話した。(山田千尋)

■外来魚だらけ体感(asahi.com滋賀)
【高島、釣って「駆除」催し】
 魚釣りで外来魚駆除を体験してもらう環境省主催の「琵琶湖のお魚復活作戦」が27日、高島市今津町の貫川内湖で開かれた。県内外から約80人の家族連れが集まり、ニゴロブナなど琵琶湖の固有種が食い荒らされる問題への理解を深めた。
 この日は2時間でブルーギル178匹、オオクチバス4匹が釣れたが、在来魚は1匹のみ。内湖でも外来魚が幅をきかせている実態が浮き彫りになった。
 奈良市の小3麻野璃子(り・こ)ちゃん(8)はブルーギルを3匹釣り上げ「うれしい」と笑顔。母親のじゅんさん(39)も「夏休みの自由研究の題材になるかも」と話した。

■「県レッドデータブック」発売 46種類が絶滅危惧種 滋賀(msn産経ニュース)
タガメ、ゲンゴロウやイサザ 「環境保全考えるきっかけに」
 県内に生息し、絶滅の危機にある野生の動植物について、県が独自に調査結果をまとめた「県レッドデータブック2010年版」が県内の書店で販売され、マニアの必携本となっている。昆虫類ではタガメやゲンゴロウ、魚類では琵琶湖固有種のイサザなど計46種類が絶滅の危機にさらされているとして新たに絶滅危惧種に指定された。また、今回の調査で計3種類を新種として掲載している。
 2010年版は、県が平成9年度から実施している「生きもの総合調査」に基づき、00年版(平成12年版)から5年ごとに発行しており、今回で3冊目。
 従来は植物や鳥類、昆虫類など11分類が調査対象となっていたが、今回新たに「コケ植物」「地衣類(ちいるい)」「その他陸生無脊椎動物」の3分類を調査対象に追加。総掲載数は69種増の1288種となった。
 今回の総合調査は、18〜22年に有識者や県野鳥の会のメンバーら計76人が、現地調査を通じて動植物の生息状況を調べた。個体数や生息環境などを考慮し、絶滅危機の可能性が高い順に「絶滅危惧種」「絶滅危機増大種」「希少種」など6つのランクに分類。これに、県内では絶滅したと判断される「絶滅種」を加えた。
 昆虫類では、絶滅危惧種に新たに12種が追加され、前回より11種増の計24種となった。タガメやゲンゴロウ、ナニワトンボなどが、幼虫のころに生息する河川の水質悪化や外来魚による捕食などが原因で個体数を減らしている。
 植物は、前回の調査から新たに13種が追加されたが、27種がランクから外れたため14種減の計87種が絶滅危惧種に指定された。山菜として知られる「ギョウジャニンニク」や、白色と紫色の花を咲かせる「マヤラン」は、開発による森林伐採や観光客による園芸採取などで減少している。
 一方、新たに調査対象となった「地衣類」のうち白く盛り上がったひだが特徴的な「アツミレプラゴケ」が多賀町で発見された。現在生育が確認されているのは県内のみ。「その他陸生無脊椎動物」のうち草津市などに生息する大型の「オウミサトワラジムシ」や、高島市の湖岸で発見された小型の「ココクヒナワラジムシ」がいずれも22年に新種として記載された。
 また、県内で広く知られる生物のうち「セタシジミ」は希少種から絶滅危機増大種に指定された。
 県自然環境保全課の担当者は「県民になじみ深い生物が次々と数を減らしている。本を多くの人に見ていただいて、環境保全を考えるきっかけになれば」と期待を込めている。
 A4判583ページ。3360円。問い合わせは県自然環境保全課((電)077・528・3483)。

11/08/29

■“光り輝く湖面”白い帆並ぶ SAILおおつ 68艇疾走(京都新聞電子版)
 ヨットレース大会「第13回SAILおおつ」(京都新聞社主催)が28日、大津市柳が崎沖の琵琶湖で行われた。強い日差しの下、光り輝く湖面に白い帆が立ち並び、セーラーたちの熱戦が繰り広げられた。
 大会は、1973年に始まった「ビワコ・カインド・レガッタ」を継承し、大津市制百周年を記念して1998年から開催。あらゆる種類のヨットが参加できるのが特徴で、参加者は艇種ごとにハンディをつけた総合成績で順位を争う。
 一般の部と中学生以下のオプチミスト(OP)の部あわせて68艇98人が参加。参加者は、風を巧みに読みながら、帆や船体の傾きを操り、沖合に浮かぶ三カ所のブイを回る約6キロのコースを疾走した。
 一般の部は兵庫県芦屋市の吉岡卓さん(40)と守山市の西口毅さん(37)のペア、OPの部は皇子山中2年の吉永風人君(14)=大津市比叡平=がそれぞれ優勝した。

11/08/27

■近畿で大雨 大阪で道路冠水、神戸では一時1万戸停電(asahi.com)
 近畿など西日本は27日、大気の状態が不安定になり、局地的に激しい雨や雷に見舞われた。大阪などで道路冠水や家屋の浸水などが相次ぎ、神戸市では大規模な停電も起きた。
 気象庁によると、大阪市は午後4時過ぎまでの1時間で、降水量が観測史上最多の77.5ミリを記録。兵庫県三木市でも、午後6時ごろまでの1時間降水量が8月では最多の54.0ミリに達した。堺市や神戸市でも夕方に1時間あたり40ミリ前後の激しい雨が降った。
 大阪府羽曳野市大黒で同日午後3時半ごろ、増水した石川の中州に中学1年の男子3人が取り残されたが、約30分後に消防隊員に救助された。中学生の一人は「雨が強くなり、すぐに水かさが増えた。怖くて死ぬかと思った」と話した。愛媛県久万高原町西谷の黒川でも同日夜、増水で岩場に一時取り残された釣り人の男性1人が救助された。
 大阪市では午後9時までに、家屋の床上・床下浸水が321件、道路冠水8件が確認された。
 東海道新幹線は同日午後6時すぎから、大雨のため米原―京都間の上下線で約30分間運転を見合わせた。計17本が最大39分遅れ、約1万3千人に影響した。JR和歌山線や南海高野線も一部で運休や遅れが出た。
 関西電力によると、同日午後5時ごろから、神戸市西区を中心に約1万戸が一時停電した。落雷が原因とみられるという。

■琵琶湖に60〜80代男性の遺体(msn産経ニュース)
 27日午前6時半ごろ、滋賀県守山市水保町沖約300メートルの琵琶湖で、人がうつぶせで浮いている、と釣りに来た男性から110番があった。既に死亡しており、守山署が身元確認を急いでいる。
 同署によると、男性で60〜80代とみられる。身長は約155センチ。白のシャツに黒のズボン姿。リュックサックを背負っていたが、身元を示すものは所持していなかった。
 着衣の乱れや目立った外傷がないことから、同署は事故か自殺の可能性が高いとみている。

11/08/26

■近江大橋:無料化か延長か来月方針 橋桁劣化、巨額の補強工事に迫られ(毎日jp滋賀)
 大津、草津両市を結び、1日約3万2500台(昨年度)の車両が通行する近江大橋。来年9月、通行料を無料にする計画だったが、ここに来て県が先延ばしを検討している。理由は予想外の補強工事の費用負担。無料化を延期するか否か、県は来月中に判断したいとしている。【村瀬優子】
 近江大橋は74年9月に供用が始まり、1.29キロの長さは琵琶湖大橋(1.4キロ)に次ぎ県内2番目。県は通行料収入で約196億円の建設費を償還し終える来年9月に無料化する予定だった。
 だが昨年度の調査で、雨水などの浸入による橋桁の劣化が判明。今後、橋面の防水など新たな補強工事が必要となった。県道路課の岩崎一彦課長補佐は「放置すれば劣化が進んでしまう。橋を長持ちさせるためには何としても『やらなあかん』工事だ」と強調する。
 同課によると、この工事の総費用は「億単位の見通し」。計画通り無料化すれば、この費用は税金で賄うことになり、さらに1日約400万円(昨年度平均)の通行料収入がなくなれば、年間約1億5000万円の維持管理費も税負担となる。
 6月定例県議会では、最大会派の自民党議員が「これまでの方針を覆すのであれば説明が求められる」と嘉田由紀子知事に迫った。県には「国道や県道と同じライフライン。早く無料化してほしい」「さらに混雑する恐れがある」などと、賛否双方の意見が寄せられているという。
 有料を延長する場合は国への許可申請などの手続きがあり、県は11月議会で同意を得るため、9月議会で方針を決めたいとしている。嘉田知事は「一般利用者の皆さんのご理解を頂くことは大変重要」と、慎重に判断する姿勢を示している。

■「びわ湖の日」30周年 幅広い議論、保全に生かせ(京都新聞電子版)
取材ノートから 滋賀本社・相見昌範
 滋賀県は今年、県民が一体で水質改善に取り組んだことを記念した「びわ湖の日」制定から30周年を迎えた。一連の催しなどを取材する中で、人々の琵琶湖への関心が生態系や郷土食など幅広い分野でも深まっていると感じた。一方、東日本大震災後は、福井県内の原発事故を想定した放射能汚染への対応など、新たな課題も浮上している。琵琶湖を取り巻く状況が変わりつつある今、幅広い議論を保全に生かすことが必要だ。
 6月の日曜日の朝。県は大津市内の商業施設前で琵琶湖産コアユを無料配布した。開始時には長い人の列ができ、沖島漁協の奥村繁副組合長は「消費者が減っていると聞いていたのに」と驚いた。ある若い夫妻は「帰って料理するのが楽しみ」と目を輝かせた。
 近年はフナズシ作り教室も盛況で、湖魚への関心が高い。琵琶湖の価値は多様化し、自転車による湖一周「ビワイチ」も人気を集める。
 以前は、琵琶湖への関心は水質がぬきんでていた。1970年代、工場や家庭の排水が処理不十分のまま流入し、77年に淡水赤潮が発生した。県民はリンを含む合成洗剤を使わない粉せっけん運動を展開し、県も富栄養化防止条例を80年に施行。翌年に「びわ湖の日」が制定された。
 2008年度の県政世論調査。琵琶湖の価値で「非常に重要」なのは、「水道や農業用水の供給源」が69%で最多だったが、「多様な動植物の生育の場」「湖岸のヨシなど景観」も40%を超えた。
 今年11月、県民らが両手をつなぎ合って琵琶湖を囲む「抱きしめてBIWAKO」が24年ぶりに開かれる。実行委員会の白井幸則代表(49)は小学生時代、南湖で琵琶湖固有種の魚ホンモロコの釣りを楽しんだ。「人の飲み水としてはもちろん、小さな魚が生きられる湖を次世代につなぎたい」と思いを話す。
 多様化する琵琶湖への関心をどう生かすか。
 県は琵琶湖総合保全整備計画の第2期改定案に、「マザーレイクフォーラム」設置を盛り込んだ。計画の進捗をチェックし、県民や学識者らが意見交換する場だ。県琵琶湖政策課は「琵琶湖で今何が問題なのか、これまで議論が足りなかった」と説明する。
 県琵琶湖環境科学研究センターが7月に開いた研究報告会では、会場の市民を巻き込んで興味深いやりとりがあった。「流れ藻を見て県民らは南湖が汚いと感じる」との話題に、ある研究者は「流れ藻は見た目は悪いが、植物プランクトンと競合して水質を保つ面もある」と話した。
 立場で視点が違っても、活発な議論は琵琶湖の保全再生でスタートラインだと思う。
 滋賀県は福島第1原発事故を受けて、福井県内の原発事故を念頭に、琵琶湖の放射性物質被害の想定づくりを始めた。琵琶湖は近畿の水源のため、県だけでなく関西広域連合の防災計画にも生かす方針だ。滋賀県の小椋正清防災危機管理監は、「近畿全体の問題として、水を利用する京都や大阪の人と共通認識を持てるようにしたい」と話す。
 県境を越えて琵琶湖への関心を高めることは、保全への後押しになる。県による発信力強化が問われている。

11/08/25

■琵琶湖ブランド世界へ発信 「価値を考える会」が初会合(京都新聞電子版)
 琵琶湖のブランド力向上を目指そうと、滋賀県の「琵琶湖の世界的価値を考える会」が25日、大津市の県庁で初会合を開いた。琵琶湖にかかわる各分野の専門家らが集まり、琵琶湖の魅力について意見を出し合った。
専門家ら魅力分析
 県の「びわ湖の日」30周年事業の一環。県民が琵琶湖の価値を再認識し、次世代に引き継いでいけるような機運を高めるため、魅力を県内外に発信するのが狙い。メンバーは内藤正明琵琶湖環境科学研究センター長や篠原徹琵琶湖博物館館長、写真家の今森光彦さんら6人。
 会合では各委員が琵琶湖の世界的価値だと思うキーワードについて意見交換。各委員が「文化的景観」「暮らしとつながり」などさまざなま角度からの魅力を説明した。
 内藤センター長が湖上交通の可能性にふれたほか、朝日漁協の漁師松岡正富さんは「味のあるおいしい魚を生み出せる琵琶湖はすごい。本物の味を知ってもらいたい」と強調。ほかの委員からは「琵琶湖と関わったことがない人ほど琵琶湖は汚いと思っている傾向がある。まずは湖岸に出て体感してもらうことが必要では」との指摘もあった。
 今後、2回の会合を経て年内に報告書をまとめ、県民に公表する。

■9〜10月は気温高め 気象庁3カ月予報(asahi.com)
 気象庁は25日、9〜11月の3カ月予報を発表した。気温は9月、10月が平年並みか高め、11月は平年並みの傾向。
 9月は、北日本(北海道、東北)と、東日本(関東甲信、北陸、東海)の日本海側が高気圧に覆われやすく、平年に比べ晴れの日が多い。気温も高めになる傾向という。10月は、低気圧などの影響で東日本の太平洋側と、西日本(近畿、中国、四国、九州)、沖縄・奄美で曇りや雨の日が多くなる見込み。

■水の国の夏:びわ湖の日30年 淡水真珠(毎日jp滋賀)
◇水草増え生産量激減
 琵琶湖最大の内湖、西の湖。カゴのひもを引き上げると、手のひらより大きい二枚貝が現れた。琵琶湖水系固有種のイケチョウガイ。琵琶湖で1930年に始まった淡水真珠養殖の母貝だ。
 湖国の真珠は個性豊か。棒状やタブレット状など自然が生み出す形に同じ物は一つもない。色も白やピンク、濃淡に広がりのあるライラック色などさまざまで、これが淡水真珠の魅力だという。海水養殖で使うアコヤガイには核が必要。イケチョウガイは核を入れて球形にもなるし、無核のバラエティーに富んだ真珠もできる。海水では真珠ができるまで半年〜1年だが、淡水は2〜4年。その分、真珠層は厚い。
 西の湖や堅田内湖、赤野井湾などに貝をつるす真珠棚が並ぶが、80年前後に5トンを超えた収穫量は09年は15キロに。水草が増えて貝が良く育たなくなったことが原因という。県真珠養殖漁協の斎木勲組合長(70)は「養殖場の環境を良くし、再び活性化させたい」と話す。【石川勝義】

■しが☆スポ:ぺーロン大会に61チーム 湖上の熱い戦い−−大津(毎日jp滋賀)
 夏の琵琶湖上を舟で競う「2011びわこぺーロン大会」(実行委など主催、毎日新聞大津支局など後援)が20日、大津市由美浜の湖岸で開かれ、10人こぎと20人こぎの計5部門に県内外の61チーム約1500人が参加した。
 中国・湖南省から2隻のぺーロン舟の寄贈を受けたのをきっかけに始まり、今年で21回目。直線ワンウェイ400メートルのコースで、審判のかけ声と共にスタートする。舟にはこぎ手のほか、太鼓手1人、かじ手1人も乗り込み、太鼓のリズムに息を合わせ、舟をこぎ進める。
 20日の大会当日は一時雨に見舞われたが、参加者らは元気よくパドルをこいでいた。出場8回目で、「20人こぎ一般の部」で接戦を制し初優勝した「池の里LAKERS!」の監督、高屋和弘さん(48)は「最後は見事に息が合い、何とかこぎ勝った」と喜んでいた。【柴崎達矢】

■局地的に激しい雷雨 土砂災害に警戒を(ChunichiWeb)
 気象庁によると、前線が停滞し南から湿った空気が流れ込むため、関東甲信地方から四国地方では25日夜遅くにかけて、局地的に雷を伴った非常に激しい雨が降り、大雨となる見込み。東北・北陸地方から西日本の日本海側でも、雷を伴った激しい雨が降る。
 気象庁は土砂災害や低地の浸水、河川の増水に警戒を呼び掛けた。
 26日午前6時までの24時間に予想される雨量は、いずれも多い所で東海地方で180ミリ、東北・関東甲信地方で120ミリの見込み。(共同)

11/08/24

■ガソリン価格、前週より全国的に値下げ(Impress Car Watch)
 石油情報センターは8月24日、石油製品小売価格の週次調査(8月22日調査)の結果を発表した。
 調査結果によると、ガソリン価格の全国平均はハイオク159.8円、レギュラー149.1円、軽油128.5円。前週と比べハイオクが1.2円、レギュラーが1.1円、軽油が1.0円の値下がりとなった。

■6日ぶり猛暑日、36度超 大気の状態も不安定(ChunichiWeb)
 日本列島は24日、前線が日本海にまで北上し、関東以西を中心に晴れ間がのぞいた。最高気温は大阪府の豊中市で36・1度、枚方市で35・1度の猛暑日。国内の気象庁観測点で猛暑日が記録されたのは、関東で38度を超す猛烈な暑さとなった18日以来、6日ぶり。
 一方、日本の南海上の台風11号と熱帯低気圧から前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、大気が不安定な状態が続いた。気象レーダーなどの解析によると、長崎市付近で24日午前0時までの1時間に約110ミリの猛烈な雨が降ったとみられる。
 前線は今後、南下する見込み。(共同)

■東日本大震災:ペットボトルボートで琵琶湖横断 募金60万円は寄付(毎日jp滋賀)
◇「We did it」2外国人が挑戦成功
 外国語指導助手(ALT)として来日し、県内の高校に勤めていた米国出身のダスティ・ウィットマンさん(30)と英国出身のロキシー・ボロツカさん(27)が先月、ペットボトルの手作りボートで琵琶湖横断に挑戦し、見事に渡りきった。東日本大震災の支援金を募るための試みで、世界各国から60万円を超す支援金が集まり、震災孤児へ寄付される。
 震災被害に胸を痛めたダスティさんは、「米国では本気を示すために、パフォーマンス付きの募金活動が行われる」といい、琵琶湖横断を考案。ペットボトル815本でボートを手作りした。好天に恵まれた先月16日、琵琶湖大橋(約1・5キロ)に沿うコースで、守山市の湖岸をスタート。1時間20分かけて大津市側へ渡り切った。2人は「We did it(やったあ)」と成功を喜んだ。
 今月12日、ロキシーさんは、任期終了と結婚のため帰国。「大好きな日本のことを広めるカフェを出店するのが夢。おにぎりなど、被災地支援メニューを設けて、日本とイギリスの架け橋でありたい」と話した。【前本麻有】

■30年で3割減少/県の機関調査(asahi.com滋賀)
【琵琶湖の植物プランクトン種類】
 琵琶湖に生息する植物プランクトンの種類が過去30年で約3割減り、多様性が大きく失われていることが県琵琶湖環境科学研究センターの調査で分かった。湖岸開発などで複雑な生態系が失われたことが一因と考えられるという。
 7月27日に大津市内で開催されたセミナー「琵琶湖ストーリー」で、同センターの一瀬諭さんが発表した。今津沖など琵琶湖の4カ所の調査地点のデータを分析した結果、南湖では1979年から10年間の平均が208種類だったが、最近10年では140種類に減った。スタウラスツルムなどの緑藻類が98から56種類に減ったのが目立つという。
 北湖も同じ傾向で、過去30年で148から110種類に減った。
 一瀬さんによると、湖水中のリンや窒素を取り込む植物プランクトンはわずかな環境の変化にもいち早く反応する。「湖岸整備が進み、さまざまな植物プランクトンが共存していた内湖や浅い砂浜が減った。単純化された環境で、一部の植物プランクトンが大量発生する可能性が出てきている」という。近年、アファノテーケと呼ばれる藍藻類が増えているのもその一例だという。(飯竹恒一)

11/08/23

■堅田内湖の水位低下 養殖真珠の母貝が露出 水門不具合(京都新聞電子版)
 淡水真珠の養殖が盛んな大津市の堅田内湖の水位が23日、通常より30〜40センチ低下した。市が管理する自動開閉式の水門の不具合が原因で、水位低下により真珠の母貝が露出し、養殖業者は影響を心配している。
 水門は五つあり、雨で水かさが増すと自動で開き、琵琶湖に水を流して内湖の水位を調節する仕組み。この日は二つの水門が何らかの不具合で開いたままになり、水位が低下したという。
 同日午後2時ごろ、堅田漁協の関係者から市に連絡があり、市から水門の管理を委託されている業者が数十分後に水門を手動で閉じたという。
 堅田内湖では真珠の母貝・イケチョウガイをネットに入れて、水中に沈める方法で養殖を行っており、水位低下で母貝の多くが水上に出たほか、一部で湖底が露出した。市は琵琶湖から水を入れる応急措置を行っているが水位の回復には1、2日かかる見込みという。
 約一万個の母貝を養殖している田村太喜夫さん(72)=同市本堅田4丁目=は「貝の露出で母貝の成長や真珠の品質に影響が出ないか心配だ」と話した。
 市によると、2007年4月にも水門の誤作動で水位が約50センチ低下した。市農林水産課は「今後このようなことがないように原因を究明して万全の対策をとりたい」としている。

■Yahoo!オークション、9月6日にリニューアル 「即決」は分けて表示(ITmediaニュース)
 ヤフーは8月23日、Yahoo!オークションを9月6日にリニューアルすると発表した。オークション形式で売買される出品物と、「即決」商品をリスト上で分けて表示し、「誰もが簡単に商品の売買ができる場所」という「原点」に戻るという。
photo リニューアル後のイメージ。「オークション形式の商品」と「いますぐ落札の商品」がタブで切り替えられるようになっている
 リニューアル後は競りで売買される商品と即決商品を分けて表示し、競り商品の売り場ではレアものや限定品などへの競り入札を活発化させ、即決商品の売り場では、中小ショップなど法人を含む売り手や、今すぐ商品を落札したいという買い手のニーズに応えていく。
 Yahoo!オークションは1999年9月に開始。国内に上陸した米eBayなどを寄せ付けずにネットオークション最大手に成長し、現在は常時約2200万のアイテムが出品されている。出品数が増えた一方、目当てのアイテムを探しにくくなったり、機能の複雑化で初心者にはハードルが高くなっていた面もあり、「誰もが簡単に」という開始時のコンセプトに立ち戻ることにしたという。

■現場から記者リポート:来場者数落ち込む県立施設(毎日jp滋賀)
◇財政難、常設展変わらぬ博物館
◇認知度高め、独自の取り組み 企画展の充実が鍵
 節電のため7月21日から22日間、無料開放された県立5施設。期間中の利用者数は、昨年同期に比べ計1万2467人増えた。関係者は「これを機に施設の魅力を知ってもらえたら」と口をそろえるが、安土城考古博物館を除く4施設の来場者数はピーク時の半分以下。財政難で常設展の内容を15年間変えていない博物館や、新たな収蔵品を5年以上購入していない陶芸館もある。県立施設の現状と課題を追った。【村瀬優子】
 約300匹の淡水魚が泳ぎ回るトンネル水槽、水道ができる前の農村の暮らしを再現した展示室−−。琵琶湖博物館(草津市)では、「琵琶湖のさまざまな生き物」「祖先と湖のかかわり」など、50を超えるテーマの展示が並ぶ。職員は「何度来ていただいても飽きない内容」と胸を張るが、これらの常設展示は96年の開館以来、ほぼ同じ内容だという。
 同館の昨年度の入館者数は約36万人。5施設の中では群を抜くが、97年度の約98万人をピークに減少に転じ、07年度以降は右肩下がりの状態が続いている。兼房見喜男副館長は「他の博物館では10年くらいでリニューアルする。常設展の内容が変わらないのも減少の一因だろう」と分析する。
 文部科学省の調査によると、07年度の全国の博物館数は902で、1館の年間平均入館者数は約6万人だ。兼房副館長は「36万人はすごい数字。環境学習で訪れる子供たちも多く、施設にはポテンシャルがある」と強調する。施設の魅力アップのため5年後のリニューアルを目指しているが、見通しは立っていないという。
 無料開放で来場者が昨年同期比の約4倍に増えた近代美術館(大津市)では、09年度に来館者数が過去最低の5万6004人に落ち込んだ。09年4月には県立5施設で中学生以下の常設展観覧料が無料になったが、その効果はなかったという。菊井吉之蒸副館長は「当館では入館者数は企画展の内容に左右される」と話す。
 同館では09年に開館25周年を記念し、6本の企画展のうち半数を収蔵品を使った展示にしたが、常設展との区別がつきにくいこともあり、それぞれ来場者が2000〜5000人台と低迷した。一方、昨年度は白州正子の企画展が2万人を超える人気となり、入館者数も8万2469人に増加。菊井副館長は「白州正子展は県外の来場者が多かった。いかに県外にも訴える企画展を打ち出せるかが鍵」と話す。
 陶芸の森陶芸館(甲賀市)では、県の財政構造改革に伴い、年6本だった企画展を02年から4本に減らした。更に03年から入館者の少ない12月〜2月を閉館とした。04年度を最後に新たな収蔵品は購入していないが、施設内の「創作研修館」に国内外の陶芸家を招き、作品を寄付してもらうことで補っている。また、自館で実施した企画展を海外や国内の他の施設に貸し出して収入を得ている。
 安土城考古博物館(近江八幡市)では、学芸員が観光客に10〜20分の短時間のガイドを引き受けることを考えており、「観光施設としての認知度を高めたい」という。近くの観光施設「信長の館」に比べて鑑賞時間が長く、観光ルートに組み込まれにくいことも背景にある。
 財政難や入館者の減少に苦しむ県立施設。展示の質を高める努力はもちろん、施設の長所を生かす独自の取り組みが一層求められていると言えそうだ。

■「服部名人」死去、11PM釣りリポート(nikkansports.com)
 深夜番組「11PM」で「服部名人」のニックネームで親しまれた釣り100+ 件師の服部善郎(はっとり・よしろう)氏が22日午前9時9分、神奈川県茅ケ崎市の自宅で膵臓(すいぞう)がんのため死去した。82歳だった。
 地方に遊漁船がなかった早大法学部時代から、漁船に乗り込んで全国の釣り100+ 件を研究。大卒後、読売映画社に入社し、「11PM」では司会の大橋巨泉氏との掛け合いで全国各地の釣り100+ 件をリポート。瀬戸内海独特の胴付き仕掛けを東京湾の船宿に導入し、全国に広めるなどレジャーとしての釣りの開拓者となった。昨年、日本人で2人目の国際ゲームフィッシュ協会の殿堂入りを果たした。
 通夜は25日午後6時半から、葬儀・告別式は26日午前11時半から神奈川県藤沢市辻堂神台1の3の36「和田湘南斎場」。喪主は妻昌子(まさこ)さん。

11/08/22

■服部善郎氏が死去 ジャパンゲームフィッシュ協会名誉会員(msn産経ニュース)
 服部善郎氏(はっとり・よしろう=釣り師、ジャパンゲームフィッシュ協会名誉会員)22日、膵臓(すいぞう)がんのため死去、82歳。通夜は25日午後6時半、葬儀・告別式は26日午前11時半、神奈川県藤沢市辻堂神台1の3の36、和田湘南斎場で。喪主は妻、昌子(まさこ)さん。
 昨年、日本人で2人目の国際ゲームフィッシュ協会殿堂入りを果たした。著書に「海釣り大事典」など。

■北浦のバス釣り貸しボート店、震災で再開断念(茨城新聞ネット版)
北浦のブラックバス釣りの貸しボート店「サンワフィッシングハウス」(行方市三和)が東日本大震災の影響で、45年の歴史に幕を下ろした。経営する鳥次計至さん(85)は「高齢だし、店舗改築も容易でない」と心境を語る一方、妻・喜保子さん(81)との二人三脚の歩みを振り返りながら「お客さんに助けられてやってきた。良い時代に営業できて幸せだった」と常連客らに感謝した。
鳥次さんはもともと北浦でフナやエビを獲る漁師だったが、半農半漁だけでは生活できないと、1966年に釣り船店を始めた。
最初はマブナ、ヘラブナやワカサギ、コイの釣り船店で、釣り客のための民宿も経営していたが、築堤などによる湖畔環境の変化で釣れる魚種が変遷したのに合わせ、90年にブラックバス釣りの貸しボート店に転じた。
計至さん63歳、喜保子さん60歳のときの大きな設備投資を伴う再出発。船は木製からエンジン付きのボート55艘に買い替えた。
経理や予約受付、釣り客の食事の世話などを任された喜保子さんは、「お客さんに喜ばれることばかり考えていた。寝不足になるくらい、朝から晩まで働いた。でも苦労とは感じなかった。楽しく仕事をしてきた」と振り返る。
東日本大震災ではドック内のコンクリート通路が陥没したり、傾いたトイレの水が出なくなり、ブラックバス釣り再開を断念せざるを得なかった。6月に閉店を決意して従業員を解雇、貸しボートも売却した。
常連客らに報告とお礼のはがきを送ると、「がっかり。釣りに行く所がなくなった」「釣り納めの大会をやりたかった」などと、閉店を惜しむ声が返ってきた。こうした声に対し、鳥次さん夫妻は「長い間、皆さんにお世話になった。よくこの年まで働いてきた。悔いはない」と、満足げな表情で話した。

■新種のコケムシ発見 広瀬さんら琵琶湖で2種類(ChunichiWeb滋賀)
 琵琶湖博物館(草津市下物町)は、水中の岩などに群れて生息する生物「コケムシ」の新種2種を琵琶湖で発見した。博物館は「琵琶湖の生物多様性の豊かさを裏付ける」と注目している。
 琵琶湖と周辺の内湖の生物環境を調べるために2006〜10年度に行った研究で、北海道大大学院の学生時代に参加した広瀬雅人さん(29)=国立科学博物館=らが見つけ、4月に日本動物分類学会の英文誌に発表した。
 2種類はリュウコツカラクサコケムシとアカリコケムシ。群体を形作る一個体の体長はいずれも1ミリ程度で、個体が越冬時に植物の種のような形になる「休芽(きゅうが)」の表面の模様や、消化管の構造などから、これまでにない新種と判断した。
 ほかに、日本で初めて確認された2種と、琵琶湖で初めて確認された4種もいた。琵琶湖のコケムシは、これまで7種類とされてきたが、文献や写真資料の解析も含めると14種いたことが分かった。うち2種は今回の調査で見つからず絶滅したか、数が大きく減少した可能性がある。
 広瀬さんは「アカリコケムシは、淡水に住むコケムシの中で休芽を作らない世界的にも珍しい種類。休芽を作らないコケは、日本では半世紀以上前から2種しかいないとされていたが、3種目が見つかり、従来の説を覆した」と話している。 (中尾吟)
 【コケムシ】 世界中の海や湖などに生息する動物。体長1ミリほどの「個虫」が集まって数ミリ〜数十センチの「群体」を形成する。水中の微生物や有機物を食べ、海に生息する群体の多くは石灰質の硬い体をつくる。淡水に住むコケムシは、植物の種に似た「休芽」と呼ばれるカプセルで越冬するタイプと、休芽を作らないタイプがある。

■イーゴス108 復活の夢回す びわ湖タワー閉園10年(YomiuriOnLine滋賀)
運営会社社長 2か月に1回、点検運転
 びわ湖タワーへ行こう! 遊園地で遊んで、一風呂浴びて宿泊宴会飲んで食って、大人も子どもも楽しさいっぱい! びわ湖タワー――。琵琶湖大橋西詰めの総合レジャー施設「びわ湖タワー」(大津市今堅田)の跡地にそびえる大観覧車「イーゴス108」が、最後の客を乗せてから、8月末で丸10年。びわ湖タワーを運営した「フタミ観光」(本社・大阪市)の社長の前田茂さん(87)(大津市今堅田)は「また、家族連れやカップルに乗ってもらえる日がくるかもしれませんから」と、今も2か月に1回、観覧車を動かしている。(川崎陽子)
 前田さんは21歳の時、フタミ観光の前身のベアリング会社に入社。1966年にびわ湖タワーの建設工事が始まると、現場責任者に任じられ、開園後も企画、運営に携わった。
 同タワーは、琵琶湖大橋開通の3年後の67年にオープンした。5万平方メートルの敷地には遊園地や結婚式場、温泉付き宿泊施設が併設され、大阪万博(70年)の時には宿泊拠点として客足が伸びた。高度成長の追い風もあって盛況を極めた。
 92年には直径100メートル、高さ108メートルと、当時は世界最大級の大観覧車「イーゴス108」が完成。「琵琶湖大橋を渡ってきた人を『いらっしゃい』と観覧車で出迎えよう」と橋向きに設計、白いフレームに8色のゴンドラ64基を備え付けた。名前は「すごーい」をひっくり返して名付けた。
 夜は側面の装飾灯448個を明滅させ、〈琵琶湖に優しさを〉とのメッセージをモールス信号で送った。「イーゴスはまさに、琵琶湖とともにあったんです」と、前田さんは述懐する。
 観覧車が完成した頃の最盛期には一日に約5万人の集客があったが、90年代後半以降は娯楽の変化などで業績が悪化し、2001年8月31日に閉園。大阪市の不動産会社が管理する施設跡には現在、商業施設が並び、イーゴスは風雨にさらされたままになっている。
 それでも「いつでも再開できるように」と、前田さんは閉園後も月1回、定期的に点検、運転し、今年に入って2か月ごとに減らしたが、今も続けている。
 「私たちの商売は、子どもの夢を育てる仕事なんです」と、前田さんは強調する。「遊園地で遊んだ特別な思い出を、これからの子どもたちにも味わわせたいから、今、やめるわけにはいかないのです」

11/08/21

■我ら湖の子、雨中“力漕” 高島・今津レガッタに100人(京都新聞電子版)
 「琵琶湖周航の歌」誕生の地・今津でボートを競い合う第6回今津レガッタが21日、滋賀県高島市今津町の琵琶湖で開かれた。雨が降り続く中、高島市の中学、高校生をはじめ京滋の約100人がオールを握った。
 NPO法人「高島・いまづロウイングクラブ」の主催。昭和初期に旧制今津中(現高島高)の「端艇競漕大会」が行われていたことにちなみ、近年、今津中と高島高にボート部を創設された。2006年には70年ぶりに大会が復活し、すっかり夏休みの定番レースとなった。
 1人乗りのシングルスカルから6人で漕ぐフィックス艇まで、中学、高校、一般、男女別の計12種目で500メートルのコースを競った。出場者は大きなかけ声を出し、ずぶぬれになりながら力強く艇を進め、レースを楽しんだ。

■湖魚増殖、先人の努力紹介 県庁で文書展(京都新聞電子版)
 明治時代に琵琶湖の魚を増やすための先人の努力を文書で紹介する「琵琶湖の魚〜明治の魚類増殖計画」展が、大津市の県庁内の県政史料室で開かれている。
 展示は16点。江戸時代、藩の領地では漁場が制限されるなど自然と魚が保護されていたが、明治維新以降は漁具や漁法が精巧となるなどで乱獲が進み、琵琶湖の魚が減少したことがあるという。
 展示では、放流事業の拡大を求める近江水産組合長から県知事への上申書のほか、醒井養鱒場の前身となるふ化場を現在地に移転することを申し出た文書などがそろう。長期的に取り組んだ放流計画の文書や、成育の良い北海道産のサケ、福島県産のマスの卵を取り寄せたいと県から大臣にあてた上申書もあり、水産業発展のために研究と努力を重ねた人々の様子がわかる。9月8日まで(土日休み)。

■外来魚釣って駆除 三次(中國新聞ネット版)
 外来魚のブラックバスやブルーギルを駆除する釣り大会が20日、三次市中心部の馬洗川であった。江の川漁協が主催し、親子連れや釣り愛好家91人が参加した。
 参加者は巴橋から上流約4キロまでの範囲で釣果を競った。真剣な表情でルアーに魚が食い付くタイミングを合わせていた。約4時間で釣り上げたブラックバス110匹とブルーギル1050匹は発酵させ肥料にする。
 大会は、アユの稚魚などを外来魚から守ろうと2003年から毎年開いている。同市三良坂町の三良坂中2年三吉大河君(13)は「今後も外来魚をもっと釣り、地元の川を守りたい」と話していた。

■おいしさギューッと21店(YomiuriOnLine滋賀)
 全国のブランド牛を使った牛肉料理を集めた「牛肉サミット2011」が20日、大津市のなぎさ公園おまつり広場で始まり、家族連れらが各地の自慢の料理を味わった。21日も午前10時から午後5時まで開かれる。
 近江牛の産地・滋賀で、牛肉料理のナンバーワンを決めて畜産業界を盛り上げようと、県内の中小企業経営者で作る実行委が初めて開いた。会場には、「近江牛大判カルビ一枚焼き」、「米沢牛串焼き」(山形)、「村上牛手作りコロッケ」(新潟)などの21店が出店。来場者の投票で優勝賞金100万円を争う。
 各店をはしごする来場者も多く、ホルモン焼きなど3種類を食べたという草津市東矢倉、会社員地海正男さん(58)は「おいしい牛肉の食べ比べができた。一つの商品の量が多いので、全種類は食べきれない」と笑顔で話した。
 実行委は2日間で2万人の人出を見込み、収益は日本赤十字社などを通して東日本大震災の被災地に寄付する。実行委の寺田元副会長(43)は「震災の影響などで逆境の中にある業界を盛り上げ、牛肉の安全性をアピールしたい」と話していた。

11/08/20

■ヨシ船で琵琶湖一周へ 京滋の若者ら10月末に(京都新聞電子版)
 ヨシで船を造り、琵琶湖を一周する試みに10月末、近江八幡市や京都市などに住む若者17人が挑む。江戸時代から人が刈ることで維持されてきた湖岸の自然・ヨシ原の素晴らしさを航海を通じて県内外にアピールする。
 中江隆史さん(24)=近江八幡市安土町西老蘇=ら立命館大生や京都橘大、社会人などの若者たち。西の湖(近江八幡市)を出港し、帆とオールによって3日かけて湖北、湖西、大津市の順で巡る。
 ヨシ原はリンや窒素を吸収して湖を浄化し、魚や鳥が繁殖する場でもあるが、人が毎年刈らないと荒れる。
 中江さんは2年前、世界一周旅行をし、人と自然の関係に興味を持った。今春、大学のプロジェクト研究で社会と接点を持つ活動を企画することになり、郷土のヨシ原の営みを伝えることにした。
 5月から準備を始めた。8月13日には、西の湖のヨシ原保全に取り組む会社「豊葦原会(とよあしはらかい)」の協力を得て、近江八幡市内で西の湖のヨシ200キロと竹を使った全長7メートルの4人乗りの船を丸1日かけて試作した。
 今後は、試作船で試験航海を行う。9月にさらに頑丈な本番用の船を建造し、10月末の琵琶湖一周に挑む。
 中江さんは「一周に成功したら、淀川を下って京都や大阪に行きたい」と話す。本番用の船を建造する費用のカンパやボランティアを募っている。中江さん携帯電話090(5091)8573。

11/08/19

■488人が熊野巡り ぱしふぃっくびいなす入港 新宮港(熊野新聞オンライン)
 豪華客船「ぱしふぃっくびいなす」(2万6549d、全長183b)が18日、新宮市の新宮港に入港した。乗客488人がバスやタクシーに分乗し熊野三山巡りなどを楽しんだ。
 午前8時の着岸後、岸壁で歓迎セレモニーがあり、亀井寿一郎副市長が「熊野には歴史文化を今に伝える史跡が数多く残っております。出港までの間、どうかよみがえりの地、熊野を存分にお楽しみください」。由良和久船長が「熊野を存分に楽しませていただきたい」などとあいさつした。
 船から次々と降りてくる観光客たちを平安衣装に身を包んだミス扇の乾聡美さんとミス速玉の長野賀恵さんが出迎えた。
 セレモニー後、地元住民対象の船内見学があったほか、午後からは岸壁で新宮市と那智勝浦町の両観光協会などによる地元物産販売や、「創作太鼓紀宝楽」による見送りが予定されている。
 今回のクルーズ名は「夏休み熊野大花火と南紀クルーズ」(3泊4日自主クルーズ)。前港、次港ともに横浜(神奈川県)。熊野では「世界遺産熊野三山めぐり一日観光」「世界遺産熊野本宮大社と瀞峡めぐり」などのオプショナルツアーが用意された。乗客の一人は「船から初めて熊野大花火を見ました。思っていたよりも大きくてすごかった」と話していた。

■水の国の夏:びわ湖の日30年 「松井造船所」−−大津・本堅田(毎日jp滋賀)
◇丸子船、継承の技磨く
 かつて湖上を行き交った「丸子船」を復活させたい−−。そんな夢を追うのは、大津市本堅田1の琵琶湖岸で木造船造りの技を受け継ぐ「松井造船所」の若き三代目、松井光照さん(30)だ。
 造船所は戦後間もない1949年、「琵琶湖最後の船大工」と呼ばれた祖父、三四郎さん(06年死去、享年92歳)が創業。幼い時から木の香りに包まれた作業場に出入りし、祖父と二代目の父三男さん(64)の仕事ぶりに魅せられた。
 丸子船は江戸時代を全盛期に、戦前まで湖上輸送を支えた大型木造船。新造したのは祖父と父が96年の開館に合わせ、琵琶湖博物館に納めた全長17メートルの船体が最後だ。
 24歳の時、就職先の東京から戻り、一から修業した。木造船の需要は落ち込み、前途は厳しい。ゆえに「丸子船の技術はうちしかない」と、自ら継承の道を選んだ。
 思い描くのは「木造船が行き交い、丸子船も浮かんでいる琵琶湖の風景」。腕を振るえる日を待ち望む、技術者の衝動が伝わってきた。【姜弘修】

■県内観光船、安全運航を再確認 天竜川事故受け対応(ChunichiWeb滋賀)
 浜松市の天竜川で川下りの遊覧船が転覆した事故を受け、県内の運航会社はさまざまな対応を見せた。救命具をチェックをする会社がある一方、水深が浅い水郷を巡る観光船は普段通りに運航。安全管理は各社が国土交通相の許可を得る際に提出する規定に基づいており、船の種類、運航形態が異なるが、安全運航への意識を深めた。
 竹生島などに彦根港から定期船を運航する「びわ湖観光船オーミマリン」(彦根市)は18日、観光船「ニューわかあゆ」(定員200人)に備えた救命胴衣や救命いかだの点検。担当者は「自社の観光船に救命胴衣着用の義務はないが、検討したい」と説明した。
 大津市の琵琶湖汽船によると、所有するビアンカやミシガンなど20トン以上の船では、救命胴衣着用は義務づけられていない。だが、担当者は「安全運航の必要性を再認識した」と話した。
 水郷巡りで有名な近江八幡市。観光船を運航する近江八幡和船観光協同組合によると、コースは静かな水域で最深1メートルほど。担当者は「希望者には救命胴衣を着てもらっている。深いところでも水深1メートルしかなく、転覆してもその場で立てる」とし、現状通り運航をする方針。
 彦根城の内堀で屋形船を運航するNPO法人小江戸彦根は「内堀の水深は40センチ〜180センチ。屋形船は時速3キロ以下で運航しており転覆は考えられない」と強調。半面、「転覆事故の原因が究明されたら、会議で船頭らと対応を検討したい」と話した。
 県は遊船業者や船舶所有者が守るべき指針として、動力を持たない5人以下の小型船を県内の湖や河川で航行する場合、乗船人数分の救命胴衣などを船内に備える努力をするよう定めている。
 プレジャーボートは、2004年7月施行の県琵琶湖等水上安全条例で救命胴衣の着用を求められている。
 大津市で2〜3人乗りの釣り船レンタル店を経営する寺田京二さん(73)は「船の利用者がこの暑さで救命胴衣を途中で脱いでしまわないように、見回りや呼び掛けに力を入れたい」と力を込めた。

■酷暑、92地点で35度以上 熱中症による死者続出(asahi.com)
 18日は関東地方など太平洋側の地域に強い日差しが照りつけ、全国92地点で最高気温35度以上の猛暑日を記録した。最高気温30度以上の真夏日も492地点を記録。気象庁は24都府県に「高温注意情報」を出し、熱中症への注意を呼びかけた。
 気象庁によると最も暑かったのは群馬県館林市で38.5度。埼玉県熊谷市の38.3度、東京都練馬区の37.9度と続き、上位10地点はすべて関東。神奈川県小田原市で過去最高の36.6度となり、多数の観測所で今年一番の暑さとなった。
 大阪市や高松市でも35度を超える猛暑日となった。同庁は、水分や塩分をこまめにとるなど、熱中症の予防を心がけるよう呼びかけている。
     ◇
 この暑さで、熱中症で搬送される人が相次ぎ、死亡者も出た。また、水の事故により神奈川県の海岸で3人が亡くなった。
 全国2位の暑さだった埼玉県熊谷市では、81歳の女性が熱中症の疑いで死亡した。市消防本部などによると午後、自宅で意識がもうろうとしていた女性を、帰宅した長男が見つけたが、搬送先の病院で死亡が確認されたという。
 川崎市多摩区の住宅の寝室では、うつぶせで動かなくなっていた寝たきり状態の男性(75)を介護ヘルパー(52)が発見。救急隊員が駆けつけたが、男性はすでに熱中症で死亡していた。県警多摩署によると、署員が同日午前に男性宅を訪れたとき、室温は36度だったという。
 静岡市清水区の竜爪山(りゅうそうざん)山頂付近でも、区内に住むトラック運転手松山繁継さん(64)が熱中症のため死亡した。
 神奈川県真鶴町では同県伊勢原市上粕屋、塗装工後藤幸輝さん(20)が深さ約2メートルの海中に沈んでいるのを一緒にいた家族が見つけたが、死亡した。鎌倉市の海岸沖15メートルでは、妻と一緒に泳ぎに来ていた川崎市川崎区渡田山王町、会社員中村裕司さん(54)が溺れて死亡。藤沢市の海岸沖約35メートルでは、同市遠藤、会社員古泉洋さん(42)がうつぶせで浮いているのを男性サーファー(41)が発見したが、死亡したという。

11/08/18

■竹生島:カワウ激減、緑の兆し ピーク比97%減、枯れ木に多数の新芽(毎日jp滋賀)
 カワウの異常繁殖による被害が深刻化していた琵琶湖の竹生島の植生に変化の兆しが現れている。県によると、5月時点の生息数は08年のピーク時に比べ97%減少。裸地化した斜面にも緑が戻りつつある。集中的な捕獲対策が奏功しているとみられ、研究者らは「竹生島が復活する転機になれば」と期待している。【安部拓輝】
 県などが6月に現地調査し、営巣地で立ち枯れていた広葉樹の幹から新芽が伸びているのを確認した。裸地化した山肌には草や低木も生えていた。
 竹生島周辺には餌となるアユが豊富なため、全国からカワウが集まり、96年ごろから樹木の枝が折られたりフンにまみれて枯れる被害が目立ち始めた。土壌の流出を防ごうと県は一時植林も施したが焼け石に水の状態。08年5月の調査では3万羽近くに上り、枯れかけの樹木は7割に上った。
◇捕獲対策奏功?
 県は09年から繁殖前の親鳥を含めて集中的な捕獲を開始。10年には約1万4000羽まで減り、今年5月の調査では1015羽しか確認できなかった。7月には島から2・5キロほど離れた葛籠尾崎(つづらおざき)から数千羽が移動してきたが、県自然環境保全課は「春の繁殖数が減り、営巣による負荷が少なかったので植物が回復する余裕ができた」と話しており、8月から本格的な植生調査に入った。
 竹生島の生態系を研究している県立琵琶湖博物館の亀田佳代子専門学芸員は「自然の回復の早さに驚いている。どの程度の密度なら鳥と植物が共存できるのかを確かめる契機にしたい」と話している。

■きょうの魚:大阪湾から50キロ→宇治川にボラ幼魚 釣り人「12年前から」(毎日jp京都)
◇江戸時代中期、琵琶湖で成魚も網に
 大阪湾から約50キロさかのぼった宇治市の平等院近くの宇治川で、7月中旬に釣り人が大阪湾から遡上(そじょう)したと見られるボラの幼魚(体長12センチ)を釣り上げた。釣り人から譲り受けた城陽市の環境保護団体「環境生物研究会」(中川宗孝代表)が、滋賀県立琵琶湖博物館に鑑定を依頼して分かった。同研究会が今年4月から実施した釣り人への聞き取り調査によると、12年ほど前から姿を見せたという。【玉置勝巳】
 ボラについては江戸時代後期に琵琶湖の魚類について記した「淡海魚譜」に琵琶湖での確認が記述され、同時代中期の文政年間にも大ボラが漁網にかかったとの記録がある。
 国交省の淀川整備計画に伴い学識経験者でつくる「天ケ瀬ダム魚類等遡上(そじょう)・降下影響評価検討委員会」の報告書(07年)によると、大正時代に現在の天ケ瀬ダムの上流に設けられた大峯ダムには魚道があり、昭和39年に完成した天ケ瀬ダムで宇治川と琵琶湖が分断されたと結論付けている。
 宇治川漁業協同組合(宇治市)によると、天ケ瀬ダムの完成以降は水量の減少でアユの瀬張り網漁ができなくなり、ボラの遡上が確認しにくくなった。山住茂理事によると、「天ケ瀬ダムの完成後もアユ釣りの針にボラがかかっていたので、姿を消したわけではない。ただ、昔は体長30センチ程の成魚がいたが、今のように幼魚が群れをつくってはいなかったように思う」と話す。
 淀川水系の魚類の生育に詳しい「水生生物保全協会」(事務局・東京都)の紀平肇代表理事によると「ボラは数年前から目立つようになった。毎年5月ごろ、ボラの稚魚が淀川大堰(大阪市)の魚道を通って淀川に遡上し、桂川、木津川との三川合流地点で水量が多い宇治川に入ってくる」という。
 長田芳和・元大阪教育大教授(淡水魚類生態学)は「(大阪湾に注ぐ河川では)大和川の河口から16キロ付近でも05年ごろから確認している。宇治川のボラは下流の淀川の水質汚染が改善されたためではないか」と分析する。

■各地で猛烈な暑さ 練馬37.9度 西日本でも36度超(asahi.com)
 全国的に晴天が広がった18日、日本列島は各地で猛暑日を記録した。午後1時半現在の最高気温は、東京都練馬区で37.9度、埼玉県熊谷市で37.8度まで上昇。関東地方を中心に、猛烈な暑さが続いている。
 気象庁によると、この暑さは、日本海から東北地方にかけてかかる前線に向かって湿った空気が南から流れ込んでいるため。19日夜には前線が南下し、暑さが一段落する見込みという。天気も下り坂に向かう。
 西日本でも、愛知県東海市や愛媛県新居浜市などで午後1時現在、36度を超える暑さになっている。

■お盆の高速、今年は大混雑 東北地方は特に激しく(asahi.com)
 高速道路各社は17日、お盆期間(10〜16日)の混雑状況を発表した。10キロ以上の渋滞は374回(昨年261回)、30キロ以上の激しい渋滞は52回(同20回)で、いずれも昨年を大きく上回った。東日本大震災の被災者を対象にした無料化が6月に始まった東北地方では激しい渋滞となった。
 全国の渋滞回数は、「休日上限1千円」の料金割引が始まった2009年も上回った。最長は13日未明、栃木県の東北道下り矢板北パーキングエリア(PA)付近の69.4キロ。東北地方では13日昼、福島県の東北道下り安達太良サービスエリア(SA)付近で60.9キロを記録した。
 東北地方の無料化区間の10キロ以上の渋滞は39回で、過去10年で最も多かった。

11/08/17

■<壮春グラフィティ>琵琶湖再生に向け啓発活動  水と地域の環境を 守る会代表 松沢松治さん(65)(ChunichiWeb)
 川岸に茂るヨシの中を一隻の手こぎの遊覧船が進む。滋賀県中部の野洲(やす)市を流れ、琵琶湖に流れ込む家棟(やなむね)川では、四月から十一月中旬にかけ、地元のNPO法人「家棟川流域観光船」が、水辺の環境を学ぶ「エコ遊覧船」を運航している。
 四年前の遊覧船就航のきっかけを「川や琵琶湖を身近に感じ、大切にしようと思う人を増やしたかったから」と話すのは、漁業の傍ら船頭を務める松沢松治さん。NPOの主要メンバーで、ほぼ同じ人で構成する市民団体「びわ湖の水と地域の環境を守る会」の代表でもある。「水質浄化は水源の整備から」と、漁師仲間らと山の植林活動もする。「琵琶湖にいいことは何でもする」が信条だ。
 五十年来、湖で漁をし、水質の悪化を肌で感じてきた。昭和三十年代には、野洲市沖でも水が澄み、深さ三メートルの湖底をシジミが動いた跡まではっきりと見えた。その水が濁り、大量に採れたシジミは昭和五十年代に激減。松沢さんは、漁の中心をシジミ漁から魚捕りに切り替えざるを得なかった。
 同じころ県内では、赤潮の発生を機に、リンを含む洗剤の使用をやめる「せっけん運動」が拡大。松沢さんも漁師仲間と、湖岸清掃などの環境活動に関わるようになった。
 ところが、周囲の目はどこか冷めていた。「将来の世代に、きれいな琵琶湖を残したい」との純粋な思いに反し、「自分の利益のためにしている」と誤解されたことも。
 そこで、環境活動で知り合った市民らと二〇〇四年に「守る会」を結成。会員は三十四人で、元会社員ら六十代が中心。四十〜五十代も活躍する。湖岸のヨシ群落の再生とともに取り組んだのが、家棟川のごみ対策だった。
 川岸にはテレビさえ捨てられ、ごみは除いても除いても減らなかった。「現実を見てもらうのが第一歩」と考え、始めたのがエコ観光船。多くの市民が乗り、実態を目の当たりにしたことで、ごみは大幅に減っていった。
 会は毎年八月に「あやめ浜まつり」も開いている。シジミが大量に採れた地元のあやめ浜で、放流したシジミを採ってもらう体験型の催しだ。
 「かつて、琵琶湖は人々の暮らしの近くにあったが、高度経済成長とともに川や内湖が埋め立てられ、人々の心が湖から離れた。無関心が環境の悪化を招いた」と松沢さん。「汚れはまだ進んでいる。まつりで湖と触れ合って、みんなに琵琶湖のことをもっと考えてもらいたい」 (佐橋大)
◆縁・結・び
 ▼遊覧船は60分、6人乗り8000円、8人乗り1万円。2日前までに予約。(問)観光船事務局、北出さん=電077(589)2267。今年の「あやめ浜まつり」は22日。参加費500円。事前申し込み必要。シジミのつかみ取りや湖の魚を使った漁師料理が楽しめる。漁船の体験乗船や水質調査もする。(問)松沢さん=電077(589)3939
 ▼長野県の諏訪湖でも、9月11日、環境学習の催し「諏訪湖ウオーク・湖上エコ教室」がある。湖岸や船上から生き物や水質を観察する。無料。午前10時50分〜午後1時。24日までに、同県諏訪湖環境事務所環境課に申し込む。(問)同課=電0266(57)2952

11/08/12

■緩やか岸辺、在来魚繁殖 西の湖で大規模実験(京都新聞電子版)
 西の湖(滋賀県近江八幡市)の岸辺を内湖本来の緩やかな傾斜に戻して在来魚の産卵を増やし、外来魚の産卵を減らす大規模な野外実験に、西野麻知子・滋賀県琵琶湖環境科学研究センター総合解析部門長らの研究グループが取り組んでいる。実験1年目で効果が確認され、西野部門長は「内湖の生態系回復の有効な手段になる可能性がある」と話している。
県の研究者グループ、外来魚「産卵適さず」
 実験は西の湖東岸のヨシ原の一部を重機で削り、幅13メートル、奥行き18メートル、深さ最大60センチのスロープ状の傾斜を3月に設けた。5月に傾斜内の水中に網を入れると、最も多い日で浅い場所でコイやフナなど在来魚の卵390個と仔稚魚(しちぎょ)(ふ化したばかりの稚魚)25匹を確認した。実験前の昨年の調査では卵も仔稚魚もゼロで、大幅に増えた。
 一方、外来魚の仔稚魚数は、ブラックバス(オオクチバス)が実験前の昨年は97匹だったが、実験後の今年5月は傾斜内でゼロに。ブルーギルは2匹から65匹に増えたが、段差の激しい傾斜入り口付近に集中していた。
 研究グループは5年前から西の湖と周辺水路の仔稚魚数を調査。緩やかな傾斜が残る湖岸ほど在来魚が多く、がけ状になっている所ほど外来魚が多かった。このため実験で湖岸の形状と魚の産卵の因果関係を検証することにした。
 西の湖でがけ状の岸が増えたのは、1960年代の大中の湖干拓事業で西の湖底から大量の土砂を採取したことなどが原因とみられる。西野部門長は「ほぼ仮説通りの結果で、西の湖以外の内湖や池にも使える手法。繁殖方法や稚魚の行動、プランクトンの分布などと岸の形状に何らかの関係があり、産卵に影響していると考えている。来年度も実験して解明したい」と話している。

■ハマゴウ、野洲湖岸に涼しげ 県の絶滅危機増大種(京都新聞電子版)
 滋賀県の絶滅危機増大種に指定されている「ハマゴウ」の花が、野洲市菖蒲の琵琶湖岸で見ごろを迎えている。1センチほどの紫色の小さな花が風に揺られ、涼しげな風情を醸し出している。
 クマツヅラ科の海浜植物。30〜60センチの高さまで茎を伸ばし、8月の終わり頃に黒い実をつける。多くは海辺の砂地に咲くが、琵琶湖岸でも野洲市のほか、大津や彦根、近江八幡の各市湖岸で自生している。
 野洲市菖蒲では、約36平方メートルに群生。地元では以前、夏になると葉を燃やして蚊取り線香の代わりにしていたといい、生活に欠かせない植物として親しまれてきた。現在は、地元自治会などが草引きなどで世話している。周囲には、住民が植えかえたハマゴウも育ち、真夏の琵琶湖に彩りを添えている。見ごろは8月中旬まで。

11/08/11

■列島、広い範囲で猛暑日 関東また38度超す(ChunichiWeb)
 日本列島は11日も、東北から九州にかけての広い範囲で気温35度以上の猛暑日となった。気象庁の観測によると、最も気温の高かったのは、群馬県館林市の38・7度、次いで栃木県佐野市の38・3度と、国内で3日連続38度超を記録した。
 同庁の向こう1週間の予報では、気温は平年より高い日が多く、東・西日本中心に猛暑日となる所もあるとみられる。
 気象庁は、12日に猛暑が見込まれる東北、関東甲信、東海、近畿に「高温注意情報」を発表した。大気も不安定で、局地的な雷雨にも注意が必要だ。
 北海道豊浦町は32・6度とこの地点の観測史上最高だった。(共同)

■帰省ラッシュ始まる 節電の夏、例年より早く(ChunichiWeb)
 お盆を故郷や行楽地で過ごす人たちによるラッシュが11日本格化し、東海地方の空港や主要駅は早朝から混み合った。夏の電力不足対策として自動車業界が始めた土日操業の影響で、トヨタ自動車などがこの日から盆休みに入ったため、例年より早く混雑が始まった。
 中部国際空港から11日に海外へ出発したのは、7900人。さらに21日までの10日間で昨年より5%多い7万700人が出国する予定だ。同空港会社は「震災で行楽を控えていた人たちもお盆を機に旅行を始めた。円高の影響もある」とみている。
 一家3人でグアム旅行をするデンソー勤務の愛知県幸田町、笹倉久生さん(41)は「土日操業が決まった直後にチケットを取った。家族水入らずで楽しみたい」と混雑した出国ロビーから搭乗口に向かった。
 一方、トヨタ自動車の本社がある同県豊田市では、ふだんは渋滞する朝の通勤時間帯も道を行き交う車はまばら。同県みよし市から豊田市役所まで車で40分かけて通勤している公務員近藤祐子さん(32)は「きょうは15分ほどで職場に着きました」。トヨタ本社近くの愛知環状鉄道三河豊田駅も利用者は少なかった。
 高速道路は、名神下り線一宮〜小牧と東名下り線豊田〜音羽蒲郡でいずれも同日昼に10キロの渋滞が発生した。下り線は12日、上り線は14日に渋滞のピークを迎える見通し。新幹線は12日と16日に最も混雑しそうだ。

■猛暑日:東近江で37.4度 今夏最高気温更新(毎日jp滋賀)
 県内は10日も高気圧に覆われ、東近江で37・4度と県内の今夏最高気温を更新。9観測所のうち、東近江、大津、彦根、長浜の4カ所で35度以上の猛暑日となった。エアコン需要が高まる中、関西電力は電力買い取り先の電源開発の火力発電が一部復旧したことなどから供給力を確保。電力使用率は91%に抑えた。【安部拓輝】

■29都府県に高温注意情報、熱中症で搬送相次ぐ(YomiuriOnLine)
 日本列島は11日、広い範囲で高気圧に覆われ、朝から各地で気温が上昇。
 気象庁は、35度以上の猛暑日が予想される場合に注意を呼びかける「高温注意情報」を29都府県に出した。
 午前7時で30度を超える所もあり、正午過ぎには群馬県館林市で38・0度、埼玉県熊谷市で37・7度、東京都八王子市で36・5度を記録した。
 午後には熊谷市で39度、前橋市で38度まで上昇すると予想されている。関東以西では、最低気温が25度以上の熱帯夜になる所も多いとみられ、同庁は「こまめに水分を補給し、適切にクーラーを利用するなど注意してほしい」と呼びかけている。
 各地で熱中症と見られる症状で搬送される人も相次いだ。東京消防庁によると、東京都立川市では同日午前、練習中の中央大学杉並高校の野球部員3人が、手足のしびれなどの熱中症の症状を訴え、病院に運ばれるなど、都内で午後1時現在、計41人が救急搬送された。

■東近江、猛暑37・4度 観測史上2番目(ChunichiWeb滋賀)
 県内は10日、太平洋高気圧に覆われ、東近江市桜川東町で午後3時半に37・4度を記録し、1978(昭和53)年12月に観測を始めて以来、2番目の暑さとなった。
 彦根地方気象台によると、長浜市では35・2度と今夏一番の暑さを記録。最高気温は彦根市も35・2度、大津市は36・5度で猛暑日となった。34・9度と今季最高となった甲賀市土山町を含む5カ所の観測地点では真夏日に。気象台は来週中ごろまで暑さは続くとみている。

■3カ所今年最高気温(asahi.com滋賀)
【東近江など各地35度超】
 県内各地は10日も厳しい暑さに見舞われた。東近江市の最高気温は37.4度を記録。長浜市、甲賀市土山町とともに今年一番の暑さとなった。また、大津市で36.5度、彦根市で35.2度を記録した。
 草津市の矢橋帰帆島公園のプールでは、涼を求めた多くの家族連れらでにぎわった=写真。大津市の沢端舞ちゃん(6)と梓ちゃん(3)姉妹は「プールの水がぬるく感じるほど暑いけど、気持ちいい」と話し、何度も滑り台で水しぶきを上げていた。
 彦根地方気象台によると、11日から高気圧の勢力がいくぶん弱まるものの、向こう1週間はまとまった雨が降らず、厳しい暑さが続くという。

11/08/10

■ガソリン価格、上昇止まりレギュラーは150.8円に(Impress Car Watch)
 石油情報センターは8月10日、石油製品小売価格の週次調査(8月8日調査)の結果を発表した。
 これによると、全国平均の価格はハイオク、レギュラー、経由のすべてて前週から変わらず、7月19日調査以来4週ぶりに値上がりが止まった。
 しかし地域別で見ると、変動がなかったのは中国、四国だけ。北海道、関東、中部で値下がりし、東北、九州、沖縄で値上がりとなっている。

■猛暑:電力使用率94% 大津で36.9度 川のせせらぎや木陰に涼求め(毎日jp滋賀)
 県内は9日も高気圧に覆われ、9カ所の観測所のうち3カ所で35度以上の猛暑となった。大津市では今年の県内の最高気温となる36.9度を記録。エアコン需要の高まりから関西電力の電力使用率は94%に達しており、川のせせらぎや木陰に涼を求める家族も目立った。
 東近江市は36.5度で4日連続の猛暑日。彦根(35.9度)▽今津(34.4度)▽米原(34.2度)▽信楽(34.1度)の4観測所でも今年の最高気温を更新した。
 大津市坂本5の大宮川では約20人の子どもたちが川遊び。京都市山科区から来た岡本梨子さん(10)は「水が冷たくて気持ちいい」とはしゃいでいた。
 関電は原子力発電所11基のうち7基が定期点検で停止中。10日はピーク時の供給力3010万キロワットに対する電力使用率は91%と予想しており、節電に協力を求めている。【村山豪】

■電力需要、今夏最高に 昨日の関電管内(ChunichiWeb滋賀)
 関西電力の管内は9日、電力のピーク需要が午後2時台に2784万キロワットと、今夏最高になった。大津市で今年一番の暑さとなるなど、エアコンなどの需要が高まったことが原因とみられる。今後も気温が高い状態は続き、盆休みをはさみ、節電の夏は正念場を迎える。
 供給力に対する電力使用率も午後2時台に94%となり、6月30日の92%を超えて今夏最高となった。
 この日の最高気温は、大津市で36・9度。彦根市で35・9度。県内9カ所の観測点のうち、5カ所で今年の最高気温を記録した。彦根地方気象台によると来週中ごろまでは35度前後の厳しい暑さが続くと予報している。
 関電は、盆休み前の12日までは同程度の電力需要を見込み、10日は火力発電所の稼働率を上げたり、他の電力会社から電気を融通してもらったりして供給電力を2・4%上げてしのぐ。
 電力需要がピークを迎えたこの日午後2時ごろ、県の節電キャンペーンの一環で、常設展示場を無料開放をしている草津市下物町の県立琵琶湖博物館では、多くの家族連れ客でにぎわった。
 暑い時間帯に公共施設に来てもらい、家庭での電力需要を削減する狙い。近江八幡市安土町から訪れた小学1年本池未来君(7つ)は「家は暑かったけど、ここは涼しいし楽しい」と話していた。
 無料開放期間中の7月21〜31日の同館の来館者は1万8675人で、昨年同期比6・7%増。ほかに無料開放した県立施設は近代美術館(大津市)や安土城考古博物館(近江八幡市)など4施設あり、いずれも期間中の利用者は増えた。県は「節電の成果があった」と分析しているが、無料開放は予定通り11日までで終える。(中尾吟)

11/08/09

■酷暑再来、観測点の8割が真夏日 京都府南丹市で38度超(ChunichiWeb)
 日本列島は9日も、太平洋高気圧に覆われ厳しい残暑。気象庁によると、国内で最も暑かったのは京都府南丹市の気温38・1度で、この地点としては最高となった。30度以上の真夏日となった地域気象観測システム(アメダス)は、全観測点の約8割に当たり今夏最多の730地点に達した。
 35度以上の猛暑日は、95地点。これは7月17日の143地点に及ばなかった。
 9日、気温の高かった主な地点は、埼玉県鳩山町37・5度、岐阜県揖斐川町37・3度、大津市や京都市、大阪府枚方市、群馬県伊勢崎市で36・9度など。(共同)

■お盆:高速渋滞 13、14日がピーク 休日割引廃止で緩和予測(毎日jp滋賀)
 高速道路各社と県警交通規制課は、お盆休みの帰省やレジャーに伴う県内の交通渋滞予測をまとめた。高速道路の休日上限1000円の割引が廃止されたため渋滞は昨年より緩和される見通しで、ピークは13、14日とみられる。同課は「夏場の運転は疲れる。余裕を持った運転を心がけてほしい」としている。交通渋滞情報の問い合わせは日本道路交通情報センター大津センター(050・3369・6625)。主な渋滞予測は次の通り。【石川勝義】
◇名神高速道路
【上り】11日午前10時=大津IC−大山崎JCT(15キロ)▽12日午前10時=大津IC−茨木IC(20キロ)▽13日午前10時=大津IC−茨木IC(20キロ)▽同午後5時=米原JCT−八日市IC(15キロ)▽14日午前10時=大津IC−茨木IC(20キロ)▽同午後5時=米原JCT−八日市IC(15キロ)
【下り】11日午後4時=栗東IC−八日市IC(15キロ)▽12日午後6時=栗東IC−彦根IC(20キロ)▽13日午後7時=栗東IC−彦根IC(20キロ)▽14日午後9時=栗東IC−彦根IC(20キロ)▽15日午後8時=栗東IC−彦根IC(20キロ)

■びわ湖大花火大会:希望の大輪(毎日jp滋賀)
 夏の琵琶湖の風物詩「2011びわ湖大花火大会」が8日、大津港沖を打ち上げ場所に開かれた。夜空を彩る大輪の花火に、約35万人(主催者発表)の観客が酔いしれた。
 「がんばろう!日本」をテーマに、東日本大震災からの復興を願い、元気な日本の姿を約1万発の花火で表現。美しい日本の四季を緑や青、金や銀など色とりどりの花火で表し、数年ぶりに20号玉の巨大花火も打ち上げた。また、世界各国の国旗にちなんだ色を使った花火で、支援への感謝を伝えた。【村瀬優子】

■猛暑日でも立秋(YomiuriOnLine滋賀)
 「立秋」の8日、県内は高気圧に覆われて気温が上昇し、彦根地方気象台によると、最高気温は東近江が36.6度、大津35.9度、南小松(大津市)35.0度と、観測3地点で猛暑日となった。大津市は約3週間ぶりの猛暑日だった。また、東近江と長浜(34.8度)は、この夏最高だった。
 最高気温が34.5度だった彦根市の多景公園(八坂町)の象の噴水プールは、涼を求める親子連れらでにぎわい、子どもたちは追いかけっこをしたり、水をかけ合ったりして遊んでいた。同市立平田幼稚園の工藤志恩ちゃん(6)は「水が冷たくて、すっごく気持ち良い」と言い、何度もプールに潜って楽しそうに遊んでいた。

11/08/07

■たらい舟競争、親子ら楽しむ 守山漁港まつり(京都新聞電子版)
 漁業者が琵琶湖の恵みに感謝し、住民たちに水産業への理解を深めてもらう「守山漁港まつり」が6日、滋賀県守山市木浜町の木浜漁港で開かれた。親子連れらが大勢集まり、たらい舟競争や漁船での琵琶湖クルージングなどを楽しんだ。
 守山漁協と市水産振興会が毎年開いている。漁業関係者による魚霊祭が営まれた後、アユのつかみ取りなどの催しが行われた。
 同漁港湾内では、たらい舟競争があり、25人が参加。直径約1メートルのたらいに乗って約20メートルのコースで競った。参加者たちは、なかなか進まないたらいに四苦八苦しながらも、笑顔で楽しんだ。優勝した市内の明富中2年今井渚さんは「初めてたらいに乗ったけど、思ったよりもうまく進めた」と話していた。

11/08/05

■琵琶湖お魚復活作戦〜釣りによる外来魚駆除〜 実施(EICネット)
 環境省近畿地方環境事務所は、平成23年8月27日(土)に琵琶湖お魚復活作戦〜釣りによる外来魚駆除〜を滋賀県高島市今津町の貫川内湖において開催すると発表。
 この作戦は、琵琶湖の生物多様性を脅かしているオオクチバス・ブルーギル等について、琵琶湖の在来魚の繁殖・生育場所である内湖で、釣魚による一般参加型の防除を行い、その効果を検証するもの。
 参加希望者は、平成23年8月22日までにメール、FAX又は郵送に氏名、住所、電話番号、釣具の本数を記載して申し込むことが必要。
○申込先
(株)環境総合テクノス 川村宛
〒541-0052
大阪市中央区安土町1-3-5 9F
FAX:06-6263-7311
E-mail:h23kujo@kanso.co.jp
【環境省】

■琵琶湖保全へ法案検討 県選出民主国会議員(ChunichiWeb滋賀)
 県選出の6人の民主党国会議員は、2009年の衆院選で掲げた「民主党マニフェスト+(プラス)滋賀」に盛り込んだ「(仮称)琵琶湖総合保全法」の制定に向け本格的に始動する。法案には原発事故を受け、琵琶湖を放射能汚染の危険から守る条項も加えたい考え。今後は、府県域を超え、超党派でつくる議員連盟結成の動きを活発化させる。
 民主県連は、09年の総選挙で、造林公社問題、RD産廃処分場問題、琵琶湖の総合保全の3施策をローカルマニフェストに掲げていた。琵琶湖総合保全には琵琶湖に特化せず、淀川水系全体を見据えた特別措置法の制定を目指すとしていた。
 県選出の6人の国会議員は、法案制定に向け会合を重ねている。法案には、琵琶湖の水質改善に加えて、農林水産業の振興なども盛り込みたい考えで一致している。さらに、福島第1原発の事故を受けて、福井県の原発で「万が一」が起こった場合の琵琶湖を守る措置も新たに付け加えたい方針だ。
 福島県の原発事故を福井県に置き換えると、琵琶湖は計画的避難区域などにあたり、放射能の飛散で、淀川水系全体の問題になる。このため広域的な法律にするため、関西圏に加え、福井県の国会議員にも呼び掛け、超党派の議員連盟結成を進める。
 県連の奥村展三代表は、25年間で総額1兆9500億円を投じた琵琶湖総合開発特別措置法のような特別措置法を見据え、「琵琶湖は日本の宝。県や関西広域連合だけの施策ではなく、国としてもできることに力を入れていく」と意欲を示している。(木原育子)

■レンカク 湖畔に迷う 長浜の琵琶湖(京都新聞電子版)
 迷鳥で日本にまれに飛来する水鳥「レンカク」が、滋賀県長浜市延勝寺の琵琶湖に姿を見せた。県内への飛来は記録に残る1990年以降で5回目。注目を集め、県内外の野鳥愛好家が訪れている。
 レンカクは東南アジアに生息する体長55センチほどの水鳥。夏羽は尾羽が長く首の後ろの金色が際立つ。足の指が長く水草の上を器用に歩き、水草や虫などを食べる。県内でも草津や長浜市の水草の多い場所に飛来している。
 現在、レンカクはヒシやハスなどが密植する琵琶湖にいて、岸からそれほど離れず盛んに動き、くちばしで水草の間を突っつく姿が見られる。
 湖北野鳥センターによると、レンカクは先月24日に愛知県の男性が見つけた。それほど飛翔力は強くないので台風の影響で迷鳥になった可能性もあるという。

11/08/04

■台風9号、5日に沖縄最接近 非常に強い勢力保つ(ChunichiWeb)
 非常に強い台風9号は4日、沖縄近海を西寄りに進み、沖縄本島が風速25メートル以上の暴風域に入った。沖縄県・南大東島で最大瞬間風速37・5メートル、那覇市で31・2メートルを観測した。ほぼ勢力を保ったまま5日、沖縄本島に最も接近するとみられる。
 沖縄本島は5日にかけて最大風速40メートル、波の高さ11メートルの猛烈なしけ、奄美地方も最大風速23メートル、波の高さ9メートルが見込まれる。台風の動きが遅いため、暴風が長時間続く恐れがある。台風から離れた西・東日本の太平洋側もうねりが高く、西日本はしける所もあるとみられる。(共同)

■「いざ」に備え搬送訓練 機動隊と合同で水上警察隊(ChunichiWeb滋賀)
 大地震など大規模災害で陸路から救助資機材の搬送ができなくなった場合に備え、県警水上警察隊と機動隊は3日、大津市浜大津の大津港付近で、警備艇による湖上搬送を想定した「積載・搬送合同訓練」を初めて実施した。
 水警隊は7月1日に発足。水難事故救命のほか、災害時の情報収集や支援物資搬送といった防災面での活躍も期待されており、万が一の大災害時に適切な対応をとれるようにと企画した。実際にどの程度の資機材を運べるかを見極めるのも狙いの一つ。
 水警隊員と機動隊員約15人が、機動隊救助トラックの荷台からテントや担架、発電機などの資機材を降ろし、手際良く大型警備艇「ひら」に運び込んだ。船上では後部スペースにバランス良く積んでロープなどでしっかりと固定。声を掛け合いながら一連の動作を確認した。(梅田歳晴)

11/08/03

11/08/03

■ローソン:「琵琶湖の大切さ伝播」 環境保全へ、売上金の一部を県に寄付(毎日jp滋賀)
◇近畿1900店で−−抹茶使った商品買ってね
 コンビニエンスストア大手のローソンは2日、近畿2府4県の約1900店舗で「琵琶湖を美しくプロジェクト」を始めた。琵琶湖の環境保全のため15日までの2週間、抹茶を使ったオリジナル商品の売上金の一部を滋賀県に寄付する。
 近畿ローソン支社(大阪府吹田市)の初の試み。2日に同県庁で会見した井関廉浩支社長は「東日本大震災で水の重要性を再認識させられた。関西の水の源泉である琵琶湖の大切さを伝播(でんぱ)したい」と述べた。
 対象商品は、俵おにぎり幕の内▽かき揚げおろし抹茶そば▽抹茶飯の五目いなり▽抹茶飯の海老天おにぎり▽抹茶蒸しケーキ▽抹茶メロンデニッシュ−−の6品(130〜550円)。期間中の売り上げ目標は1000万食という。嘉田由紀子知事は「大変ありがたい。琵琶湖の水を飲んでいる1400万人にも、源に思いをはせてほしい」と語った。【姜弘修】

■「琵琶湖保全活動に」 近畿ローソン寄付(ChunichiWeb滋賀)
 琵琶湖の環境保全活動に役立ててもらおうと、近畿ローソン支社(大阪府吹田市)は、売り上げの3%を県に寄付するオリジナル商品を開発し、2日、県庁で嘉田由紀子知事に披露した。近畿ローソンが特定の自治体に寄付をするのは初めて。コンビニ業界から県が寄付を受けるのは初めてという。
 商品は抹茶ご飯のえび天おにぎりや、抹茶メロンデニッシュなど6品。すべて涼感を誘う抹茶入り。関西の1900店で販売され、2〜15日までの売り上げが県に寄付される。販売目標は約1000万食という。
 訪問した近畿ローソンの井関廉浩支社長は東日本大震災で「ライフラインの源である水の大切さを考えさせられた。関西は琵琶湖から恩恵を受ける。何かできないかと考えた」と説明した。
 嘉田知事は、水を飲む時にその水の源を考えるように、物事には根本があることを教える中国のことわざ「飲水思源(いんすいしげん)」を挙げ「琵琶湖の水に思いをはせてもらうきっかけになったらうれしい」と笑顔。商品をほおばり「抹茶の香りがして絶妙」と太鼓判を押していた。(木原育子)

11/08/02

■コンビニ発琵琶湖保全 ローソン、県に売上金一部寄付(京都新聞電子版)
 コンビニ「ローソン」の近畿ローソン支社(大阪府吹田市)は2日、売上金の一部が琵琶湖保全のために滋賀県に寄付される6商品の販売を始めた。国産抹茶を練り込んだそばやパンなどで、近畿2府4県の約1900店で2週間にわたって販売する。
 同支社によると、特定目的の寄付を含んだ商品の販売は初めて。東日本大震災後に、東北の店舗に物資を送る中で水の大切さを再認識し、近畿地方の水を担う琵琶湖の価値を見つめ直すプロジェクトを企画した。
 商品のパッケージには「マザーレイク21」のマークを付け、売上金の3%を滋賀県に寄付する。琵琶湖の保全や再生に向けた環境学習や啓発活動に役立ててもらう。商品は夏を乗り切るさっぱりとした味付けを目指し、国産抹茶で炊いたおにぎりや抹茶衣のえび天などがおかずの幕の内弁当、かき揚げおろし抹茶そば、抹茶蒸しケーキなどを開発した。
 2日に井関廉浩支社長が県庁を訪れた。嘉田由紀子知事は「近畿の人が琵琶湖へ思いをはせてくれたら」と期待し、そばを試食した。

■県立5施設:節電無料開放で盛況 有料企画展も来場者増(毎日jp滋賀)
 節電につなげようと、先月21日から県内の親子連れに無料開放している県立5施設の来場者が増えている。有料企画展の観覧者が昨年の3倍になった施設も。担当者は「利用者の底上げにつながれば」と期待している。
 先月21〜31日までの常設展の来場者数が昨年同期比で6倍の1029人になった近代美術館(大津市)では、中学生以下の来場者も56人から489人に増えた。開催中の有料企画展「五味太郎作品展 絵本の時間」の観覧者も同期間で2523人と、昨年同期のロシアの現代美術の企画展(791人)の3倍以上に増加した。過去5年の同期間の有料企画展で2000人を超えたのは初めてという。
 同期間で来場者が984人増えた安土城考古博物館(近江八幡市)では、無料来場者が全体の約3割(753人)に上った。門脇宏館長は「一時的な減収になるが、博物館が魅力的な所だと知ってもらい、リピーターが増えれば」と話す。
 琵琶湖博物館(草津市)は3353人、醒井養鱒場(米原市)も来場者が1306人増えた。366人増の陶芸の森陶芸館(甲賀市)では、来場者の約半数(627人)が無料入場者だった。5施設の無料開放は11日まで。【村瀬優子】

■びわ湖大花火大会:復興願い空高く 仕入れ2割、東北3県から−−8日(毎日jp滋賀)
 東日本大震災の復興への願いを込め、約1万発の花火を打ち上げる「2011びわ湖大花火大会」が8日、大津市内で開催される。「がんばろう!日本」がテーマで、花火の2割は東北から。福島の業者からは「未来へ向かって」「絆」などのメッセージが書かれた花火玉が届いている。送り先の福島県須賀川市の「糸井火工」の糸井一郎社長(56)は「大会は励みになる。日本一の湖から支援の波紋が広がれば」と話している。【村瀬優子】
 県やびわこビジターズビューローなどでつくる実行委員会が主催。震災を受けて規模縮小も検討したが、東北地方には花火製造業者が多く、「被災地の支援にもつながる」と通常通りの開催を決めた。
 地上約500メートルで直径約480メートルの広がりを見せる20号玉を数年ぶりに打ち上げる他、世界各国の国旗にちなんだ色を使った花火で支援への感謝を伝えるなど、工夫を凝らしたプログラムにした。実行委は「日本中の人が幸せになるような元気な花火を発信したい」という。打ち上げを担当する京都市の國友銃砲火薬店では、仕入れの約2割が秋田、宮城、福島の東北3県で、大会でも同程度の割合で使うという。
 6月下旬には糸井火工から「I Love you ふくしま」などと書かれた花火玉が届いた。煙火部の上埜昌紀課長(39)は「震災で従業員の家がなくなった業者もあると聞く。花火の中に、東北の人たちが復興への願いを込めて作ったものも含まれていることを知ってほしい」と話す。
 糸井社長は「各地の花火大会の中止や規模縮小で仕事はいつもの半分以下に減った。琵琶湖花火で応援の輪が広がれば」と話す。花火大会の問い合わせは実行委(077・511・1530)まで。

11/08/01

■びわ湖夢王国:「国民」募集 「国王」には前滋賀県知事(毎日jp)
 障害者支援に取り組むNPO法人「夢・同人」が、活動を広く知ってもらおうと今春建国した架空の国「びわ湖夢王国」の「国民」を募集している。前文と8条からなる「憲法」も出来上がり、「国王」には同法人理事長の国松善次・前滋賀県知事が選ばれた。【姜弘修】
 パロディーを楽しみつつ、多くの人が「国民」として取り組みに参画できるユニークな試みで、既に80人が国民として登録。今年度は300人を目指している。
 7月15日に開いた第1回国民会議には、元県議会議長や元銀行役員、漁連会長など、中心メンバー15人が参加。琵琶湖、夢、福祉をテーマにデザインされた国旗が披露され、国王と総理大臣、官房長官を選出した。
 王国憲法は「環境と福祉にユーモアを交え積極果敢に対応する国づくりを目指す」とされ、条文では「女王はびわ湖の大ナマズとする」「軍隊はびわ湖の生態系を破壊するものに実力を行使する」などと定めた。
 国民の「税金」は年間3650円(1日10円)。国民集めのキャンペーン実施や国歌募集など、今年度の主要事業も決めた。国王となった国松氏は「精いっぱいパロディーの国で頑張りたい」と笑顔であいさつした。
 9月24日には、「首都」の沖島で首都発足フェスタを予定。国民登録などの問い合わせは同法人事務局(0749・22・2353)へ。

■滋賀B級グルメバトル:60店が味競う 初代王者に近江牛ホルモン唐揚げ(毎日jp滋賀)
◇滋賀・B級グルメの祭典
 県内の食材を使ったB級グルメの出店が味を競う「滋賀B級グルメバトル」が30、31日の両日、大津市の大津港一帯で開かれ、2日間で約12万人の来場者でにぎわった。
 同市や大津商工会議所などでつくる「浜大津水辺夏まつり実行委員会」が県内のB級グルメを発掘して観光振興などにつなげようと初めて開催した。ブラックバスを使った「沖島よそものコロッケ」や「ビワバスのフランクフルト」、瀬田のシジミを使った「しじみDEチヂミ」など、工夫を凝らした60店舗が並んだ。
 行列に並び「ビワバスのフランクフルト」を食べた守山市の小学3年、中井諒馬君(9)は「中にチーズが入っていて、いい匂いがする」と満足した様子。グルメバトル担当委員長の坂野博志さんは「たくさんの人に参加してもらい、予想を超える盛り上がりだった。夏の目玉イベントにしていきたい」と話した。
 会場では、気に入った店の番号が書かれた投票箱に、来場者が使い終わった割りばしを入れ、その「投票」重量で入賞グルメを決めた。グランプリは近江牛の小腸にピリ辛の衣を付けて揚げた「近江牛ホルモン唐揚げ ホソカラ」で、初代チャンピオンとなった。【村瀬優子】

■アサザ:絶滅防げ 外来植物を駆除−−東近江(毎日jp滋賀)
 東近江市の伊庭内湖周辺の環境保全に取り組む「伊庭の里湖づくり協議会」は31日、同市や県自然環境保全課、水資源機構などと、絶滅危惧種・アサザを脅かす外来植物の駆除作業を行った。
 浮葉植物のアサザの葉は卵型か円形。6〜9月に黄色の花(直径3〜4センチ)が咲く。生息地が減少し、県内で確認されるのは伊庭内湖大同川河口の水路だけで、他に絶滅危惧種のガガブタや希少種のノウルシも確認され、貴重な植物の宝庫になっている。
 ところが、水路には外来種のキシュウスズメノヒエやエビモ、オオフサモなどが群生。絶滅危惧種や希少種の生息を脅かしている。
 この日は同協議会のメンバーら約20人が水路に入り、アサザの回りを埋めくす外来植物や在来種のホソバミズヒキモなどの藻類を約2キロにわたり1本1本引き抜き、除去していた。【斎藤和夫】

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